JP2015031491A - 熱交換器及び空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】、扁平管とフィンとを備える熱交換器において、ドレン水をフィンの表面から排出しやすくなる。
【解決手段】フィン(36)における隣り合う扁平管(33,33)の間の部分に、上下方向に延びる複数のルーバー(51〜58)を空気の通過方向に並んで形成する。複数のルーバー(51〜58)に、フィン(36)における扁平管(33)の風下側端部の下側の部分に形成され且つ風上側の切り起こし端が扁平管(33)の下面の風下側端よりも風上側に、風下側の切り起こし端が扁平管(33)の風下側端よりも風下側に位置するように配置された第1ルーバー(51)と、フィン(36)における第1ルーバー(51)よりも風上側の部分に形成され且つ第1ルーバー(51)に隣り合う第2ルーバー(52)とを含む。第2ルーバー(52)を、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第2ルーバー(52)に達しないように、第1ルーバー(51)との間に間隔を空けて配置する。
【選択図】図5
【解決手段】フィン(36)における隣り合う扁平管(33,33)の間の部分に、上下方向に延びる複数のルーバー(51〜58)を空気の通過方向に並んで形成する。複数のルーバー(51〜58)に、フィン(36)における扁平管(33)の風下側端部の下側の部分に形成され且つ風上側の切り起こし端が扁平管(33)の下面の風下側端よりも風上側に、風下側の切り起こし端が扁平管(33)の風下側端よりも風下側に位置するように配置された第1ルーバー(51)と、フィン(36)における第1ルーバー(51)よりも風上側の部分に形成され且つ第1ルーバー(51)に隣り合う第2ルーバー(52)とを含む。第2ルーバー(52)を、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第2ルーバー(52)に達しないように、第1ルーバー(51)との間に間隔を空けて配置する。
【選択図】図5
Description
本発明は、扁平管とフィンとを備え、扁平管内を流れる流体を空気と熱交換させる熱交換器及びこの熱交換器を備えた空気調和機に関するものである。
従来より、扁平管とフィンとを備えた熱交換器が知られている。例えば、特許文献1に記載された熱交換器では、左右方向に延びる複数の扁平管が互いに所定の間隔をおいて上下に並べられ、板状のフィンが互いに所定の間隔をおいて扁平管の伸長方向に並べられている。この熱交換器では、フィンと接触しながら流れる空気が、扁平管内を流れる流体と熱交換する。特許文献1の図5に記載されているように、この種の熱交換器のフィンには、伝熱を促進するためのルーバー(切り起こし部)や膨出部が形成される。特許文献1に記載されたフィンでは、ルーバーの風上側に膨出部が配置されている。
ところで、空気調和機の冷媒回路には、冷媒を室外空気と熱交換させる室外熱交換器が設けられる。暖房運転中に蒸発器として動作している室外熱交換器では、空気中の水分が凝縮してドレン水となる場合がある。また、室外熱交換器での冷媒の蒸発温度が0℃を下回ると、空気中の水分が霜となって室外熱交換器に付着する。外気温が低い状態における暖房運転中には、室外熱交換器に付着した霜を融かすための除霜動作が、例えば所定時間が経過する毎に行われる。このため、除霜動作中にも、霜が融解することによってドレン水が生じる。
ここで、特許文献1に記載された熱交換器では、生成したドレン水が扁平管の風下側端面に沿って流れ落ちてくると、そのドレン水は、風下側のルーバーから順に供給され、その切り起こし端付近の隙間に保持されてしまう。このため、ドレン水をフィンの表面から排出しにくいという問題があった。この問題は、ファンが停止して空気が流れない除霜動作中に顕著となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、扁平管とフィンとを備える熱交換器において、ドレン水をフィンの表面から排出しやすくすることにある。
第1の発明は、複数の扁平管(33)と、該扁平管(33)の延びる方向に配列された複数のフィン(36)とを備える熱交換器であって、上記フィン(36)における隣り合う扁平管(33,33)の間の部分には、上下方向に延びる複数の切り起こし部(51〜58)が空気の通過方向に並んで形成され、上記複数の切り起こし部(51〜58)には、上記フィン(36)における上記扁平管(33)の風下側端部の下側の部分に形成され且つ風上側の切り起こし端が上記扁平管(33)の下面の風下側端よりも風上側に、風下側の切り起こし端が上記扁平管(33)の風下側端よりも風下側に位置するように配置された第1切り起こし部(51)と、上記フィン(36)における上記第1切り起こし部(51)よりも風上側の部分に形成され且つ該第1切り起こし部(51)に隣り合う第2切り起こし部(52)とが含まれ、上記第2切り起こし部(52)は、上記扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が上記第2切り起こし部(52)に達しないように、上記第1切り起こし部(51)との間に間隔を空けて配置されていることを特徴とするものである。
