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JP2015058723A - 車両用デフロスタ装置 - Google Patents

車両用デフロスタ装置 Download PDF

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JP2015058723A
JP2015058723A JP2013191571A JP2013191571A JP2015058723A JP 2015058723 A JP2015058723 A JP 2015058723A JP 2013191571 A JP2013191571 A JP 2013191571A JP 2013191571 A JP2013191571 A JP 2013191571A JP 2015058723 A JP2015058723 A JP 2015058723A
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JP
Japan
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vehicle
defroster nozzle
ribs
defroster
windshield
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JP2013191571A
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English (en)
Inventor
剛行 齋藤
Takeyuki Saito
剛行 齋藤
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】デフロスタノズル内部の通風路が短くなっても、空調風をフロントガラス全面にわたるように広げて吹き出すことができる安価なデフロスタノズルを備えた装置を提供できるようにする。
【解決手段】途中で車両前後方向に屈曲して形成されたデフロスタノズル8の屈曲部分の内面に、上下方向に延びるリブ9a,9bが複数対車幅方向に配列されてリブ群9が形成される。そのため、各対のリブ9a,9bによりフロントガラス6の内面に向けて空調風が所定の方向に導かれる一方、リブ9a,9bのない部分では空調風がリブ9a,9bによる方向とは別の方向に導かれ、インストルメントパネル4が下方に下げて配置されることでデフロスタノズル8の通風路が短くなっても、フロントガラス6の内面全体体にわたって空調風を吹き出すことができ、しかも複数対のリブ9a,9bよりデフロスタノズル8の剛性を向上できるので、低コストのブロー成形によりデフロスタノズル8を形成できる。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両のインストルメントパネル下方に設置された空調装置と連結され、空調装置からの空調風をフロントガラスの内面に向かって吹き出すデフロスタノズルを備えた車両用デフロスタ装置に関する。
従来、車両のフロントガラスの曇りを除去するデフロスタ装置は、車両のインストルメントパネル下方に設置された空調装置にデフロスタノズルを連結し、デフロスタノズルを介して空調風をフロントガラスの内面に向かって吹き出すように構成され、デフロスタノズルは、その出口である上部開口が車幅方向に扇状に広がる扁平な筒状を成している(特許文献1参照)。
特開2010−195301号公報(段落0028−0030および図1参照)
ところで近年、軽自動車において、車室内の広さの確保や視界の確保のために、インストルメントパネルを下方に下げて配置する傾向があり、このようにインストルメントパネルを下げると、デフロスタノズル内部の通風路が短くなるため、デフロスタノズルから吹き出す空調風がフロントガラスの全面に広がらず、フロントガラスの曇りを効率よく除去することができないという問題が生じるおそれがある。
また、デフロスタノズルは、製造コストの観点から、インジェクション成型ではなくコストの低いブロー成形により形成されることが多く、ブロー成形によるとコストは低下する反面、成形されたデフロスタノズルの剛性が低下するという新たな問題が生じる。
本発明は、デフロスタノズル内部の通風路が短くなっても、空調風をフロントガラス全面にわたるように広げて吹き出すことができる安価なデフロスタノズルを備えた装置を提供できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用デフロスタ装置は、車両のインストルメントパネル下方に設置された空調装置と連結され、前記空調装置から導出される空調風を前記インストルメントパネル上方のフロントガラスの内面に向かって吹き出す筒状のデフロスタノズルを備えた車両用デフロスタ装置において、前記デフロスタノズルは途中で車両前後方向に屈曲して形成されており、それぞれが前記デフロスタノズルの屈曲部分の内面に上下方向に延び、車幅方向に配列されて形成された複数のリブを備えることを特徴としている(請求項1)。
