JP2015086032A - パレット吊上げ補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】長尺の受金具と吊り紐とを有したパレット吊上げ補助具において、取り扱いが簡便で且つ使用勝手を良好にし得るようにしたものを提供すること。
【解決手段】パレット1の上面板11の下方に設けた貫通開口部12に挿通される2セット1組の吊持具2,2を用いたパレット吊上げ補助具において、各吊持具2,2は、パレット1の貫通開口部12の長さより長い棒状の受金具3と、該受金具3に対して受金具長さ方向にスライド自在にガイドさせた1本の吊り紐4とを有したものであるとともに、吊り紐4は受金具3に対して抜け出し不能に装着されていることを特徴としている。そして、受金具3と吊り紐4とが一体化していることによって取り扱いが簡便となり、且つ吊り紐4が受金具3に対してスライドできることによって使用勝手が良好となる。
【選択図】 図1
【解決手段】パレット1の上面板11の下方に設けた貫通開口部12に挿通される2セット1組の吊持具2,2を用いたパレット吊上げ補助具において、各吊持具2,2は、パレット1の貫通開口部12の長さより長い棒状の受金具3と、該受金具3に対して受金具長さ方向にスライド自在にガイドさせた1本の吊り紐4とを有したものであるとともに、吊り紐4は受金具3に対して抜け出し不能に装着されていることを特徴としている。そして、受金具3と吊り紐4とが一体化していることによって取り扱いが簡便となり、且つ吊り紐4が受金具3に対してスライドできることによって使用勝手が良好となる。
【選択図】 図1
Description
本願発明は、荷物をパレット上に載せた状態でパレットごと吊上げるためのパレット吊上げ補助具に関するものである。
例えば、荷物をトラック荷台に積み込み・積み降ろしする際には、該荷物をパレット上に載せた状態で該パレットごと揚重装置(例えばクレーン)で吊上げて行うが、そのとき2セット1組のパレット吊上げ補助具が使用される。
図6には、従来の一般的なパレット吊上げ方法を示している。この図6に示す従来のパレット吊上げ方法で使用されるパレット吊上げ補助具は、2本の鋼管3A,3Aと4本の吊り紐4A,4A・・とを用いている。
そして、図6に示す従来のパレット吊上げ方法では、パレット1上に荷物(図示省略)を載せ、該パレット1の上面板11の下方に設けた貫通開口部12における間口方向(A−B方向)の両端寄り位置にそれぞれ受金具(丸鋼管)3A,3Aを貫通状態で挿通させ、該各受金具3A,3Aの各端部(合計4箇所)にそれぞれ吊り紐4A,4A・・の端部4B(例えばリング状の引っ掛け部)を掛止し、各吊り紐4A,4A・・の上端部を例えばクレーンのフック10に保持させて、該クレーンでパレット1ごと荷物を吊上げるようにしている。
尚、荷物の吊上げ補助具の公知例として、特開平3−13495号公報に示されるものがあるが、この公知例の吊上げ補助具(発明の名称:吊上げ金具)は、棒状の受金具の両端部にそれぞれ吊り紐の端部を係脱自在に掛止(連結)し得るようにしたものを2セット使用している。そして、この公知例の吊上げ金具は、受金具の両端部にそれぞれ吊り紐の端部を連結して吊上げ金具を一体化した状態で、両吊上げ金具の各受金具を直接荷物の下面(間隔をもった2位置)にあてがい、各吊り紐(4本)の上端部をクレーンのフックに保持させるようにして使用される。
ところで、上記した図6の従来例のパレット吊上げ補助具(上記特許文献1の吊上げ金具も同様)では、次のような欠点があった。
(1) パレット吊上げ補助具を構成する各受金具3A,3A(2本)と各吊り紐4A,4A・・(4本)とが別体となっているので、持ち運び時に部品点数が多く(合計6点)なって取り扱いが繁雑となる。
(2) パレット吊上げ補助具をパレット1に装着するとき(及びパレット1から離脱させるとき)に、各吊り紐4Aの各端部4B(4箇所)を受金具3A,3Aの端部に対してそれぞれ掛止する(離脱時には取外す)作業が必要となるので、その各吊り紐端部4B,4B・・の掛止作業(又は取外し作業)が面倒である。
(3) フック10を上動させて各吊り紐4A,4A・・を緊張させるまでは、各吊り紐端部4B,4B・・(4つ)が受金具3Aの端部から外れないように掛止状態を維持させておく必要があるが、この係止維持は一般に作業員の手作業で行っているので、その掛止維持のための人員が必要となる。