第1の発明では、第1切り起こし部(51)がフィン(36)における扁平管(33)の風下側端部の下側の部分に形成され、該第1切り起こし部(51)の風上側の切り起こし端が扁平管(33)の下面の風下側端よりも風上側に、第1切り起こし部(51)の風下側の切り起こし端が扁平管(33)の下面の風下側端よりも風下側に位置するように配置されているので、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第1切り起こし部(51)を伝って下方へ排出される。つまり、第1切り起こし部(51)は、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水を排出するための保水導通路となる。
ところで、切り起こし部がフィン(36)の風下側の部分に連続して形成されると、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が風下側の切り起こし部から順に供給、保持されてしまう。このため、切り起こし部に保持されるドレン水の量が増加する。
ここで、第1の発明では、第1切り起こし部(51)に隣り合う第2切り起こし部(52)がフィン(36)における第1切り起こし部(51)よりも風上側の部分に形成され、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第2切り起こし部(52)に達しないように、第1切り起こし部(51)との間に間隔を空けて配置されているので、そのドレン水は、切り起こし部(51〜58)のうち第1切り起こし部(51)よりも風上側のもの(52〜58)に供給、保持されない。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記複数の切り起こし部(51〜58)は、上記フィン(36)における隣り合う扁平管(33,33)の間の各部分に形成され、上記各第1切り起こし部(51)は、上下方向に並んで形成されていることを特徴とするものである。
第2の発明では、各第1切り起こし部(51)が、上下方向に並んで形成されているので、ドレン水が上側の第1切り起こし部(51)から順に伝って下方へ排出される。したがって、ドレン水をフィン(36)の表面からより一層排出しやすくなる。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明の熱交換器(30)が設けられた冷媒回路(20)を備え、上記冷媒回路(20)において冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うことを特徴とする空気調和機である。
第3の発明では、第1又は第2の発明の熱交換器(30)が冷媒回路(20)に接続される。熱交換器(30)において、冷媒回路(20)を循環する冷媒は、扁平管(33)の通路(34)を流れ、通風路(40)を流れる空気と熱交換する。
本発明によれば、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第1切り起こし部(51)を伝って下方へ排出される。
また、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水は、切り起こし部(51〜58)のうち第1切り起こし部(51)よりも風上側のもの(52〜58)に供給、保持されない。このため、切り起こし部(51〜58)に保持されるドレン水の量を削減することができる。
したがって、ドレン水をフィン(36)の表面から排出しやすくなる。
また、上記第2の発明によれば、ドレン水が上側の第1切り起こし部(51)から順に伝って下方へ排出される。したがって、ドレン水をフィン(36)の表面からより一層排出しやすくなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図7は、本発明に係る熱交換器の実施形態1を示している。なお、本実施形態の熱交換器(30)は、後述する空気調和機(10)の室外熱交換器(23)を構成している。
図1〜図7は、本発明に係る熱交換器の実施形態1を示している。なお、本実施形態の熱交換器(30)は、後述する空気調和機(10)の室外熱交換器(23)を構成している。
―空気調和機―
本実施形態の空気調和機(10)について、図1を参照しながら説明する。ここで、図1は、室外熱交換器(23)を備えた空気調和機(10)の概略構成を示す冷媒回路図である。
本実施形態の空気調和機(10)について、図1を参照しながら説明する。ここで、図1は、室外熱交換器(23)を備えた空気調和機(10)の概略構成を示す冷媒回路図である。
<空気調和機の構成>
空気調和機(10)は、室外ユニット(11)及び室内ユニット(12)を備えている。ここで、室外ユニット(11)及び室内ユニット(12)は、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)を介して互いに接続されている。また、空気調和機(10)では、室外ユニット(11)、室内ユニット(12)、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)により冷媒回路(20)が構成されている。
