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JP2014109998A - 対話装置及びコンピュータ対話方法 - Google Patents

対話装置及びコンピュータ対話方法 Download PDF

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JP2014109998A JP2012265444A JP2012265444A JP2014109998A JP 2014109998 A JP2014109998 A JP 2014109998A JP 2012265444 A JP2012265444 A JP 2012265444A JP 2012265444 A JP2012265444 A JP 2012265444A JP 2014109998 A JP2014109998 A JP 2014109998A
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Junichiro Yamazaki
順一郎 山崎
Koji Sato
浩治 佐藤
Seiichiro Matsutani
征一郎 松谷
Makoto Sato
佐藤  誠
Kenta Kasahara
健太 笠原
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NEC Solution Innovators Ltd
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NEC Software Tohoku Ltd
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Abstract

【課題】ユーザと魅力的な対話を継続させる技術を提供する。
【解決手段】対話装置100は、各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブル34から、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行する話題抽出部31と、話題抽出部31により抽出される話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成するメッセージ生成部32と、メッセージ生成部32により生成される話題振りメッセージデータを出力するデータ出力部33と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、対話型のコンピュータインタフェース技術に関する。
音声対話型のコンピュータインタフェースが提供され始めている。このインタフェースでは、ユーザの発話が音声認識され、その発話に対応する処理が実行され、その処理結果がコンピュータからユーザへ応答される。これにより、ユーザは、自然な対話形式でコンピュータを操作することができる。
下記特許文献1は、インターネットを利用したチャットシステムを提案している。このシステムは、ユーザ端末から取得された発言文章をユーザごとに登録しておき、登録された発言文章を検索することにより、各ユーザに関する、年齢、性別、趣味、嗜好などを把握する。更に、下記特許文献1は、特定の趣味、嗜好をもっている人に特定の情報を提供すること、及び、特定のジャンルの映画に興味を持っているユーザを利用者DBを用いて検索し、この検索で確認できたユーザとのチャットによる会話の中に、当該ジャンルの新作映画に関する話題を盛り込むことなどを提案する。
特開2004−145541号公報
上述の提案手法によれば、特定の趣味や特定の嗜好を持つと判定されたユーザに対しては、その特定の趣味や特定の嗜好に関する特定の話題が提供されると思われる。具体的には、特定のジャンルの映画に興味を持つと判定されたユーザに対しては、そのジャンルの新作映画に関する話題が提供され得る。
ところが、ユーザの発言履歴のみでは、各ユーザについて、特定の趣味や特定の嗜好を判別できない可能性があるため、上述の提案手法では、全てのユーザに対して、上述のような話題が提供されるとは限らない。これは、上述の提案手法が、そのような話題提供を、商品やサービスのプロモーション活動の一環として行うことのみを目的としているからであると考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザと魅力的な対話を継続させる技術を提供する。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第1の側面は、対話装置に関する。第1側面に係る対話装置は、各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブルから、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行する話題抽出部と、話題抽出部により抽出される話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成するメッセージ生成部と、メッセージ生成部により生成される話題振りメッセージデータを出力するデータ出力部と、を有する。
第2の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行されるコンピュータ対話方法に関する。第2側面に係るコンピュータ対話方法は、各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブルから、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行し、第1処理の実行により抽出された話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成し、生成された話題振りメッセージデータを出力する、ことを含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第1の側面の構成を少なくとも1つのコンピュータに実現させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
上記各態様によれば、ユーザと魅力的な対話を継続させる技術を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る対話装置の処理構成例を概念的に示す図である。 第1実施形態における音声対話サーバ装置の構成例を示す概念図である。 第1実施形態における音声対話サーバ装置及びクライアント装置の処理構成例を概念的に示す図である。 対話記録テーブルの例を示す図である。 嗜好カテゴリテーブルの例を示す図である。 話題振りメッセージの生成処理に関する音声対話サーバ装置の動作例を示すフローチャートである。 第1処理により話題ワードが取得される場合における話題振りメッセージの生成処理に関する音声対話サーバ装置の動作例を示すフローチャートである。 第2処理により話題ワードが取得される場合における話題振りメッセージの生成処理に関する音声対話サーバ装置の動作例を示すフローチャートである。 嗜好カテゴリテーブルの更新に関する音声対話サーバ装置の動作例を示すフローチャートである。 第2実施形態における音声対話サーバ装置及びクライアント装置の処理構成例を概念的に示す図である。 話題振りメッセージの生成処理に関する、第2実施形態における音声対話サーバ装置の動作例を示すフローチャートである。 変形例における音声対話サーバ装置、クライアント装置及び対話記録装置の処理構成例を概念的に示す図である。 変形例における対話記録テーブルの例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に挙げる実施形態は例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。
図1は、本発明の実施の形態に係る対話装置100の処理構成例を概念的に示す図である。図1に示されるように、対話装置100は、各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブル34から、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行する話題抽出部31と、話題抽出部31により抽出される話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成するメッセージ生成部32と、メッセージ生成部32により生成される話題振りメッセージデータを出力するデータ出力部33と、を有する。
対話装置100は、例えば、後述する詳細実施形態における音声対話サーバ装置1と同様のハードウェア構成を有し、その音声対話サーバ装置1と同様にプログラムが処理されることで、上述の各処理部が実現される。対話記録テーブル34は、対話装置100により実現されてもよいし、他のコンピュータにより実現されてもよい。