また、前記各リブは、前記デフロスタノズルの車両前方側の内面と車両後方側の内面との互いに対向する位置に複数対形成され、車両前方側の内面の前記リブと車両後方側の内面の前記リブとの間には所定の間隔が設けられているとよい(請求項2)。
また、前記デフロスタノズルは、その上部がV字状に分岐して両分岐部分がそれぞれ車幅方向に拡開して形成され、前記各リブは、前記デフロスタノズルのV字の中央側に向かい曲がって形成されているとよい(請求項3)。
請求項1に係る発明によれば、デフロスタノズルは途中で車両前後方向に屈曲して形成され、このデフロスタノズルの屈曲部分の内面に、複数の上下方向に延びるリブが車幅方向に配列されて形成されているため、リブによりフロントガラスの内面に向けて空調風が所定の方向に導かれる一方、リブのない部分では空調風がリブにより導かれる方向とは異なる別方向に導かれ、インストルメントパネルが下方に下げて配置されることでデフロスタノズルの通風路が短くなっても、フロントガラス全面にわたって空調風を吹き出すことができる。しかも、複数のリブよりデフロスタノズルの剛性を向上できるので、低コストのブロー成形により屈曲部分の内面にリブを有するデフロスタノズルを形成することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、車両前方側の内面のリブと車両後方側の内面のリブとの間に所定の間隔が設けられているため、車幅方向に隣り合うリブの間をリブに沿って上方に向かう空調風の流れだけでなく、リブを乗り越えて車幅方向にも広がる空調風の流れを形成することができ、リブに当たって流れが阻害されることによる空調風の圧力損失を防止でき、空調風を車幅方向に広げてフロントガラス全面にわたって吹き出すことができる。
また、請求項3に係る発明によれば、デフロスタノズルの配置の関係で、デフロスタノズルの上部がV字状に分岐して両分岐部分がそれぞれ車幅方向に拡開して形成されているような場合に、各リブをデフロスタノズルのV字の中央側に向かい曲がって形成することにより、フロントガラスの内面中央に向かう空調風の流れを形成することができ、フロントガラス全面にわたって効果的に吹き出すことができる。
本発明の一実施形態に係る車両用デフロスタ装置を搭載した車両の一部の概略図である。 図1におけるデフロスタノズルの斜視図である。 図1におけるデフロスタノズルの切断側面図である。 図1におけるデフロスタノズルの切断平面図である。
(第1実施形態)
次に、本発明に係る車両用デフロスタ装置の一実施形態について、図1ないし図4を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、自動車などの車両1の車室2内に設けられたインストルメントパネル3の下方には空調装置4が設置され、このインストルメントパネル4の内側にデフロスタ装置5が配設され、インストルメントパネル4の前端部には前下がりに傾斜してフロントガラス6が配設されている。
このデフロスタ装置5は、空調装置4に連結されたデフロスタノズル8を備え、デフロスタノズル8を通った空調装置4からの空調風が、インストルメントパネル4の上部開口8aからフロントガラス6の内面に向かって吹き出され、フロントガラス6の曇りが除去される。
ところで、デフロスタノズル8は、図2に示すように、上部が左右にV字状に分岐して左右の分岐部分がそれぞれ車幅方向に拡開して形成された筒状を有し、特に図3に示すように、デフロスタノズル8はその途中で車両前後方向にS字状に屈曲して形成されている。また、デフロスタノズル8の上部中央および下部中央、上部の左右端部がそれぞれインストルメントパネル3やボデーなどにボルト取付部8bが形成され、ボルト締めによりデフロスタノズル8が固着されるようになっている。
さらに、デフロスタノズル8の屈曲部分の内面には、上下方向に延びる複数のリブが車幅方向に配列されてのリブ群9が形成され、このリブ群9は、詳細には図3に示すように、デフロスタノズル8の車両前方側の内面8cと車両後方側の内面8dとの互いに対向する位置にそれぞれ前内面側リブ9aおよび後内面側リブ9bが対を成して形成され、車幅方向にわたって複数対(本実施形態では4対)のリブ9a,9bが配列されてリブ群9が形成されている。そして、前内面側リブ9aと後内面側リブ9bとの間には図3、図4に示すように所定の間隔が設けられている。
