Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2014018884A - フィルム切断ユニット - Google Patents

フィルム切断ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2014018884A
JP2014018884A JP2012157443A JP2012157443A JP2014018884A JP 2014018884 A JP2014018884 A JP 2014018884A JP 2012157443 A JP2012157443 A JP 2012157443A JP 2012157443 A JP2012157443 A JP 2012157443A JP 2014018884 A JP2014018884 A JP 2014018884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
base material
blade
film
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012157443A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Hotta
善典 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal International Inc
Original Assignee
Fuji Seal International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seal International Inc filed Critical Fuji Seal International Inc
Priority to JP2012157443A priority Critical patent/JP2014018884A/ja
Publication of JP2014018884A publication Critical patent/JP2014018884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Abstract

【課題】薄肉で腰のない帯状フィルムであっても、切断後に安定した状態で下流側に送出することができるフィルム切断ユニットを提供する。
【解決手段】回転刃21と固定刃26とからなるロータリカッター20と、ラベル形成基材Mの供給方向の上流側から、回転刃21にエアを吹き付けるエア吹付手段40とを備えている。回転刃21は、縦断面略台形状の刃部22と、この刃部22が取り付けられた縦断面円形状のロータ23とを備えており、ロータ23から張り出した一対の軸部が、軸受を介して、フレーム30の両側壁31に定位置回転可能に支持されている。ロータ23は、その外周面におけるラベル形成基材Mの幅方向中央部に対応する領域に、所定幅でロータ23の径方向外側に突出する帯状突出部23aが連設されており、この帯状突出部23aは、刃部22の近傍から刃部22の回転方向上流側に、中心角が略180度の範囲まで延びている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、供給される長尺の帯状フィルムを切断するフィルム切断ユニット、特に、腰のない薄肉の帯状フィルムに有効なフィルム切断ユニットに関する。
例えば、所定長さの感熱接着性ラベルが連続的に繋がった長尺帯状のラベル形成基材を順次切断することによって所定長さの感熱接着性ラベルを形成しながら、その感熱接着性ラベルを、所定のラベル貼着位置に搬送されてくる、乾電池等の被貼付体の胴部外周面に巻き付けるようにして順次貼り付けていく感熱ラベラーには、ラベル形成基材を切断位置に連続的に送出する一対の送出ローラと、この一対の送出ローラによって送出されてくるラベル形成基材を、切断位置において所定のカットピッチで順次切断するロータリカッターとが設置されており、ロータリカッターによってラベル形成基材から切断されたラベルを、ロータリカッターの下流側に設置された受渡ドラムが、その外周面に吸引保持することによって受け取って、ラベル貼付手段に引き渡すようになっている。
ところで、ラベル形成基材Mが薄肉で腰のない場合は、一対の送出ローラによって送出されるラベル形成基材がロータリカッターを構成している回転刃と固定刃との間の隙間部分に確実に進入することができず、ロータリカッター部分でジャムを発生するおそれがあるので、本願発明者は、図10及び図11(a)〜(c)に示すように、長尺のラベル形成基材Mを、その幅方向の両側部を除くように、その幅方向の中央部を挟み込んで送出する一対の送出ローラ51と、ラベル形成基材Mを、その幅方向に湾曲させる、送出ローラ51の送出方向下流側に配設された下流側基材整形部材52と、下流側基材整形部材52によって整形されたラベル形成基材Mの両側部に沿うように、送出ローラ51と下流側基材整形部材52との間に配設された、ラベル形成基材Mの湾曲状態を保持する一対の基材形状保持ガイド53と、基材形状保持ガイド53の上端部に装着された上流側基材整形部材54とを備えたフィルム送出ユニット50を、ロータリカッター60の上流側に設置することを提案している(下記特許文献1参照)。
