JP2015152380A - 基板検査装置および基板検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】端面を押圧して保持している基板に対してプロービングを行う際の基板の落下を防止する。【解決手段】基板を保持する保持処理および基板の保持を解除する解除処理を実行可能な基板保持機構2と、基板の下面および上面にプローブユニット3a,3bのプローブを押圧させるプロービング処理を実行可能なプロービング機構4a,4bと、処理部5とを備え、プロービング機構4a,4bは、プローブが下面および上面を押圧することなくプローブユニット3a,3bの先端部分が下面および上面に当接する基準位置にプローブユニット3a,3bを移動させる移動処理を実行可能に構成され、処理部5は、検査処理の終了後において、プロービング処理を継続させた状態で解除処理を実行させる第1工程と、解除処理を継続させた状態で移動処理を実行させる第2工程と、移動処理の終了後に保持処理を実行させる第3工程とを順次実行する。【選択図】図1
Description
本発明は、基板を保持する基板保持機構と、基板に対してプローブユニットをプロービングさせるプロービング機構と、基板保持機構およびプロービング機構を制御する制御部とを備えて基板を検査する基板検査装置および基板検査方法に関するものである。
この種の基板検査装置として、下記特許文献1に開示された基板検査装置が知られている。この基板検査装置は、基板保持装置を備え、この基板保持装置によって保持されている基板に対する検査を実行可能に構成されている。基板保持装置は、基台部材、および基台部材に配設された4つの可動保持部材等を備えている。この基板保持装置では、矩形の基板の4つの端面に可動保持部材をそれぞれ当接させて、各可動保持部材で各端面を押圧することによって基板を保持することが可能となっている。この基板保持装置では、基板の端面を可動保持部材で押圧して基板を保持する構成のため、上下いずれの方向からも基板に対してアクセス(プロービング)を行うことが可能となっている。また、基板の端面だけを押圧する構成のため、基板の中心部から基板の外周部に至るいずれの部位にもプロービングを行うことが可能となっている。
ところが、従来の基板検査装置には、以下の問題点が存在する。すなわち、従来の基板検査装置では、基板の4つの端面を可動保持部材で押圧して基板を保持している。つまりこの基板検査装置では、基板の表面(上面および下面)に対して平行な方向(水平方向)に沿って基板の各端面に押圧力を加えることのみによって基板を保持している。この場合、このようにして保持されている基板の下面にプローブユニットをプロービングさせたときには、基板が上方に移動して、基板の端面を押圧している可動保持部材から基板が外れることがあり、この状態でプローブユニットを基板から離間させたときには、基板が落下するおそれがある。また、上記のようにして保持されている基板の下面および上面に対して上下方向から2つのプローブユニットをプロービングさせる場合においても、各プローブユニットにおけるプローブの数や各プローブ毎の弾性力のばらつき等に起因して、基板の下面に加わる押圧力と基板の上面に加わる押圧力とが異なることがある。このため、この場合においても、下面および上面に加わる押圧力の差によって基板が上下方向に移動して、基板の端面を押圧している可動保持部材から基板が外れ、この状態で各プローブユニットを基板から離間させたときには、基板が落下するおそれがある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、端面を押圧して保持している基板に対してプロービングを行う際の基板の落下を防止し得る基板検査装置および基板検査方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の基板検査装置は、基板の端面を押圧部材で押圧して当該基板を保持する保持処理および当該押圧を解除して当該基板の保持を解除する解除処理を実行可能な基板保持機構と、前記保持処理の実行状態において前記基板の下面にプローブユニットのプローブを押圧させる第1プロービング処理を実行可能な第1プロービング機構と、前記基板保持機構および前記第1プロービング機構を制御する制御部と、前記第1プロービング処理の実行状態において前記プローブを介して入出力する電気信号に基づいて前記基板を検査する検査処理を実行する検査部とを備えた基板検査装置であって、前記第1プロービング機構は、前記プローブが前記下面を押圧することなく前記プローブユニットの先端部分が当該下面に当接する基準位置に当該プローブユニットを移動させる第1移動処理を実行可能に構成され、前記制御部は、前記検査処理の終了後において、前記第1プロービング機構に対して前記第1プロービング処理を継続させた状態で前記基板保持機構に対して前記解除処理を実行させる第1工程と、前記基板保持機構に対して前記解除処理を継続させた状態で前記第1プロービング機構に対して前記第1移動処理を実行させる第2工程と、前記第1移動処理の終了後に前記基板保持機構に対して前記保持処理を実行させる第3工程とを順次実行する。
また、請求項2記載の基板検査装置は、請求項1記載の基板検査装置において、前記保持処理の実行状態において前記基板の上面にプローブユニットのプローブを押圧させる第2プロービング処理、および当該プローブが前記上面を押圧することなく当該プローブユニットの先端部分が当該上面に当接する基準位置に当該プローブユニットを移動させる第2移動処理を実行可能な第2プロービング機構を備え、前記制御部は、前記検査処理および前記第1工程において前記両プロービング機構に対して前記各プロービング処理をそれぞれ実行させ、前記第2工程において前記両プロービング機構に対して前記各移動処理をそれぞれ実行させ、前記第3工程において前記各移動処理の終了後に前記基板保持機構に対して前記保持処理を実行させる。