本発明の実施の形態に係るコンピュータ対話方法は、図1に示される対話装置100のような、少なくとも1つのコンピュータにより実行される次のような工程を含む。即ち、当該コンピュータ対話方法は、各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブル34から、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行し、第1処理の実行により抽出された話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成し、生成された話題振りメッセージデータを出力する、ことを含む。
上述のように、対話記録テーブル34には、各ユーザの発言内容データがそれぞれ格納される。対話記録テーブル34に格納されるデータは、各ユーザの発言履歴に相当する。ここで、発言内容データとは、ユーザの発言テキストデータの少なくとも1部であり、例えば、ユーザの発言内容を示す名詞又は名詞句である。発言テキストデータは、ユーザにより発声された発言音声が録音及び音声認識されることにより得られる文章データであってもよいし、当該ユーザ又は他の者により、キーボード、タッチパネル等の入力装置を用いて入力された文章データであってもよい。
本実施形態では、このような対話記録テーブル34に格納される同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、対話記録テーブル34から1つの発言内容データが抽出される。よって、抽出された発言内容データは、複数ユーザの発言中に共通に出てきたトピックやトレンドを示す単語又は単語列となる。
本実施形態では、この抽出された発言内容データを話題ワードとして含む話題振りメッセージデータが生成され、その話題振りメッセージデータが出力される。話題振りメッセージデータは、対話装置100が対象ユーザに対して話題を振るためのメッセージを示し、その話題ワードとして上述のように抽出された発言内容データが用いられる。
従って、本実施形態によれば、最近のトピックやトレンドに基づく話題振りメッセージを出力することができる。例えば、話題ワードとして「東京スカイツリー」が抽出され、「ところで、東京スカイツリーが話題みたいだよ」といった話題振りメッセージが出力される。但し、話題振りメッセージデータの出力形態は、制限されない。例えば、話題振りメッセージデータは、ユーザが用いる端末に送られ、その端末から音声出力される。また、話題振りメッセージデータは、そのユーザ端末が備える表示装置へ表示されてもよいし、印刷装置へ印刷されてもよい。更に、話題振りメッセージデータは、対話装置100から音声出力や表示出力されてもよい。
このように、本実施形態によれば、複数ユーザの発言中に出てきたホットなトピックやトレンドに関する話題振りを各ユーザにすることができるため、ユーザと魅力的な対話を継続させることができる。
以下、上述の実施形態について更に詳細を説明する。以下には、詳細実施形態として、第1実施形態及び第2実施形態を例示する。以下の各詳細実施形態は、上述の対話装置100及びコンピュータ対話方法をクラウド型の音声対話サーバ装置に適用した場合の例である。但し、上述の対話装置100及びコンピュータ対話方法は、入出力形態として音声を用いる音声対話システムへの適用に限定されるものではなく、様々な入出力形態の装置又はシステムに適用可能である。
[第1実施形態]
〔装置構成〕
図2は、第1実施形態における音声対話サーバ装置(以降、単に、対話サーバと表記する)1の構成例を示す概念図である。対話サーバ1は、通信網3を介して、ユーザが利用するクライアント装置2、及び、情報提供サイト5に通信可能に接続される。通信網3は、インターネット等のような公衆網、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、無線通信ネットワーク等である。なお、本実施形態において、対話サーバ1、クライアント装置2及び情報提供サイト5の間の通信形態は限定されない。
情報提供サイト5は、一般的なコンピュータであり、WEBサーバ、データベースサーバ等のような各種情報を提供するサーバ装置である。本実施形態は、情報提供サイト5のハードウェア構成及びソフトウェア構成を制限しない。
対話サーバ1は、クライアント装置2を通じて、ユーザと対話を行う。具体的には、対話サーバ1は、クライアント装置2からユーザの発言テキストデータを取得し、この発言テキストデータに基づく処理を行う。また、対話サーバ1は、話題振りメッセージデータをクライアント装置2へ送り、クライアント装置2からその話題振りメッセージを出力する。
対話サーバ1は、図2に示されるように、ハードウェア構成として、相互にバス15により接続される、CPU(Central Processing Unit)10、メモリ11、入出力インタフェース(I/F)12、通信装置13等を有する。メモリ11は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク、可搬型記憶媒体等である。入出力I/F12は、キーボード、マウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける装置、表示装置やプリンタ等のようなユーザに情報を提供する装置などと接続される。通信装置13は、通信網3を介して、他のノードと通信を行う。なお、対話サーバ1のハードウェア構成は制限されない。
クライアント装置2は、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、カーナビゲーション装置等のような、ユーザ入力及びユーザへの出力を可能とするユーザインタフェースを持つ一般的なユーザ端末である。クライアント装置2は、人間とのコミュニケーション機能を持つロボットであってもよい。以降、クライアント装置2は、単に、クライアント2と表記する。クライアント2は、図2に示されるように、相互にバス15により接続される、CPU10、メモリ11、入出力I/F12、通信装置13等を有する。入出力I/F12は、キーボード、マウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける入力装置(図示せず)、ユーザの発言音声を取得するマイクロホンのような音声入力部17、音声を出力するスピーカ等のような音声出力部18、ディスプレイ装置やプリンタ等のようなユーザに情報を提供する出力装置(図示せず)などと接続される。なお、クライアント2のハードウェア構成は制限されない。
〔処理構成〕
図3は、第1実施形態における対話サーバ1及びクライアント2の処理構成例を概念的に示す図である。図3において、図1に示される対話装置100の処理部と同じ処理部には、図1と同じ符号が付されている。
〈クライアント装置〉
クライアント2は、音声認識部21、音声合成部22等を有する。これら各処理部は、例えば、CPU10によりメモリ11に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから入出力I/F12又は通信装置13を介してインストールされ、メモリ11に格納されてもよい。
音声認識部21は、音声入力部17を介して入力されかつ録音されたユーザの発言音声に対して音声認識処理を実行することにより、その発言音声に対応する発言テキストデータを生成する。発言テキストデータは、送信元識別情報(送信元IDと表記)と共に、対話サーバ1へ送られる。送信元IDは、クライアント装置2を識別する情報であってもよいし、ユーザを識別する情報であってもよいし、それら両方であってもよい。発言テキストデータとは、ユーザにより発された声がテキスト化された文字データである。なお、本実施形態では、この音声認識処理には、周知な手法が利用されればよく、その音声認識処理自体及びその音声認識処理で利用される各種音声認識パラメータを制限しない。
音声合成部22は、対話サーバ1から送られる話題振りメッセージデータ等を音声合成処理することにより、そのメッセージの音声を音声出力部18を介して出力する。音声出力部18から出力される音声は、例えば、その話題振りメッセージデータに含まれるメッセージを読み上げる音声である。なお、本実施形態では、この音声合成処理には、周知な手法が利用されればよく、その音声合成処理自体は制限されない。
〈音声対話サーバ装置〉
対話サーバ1は、図3に示されるように、対話制御エンジン25、WEBサーバ処理部26等を有する。これら各処理部は、例えば、CPU10によりメモリ11に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。また、当該プログラムは、例えば、CD、メモリカード等のような可搬型記録媒体やネットワーク上の他のコンピュータから入出力I/F12又は通信装置13を介してインストールされ、メモリ11に格納されてもよい。
WEBサーバ処理部26は、一般的なWEBサーバ機能を実現する。例えば、WEBサーバ処理部26は、クライアント2と音声対話サーバ装置1との間の双方向通信や、WEBサーバ上でのサーブレットの実行等を可能とする。本実施形態は、このWEBサーバ処理部26の具体的処理を制限しない。