(4) 各受金具3A,3Aは、パレット1の貫通開口部12内に挿通させた状態において特に移動を拘束するものがないので、各受金具3A,3Aが不自然な位置に移動したり(相互に近接側に寄る)又は傾斜姿勢になることがあり、各受金具3A,3Aがそれらの異常姿勢で持ち上げられると、吊上げバランスが狂って危険を伴うことがある。
そこで、本願発明は、長尺の受金具と吊り紐とを有した2セット1組の吊持具を使用したパレット吊上げ補助具において、取り扱いが簡便で且つ使用勝手が良好となるとともに、両吊持具を確実に安定姿勢に維持させ得るようにすることを目的としてなされたものである。
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
[本願請求項1の発明]
本願請求項1の発明は、添付図面(図1〜図5)に例示するように、パレット1の上面板11の下方に設けた貫通開口部12に挿通される2セット1組の吊持具2,2を用いたパレット吊上げ補助具を対象にしたものである。
本願請求項1の発明は、添付図面(図1〜図5)に例示するように、パレット1の上面板11の下方に設けた貫通開口部12に挿通される2セット1組の吊持具2,2を用いたパレット吊上げ補助具を対象にしたものである。
そして、この請求項1のパレット吊上げ補助具は、上記各吊持具2,2として、パレット1の貫通開口部12の長さより長い棒状の受金具3と、該受金具3に対して受金具長さ方向にスライド自在にガイドさせた1本の吊り紐4とを有したものを使用しているとともに、上記吊り紐4は上記受金具3に対して抜け出し不能に装着されていることを特徴としている。
上記受金具3には、例えば金属パイプのような高剛性(撓みにくい)の棒状体を使用することができる。又、この受金具3の長さは、パレット1の大きさに応じてその貫通開口部12の長さよりやや長い長さ(例えば貫通開口部12の長さより10〜15cm程度長い長さ)に設定される。
他方、上記吊り紐4には、例えば帯状ベルト(スリングベルトと称されている)を使用することができる。そして、この吊り紐4は、棒状の受金具3に対して受金具長さ方向にスライド自在にガイドされているが、そのガイド方法としては、例えば受金具3の下面側の長さ方向複数箇所に該受金具下面から若干隙間を隔ててガイド部材32,32,32を設けることで、該各ガイド部材32で吊り紐4を受金具3の下面側においてスライド自在にガイドすることができる。又、この各吊り紐4,4には、受金具3の両端からの吊り紐延出長さを同じにするための位置決め用(センター出し用)のストッパーを設けておくとよい。
この請求項1のパレット吊上げ補助具は、次のように使用される。まず、各吊持具2,2(各受金具3,3)をパレット1(荷物を載せている)の貫通開口部12内の間口方向両端寄り付近に平行姿勢で挿通させるが、その挿通時には、吊り紐4の一端側が受金具3の一方の端部に近接する位置まで該吊り紐4を一方側にスライドさせておき、その状態で吊持具2の受金具3を吊り紐端部近接側からパレットの貫通開口部12内に挿入させるとよい。
そして、両吊持具2,2をパレット1の貫通開口部12内に設置した状態で、各受金具3,3に対して各吊り紐4,4をスライド調整して該吊り紐4のそれぞれ端部側(4本)の延出長さを同じにし、該各吊り紐4,4のそれぞれの端部(4つ)を揚重装置(例えばクレーン)のフックに掛止し、その状態で該フックを持ち上げることで荷物をパレット1ごと吊上げることができる。
このパレット吊上げ状態では、各受金具3,3がパレットの上面板11の下面における貫通開口部12の全長に亘って接触しており、パレット上面板11を長い範囲で支持できる(上面板11の端板に集中応力が発生しない)。
[本願請求項2の発明]
本願請求項2の発明は、上記請求項1のパレット吊上げ補助具において、所定長さの棒状部51の両端部に2セット1組とする上記各受金具3,3の端部付近をそれぞれ係脱自在に保持し得る各保持部52,52を設けた間隔保持材5を2セット使用していることを特徴としている。
本願請求項2の発明は、上記請求項1のパレット吊上げ補助具において、所定長さの棒状部51の両端部に2セット1組とする上記各受金具3,3の端部付近をそれぞれ係脱自在に保持し得る各保持部52,52を設けた間隔保持材5を2セット使用していることを特徴としている。