また、請求項3記載の基板検査装置は、請求項1または2記載の基板検査装置において、前記基板保持機構は、前記基板の前記下面を支持する支持部材を備え、前記支持部材は、当該支持部材の先端部が前記保持処理の実行時における前記押圧部材の先端部よりも前記基板の中心部側に位置する第1位置と、当該支持部材の先端部が当該押圧部材の先端部よりも当該基板の外部側に位置する第2位置との間で移動可能に構成され、前記下面にプロービングされる前記プローブユニットには、前記支持部材を移動させる突起部が配設され、前記突起部は、前記支持部材が前記第1位置に位置している状態において当該プローブユニットが前記下面に近接する向きに移動したときに、当該支持部材に取り付けられている被押圧部を押圧して前記第2位置に向けて当該支持部材を移動させる。
また、請求項4記載の基板検査装置は、請求項1から3のいずれかに記載の基板検査装置において、前記プローブユニットは、弾性変形可能な棒状の前記プローブと、当該プローブを支持するプローブ支持部とを備え、前記プローブ支持部は、前記プローブの先端部側を挿通可能な第1挿通孔を有して当該第1挿通孔に当該先端部側を挿通させた状態で当該先端部側を支持する第1のプローブ支持板と、前記プローブの基端部側を挿通可能な第2挿通孔を有して当該第2挿通孔に当該基端部側を挿通させた状態で当該基端部側を支持する第2のプローブ支持板と、前記第1のプローブ支持板および前記第2のプローブ支持板の間に配設されて当該各プローブ支持板の間の距離を変更可能に当該各プローブ支持板を連結する連結部とを備えて、前記プローブの先端部が前記基板に接触していない状態および接触している状態のいずれの状態においても当該先端部が前記第1のプローブ支持板から突出しない状態で当該プローブを支持可能に構成されている。
また、請求項5記載の基板検査方法は、基板の端面を押圧部材で押圧して当該基板を保持する保持処理を実行し、当該保持処理の実行状態において前記基板の下面にプローブユニットのプローブを押圧させる第1プロービング処理を実行し、前記第1プロービング処理の実行状態において前記プローブを介して入出力する電気信号に基づいて前記基板を検査する基板検査方法であって、前記検査処理の終了後において、前記第1プロービング処理を継続している状態で前記端面に対する押圧部材の押圧を解除して前記基板の保持を解除する解除処理を実行する第1工程と、前記解除処理を継続している状態で前記プローブが前記下面を押圧することなく前記プローブユニットの先端部分が当該下面に当接する基準位置に当該プローブユニットを移動させる第1移動処理を実行する第2工程と、前記第1移動処理の終了後に前記保持処理を実行する第3工程とを順次実行する。
請求項1記載の基板検査装置、および請求項5記載の基板検査方法では、検査処理の終了後において、第1プロービング処理を継続している状態で基板の端面に対する押圧部材の押圧を解除して基板の保持を解除する解除処理を実行する第1工程と、解除処理を継続している状態でプローブが下面を押圧することなくプローブユニットの先端部分が下面に当接する基準位置にプローブユニットを移動させる第1移動処理を実行する第2工程と、第1移動処理の終了後に基板の端面を押圧部材で押圧して基板を保持する保持処理を実行する第3工程とを順次実行する。このため、この基板検査装置および基板検査方法によれば、第1工程〜第3工程を実行することなく、基準位置から移動した位置にプローブユニットが位置している状態(第1プロービング処理の開始以前に基板が位置する初期位置から移動した位置に基板が位置している状態)で各プローブユニットを基板から離反させる構成および方法とは異なり、初期位置に位置している基板の端面における上下方向の全域を押圧部材で押圧して、基板にモーメントを生じさせない状態で基板を保持し、その状態でプローブユニットを基板から離反させることができる。このため、この基板検査装置および基板検査方法によれば、基板に生じるモーメントによる押圧部材からの基板の外れおよび落下を確実に防止することができる。
また、請求項2記載の基板検査装置では、検査処理および第1工程において第1プロービング機構および第2プロービング機構に対して第1プロービング処理および第2プロービング処理をそれぞれ実行させ、第2工程において両プロービング機構に対して第1移動処理および第2移動処理をそれぞれ実行させ、第3工程において各移動処理の終了後に基板保持機構に対して保持処理を実行させる。つまり、この基板検査装置では、端面を押圧部材で押圧して保持している基板の下面および上面の両面に対してプロービングを行う場合において、検査処理の終了後に第1工程〜第3工程を実行する。このため、この基板検査装置によれば、プローブが下面を押圧する押圧力と上面を押圧する押圧力とに差が存在して、検査処理の実行時に基板が基準位置よりも上方または下方に移動していたとしても、検査処理の終了後に基板を初期位置に確実に復帰させることができる、したがって、この基板検査装置によれば、下面および上面に対してプロービングを行う場合においても、押圧部材からの基板の外れおよび落下を確実に防止することができる。
また、請求項3記載の基板検査装置では、第1位置と第2位置との間で移動可能に構成された支持部材で基板の下面を支持すると共に、支持部材が第1位置に位置している状態においてプローブユニットが下面に近接する向きに移動したときに、支持部材に取り付けられている被押圧部をプローブユニットに配設されている突起部で押圧して支持部材を第2位置に向けて移動させる。このため、この基板検査装置では、プローブユニットによるプロービングが行われない状態における基板の落下をより確実に防止することができると共に、プローブユニットによるプロービングが行われるときの支持部材とプローブユニットとの接触(衝突)を確実に防止することができる。
また、請求項4記載の基板検査装置では、プローブの先端部が基板に接触していない状態および接触している状態のいずれの状態においても先端部が第1のプローブ支持板から突出しない状態でプローブを支持可能なプローブ支持部を備えたプローブユニットを用いている。この場合、第1のプローブ支持板からプローブの先端部が突出しているプローブユニットを用いる構成および方法では、プローブユニットによってプロービングが行われているとき、およびプローブユニットが基準位置に位置しているときのいずれのときにおいても、下面(および上面)にプローブの先端部が点的に接触するため、基板が水平方向(基板保持機構の上面)に対して傾斜し易く、基板を安定的に保持することが困難となるおそれがある。これに対して、この基板検査装置によれば、プロービングが行われているとき、およびプローブユニットが基準位置に位置しているときのいずれのときにおいても、プローブユニットの第1のプローブ支持板を下面(および上面)に面的に接触させることができるため、基板を安定的に保持することができる。したがって、この基板検査装置によれば、基板の落下をより確実に防止することができる。