対話制御エンジン25は、クライアント2を通じたユーザとの対話を実現する処理部である。対話制御エンジン25は、図3に示されるように、話題抽出部31、メッセージ生成部32、データ出力部33、対話記録テーブル34、発言データ取得部35、カテゴリ決定部36、学習処理部37、嗜好カテゴリテーブル38、格納処理部39等を有する。これら各処理部は、例えば、CPU10によりメモリ11に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。なお、話題抽出部31、メッセージ生成部32、データ出力部33及び対話記録テーブル34については、図1に示される対話装置100の各処理部と同様であり、以下の説明では、対話装置100の各処理部と異なる内容を中心に説明する。
また、対話制御エンジン25は、話題振りメッセージデータの生成タイミング、及び、その話題振りメッセージデータの送信先を決定する。例えば、対話制御エンジン25は、挨拶や或る情報を提供する対話メッセージのような、質問や確認とは異なり次にユーザの発言が期待されない対話メッセージの生成時に、話題振りメッセージデータの生成を開始する。この開始の決定に伴い、対話制御エンジン25は、話題抽出部31、メッセージ生成部32及びデータ出力部33に動作させる。また、対話制御エンジン25は、上述のような対話メッセージの送信先を、話題振りメッセージデータの送信先に決定する。以降、話題振りメッセージデータの送信先に決定されたユーザ(送信元ID)を対象ユーザと表記する場合もある。なお、本実施形態は、話題振りメッセージデータの生成及び送信タイミングを制限しない。
発言データ取得部35は、クライアント2から送られるユーザの発言テキストデータ及び送信元IDをWEBサーバ処理部26を介して取得する。発言データ取得部35により取得されるユーザの発言テキストデータには、「聞きたい」、「何それ」等のような振られた話題を肯定する語(以降、話題肯定語と表記)、又は、「聞かない」、「いらない」等のような振られた話題を否定する語(以降、話題否定語と表記)を含む応答発言テキストデータが含まれる。
なお、本実施形態における対話制御エンジン25で処理対象とされる発言テキストデータは、制限されてもよい。例えば、対話サーバ1は、本実施形態で説明される処理で扱われない発言テキストデータについては、他の処理で処理する。
カテゴリ決定部36は、発言データ取得部35により取得された発言テキストデータのカテゴリを決定する。例えば、カテゴリ決定部36は、キーワードとカテゴリとの複数の対応関係を保持するテーブルを参照することにより、その発言テキストデータに含まれるキーワードに基づいてカテゴリを決定する。カテゴリ決定部36は、キーワードを抽出するために、発言テキストデータに対して品詞分解処理を行うようにしてもよい。なお、本実施形態は、カテゴリの決定方法自体を制限しない。
格納処理部39は、発言データ取得部35により取得された発言テキストデータの少なくとも1部、及び、カテゴリ決定部36により決定されたカテゴリを、送信元ID、記録時間と共に、対話記録テーブル34に格納する。対話記録テーブル34に格納される発言テキストデータの少なくとも1部は、発言内容データと表記される。例えば、発言テキストデータ「今日のイチローについて教えて」が取得された場合には、「今日のイチロー」が発言内容データとして対話記録テーブル34に格納される。
更に、格納処理部39は、発言データ取得部35により取得されたユーザの発言テキストデータに対して、何らかの対話メッセージデータを送信した場合には、その対話メッセージデータの内容を示す返答内容データを対話記録テーブル34に格納する。このとき、格納処理部39は、その返答内容データを、対応する発言内容データを含むレコードに格納する。
図4は、対話記録テーブル34の例を示す図である。対話記録テーブル34は、ユーザの発言履歴を格納する。本実施形態における対話記録テーブル34は、図4に示されるように、各発言テキストデータに対し、送信元ID、記録時間、カテゴリ、発言内容データ、返答内容データをそれぞれ格納する。送信元IDは、発言テキストデータと共に発言データ取得部35により取得されるデータであり、記録時間は、対象レコードが格納された時間を示す。発言内容データとは、各発言テキストデータの中の対話記録テーブル34に格納されたデータを意味する。返答内容データとは、発言テキストデータに対して対話サーバ1により生成されクライアント装置2から出力された対話メッセージデータの中の、対話記録テーブル34に格納されたデータを意味する。
図5は、嗜好カテゴリテーブル38の例を示す図である。嗜好カテゴリテーブル38は、各ユーザについて、各ユーザの発言内容に対応するカテゴリ毎の嗜好度をそれぞれ格納する。図5に示される送信元IDは、そのカテゴリの発言テキストデータと共に発言データ取得部35により取得されるデータである。嗜好度とは、その送信元IDに対応するユーザがその対応するカテゴリを好んでいる又はその対応するカテゴリに関心を持っている度合いを示す。本実施形態では、この嗜好度は、1以上の数値で示され、数値の大きさが嗜好度の高さを示す。
学習処理部37は、ユーザの発言テキストデータに基づいて、嗜好カテゴリテーブル38へレコードを追加し、更に、嗜好カテゴリテーブル38の嗜好度を更新する。具体的には、学習処理部37は、発言データ取得部35により取得された発言テキストデータに関しカテゴリ決定部36で決定されたカテゴリが嗜好カテゴリテーブル38に格納されていない場合に、そのカテゴリを含むレコードを嗜好カテゴリテーブル38に追加する。このとき、学習処理部37は、その追加するレコードに、発言データ取得部35により取得された送信元ID、カテゴリ決定部36により決定されたカテゴリ、及び、発言データ取得部35により取得された発言テキストデータの内容に対応する嗜好度を含める。例えば、学習処理部37は、発言テキストデータがそのカテゴリについての質問メッセージを示す場合には、そのカテゴリにユーザが関心を持っていると考えられるため、嗜好度を2に決定する。
また、学習処理部37は、対話サーバ1から送信された話題振りメッセージデータに基づいてクライアント装置2から出力された話題振りメッセージに対し、ユーザの応答発言テキストデータが発言データ取得部35で取得された場合に、その応答発言テキストデータの応答内容に応じて、嗜好カテゴリテーブル38に対象レコードを追加する、又は、嗜好カテゴリテーブル38内の対象レコードの嗜好度を増減させる。具体的には、学習処理部37は、応答発言テキストデータに対応する送信元ID、及び、その話題振りメッセージに関するカテゴリに適合するレコードの嗜好度を更新する。例えば、応答発言テキストデータが肯定応答を示す場合には、ユーザが話題振りメッセージの話題ワードのカテゴリに興味を示したと考えられるため、そのレコードの嗜好度が1加算される。一方、応答発言テキストデータが否定応答を示す場合には、ユーザが話題振りメッセージの話題ワードのカテゴリに興味を示さなかったと考えられるため、そのレコードの嗜好度が1減算される。
話題抽出部31は、対話装置100における上述の第1処理、又は、以下に示す第2処理を実行することで、話題ワードを取得する。第1処理は、上述したように、複数のユーザの発言に基づいてホットなトピックやトレンドを示す話題ワードを決定する。第2処理は、対象ユーザの嗜好に沿った話題ワードを決定する。第2処理では、話題抽出部31は、嗜好カテゴリテーブル38に格納される対象ユーザのカテゴリの中から、嗜好度に基づいて、1つのカテゴリを特定し、対話記録テーブル34における、この特定されたカテゴリの同一内容を示す発言内容データを含むレコードの数に基づいて、対話記録テーブル34からそのカテゴリの1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する。
話題抽出部31は、第1処理及び第2処理が所定割合で実行されるように、第1処理及び第2処理を選択的に実行する。この所定割合は、話題抽出部31により予め保持される。例えば、所定割合として、第1処理の実行割合が15%、第2処理の実行割合が85%に設定される。この所定割合は、ユーザにより好まれる値に設定されればよく、その値は特に制限されない。所定割合は、ユーザ毎にそれぞれ設定されるようにしてもよい。このように第1処理及び第2処理は選択的にそれぞれ実行されることが望ましいが、本実施形態は、第1処理及び第2処理のいずれか一方のみを実行する形態を排除しない。
また、話題抽出部31は、第1処理において、対話記録テーブル34の中の同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、対話記録テーブル34から選択的に発言内容データを話題ワードとして取得するようにしてもよい。話題抽出部31は、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位について、所定の選択割合を予めそれぞれ保持する。例えば、発言内容データ数が最も多い発言内容データ集合が選択される確率が50%、次に多い発言内容データ集合が選択される確率が25%、次に多い発言内容データ集合が選択される確率が12.5%というように、各順位の選択割合(選択確率)がそれぞれ保持される。但し、話題抽出部31は、このような選択割合を用いず、発言内容データ数が最も多い発言内容データ集合を常に選択するようにしてもよい。