この2セットの間隔保持材5,5は、2セット1組の吊持具2,2をパレット1の貫通開口部12内に所定間隔をもたせて挿通させた状態で、2本の各受金具3,3における同じ側の端部同士をそれぞれ連結することで、両受金具3,3を所定間隔をもたせた平行状態で姿勢維持させることができる。
[本願請求項1の発明の効果]
この請求項1のパレット吊上げ補助具は、2セット1組とする各吊持具2,2として、棒状の受金具3に対して吊り紐4をスライド自在にガイドさせたものを使用し、さらに吊り紐4は受金具3に対して抜け出し不能に装着されているので、次の各効果がある。
この請求項1のパレット吊上げ補助具は、2セット1組とする各吊持具2,2として、棒状の受金具3に対して吊り紐4をスライド自在にガイドさせたものを使用し、さらに吊り紐4は受金具3に対して抜け出し不能に装着されているので、次の各効果がある。
まず、吊持具2を構成する受金具3と吊り紐4とが分離不能となっているので、持ち運び時に部品点数が少なく(合計2点)なって取り扱いが容易となる。
又、吊持具2をパレット1に装着するとき(及びパレット1から離脱させるとき)に、吊り紐4が受金具3に分離不能に装着されたままであるので、該吊り紐4を受金具3に連結する作業及び連結維持操作が不要となり、使用時の取り扱いが簡単になるとともにセット人員も削減できる。
さらに、吊り紐4が受金具3に対してスライド自在となっているので、吊り紐4が受金具3に一体化されたものであっても、吊持具2をパレットの貫通開口部12内に挿通させる際に、吊り紐4を受金具3に対して一方側にスライドさせておく(受金具3の端部からの吊り紐4の出幅を短くしておく)ことで、該吊り紐4がさほど邪魔にならない(吊持具2のセット作業が容易となる)。
[本願請求項2の発明の効果]
本願請求項2の発明は、上記請求項1のパレット吊上げ補助具において、両受金具3,3間の間隔を保持し得る2セットの間隔保持材5,5を有しているので、2セット1組の吊持具2,2をパレット1の貫通開口部12内の所定位置(間口方向の両端部付近)に設置した状態で、両受金具3,3の端部同士(長さ方向両端部の2箇所)をそれぞれ間隔保持材5,5で連結することができる。
本願請求項2の発明は、上記請求項1のパレット吊上げ補助具において、両受金具3,3間の間隔を保持し得る2セットの間隔保持材5,5を有しているので、2セット1組の吊持具2,2をパレット1の貫通開口部12内の所定位置(間口方向の両端部付近)に設置した状態で、両受金具3,3の端部同士(長さ方向両端部の2箇所)をそれぞれ間隔保持材5,5で連結することができる。
従って、この請求項2の発明では、上記請求項1の効果に加えて、使用時に両受金具3,3を各間隔保持材5,5で確実に間隔保持させることができる(常に正常な吊上げバランスを確保できる)という効果がある。
[実施例]
以下、図1〜図5を参照して本願実施例のパレット吊上げ補助具を説明すると、この実施例のパレット吊上げ補助具は、図1に示すようにパレット1の上面板11の下方に設けた貫通開口部12に挿通される2セット1組の吊持具2,2と、使用状態(吊持具設置状態)において両吊持具2,2の間隔を保持するための2セットの間隔保持材5,5とを有して構成されている。
以下、図1〜図5を参照して本願実施例のパレット吊上げ補助具を説明すると、この実施例のパレット吊上げ補助具は、図1に示すようにパレット1の上面板11の下方に設けた貫通開口部12に挿通される2セット1組の吊持具2,2と、使用状態(吊持具設置状態)において両吊持具2,2の間隔を保持するための2セットの間隔保持材5,5とを有して構成されている。
各吊持具2,2は、それぞれ棒状の受金具3と、該受金具3に対して受金具長さ方向にスライド自在にガイドさせた1本の吊り紐4とを有したものを使用している。
受金具3は、断面四角形の金属パイプ製で剛性の高い(撓みにくい)棒状体31が使用されている。そして、この受金具3(棒状体31)は、適用されるパレット1の大きさに応じてその貫通開口部12の長さよりやや長い長さ(例えば貫通開口部12の長さより10〜15cm程度長い長さ)に設定されている。尚、パレット1の大きさは用途に応じて各種のものがあるが、この受金具3の棒状体31の長さはパレット1の大きさ(貫通開口部12の長さ)に合わせて設定される。
吊り紐4には、帯状ベルトを使用している。この吊り紐4の両端部には、それぞれ輪状の引っ掛け部41,41を設けている。この各引っ掛け部41,41は、図5に示すように揚重装置(例えばクレーン)のフック10に掛止するためのものであるが、該各引っ掛け部41,41はベルト端部を輪状にしたものである。