以下、基板検査装置および基板検査方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、基板検査装置の一例としての基板検査装置1の構成について説明する。図1に示す基板検査装置1は、基板保持機構2、プローブユニット3a,3b(以下、区別しないときには「プローブユニット3」ともいう)、プロービング機構4a,4b(以下、区別しないときには「プロービング機構4」ともいう)、および処理部5を備えて、後述する基板検査方法に従って基板100(図7参照)を検査可能に構成されている。この場合、基板100は、一例として、電子部品が実装されていないベアボードであって、矩形の薄板状に形成されている。
基板保持機構2は、図2,7に示すように、本体部11、押圧部材12a,12b(以下、区別しないときには「押圧部材12」ともいう)、エアシリンダ13(図2参照)、一対の支持部材14、および複数(例えば4つ)の付勢部材15を備え、基板100の外周部における互いに対向する2つの端面102a,102b(図8参照:以下、区別しないときには「端面102」ともいう)を押圧部材12で押圧して基板100を保持する保持処理、および押圧を解除して基板100の保持を解除する解除処理を実行可能に構成されている。
本体部11は、図2に示すように、一例として、矩形の板状に形成されている。また、本体部11の中央部には、図8に示すように、支持した状態の基板100の下面103(図7参照)に対する本体部11の下面側からのプローブユニット3aの近接を可能とするための開口部21が形成されている。
押圧部材12a,12bは、図2,7に示すように、平板状(長方形の板状)にそれぞれ形成されている。この場合、押圧部材12aは、エアシリンダ13(図2参照)によって移動させられることにより、基板100の端面102aに当接して、基板100の中心部101(本体部11の開口部21の中心部21a)に向けて(図7における矢印X1の向きに)端面102aを押圧する。また、押圧部材12bは、本体部11に固定されており、押圧部材12aによる端面102aに対する押圧に伴って基板100の端面102bに当接して端面102bを押圧する(つまり、押圧部材12aによる押圧力の反力を端面102bに加える)。
エアシリンダ13は、図2に示すように、本体部11の上面11aに配設されている。また、エアシリンダ13は、処理部5によって制御されるエアの供給によって作動して、押圧部材12aを同図に示す矢印Xの方向に沿って移動させる。なお、同図では、エアシリンダ13にエアを供給するための配管の図示を省略している。
各支持部材14は、図2に示すように、板状にそれぞれ形成されて、本体部11における開口部21の縁部22a,22b側にそれぞれ配設されている。また、各支持部材14は、押圧部材12が基板100を押圧している状態(以下「押圧状態」ともいう)における押圧部材12の先端部71よりも基板100の中心部101側(本体部11における開口部21の中心部21a側)に先端部14aが位置する第1位置P1(図7,8参照)と、押圧状態における押圧部材12の先端部71よりも基板100の外部側に先端部14aが位置する(先端部14aが押圧部材12の先端部71から突出していない)第2位置P2(図9参照)との間で図7,8に示す矢印Xの方向に沿って移動可能にそれぞれ構成されている。また、各支持部材14は、第1位置P1に位置している状態で基板100の下面103を支持する。
また、図2,7,8に示すように、各支持部材14には、被押圧部81が取り付けられている。この基板保持機構2では、図8に示すように、各支持部材14が位置P1に位置している状態において、プローブユニット3aが上向きに移動させられるときに、プローブユニット3aの後述するプローブ支持部32a(図3,4参照)に配設されている突起部46が、被押圧部81に当接して被押圧部81を後述する付勢部材15の付勢力に抗して外向き(図8に示す矢印X2の向き)に押圧し、これによって各支持部材14が、第1位置P1から第2位置P2に向けて移動させられる。この場合、被押圧部81は、回転体(一例として、ベアリング(カムフォロア))で構成されている。
付勢部材15は、図2に示すように、本体部11における開口部21の縁部22a,22bの各端面23a,23bと各支持部材14との間にそれぞれ配設されて、第2位置P2から第1位置P1に向かう向き(開口部21の中心部21aに向かう向き)に各支持部材14を付勢する。
プローブユニット3aは、図3,4に示すように、複数のプローブ31およびプローブ支持部32aを備えて治具型に構成されている。
プローブ31は、図4に示すように、弾性変形可能な棒状に形成されている。この場合、このプローブユニット3aでは、基板100の下面103に配置されている各被接触部の配置パターンと同じ配置パターンでプローブ31が配置されており、基板保持機構2によって保持されている基板100の下面103に向けて移動させられたときに、各プローブ31の先端部31aを各被接触部にそれぞれ接触させる(プロービングさせる)ことが可能となっている。
プローブ支持部32aは、図3,4に示すように、プローブ支持板41a,42a、一対のスペーサ43a、複数のバネ44aおよび電極板45aを備えて、各プローブ31を支持可能に構成されている。この場合、スペーサ43aとバネ44aとによって連結部が構成される。
プローブ支持板41aは、第1のプローブ支持板に相当し、図3に示すように、平面形状が検査対象の基板100と同程度(または、やや小形の)矩形に形成されている。また、プローブ支持板41は、図4に示すように、プローブ31の先端部31a側を挿通可能な挿通孔51(第1挿通孔に相当する)を有して挿通孔51に先端部31a側を挿通させた状態で先端部31a側を支持する。
