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JP2014096260A - フラット配線材及びそれを用いた実装体 - Google Patents

フラット配線材及びそれを用いた実装体 Download PDF

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JP2014096260A
JP2014096260A JP2012246620A JP2012246620A JP2014096260A JP 2014096260 A JP2014096260 A JP 2014096260A JP 2012246620 A JP2012246620 A JP 2012246620A JP 2012246620 A JP2012246620 A JP 2012246620A JP 2014096260 A JP2014096260 A JP 2014096260A
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Takumi Kobayashi
拓実 小林
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

【課題】フラット配線材を被実装基板に接続するのに熱圧着方式を用いた場合でも、接続部と被実装基板とを接続するはんだ材に発生する温度変化による応力を小さくして信頼性の高いはんだ接続ができるフラット配線材及びそれを用いた実装体を提供する。
【解決手段】フラット配線材は、間隔を設けて幅方向に並列に配置された複数の信号用導体2と、複数の信号用導体2の少なくとも一方の端部に設けられ、プリント配線板7にはんだ材を介して接続される複数の接続部22とを有し、接続部22は、プリント配線板7との間にはんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向に沿う線状となる凸部221と、前記被実装基板との間に前記はんだ材の厚さが大となる平坦部222と、プリント配線板7と対向する下面222aと反対側の面に平坦面222bとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、フレキシブルフラットケーブルをはじめとするMFJ(Multi Frame Joiner)、フレキシブルプリント配線板などのフラット配線材及びそれを用いた実装体に関する。
(車載機器におけるプリント配線板間の配線部品)
車載用インバータユニットやエンジンコントロールユニットなどに実装される複数のプリント配線板間の電気的接続用配線部品には、従来、ワイヤハーネスが用いられている。また、このワイヤハーネスとプリント配線板との電気的接続には、コネクタ部品を用いた接続構造が採用されている。近年、上述した車載機器の小型・軽量化及び低コスト化を実現する一方策として、ワイヤハーネスに代わる配線部品の使用、及び接続工程の簡略化が求められている。
一方で、車載機器には、以前から長期間の使用に耐える高い信頼性も要求されている。車載機器に実装される配線部品やその接続部も、長期間の振動負荷や熱負荷に対する信頼性確保が不可欠となっている。
上述した車載機器の小型・軽量化や低コスト化に対応するため、車載機器内の配線部品に、導体幅方向に並列に配置された複数の導体(主に無酸素銅、タフピッチ銅等の銅で構成)を信号用導体として用い、導体厚さ方向の両面から被覆用の絶縁フィルムを接着剤によって接着被覆して一体化されたフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable)と呼称される配線部品を採用する基板間接続構造が考案されている。
このフレキシブルフラットケーブルでは、導体長手方向の両端部に絶縁フィルムから導体が露出した導体露出部が形成されており、この導体露出部の少なくとも一部を導体接続部としてプリント配線板との電気的接続が行われる。なお、車載機器内の配線部品として用いられるフレキシブルフラットケーブルをはじめとするフラット配線材には、フレキシブルフラットケーブルと類似した構造のMFJ(Multi Frame Joiner)や、フレキシブルプリント配線板(Flexible Print Circuit:FPC)なども採用されている。これらは、フラット配線材の製造方法や構成材料に違いはあるが、いずれも複数の導体を幅方向に並列に配置してフラット配線材とした構造となっている。以下、フレキシブルフラットケーブルをフラット配線材の代表例として説明する。
(接続部のコネクタ接続)
フレキシブルフラットケーブルの信号用導体とプリント配線板との電気的接続に、圧接型コネクタが用いられる場合がある。フレキシブルフラットケーブルの端末部の接続部をコネクタの開口部に挿入し、フレキシブルフラットケーブルの接続部とコネクタの電極とを圧接することによって電気的導通をとっている。コネクタによる接続では、フレキシブルフラットケーブルをコネクタの開口部に挿入することで、フレキシブルフラットケーブルの機械的な固定も成されている。
