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JP2013221907A - 検出回路、センサーデバイス及び電子機器 - Google Patents

検出回路、センサーデバイス及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 画素回路内のソースフォロア回路に常時電流が流れることを抑制し、電流遮断時のノイズが焦電流に悪影響することを抑制でききる検出回路、センサーデバイス及び電子機器を提供すること。
【解決手段】 検出回路1A,1B,1Cは、焦電素子2と、焦電素子からの検出信号SDがゲートに入力されるトランジスターTN,TP1を含むソースフォロワー回路3,3Aと、トランジスターに流れる電流を遮断する第1スイッチング素子4,4Aと、焦電素子とトランジスターのゲートとの間を遮断する第2スイッチング素子5とを有する。第2スイッチング素子5は、第1スイッチング素子4,4AがトランジスターTN,TP1に流れる電流を遮断する前に、焦電素子とトランジスターのゲートとの接続を遮断することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、焦電素子を備えた検出回路、センサーデバイス及び電子機器等に関する。
従来、焦電素子等を用いた赤外線の検出回路が知られている。例えば人体からは、波長が10μm付近の赤外線が輻射されており、これを検出することで人体の存在や温度の情報を非接触で取得できる。従って、このような赤外線の検出回路を利用することで、侵入検知や物理量計測を実現できる。
赤外線の検出回路の従来技術としては例えば非特許文献1に開示される技術が知られている。非特許文献1の従来技術では図1に示すように、直列接続されたトランジスター(JFET)と抵抗とから構成されるソースフォロワー回路により、焦電素子の焦電流を検出している。
Daisuke Akai et al. , "Pyroelectric infrared sensors with fast response time and high sensitivity using epitaxial PbZr, TiO3 films on epitaxial γ-Al2O3/Si substrates", Sensors and Actuators A: Physical, Volumes 130-131, 14 August 2006, Pages 111-115, Elsevier Science B.V.
非特許文献1では、各画素回路内のソースフォロア回路に常時電流が流れている。この電流は画素数の増加に伴って増大し、大きな電源電圧降下を引き起こすという問題があった。
本発明の幾つかの態様によれば、画素回路内のソースフォロア回路に常時電流が流れることを抑制し、あるいは電流遮断時のノイズが焦電流に悪影響することを抑制でききる検出回路、センサーデバイス及び電子機器を提供することができる。
(1)本発明の一態様は、
焦電素子と、
前記焦電素子からの検出信号がゲートに入力されるトランジスターを含むソースフォロワー回路と、
前記トランジスターに流れる電流を遮断する第1スイッチング素子と、
前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの接続を遮断する第2スイッチング素子と、
を有する検出回路に関する。
本発明の一態様によれば、第1スイッチング素子がソースフォロワー回路内のトランジスターに流れる電流を遮断するので、画素回路内のソースフォロア回路に常時電流が流れることを抑制できる。ソースフォロワー回路内のトランジスターには比較的大きな電流が流れているので、第1スイッチング素子の遮断解除動作によりソースフォロワー回路を動作させる際に、スイッチングノイズを引き起こす。このスイッチングノイズが、トランジスターのゲート−ソース間寄生容量を介してゲートに伝達され、さらにゲートから焦電素子に伝達される虞がある。焦電素子にノイズが伝達されると、微小な焦電流による電荷はノイズの大きな電荷に埋もれてしまい、焦電流の変動に伴う電圧変化をソースフォロワー回路が検出できなくなる。第2スイッチング素子が焦電素子とトランジスターのゲートとの接続を遮断できるので、スイッチングノイズが焦電素子に伝達されることはない。なお、焦電素子からの焦電流は十分に小さいので、第2スイッチング素子のオン/オフによるスイッチングノイズは無視できる。
(2)本発明の一態様では、前記第1スイッチング素子が前記トランジスターに流れる電流の遮断を解除する前に、前記第2スイッチング素子が前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの接続を遮断することができる。
それにより、ソースフォロワー回路が動作中にスイッチングノイズが焦電素子に伝達されることはない。なお、第1スイッチング素子の遮断動作時のスイッチングノイズが焦電素子に伝達されても問題はない。つまり、第1スイッチング素子がトランジスターに流れる電流を遮断するときに、第2スイッチング素子が焦電素子とトランジスターのゲートとの接続を維持していてもよい。このときソースフォロワー回路は動作停止状態だからである。
(3)本発明の一態様では、前記第2スイッチング素子と前記トランジスターのゲートとを接続する配線の電荷を放電させる放電スイッチをさらに有することができる。
放電スイッチは、ゲートから第2スイッチング素子を接続する配線上にスイッチングノイズが重畳しているとき、そのスイッチングノイズを含む電荷を放電させることができる。
(4)本発明の一態様では、前記第1スイッチング素子が前記トランジスターに流れる電流の遮断を解除した後であって、かつ、前記第2スイッチング素子が前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの接続の遮断を解除する前に、前記放電スイッチによる放電を終了することができる。
こうすると、第1スイッチング素子の動作によりスイッチングノイズが発生しても、そのノイズの電荷は放電スイッチにより放電され、放電後に第2スイッチング素子によりゲートと焦電素子とが接続されるので、ノイズの電荷が焦電素子に伝達されない。
(5)本発明の一態様では、前記第2スイッチング素子により前記ゲートと前記焦電素子との接続が解除される前に、前記放電スイッチが放電動作を開始することができる。