プローブ支持板42aは、第2のプローブ支持板に相当し、図3に示すように、平面形状がプローブ支持板41aよりもやや大きい矩形に形成されている。また、プローブ支持板42aは、図4に示すように、プローブ31の基端部31b側を挿通可能な挿通孔52(第2挿通孔に相当する)を有して挿通孔52に基端部31b側を挿通させた状態で基端部31b側を支持する。
また、図3に示すように、プローブ支持板42aの上面には、プロービングの際(基板100の下面103に近接する向きにプローブユニット3が移動させられた際)に第1位置P1に位置している支持部材14の被押圧部81に当接する突起部46が配設されている。この場合、突起部46は、図4に示すように、被押圧部81に当接する先端部が半球状に形成されている。つまり、突起部46における被押圧部81に当接する当接面が曲面状に形成されている。
スペーサ43aは、図4に示すように、一方の端部(同図における上端部)がプローブ支持板41aに当接すると共に他方の端部(同図における下端部)がプローブ支持板42aとの間に隙間が生じる状態でプローブ支持板41a,42aの間に配設されて、プローブ支持板41a,42aを離間させる。バネ44aは、プローブ支持板41aとスペーサ43aとの間に配設されている。この場合、プローブ支持板41a,42aが近接する向きに押圧力が加わったときには、バネ44aが圧縮させられて、プローブ支持板41aとスペーサ43aとの間の距離(すなわち、プローブ支持板41a,42aの間の距離)が短縮する。つまり、スペーサ43aおよびバネ44aは、プローブ支持板41a,42aの間の距離を変更可能に各プローブ支持板41a,42aを連結している。
電極板45aは、図3に示すように、平面形状がプローブ支持板42aとほぼ同じ大きさの矩形に形成されて、図4に示すように、プローブ支持板42aの下面に固定されている。また、電極板45aには、各プローブ31の各基端部31bにそれぞれ接触して電気信号の入出力を行うための複数の電極(図示せず)が配設されている。
このプローブユニット3aでは、プローブ支持部32aを上記のように構成したことで、プローブ31の先端部31aが基板100の下面103(被接触部)に接触していない状態(以下、「非接触状態」ともいう)、およびプローブ31の先端部31aが基板100の下面103に接触している状態(以下、「接触状態」ともいう)のいずれの状態においてもプローブ31の先端部31aがプローブ支持板41aから突出しないように(プローブ支持板41aの上面と先端部31aの先端とが面一の状態に維持されるように)プローブ支持部32aがプローブ31を支持している。
プローブユニット3bは、図5,6に示すように、上記した複数のプローブ31およびプローブ支持部32bを備えて治具型に構成されている(以下、上記したプローブ支持部32aとプローブ支持部32bとを区別しないときには「プローブ支持部32」ともいう)。この場合、このプローブユニット3bでは、基板100の上面104(以下、下面103と上面104とを区別しないときには「被接触面」ともいう)に配置されている各被接触部の配置パターンと同じ配置パターンでプローブ31が配置されており、基板保持機構2によって保持されている基板100の上面104に向けて移動させられたときに、各プローブ31の先端部を各被接触部にそれぞれ接触させることが可能となっている。
プローブ支持部32bは、図5,6に示すように、プローブ支持板41b,42b、一対のスペーサ43b、複数のバネ44bおよび電極板45bを備えて、各プローブ31を支持可能に構成されている。この場合、スペーサ43bとバネ44bとによって連結部が構成される。なお、プローブユニット3bは、図8に示すように、プローブ支持板41bを下向きにした状態で使用されるが、図5,6では、プローブ支持板41bを上向きにした状態で図示している。
プローブ支持板41bは、第1のプローブ支持板に相当し、プローブユニット3aにおける上記したプローブ支持板41aと同様に構成されて同様の機能を有している(以下、プローブ支持板41a,41bを区別しないときには「プローブ支持板41」ともいう)。プローブ支持板42bは、第2のプローブ支持板に相当し、図5に示すように、平面形状がプローブ支持板41bとほぼ同じ大きさの矩形に形成されている点、および突起部46が配設されていない点を除き、プローブユニット3aにおける上記したプローブ支持板42aと同様に構成されて同様の機能を有している(以下、プローブ支持板42a,42bを区別しないときには「プローブ支持板42ともいう)。
スペーサ43bおよびバネ44bは、プローブユニット3aにおける上記したスペーサ43aおよびバネ44aと同様に構成されて同様の機能を有している(以下、スペーサ43a,43bを区別しないときには「スペーサ43」ともいい、バネ44a,44bを区別しないときには「バネ44」ともいう)。電極板45bは、図5に示すように、平面形状がプローブ支持板42bとほぼ同じ大きさの矩形に形成されている点を除き、プローブユニット3aにおける上記した電極板45aと同様に構成されて同様の機能を有している(以下、電極板45a,45bを区別しないときには「電極板45」ともいう)。
このプローブユニット3bにおいても、プローブユニット3aと同様にして、プローブ31の先端と基板100の上面104との非接触状態および接触状態のいずれの状態においても、プローブ31の先端部31aがプローブ支持板41bから突出しないようにプローブ支持部32bがプローブ31を支持している。
プロービング機構4aは、第1プロービング機構に相当し、処理部5の制御に従い、基板保持機構2によって支持されている基板100の下面103にプローブユニット3aをプロービングさせる第1プロービング処理を実行する。また、プロービング機構4aは、処理部5の制御に従い、プローブユニット3aのプローブ31が基板100の下面103を押圧することなくプローブユニット3aにおけるプローブ支持板41aの先端部分(図4における上面)が下面103に当接する基準位置(図9に示す位置)にプローブユニット3aを移動させる第1移動処理を実行する。