このように、上述したフィルム送出ユニット50によって、ラベル形成基材Mを、その幅方向に湾曲させた状態で送出することで、腰のない薄肉のラベル形成基材Mであっても、擬似的に腰を持たせることができ、しかも、その腰をある程度の区間維持することができるので、このフィルム送出ユニット50をロータリカッター60の上流側に設置すると、腰のない薄肉のラベル形成基材Mを、回転刃61と固定刃62との間の隙間部分に確実に送出することができ、ロータリカッター60の部分で薄肉のラベル形成基材Mにジャムが発生することがなく、ラベル形成基材Mを安定した状態でロータリカッター60に送出することができる。
特開2010−215296号公報
しかしながら、ロータリカッター60がラベル形成基材Mを切断する際は、幅方向に湾曲させたラベル形成基材Mがフラットになるので、ラベル形成基材Mの切断端付近は腰がなくなってしまい、ラベルが切り離されたラベル形成基材Mを受渡ドラム70側に送出しようとすると、図10に示すように、ラベル形成基材Mの切断端がロータリカッター60の下流側に配設されたガイド部63の内周面に当接した後に、腰のないラベル形成基材Mが容易に座屈してしまい、安定した状態で確実に受渡ドラム70に引き渡すことができないといった問題がある。
そこで、この発明の課題は、薄肉で腰のない帯状フィルムであっても、切断後に安定した状態で下流側に送出することができるフィルム切断ユニットを提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、幅方向に湾曲させた状態で供給される帯状フィルムを切断するフィルム切断ユニットであって、軸芯を中心に回転するロータの外周面から刃部が突出した回転刃と、前記回転刃と協働して帯状フィルムを切断する刃部を有する固定刃とを備え、前記回転刃は、前記ロータの外周面の前記帯状フィルムの幅方向中央部に対応する領域における前記刃部の回転方向上流側に、所定幅で前記ロータの径方向外側に突出する帯状突出部を有していることを特徴とするフィルム切断ユニットを提供するものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明のフィルム切断ユニットにおいて、前記回転刃の帯状フィルムの供給方向の上流側から、前記ロータの外周面の帯状フィルムの走行ライン側における前記帯状フィルムの幅方向両側部に対応する領域に向かってエアを吹き付けるエア吹付手段を備えていることを特徴としている。
以上のように、請求項1に係る発明のフィルム切断ユニットは、回転刃が、ロータの外周面の帯状フィルムの幅方向中央部に対応する領域における刃部の回転方向上流側に、所定幅でロータの径方向外側に突出する帯状突出部を有しているので、帯状フィルムを切断した後も、その帯状突出部の存在によって、帯状フィルムは、その幅方向の中央部が固定刃側に突出した湾曲状態となり、薄肉で腰のない帯状フィルムであっても、擬似的に腰を持たせることができ、これによって、帯状フィルムの座屈を防止することができるので、安定した状態で下流側に送出することができる。
また、請求項2に係る発明のフィルム切断ユニットは、エア吹付手段が、回転刃の帯状フィルムの供給方向の上流側から、ロータの外周面の帯状フィルムの走行ライン側における帯状フィルムの幅方向両側部に対応する領域に向かってエアを吹き付けるようになっているので、吹き付けられたエアによって、帯状フィルムの回転刃側へのカールを抑えることができ、薄肉で腰のない帯状フィルムを、さらに安定した状態で下流側に送出することができる。
この発明に係るフィルム切断ユニットの一実施形態であるラベル基材切断ユニットが搭載された感熱ラベラーを示す部分概略正面図である。 (a)は同上の感熱ラベラーに搭載されているラベル基材送出ユニットを示す上面図、(b)は同上のラベル基材送出ユニットを示す左側面図、(c)は同上のラベル基材送出ユニットを示す下面図である。 (a)は同上のラベル基材切断ユニットを構成しているロータリカッターを示す平面図、(b)、(c)は同上のロータリカッターを構成している回転刃を示す平面図である。 (a)〜(d)は同上のラベル基材切断ユニットの動作を説明するための動作説明図である。 (a)〜(d)は同上のラベル基材切断ユニットの動作を説明するための動作説明図である。 (a)〜(d)は同上のラベル基材切断ユニットの動作を説明するための動作説明図である。 (a)は図1のX−X線に沿ったラベル形成基材の横断面図、(b)は図5(b)のY−Y線に沿ったラベル形成基材の横断面図、図5(d)のZ−Z線に沿ったラベル形成基材の横断面図である。 エア吹付手段の作用効果を説明するための説明図である。 ラベル形成基材が薄肉のラミネートフィルムによって形成されている場合の問題点を説明するための説明図である。 従来のラベル基材切断ユニットが搭載された感熱ラベラーを示す部分概略正面図である。 (a)は同上の感熱ラベラーに搭載されているラベル基材送出ユニットを示す上面図、(b)は同上のラベル基材送出ユニットを示す左側面図、(c)は同上のラベル基材送出ユニットを示す下面図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、所定長さの感熱接着性ラベル(以下、ラベルという。)が連続的に繋がった長尺帯状のラベル形成基材Mを順次切断することによって所定長さのラベルを形成しながら、そのラベルを、所定のラベル貼着位置に搬送されてくる、被貼付体の胴部外周面に巻き付けるようにして順次貼り付けていく感熱ラベラーの一部を示している。この感熱ラベラーは、同図に示すように、ロール状に巻回された長尺のラベル形成基材Mを切断位置に連続的に送出するラベル基材送出ユニット1と、このラベル基材送出ユニット1によって送出されるラベル形成基材Mを搬送しながら、切断位置において所定のカットピッチで順次切断することによってラベルLを形成するラベル基材切断ユニット2と、ラベル貼付位置において被貼付体の胴部外周面にラベルを貼り付けるラベル貼付手段(図示せず)と、ラベル基材切断ユニット2によってラベル形成基材Mから切断されたラベルLを受け取ってラベル貼付手段に引き渡す受渡ドラム3とを備えており、受渡ドラム3は、その外周面に吸引保持した状態で、ラベルLをラベル貼付位置まで搬送するようになっている。なお、ラベル基材切断ユニット2が、本発明のフィルム送出ユニットに該当する。
前記ラベルは、熱収縮性を有するポリエステルフィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム)によって形成されたラベル基材と、このラベル基材の一面側に順次積層されたプライマ層及び印刷層と、ラベル基材の他面側に順次積層された金属蒸着層、アンカーコート層及び感熱接着剤層とから構成されており、全体として20μm〜80μmの厚みを有している。
前記ラベル基材送出ユニット1は、図1及び図2(a)〜(c)に示すように、ラベル形成基材Mを、その幅方向の中央部を挟み込んで送出する送出ローラ11と、ラベル形成基材Mをその幅方向に湾曲させると共にその湾曲形状を保持する、下流側基材整形部材12、一対の基材形状保持ガイド15、15及び上流側基材整形部材16とから構成されており、ラベル形成基材Mを、その幅方向に湾曲させた状態で下流側の切断位置に連続的に送出するようになっている。
前記送出ローラ11は、それぞれの幅方向の中央部が大径に形成された駆動ローラ11a及び従動ローラ11bによって構成されており、駆動ローラ11a及び従動ローラ11bは、下流側基材整形部材12、一対の基材形状保持ガイド15、15及び上流側基材整形部材16によって囲われた領域内でラベル形成基材Mを挟み込むようになっている。
前記下流側基材整形部材12は、図2(b)、(c)及び図7(a)に示すように、ラベル形成基材Mの幅方向の両側縁を当接させることによって、ラベル形成基材Mをその幅方向に湾曲させる、ラベル形成基材Mの幅よりも短い間隔を開けて設けられた一対の内隅角部を有する略コ字状の整形部13と、この整形部13によって湾曲させたラベル形成基材Mの両側部に沿わせることで、ラベル形成基材Mの湾曲形状を保持する形状保持部と、整形部13との間に形状保持部を挟み込むように、整形部13にねじ止めされる閉塞部14とを備えており、形状保持部は、整形部13にねじ止めされた基材形状保持ガイド15、15の下端部によって構成されている。
前記整形部13には、湾曲させたラベル形成基材Mの凹面側に複数のガイド片13aが突設されており、湾曲させたラベル形成基材Mに沿うように、幅方向の中央部のガイド片13aの突出量が最も大きく、幅方向の両側に向かって徐々に突出量が小さくなっている。
前記基材形状保持ガイド15は、断面五角形の棒状部材であり、図2(a)〜(c)に示すように、下流側基材整形部材12部分では、整形部13によって湾曲させたラベル形成基材Mの両側部に沿うと共に、下流側基材整形部材12と上流側基材整形部材16との間では、これらの下流側基材整形部材12及び上流側基材整形部材16によって湾曲させたラベル形成基材Mの両側部を支持する傾斜したガイド面15aを有している。
前記上流側基材整形部材16は、図2(a)、(b)に示すように、基本的に下流側基材整形部材12の整形部13と同一の構成要素である一対の内隅角部及び複数のガイド片17aを有し、ラベル形成基材Mの幅方向の両側縁を一対の内隅角部に当接させることによってラベル形成基材Mをその幅方向に湾曲させる整形部17と、この整形部17によって湾曲させたラベル形成基材Mの幅方向の中央部を僅かな空隙を開けた状態で挟み込むように、整形部17にねじ止めされる閉塞板18と、ラベル形成基材Mの湾曲形状を保持する形状保持部とを備えており、形状保持部は、整形部17と閉塞部18とによって形成された嵌入空間に挿入された基材形状保持ガイド15、15の上端部によって構成されている。
前記ラベル基材切断ユニット2は、図1及び図3(a)〜(c)に示すように、回転刃21と固定刃26とからなるロータリカッター20と、ラベル形成基材Mの供給方向の上流側から、回転刃21にエアを吹き付けるエア吹付手段40とを備えており、回転刃21及び固定刃26は、フレーム30に取り付けられていると共に、回転刃21は、図示しないモータによって回転駆動されるようになっている。
