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JP2010050636A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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JP2010050636A JP2008212037A JP2008212037A JP2010050636A JP 2010050636 A JP2010050636 A JP 2010050636A JP 2008212037 A JP2008212037 A JP 2008212037A JP 2008212037 A JP2008212037 A JP 2008212037A JP 2010050636 A JP2010050636 A JP 2010050636A
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Abstract

【課題】ノイズ成分読み込みと信号成分読み込み時に重畳される周期的に変化するノイズの影響を取り除くことが可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】カメラ本体100にピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動周波数がfであるレンズユニット300が装着された場合、タイミング発生回路18により、ノイズ成分読み込みと信号成分読み込み時の時間差ΔT’がアクチュエータの駆動周波数fの逆数の整数倍となるように設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、CMOS型イメージセンサ等の撮像素子を用いた撮像装置及びその制御方法に関し、特に、画質の劣化を防止する技術に関する。
近年、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置では、撮像素子としてCCDやCMOS型イメージセンサ(以後、「CMOSセンサ」と称する)を使用するのが一般的である。CMOSセンサは、図2に示すように、フォトダイオード(以後、「PD」と称する)401で発生した光キャリアをMOSトランジスタのゲート電極(フローティングディフュージョン:FD)411に蓄積する。そして、走査回路(不図示)からの駆動タイミング信号に従って、その電位変化を電荷増幅して出力部へ出力する。特に、光電変換部であるCMOSセンサ部とその周辺回路部を含め全てCMOSプロセスで実現したMOS型固体撮像装置が注目されている。
図2に示すような画素部の等価回路を有するCMOSセンサが動作した場合、図3に示すT2時間経過後、フォトダイオード(PD)401の光電荷の蓄積が終了する。そして、ΦSEL(n)がアクティブになり、行選択スイッチ(TSEL)406がオンし、n行目につながっている全ての画素の、画素アンプで構成されるSF410が動作状態になる。そして、画素アンプで構成されるSF410のゲートであるFD411はT3期間でΦRES(n)がアクティブになり、TRESがオンとなり、SF410のゲートであるFD411はリセットされる。すなわち、垂直出力線413にはこのダークレベルの信号が出力される。ここで、ダークレベルの信号出力を信号蓄積部416に保持するT3からT4までの期間を「N読み」(ノイズ成分読み込み)という。
ダークレベルの信号蓄積部416への転送(N読み)が終了した時点で、PD1に蓄積されていた信号電荷を、ΦTX(n)をT5期間アクティブとし、転送スイッチ402をオンする。そして、画素アンプで構成されるSF410のゲートであるFD411に転送する。ここで、ΦTSがT6期間だけアクティブになり、転送ゲート415aがオンし、信号レベルが信号蓄積部416に保持される。画素での信号レベルの信号出力を保持する期間を「S読み」という。そして、信号レベルとダークレベルの差分検出を行うことで、通常被写体の撮影においてはS/Nの高い信号を得ることができる。
また、光電変換手段から読み出された信号に含まれるノイズ成分に対して差分処理を行う差分手段を備え、撮像条件を検出する検出手段の出力に応じて差分処理を行うことに対する補正を行う撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、フィードバック方式のOBクランプ回路を備えた撮像装置において、OBクランプ回路における負帰還信号の振幅を逆並列接続されたダイオードにより所定値以下に制限することにより、撮像信号の黒沈みを避けることができる(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−24949号公報 特開2003−244561号公報 特開2003−333404号公報
しかしながら、「N読み」と「S読み」は前述の通り同時刻に実行されないため、時間的に変動するノイズが「N読み」と「S読み」時に重畳された場合は、差分検出手段でノイズを取り除くことができない。時間的に変動するノイズとしては、レンズなどのアクチュエータを駆動時、ストロボ充電回路や電源回路などのスイッチングコンバータ動作時に発生するスイッチングノイズがGNDや電源ラインを介して撮像素子に混入する場合がある。また、誘導ノイズとして撮像素子内の配線に影響を与える場合などが考えられる。このようなノイズに対しては、撮像動作とストロボ充電動作を排他的に行なうことで、撮像回路へのノイズ混入を回避する技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、排他処理による処理時間の増大や、また、動画撮影時のレンズフォーカス駆動など、撮像動作と排他することが困難な処理に対しては対応することができない。