プロービング機構4bは、第2プロービング機構に相当し、処理部5の制御に従い、基板保持機構2によって支持されている基板100の上面104にプローブユニット3bをプロービングさせる第2プロービング処理を実行する。なお、以下の説明において、プロービング機構4aが実行する第1プロービング処理とプロービング機構4bが実行する第2プロービング処理とを区別しないときには、単に「プロービング処理」ともいう。また、プロービング機構4bは、処理部5の制御に従い、プローブユニット3bのプローブ31が基板100の上面104を押圧することなくプローブユニット3bにおけるプローブ支持板41bの先端部分(図6における上面)が上面104に当接する基準位置(図9に示す位置)にプローブユニット3bを移動させる第2移動処理を実行する。なお、以下の説明において、プロービング機構4aが実行する第1移動処理とプロービング機構4bが実行する第2移動処理とを区別しないときには、単に「移動処理」ともいう。この場合、プローブユニット3a,3bが基準位置にそれぞれ位置しているときの基板100の位置は、プロービング機構4によるプロービング処理の開始以前に基板100が位置する位置(図7,8に示す基板100の位置であって、以下「初期位置」ともいう)に相当する。また、基板100が初期位置に位置しているときに基板保持機構2が保持処理を実行している状態では、端面102における上下方向の全域が押圧部材12によって押圧される。
処理部5は、制御部として機能し、基板保持機構2のエアシリンダ13に対するエアの供給を制御することで、基板保持機構2を制御する。また、処理部5は、プロービング機構4a,4bを制御する。また、処理部5は、検査部として機能し、プローブユニット3a,3bの各プローブ31を介して入出力する電気信号に基づいて基板100を検査する検査処理を実行する。
次に、基板検査装置1を用いて基板100を検査する基板検査方法について、添付図面を参照して説明する。
この基板検査装置1では、基板保持機構2の各支持部材14が付勢部材15の付勢力によって第2位置P2から第1位置P1に向けて付勢されている。このため、初期状態においては、図7に示すように、各支持部材14が第1位置P1に位置している。
基板100を検査する際には、この状態(初期状態)の基板保持機構2の本体部11に基板100を載置する。具体的には、図7に示すように、第1位置P1に位置している各支持部材14の間に基板100を架け渡すようにして、基板100における対向する2つの外周部の下面103を各支持部材14の上面14bに載置して、各支持部材14に基板100を支持させる。
次いで、図外の操作部を操作して検査の開始を指示する。これに応じて、処理部5が、基板保持機構2に対して保持処理を実行させる。具体的には、処理部5は、基板保持機構2のエアシリンダ13に対するエアの供給を制御して、ロッドを突き出すようにエアシリンダ13を作動させる。これに伴い、図8に示すように、押圧部材12aが、基板100の中心部101(本体部11の開口部21の中心部21a)に向けて(同図における矢印X1の向きに)移動させられる。続いて、押圧部材12aの先端部が基板100の端面102aに当接し、押圧部材12bの先端部が基板100の端面102bに当接する。次いで、エアシリンダ13の押圧力によって押圧部材12aが端面102aを押圧し、この押圧に伴って押圧部材12bが端面102bを押圧する。これにより、押圧部材12a,12bによって基板100が挟み込まれて保持される。
続いて、処理部5は、プロービング機構4a,4bを制御して、プロービング処理を実行させる。このプロービング処理では、図8に示すように、プロービング機構4aがプローブユニット3aを上向きに移動(上昇)させ、プロービング機構4bがプローブユニット3bを下向きに移動(下降)させる。
この際に、プローブユニット3aのプローブ支持板41aの上面に配設されている突起部46が、各支持部材14にそれぞれ取り付けられている被押圧部81に当接して被押圧部81を付勢部材15の付勢力に抗して外向き(図8に示す矢印X2の向き)に押圧し、これによって各支持部材14が、第1位置P1から第2位置P2(図9参照)に向けて移動させられる。
次いで、第1位置P1から第2位置P2に向けての各支持部材14の移動に伴い、支持部材14による下面103の支持が解除され、各押圧部材12による端面102a,102bに対する押圧だけで基板100が保持された状態となる。
次いで、各プロービング機構4は、図9に示すように、上記した初期位置(図7,8に示す基板100の位置)に位置している基板100の被接触面(下面103および上面104)をプローブ31が押圧することなく各プローブユニット3におけるプローブ支持板41の先端部分が被接触面に当接する基準位置に各プローブユニット3を移動させ、続いて、各プローブユニット3をさらに移動させる。
この際に、図10に示すように、各プローブユニット3のプローブ支持板41,42が近接する向き(上向きおよび下向き)に電極板45が押圧されてバネ44が圧縮され、プローブ支持板41,42の間の距離が短縮する。これに伴い、同図に示すように、プローブ31が湾曲(座屈)し、湾曲による弾性力によってプローブ31の先端部31aが基板100の被接触面(被接触部)に当接して被接触面を押圧する。
この場合、基板100の下面103に配設されている被接触部の数と、基板100の上面104に配設されている被接触部の数とが異なるときには、プローブユニット3aにおけるプローブ31の数とプローブユニット3bにおけるプローブ31の数とが異なるため、プローブユニット3aの各プローブ31が被接触面を押圧する押圧力の合力と、プローブユニット3bの各プローブ31が被接触面を押圧する押圧力の合力とが異なることとなる。このため、このときには、この押圧力の合力の差により、図10に示すように、プローブユニット3a,3bが基準位置(図9に示す位置)よりも上方または下方(図10の例では、上方)に移動し、基板100も初期位置よりも上方または下方(同図の例では、上方)に移動する。