前記回転刃21は、同図に示すように、縦断面略台形状の刃部22と、この刃部22が取り付けられた、両端面から円柱状の軸部24が張り出した縦断面円形状のロータ23とを備えており、ロータ23から張り出した一対の軸部24が、軸受25を介して、フレーム30の両側壁31に定位置回転可能に支持されている。
前記ロータ23は、その外周面におけるラベル形成基材Mの幅方向中央部に対応する領域に、所定幅でロータ23の径方向外側に突出する帯状突出部23aが連設されており、この帯状突出部23aは、刃部22の近傍から刃部22の回転方向上流側に、中心角が略180度の範囲まで延びている。
前記固定刃26は、図1及び図3(a)に示すように、刃部27と、この刃部27を、調整ボルト28aによって位置調整可能に取り付ける取付部材28とを備えており、取付部材28が、フレーム30の後方側に設けられた載置台32の上に載置された状態で固定設置されている。
前記フレーム30には、回転刃21及び固定刃26の下方側に、ラベル形成基材Mを受渡ドラム3の外周面における回転方向下流側に案内するガイド部33が連設されており、回転刃21及び固定刃26の隙間を通過したラベル形成基材Mが、このガイド部33によって方向転換しながら、受渡ドラム3の外周面に沿うようになっている。
前記エア吹付手段40は、図1及び図2(b)、(c)に示すように、コンプレッサ等の図示しない給気手段と、この給気手段にチューブ43を介して接続されたエア吹出ヘッド41とを備えており、エア吹出ヘッド41は、ラベル基材送出ユニット1の下流側基材整形部材12に装着されている。
前記エア吹出ヘッド41は、図2(b)、(c)に示すように、下流側基材整形部材12を構成している整形部13に形成された開口部13bから下流側基材整形部材12内に侵入して、整形部13の両側部に位置している2つのガイド片13aの間をその下部側に延びる2本のエア吐出ノズル42を備えており、図1に示すように、回転刃21のラベル形成基材Mの供給方向の上流側から、そのロータ23の外周面のラベル形成基材Mの走行ライン側におけるラベル形成基材Mの幅方向両側部に対応する領域に向かってエアを吐出するようになっている。
以上のように構成された感熱ラベラーによるラベル形成基材Mの受渡ドラム3への送出及び切断動作について以下に説明する。ます、図4(a)、(b)に示すように、ラベル基材切断ユニット2のロータリカッター20がラベル形成基材Mを切断すると、同図(c)、(d)に示すように、ラベル形成基材Mが下方側に送出されるが、このとき、回転刃21が回転することによって、図5(a)、(b)に示すように、ロータ23の帯状突出部23aがラベル形成基材Mの幅方向の中央部を固定刃26側に押し出すので、ラベル形成基材Mは、図7(b)に示すように、その幅方向の中央部が固定刃側に突出した湾曲(屈曲)状態、即ち、擬似的に腰が付与された状態で、ガイド部33に導入される。
特に、各層の熱収縮率が異なる複層フィルムによって形成されている薄肉のラベル形成基材Mは、カールし易い特性を有しているので、例えば、図9に示すように、通常のロータリカッター60が搭載されているだけの従来の感熱ラベラーでは、カールしたラベル形成基材Mがロータリカッター60の回転刃61の外周面に沿うように回転刃61の回転方向に送出され、ラベル形成基材Mを受渡ドラム70に引き渡すことができないといったおそれもある。
しかしながら、この感熱ラベラーでは、ラベル基材送出ユニット1の下流側基材整形部材12に装着されたエア吹出ヘッド41の2本のエア吐出ノズル42からエアが吐出されているので、ラベル形成基材Mが回転刃21側へカールする特性を有していても、図8に示すように、ロータ23の外表面に吹き付けられたエアがガイド部33内に流入しているため、ラベル形成基材Mが回転刃21側に回り込むことができず、ラベル形成基材Mの切断端が、安定した状態でガイド部33に導入される。
このようにして、ラベル形成基材Mの切断端がガイド部33に導入されると、図5(c)、(d)に示すように、ラベル形成基材Mがガイド部33の内面に当接するが、このとき、ロータ23の帯状突出部23aが、ラベル形成基材Mの当接位置の上流側の幅方向の中央部を固定刃26側に押し出すことで、図7(c)に示すように、ラベル形成基材Mが、その幅方向に湾曲しており、擬似的に腰が付与された状態に保持されているので、ラベル形成基材Mの当接位置よりも上流側は座屈し難く、フラットに近い状態となって腰がなくなっているラベル形成基材Mの当接位置の下流側が、図6(a)、(b)に示すように、ガイド部33に案内されて受渡ドラム3の回転方向下流側に方向転換しながら、受渡ドラム3の外周面に沿うように送出され、同図(c)、(d)に示すように、受渡ドラム3の外周面に確実に吸引保持される。
以上のように、このフィルム切断ユニット2は、回転刃21が、ロータ23の外周面のラベル形成基材Mの幅方向中央部に対応する領域における刃部22の回転方向上流側に、所定幅でロータ23の径方向外側に突出する帯状突出部23aを有しているので、ラベル形成基材Mを切断した後も、その帯状突出部23aの存在によって、ラベル形成基材Mは、その幅方向の中央部が固定刃26側に突出した湾曲(屈曲)状態となり、薄肉で腰のないラベル形成基材Mであっても、擬似的に腰を持たせることができ、安定した状態で下流側のガイド部33に導入することができると共に、ラベル形成基材Mがガイド部33に当接しても、その当接位置よりも上流側が座屈し難く、円滑に下流側に送出することができる。