放電スイッチのオン/オフによって、光照射後の焦電素子にチャージされた電荷と、焦電素子よりディスチャージされた光照射前の電荷との変化に基づく信号(電圧変化)を検出することができる。こうして、光照射前後の電圧変化を高感度にて検出することができる。
(6)本発明の一態様では、
前記ソースフォロア回路は、
前記検出回路の出力ノードと低電位電源ノードとの間に設けられ、前記焦電素子からの検出信号がゲートに入力される第1のP型トランジスターと、
高電位電源ノードと前記出力ノードとの間に設けられ、ゲートが基準電圧に設定される第2のP型トランジスターと、
を有することができる。
こうすると、第1、第2のP型トランジスターのしきい値電圧等の特性バラツキの影響が出力電圧に及ぶのを抑制できるため、素子特性のバラツキを原因とする出力電圧のバラツキの低減が可能になる。
(7)本発明の一態様では、前記第2のP型トランジスターのゲートに前記基準電圧を供給する基準電圧生成回路がさらに設けられ、
前記基準電圧生成回路は、前記高電位電源ノードと前記低電位電源ノードとの間に直列接続された第3のP型トランジスターと第4のP型トランジスターとを有し、
前記低電位電源ノードがドレインに接続された前記第3のP型トランジスターのソースと、前記高電位電源ノードがソースに接続された前記第4のP型トランジスターのドレインとの接続ノードが、前記基準電圧発生回路の出力ノードとされ、
前記第3のP型トランジスターは、前記低電源ノードがゲートに接続され、
前記第4のP型トランジスターは、前記基準電圧発生回路の出力ノードをゲートに接続することができる。
このように、基準電圧Vcc/2を生成する基準電圧発生回路の第3,第4のP型トランジスターは、ソースフォロワー回路の第1,第2のP型トランジスターと同じ構成となり、プロセスばらつきがあっても第1,第2のP型トランジスターと同じ傾向でばらつくので、相対的なばらつきが解消されて、プロセス変動への依存が少ない出力を確保することができる。特に、第1〜第4のP型トランジスターのサイズを同一にすれば、プロセスばらつきの影響を最小にすることができる。
(8)本発明の一態様では、
前記第1スイッチング素子は、前記第1のP型トランジスター及び前記第2のP型トランジスターに流れる電流を遮断する第5のP型トランジスターであり、
前記基準電圧生成回路は、前記第3のP型トランジスター及び前記第4のP型トランジスターに流れる電流を遮断する第6のP型トランジスターを有し、
前記第5のP型トランジスター及び前記第6のP型トランジスターのゲートに同一信号を供給することができる。
これにより、ソースフォロワー回路と、それを駆動する基準電圧生成回路の双方での貫通電流を抑制して消費電力を低減できる。
(9)本発明の他の態様は、上述の(1)〜(8)の検出回路を含むセンサーデバイスを定義している。
(10)本発明のさらに他の態様は、
複数の行線と、
複数の列線と、
前記複数の行線と前記複数の列線の各1本に接続される複数の画素回路と、
を有し、
前記複数の画素回路の各々は、
焦電素子と、
前記焦電素子からの検出信号がゲートに入力されるトランジスターを含むソースフォロワー回路と、
前記トランジスターに流れる電流を遮断する第1スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子が前記トランジスターに流れる電流の遮断を解除する前に、前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの間を遮断する第2スイッチング素子と、
前記複数の行線の1本が駆動される期間に、前記焦電素子の電荷の変化に基づく信号を、前記複数の列線の1本に供給する画素選択スイッチと、
前記第2スイッチング素子と前記トランジスターのゲートとを接続する配線の電荷を放電させる放電スイッチと、
を含み、
駆動された前記1本の行線に接続された画素回路では、前記第1スイッチング素子が前記トランジスターに流れる電流の遮断を解除した後であって、かつ、前記第2スイッチング素子が前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの接続の遮断を解除する前に、前記放電スイッチによる放電を終了するセンサーデバイスに関する。
こうすると、1本の行線を駆動する期間毎に1本の行線に接続された画素回路から同時に読み出す際に、上述したスイッチングノイズが焦電素子に与える悪影響を排除できる。
(11)本発明のさらに他の態様では、前記第1スイッチング素子は、前記1本の行線に接続された画素回路に共用することができる。こうすると、1本の行線に接続された画素回路に対して共用される一つの第1スイッチング素子を設けるだけでよく、1本の行線に接続された画素回路の各々に第1スイッチング素子を設けなくて済む。
(12)本発明のさらに他の態様は、(1)〜(8)の検出回路または(9)〜(11)のセンサーデバイスを含む電子機器を定義している。
本発明の一実施形態に係る検出回路の回路図である。 図1に示す検出回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の他の実施形態に係る検出回路の回路図である。 図1に示す検出回路の動作を示すタイミングチャートである。 2つのP型トランジスターを備えたソースフォロワー回路と基準電圧生成回路を備えた本発明のさらに他の実施形態に係る検出回路の回路図である。 図6(A)(B)はセンサーデバイスの構成図である。 増幅回路を備えた1本の列線に接続される複数の画素回路を示すブロック図である。 増幅回路を示す回路図である。 センサーデバイスのタイミングチャートである。 複数の画素回路に対して一つの第1スイッチング素子を共用する変形例の回路図である。 電子機器のブロック図である。 テラヘルツカメラを含む体温測定装置(電子機器)を示す図である。 テラヘルツカメラの斜視図である。 テラヘルツカメラのブロック図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.第1実施形態
図1に示す検出回路(画素回路ともいう)1Aは、焦電素子2とソースフォロワー回路3とを含む基本回路を有する。図1に示す画素回路1Aは、行線WL0により制御される画素選択スイッチSW0に接続することができる。
焦電素子2は、焦電キャパシター10の容量CPと抵抗RPとにより、等価的に表される。焦電素子2には例えば波長が赤外帯域の光(赤外線線)やテラヘルツの光(電磁波ともいう)等の光が入射され、焦電キャパシター10の焦電体(強誘電体)11には、焦電素子2の温度に応じた自発分極が発生している。そして電極12、13の表面電荷と電気的に中性を保っている。