次いで、処理部5は、この状態(プロービング処理の実行状態)において、検査処理を実行する。この検査処理では、処理部5は、各プローブユニット3の各プローブ31を介して入出力する電気信号に基づいて基板100についての電気的検査(例えば、導体パターンの導通状態の検査や、導体パターン間の絶縁状態の検査)を行う。
次いで、検査処理が終了したときには、処理部5は、終了処理を実行する。この終了処理では、処理部5は、第1工程から第3工程までを実行する。具体的には、処理部5は、第1工程において、図11に示すように、各プロービング機構4に対してプロービング処理を継続させた状態で、基板保持機構2のエアシリンダ13に対するエアの供給を制御して、押圧部材12による基板100の端面102に対する押圧を解除して基板100の保持を解除する解除処理を実行させる。
次いで、処理部5は、第2工程を実行する。この第2工程では、処理部5は、図12に示すように、基板保持機構2に対して解除処理を継続させた状態で、各プロービング機構4を制御して、上記した基準位置にプローブユニット3を移動させる移動処理を実行させる。この場合、移動処理の過程において、各プローブユニット3のプローブ31が被接触面を押圧しない状態となり、下面103に対するプローブ31の押圧力と上面104に対するプローブ31の押圧力との差がなくなる状態となるため、基板100が初期位置(プロービング処理の開始以前における基板100の位置)に復帰する。
続いて、処理部5は、第3工程を実行する。この第3工程では、処理部5は、図13に示すように、プロービング機構4による移動処理の終了後に、基板保持機構2を制御して、基板100の端面102を押圧部材12で押圧して基板100を保持する保持処理を実行させる。以上により終了処理が完了する。これにより、基板100が初期位置に位置している状態で、押圧部材12によって端面102が押圧されて基板100が保持される。
次いで、処理部5は、各プロービング機構4を制御して、各プローブユニット3を基板100から離反するように移動させる。この際に、プローブユニット3aの移動(下降)に伴い、突起部46による被押圧部81に対する押圧が解除されて、支持部材14が付勢部材15の付勢力によって第2位置P2から第1位置P1に向けてそれぞれ移動させられる(図8参照)。
ここで、上記した終了処理を実行することなく、図10に示すように基準位置から移動した位置に基板100が位置している状態において、各プローブユニット3を基板100から離反させたときには、例えば、基板100における端面102の一部(同図の例では、下側部分)だけが押圧部材12によって押圧され、これによって基板100にモーメントが生じ、この結果、押圧部材12から基板100が外れて上方に跳ね上がり、本体部11の開口部21を通って落下するおそれがある。
これに対して、この基板検査装置1では、上記した終了処理(第1工程〜第3工程)を実行することで、プローブユニット3a,3bが基準位置に位置している状態、つまり初期位置に位置している状態の基板100の端面102を押圧部材12で押圧することができる。このため、基板100の端面102における上下方向の全域を押圧部材12で押圧することができるため、基板100にモーメントを生じさせることなく押圧部材12で基板100を確実に保持することが可能となっている。
続いて、処理部5は、基板保持機構2のエアシリンダ13に対するエアの供給を制御して、押圧部材12による基板100の端面102に対する押圧を解除して基板100の保持を解除する解除処理を実行させる(図7参照)。以上により基板100の検査が終了する。
このように、この基板検査装置1および基板検査方法では、検査処理の終了後において、プロービング処理を継続している状態で基板100の端面102に対する押圧部材12の押圧を解除する解除処理を実行する第1工程と、解除処理を継続している状態でプローブ31が基板100の下面103を押圧することなくプローブユニット3の先端部分が下面103に当接する基準位置にプローブユニット3を移動させる移動処理を実行する第2工程と、移動処理の終了後に基板100の端面102を押圧部材12で押圧して基板100を保持する保持処理を実行する第3工程とを順次実行する。このため、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、第1工程〜第3工程を実行することなく、基準位置から移動した位置にプローブユニット3が位置している状態(初期位置から移動した位置に基板100が位置している状態)で各プローブユニット3を基板100から離反させる構成および方法とは異なり、初期位置に位置している基板100の端面102における上下方向の全域を押圧部材12で押圧して、基板100にモーメントを生じさせない状態で基板100を保持し、その状態でプローブユニット3を基板100から離反させることができる。このため、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、基板100に生じるモーメントによる押圧部材12からの基板100の外れおよび落下を確実に防止することができる。
また、この基板検査装置1および基板検査方法では、検査処理および第1工程において基板100の下面103および上面104に対するプロービング処理を実行すると共に、第2工程において下面103側の基準位置および上面104側の基準位置に各プローブユニット3を移動させる各移動処理を実行し、第3工程において各移動処理の終了後に保持処理を実行する。つまり、この基板検査装置1および基板検査方法では、端面102を押圧部材12で押圧して保持している基板100の下面103および上面104の両面に対してプロービングを行う場合において、検査処理の終了後に第1工程〜第3工程を実行する。このため、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、プローブ31が下面103を押圧する押圧力と上面104を押圧する押圧力とに差が存在して、検査処理の実行時に基板100が基準位置よりも上方または下方に移動していたとしても、検査処理の終了後に基板100を初期位置に確実に復帰させることができる、したがって、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、下面103および上面104に対してプロービングを行う場合においても、押圧部材12からの基板100の外れおよび落下を確実に防止することができる。