コネクタを介したフレキシブルフラットケーブルの接続は、フレキシブルフラットケーブルの挿抜が容易であるという利点がある。しかしながら、小型化・軽量化が要求されている車載機器では、プリント配線板上にコネクタを設置するスペースが設計上取れない場合がある。
また、圧接型コネクタの接続では、振動負荷によってフレキシブルフラットケーブルの接続部とコネクタの電極との接触が一時的に途切れる瞬断と呼ばれる接続不良が発生する場合があり、接続信頼性上の点で問題がある。
(接続部のはんだ接続)
フレキシブルフラットケーブルの接続部とプリント配線板に設けられた電極部との電気的接続には、コネクタを介することなく、はんだで直接接続する構造が採用されることがある。はんだによる直接接続は、接続部の領域の縮小による小型化への対応と接続部品の部品点数を削減することができる。はんだを用いた接合は、金属間化合物を形成する金属接合となるため、圧接型コネクタのような電気的接点の瞬断が発生することはなく、電気的に安定した接合が得られる。
フレキシブルフラットケーブルの接続部とプリント配線板の電極部をはんだで直接接続する構造でも、従来のコネクタ接続構造と同様に振動負荷で接続部近傍に生じる負荷を低減して振動に対する耐性を向上し、信頼性を確保することが必要である。
しかし、機器に搭載されるプリント配線板とフラット配線材とを接続するはんだは、エンジン稼動による車両内部の温度変化や外気温変化により、繰り返し熱負荷を受けることになる。フラット配線材とプリント配線板の接続は、このような温度が変化する環境において、はんだとプリント配線板の電極との膨張係数の違いにより、はんだに応力が繰り返し生じるため、はんだに亀裂が生じてフラット配線材と、プリント配線板との電気的接続が損なわれる可能性がある。
また、パルスヒート等の熱圧着方式によりプリント配線板とフラット配線材とを接続する場合は、はんだを熱圧着して接続するため、接続部と電極部との間のはんだが薄くなることがある。はんだが薄くなると、温度が変化する時にはんだに作用する応力が大きくなり、はんだ接続の温度特性が大きく損なわれる可能性がある。
(接続部を接続する構成)
接続部をプリント配線板の電極に接続する構成として、従来、接続部の一部を長手方向に沿って変形させた変形部を設け、この変形部とプリント配線板の電極との間にはんだ溜りを形成して接続する構成(例えば、引用文献1)、プリント配線板上の電極と接触する面に溝壁部を有する接続部をはんだを介して接続することにより、プリント配線板の電極と接続部との接合強度を高める構成(例えば、引用文献2)、及び底辺が上辺より小さい台形、又は逆三角形の断面形状を有する接続部をはんだを介して接続することにより、ランド間にはみ出すはんだ量を極めて少量にする構成(例えば、引用文献3参照)が開示されている。
特開2007−165476号公報 特開平5−206359号公報 特開平5−217790号公報
しかし、特許文献1記載の接続部に長手方向に沿った溝壁部を設けた構成では、溝加工を形成した接続部の中央には、十分なはんだ材の厚さが確保されるが、溝周囲のはんだ材の厚さが小となる領域が接続部の長手方向に沿って存在し、この領域の面積が大きくなることから、温度変化によって応力が発生した時に溝周囲のはんだ材を介して接続する箇所に過大な応力がかかることが予想される。
特許文献2記載の接続部が平坦な部分を有しない構成では、パルスヒート等の熱圧着方式によってはんだ接続する場合、接続部の上面から加圧及び加熱をするため、加熱ツールと接続部との接触面積を確保できず、加熱ツールから伝達される熱が不足してはんだ材の未溶解等による、接続部と被実装基板との間の接触不良等が発生することが考えられる。
特許文献3記載の接続部の断面形状が台形である構成では、接続部の台形の底面に形成されるはんだ材の厚さが小となる領域の面積が大きくなり、この箇所に温度変化によって過大な応力が発生することが予想される。また、断面形状が三角形の場合、熱圧着時に接続部が幅方向にねじれ、接続部が変形することが考えられる。
したがって、本発明の目的は、フラット配線材を被実装基板に接続するのに熱圧着方式を用いた場合でも、接続部と被実装基板とを接続するはんだ材に発生する温度変化による応力を小さくして信頼性の高いはんだ接続ができるフラット配線材及びそれを用いた実装体を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下のフラット配線材及びその接続構造を提供する。
[1]間隔を設けて幅方向に並列に配置された複数の信号用導体と、
前記複数の信号用導体の少なくとも一方の端部に設けられ、被実装基板にはんだ材を介して接続される複数の接続部とを備え、
前記接続部は、前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向に沿う線状となる第1の接続部と、
前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが大となる領域を有する第2の接続部と、
前記被実装基板に対向する面と反対側の面に設けられた第1の平坦面と、
を備えたフラット配線材。
[2]前記第1の接続部は、前記被実装基板側に突出する第1の凸部で形成され、
前記第2の接続部は、前記第1の凸部の周囲の前記接続部の部分で形成された、
前記[1]に記載のフラット配線材。