このように対向するリブ9a,9b間に間隔を設けることで、車幅方向に隣り合うリブ9a,9bの対の間を、図3中のA矢印に示すリブ9a,9bに沿って上方に向かう空調風の流れだけでなく、図3中のB矢印に示すリブ9a,9bを乗り越えて車幅方向にも広がる空調風の流れが形成され、リブ9a,9bに当たることによって流れが阻害されることによる空調風の圧力損失の発生が抑制される。
さらに、リブ群9の各対のリブ9a,9bは、図2に示すように、デフロスタノズル8が成すV字の中央側に向かい曲がって形成されている。こうすることにより、フロントガラス6の内面中央に向かう空調風の流れが形成され、フロントガラス6の内面全体にわたって空調風が吹き出される。
したがって、上記した実施形態によれば、デフロスタノズル8は途中で車両前後方向に屈曲して形成され、このデフロスタノズル8の屈曲部分の内面に、上下方向に延びるリブ9a,9bが車幅方向に配列されて複数対形成されているため、各対のリブ9a,9bによりフロントガラス6の内面に向けて空調風が所定の方向に導かれる一方、リブ9a,9bのない部分では空調風がリブ9a,9bによる方向とは別の方向に導かれ、インストルメントパネル4が下方に下げて配置されることでデフロスタノズル8の通風路が短くなっても、フロントガラス6の内面全体体にわたって空調風を吹き出すことができる。
しかも、デフロスタノズル8の内面にリブ9a,9bを形成するため、複数対のリブ9a,9bよりデフロスタノズル8の剛性を格段に向上することができ、その結果、低コストのブロー成形により屈曲部分の内面にリブ9a,9bを有するデフロスタノズル8を一体的に形成することが可能になる。
また、デフロスタノズル8に形成する前内面側リブ9aと後内面側リブ9bとの間に、所定の間隔を設けることにより、車幅方向に隣り合うリブ9a,9bの間を、リブ9a,9bに沿って上方に向かう空調風の流れだけでなく、リブ9a,9bを乗り越えて車幅方向にも広がる空調風の流れを形成することができ、リブ9a,9bに当たって流れが阻害されることによる空調風の圧力損失の発生を抑制することができる。
また、各対のリブ9をデフロスタノズル8が成すV字の中央側に向かい曲がって形成するため、デフロスタノズル8の上部中央にボルト取付部8bの形成のために開口がない場合であっても、フロントガラス6の内面中央に向かう空調風の流れを形成でき、フロントガラス6の内面全体にわたって空調風を吹き出すことができ、効率よくフロントガラス6の曇りを除去することが可能になる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、リブ9を4対形成した場合について説明したが、リブ9の数は4対に限るものではない。
また、上記した実施形態では、デフロスタノズル8がV字状に分岐している場合について説明したが、デフロスタノズル8は、必ずしもV字状に分岐している必要はなく、筒状であって上部が車幅方向に拡開しているものであればよい。
1 …車両
3 …インストルメントパネル
4 …空調装置
5 …デフロスタ装置
6 …フロントガラス
8 …デフロスタノズル
8c,8d …内面
9a,9b …リブ

Claims (3)

  1. 車両のインストルメントパネル下方に設置された空調装置と連結され、前記空調装置から導出される空調風を前記インストルメントパネル上方のフロントガラスの内面に向かって吹き出す筒状のデフロスタノズルを備えた車両用デフロスタ装置において、
    前記デフロスタノズルは途中で車両前後方向に屈曲して形成されており、
    それぞれが前記デフロスタノズルの屈曲部分の内面に上下方向に延び、車幅方向に配列されて形成された複数のリブを備えることを特徴とする車両用デフロスタ装置。
  2. 前記各リブは、前記デフロスタノズルの車両前方側の内面と車両後方側の内面との互いに対向する位置に複数対形成され、
    車両前方側の内面の前記リブと車両後方側の内面の前記リブとの間には所定の間隔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用デフロスタ装置。
  3. 前記デフロスタノズルは、その上部がV字状に分岐して両分岐部分がそれぞれ車幅方向に拡開して形成され、前記各リブは、前記デフロスタノズルのV字の中央側に向かい曲がって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用デフロスタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017056832A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 カルソニックカンセイ株式会社 車両用デフダクト構造
CN113619526A (zh) * 2020-05-07 2021-11-09 丰田自动车株式会社 前除霜器喷嘴

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