ソースフォロワー回路3は、例えばN型のデプレッション・トランジスターTNと、プルダウン抵抗Rとを含む。
N型のデプレッション・トランジスターTNと抵抗Rは、VCCのノード(広義には高電位電源ノード)とGNDのノード(広義には低電位電源ノード)の間に直列に設けられ、ソースフォロワー回路3を構成している。
N型トランジスターTNのゲートには、焦電素子2からの検出信号SD(検出電圧)が入力され、N型トランジスターTNのソースは、抵抗Rの一端に接続される。これらのトランジスターTNと抵抗Rによりソースフォロワー回路3が構成され、そのゲインはほぼ1になる。そしてN型トランジスターTNのソースに対応する出力ノードNQから、検出信号SDの電圧変化に伴い変化する出力電圧VOが出力される。
本実施形態の画素回路1Aは、焦電素子2とソースフォロワー回路3とを含む基本回路に、さらに追加の構成を備えている。第1スイッチング素子4は、N型トランジスターTNに流れる電流を遮断し、N型トランジスターTNと直列接続された例えばP型トランジスターにて形成されている。第2スイッチング素子5は、焦電素子2とN型トランジスターTNのゲートとの接続を遮断し、例えばN型トランジスターで形成されている。
画素回路1Aでは、第1スイッチング素子4のゲートに入力される信号XONが、図2に示すように一定期間だけLOWとなる。なお、信号XONは、図1に示す行線WL0をアクティブとして画素選択スイッチSW0をオンさせる水平走査信号の反転信号とすることができる。信号XONがHIGHである期間は第1スイッチングトランジスター4がオフされるので、ソースフォロワー回路3内のトランジスターTNに流れる電流を遮断して、画素回路1A内のソースフォロア回路3に常時電流が流れることを抑制できる。
信号XONがLOWである期間に第1スイッチング素子4がオンする。このとき、従来のように光入射に起因して焦電素子2にて温度変化があると、その温度変化によって分極量が変化する焦電素子2に焦電流が流れ、検出信号SDが変化する。この検出信号SDがゲートに供給されるトランジスターTNは、そのソースに対応する出力ノードNQから、検出信号SDの電圧変化に伴い変化する出力電圧VOが出力される。
このとき、第1スイッチング素子4がオン/オフされると、トランジスターTNのソース電圧、チャネル電圧、ドレイン電圧が大きく変動する。これらの電圧変動がノイズとして、比較的大きなトランジスターTNのゲート寄生容量を介してトランジスターTNのゲートに伝達され、さらにゲートから焦電素子2に伝達される虞がある。
もし焦電素子2にノイズが伝達されると、微小な焦電流による電荷はノイズの大きな電荷に埋もれてしまい、焦電流の変動に伴う電圧変化をソースフォロワー回路3が検出できなくなる。
そこで、焦電素子2とトランジスターTNのゲートとの接続を遮断する第2スイッチング素子5を設けている。こうして、第1スイッチング素子4がオン/オフされる時には、第2スイッチング素子5により焦電素子2とトランジスターTNのゲートとの接続を遮断しておくことができる。それにより、スイッチングノイズがトランジスターTNのゲートに伝達されたとしても、そのスイッチングノイズが焦電素子2に伝達されることを防止できる。なお、第2スイッチング素子5はノイズの発生の少ないトランジスターで構成できるため、オン/オフ動作によるスイッチングノイズは無視できるほど小さくすることができる。
特に、第1スイッチング素子4が図2の時刻t1にてオンされて遮断解除されたときに発生するノイズが問題となる。ソースフォロワー回路3が動作状態となり、ノイズが重畳された電荷に基づく検出信号SDが、ソースフォロワー回路3のトランジスターTNのゲートに供給された状態で検出動作が実施されてしまうからである。従って、本実施形態では、図2に示すように、時刻t1にて信号XONをHIGHにして第1スイッチング素子4により遮断解除する時には、第2スイッチング素子5のゲートに供給される信号CNCTをLOWとして、第2スイッチング素子5により焦電素子2とトランジスターTNのゲートとの接続を遮断している。
図2の時刻t1後の時刻t2にて、第2スイッチング素子5のゲートに供給される信号CNCTがHIGHとなるので、焦電素子2からの、ノイズが重畳されていない電荷に基づく検出信号SDが、ソースフォロワー回路3のトランジスターTNのゲートに供給されて、検出動作を実施できる。
一方、第1スイッチング素子4が図2の時刻t4にて遮断動作する時のスイッチングノイズは、焦電素子2に伝達されても問題はない。つまり、第1スイッチング素子4がトランジスターTNに流れる電流を遮断するときに、第2スイッチング素子5が焦電素子2とトランジスターTNのゲートとの接続を維持していてもよい。このときソースフォロワー回路3は動作停止状態だからである。よって、第2スイッチング素子5のゲートに供給される信号CNCTをLOWとして第2スイッチング素子5により遮断動作を開始する時刻t3は、時刻t4の前後の何れであってもよい。
2.第2実施形態
図3は、図1の検出回路(画素回路)1Aに放電スイッチ6を追加した検出回路(画素回路)1Bを示している。
図3に示す放電スイッチは、第2スイッチング素子5とトランジスターTNのゲートとを接続する配線の電荷を放電させるスイッチであり、例えばN型トランジスターにて形成される。
放電スイッチ6は、トランジスターTNのゲートと第2スイッチング素子5とを接続する配線上にスイッチングノイズが重畳しているとき、そのスイッチングノイズを含む電荷を放電させることができる。
図4は、図3に示す画素回路1Bのタイミングチャートであり、信号XONのLOW期間t1−t6と、信号CNTNのHIGH期間t3−t5は、図2と同様に設定されている。
放電スイッチ6による放電動作は、図4に示す時刻t1の前から実施され、時刻t1と時刻t3との間の時刻t2に終了させることができる。つまり、放電スイッチ6による放電動作は、第1スイッチング素子4がトランジスターTNに流れる電流の遮断を解除する時(図4の時刻t3)の後であって、かつ、第2スイッチング素子5が焦電素子2とトランジスターTNのゲートとの接続の遮断を解除する時(図4の時刻t1)よりも後の時刻t2に終了させることができる。