[3]前記複数の接続部にそれぞれ形成された前記第1の凸部は、前記幅方向に直交する長手方向において異なる位置に形成された、
前記[2]に記載のフラット配線材。
[4]前記接続部に近接した位置に前記幅方向に延伸して設けられ、前記信号用導体を固定する固定部材を更に備え、
前記固定部材は、前記被実装基板にはんだ材により固定される固定部を備え、
前記固定部は、前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向と直交する方向に沿う線状となる第1の固定部と、
前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが大となる領域を有する第2の固定部と、
前記被実装基板に対向する面と反対側の面に設けられた第2の平坦面と、
前記[2]又は[3]に記載のフラット配線材。
[5]前記第1の固定部は、前記被実装基板側に突出する第2の凸部で形成され、
前記第2の固定部は、前記第2の凸部の周囲の前記固定部の部分で形成された、
前記[4]に記載のフラット配線材。
[6]前記接続部の前記第1の凸部の頂点と、前記固定部の前記第2の凸部の頂点が略同一面上に位置するように第1及び第2の凸部が形成される、
前記[4]又は[5]に記載のフラット配線材。
[7]前記固定部材は、前記固定部の端部に設けられ、前記被実装基板に設けられた貫通孔に挿入されて前記接続部及び固定部の位置決めをする位置決め部を備えた、
前記[4]乃至[6]のいずれかに記載のフラット配線材。
[8]間隔を設けて幅方向に並列に配置された複数の信号用導体と、
前記複数の信号用導体の少なくとも一方の端部に設けられ、被実装基板にはんだ材を介して接続される複数の接続部とを備え、
前記接続部は、前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向に沿う線状となる第1の接続部と、
前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが大となる領域を有する第2の接続部と、
を備えたフラット配線材と、
前記被実装基板に対向する面と反対側の面に設けられた第1の平坦面と、
を備えたフラット配線材と、
前記フラット配線材の前記接続部が前記はんだ材を介して接続される信号用電極を備えた被実装基板と、
を備えた実装体。
[9]前記フラット配線材は、前記接続部に近接した位置に前記幅方向に延伸して設けられ、前記信号用導体を固定する固定部材を備え、
前記固定部材は、前記被実装基板にはんだ材により固定される固定部を備え、
前記固定部は、前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向と直交する方向に沿う線状となる第1の固定部と、
前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが大となる領域を有する第2の固定部と、
前記被実装基板に対向する面と反対側の面に設けられた第2の平坦面と、
前記被実装基板は、固定部が固定される固定用電極を備えた、
前記[8]記載の実装体。
[10]前記フラット配線材は、前記固定部の端部に設けられ、前記被実装基板に設けられた貫通孔に挿入されて前記接続部及び固定部の位置決めをする位置決め部を有する前記固定部材を備え、
前記被実装基板は、前記位置決め部が挿入される貫通孔を備えた、
前記[9]記載の実装体。
本発明によれば、フラット配線材を被実装基板に接続するのに熱圧着方式を用いた場合でも、接続部と被実装基板とを接続するはんだ材に発生する温度変化による応力を小さくして信頼性の高いはんだ接続が可能になる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るフレキシブルフラットケーブルの外観を示す平面図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。 図3は、フレキシブルフラットケーブルの接続部の斜視図である。 図4は、図1のB−B線断面図である。 図5は、熱圧着方式によるフレキシブルフラットケーブルとプリント配線板の接続状態を示す断面図であり、(a)は、圧着前の状態を示し、(b)は、圧着中の状態を示し、(c)は、圧着後の状態を示す。 図6は、フレキシブルフラットケーブルをプリント配線板に接続した状態の外観を示す平面図である。 図7は、図5のC−C線断面図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は、接続部の斜視図、(b)は、(a)のD矢視図、(c)は、固定部の平面図、(d)は、(c)のE矢視図、(e)は、凸部材の正面図である。 図9は、本発明の変形例を示す図であり、(a)〜(d)は、それぞれ変形例1乃至4の接続部の要部を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ここでは、フレキシブルフラットケーブルをフラット配線材の代表例として説明するが、本発明は、MFJ、フレキシブルプリント配線板などの他のフラット配線材に適用することが可能である。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