空気調和機(10)は、室外ユニット(11)及び室内ユニット(12)を備えている。ここで、室外ユニット(11)及び室内ユニット(12)は、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)を介して互いに接続されている。また、空気調和機(10)では、室外ユニット(11)、室内ユニット(12)、液側連絡配管(13)及びガス側連絡配管(14)により冷媒回路(20)が構成されている。
冷媒回路(20)には、圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)及び室内熱交換器(25)が設けられている。ここで、圧縮機(21)、四方切換弁(22)、室外熱交換器(23)及び膨張弁(24)は、室外ユニット(11)に収容されている。そして、室外ユニット(11)には、室外熱交換器(23)へ室外空気を供給するための室外ファン(15)が設けられている。一方、室内熱交換器(25)は、室内ユニット(12)に収容されている。そして、室内ユニット(12)には、室内熱交換器(25)へ室内空気を供給するための室内ファン(16)が設けられている。
冷媒回路(20)は、冷媒が充填された閉回路である。ここで、冷媒回路(20)において、圧縮機(21)は、その吐出側が四方切換弁(22)の第1のポートに接続されていると共に、その吸入側が四方切換弁(22)の第2のポートに接続されている。また、冷媒回路(20)では、四方切換弁(22)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に、室外熱交換器(23)、膨張弁(24)及び室内熱交換器(25)が配置されている。
圧縮機(21)は、スクロール型又はロータリ型の全密閉型圧縮機である。また、四方切換弁(22)は、第1のポートが第3のポートと連通し且つ第2のポートが第4のポートと連通する第1状態(図1に破線で示す状態)と、第1のポートが第4のポートと連通し且つ第2のポートが第3のポートと連通する第2状態(図1に実線で示す状態)とに切り換わる。ここで、膨張弁(24)は、いわゆる電子膨張弁である。
室外熱交換器(23)は、室外空気を冷媒と熱交換させる。一方、室内熱交換器(25)は、室内空気を冷媒と熱交換させる。ここで、室内熱交換器(25)は、円管である伝熱管を備えたいわゆるクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器により構成されている。なお、室外熱交換器(23)は、上述したように、本実施形態の熱交換器(30)により構成されている。
<空気調和機の冷房運転>
空気調和機(10)は、冷房運転を行う。ここで、冷房運転中には、四方切換弁(22)が第1状態に設定される。また、冷房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
空気調和機(10)は、冷房運転を行う。ここで、冷房運転中には、四方切換弁(22)が第1状態に設定される。また、冷房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
冷媒回路(20)では、冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機(21)から吐出された冷媒は、四方切換弁(22)を通って室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気へ放熱して凝縮する。そして、室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、膨張弁(24)を通過する際に膨張してから室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気から吸熱して蒸発する。さらに、室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。ここで、室内ユニット(12)は、室内熱交換器(25)において冷却された空気を室内へ供給するように構成されている。
<空気調和機の暖房運転>
空気調和機(10)は、暖房運転を行う。ここで、暖房運転中には、四方切換弁(22)が第2状態に設定される。また、暖房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
空気調和機(10)は、暖房運転を行う。ここで、暖房運転中には、四方切換弁(22)が第2状態に設定される。また、暖房運転中には、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が運転される。
冷媒回路(20)では、冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機(21)から吐出された冷媒は、四方切換弁(22)を通って室内熱交換器(25)へ流入し、室内空気へ放熱して凝縮する。そして、室内熱交換器(25)から流出した冷媒は、膨張弁(24)を通過する際に膨張してから室外熱交換器(23)へ流入し、室外空気から吸熱して蒸発する。さらに、室外熱交換器(23)から流出した冷媒は、四方切換弁(22)を通過後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。ここで、室内ユニット(12)は、室内熱交換器(25)において加熱された空気を室内へ供給するように構成されている。