こうすると、第1スイッチング素子4の動作によりスイッチングノイズが発生しても、そのノイズの電荷は放電スイッチ6により放電され、放電後に第2スイッチング素子5によりトランジスターTNのゲートと焦電素子2とが接続されるので、ノイズの電荷が焦電素子2に伝達されることはない。
また、放電スイッチ6による放電動作は、図4に示す時刻t1と同時またはそれ以前から開始されていると良い。時刻t1での第1スイッチング素子4の動作によりスイッチングノイズが発生しても、直ちにそのノイズの電荷を放電スイッチ6により放電できるからである。
また、第2スイッチング素子5によりトランジスターTNのゲートと焦電素子2との接続が解除される時刻t5の前の時刻t4に、放電スイッチ6が放電動作を開始することができる。
ここで、図3の放電スイッチ6がオフしている図4の期間t2−t4では、焦電素子2に電荷がチャージされた状態である。その一方で、図3の放電スイッチ6が図4の時刻t4でオンすると、光照射時に蓄えられた電荷がディスチャージされる。放電スイッチ6がオンされた後の焦電素子2の電荷は、光照射中にも拘わらず光照射がない時の電荷となる。つまり、ソースフォロア―回路3の出力電圧VOは、光照射前後の焦電流を反映した電圧変化とる。なお、放電スイッチ6がオンしてソースフォロワー回路3のトランジスターTNのゲートに0Vが印加されても、トランジスターTNはデェプレッション型であるのでオンされて、光照射前の出力電圧VOを出力することができる。
このように、第2スイッチング素子5がオンしている期間t3−t5の途中で放電スイッチ6をオンさせることで、放電スイッチ6を電子チョッパーとして利用できる。つまり、図示しない機械式チョッパーにより光が継続して照射しているにも拘わらず、放電スイッチ6のオン/オフによって、期間t3−t4での光照射後の焦電素子2の電荷と、期間t4−t5での光照射前と等価のディスチャージ後の電荷との変化に基づく信号(電圧変化)を検出することができる。こうして、期間t3−t5中に時系列で出力される光照射の前後の電圧変化VOを高感度にて検出することができる。このため、各画素回路1Bに増幅回路を設ける必要が必ずしもなく、画素回路1Bを小型化することができる。
3.第3実施形態
3.1.ソースフォロワー回路
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係る検出回路(画素回路)1Cを示している。この画素回路1Cのソースフォロワー回路3Aは、図3に示すN型デプレッション・トランジスターTNに代えて、第1のP型トランジスターTP1と第2のP型トランジスターTP2とを有する。図5に示す検出回路1Cが、焦電素子2、第2スイッチング素子5及び放電スイッチ6を有する点は、図3と同じである。なお、検出回路1Cに接続される画素選択スイッチSW0は省略されている。
第1のP型トランジスターTP1(P型MOSトランジスター)は、出力ノードNQとGNDノード(低電位電源ノード)との間に設けられる。例えば図5ではTP1のソースが出力ノードNQに接続され、ドレインがGNDノードに接続され、焦電素子2からの検出信号SDがゲートに入力される。
第2のP型トランジスターTP2(P型MOSトランジスター)は、VCCノード(高電位電源ノード)と出力ノードNQとの間に設けられる。例えば図5ではTP2のソースがVCCノードに接続され、ドレインが出力ノードNQに接続され、ゲートが出力ノードNQと接続されて、そのゲートは基準電圧Vcc/2に設定される。
また、P型トランジスターTP1の基板電位はTP1のソースの電位に設定される。またP型トランジスターTP2の基板電位はTP2のソースの電位に設定される。このようにP型トランジスターTP1、TP2の基板電位をそのソース電位に設定することで、基板バイアス効果によるTP1、TP2のしきい値電圧の変動を防止できるため、TP1とTP2のしきい値電圧を、より近づけることが可能になる。
P型トランジスターTP1とTP2とは、そのゲート長及びゲート幅の両方を同一にして、P型トランジスターTP1、TP2のしきい値電圧等の素子特性を近づけることが可能になる。こうして、製造プロセス変動等に起因する出力電圧VQの変動を抑制できる。
図5に示すようにトランジスターTP2のゲートは基準電圧Vcc/2に設定されている。従って、トランジスターTP2のゲート・ソース間電圧はほとんどVcc/2であり、TP2は飽和領域で動作するため、TP2には、ほとんどゲート・ソース間電圧Vcc/2としきい値電圧だけで決まる電流が流れる。
一方、トランジスターTP1はトランジスターTP2に直列接続されているため、TP1には同じ電流が流れる。そしてトランジスターTP1の基板電位は、トランジスターTP2と同様にソース電位に設定されている。従って、トランジスターTP1のしきい値電圧とトランジスターTP2のしきい値電圧を等しくできる。更にトランジスターTP1は飽和領域で動作し、トランジスターTP1とTP2が同一のトランジスタサイズ(ゲート幅、ゲート長が同一)であるとすると、TP1のゲート・ソース間電圧は、TP2のゲート・ソース間電圧であるVcc/2とほぼ同じ電圧になる。また、トランジスターTP1のゲートは第2スイッチング素子5を介して焦電素子2に接続され、TP1のゲートのノードNDとGNDの間には焦電素子10の抵抗RPが存在するため、ノードNDは定常的にはほぼ0Vに設定される。より正確には、放電スイッチ6がオンしているときにはノードNDは0Vであり、第2スイッチング素子5を介して焦電素子2がノードNDと接続された場合も、焦電素子2に蓄積された電荷は非常に小さいので、それが充電されたノードNDの電位はほぼ0Vである。従って、トランジスターTP1のソースノードである検出回路の出力ノードNQの電圧VQは、定常的にはVcc/2とほぼ同じ電圧に設定される。
この状態で焦電素子2に光が照射されて焦電素子2の温度が変化すると、図4の期間t3−t4では、発生した焦電流によりトランジスターTP1のゲート(ゲート容量)が過渡的に充電され、電圧がΔVだけ変動する。このとき、トランジスターTP1とトランジスターTP2には等しい電流が流れるため、トランジスターTP1とトランジスターTP2のゲート・ソース間電圧が等しくなるようにノードNQの電圧が変化する。これにより、トランジスターTP1とトランジスターTP2のゲート・ソース間電圧は共にVcc/2−ΔV/2となり、このとき、TP1のソース電圧であるVQは、VQ=Vcc/2+ΔV/2となる。即ち、トランジスターTP1、TP2からなる回路はゲイン=0.5のソースフォロワー回路3Aとして動作する。なお、ソースフォロワー回路3Aの電流を遮断する第1スイッチング素子4Aを、図1及び図3の第1スイッチング素子4として機能させることで、図4の期間t4−t5での光照射前のディスチャージ電圧もサンプリングすることができる。