また、このフィルム切断ユニット2は、エア吹付手段40によって、回転刃21のラベル形成基材Mの供給方向の上流側から、ロータ23の外周面のラベル形成基材Mの走行ライン側におけるラベル形成基材Mの幅方向両側部に対応する領域に向かってエアを吹き付けるようになっているので、吹き付けられたエアによって、ラベル形成基材Mの回転刃21側へのカールを抑えることができ、薄肉で腰のないラベル形成基材Mを、さらに安定した状態でガイド部33に導入することができる。
従って、この感熱ラベラーでは、本発明のフィルム切断ユニット2によって切断されたラベルLが、受渡ドラム3に確実に引き渡されるので、安定的に被貼付体の胴部外周面に巻き付けることができる。
なお、上述した実施形態では、ロータ23に設けた帯状突出部23aを、刃部22の近傍から刃部22の回転方向上流側に中心角が略180度の範囲に配置しているが、これに限定されるものではなく、少なくとも、ロータリカッター20がラベル形成基材Mを切断した後、ラベル形成基材Mの切断端がガイド部33に当接するまでの間、帯状突出部23aがラベル形成基材Mに接触していればよく、刃部22を除く、ロータ23の略全周に帯状突出部23aを配置してもよい。
また、上述した実施形態では、エア吹付手段40を構成しているエア吹出ヘッド41を、ラベル基材送出ユニット1の下流側基材整形部材12に装着しているが、これに限定されるものではなく、ロータリカッター20を取り付けているフレーム30に支持することも可能である。
また、上述した実施形態では、エア吹付手段40によってロータ23の外周面のラベル形成基材Mの走行ライン側におけるラベル形成基材Mの幅方向両側部に対応する領域に向かってエアを吹き付けるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、単層フィルムによって形成されている等の理由で、ラベル形成基材Mがカールする特性を有していない場合には、エア吹付手段を省略することも可能である。
長尺帯状のフィルムを順次切断することによって所定長さのラベルを形成しながら、そのラベルを被貼付体に順次貼り付けていくラベラー等に搭載するフィルム切断ユニットとして利用することができる。
1 ラベル基材送出ユニット
2 ラベル基材切断ユニット(フィルム切断ユニット)
3 受渡ドラム
11 送出ローラ
11a 駆動ローラ
11b 従動ローラ
12 下流側基材整形部材
13 整形部
13a ガイド片
13b 開口部
14 閉塞部
15 基材形状保持ガイド
15a ガイド面
16 上流側基材整形部材
17 整形部
17a ガイド片
18 閉塞板
20 ロータリカッター
21 回転刃
22 刃部
23 ロータ
23a 帯状突出部(突出部)
24 軸部
25 軸受
26 固定刃
27 刃部
28 取付部材
28a 調整ボルト
30 フレーム
31 側壁
32 載置台
33 ガイド部
40 エア吹付手段
41 エア吹出ヘッド
42 エア吐出ノズル
43 チューブ
L ラベル
M ラベル形成基材(帯状フィルム)

Claims (2)

  1. 幅方向に湾曲させた状態で供給される帯状フィルムを切断するフィルム切断ユニットであって、
    軸芯を中心に回転するロータの外周面から刃部が突出した回転刃と、
    前記回転刃と協働して帯状フィルムを切断する刃部を有する固定刃と
    を備え、
    前記回転刃は、前記ロータの外周面の前記帯状フィルムの幅方向中央部に対応する領域における前記刃部の回転方向上流側に、所定幅で前記ロータの径方向外側に突出する突出部を有していることを特徴とするフィルム切断ユニット。
  2. 前記回転刃の帯状フィルムの供給方向の上流側から、前記ロータの外周面の帯状フィルムの走行ライン側における前記帯状フィルムの幅方向両側部に対応する領域に向かってエアを吹き付けるエア吹付手段を備えている請求項1に記載のフィルム切断ユニット。
JP2012157443A 2012-07-13 2012-07-13 フィルム切断ユニット Pending JP2014018884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012157443A JP2014018884A (ja) 2012-07-13 2012-07-13 フィルム切断ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012157443A JP2014018884A (ja) 2012-07-13 2012-07-13 フィルム切断ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014018884A true JP2014018884A (ja) 2014-02-03

Family