<空気調和機の除霜動作>
上述したように、暖房運転中には、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。そして、外気温が低い運転条件では、室外熱交換器(23)における冷媒の蒸発温度が0℃を下回る場合があり、この場合には、室外空気中の水分が霜となって室外熱交換器(23)に付着する。そこで、空気調和機(10)は、例えば、暖房運転の継続時間が所定値(例えば数十分)に達する毎に、除霜動作を行う。
上述したように、暖房運転中には、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。そして、外気温が低い運転条件では、室外熱交換器(23)における冷媒の蒸発温度が0℃を下回る場合があり、この場合には、室外空気中の水分が霜となって室外熱交換器(23)に付着する。そこで、空気調和機(10)は、例えば、暖房運転の継続時間が所定値(例えば数十分)に達する毎に、除霜動作を行う。
除霜動作を開始する際には、四方切換弁(22)が第2状態から第1状態へ切り換わり、室外ファン(15)及び室内ファン(16)が停止する。ここで、除霜動作中の冷媒回路(20)では、圧縮機(21)から吐出された高温の冷媒が室外熱交換器(23)へ供給される。そして、室外熱交換器(23)では、その表面に付着した霜が冷媒により暖められて融解する。さらに、室外熱交換器(23)において放熱した冷媒は、膨張弁(24)及び室内熱交換器(25)を順に通過し、その後に圧縮機(21)へ吸入されて圧縮される。ここで、除霜動作が終了すると、暖房運転が再開される。つまり、四方切換弁(22)が第1状態から第2状態へ切り換わり、室外ファン(15)及び室内ファン(16)の運転が再開される。
−熱交換器−
室外熱交換器(23)を構成する熱交換器(30)について、図2〜図7を参照しながら説明する。ここで、図2は、本実施形態の熱交換器(30)の概略構成を示す正面図である。
室外熱交換器(23)を構成する熱交換器(30)について、図2〜図7を参照しながら説明する。ここで、図2は、本実施形態の熱交換器(30)の概略構成を示す正面図である。
また、図3は、熱交換器(30)の正面を示す一部断面図である。また、図4は、熱交換器(30)の正面の一部を拡大して示す断面図である。また、図5は、図3のV−V断面の一部を拡大して示す熱交換器(30)の断面図である。また、図6は、熱交換器(30)のフィン(36)の一部を拡大して示す正面図である。また、図7は、図6のVII−VII断面を示すフィン(36)の断面図である。
熱交換器(30)は、図2及び図3に示すように、第1ヘッダ集合管(31)、第2ヘッダ集合管(32)、複数の扁平管(33)及び複数のフィン(36)を備えている。ここで、第1ヘッダ集合管(31)、第2ヘッダ集合管(32)、扁平管(33)及びフィン(36)は、何れもアルミニウム合金製の部材により構成され、互いにロウ付けにより接合されている。
熱交換器(30)は、図2及び図3に示すように、上側の主熱交換領域(1)と、下側の補助熱交換領域(2)とに区分されている。ここで、主熱交換領域(1)には、図2及び図3に示すように、第1主熱交換部(1a)、第2主熱交換部(1b)及び第3主熱交換部(1c)が下から上に向かって順に設けられている。また、補助熱交換領域(2)には、図2及び図3に示すように、第1補助熱交換部(2a)、第2補助熱交換部(2b)及び第3補助熱交換部(2c)が下から上に向かって順に設けられている。なお、各熱交換領域(1,2)に形成される熱交換部(1a〜1c,2a〜2c)の個数は、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
第1ヘッダ集合管(31)及び第2ヘッダ集合管(32)は、図2及び図3に示すように、両端が閉塞された細長い中空円筒状にそれぞれ形成されている。なお、図2及び図3では、熱交換器(30)の左端に第1ヘッダ集合管(31)が起立した状態に設けられ、熱交換器(30)の右端に第2ヘッダ集合管(32)が起立した状態に設けられている。
第1ヘッダ集合管(31)の内部空間は、図3及び図4に示すように、アルミニウム合金製の仕切板(31a)により上側空間(81)及び下側空間(82)に仕切られている。
上側空間(81)は、主熱交換領域(1)に対応した主連通空間を構成している。ここで、上側空間(81)は、図3に示すように、主熱交換領域(1)の各主熱交換部(1a〜1c)に設けられた全ての扁平管(33)と連通している。