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、「N読み」と「S読み」時に重畳される周期的に変化するノイズの影響を取り除くことが可能となる撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、入射した光を電気信号に変換して蓄積する光電変換手段と、前記光電変換手段で発生する信号成分から、前記光電変換手段で発生するノイズ成分を差し引く差分検出手段と、前記光電変換手段で発生する信号成分を前記差分検出手段が読み込む第1のタイミングと前記光電変換手段で発生するノイズ成分を前記差分検出手段が読み込む第2のタイミングを変更するタイミング変更手段と備え、前記差分検出手段の動作時に発生するノイズ周波数情報に基づき、前記タイミング変更手段により前記第1および前記第2のタイミングを変更することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4記載の撮像装置は、入射した光を電気信号に変換して蓄積する光電変換手段と、前記光電変換手段で発生する信号成分から、前記光電変換手段で発生するノイズ成分を差し引く差分検出手段と、撮像装置内部で周期的に駆動されるアクチュエータの駆動周波数を変更する駆動周波数変更手段とを備え、前記光電変換手段で発生する信号成分を前記差分検出手段が読み込む第1のタイミングと前記光電変換手段で発生するノイズ成分を前記差分検出手段が読み込む第2のタイミングの時間差に基づき、前記駆動周波数変更手段により前記駆動周波数を変更することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載の撮像装置の制御方法は、入射した光を電気信号に変換して蓄積する光電変換手段を備える撮像装置の制御方法において、前記光電変換手段で発生する信号成分から、前記光電変換手段で発生するノイズ成分を差し引く差分検出工程と、前記光電変換手段で発生する信号成分が前記差分検出工程にて読み込まれる第1のタイミングと前記光電変換手段で発生するノイズ成分が前記差分検出工程にて読み込まれる第2のタイミングを変更するタイミング変更工程と備え、前記差分検出工程で発生するノイズ周波数情報に基づき、前記タイミング変更工程にて前記第1および前記第2のタイミングを変更することを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項8記載の撮像装置の制御方法は、入射した光を電気信号に変換して蓄積する光電変換手段を備える撮像装置の制御方法において、前記光電変換手段で発生する信号成分から、前記光電変換手段で発生するノイズ成分を差し引く差分検出工程と、撮像装置内部で周期的に駆動されるアクチュエータの駆動周波数を変更する駆動周波数変更工程とを備え、前記光電変換手段で発生する信号成分が前記差分検出工程にて読み込まれる第1のタイミングと前記光電変換手段で発生するノイズ成分が前記差分検出工程にて読み込まれる第2のタイミングの時間差に基づき、前記駆動周波数変更工程にて前記駆動周波数を変更することを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置の「N読み」と「S読み」時に重畳される周期的に変化するノイズの影響を取り除くことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の回路構成を示すブロック図である。
図1において、撮像装置は、例えば、レンズ交換式の一眼レフデジタルカメラであり、カメラ本体100と、レンズユニット300と、記録媒体200とで構成される。シャッタ12は、撮像素子14の露光量を制御する開閉機構である。撮像素子14は、CMOS型イメージセンサで構成され、光学像を電気信号に変換する。レンズユニット300内の撮影レンズ310に入射した光線は、絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130及びシャッタ12を通じて一眼レフ方式により導かれた撮像素子14上に光学像として結像する。
A/D変換器16は、撮像素子14から出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換する。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50によって制御され、撮像素子14、A/D変換器16及びD/A変換器26に対して、これらの動作タイミングを規定するクロック信号や制御信号等のタイミング信号を供給する。
画像処理回路20は、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。画像処理回路20は、撮像された画像データを用いて所定の演算処理を行う。画像処理回路20は、得られた演算結果に基づき、システム制御回路50がシャッタ制御部40及び測距制御部42を制御するためのTTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理及びEF(ストロボ調光)処理を行う。また、画像処理回路20は、撮像された画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30及び圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16からのデータは、画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、或いは直接、メモリ制御回路22を介して画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して、TFT方式のLCDからなる画像表示部28に表示される。撮像された画像データを画像表示部28で逐次表示する場合、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示に従って表示のON/OFFを任意に行うことが可能である。
メモリ30は、撮影された静止画像や動画像を格納する。メモリ30は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶容量を有している。また、メモリ30は、システム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。圧縮・伸長回路32は、適応離散コサイン変換(ADCT)などにより画像データを圧縮伸長する。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。シャッタ制御部40は、測光制御部46からの測光情報に基づいて絞り312を制御する絞り制御部340と連携しながらシャッタ12を制御する。