ID=50194361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012157443A Pending JP2014018884A (ja) 2012-07-13 2012-07-13 フィルム切断ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014018884A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160099465A (ko) * 2015-02-12 2016-08-22 후지필름 가부시키가이샤 필름 단부 재단 방법, 필름 단부 재단 장치, 및, 광학 필름의 제조 방법
CN116117899A (zh) * 2023-03-07 2023-05-16 兰州工业学院 一种碳纤维复合材料切削加工装置及其加工方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2551335A (en) * 1946-03-29 1951-05-01 Shellmar Products Corp Web cutting mechanism
JPH0219495U (ja) * 1988-07-22 1990-02-08
JPH09141596A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Fuji Photo Film Co Ltd シート状感圧紙の加工方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2551335A (en) * 1946-03-29 1951-05-01 Shellmar Products Corp Web cutting mechanism
JPH0219495U (ja) * 1988-07-22 1990-02-08
JPH09141596A (ja) * 1995-11-20 1997-06-03 Fuji Photo Film Co Ltd シート状感圧紙の加工方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160099465A (ko) * 2015-02-12 2016-08-22 후지필름 가부시키가이샤 필름 단부 재단 방법, 필름 단부 재단 장치, 및, 광학 필름의 제조 방법
KR102432582B1 (ko) * 2015-02-12 2022-08-17 후지필름 가부시키가이샤 필름 단부 재단 방법, 필름 단부 재단 장치, 및, 광학 필름의 제조 방법
CN116117899A (zh) * 2023-03-07 2023-05-16 兰州工业学院 一种碳纤维复合材料切削加工装置及其加工方法
CN116117899B (zh) * 2023-03-07 2023-07-11 兰州工业学院 一种碳纤维复合材料切削加工装置及其加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4881346B2 (ja) 薄紙巻き付けおよび切断装置。
JP5328375B2 (ja) 粘着シートの分離供給装置及び方法
JP2011084776A5 (ja)
JP2014018884A (ja) フィルム切断ユニット
JPWO2018207673A1 (ja) 搬送装置
JP5450967B2 (ja) 箔転写装置
CA3006153C (en) Apparatus and method for labeling individual products
JP2005239853A (ja) 熱活性化装置およびプリンタ装置
JP5303321B2 (ja) フィルム送出ユニット
JP4511651B2 (ja) フィルム装着装置
US7703770B2 (en) Sheet discharge device
JP6545500B2 (ja) ラベル切断装置
JP5477960B2 (ja) ミシン目形成装置を具備するラベリングマシン
JP7538500B2 (ja) カッター装置及びプリンタ装置
US20060230899A1 (en) Longitudinal cutting machine with a cooled cutter blade
JP2000229358A (ja) フィルム貼付装置
JP5999577B2 (ja) 印刷物作成装置
JP6566759B2 (ja) ラベル装着装置
JP2004050372A (ja) ロールラベラ
JP2008302463A (ja) 裁断粉処理設備及び裁断粉処理方法
US5681254A (en) Mechanism for applying a biasing force in a folder apparatus
JP4598967B2 (ja) 紙葉片装着装置
JP4815059B2 (ja) ラベル搬送装置
JP2006213010A (ja) テープカセット
JP2013136388A (ja) ラベル供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161129