下側空間(82)は、補助熱交換領域(2)に対応した補助連通空間を構成している。そして、下側空間(82)は、図3及び図4に示すように、連通用貫通孔(98a)及びスリット孔(99a)が形成されたアルミニウム合金製の上側横仕切板(31b)、連通用貫通孔(98b)及びスリット孔(99b)が形成されたアルミニウム合金製の下側横仕切板(31c)、並びに連通用開口部(96a,96b)及び連通用貫通孔(97)が形成されたアルミニウム合金製の縦仕切板(31d)により、第1補助熱交換部(2a)に対応する第1連通室(82a)、第2補助熱交換部(2b)に対応する第2連通室(82b)、第3補助熱交換部(2c)に対応する第3連通室(82c)、及び第1〜第3連通室(82a〜82c)に連通する混合室(83)に仕切られている。ここで、上側横仕切板(31b)及び下側横仕切板(31c)に形成されたスリット孔(99a,99b)には、図4に示すように、縦仕切板(31d)が挿入されている。また、図3及び図4に示すように、最も下方に位置する第1連通室(82a)は、第1補助熱交換部(2a)に設けられた全ての扁平管(33)と連通し、第1連通室(82a)の上方に位置する第2連通室(82b)は、第2補助熱交換部(2b)に設けられた全ての扁平管(33)と連通し、最も上方に位置する第3連通室(82c)は、第3補助熱交換部(2c)に設けられた全ての扁平管(33)と連通している。
下側空間(82)の混合室(83)には、図3及び図4に示すように、アルミニウム合金製の液側接続管(6)の一方端が接続されている。ここで、液側接続管(6)の他方端は、図1及び図2に示すように、室外熱交換器(23)と膨張弁(24)とを繋ぐ銅製の配管(17)に継手(不図示)を介して接続されている。
上側空間(81)には、図3に示すように、その上下方向のほぼ中央にアルミニウム合金製のガス側接続管(7)の一方端が接続されている。ここで、ガス側接続管(7)の他方端は、図1及び図2に示すように、室外熱交換器(23)と四方切換弁(22)の第3のポートとを繋ぐ銅製の配管(18)に継手(不図示)を介して接続されている。
第2ヘッダ集合管(32)の内部空間は、図3に示すように、主熱交換領域(1)に対応した主連通空間(91)と、補助熱交換領域(2)に対応した補助連通空間(92)とに区分されている。
主連通空間(91)は、図3に示すように、アルミニウム合金製の2枚の仕切板(32a)により第1〜第3部分空間(91a〜91c)に仕切られている。ここで、図3に示すように、最も下方に位置する第1部分空間(91a)は、第1主熱交換部(1a)に設けられた全ての扁平管(33)と連通し、第1部分空間(91a)の上方に位置する第2部分空間(91b)は、第2主熱交換部(1b)に設けられた全ての扁平管(33)と連通し、最も上方に位置する第3部分空間(91c)は、第3主熱交換部(1c)に設けられた全ての扁平管(33)と連通している。
補助連通空間(92)は、2枚の仕切板(32b)により第4〜第6部分空間(92a〜92c)に仕切られている。ここで、図3に示すように、最も下方に位置する第4部分空間(92a)は、第1補助熱交換部(2a)に設けられた全ての扁平管(33)と連通し、第4部分空間(92a)の上方に位置する第5部分空間(92b)は、第2補助熱交換部(2b)に設けられた全ての扁平管(33)と連通し、最も上方に位置する第6部分空間(92c)は、第3補助熱交換部(2c)に設けられた全ての扁平管(33)と連通している。
第2ヘッダ集合管(32)では、図3に示すように、第2部分空間(91b)及び第4部分空間(92a)が第1接続用配管(8)を介して互いに接続され、第3部分空間(91c)及び第5部分空間(92b)が第2接続用配管(9)を介して互いに接続され、第1部分空間(91a)及び第6部分空間(92c)が互いに連続している。
したがって、熱交換器(30)では、第1主熱交換部(1a)及び第3補助熱交換部(2c)が直列に接続され、第2主熱交換部(1b)及び第1補助熱交換部(2a)が直列に接続され、第3主熱交換部(1c)及び第2補助熱交換部(2b)が直列に接続されている。
扁平管(33)は、図5に示すように、例えば、長円形状の横断面を有し、複数の流体通路(34)が互いに並行に延びるように設けられた伝熱管である。ここで、熱交換器(30)において、複数の扁平管(33)は、図3〜図5に示すように、扁平な面が互いに対向するように一定の間隔で上下に並んで配列されている。また、各扁平管(33)は、図3及び図4に示すように、その一方の端部が第1ヘッダ集合管(31)に接続されていると共に、その他方の端部が第2ヘッダ集合管(32)に接続されている。
フィン(36)は、図3及び図4に示すように、扁平管(33)の延びる方向に互いに一定の間隔で配置されている。つまり、フィン(36)は、扁平管(33)の延びる方向と実質的に直交するように配置されている。詳しくは後述するが、各フィン(36)では、上下に隣り合う一対の扁平管(33)の間の中間領域(71)に複数のルーバー(51〜58)が設けられている。
熱交換器(30)では、図4に示すように、上下に隣り合う一対の扁平管(33)の間の空間が、フィン(36)により複数の通風路(40)に区画されている。そして、熱交換器(30)は、扁平管(33)の流体通路(34)を流れる冷媒を、通風路(40)を流れる空気と熱交換させるように構成されている。
フィン(36)は、例えば、金属板をプレス加工することにより形成された縦長の板状フィンである。
フィン(36)には、図5及び図6に示すように、図中左側の側方に開口して、フィン(36)の幅方向、すなわち、空気の通過方向に延びる細長い切り欠き部(45)が、複数の扁平管(33)に対応して複数形成されている。ここで、フィン(36)では、複数の切り欠き部(45)が、図5及び図6に示すように、フィン(36)の長手方向(上下方向)に一定の間隔で形成され、複数の切り欠き部(45)に複数の扁平管(33)がそれぞれ差し込まれている。そして、扁平管(33)は、フィン(36)の切り欠き部(45)に差し込まれた状態で切り欠き部(45)の内縁部とロウ付けにより接合されている。