この吊り紐4は、受金具3に対して受金具長さ方向にスライド自在にガイドされているが、この実施例の吊り紐ガイド構造は、受金具3の棒状体31の下面側の長さ方向複数箇所(3箇所)に断面逆門型のガイド部材32,32,32を取付けて、該各ガイド部材32,32,32の底上面と棒状体31の下面との隙間に吊り紐4をスライド自在に挿通させている。尚、各ガイド部材32,32,32は、吊り紐4を棒状体31の下面にあてがった状態で該吊り紐4を下面側から被せるようにして棒状体31の左右側面にビス止め固定している。
又、この吊り紐4には、受金具3の両端からの吊り紐延出長さを同じにするための位置決め用(センター出し用)のストッパー42(図2、図4、図5参照)を設けている。即ち、このセンター出し用のストッパー42は、図2及び図5に示すように、吊り紐4における、受金具3の両端からの吊り紐延出長さが同じになる状態で、受金具3の一端(右側端部)に衝合する位置に取付けられている。そして、例えば図4の状態から吊り紐4の左側端部(左側の引っ掛け部41)を左方向に引っ張っていくと(吊り紐4が受金具3に対して左方向にスライドしていく)、図2に示すように該ストッパー42が受金具3の右側端部に衝合してそれ以上左方向にスライドできなくなるが、そのストッパー衝合時点で受金具3の両端からの吊り紐延出長さが同じになるように設定している。
又、この実施例では、吊り紐4における左側の引っ掛け部41の付け根部分にも、ストッパー43が設けられているが、このストッパー43は引っ掛け部41の付け根がガイド部材32部分の隙間に食い込むのを阻止するものである。
尚、上記センター出し用のストッパー42と上記食い込み阻止用のストッパー43は、吊り紐4が受金具3に対して左右各側に抜け出し不能にする機能を有しているが、吊り紐4を抜け出し不能にする機能は、上記両ストッパー42,43がなくても、吊り紐4の両端部に設けた各輪状の引っ掛け部41,41でも達成させることができる(各引っ掛け部41,41はガイド部材32部分の隙間を通過できない)。
この実施例のパレット吊上げ補助具では、2セット1組の上記各吊持具2,2に加えて、両受金具3,3の間隔を保持する2セットの間隔保持材5,5を備えている。
この間隔保持材5は、図1及び図3に示すように各受金具3,3をパレット1の貫通開口部12の間口方向(図1のA−B方向)の両端付近に配置した状態で、該各受金具3,3における同じ側の端部同士を連結するためのものである。そして、この間隔保持材5は、所定長さの棒状部51の両端部に受金具3の端部付近を係脱自在に保持し得る各保持部52,52を設けて構成されている。尚、各保持部52,52は、下向きに開口する逆門型形状であって受金具3の端部に対して上方から嵌合させ得るようになっている。尚、この間隔保持材5の各保持部52,52の構造は、受金具3の端部付近を係脱自在に保持し得るものであれば、適宜の構造のもの(例えばピンとピン受穴との係合によるもの)を採用できる。
そして、この各間隔保持材5,5は、図1及び図3に示すように、使用時にパレット貫通開口部12内の適正位置に配置された両受金具3,3における長さ方向両端部同士をそれぞれ棒状部51両端の各保持部52,52で保持する(図3の鎖線図示参照)ことで、両受金具3,3を所定間隔をもたせた平行状態で姿勢維持させることができるようになっている。
この実施例のパレット吊上げ補助具は、次のように使用される。
このパレット吊上げ補助具の使用時には、図1に示すように2セット1組の両吊持具2,2をパレット1の貫通開口部12内の間口方向(A−B方向)の両端寄り付近に平行姿勢で挿通させるが、その挿通時には、図4に示すように予め吊り紐4の一端側が受金具3の一方の端部(左端部)に近接する位置まで該吊り紐4を一方側にスライドさせておき、その状態で、図4に鎖線図示(符号3′,4′,41′)するように受金具を吊り紐端部近接側からパレット1の貫通開口部12内に挿入させる。尚、各吊持具2,2は、2セットとも同様にパレット1の貫通開口部12内の所定位置に挿通させるが、その各挿通状態では、各受金具3,3の長さ方向の各端部がパレット1の外形よりそれぞれ所定小長さずつはみ出している。