また、話題抽出部31は、第2処理において、嗜好度の高さの各順位に応じた選択割合で嗜好カテゴリテーブル38からカテゴリが特定されるように、選択的にカテゴリを特定してもよい。この場合、話題抽出部31は、嗜好度の高さの各順位についての所定選択割合を予めそれぞれ保持する。例えば、嗜好度が最も高いカテゴリが特定される確率が50%、次に嗜好度が高いカテゴリが特定される確率が25%というように、各順位の選択割合(選択確率)がそれぞれ保持される。但し、話題抽出部31は、このような選択割合を用いず、嗜好度が最も高いカテゴリを常に特定するようにしてもよい。
更に、話題抽出部31は、第2処理において、対話記録テーブル34に格納される当該特定されたカテゴリの発言内容データの中の、同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、対話記録テーブル34から選択的に当該特定されたカテゴリの1つの発言内容データを話題ワードとして取得するようにしてもよい。この所定割合についても上述と同様である。
メッセージ生成部32は、話題抽出部31により取得された話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成する。
データ出力部33は、メッセージ生成部32により生成された話題振りメッセージデータを、対象ユーザのクライアント2へ送信する。
〔動作例〕
まず、第1実施形態におけるコンピュータ対話方法について図6A、図6B及び図6Cを用いて説明する。図6A、図6B及び図6Cは、話題振りメッセージの生成処理に関する対話サーバ1の動作例を示すフローチャートである。
対話サーバ1は、対象ユーザ(送信元ID)への話題振りメッセージの送信を決定すると、話題肯定語及び話題否定語に関する情報を読み込む(S61)。話題肯定語及び話題否定語に関する情報は、例えば、対話サーバ1により予め保持される。
対話サーバ1は、1から100までの間で乱数を発生させる(S62)。対話サーバ1は、その乱数の値が15以下か否かを判定する(S63)。(S62)及び(S63)の各処理は、上記第1処理及び上記第2処理を所定割合(第1処理の実行割合が15%であり、第2処理の実行割合が85%である)でそれぞれ実行するための処理である。
対話サーバ1は、乱数の値が15以下の場合(S63;YES)、図6Bに示される処理、即ち、第1処理を実行し、乱数の値が15より大きい場合(S63;NO)、図6Cに示される処理、即ち、第2処理を実行する。
図6Bは、第1処理により話題ワードが取得される場合における話題振りメッセージの生成処理に関する対話サーバ1の動作例を示すフローチャートである。対話サーバ1は、対話記録テーブル34から、発言内容データが同一内容を示す各レコード集合の中の、レコード数の上位10個のレコード集合を抽出する(S71)。ここで、抽出されるレコード集合には、複数ユーザの発言内容データが含まれる可能性がある。
続いて、対話サーバ1は、乱数を発生させ、(S71)で抽出された複数のレコード集合の中の、その乱数に対応するレコード数順位のレコード集合を特定する(S72)。この乱数を用いた特定により、例えば、最大レコード数のレコード集合が特定される確率が50%、次に大きいレコード数のレコード集合が特定される確率が25%といったレコード数順位毎の所定割合で、レコード集合が選択的に特定される。
対話サーバ1は、(S72)で特定されたレコード集合のカテゴリが観光情報であるか否かを判定する(S73)。対話サーバ1は、当該カテゴリが観光情報である場合(S73;YES)、そのレコード集合から返答内容データを抽出する(S75)。一方、対話サーバ1は、当該カテゴリが観光情報でない場合(S73;NO)、そのレコード集合の発言内容データを検索キーワードとして用いてニュース情報を提供する情報提供サイト5に検索を要求し、その検索結果としてのニュース情報を取得する(S74)。観光情報は、時間経過に伴う変化程度が他の情報よりも小さいため、(S75)に示されるように、以前の返答内容データが抽出される。一方、観光情報以外のカテゴリについては、(S74)に示されるように、情報提供サイト5から最新のニュース情報が取得される。
対話サーバ1は、特定されたレコード集合の発言内容データを話題ワードとして取得する(S76)。対話サーバ1は、その話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成し、その話題振りメッセージデータをクライアント装置2へ送信する(S77)。
これにより、その話題振りメッセージがクライアント装置2から音声出力される。例えば、多数のユーザの発言に含まれていた話題ワード「東京スカイツリー(登録商標)」が取得された場合(S76)、「ところで、東京スカイツリーが話題みたいだよ」という話題振りメッセージが音声出力される。ユーザは、この話題振りメッセージに対して、「聞きたい」といった話題肯定語、又は、「聞かない」といった話題否定語を含む応答発言を行う。この応答発言は、クライアント装置2により、録音及び音声認識されることにより、応答発言テキストデータに変換される。
対話サーバ1は、その応答発言テキストデータをクライアント装置2から取得する(S78)。対話サーバ1は、その応答発言テキストデータに、(S61)で読み込まれた話題肯定語又は話題否定語が含まれるか否かを判定する(S79)。対話サーバ1は、その応答発言テキストデータに話題肯定語又は話題否定語が含まれていない場合(S79;NO)、話題が変わったと判断し、図6Bに示される処理を終了する。
更に、対話サーバ1は、その応答発言テキストデータに話題肯定語が含まれるか否かを判定する(S79;YES、S80)。対話サーバ1は、その応答発言テキストデータに肯定語が含まれる場合(S79;YES、S80;YES)、(S74)で取得されたニュース情報データ、又は、(S75)で取得された返答内容データを含む対話メッセージデータを生成し、その対話メッセージデータをクライアント装置2へ送信する(S82)。これにより、対話記録テーブル34に格納される以前の対話における返答内容と同じ内容の対話メッセージがクライアント2へ送信され、その返答内容がクライアント2で音声出力される。
このとき、対話サーバ1は、嗜好カテゴリテーブル38の該当レコードの嗜好度に1加算する(S83)。(S77)で出力された話題振りメッセージにユーザが興味を示したからである。一方、対話サーバ1は、その応答発言テキストデータに話題肯定語が含まれない場合(S79;YES、S80;NO)、嗜好カテゴリテーブル38の該当レコードの嗜好度を1減算する(S81)。(S77)で出力された話題振りメッセージにユーザが興味を示さなかったからである。なお、嗜好カテゴリテーブル38の更新処理の詳細については、後述する。
図6Cは、第2処理により話題ワードが取得される場合における話題振りメッセージの生成処理に関する対話サーバ1の動作例を示すフローチャートである。対話サーバ1は、嗜好カテゴリテーブル38から、対象ユーザの嗜好度の上位10個のレコードを抽出する(S91)。ここで、対象ユーザとは、話題振りメッセージデータの送信先として決定されたユーザであり、本実施形態では、送信元IDで識別される。
対話サーバ1は、乱数を発生させ、(S91)で抽出された複数のレコードの中の、その乱数に対応する嗜好度順位のレコードのカテゴリを特定する(S92)。この乱数を用いた特定により、例えば、最高嗜好度のレコードが特定される確率が50%、次に高い嗜好度のレコードが特定される確率が25%といった嗜好度順位毎の所定割合で、レコードが選択的に特定される。
続いて、対話サーバ1は、対話記録テーブル34から、(S92)で特定されたカテゴリの発言内容データが同一内容を示す各レコード集合の中の、レコード数の上位10個のレコード集合を抽出する(S93)。ここで、抽出されるレコード集合には、図6Bと同様に、複数ユーザの発言内容データが含まれる可能性がある。
続いて、対話サーバ1は、乱数を発生させ、(S93)で抽出された複数のレコード集合の中の、その乱数に対応するレコード数順位のレコード集合を特定する(S94)。(S94)以降の各工程は、図6Bに示される(S72)以降の各工程と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6Cによれば、例えば、対象ユーザにとって嗜好度が高いカテゴリ「プロ野球選手」が特定され(S92)、このカテゴリ「プロ野球選手」について多数のユーザの発言に含まれていた話題ワード「イチロー」が取得された場合(S98)、「ところで、イチローも話題みたいだよ」という話題振りメッセージが音声出力される。
本実施形態におけるコンピュータ対話方法は、図6A、図6B及び図6Cに示される例に限定されない。上述の例では、対話記録テーブル34から抽出されるレコード集合の数が10個に設定され(S71)及び(S93)、嗜好カテゴリテーブル38から抽出されるレコード数も10個に設定されている(S91)。しかしながら、レコード集合及びレコードの数は、それぞれ異なる数に設定されてもよいし、10以外の数に設定されてもよい。