フィン(36)は、図5に示すように、上下に隣り合う一対の扁平管(33)の間に配置された複数の中間領域(71)、各中間領域(71)から切り欠き部(45)の開口側(図中左側の風上側)に突出して互いに離間する複数の突出領域(72)、及び複数の中間領域(71)を図中右側の風下側で連結する連結領域(73)を有している。
フィン(36)の連結領域(73)には、図5及び図6に示すように、第1スペーサ部(47)が設けられている。また、フィン(36)の連結領域(73)には、図5〜図7に示すように、横断面が逆V字状に形成された導水用リブ(49)が上下方向に延びるように設けられている。ここで、第1スペーサ部(47)は、フィン本体(36a)を切り起こして形成された略台形状の小片であり、小片の突出した端部が隣のフィン(36)に当接することにより、隣り合うフィン(36)同士の間隔を保持するように構成されている。
フィン(36)の各中間領域(71)には、図5及び図6に示すように、風下側から風上側に向かって、上下方向に延びる第1〜第8ルーバー(51〜58)が順に設けられている。つまり、フィン(36)には、複数のルーバー(51〜58)が空気の通過方向に並んで形成されている。ここで、ルーバー(51〜58)は、フィン本体(36a)に上下方向に延びるように複数のスリット状の切り込みを入れ、隣り合う一対の切り込みの間の部分を捩るように塑性変形させることにより形成されている。
各ルーバー(51〜58)は、その周囲の平坦な部分に対して傾斜している。具体的に、各ルーバー(51〜58)の風上側の切り起こし端は、フィン(36)の風上側から見て左側に膨出している。一方、各ルーバー(51〜58)の風下側の切り起こし端は、フィン(36)の風上側から見て右側に膨出している。
第1ルーバー(51)(第1切り起こし部)は、フィン(36)における扁平管(33)の風下側端部の下側の部分に形成されている。第1ルーバー(51)は、該第1ルーバー(51)の風上側の切り起こし端(51a)が扁平管(33)の下面の風下側端(扁平管(33)の風下側端面の下端)よりも風上側に、第1ルーバー(51)の風下側の切り起こし端(51b)が扁平管(33)の下面の風下側端よりも風下側に位置するように配置されている。本実施形態の熱交換器(30)では、第1ルーバー(51)の風下側の切り起こし端(51b)が扁平管(33)の風下側端よりも風下側に位置している。各第1ルーバー(51)は、上下方向に並んで形成されている。第2ルーバー(52)(第2切り起こし部)は、フィン(36)における第1ルーバー(51)よりも風上側の部分に形成されている。第2ルーバー(52)は第1切り起こし部(51)に隣り合う。第2ルーバー(52)は、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第2ルーバー(52)に達しないように、第1ルーバー(51)との間に間隔を空けて配置されている。
フィン(36)の各突出領域(72)には、図5及び図6に示すように、第2スペーサ部(48)が設けられている。ここで、第2スペーサ部(48)は、フィン本体(36a)を切り起こして形成された略台形状の小片であり、小片の突出した端部が隣のフィン(36)に当接することにより、隣り合うフィン(36)同士の間隔を保持するように構成されている。
上述の如く構成された熱交換器(30)では、扁平管(33)の延びる方向に隣り合うフィン(36)同士の間に通風路(40)が形成され、フィン(36)にルーバー(51〜58)が設けられ、通風路(40)における空気の流れが乱されているので、凹凸の無い平板状のフィンよりも、通風路(40)を流れる空気とフィン(36)との間の熱伝達が促進されている。
−除霜動作中に生成したドレン水の排出−
上述したように、本実施形態の熱交換器(30)は、空気調和機(10)の室外熱交換器(23)を構成している。空気調和機(10)は暖房運転を行うが、室外熱交換器(23)における冷媒の蒸発温度が0℃を下回る運転状態では、室外空気中の水分が霜となって室外熱交換器(23)に付着する。このため、空気調和機(10)は、室外熱交換器(23)に付着した霜を融かすための除霜動作を行う。除霜動作中には、霜が融解することによってドレン水が生成する。
上述したように、本実施形態の熱交換器(30)は、空気調和機(10)の室外熱交換器(23)を構成している。空気調和機(10)は暖房運転を行うが、室外熱交換器(23)における冷媒の蒸発温度が0℃を下回る運転状態では、室外空気中の水分が霜となって室外熱交換器(23)に付着する。このため、空気調和機(10)は、室外熱交換器(23)に付着した霜を融かすための除霜動作を行う。除霜動作中には、霜が融解することによってドレン水が生成する。
除霜動作中に生成したドレン水の排出を図5を参照しながら説明する。
除霜動作の開始直前には、フィン(36)に多量の霜が付着し、隣り合うフィン(36)の間の空間が霜によって殆ど塞がれた状態となる。
除霜動作が開始されると、熱交換器(30)に付着した霜は、冷媒によって暖められて次第に融けてゆく。生成したドレン水は流れ落ちてゆく。