次に、両吊持具2,2をパレット1の貫通開口部12内に配置した状態で、2セットの間隔保持材5,5で各受金具3,3のそれぞれ同一側の端部同士を連結することで、両受金具3,3の間隔を保持(平行姿勢に維持)させることができる。
続いて、各受金具3,3に対して各吊り紐4,4をスライド調整して、該吊り紐4のそれぞれ端部側(4本)の延出長さを同じにするが、この各端部側の延出長さの調整は、図4の状態から左側の引っ掛け部41を左方向に引っ張って、センター出し用のストッパー42を受金具3の右端部に衝合させることで、正確にセンター出しすることができる。
そして、各吊り紐4,4を各受金具3,3に対してセンター出しした状態で、該各吊り紐4,4のそれぞれの引っ掛け部41(4つ)を図5に示すように揚重装置(例えばクレーン)のフック10に掛止し、その状態で該フック10を持ち上げることで荷物9をパレット1ごと吊上げることができる。
この実施例のパレット吊上げ補助具は、次のような各種の機能を有している。
まず、吊持具2を構成する受金具3と吊り紐4とが分離不能となっているので、持ち運び時に部品点数が少なく(合計2点)なって取り扱いが容易となる。
又、吊持具2をパレット1に装着するとき(及びパレット1から離脱させるとき)に、吊り紐4が受金具3に分離不能に装着されたままであるので、該吊り紐4を受金具3に連結する作業及び連結維持操作が不要となり、使用時の取り扱いが簡単になるとともにセット人員も削減できる。
さらに、吊り紐4か受金具3に対してスライド自在となっているので、吊り紐4が受金具3に一体化されたものであっても、吊持具2をパレットの貫通開口部12内に挿通させる際に、吊り紐4を受金具3に対して一方側にスライドさせておく(受金具3の端部からの吊り紐4の出幅を短くしておく)ことで、該吊り紐4がさほど邪魔にならない(吊持具2のセット作業が容易となる)。
又、2セット1組の吊持具2,2をパレット1の貫通開口部12内の所定位置に設置した状態で、両受金具3,3の端部同士(長さ方向両端部の2箇所)をそれぞれ間隔保持材5,5で連結することができるので、使用時に両受金具3,3を各間隔保持材5,5で確実に間隔保持させることができる(常に正常な吊上げバランスを確保できる)。
1はパレット、2は吊持具、3は受金具、4は吊り紐、5は間隔保持材、11はパレットの上面板、12はパレットの貫通開口部、31は受金具の棒状体、32は受金具のガイド部材、41は吊り紐端部の引っ掛け部、42はセンター出し用のストッパー、51は間隔保持材の棒状部、52は間隔保持材の保持部である。
Claims (2)
- パレット(1)の上面板(11)の下方に設けた貫通開口部(12)に挿通される2セット1組の吊持具(2,2)を用いたパレット吊上げ補助具であって、
上記各吊持具(2,2)は、上記パレット(1)の上記貫通開口部(12)の長さより長い棒状の受金具(3)と、該受金具(3)に対して受金具長さ方向にスライド自在にガイドさせた1本の吊り紐(4)とを有したものであるとともに、
上記吊り紐(4)は上記受金具(3)に対して抜け出し不能に装着されている、
ことを特徴とするパレット吊上げ補助具。 - 請求項1において、
所定長さの棒状部(51)の両端部に2セット1組とする上記各受金具(3,3)の端部付近をそれぞれ係脱自在に保持し得る各保持部(52,52)を設けた間隔保持材(5)を2セット使用している、
ことを特徴とするパレット吊上げ補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013224907A JP2015086032A (ja) | 2013-10-30 | 2013-10-30 | パレット吊上げ補助具 |
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Cited By (4)
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JP2019520283A (ja) * | 2016-06-22 | 2019-07-18 | シーアールエイチ コンクリート エイ/エス | 昇降システム、およびこのような昇降システムのためのキャリア要素 |
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2013
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