カメラ本体内の防振制御部41は、手ブレ検知部と、撮像素子14を駆動するためのアクチュエータ、アクチュエータを駆動するための駆動回路とからなる。
測距制御部42は、AF処理を行うための測距手段である。測距制御部42は、レンズユニット内の撮影レンズ310に入射した光線を絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130及び不図示の測距用サブミラーを介して一眼レフ方式で入射することにより、光学像として結像された画像の合焦状態を測定する。
測光制御部46は、AE処理を行うための測光手段である。測光制御部46は、レンズユニット内の撮影レンズ310に入射した光線を、絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130及び測光用サブミラーを介して一眼レフ方式で入射することにより、光学像として結像された画像の露出状態を測定する。該測光制御部46は、ストロボ48と連携することにより、EF処理機能も有する。ストロボ48は、AF補助光の投光機能及びストロボ調光機能を有する。また、ストロボ48は、不図示のストロボ充電回路を有する。
システム制御回路50は、カメラ本体100全体を制御し、周知のCPUなどを内蔵する。メモリ52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶する。表示部54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声などで動作状態やメッセージなどを表示する液晶表示装置、スピーカなどを有し、カメラ本体100の操作部近辺の視認し易い単数或いは複数箇所に設置されている。表示部54は、LCD、LED、発音素子などの組み合わせにより構成されている。また、表示部54の一部の機能は光学ファインダ104内に設けられている。
不揮発性メモリ56は、後述するプログラムなどが格納された電気的に消去・記録可能な記憶手段であり、不揮発性メモリとしてEEPROMなどが用いられる。この不揮発性メモリ56には、各種パラメータやISO感度などの設定値、設定モード、及び各種補正データ等が格納される。
60,62,64,66,69及び70は、システム制御回路50の各種動作指示を入力するための操作部であり、スイッチ、ダイヤルで構成される。なお、これらはタッチパネルを用いた構成としてもよい。モードダイアルスイッチ60は、各種撮影モードを設定するためのスイッチである。
シャッタースイッチ(SW1)62は、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理などの動作開始を指示するためのスイッチである。シャッタースイッチ(SW2)64は、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなる。
シャッタースイッチ64は、露光処理、現像処理、及び記録処理という一連の処理の動作開始を指示するためのスイッチである。露光処理は、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込むことを意味する。現像処理は、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた処理を意味する。記録処理は、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込むことを意味する。
再生スイッチ66は、撮影モード状態で撮影された画像をメモリ30或いは記録媒体200から読み出して画像表示部28に表示する再生動作の開始を指示するためのスイッチである。ISO感度設定スイッチ69は、撮像素子14或いは画像処理回路20におけるゲインの設定を変更することによりISO感度を設定するためのスイッチである。
操作部70は各種ボタンやタッチパネルなどから成る。操作部70は、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、ストロボ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切替ボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタンを備える。また、再生画像移動+ボタン、再生画像−ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択および切り替えを設定する選択/切り替えボタンを備える。また、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示ON/OFFスイッチを備える。また、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチを備える。また、JPEG圧縮の圧縮率を選択するため、或いは撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチを備える。また、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定可能な再生スイッチ、AFモード設定スイッチなどを備える。AFモード設定スイッチでは、シャッタースイッチSW1を押した際にオートフォーカス動作を開始して合焦状態を保ち続けるワンショットAFモードと、SW1を押している間、連続してオートフォーカス動作を続けるサーボAFモードとが設定可能である。また、上記プラスボタン及びマイナスボタンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによって、より軽快に数値や機能を選択することが可能となる。