熱交換器(30)では、扁平管(33)の上面が概ね水平な面である。このため、除霜動作中に生成したドレン水は、隣り合うフィン(36)同士の隙間に保持され、扁平管(33)の上面に溜まる。
扁平管(33)の上面に溜まったドレン水は、扁平管(33)の上面に沿って風上側及び風下側へ移動してゆく。風上側へ移動してきたドレン水は、扁平管(33)における断面形状がR形の風上側端面に沿って流れ落ちてゆく。一方、風下側へ移動してきたドレン水は、扁平管(33)における断面形状がR形の風下側端面に沿って流れ落ちてゆく(図5に示す矢印参照)。
扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水の一部は、扁平管(33)の下面の風下側端(扁平管(33)の風下側端面の下端)において滴となる。滴となったドレン水は、中間領域(71)の表面を伝って流れ落ちて第1ルーバー(51)に供給される。第1ルーバー(51)に供給されたドレン水は、第1ルーバー(51)の切り起こし端(51a,51b)付近の隙間に入り込み、その隙間に保持される。第1ルーバー(51)に保持されたドレン水は、重力の作用で下方へ流れてゆく(図5に示す矢印参照)。つまり、第1ルーバー(51)は、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水を排出するための保水導通路となる。そして、第1ルーバー(51)を下方へ流れていったドレン水は、該第1ルーバー(51)の下側の第1ルーバー(51)に供給される。該下側の第1ルーバー(51)に供給されたドレン水は、重力の作用で下方へ流れてゆく。
扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水の一部は、扁平管(33)の下面に沿って風上側へ移動してゆく。
上述したように、熱交換器(30)では、第1ルーバー(51)に隣り合う第2ルーバー(52)が、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第2ルーバー(52)に達しないように、第1ルーバー(51)との間に間隔を空けて配置されている。このため、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水は、第1ルーバー(51)よりも風上側のルーバー(52〜58)に供給、保持されない。つまり、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水は、ルーバー(51〜58)のうち第1ルーバー(51)のみに供給、保持される。
以上のようにして、除霜動作中に生成したドレン水は下方へ排出されてゆく。こうして、熱交換器(30)の水はけ性が確保されている。
−実施形態1の効果−
以上により、本実施形態によれば、第1ルーバー(51)がフィン(36)における扁平管(33)の風下側端部の下側の部分に形成され、該第1ルーバー(51)の風上側の切り起こし端(51a)が扁平管(33)の下面の風下側端よりも風上側に、該第1ルーバー(51)の風下側の切り起こし端(51b)が扁平管(33)の風下側端よりも風下側に位置するように配置されているので、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第1ルーバー(51)を伝って下方へ排出される。つまり、第1ルーバー(51)は、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水を排出するための保水導通路となる。
以上により、本実施形態によれば、第1ルーバー(51)がフィン(36)における扁平管(33)の風下側端部の下側の部分に形成され、該第1ルーバー(51)の風上側の切り起こし端(51a)が扁平管(33)の下面の風下側端よりも風上側に、該第1ルーバー(51)の風下側の切り起こし端(51b)が扁平管(33)の風下側端よりも風下側に位置するように配置されているので、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第1ルーバー(51)を伝って下方へ排出される。つまり、第1ルーバー(51)は、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水を排出するための保水導通路となる。
また、第1ルーバー(51)に隣り合う第2ルーバー(52)がフィン(36)における第1ルーバー(51)よりも風上側の部分に形成され、扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が第2ルーバー(52)に達しないように、第1ルーバー(51)との間に間隔を空けて配置されているので、そのドレン水は、ルーバー(51〜58)のうち第1ルーバー(51)よりも風上側のもの(52〜58)に供給、保持されない。このため、ルーバー(51〜58)に保持されるドレン水の量を削減することができる。
したがって、ドレン水をフィン(36)の表面から排出しやすくなる。