次に、第1実施形態におけるカテゴリの嗜好度の学習方法について図7を用いて説明する。図7は、嗜好カテゴリテーブル38の更新に関する対話サーバ1の動作例を示すフローチャートである。この学習方法は、図6Bに示される(S81)及び(S83)、図6Cに示される(S103)及び(S105)で実施され、更に、ユーザの発言テキストデータを対話記録テーブル34に格納する前又は後に実施される。
このとき、対話サーバ1は、対象送信元ID、対象カテゴリ、嗜好度更新情報を取得している(S111)。図6Bに示される(S81)及び(S83)の場面では、対象送信元IDは、(S77)で話題振りメッセージデータの送信先として特定されている送信元IDであり、対象カテゴリは、(S72)で特定されたレコード集合のカテゴリである。また、嗜好度更新情報は、(S81)の場面では−1であり、(S83)の場面では+1である。図6Cに示される(S103)及び(S105)の場面では、対象送信元IDは、(S91)で取得されている対象ユーザに対応する送信元IDであり、対象カテゴリは、(S92)で特定されたカテゴリである。また、嗜好度更新情報は、(S103)の場面では−1であり、(S105)の場面では+1である。更に、「イチローについて教えて」といったユーザの発言テキストデータが対話記録テーブル34に格納される場面では、その発言テキストデータの送信元IDが対象送信元IDであり、その発言テキストデータのカテゴリが対象カテゴリであり、嗜好度更新情報は、例えば、+2に設定される。
対話サーバ1は、対象送信元ID及び対象カテゴリに対応するレコードを嗜好カテゴリテーブル38から抽出する(S112)。対話サーバ1は、該当するレコードが嗜好カテゴリテーブル38に存在する場合(S113;YES)、抽出されたレコードの嗜好度を嗜好度更新情報に基づいて更新する(S117)。
ここで、対話サーバ1は、その更新された嗜好度の値が1以上でない場合(S118;NO)、その更新後の嗜好度を1に再設定する(S119)。これにより、本実施形態によれば、嗜好カテゴリテーブル38に格納される嗜好度は、1以上に保たれる。これは、本実施形態がカテゴリの嗜好度の高さを得ることを目的としているためである。但し、嗜好度が0以下となるのを必ずしも防がなくてもよい。この場合、図6Cの(S91)において、1以上の嗜好度のみを抽出対象とすればよく、図7から(S118)、(S119)及び(S114)は省かれる。
一方、対話サーバ1は、該当するレコードが嗜好カテゴリテーブル38に存在しない場合(S113;NO)、更に、嗜好度更新情報が増加方向を示すか否かを判定する(S114)。対話サーバ1は、嗜好度更新情報が増加方向を示す場合(S114;YES)、対象送信元ID、対象カテゴリ、及び、嗜好度更新情報に対応する嗜好度を含むレコードを嗜好カテゴリテーブル38に追加する(S115)。嗜好度更新情報に対応する嗜好度とは、その嗜好度更新情報が示す値が設定された嗜好度を意味する。
〔第1実施形態の作用及び効果〕
上述したように第1実施形態では、話題振りメッセージデータに含める話題ワードを対話記録テーブル34から抽出するために、第1処理又は第2処理が実行される。第1処理では、対話記録テーブル34に格納される複数ユーザの発言内容データの中から、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データが話題ワードとして抽出される。この第1処理によれば、上述したように、複数ユーザの発言中に出てきたホットなトピックやトレンドに関する話題ワードを取得することができ、ひいては、そのような話題ワードを含めた話題振りメッセージをユーザに提供することができる。
一方で、第1実施形態では、各ユーザの発言テキストデータに基づいて、各ユーザのカテゴリ毎の嗜好度が学習される。この学習では、対話サーバ1によりクライアント装置2を介してユーザに提供される話題振りメッセージに対するユーザの応答発言に基づいて、その話題振りメッセージ内の話題ワードのカテゴリの嗜好度が嗜好カテゴリテーブル38に反映される。また、ユーザのその他の発言に基づいて、その発言に関するカテゴリの嗜好度が嗜好カテゴリテーブル38に反映される。この学習によれば、各ユーザについて、興味や関心を持っているカテゴリ及びその嗜好度合いをそれぞれ取得することができる。
その上で、上述の第2処理では、ユーザ毎に学習されたカテゴリ毎の嗜好度に基づいて、対象ユーザのための1つのカテゴリが特定され、対話記録テーブル34に格納されるその特定されたカテゴリについての複数ユーザの発言内容データの中から、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データが話題ワードとして取得される。この第2処理によれば、ユーザが好むカテゴリについてのホットなトピックやトレンドを示す話題ワードを取得することができ、ひいては、そのような話題ワードを含めた話題振りメッセージをユーザに提供することができる。
従って、第1実施形態によれば、ユーザ自身の嗜好に依存しないホットな話題、又は、ユーザ自身の嗜好に沿ったホットな話題をユーザに振ることができ、この話題振りによりユーザは、発言を誘発されることになる。即ち、第1実施形態によれば、ユーザと魅力的な対話を継続させることができる。
更に、第1実施形態では、魅力的な話題ワードを取得するための第1処理及び第2処理が所定割合で選択的に実行される。これにより、各ユーザに対して同じ話題ワードセットが繰り返し提供されることを防ぐことができ、毎回、各ユーザにとって新鮮な話題を振ることができる。従って、ユーザが対話の継続を望む可能性が高くなるため、第1実施形態によれば、ユーザとより魅力的な対話を継続させることができる。
このような話題の単調化を防ぐために、更に、第1実施形態では、対話記録テーブル34に格納される抽出候補の複数のレコード集合(発言内容データ集合)の各々が、各レコード集合内のレコード数順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、対話記録テーブル34から選択的に1つの発言内容データが話題ワードとして取得される。同様の目的で、第1実施形態では、嗜好度の高さの各順位に対応する各所定割合で、嗜好カテゴリテーブル38からカテゴリが選択的に特定される。これにより、各ユーザに対して同じ話題ワードセットが繰り返し提供されることを防ぐことができ、毎回、各ユーザにとって新鮮な話題を振ることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、話題振りのタイミングのスケジューリングが可能とされる。以下、第2実施形態における対話サーバ1について、第1実施形態と異なる内容を中心に説明する。以下の説明では、第1実施形態と同様の内容については適宜省略する。
〔処理構成〕
図8は、第2実施形態における対話サーバ1及びクライアント2の処理構成例を概念的に示す図である。第2実施形態における対話サーバ1は、第1実施形態の構成に加えて、スケジュール処理部41及びスケジュールテーブル42を更に有する。スケジュール処理部41及びスケジュールテーブル42についても、他の処理部と同様に、CPU10によりプログラムが実行されることにより実現される。
スケジュールテーブル42は、各ユーザの話題振りについてのタイミング情報及びカテゴリをそれぞれ格納する。スケジュールテーブル42に格納される情報は、入力画面等に基づいてクライアント装置2をユーザが操作することにより入力され、クライアント装置2から取得された情報であってもよいし、可搬型記録媒体等から入出力I/F12を経由して取得された情報であってもよい。
タイミング情報には、日時等の時間や周期が設定されてもよいし、同時に生成される特定メッセージが設定されてもよい。例えば、タイミング情報として、毎日午前8時、2012年12月24日午後7時、各日の最初の挨拶メッセージと同時などが設定され得る。但し、本実施形態は、タイミング情報の具体的内容を制限せず、タイミング情報には、或るタイミングを特定し得る情報が設定されればよい。
スケジュール処理部41は、スケジュールテーブル42に格納されるタイミング情報が示すタイミングで、話題抽出部31に、スケジュールテーブル42に格納されるカテゴリに対応する対象ユーザの1つの発言内容データを話題ワードとして取得させ、メッセージ生成部32に話題振りメッセージデータを生成させ、データ出力部33に話題振りメッセージデータを出力させる。
話題抽出部31は、スケジュール処理部41により指定されるカテゴリを用いて、対話記録テーブル34における、その指定されたカテゴリの同一内容を示す発言内容データを含むレコードの数に基づいて、対話記録テーブル34からそのカテゴリの1つの発言内容データを話題ワードとして特定する第3処理を実行する。話題抽出部31は、スケジュールテーブル42に基づいて実行される場合には、上記第3処理を実行し、それ以外の場合には、第1実施形態のように第1処理及び第2処理を選択的に実行する。
〔動作例〕