[実施の形態の要約]
本実施の形態のフラット配線材は、間隔を設けて幅方向に並列に配置された複数の信号用導体と、前記複数の信号用導体の少なくとも一方の端部に設けられ、被実装基板の信号用電極にはんだ材を介して接続される複数の接続部とを有するフラット配線材において、前記接続部は、前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向に沿う線状となる第1の接続部と前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが大となる領域を有する第2の接続部と、前記被実装基板に対向する面と反対側の面に設けられた第1の平坦面とを備える。
「被実装基板」とは、本フレキシブルフラットケーブルの一方又は両方の端末部が電気的に接続される基板をいい、例えばプリント配線板等が挙げられる。プリント配線板には、例えば、フレキシブルプリント配線板(FPC)、リジッドプリント配線板、FPCとリジッドプリント配線板との複合基板であるリジッドフレックスプリント配線板等が挙げられる。「近接した位置」とは、補強部材が導体が露出する端部から僅かに(例えば補強部材の幅よりも短い距離)離れた位置だけでなく、一部が重なる位置でもよい。「はんだ材」には、ペースト状はんだ(クリームはんだを含む。)、板状はんだ等が含まれる。凸部の「頂点」には、凸部の頂点が線状となるものが含まれる。厚さが「小となる」とは、凸部の頂点とプリント配線板とが接触する状態が含まれる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るフレキシブルフラットケーブルの外観を示す平面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、フレキシブルフラットケーブルの接続部の斜視図である。図4は、図1のB−B線断面図である。
このフレキシブルフラットケーブル1は、図1に示すように、間隔を設けて幅方向に並列に配置された複数の信号用導体2と、複数の信号用導体2の両端部20が露出するように一括して被覆する絶縁性の被覆部材3と、フレキシブルフラットケーブル1をプリント配線板に固定する一対の固定部材4と、信号用導体2とプリント配線板との接続を補強する一対の補強部材5とを備える。
(信号用導体)
図5は、熱圧着方式によるフレキシブルフラットケーブルとプリント配線板の接続状態を示す図であり(a)は、熱圧着前の状態を示し、(b)は、熱圧着中の状態を示し、(c)は、熱圧着後の状態を示す。なお、図5は、信号用導体2の周辺部のみを図示している。
各信号用導体2は、図1に示すように、信号用導体2の少なくとも一方の端部20に設けられ、図5に示す、プリント配線板7の信号用電極71にはんだ材を介して接続される接続部22を備える。接続部22は、図2、図3に示すように、プリント配線板7側に突出し、凸部421の頂点221aと、プリント配線板7の信号用電極71との間のはんだ材の厚さが小となる領域が幅方向に沿う線状となるように半円状に形成された凸部221と、凸部221の周囲の接続部22の部分で形成され、プリント配線板7に対向する下面222aがはんだ材と接続する平坦部222とを備えている。凸部221の頂点221a及び平坦部222の下面222aは、対応するプリント配線板7の信号用電極71に電気的にはんだ材を介して接続されている。なお、凸部221は、第1の接続部の一例であり、平坦部222は、第2の接続部の一例であり、平坦面222bは、第1の平坦面の一例である。
凸部221は、平坦部222とプリント配線板7との間のはんだ材82の厚さが所定の厚さになるように、接続部22を変形させて形成されている。平坦部222は、下面222aと反対側の面に設けられた平坦面222bを有する。平坦部222は、下面222aとプリント配線板7の信号用電極71との間のはんだ材82の厚さが大となる領域を有するように設けられている。平坦部222は、その下面222aとプリント配線板7とが略平行になるように設けられるのが好ましい。この様な構成にすることで、平坦部222とプリント配線板7との間のはんだ材82の厚さを均一にすることができるため、より強固な接続が得られる。なお、平坦面222bは、第1の平坦面の一例である。
凸部221は、図3に示すように、信号用導体2の幅方向に直交する長手方向において接続部22の異なる位置に配置され、プリント配線板7と接触し得る凸部221の列が複数形成されている。凸部221は、例えば隣接する接続部22の凸部221と異なる位置に設けられ、接続部22の全体として凸部221が交互に位置を違えるように配置されている。
信号用導体2の端部20は、図2、図5に示すように、凸部221の頂点221aが補強部材5の下面5aと略同一面上に位置するように、折曲部21a、21bにより折り曲げられてS字形状(ガルウイング形状)が形成されている。
信号用導体2には、無酸素銅、タフピッチ銅等の銅又は銅合金を用いることができる。銅又は銅合金の表面には、めっきを施しても良く、錫(Sn)、ニッケル(Ni)、金(Au)などの金属を単独もしくは複数の材料を積層した状態で用いてもよい。
(被覆部材)