電源スイッチ72は、カメラ本体100の電源オン/オフの各モードを切り替え設定可能である。また、カメラ本体100に接続されたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体200等の各種付属装置の電源オン/オフの設定も合わせて切り替え設定可能である。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路などから構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。そして、その検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部に供給する。
82及び84はコネクタである。86はアルカリ電池やリチウム電池などの一次電池、NiCd電池、NiMH電池、Li電池などの二次電池、ACアダプタなどからなる電源部である。
90はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインターフェース、91はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体との接続を行うコネクタ、98はコネクタ91に記録媒体200が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
光学ファインダ104は、撮影レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306,106、ミラー130,132を介して導き、光学像として結像させて表示することが可能である。これにより、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用することなく、光学ファインダ104だけを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、ストロボ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設けられている。
通信部110は、RS232C、USB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信などの各種通信機能を有する。112は通信部110によりカメラ本体100を他の機器と接続するコネクタ、若しくは無線通信を行う場合のアンテナである。120はレンズマウント106内でカメラ本体100をレンズユニット300と接続するためのインターフェース(I/F)である。122はカメラ本体100をレンズユニット300と電気的に接続するコネクタである。また、レンズマウント106及び/またはコネクタ122にレンズユニット300が装着されているか否かは、レンズ着脱検知部44により検知される。
コネクタ122は、カメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給する機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信だけでなく、光通信、音声通信などを伝達する構成としてもよい。本実施形態では、レンズユニット300からカメラ本体100へ伝達されるデータ信号には、レンズユニット内のアクチュエータ駆動周波数情報が含まれる。
ミラー130,132は、撮影レンズ310に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファインダ104に導く。ミラー132はクイックリターンミラーの構成にしてもハーフミラーの構成にしてもどちらでもよい。
記録媒体200は、メモリカードやハードディスクなどから成る。また、記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成される記録部201、カメラ本体100とのインターフェース202、及びカメラ本体100との接続を行うコネクタ203を有している。
レンズユニット300は、交換レンズタイプのレンズユニットである。306はレンズユニット300をカメラ本体100と機械的に結合するレンズマウントである。レンズマウント306内には、レンズユニット300をカメラ本体100と電気的に接続する各種機能が含まれている。
320はレンズマウント306内でレンズユニット300をカメラ本体100と接続するためのインターフェースである。322はレンズユニット300をカメラ本体100と電気的に接続するコネクタである。コネクタ322は、カメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などを伝え合うと共に、各種電流が供給され、或いは電流を供給する機能を備えている。また、コネクタ322は、電気信号だけでなく、光信号、音声信号などを伝達する構成としてもよい。
レンズユニット300は、撮影レンズ310、絞り312、絞り制御部340、ピント制御部342、ズーム制御部344、レンズシステム制御回路350、手ブレ検知・制御部360、及びインターフェース320を備える。
絞り制御部340は、測光制御部46からの測光情報に基づいて、シャッタ12を制御するシャッタ制御部40と連携しながら、絞り312を制御する。絞り制御部340は、不図示の絞り駆動用のアクチュエ−タとしてのステッピングモ−タと、ステッピングモータを駆動するHブリッジ回路からなるモ−タ駆動回路とを備え、モータ駆動回路を介して所定周波数パルスでモータを励磁することにより駆動が行われる。
ピント制御部342は、撮影レンズ310のフォーカシングを制御する。また、ピント制御部342は、ピント調整用レンズ駆動用のアクチュエータとして用いられる不図示の超音波モータと、この超音波モータを駆動するための超音波モータ駆動回路とからなる。超音波モ−タ駆動回路へ所定周波数パルスが供給されることにより、超音波モータの駆動が行われる。
レンズシステム制御回路350はレンズユニット300全体を制御する。レンズシステム制御回路350は、動作用の定数、変数、プログラムなどを記憶するメモリを備える。また、レンズユニット300固有の番号などの識別情報、管理情報、開放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報を保持する不揮発性メモリも備える。この不揮発性メモリには、フォーカス駆動用モータや絞り駆動用モータ、手振れ緩和用レンズ駆動用モータ等のレンズユニット300に内蔵されているアクチュエータの駆動周波数情報、現在や過去の各設定値などが保持される。また、レンズシステム制御回路350は、レンズユニット内の各回路部へ供給する電源用のDC/DCコンバータ回路を備える。