以下、第2実施形態におけるコンピュータ対話方法について図6A、図6B及び図6C並びに図9を用いて説明する。図9は、話題振りメッセージの生成処理に関する、第2実施形態における対話サーバ1の動作例を示すフローチャートである。第2実施形態では、対話サーバ1は、スケジュールテーブル42に基づくタイミングでは、図9に示される動作を実行し、それ以外のタイミングでは、第1実施形態と同様に、図6A、図6B及び図6Cで示される動作を行う。
スケジュールテーブル42に基づくタイミングでは、スケジュールテーブル42から指定されたカテゴリが取得される。この場合、対話サーバ1は、対話記録テーブル34から、その指定されたカテゴリの発言内容データが同一内容を示す各レコード集合の中の、レコード数の上位10個のレコード集合を抽出する(S121)。ここで、抽出されるレコード集合には、複数ユーザの発言内容データが含まれる可能性がある。
(S122)以降の各工程は、図6Bに示される(S72)以降の各工程と同様であるため、ここでは説明を省略する。
〔第2実施形態の作用及び効果〕
上述のように第2実施形態では、各ユーザについて話題振りのタイミング情報がスケジュールテーブル42にそれぞれ格納され、そのタイミング情報が示すタイミングで話題振りメッセージデータが生成及び出力される。更に、スケジュールテーブル42には、上記タイミング情報と共に、振るべき話題のカテゴリが格納され、指定されたタイミングで生成される話題振りメッセージデータには、スケジュールテーブル42で指定されたカテゴリの発言内容データが含められる。
従って、第2実施形態によれば、嗜好のみでなく、ユーザの年齢や生活スタイルに合わせたタイミング及びカテゴリで、そのタイミングに合った魅力的な話題ワードを含む話題振りメッセージを提供することができる。
[変形例]
上述の各実施形態では、対話サーバ1が、通信網3を介して接続される情報提供サイト5からニュース情報を取得する例が示された。しかしながら、ニュース情報は、対話サーバ1内に持つデータベースから取得されてもよい。この場合、対話サーバ1は、情報提供サイト5及び対話サーバ1内のデータベースの中から、ニュース情報の取得先を決めればよい。
また、上述の各実施形態では、ユーザの発する音声から、発言データ取得部35により取得される発言テキストデータが生成される例が示された。しかしながら、発言テキストデータは、キーボードやタッチパネル等のようなクライアント2の入力装置を介したユーザ操作により、入力されたテキストデータであってもよい。また、対話メッセージデータの出力形態についても、音声出力のみに制限されず、クライアント2が備える表示装置への表示であってもよいし、クライアント2に接続される印刷装置への印刷であってもよい。更に、対話メッセージデータは、2種以上の出力形態で出力されるようにしてもよい。
また、上述の各実施形態では、クライアント2が音声認識部21及び音声合成部22を持つ例が示されたが、対話サーバ1が音声認識部21及び音声合成部22を持つ形態もあり得る。この場合、対話サーバ1とクライアント2との間では、音声データのやり取りが行われる。また、対話サーバ1及びクライアント装置2の両方を1つのコンピュータが実現し、そのコンピュータ自身が備える表示装置や音声出力部から話題振りメッセージを出力するようにしてもよい。
また、上述の各実施形態では、図3に示されるように、対話サーバ1が上述の全ての処理部を持っていたが、上述の各処理部は、対話サーバ1を含む複数のコンピュータ上で実現されるようにしてもよい。例えば、上述の各処理部のうち、ユーザの発言テキストデータを記録する処理部及びユーザの嗜好を学習する処理部と、話題振りメッセージデータのような対話メッセージを生成する処理部とを異なるコンピュータに備えるようにしてもよい。この例では、対話サーバ1と通信可能な対話記録装置70が更に設けられる。
図10は、変形例における対話サーバ1、クライアント2及び対話記録装置70の処理構成例を概念的に示す図である。この変形例では、対話サーバ1の対話制御エンジン25は、発言データ取得部35、話題抽出部31、メッセージ生成部32及びデータ出力部33を有し、対話記録装置70が、カテゴリ決定部36、学習処理部37、嗜好カテゴリテーブル38、格納処理部39、対話記録テーブル34、通信処理部71を有する。通信処理部71は、対話サーバ1から発言テキストデータを取得し、対話サーバ1からの要求に応じて対話記録テーブル34及び嗜好カテゴリテーブル38から要求に適合するレコードを抽出し、そのレコードを対話サーバ1へ送る。
上述の各実施形態では、対話記録テーブル34内の全ての発言内容データが話題ワードの対象とされたが、話題ワードの対象となる発言内容データが制限されてもよい。図11は、変形例における対話記録テーブル34の例を示す図である。変形例における対話記録テーブル34は、図4の内容に加えて、話題フラグを更に格納する。話題フラグは、話題振りに適する発言内容か否かを判別するためのフラグである。図4の例では、話題フラグには、話題振りに適する発言内容データのレコードにおいて1が設定され、話題振りに適さない発言内容データのレコードにおいて0が設定される。
本変形例における格納処理部39は、ユーザの発言テキストデータを対話記録テーブル34に格納するにあたり、カテゴリ決定部36により決定されたカテゴリに基づいて、その発言テキストデータに対応する話題フラグを決定する。例えば、カテゴリが「天気」や「株価」の発言テキストデータに対応する話題フラグは0に設定され、それ以外のカテゴリの発言テキストデータに対応する話題フラグは1に設定される。「天気」や「株価」は、話題発展に結びつき難く、話題振りには適さないからである。
本変形例における話題抽出部31は、対話記録テーブル34から話題ワードとしての発言内容データを抽出するにあたり、対話フラグが0に設定されているレコードを除外する。同様に、図6Bの(S71)及び図6Cの(S93)並びに図9の(S121)においても、対話フラグが0に設定されているレコードは抽出対象から除外される。
このような変形例によれば、複数のユーザの発言の中でも話題振りに適する発言内容のみが話題ワードとして抽出されるため、ユーザに関心を引く可能性が高い話題振りメッセージを提供することができる。
なお、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態及び各変形例は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の各実施形態及び各変形例は、以下の付記のようにも特定され得る。但し、各実施形態及び各変形例が以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブルから、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行する話題抽出部と、
前記話題抽出部により抽出される話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成するメッセージ生成部と、
前記メッセージ生成部により生成される話題振りメッセージデータを出力するデータ出力部と、
を備える対話装置。
(付記2)
前記対話記録テーブルは、各ユーザの発言内容データ及び該発言内容に対応するカテゴリをそれぞれ格納し、
前記話題抽出部は、前記第1処理、又は、
対象ユーザの発言履歴を用いた学習により該対象ユーザの発言内容に対応するカテゴリ毎に嗜好度をそれぞれ格納する嗜好カテゴリテーブルから、該嗜好度に基づいて、1つのカテゴリを特定し、前記対話記録テーブルにおける、該特定されたカテゴリの同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、前記対話記録テーブルから、該特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する第2処理
を実行する付記1に記載の対話装置。
(付記3)
前記話題抽出部は、前記第1処理及び前記第2処理が所定割合で実行されるように、前記第1処理及び前記第2処理を選択的に実行する、
付記2に記載の対話装置。
(付記4)
前記話題抽出部は、前記第2処理において、前記対話記録テーブルに格納される前記特定されたカテゴリの発言内容データの中の、同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、前記対話記録テーブルから選択的に前記特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する、
付記2又は3に記載の対話装置。
(付記5)
前記話題振りメッセージデータの出力に伴うユーザの応答発言テキストデータ及び送信元識別データを取得する発言データ取得部と、
前記発言データ取得部により取得される送信元識別データ、前記話題振りメッセージデータに関するカテゴリ、及び、前記発言データ取得部により取得される応答発言テキストデータの応答内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する学習処理部と、
を更に備える付記2から4のいずれか1つに記載の対話装置。
(付記6)
ユーザの発言テキストデータ及び送信元識別データを取得する発言データ取得部と、