本実施形態の検出回路では、P型トランジスターTP1とTP2のしきい値電圧等が相殺されて、これらのしきい値電圧等の特性バラツキが出力電圧のバラツキとして現れることを抑制できる。従って、出力電圧のバラツキを低減でき、赤外線の検出精度等を向上できる。
3.2.基準電圧発生回路
図5では、例えば画素回路1C中に、第2のP型トランジスターTP2のゲートに基準電圧Vcc/2を供給する基準電圧生成回路7を設けることができる。
基準電圧生成回路7は、高電位電源ノードと低電位電源ノードとの間に直列接続された第3のP型トランジスターTP3と第4のP型トランジスターTP4とを有する。低電位電源ノードがドレインに接続された第3のP型トランジスターTP3のソースと、高電位電源ノードがソースに接続された第4のP型トランジスターTP4のドレインとの接続ノードNRが、基準電圧発生回路7の出力ノードとされる。
第3のP型トランジスターTP3は低電源ノードがゲートに接続され、第4のP型トランジスターTP4は、基準電圧発生回路7の出力ノードNRがゲートに接続される。
つまり、基準電圧生成回路7の第3,第4のP型トランジスターTP3,TP4の構成は、焦電素子2に接続される第1,第2のP型トランジスターTP1,TP2と実質的に同じ構成である。第3のP型トランジスターTP3のゲートは低電位電源ノードの電圧0Vが供給されるが、焦電素子2の定常状態では第1のP型トランジスターTP1のゲート電圧SDは上述の通り0Vだからである。
ここで、基準電圧発生回路7の出力ノードNRの電圧は、焦電素子2が定常状態の時の第1,第2のP型トランジスターTP1,TP2と同様に第3,第4のトランジスターTP3,TP4が動作することで、Vcc/2の定電圧となる。よって、第2のP型トランジスターTP2のゲートに、基準電圧Vcc/2を供給することができる。
このように、基準電圧発生回路7の第3,第4のP型トランジスターTP3,TP4は、焦電素子2に接続される第1,第2のP型トランジスターTP1,TP2のソースフォロワー回路3Aと同じ構成となり、プロセスばらつきがあっても第1,第2のP型トランジスターTP1,TP2と同じ傾向となるので、プロセス変動への依存が少ない出力を確保することができる。特に、第1〜第4のP型トランジスターTP1〜TP4のサイズを同一にすれば、プロセスばらつきの影響を最小にすることができる。
3.3.第1のスイッチング素子
図5では、図1に示す第1スイッチング素子4と同様にして、ソースフォロワー回路3Aの電流を遮断する第1スイッチング素子4Aと、基準電圧発生回路7の電流を遮断する第1スイッチング素子4Bとを設けることができる。第1スイッチング素子4Aは第5のP型トランジスターTP5で形成でき、第1スイッチング素子4Bは第6のP型トランジスターTP6で形成できる。この場合、同一の信号XONにより第1スイッチング素子4A,4Bをオン/オフすることができる。
4.センサーデバイス
4.1.センサーデバイスの概要
図6(A)(B)に本発明の一実施形態に係るセンサーデバイス100を示す。このセンサーデバイス100は、センサーアレイ101と、行選択回路(行ドライバー)110と、読み出し回路120と、画素駆動回路130とを含む。またA/D変換部140、制御回路150を含むことができる。このセンサーデバイス100を用いることで、例えば赤外線カメラやテラヘルツカメラなどを実現できる。
センサーアレイ101(焦点面アレイ)には、複数の行線(ワード線、走査線)WLと複数の列線(データ線)DLとが設けられる。なお、図1、図3及び図5に示す信号XON、CNT及びRSTの信号線は、図6(A)(B)では省略されている。
センサーアレイ101の各センサーセルは、各行線WLと各列線DLの交差位置に対応する場所に配置(形成)される。例えば図6(B)のセンサーセルS11は、行線WL1と列線DL1の交差位置に対応する場所に配置されている。他のセンサーセルも同様である。
行選択回路110は、複数の行線WLに接続される。そして各行線WLの選択動作を行う。例えば図1(B)のようなQVGA(320×240画素)のセンサーアレイ101(焦点面アレイ)を例にとれば、行線WL0、WL1、WL2、…WL239を順次選択(走査)する動作を行う。即ちこれらの行線WLを選択する信号(ワード選択信号)をセンサーアレイ101に出力する。
読み出し回路120は、複数の列線DLに接続される。そして各列線DLの読み出し動作を行う。QVGAのセンサーアレイ101を例にとれば、列線DL0、DL1、DL2、…DL319からの検出信号(検出電流、検出電荷)を読み出す動作を行う。例えば読み出し回路120には、複数の列線の各列線に対応して各増幅回路が設けられる。そして、各増幅回路は、対応する列線の信号の増幅処理を行う。
画素駆動回路130は、図1、図3及び図5に示す信号XON、CNT及びRSTの信号線を駆動する。
A/D変換部140は、読み出し回路120において取得された検出電圧(測定電圧、到達電圧)をデジタルデータにA/D変換する処理を行う。そしてA/D変換後のデジタルデータDOUTを出力する。具体的には、A/D変換部140には、複数の列線DLに対応して各A/D変換器が設けられる。そして、各A/D変換器は、対応する列線DLにおいて読み出し回路120により取得された検出電圧のA/D変換処理を行う。なお、複数の列線DLに対応して1つのA/D変換器を設け、この1つのA/D変換器を用いて、複数の列線DLの検出電圧を時分割にA/D変換してもよい。また読み出し回路120の増幅回路を設けないで、各列線の信号を直接にA/D変換部140の各A/D変換器に入力するようにしてもよい。
制御回路150(タイミング生成回路)は、各種の制御信号を生成して、行選択回路110、読み出し回路120、画素駆動回路130及びA/D変換部140のタイミングを制御する信号などを生成して出力する。
センサーデバイス100の制御回路150は、このセンサーデバイスが搭載される電子機器側からタイミング信号を入力することができる。例えば図6(A)に示すように、電子機器は、波長が赤外帯域の光(赤外線)やテラヘルツ帯域の光(電磁波ともいう)を断続制御が可能な光源160を有することができる。光源160は、例えば連続発光する光源部170と、チョッパー172と、チョッパー172を回転駆動するモーター180と、モーター180の回転量を符号化するエンコーダー190とを有することができる。