また、この基板検査装置1および基板検査方法では、第1位置P1と第2位置P2との間で移動可能に構成された支持部材14で基板100の下面103を支持すると共に、支持部材14が第1位置P1に位置している状態においてプローブユニット3aが下面103に近接する向きに移動したときに、支持部材14に取り付けられている被押圧部81をプローブユニット3aに配設されている突起部46で押圧して支持部材14を第2位置P2に向けて移動させる。このため、この基板検査装置1および基板検査方法では、プローブユニット3aによるプロービングが行われない状態における基板100の落下をより確実に防止することができると共に、プローブユニット3aによるプロービングが行われるときの支持部材14とプローブユニット3aとの接触(衝突)を確実に防止することができる。
また、この基板検査装置1および基板検査方法では、プローブ31の先端部31aが基板100に接触していない状態および接触している状態のいずれの状態においても先端部31aがプローブ支持板41から突出しない状態でプローブ31を支持可能なプローブ支持部32を備えたプローブユニット3を用いている。この場合、プローブ支持板41からプローブ31の先端部31aが突出しているプローブユニット3を用いる構成および方法では、プローブユニット3によってプロービングが行われているとき、およびプローブユニット3が基準位置に位置しているときのいずれのときにおいても、下面103および上面104にプローブ31の先端部31aが点的に接触するため、基板100が水平方向(基板保持機構2における本体部11の上面11a)に対して傾斜し易く、基板100を安定的に保持することが困難となるおそれがある。これに対して、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、プロービングが行われているとき、およびプローブユニット3が基準位置に位置しているときのいずれのときにおいても、プローブユニット3のプローブ支持板41を下面103および上面104に面的に接触させることができるため、基板100を安定的に保持することができる。したがって、この基板検査装置1および基板検査方法によれば、基板100の落下をより確実に防止することができる。
なお、基板検査装置および基板検査方法は、上記の構成および方法に限定されない。例えば、基板100の下面103および上面104の双方にプローブユニット3をプロービングさせる構成および方法に適用した例について上記したが、基板100の下面103だけにプローブユニット3をプロービングさせる構成および方法に適用することもできる。
また、支持部材14を用いて基板100の下面103を支持する構成および方法に適用した例について上記したが、支持部材14を用いない構成および方法、つまり、端面102に対する押圧部材12の押圧だけで基板100を保持する構成および方法に適用することもできる。
また、基板100における対向する2つの端面102を押圧部材12でそれぞれ押圧して基板100を保持する構成および方法に適用した例について上記したが、基板100における4つの端面102を押圧部材12で押圧して基板100を保持する構成および方法に適用することもできる。
また、プローブ31の先端部31aが基板100に接触していない状態および接触している状態のいずれの状態においても先端部31aがプローブ支持板41から突出しない状態でプローブ31を支持可能なプローブユニット3を用いる構成および方法について上記したが、プローブ支持板41からプローブ31の先端部31aが突出しているプローブユニット3を用いる構成および方法を採用することもできる。
1 基板検査装置
2 基板保持機構
3a,3b プローブユニット
4a,4b プロービング機構
5 処理部
12a,12b 押圧部材
14 支持部材
31 プローブ
31a 先端部
31b 基端部
32a,32b プローブ支持部
41a,41b,42a,42b プローブ支持板
43a,43b スペーサ
44a,44b バネ
46 突起部
51,52 挿通孔
81 被押圧部
100 基板
102 端面
103 下面
104 上面
P1 第1位置
P2 第2位置
2 基板保持機構
3a,3b プローブユニット
4a,4b プロービング機構
5 処理部
12a,12b 押圧部材
14 支持部材
31 プローブ
31a 先端部
31b 基端部
32a,32b プローブ支持部
41a,41b,42a,42b プローブ支持板
43a,43b スペーサ
44a,44b バネ
46 突起部
51,52 挿通孔
81 被押圧部
100 基板
102 端面
103 下面
104 上面
P1 第1位置
P2 第2位置
Claims (5)
- 基板の端面を押圧部材で押圧して当該基板を保持する保持処理および当該押圧を解除して当該基板の保持を解除する解除処理を実行可能な基板保持機構と、前記保持処理の実行状態において前記基板の下面にプローブユニットのプローブを押圧させる第1プロービング処理を実行可能な第1プロービング機構と、前記基板保持機構および前記第1プロービング機構を制御する制御部と、前記第1プロービング処理の実行状態において前記プローブを介して入出力する電気信号に基づいて前記基板を検査する検査処理を実行する検査部とを備えた基板検査装置であって、
前記第1プロービング機構は、前記プローブが前記下面を押圧することなく前記プローブユニットの先端部分が当該下面に当接する基準位置に当該プローブユニットを移動させる第1移動処理を実行可能に構成され、
前記制御部は、前記検査処理の終了後において、前記第1プロービング機構に対して前記第1プロービング処理を継続させた状態で前記基板保持機構に対して前記解除処理を実行させる第1工程と、前記基板保持機構に対して前記解除処理を継続させた状態で前記第1プロービング機構に対して前記第1移動処理を実行させる第2工程と、前記第1移動処理の終了後に前記基板保持機構に対して前記保持処理を実行させる第3工程とを順次実行する基板検査装置。 - 前記保持処理の実行状態において前記基板の上面にプローブユニットのプローブを押圧させる第2プロービング処理、および当該プローブが前記上面を押圧することなく当該プローブユニットの先端部分が当該上面に当接する基準位置に当該プローブユニットを移動させる第2移動処理を実行可能な第2プロービング機構を備え、