前記発言データ取得部により取得される発言テキストデータのカテゴリを決定するカテゴリ決定部と、
前記発言データ取得部により取得される送信元識別データ、前記カテゴリ決定部により決定されるカテゴリ、及び、前記発言データ取得部により取得される発言テキストデータの内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する学習処理部と、
を更に備える付記2から5のいずれか1つに記載の対話装置。
(付記7)
各ユーザの話題振りについてのタイミング情報及びカテゴリをそれぞれ格納するスケジュールテーブルに格納されるタイミング情報が示すタイミングで、前記話題抽出部に、該スケジュールテーブルに格納されるカテゴリに対応する前記対象ユーザの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出させ、前記メッセージ生成部に前記話題振りメッセージデータを生成させ、前記データ出力部に前記話題振りメッセージデータを出力させるスケジュール処理部、
を更に備える付記2から6のいずれか1つに記載の対話装置。
(付記8)
前記話題抽出部は、前記第1処理において、前記対話記録テーブルの中の同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、前記対話記録テーブルから選択的に前記発言内容データを前記話題ワードとして抽出する、
付記1から7のいずれか1つに記載の対話装置。
(付記9)
前記対話記録テーブルは、各ユーザの発言内容データと共に話題振りに適する発言内容か否かを示す話題フラグをそれぞれ格納し、
前記話題抽出部は、話題振りに適さないことを示す話題フラグに対応する発言内容データを前記話題ワードとしての抽出対象から除外する、
付記1から8のいずれか1つに記載の対話装置。
(付記10)
少なくとも1つのコンピュータにより実行されるコンピュータ対話方法において、
各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブルから、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行し、
前記第1処理の実行により抽出された話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成し、
前記生成された話題振りメッセージデータを出力する、
ことを含むコンピュータ対話方法。
(付記11)
前記対話記録テーブルは、各ユーザの発言内容データ及び該発言内容に対応するカテゴリをそれぞれ格納し、
対象ユーザの発言履歴を用いた学習により該対象ユーザの発言内容に対応するカテゴリ毎に嗜好度をそれぞれ格納する嗜好カテゴリテーブルから、該嗜好度に基づいて、1つのカテゴリを特定し、前記対話記録テーブルにおける、該特定されたカテゴリの同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、前記対話記録テーブルから、該特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する第2処理と、前記第1処理とが所定割合で実行されるように、前記第1処理及び前記第2処理を選択的に実行する、
ことを含む付記10に記載のコンピュータ対話方法。
(付記12)
前記第2処理は、前記対話記録テーブルに格納される前記特定されたカテゴリの発言内容データの中の、同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、前記対話記録テーブルから選択的に前記特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する、
付記11に記載のコンピュータ対話方法。
(付記13)
前記話題振りメッセージデータの出力に伴うユーザの応答発言テキストデータ及び送信元識別データを取得し、
前記取得された送信元識別データ、前記話題振りメッセージデータに関するカテゴリ、及び、前記取得された応答発言テキストデータの応答内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する、
ことを更に含む付記11又は12に記載のコンピュータ対話方法。
(付記14)
ユーザの発言テキストデータ及び送信元識別データを取得し、
前記取得された発言テキストデータのカテゴリを決定し、
前記取得された送信元識別データ、前記決定されたカテゴリ、及び、前記取得された発言テキストデータの内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する、
ことを更に含む付記11から13のいずれか1つに記載のコンピュータ対話方法。
(付記15)
前記第1処理は、前記対話記録テーブルの中の同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、前記対話記録テーブルから選択的に前記発言内容データを前記話題ワードとして抽出する、
付記10から14のいずれか1つに記載のコンピュータ対話方法。
(付記16)
前記対話記録テーブルは、各ユーザの発言内容データと共に話題振りに適する発言内容か否かを示す話題フラグをそれぞれ格納し、
前記発言内容データの前記話題ワードとしての抽出は、話題振りに適さないことを示す話題フラグに対応する発言内容データを前記話題ワードとしての抽出対象から除外する、
付記10から15のいずれか1つに記載のコンピュータ対話方法。
(付記17)
少なくとも1つのコンピュータにコンピュータ対話処理を実行させるプログラムにおいて、
前記コンピュータ対話処理は、
各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブルから、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行し、
前記第1処理の実行により抽出された話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成し、
前記生成された話題振りメッセージデータを出力する、
ことを含むプログラム。
(付記18)
前記対話記録テーブルは、各ユーザの発言内容データ及び該発言内容に対応するカテゴリをそれぞれ格納し、
前記コンピュータ対話処理は、
対象ユーザの発言履歴を用いた学習により該対象ユーザの発言内容に対応するカテゴリ毎に嗜好度をそれぞれ格納する嗜好カテゴリテーブルから、該嗜好度に基づいて、1つのカテゴリを特定し、前記対話記録テーブルにおける、該特定されたカテゴリの同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、前記対話記録テーブルから、該特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する第2処理と、前記第1処理とが所定割合で実行されるように、前記第1処理及び前記第2処理を選択的に実行する、
ことを含む付記17に記載のプログラム。
(付記19)
前記第2処理は、前記対話記録テーブルに格納される前記特定されたカテゴリの発言内容データの中の、同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、前記対話記録テーブルから選択的に前記特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する、
付記18に記載のプログラム。
(付記20)
前記コンピュータ対話処理は、
前記話題振りメッセージデータの出力に伴うユーザの応答発言テキストデータ及び送信元識別データを取得し、
前記取得された送信元識別データ、前記話題振りメッセージデータに関するカテゴリ、及び、前記取得された応答発言テキストデータの応答内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する、
ことを更に含む付記18又は19に記載のプログラム。
(付記21)
前記コンピュータ対話処理は、
ユーザの発言テキストデータ及び送信元識別データを取得し、
前記取得された発言テキストデータのカテゴリを決定し、
前記取得された送信元識別データ、前記決定されたカテゴリ、及び、前記取得された発言テキストデータの内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する、
ことを更に含む付記18から20のいずれか1つに記載のプログラム。
(付記22)
前記第1処理は、前記対話記録テーブルの中の同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、前記対話記録テーブルから選択的に前記発言内容データを前記話題ワードとして抽出する、
付記17から21のいずれか1つに記載のプログラム。
(付記23)
前記対話記録テーブルは、各ユーザの発言内容データと共に話題振りに適する発言内容か否かを示す話題フラグをそれぞれ格納し、
前記発言内容データの前記話題ワードとしての抽出は、話題振りに適さないことを示す話題フラグに対応する発言内容データを前記話題ワードとしての抽出対象から除外する、