チョッパー172は、光源部170からの連続光をセンサーアレイ101に透過させる透過部172Aと、連続光を遮断する遮断部172Bとが形成された円盤であり、モーター180の駆動により透過部172Aと遮断部172Bとが交互にセンサーアレイ101と対向される。チョッパー172の透過部172Aがセンサーアレイ101と対向する期間を少なくとも一水平走査期間(1H)以上、例えば一垂直期間(1V)とすることができる。センサーデバイス100の制御回路150は、エンコーダー190からの出力が基準タイミング信号として入力されることで、一水平走査期間(1H)、一垂直走査期間(1V)やその他のタイミング信号を生成することができる。
4.2.読み出し回路
本実施形態では、各画素回路に増幅回路を設ける必要はないが、図6(A)に示す読み出し回路120が、複数の列線DL0〜DL319に接続される複数の増幅回路をさらに有することができ、図7には列線DL0に接続される増幅回路122を示している。
図7に示す増幅回路122は、図8に示すように、第1入力端IN1に入力される列線DL0からの電圧と第2入力端IN2に入力される基準電圧Vref(例えばVcc/2)とを差動増幅して出力端に出力するアンプOPと、第1入力端IN1と出力端OUTとをショートさせるアンプスイッチASWと、を有する。
1本の列線DLに一つの増幅回路122が設けられることで、1本の列線DLに画素選択スイッチSW0,SW1,SW2,…を介して接続される列方向の複数の画素回路1(図7に示すセンサーセルS00,S10,S20,…内の画素回路1)で一つの増幅回路122が共用される。アンプスイッチASWをオンするとアンプOPは第1入力端S1と出力端OUTとがショートされて不動作状態となる。一水平走査期間(1H)毎にアンプOPを不動作状態として、1本の列線DLに流れる複数の画素回路1からの電圧同士が影響するクロストークを防止できる。なお、画素選択スイッチSW0,SW1,SW2,…は、対応する画素回路に含めることができる。
4.3.センサーデバイスの動作
図9は、センサーデバイス100の動作を示すタイミングチャートである。図6(A)のチョッパー172の透過部172Aがセンサーアレイ101と対向する期間が、図9に示す一垂直走査期間(1V)である。図9に示す一垂直走査期間(1V)に亘って、図6(A)に示すセンサーアレイ101に光が照射されることになる。
図6(A)に示す制御回路150は、エンコーダー190からの基準タイミング信号に基づいて、一垂直走査期間(1V)を示す一垂直走査信号を生成し、さらに行線WLの本数に基づいて一水平走査期間(1H)を示す一水平走査信号を生成する。
図6(A)に示す行選択回路110は、複数の行線WL0,WL1,…に、図9に示すように一水平走査期間(1H)毎にアクティブとなる電位の走査信号を供給する。例えば行線WL1の電位がアクティブとなると、図7に示す行線WL1に接続された320個の画素回路1にて、図7に示す画素選択スイッチSW1が一水平走査期間(1H)に亘って同時にオンされる。
これにより、行線WL1に接続された320個の画素回路1の各々にてセンサーデバイス100の焦電素子2からの検出信号SDの電圧変化に伴う出力電圧VOが画素選択スイッチSW1を介して、複数の列線DL0〜DL239に出力可能となる。
本実施形態では、画素駆動回路130は、一水平走査期間(1H)の途中で、アクティブ電位である例えば行線WL1に接続された一行分の320個の画素回路1内の放電スイッチ6を、複数のリセット線RL0〜RL239の1本(RL1)に供給されるリセット信号RST(図9)によりオンさせている。
一水平走査期間(1H)は一垂直期間(1V)に含まれるので図1(A)のセンサーアレイ101に光が入射されており、しかも一水平走査期間(1H)中では対応する画素回路1の画素選択スイッチSW1がオンされて、出力電圧VOを対応する列線DL0に出力することができる。
ここで、信号XONは例えば水平走査信号WLの反転信号とすることができる。また、アンプスイッチASWのオフ期間の開始時期は、信号CNTがHIGHとなる時刻t3の後に設定され、アンプスイッチASWのオフ期間の終了時期は、信号CNCTのHIGH期間が終了する時刻t5と一致させることができる。
図9に示すように、アンプスイッチASWは、一水平走査期間(1H)内であって放電スイッチ6がオンされる前にオフされる。信号CONTがHIGHとなって第2スイッチング素子5がオンしてから放電スイッチ6がオンされるまでの第1期間T1に、焦電素子2に電荷がチャージされた光照射後の焦電流を反映した電圧が出力される。その後放電スイッチ5がオンされた後の第2期間T2では照射前の焦電流を反映した電圧が出力される。図8に示すアンプOPは、上述した第1,第2期間T1+T2ではアンプスイッチASWがオフとなって動作状態であり、この期間の途中にて放電スイッチ6がオンされる。アンプOPは第1期間T1での光照射時の焦電流に伴う電圧と第2期間T2での光照射前の焦電流に伴う電圧との差分(電圧変化)ΔV1を増幅する。
なお、図9でも図4に示す時刻t1〜t6の関係と等しく設定されているので、図4にて説明した作用効果をセンサーデバイス100の各画素でも奏することができる。
図8に示すように、アンプOPは列線DL0に接続される第1容量C1と、第1入力端IN1と出力端OUTとに接続される第2容量C2とをさらに有する。ここで、列線DL0からの電圧変化をΔV1とし、アンプOPの出力端OUTの電圧変化をΔV2とし、第1容量C1の容量値をC1とし、第2容量C2の容量値をC2としたとき、ΔV2=ΔV1×C1/C2が成立する。
このように、アンプOPの出力端OUTの電圧変化ΔV2には第1入力端IN1の電圧変化V1のみが利得C1/C2で増幅されるので、焦電流の変化を電圧変化として増幅できる。
なお、図6(A)に示すセンサーデバイス100のようにセンサーセルをマトリクス状に有する場合には、図1、図3及び図5に示す一つの画素回路1A,1B,1C内の特定の回路を全画素回路に設けることなく、特定回路を複数の画素回路にて共用することができる。
例えば、図10は一つの第1スイッチング素子4を、1本の行線WLに接続される一行分の画素回路1Aにて共用する例を示している。1本の行線WLに接続される一行分の画素回路1Aは、同一の一水平走査期間(1H)内にて同時に動作するので、その一行分の画素回路1A内のソースフォロワー回路3を一つの第1スイッチング素子4により同時に不動作とすることができる。