また、各第1ルーバー(51)が、上下方向に並んで形成されているので、ドレン水が上側の第1ルーバー(51)から順に伝って下方へ排出される。したがって、ドレン水をフィン(36)の表面からより一層排出しやすくなる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、本発明に係る熱交換器が室外熱交換器(23)を構成したが、室内熱交換器(25)を構成してもよい。
また、上記実施形態では、扁平管(33)の横断面を角部が円弧状に形成された略長方形としたが、これに限らず、例えば、その横断面を長方形としてもよい。この場合、扁平管(33)の風下側端面が垂直面となる。
また、上記実施形態では、複数の扁平管(33)を水平に配列したが、これに限らず、例えば、コンパクトな設置スペースを実現するために、ロウ付けを行った後、扁平な面が水平に保持されるように各扁平管(33)を略L字状に折り曲げてもよい。
また、上記実施形態では、フィン(36)に8つのルーバー(51〜58)を設けたが、フィン(36)に設けるルーバーの数や位置は、これに限定されない。
また、上記実施形態では、フィン(36)にルーバー(51〜58)のみを設けたが、これに限らず、例えば、ルーバーの風上側に膨出部も設けてもよい。ここで、膨出部は、横断面の頂角による稜線が切り欠き部(45)の延びる方向と直交する方向(上下方向)に延びるようにフィン本体(36a)の厚さ方向に膨出して山形にそれぞれ形成される。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、扁平管とフィンとを備え、扁平管内を流れる流体を空気と熱交換させる熱交換器について有用である。
10 空気調和機
20 冷媒回路
23 室外熱交換器
30 熱交換器
33 扁平管
34 流体通路
36 フィン
40 通風路
51 第1ルーバー(第1切り起こし部)
51a 風上側の切り起こし端
51b 風下側の切り起こし端
52 第2ルーバー(第2風切り起こし部)
20 冷媒回路
23 室外熱交換器
30 熱交換器
33 扁平管
34 流体通路
36 フィン
40 通風路
51 第1ルーバー(第1切り起こし部)
51a 風上側の切り起こし端
51b 風下側の切り起こし端
52 第2ルーバー(第2風切り起こし部)
Claims (3)
- 複数の扁平管(33)と、該扁平管(33)の延びる方向に配列された複数のフィン(36)とを備える熱交換器であって、
上記フィン(36)における隣り合う扁平管(33,33)の間の部分には、上下方向に延びる複数の切り起こし部(51〜58)が空気の通過方向に並んで形成され、
上記複数の切り起こし部(51〜58)には、上記フィン(36)における上記扁平管(33)の風下側端部の下側の部分に形成され且つ風上側の切り起こし端が上記扁平管(33)の下面の風下側端よりも風上側に、風下側の切り起こし端が上記扁平管(33)の風下側端よりも風下側に位置するように配置された第1切り起こし部(51)と、上記フィン(36)における上記第1切り起こし部(51)よりも風上側の部分に形成され且つ該第1切り起こし部(51)に隣り合う第2切り起こし部(52)とが含まれ、
上記第2切り起こし部(52)は、上記扁平管(33)の風下側端面に沿って流れ落ちてきたドレン水が上記第2切り起こし部(52)に達しないように、上記第1切り起こし部(51)との間に間隔を空けて配置されていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1において、
上記複数の切り起こし部(51〜58)は、上記フィン(36)における隣り合う扁平管(33,33)の間の各部分に形成され、
上記各第1切り起こし部(51)は、上下方向に並んで形成されていることを特徴とする熱交換器。 - 請求項1又は2に記載の熱交換器が設けられた冷媒回路を備え、
上記冷媒回路において冷媒を循環させて冷凍サイクルを行うことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013163557A JP2015031491A (ja) | 2013-08-06 | 2013-08-06 | 熱交換器及び空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013163557A JP2015031491A (ja) | 2013-08-06 | 2013-08-06 | 熱交換器及び空気調和機 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016194043A1 (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | 熱交換器 |
CN109844428A (zh) * | 2016-10-12 | 2019-06-04 | 开利公司 | 冷藏存储集装箱空气通道 |
JP7468721B2 (ja) | 2019-03-26 | 2024-04-16 | 株式会社富士通ゼネラル | 熱交換器、及び熱交換器を備える空気調和機 |
-
2013
- 2013-08-06 JP JP2013163557A patent/JP2015031491A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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