被覆部材3には、フィルム状のポリイミド樹脂やポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等の絶縁性樹脂を用いることができる。
(固定部材)
図6は、フレキシブルフラットケーブルをプリント配線板に実装した状態の平面図である。図7は、図6のC−C線断面図である。
固定部材4は、図1、図2及び図4に示すように、信号用導体2の接続部22に近接した位置に幅方向に延伸して設けられ、図6、図7に示すように、補強部材5から露出している両端部40に一対のプリント配線板7の固定用電極72にはんだ材を介して固定される固定部42と、プリント配線板7の貫通孔73に挿入されて接続部22及び固定部材4を位置決めする位置決め部43とを備えている。
固定部42は、プリント配線板7側に突出し、凸部421の頂点421aと、プリント配線板7の固定用電極72との間のはんだ材の厚さが小となる領域が幅方向と直交する方向に沿う線状となるように半円状に形成された凸部421と、凸部421の周囲の固定部42に形成され、プリント配線板7に対向する下面422aがはんだ材を介してプリント配線板7の固定用電極72に固定される平坦部422を備えている。凸部421の凸部421の頂点421a及び平坦部422の下面422aは、対応するプリント配線板7の固定用電極72にはんだ材を介して固定される。なお、凸部421は、第1の固定部の一例であり、平坦部422は、第2の固定部の一例である。
平坦部422は、下面422aと反対側の面に設けられた平坦面422bを有する。平坦部422は、プリント配線板7に対向する下面422aと固定用電極との間のはんだ材の厚さが大になる領域を有するように設けられている。平坦部422は、その下面422aとプリント配線板7とが略平行になるように設けられるのが好ましい。この様な構成にすることで、平坦部422とプリント配線板7との間のはんだ材82の厚さを均一にすることができるため、より強固な接続が得られる。なお、平坦面422bは、第2の平坦面の一例である。
位置決め部43は、図4に示すように、固定部42の端部に設けられ、折り曲げ部41cにより約90度折り曲げられて形成されている。位置決め部43は、プリント配線板7の対応する貫通孔73に挿入される。位置決め部43は、貫通孔73に挿入されていれば位置決めは可能だが、貫通孔73を貫通するようにしてプリント配線板7の裏面から露出させ、その端部431を折り曲げ、折り曲げた部分と固定部42によりプリント配線板7を挟み込んで接続部22を補強する構成としてもよい。
端部40は、図4、図7に示すように、凸部421の頂点421aが凸部221の頂点221a及び補強部材5の下面5aと略同一面上に位置するように、折曲部41a、41bにより折り曲げられてS字形状(ガルウイング形状)が形成されている。
固定部材4は、図1に示すように、端部40よりも幅の広い幅広部44を有している。固定部材4が幅広部44を有することにより、信号用導体2の接続部22近傍部分を固定する効果が高くなる。
固定部材4には、信号用導体2よりも高強度(高引張り強度)の材料を用いるのが好ましく、例えばりん青銅等の銅合金や鉄(Fe)−ニッケル(Ni)合金などを用いことができる。なお、固定部材4の端部40にも、信号用導体2の端部20と同様の材料によるめっきを施してもよい。また、固定部材4の厚さは、信号用導体2に用いる金属板よりも厚くするのが好ましい。高強度材料の使用や板厚の増加によって、振動負荷に対する信号用導体2の接続部22近傍部分のより高い補強効果が得られる。
(フレキシブルフラットケーブルの層構成)
フレキシブルフラットケーブル1の層構成について、図2を用いて説明する。被覆部材3は、表面の絶縁フィルム30が接着剤31によって信号用導体2に接着されている。信号用導体2と絶縁フィルム30とを接着する接着剤31には、例えばエポキシ樹脂やアクリル樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。
補強部材5は、被覆部材3の一方の面3a側に固定部材4が配置され、被覆部材3の他方の面3b側に補強用金属板52が配置され、固定部材4や補強用金属板52を覆う絶縁フィルム50と固定部材4及び補強用金属板52とを接着剤51により被覆部材3に固定する。補強部材5は、信号用導体2の接続部22近傍部分の変形を抑制する補強部材として作用する。なお、固定部材4及び補強用金属板52は、加熱と冷却による溶着(融着)や超音波溶着等によって被覆部材3に固定されてもよい。
補強用金属板52は、固定部材4と同様に信号用導体2よりも高強度(高引張り強度)の材料を用いるのが好ましく、例えばりん青銅や鉄(Fe)−ニッケル(Ni)合金などを用いる。上記の条件を満たす材料であれば、補強用金属板52は、固定部材4と同じ材料を用いてもよいし、異なる材料を用いてもよい。補強用金属板52の厚さは、信号用導体2に用いる金属板よりも厚くするのが好ましい。固定部材4と相俟って高強度材料の使用や板厚の増加により、振動負荷に対する信号用導体2の接続部22近傍部分のより高い補強効果が得られる。
固定部材4、補強用金属板52及び絶縁フィルム50を信号用導体2用の被覆部材3に接着する接着剤51には、絶縁フィルム30を信号用導体2に接着する接着剤31と同じ材料を用いてもよい。
(フレキシブルフラットケーブルのプリント配線板への実装方法)