この他、図3に示す第1スイッチング素子4も図10と同様に共用することができる。また、図5に示す基準電圧発生回路7も1本の行線WLに接続される一行分の画素回路1Aにて共用することができる。もし、図5に示す基準電圧発生回路7に第1スイッチング素子4Bを設けないのであれば、その基準電圧発生回路7は図6(A)(B)に示すセンサーアレイ101中の全画素回路に共用することができる。
5.電子機器
図11に本実施形態のセンサーデバイス含む電子機器の構成例を示す。この電子機器は、図6(A)に示す光源160の他に、光学系200、センサーデバイス210(検出回路)、画像処理部220、処理部230、記憶部240、操作部250、表示部260を含む。なお本実施形態の電子機器は図11の構成に限定されず、その構成要素の一部(例えば光学系、操作部、表示部等)を省略したり、他の構成要素を追加したりするなどの種々の変形実施が可能である。
光学系200は、例えば1又は複数のレンズや、これらのレンズを駆動する駆動部などを含む。そしてセンサーデバイス210への物体像の結像などを行う。また必要であればフォーカス調整なども行う。
センサーデバイス210は、図6等で説明したものであり、物体像の撮像処理を行う。画像処理部220は、センサーデバイス210からのデジタルの画像データ(画素データ)に基づいて、画像補正処理などの各種の画像処理を行う。
処理部230は、電子機器の全体の制御を行ったり、電子機器内の各ブロックの制御を行ったりする。この処理部230は、例えばCPU等により実現される。記憶部240は、各種の情報を記憶するものであり、例えば処理部230や画像処理部220のワーク領域として機能する。操作部250は、ユーザが電子機器を操作するためのインターフェースとなるものであり、例えば各種ボタンやGUI(Graphical User Interface)画面などにより実現される。表示部260は、例えばセンサーデバイス210により取得された画像やGUI画面などを表示するものであり、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの各種のディスプレイや投写型表示装置などにより実現される。
なお本実施形態は、FPA(Focal Plane Array:焦点面アレイ)を用いた赤外線カメラや赤外線カメラを用いた電子機器に適用できる。赤外線カメラを適用した電子機器としては、例えば夜間の物体像を撮像するナイトビジョン機器、物体の温度分布を取得するサーモグラフィー機器、人の侵入を検知する侵入検知機器、物体の物理情報の解析(測定)を行う解析機器(測定機器)、火や発熱を検知するセキュリティー機器、工場などに設けられるFA(Factory Automation)機器などが想定できる。ナイトビジョン機器を車載機器に適用すれば、車の走行時に夜間の人等の姿を検知して表示することができる。またサーモグラフィー機器に適用すれば、インフルエンザ検疫等に利用することができる。
図12に本実施形態の焦電型光検出器または焦電型光検出装置を含む電子機器の例として、前述のセンサーデバイス110の焦電型光検出器の光吸収材の吸収波長をテラヘルツ域としたセンサーデバイスをテラヘルツ光センサーデバイスとして用い、テラヘルツ光照射ユニットと組み合わせて特定物質探知装置1000を構成した例を示す。
特定物質探知装置1000は、制御ユニット1010と、照射光ユニット1020と、光学フィルター1030と、撮像ユニット1040と、表示部1050とを備えて構成されている。撮像ユニット1040は、図示しないレンズなどの光学系と前述の焦電型光検出器の光吸収材の吸収波長をテラヘルツ域としたセンサーデバイスを含んで構成されている。
制御ユニット1010は、本装置全体を制御するシステムコントローラーを含み、該システムコントローラーは制御ユニットに含まれる光源駆動部および画像処理ユニットを制御する。照射光ユニット1020は、テラヘルツ光(波長が100μm〜1000μmの範囲にある電磁波を指す。)出射するレーザー装置と光学系を含み、テラヘルツ光を検査対象の人物1060に照射する。なお、照射光ユニット1020は、図6(A)の光源160と同様に光照射を断続できるが、必ずしもチョッパー172を使用せずにレーザー発振自体をオン/オフしてもよい。人物1060からの反射テラヘルツ光は、探知対象である特定物質1070の分光スペクトルのみを通過させる光学フィルター1030を介して撮像ユニット1040に受光される。撮像ユニット1040で生成された画像信号は、制御ユニット1010の画像処理ユニットで所定の画像処理が施され、その画像信号が表示部1050へ出力される。そして人物1060の衣服内等に特定物質1070が存在するか否かにより受光信号の強度が異なるので特定物質1070の存在が判別できる。
図13は、周波数がテラヘルツの光を受信して撮像するテラヘルツカメラ1100を示している。テラヘルツカメラ1100は、筐体1110にスリット1120とレンズ1130を有する。
図14に示すように、筐体1110内には、テラヘルツ光源1200と、光源駆動回路1210とが設けられ、スリット1120を介して対象物に向けてテラヘルツ光を出射する。
対象物からの反射光はレンズ1130にて集光され、上述した実施形態に係るセンサーデバイス(焦電型光検出装置)1220にて検出される。センサーデバイス1220からのデジタル信号は、演算処理装置1230にて演算処理され、描画処理回路1240で描画処理されて、記憶装置1250に記憶され、あるいは表示装置1260に表示される。
テラヘルツカメラの用途は様々であり、上述した以外の分野、例えば薬剤検査の分野では、製薬時には決勝投薬多形の混入、薬効成分の偏り、空洞または異物の有無が検査される。調剤時には、薬の種類や分量のチェックや異物混合が検査される。投薬時には、投薬すべき薬剤の種類や成分が正しいかがチェックされる。この他、テラヘルツカメラを各種工場ラインに組み込めば、製品の全数チェックが可能となる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(高電位電源ノード、低電位電源ノード等)と共に記載された用語(VCCノード、GNDノード)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また検出回路、センサーデバイス、電子機器の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