前記制御部は、前記検査処理および前記第1工程において前記両プロービング機構に対して前記各プロービング処理をそれぞれ実行させ、前記第2工程において前記両プロービング機構に対して前記各移動処理をそれぞれ実行させ、前記第3工程において前記各移動処理の終了後に前記基板保持機構に対して前記保持処理を実行させる請求項1記載の基板検査装置。 - 前記基板保持機構は、前記基板の前記下面を支持する支持部材を備え、
前記支持部材は、当該支持部材の先端部が前記保持処理の実行時における前記押圧部材の先端部よりも前記基板の中心部側に位置する第1位置と、当該支持部材の先端部が当該押圧部材の先端部よりも当該基板の外部側に位置する第2位置との間で移動可能に構成され、
前記下面にプロービングされる前記プローブユニットには、前記支持部材を移動させる突起部が配設され、
前記突起部は、前記支持部材が前記第1位置に位置している状態において当該プローブユニットが前記下面に近接する向きに移動したときに、当該支持部材に取り付けられている被押圧部を押圧して前記第2位置に向けて当該支持部材を移動させる請求項1または2記載の基板検査装置。 - 前記プローブユニットは、弾性変形可能な棒状の前記プローブと、当該プローブを支持するプローブ支持部とを備え、
前記プローブ支持部は、前記プローブの先端部側を挿通可能な第1挿通孔を有して当該第1挿通孔に当該先端部側を挿通させた状態で当該先端部側を支持する第1のプローブ支持板と、前記プローブの基端部側を挿通可能な第2挿通孔を有して当該第2挿通孔に当該基端部側を挿通させた状態で当該基端部側を支持する第2のプローブ支持板と、前記第1のプローブ支持板および前記第2のプローブ支持板の間に配設されて当該各プローブ支持板の間の距離を変更可能に当該各プローブ支持板を連結する連結部とを備えて、前記プローブの先端部が前記基板に接触していない状態および接触している状態のいずれの状態においても当該先端部が前記第1のプローブ支持板から突出しない状態で当該プローブを支持可能に構成されている請求項1から3のいずれかに記載の基板検査装置。 - 基板の端面を押圧部材で押圧して当該基板を保持する保持処理を実行し、当該保持処理の実行状態において前記基板の下面にプローブユニットのプローブを押圧させる第1プロービング処理を実行し、前記第1プロービング処理の実行状態において前記プローブを介して入出力する電気信号に基づいて前記基板を検査する基板検査方法であって、
前記検査処理の終了後において、前記第1プロービング処理を継続している状態で前記端面に対する押圧部材の押圧を解除して前記基板の保持を解除する解除処理を実行する第1工程と、前記解除処理を継続している状態で前記プローブが前記下面を押圧することなく前記プローブユニットの先端部分が当該下面に当接する基準位置に当該プローブユニットを移動させる第1移動処理を実行する第2工程と、前記第1移動処理の終了後に前記保持処理を実行する第3工程とを順次実行する基板検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014025308A JP2015152380A (ja) | 2014-02-13 | 2014-02-13 | 基板検査装置および基板検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014025308A JP2015152380A (ja) | 2014-02-13 | 2014-02-13 | 基板検査装置および基板検査方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=53894807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014025308A Pending JP2015152380A (ja) | 2014-02-13 | 2014-02-13 | 基板検査装置および基板検査方法 |
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JP (1) | JP2015152380A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017059363A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | オムロン株式会社 | プローブピン、および、これを備えた検査治具 |
KR20220096475A (ko) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | 한국자동차연구원 | 전기전도성 복합소재의 저항측정장치 |
-
2014
- 2014-02-13 JP JP2014025308A patent/JP2015152380A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017059363A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | オムロン株式会社 | プローブピン、および、これを備えた検査治具 |
KR20220096475A (ko) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | 한국자동차연구원 | 전기전도성 복합소재의 저항측정장치 |
KR102437967B1 (ko) * | 2020-12-31 | 2022-08-30 | 한국자동차연구원 | 전기전도성 복합소재의 저항측정장치 |
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