次に、フレキシブルフラットケーブルのプリント配線板への実装方法について説明する。
プリント配線板7は、図6、図7に示すように、絶縁基材70と、絶縁基材70の表面70aに形成され、信号用導体2の接続部22がはんだ接続される信号用電極71、及び固定部材4の固定部42がはんだ接続される固定用電極72と、固定部材4の位置決め部43が挿入される貫通孔73と、絶縁基材70の表面70aの信号用電極71、固定用電極72以外の領域に形成されたソルダレジスト74を備え、図5(a)に示すように、信号用電極71及び固定用電極72の表面に、フラックスや溶剤を含むペースト状のはんだ材81が塗布されたたものを準備する。はんだ材81は、例えばディスペンサのノズルから供給される方法や、印刷法によって信号用電極71や固定用電極72に塗布される。なお、信号用電極71や固定用電極72にはんだ材81が塗布された後に、プリント配線板7を加熱して凝固させた状態のはんだ材が形成されたプリント配線板7を用いてもよい。
まず、図6、図7に示すように、固定部材4の位置決め部43を貫通孔73に挿入する。これにより、接続部22をプリント配線板7の対応する信号用電極71の上に位置決めし、同時に、固定部材4の固定部42をプリント配線板7の対応する固定用電極72の上に位置決めする。位置決めした接続部22は、図5(a)に示すように、信号用電極71及びペースト状はんだ81の上に配置され、固定部42についても同様に固定用電極72及びペースト状のはんだ材81の上に配置される。
次に、図5(b)に示すように、熱圧着方式の加熱ツール100を接続部22の平坦面222b及び固定部42の平坦面422bに接触させて接続部22及び固定部42を上方から加圧する。加熱ツール100は、接続部22及び固定部42を一括して加圧、加熱できる加圧面を有し、例えばモリブデン、タングステン等から形成されている。なお、加熱ツール100は、接続部22と固定部42とを別々に加圧、加熱する構成としてもよい。
次に、加熱ツール100に電流を流し、加熱ツール100の抵抗発熱により接続部22及び固定部42を瞬間的、局部的に加熱させる。これにより、加熱ツール100は、はんだ材81を溶融させる。融解したはんだ材81は、冷却により凝固して図5(c)に示すように、はんだ材82によって接続部22を信号用電極71に、固定部42を固定用電極72に接続及び固定する。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(ア)フレキシブルフラットケーブル1の信号用導体2の接続部22に半円形とした凸部221を設けることで、プリント配線板7と接続するはんだ材の厚さが小さくなる領域を幅方向に沿った線状とすることにより、温度変化時にはんだ材に発生する応力の影響を小さくすることができるので、接続部22とプリント配線板7との接続信頼性を向上させることができる。
すなわち、接続部22に凸部221を設けることで、平坦部222とプリント配線板7の信号用電極71との間のはんだ材の厚さを確保することができるため、はんだ材に発生する温度変化つまり、はんだ材とプリント配線板7との温度膨張係数の違いによる応力の影響を小さくすることができる。これにより、はんだ接続の温度特性を改善することができ、はんだ材の割れや信号用電極71からの剥がれを抑制できる。
(イ)接続部22の平坦面222b及び固定部42の平坦面422bを設けることで、熱圧着方式によるはんだ接続時に加熱ツール100と接触する平坦面222b、422bの面積を確保することができる。これにより、加熱ツールか100ら伝達される熱が不足してはんだ材の未溶解等による接続部22及び固定部42と被実装基板7との間の接触不良等を防止することができる。
(ウ)固定部材4の固定部42に接続部22と同様に凸部421を設けることで、固定部42を固定するはんだ材についても、はんだ材の割れ等を抑制することができるので、固定部材4により接続部22をプリント配線板7に強固に固定することができる。また、固定部42に平坦部422を設けることで、はんだ材の未溶解等による固定部42と被実装基板7との間の接触不良等を防止することができる。
(エ)接続部22の凸部221を隣接する接続部22と異なる位置に配置し、プリント配線板7と接触し得る凸部221の列が複数形成されることにより、加熱ツール100による熱圧着時に接続部22が傾いて変形することが抑制できるので、熱圧着方式で安定したはんだ接続ができる。
(オ)接続部22の凸部221の頂点221aと、固定部42の凸部421の頂点421aとを略同一面に形成することにより、加熱ツール100による熱圧着時に、凸部221、431のどちらかが浮いて対応するプリント配線板7の信号用電極71又は固定用電極72と非接触になることを抑制できるので、熱圧着方式でのはんだ接続の不良を抑制できる。
(カ)固定部材4に位置決め部44を設けることで、位置決め部44をプリント配線板7に設けられた貫通孔73に挿入することにより、容易に接続部22と固定部42の位置決めができるので、フレキシブルフラットケーブル1とプリント配線板7との接続時の不具合の抑制、及び実装組立て作業の簡略化を図ることができる。