付記17から22のいずれか1つに記載のプログラム。
1 音声対話サーバ装置(対話サーバ)
2 クライアント装置(クライアント)
5 情報提供サイト
10 CPU
11 メモリ
17 音声入力部
18 音声出力部
21 音声認識部
22 音声合成部
25 対話制御エンジン
26 WEBサーバ処理部
31 話題抽出部
32 メッセージ生成部
33 データ出力部
34 対話記録テーブル
35 発言データ取得部
36 カテゴリ決定部
37 学習処理部
38 嗜好カテゴリテーブル
39 格納処理部
41 スケジュール処理部
42 スケジュールテーブル
100 対話装置

Claims (15)

  1. 各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブルから、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行する話題抽出部と、
    前記話題抽出部により抽出される話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成するメッセージ生成部と、
    前記メッセージ生成部により生成される話題振りメッセージデータを出力するデータ出力部と、
    を備える対話装置。
  2. 前記対話記録テーブルは、各ユーザの発言内容データ及び該発言内容に対応するカテゴリをそれぞれ格納し、
    前記話題抽出部は、前記第1処理、又は、
    対象ユーザの発言履歴を用いた学習により該対象ユーザの発言内容に対応するカテゴリ毎に嗜好度をそれぞれ格納する嗜好カテゴリテーブルから、該嗜好度に基づいて、1つのカテゴリを特定し、前記対話記録テーブルにおける、該特定されたカテゴリの同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、前記対話記録テーブルから、該特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する第2処理
    を実行する請求項1に記載の対話装置。
  3. 前記話題抽出部は、前記第1処理及び前記第2処理が所定割合で実行されるように、前記第1処理及び前記第2処理を選択的に実行する、
    請求項2に記載の対話装置。
  4. 前記話題抽出部は、前記第2処理において、前記対話記録テーブルに格納される前記特定されたカテゴリの発言内容データの中の、同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、前記対話記録テーブルから選択的に前記特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する、
    請求項2又は3に記載の対話装置。
  5. 前記話題振りメッセージデータの出力に伴うユーザの応答発言テキストデータ及び送信元識別データを取得する発言データ取得部と、
    前記発言データ取得部により取得される送信元識別データ、前記話題振りメッセージデータに関するカテゴリ、及び、前記発言データ取得部により取得される応答発言テキストデータの応答内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する学習処理部と、
    を更に備える請求項2から4のいずれか1項に記載の対話装置。
  6. ユーザの発言テキストデータ及び送信元識別データを取得する発言データ取得部と、
    前記発言データ取得部により取得される発言テキストデータのカテゴリを決定するカテゴリ決定部と、
    前記発言データ取得部により取得される送信元識別データ、前記カテゴリ決定部により決定されるカテゴリ、及び、前記発言データ取得部により取得される発言テキストデータの内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する学習処理部と、
    を更に備える請求項2から5のいずれか1項に記載の対話装置。
  7. 各ユーザの話題振りについてのタイミング情報及びカテゴリをそれぞれ格納するスケジュールテーブルに格納されるタイミング情報が示すタイミングで、前記話題抽出部に、該スケジュールテーブルに格納されるカテゴリに対応する前記対象ユーザの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出させ、前記メッセージ生成部に前記話題振りメッセージデータを生成させ、前記データ出力部に前記話題振りメッセージデータを出力させるスケジュール処理部、
    を更に備える請求項2から6のいずれか1項に記載の対話装置。
  8. 前記話題抽出部は、前記第1処理において、前記対話記録テーブルの中の同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、前記対話記録テーブルから選択的に前記発言内容データを前記話題ワードとして抽出する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の対話装置。
  9. 前記対話記録テーブルは、各ユーザの発言内容データと共に話題振りに適する発言内容か否かを示す話題フラグをそれぞれ格納し、
    前記話題抽出部は、話題振りに適さないことを示す話題フラグに対応する発言内容データを前記話題ワードとしての抽出対象から除外する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の対話装置。
  10. 少なくとも1つのコンピュータにより実行されるコンピュータ対話方法において、
    各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブルから、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行し、
    前記第1処理の実行により抽出された話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成し、
    前記生成された話題振りメッセージデータを出力する、
    ことを含むコンピュータ対話方法。
  11. 前記対話記録テーブルは、各ユーザの発言内容データ及び該発言内容に対応するカテゴリをそれぞれ格納し、
    対象ユーザの発言履歴を用いた学習により該対象ユーザの発言内容に対応するカテゴリ毎に嗜好度をそれぞれ格納する嗜好カテゴリテーブルから、該嗜好度に基づいて、1つのカテゴリを特定し、前記対話記録テーブルにおける、該特定されたカテゴリの同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、前記対話記録テーブルから、該特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する第2処理と、前記第1処理とが所定割合で実行されるように、前記第1処理及び前記第2処理を選択的に実行する、
    ことを含む請求項10に記載のコンピュータ対話方法。
  12. 前記第2処理は、前記対話記録テーブルに格納される前記特定されたカテゴリの発言内容データの中の、同一内容をそれぞれ示す各発言内容データ集合が、各発言内容データ集合内の発言内容データ数の各順位に対応する各所定割合でそれぞれ選択されるように、前記対話記録テーブルから選択的に前記特定されたカテゴリの1つの発言内容データを前記話題ワードとして抽出する、
    請求項11に記載のコンピュータ対話方法。
  13. 前記話題振りメッセージデータの出力に伴うユーザの応答発言テキストデータ及び送信元識別データを取得し、
    前記取得された送信元識別データ、前記話題振りメッセージデータに関するカテゴリ、及び、前記取得された応答発言テキストデータの応答内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する、
    ことを更に含む請求項11又は12に記載のコンピュータ対話方法。
  14. ユーザの発言テキストデータ及び送信元識別データを取得し、
    前記取得された発言テキストデータのカテゴリを決定し、
    前記取得された送信元識別データ、前記決定されたカテゴリ、及び、前記取得された発言テキストデータの内容に対応する嗜好度更新情報に基づいて、前記嗜好カテゴリテーブルを更新する、
    ことを更に含む請求項11から13のいずれか1項に記載のコンピュータ対話方法。
  15. 少なくとも1つのコンピュータにコンピュータ対話処理を実行させるプログラムにおいて、
    前記コンピュータ対話処理は、
    各ユーザの発言内容データをそれぞれ格納する対話記録テーブルから、同一内容を示す発言内容データの数に基づいて、1つの発言内容データを話題ワードとして抽出する第1処理を実行し、
    前記第1処理の実行により抽出された話題ワードを含む話題振りメッセージデータを生成し、
    前記生成された話題振りメッセージデータを出力する、
    ことを含むプログラム。
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