1A,1B,1C 画素回路、2 焦電素子、3,3A ソースフォロア回路、4,4A,4B 第1スイッチング素子、5 第2スイッチング素子、6 放電スイッチ、7 基準電圧発生回路、10 焦電キャパシター、100 センサーデバイス、120 読み出し回路、122 増幅回路、130 画素駆動回路、160 光源、170 光源部、172 チョッパー、WL 行線、DL 列線、OP アンプ、IN1 第1入力端、IN2 第2入力端、OUT 出力端、C1 第1容量、C2 第2容量、ASW アンプスイッチ、SW0,SW1,SW2 画素選択スイッチ、TP1,TP2 第1,第2のP型トランジスター、1H 一水平走査期間

Claims (13)

  1. 焦電素子と、
    前記焦電素子からの検出信号がゲートに入力されるトランジスターを含むソースフォロワー回路と、
    前記トランジスターに流れる電流を遮断する第1スイッチング素子と、
    前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの接続を遮断する第2スイッチング素子と、
    を有することを特徴とする検出回路。
  2. 請求項1において、
    前記第1スイッチング素子が前記トランジスターに流れる電流の遮断を解除する前に、前記第2スイッチング素子が前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの接続を遮断することを特徴とする検出回路。
  3. 請求項2において、
    前記第2スイッチング素子と前記トランジスターのゲートとを接続する配線の電荷を放電させる放電スイッチをさらに有することを特徴とする検出回路。
  4. 請求項3において、
    前記第1スイッチング素子が前記トランジスターに流れる電流の遮断を解除する後であって、かつ、前記第2スイッチング素子が前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの接続の遮断を解除する前に、前記放電スイッチによる放電が終了することを特徴とする検出回路。
  5. 請求項4において、
    前記第2スイッチング素子により前記ゲートと前記焦電素子との接続が解除される前に、前記放電スイッチが放電動作を開始することを特徴とする検出回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    前記ソースフォロア回路は、
    前記検出回路の出力ノードと低電位電源ノードとの間に設けられ、前記焦電素子からの検出信号がゲートに入力される第1のP型トランジスターと、
    高電位電源ノードと前記出力ノードとの間に設けられ、ゲートが基準電圧に設定される第2のP型トランジスターと、
    を有することを特徴とする検出回路。
  7. 請求項6において、
    前記第2のP型トランジスターのゲートに前記基準電圧を供給する基準電圧生成回路がさらに設けられ、
    前記基準電圧生成回路は、前記高電位電源ノードと前記低電位電源ノードとの間に直列接続された第3のP型トランジスターと第4のP型トランジスターとを有し、
    前記低電位電源ノードがドレインに接続された前記第3のP型トランジスターのソースと、前記高電位電源ノードがソースに接続された前記第4のP型トランジスターのドレインとの接続ノードが、前記基準電圧発生回路の出力ノードとされ、
    前記第3のP型トランジスターは、前記低電源ノードがゲートに接続され、
    前記第4のP型トランジスターは、前記基準電圧発生回路の出力ノードがゲートに接続されることを特徴とする検出回路。
  8. 請求項7において、
    前記第1スイッチング素子は、前記第1のP型トランジスター及び前記第2のP型トランジスターに流れる電流を遮断する第5のP型トランジスターであり、
    前記基準電圧生成回路は、前記第3のP型トランジスター及び前記第4のP型トランジスターに流れる電流を遮断する第6のP型トランジスターを有し、
    前記第5のP型トランジスター及び前記第6のP型トランジスターのゲートに同一信号が供給されることを特徴とする検出回路。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の検出回路を含むことを特徴とするセンサーデバイス。
  10. 複数の行線と、
    複数の列線と、
    前記複数の行線と前記複数の列線の各1本に接続される複数の画素回路と、
    を有し、
    前記複数の画素回路の各々は、
    焦電素子と、
    前記焦電素子からの検出信号がゲートに入力されるトランジスターを含むソースフォロワー回路と、
    前記トランジスターに流れる電流を遮断する第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子が前記トランジスターに流れる電流を遮断する前に、前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの間を遮断する第2スイッチング素子と、
    前記複数の行線の1本が駆動される期間に、前記焦電素子の電荷の変化に基づく信号を、前記複数の列線の1本に供給する画素選択スイッチと、
    前記第2スイッチング素子と前記トランジスターのゲートとを接続する配線の電荷を放電させる放電スイッチと、
    を含み、
    駆動された前記1本の行線に接続された画素回路では、前記第1スイッチング素子が前記トランジスターに流れる電流の遮断を解除した後であって、かつ、前記第2スイッチング素子が前記焦電素子と前記トランジスターのゲートとの接続の遮断を解除する前に、前記放電スイッチによる放電を終了することを特徴とするセンサーデバイス。
  11. 請求項10において、
    前記第1スイッチング素子は、前記1本の行線に接続された画素回路に共用されることを特徴とするセンサーデバイス。
  12. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の検出回路を含むことを特徴とする電子機器。
  13. 請求項9乃至11のいずれか1項に記載のセンサーデバイスを含むことを特徴とする電子機器。
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