(キ)本フレキシブルフラットケーブル1を実装するプリント配線板7、あるいはプリント配線板7が搭載される車載機器ユニット筐体構造によっては、局所加熱方式しか対応できない場合がある。本実施の形態は、このような場合にも適用することができる。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は、接続部の斜視図、(b)は、(a)のD矢視図、(c)は、固定部の平面図、(d)は、(c)のE矢視図、(e)は、凸部材の正面図である。
第1の実施の形態では、接続部22及び固定部42の凸部221、421は、接続部22又は固定部42を変形させて設けられていたが、本実施の形態では、凸部91を有する凸部材9が接続部22又は固定部42に打ち込まれて設けられている。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。なお、凸部材9の凸部91は、第1の接続部及び第1の固定部の一例である。
接続部22及び固定部42は、凸部材9を固定する固定孔223、423をそれぞれ備える。凸部材9は、接続部22又は固定部42の固定孔223、423に打ち込まれて凸部材9を固定する柱部92と、柱部92の端部に設けられ、接続部22又は固定部42に打ち込まれた状態でプリント配線板7側に半球状に突出する凸部91とを備える。凸部91は、はんだ材の厚さが小となる領域が点状になるように設けられ、はんだ材を介してプリント配線板7の信号用電極71、又は固定用電極72に接続されている。なお、凸部91を三角錐や、半円柱等に形成してもよい。また、凸部材9は、溶接や接着によって接続部22又は固定部42に固定されてもよい。
(第2の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(ア)接続部22及び固定部42が半球状に突出する凸部91を有する凸部材9を備えることで、プリント配線板7との間のはんだ材の厚さを確保することができるため、凸部91の頂点を点状としてはんだ材の厚さが小となる領域を狭めることができる。この結果、温度変化時にはんだ材に発生するはんだ材とプリント配線板7との熱膨張係数の違いによる応力の影響を小さくすることができるので、接続部22及び固定部42と、プリント配線板7との接続信頼性をより一層向上させることができる。
(イ)凸部材9を接続部22及び固定部42の固定孔に打ち込んで凸部91を形成するので、容易に凸部91を備えたフレキシブルフラットケーブル1を作成することができる。
[変形例]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々に変形実施が可能である。図9の(a)乃至(d)は、それぞれ本発明の変形例1乃至4の接続部の要部を示す斜視図を示す図である。
(変形例1)
第1の実施の形態では、接続部22は、1つの凸部221、431を有する構成としていたが、接続部22及び固定部42は、図9(a)に示すように、接続部22を変形させた、複数の凸部221を有する構成としてもよい。
(変形例2)
変形例2の接続部22は、図9(b)に示すように、接続部22及びを三角形に変形させた凸部224を設けたものである。
(変形例3)
変形例3の接続部22は、図9(c)に示すように、複数の凸部材9を設けたものである。
(変形例4)
変形例4の接続部22は、図9(d)に示すように、接続部22のプリント配線板7の信号用電極71と対向する面に規則的又は不規則的に複数の凸部225を設ける構成としてもよい。なお、凸部225は、接続部22に固定されたものでなくてもよい。
また、固定部42についても接続部22と同様に上記変形例1乃至4を適用してもよい。
(他の変形例)
また、本発明の実施の形態では、接続部22の凸部221は、隣接する接続部22と異なる位置に設けられ、接続部22の全体として凸部221が交互に配置されるものとして説明したが、接続部22は、例えば2つの接続部22毎に凸部221の位置が異なる構成としてもよいし、凸部221が接続部22の不規則的な位置に設けられる構成としてもよい。
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で上記実施の形態の構成要素のうち一部を除くことも可能である。例えば、補強部材の剛性を増すことにより、補強用金属板52を省くことも可能である。また、上述した実装方法は、本発明の要旨を変更しない範囲内で工程の削除、追加、変更、入替等を行ってもよい。
本発明は、例えば車載機器、携帯電話、通信機器、情報端末機器、測定機器、家電機器等に適用可能である。
1…フレキシブルフラットケーブル、2…信号用導体、3…被覆部材、3a、3b…面、
4…固定部材、5…補強部材、5a…下面、7…プリント配線板、9…凸部材、20…端部、21a、21b…折曲部、22…接続部、30…絶縁フィルム、31…接着剤、40…端部、41a、41b、41c…折曲部、42…固定部、43…位置決め部、44…幅広部、50…絶縁フィルム、51…接着剤、52…補強用金属板、70…絶縁基材、70a…表面、71…信号用電極、72…固定用電極、73…貫通孔、74…ソルダレジスト、81、82…はんだ材、91…凸部、92…柱部、100…加熱ツール、221…凸部、221a…頂点、222…平坦部、222a…下面、222b…平坦面、223…固定孔、421…凸部、421a…頂点、422…平坦部、422a…下面、422b…平坦面、431…端部

Claims (10)

  1. 間隔を設けて幅方向に並列に配置された複数の信号用導体と、
    前記複数の信号用導体の少なくとも一方の端部に設けられ、被実装基板にはんだ材を介して接続される複数の接続部とを備え、
    前記接続部は、前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向に沿う線状となる第1の接続部と、
    前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが大となる領域を有する第2の接続部と、
    前記被実装基板に対向する面と反対側の面に設けられた第1の平坦面と、
    を備えたフラット配線材。
  2. 前記第1の接続部は、前記被実装基板側に突出する第1の凸部で形成され、
    前記第2の接続部は、前記第1の凸部の周囲の前記接続部の部分で形成された、
    請求項1に記載のフラット配線材。
  3. 前記複数の接続部にそれぞれ形成された前記第1の凸部は、前記幅方向に直交する長手方向において異なる位置に形成された、
    請求項2に記載のフラット配線材。
  4. 前記接続部に近接した位置に前記幅方向に延伸して設けられ、前記信号用導体を固定する固定部材を更に備え、
    前記固定部材は、前記被実装基板にはんだ材により固定される固定部を備え、
    前記固定部は、前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向と直交する方向に沿う線状となる第1の固定部と、
    前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが大となる領域を有する第2の固定部と、
    前記被実装基板に対向する面と反対側の面に設けられた第2の平坦面と、
    を備えた請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフラット配線材。
  5. 前記第1の固定部は、前記被実装基板側に突出する第2の凸部で形成され、
    前記第2の固定部は、前記第2の凸部の周囲の前記固定部の部分で形成された、
    請求項4に記載のフラット配線材。
  6. 前記接続部の前記第1の凸部の頂点と、前記固定部の前記第2の凸部の頂点が略同一面上に位置するように第1及び第2の凸部が形成された、
    請求項5記載のフラット配線材。
  7. 前記固定部材は、前記固定部の端部に設けられ、前記被実装基板に設けられた貫通孔に挿入されて前記接続部及び固定部の位置決めをする位置決め部を備えた、
    請求項4乃至6のいずれか1項に記載のフラット配線材。
  8. 間隔を設けて幅方向に並列に配置された複数の信号用導体と、
    前記複数の信号用導体の少なくとも一方の端部に設けられ、被実装基板にはんだ材を介して接続される複数の接続部とを備え、
    前記接続部は、前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向に沿う線状となる第1の接続部と、
    前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが大となる領域を有する第2の接続部と、
    を備えたフラット配線材と、
    前記被実装基板に対向する面と反対側の面に設けられた第1の平坦面と、
    前記フラット配線材の前記接続部が前記はんだ材を介して接続される信号用電極を備えた被実装基板と、
    を備えた実装体。
  9. 前記フラット配線材は、前記接続部に近接した位置に前記幅方向に延伸して設けられ、前記信号用導体を固定する固定部材を備え、
    前記固定部材は、前記被実装基板にはんだ材により固定される固定部を備え、
    前記固定部は、前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが小となる領域が点状、又は前記幅方向と直交する方向に沿う線状となる第1の固定部と、
    前記被実装基板との間の前記はんだ材の厚さが大となる領域を有する第2の固定部と、
    前記被実装基板に対向する面と反対側の面に設けられた第2の平坦面と、
    前記被実装基板は、固定部が固定される固定用電極を備えた、
    請求項8記載の実装体。
  10. 前記フラット配線材は、前記固定部の端部に設けられ、前記被実装基板に設けられた貫通孔に挿入されて前記接続部及び固定部の位置決めをする位置決め部を有する前記固定部材を備え、
    前記被実装基板は、前記位置決め部が挿入される貫通孔を備えた、
    請求項9記載の実装体。












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WO2021057310A1 (zh) * 2019-09-27 2021-04-01 王定锋 一种单层线路板组合到排线上制成的双层线路板及制作方法
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