手ブレ検知・制御部360は、手ブレ緩和用の振動検知手段(加速度センサ、角速度センサ等)と、検出回路(フィルタ回路・積分回路等)と、該手ブレ緩和用の可動式のシフトレンズ(不図示)を駆動する制御回路とから成る。手ブレ検知・制御部360は、振動検知手段によりブレを電気信号として出力し、検出回路等によりブレ量を算出、該算出結果に基づき該シフトレンズを移動させ、結像面の移動(ブレ)を低減するものである。該手ブレ緩和機能の中には、ブレの大きさ・速度等により手ブレかパンニングかを分離して補正するか否かを判定する機能、いわゆるパンニング検知手段としても用いられる。
次に、図1における撮像素子14の構成を図2を用いて説明する。
図2は、図1における撮像素子14の画素部の等価回路図である。
図2において、画素内には、光電変換手段であるフォトダイオード(PD)401、転送スイッチ(TX)402、リセットスイッチ(TRES)403、画素アンプを構成するソースフォロア(SF)の増幅トランジスタ410が配置されている。さらに、負荷電流源407、及び第1のスイッチ408が配置されている。なお、増幅トランジスタ410については、便宜上、ソースフォロア410として説明する。
また、画素内には、行選択スイッチ(TSEL)406が設けられている。転送スイッチ402のゲートはΦTXに接続されている。リセットスイッチ403のゲートはΦRESに接続されている。行選択スイッチ406のゲートはΦSELに接続されている。また、撮像素子14は、垂直出力線413の電位を制限するための第2のスイッチ409を備え、この第2のスイッチ409のゲートには垂直出力線の制限電位に相当する電圧Vclipが接続されている。
光電変換はフォトダイオード401で行われる。光量電荷の蓄積期間中、転送スイッチ402はオフ状態(ΦTX=ハイレベル)であり、ソースフォロア410のゲートにはフォトダイオード401で光電変換された電荷が転送されない。ソースフォロア410のゲートにあるフローティングディフュージョン領域(FD)411は、蓄積開始前にリセットスイッチ403がオン(ΦRES=ローレベル)し、適当な電圧に初期化されている。すなわち、これがダークレベルとなる。
次にまたは同時に行選択スイッチ406がオン(ΦSEL=ローレベル)、かつ第1のスイッチ408がオン(ΦIoff=ハイレベル)になると、負荷電流源407と第1のスイッチ408とソースフォロア410が動作状態になる。ここで転送スイッチ402をオン(ΦTX=ローレベル)させることでフォトダイオード401に蓄積されていた電荷は、ソースフォロア410のゲートであるフローティングディフュージョン領域411に転送される。
404はリセット電源、405はソースフォロア410を駆動する電源である。選択行の出力は、垂直出力線413上に発生し、転送ゲート415a,415bを介して信号蓄積部416に蓄積される。信号蓄積部416に一時記憶された出力は不図示の水平走査回路によって順次出力アンプ部(不図示)へ読み出される。なお、垂直出力線413に発生する電位は第2のスイッチ409のゲート電位であるVclipで制限される。
図3は、撮像素子14の動作タイミングを示すタイミングチャートである。撮像素子14は、上述したように、タイミング発生回路18(タイミング変更手段)から出力されたタイミング信号により駆動制御される。
図3において、全画素リセット期間T1のタイミングでΦTX(n),ΦTX(n+1),・・・がアクティブになると、全画素のフォトダイオード401の電荷は、転送スイッチ402を介してソースフォロア410のゲートに転送される。そして、フォトダイオード401はリセットされる。同様のタイミング(T1期間)で、ΦRES(n),ΦRES(n+1),・・・をアクティブにする。これにより、ソースフォロア410のゲートであるフローティングディフュージョン領域411の電位=転送ゲート415の電位はリセット電源404とほぼ同等のレベルになり、リセットされた状況となる。この状態は、フォトダイオード401のカソード電荷がソースフォロア410のゲートであるFD411に移って平均化された状態である。しかし、ソースフォロア410のゲートのキャパシタの容量成分を大きくすることで、フォトダイオード401のカソードがリセットしたレベルと同様になる。
全画素リセット期間T1の終了と同時に、T2の期間、フォトダイオード401への光電荷の蓄積を行う。T2期間経過後、フォトダイオード401の光電荷の蓄積が終了する。この状態では、フォトダイオード401に電荷が蓄積されている。
次に、ライン毎の読み出しがスタートする。すなわち、n−1行目を読み出してからn行目を読み出す。まず、ΦSEL(n)がアクティブになり、行選択スイッチ406がオンし、n行目につながっている全ての画素のソースフォロア410が動作状態になる。ここで、T3期間でΦRES(n)がアクティブになり、TRESがオンとなり、ソースフォロア410のゲートであるフローティングディフュージョン領域411はリセットされる。すなわち、垂直出力線413には、このダークレベルの信号が出力される。
次に、ΦTN(n)がアクティブになり、T4期間に転送ゲート415bがオンし、ダークレベルの信号出力が信号蓄積部416に保持される。この動作は、n行につながっている全ての画素に対して同時並列に実行される。ダークレベルの信号出力が信号蓄積部416に保持されるT3からT4までの期間を「N読み」(ノイズ成分の読み込み)という。
ダークレベルの信号蓄積部416への転送(N読み)が終了した時点でΦTX(n)をT5期間アクティブとする。そして、転送スイッチ402をオンすることで、フォトダイオード401に蓄積されていた信号電荷をソースフォロア410のフローティングディフュージョン領域411に転送する。このとき、ソースフォロア410のフローティングディフュージョン領域411は、転送されてきた信号電荷に見合う分だけリセットレベルから電位が変動し、信号レベルが確定する。ここで、ΦTSがT6期間だけアクティブになり、転送ゲート415aがオンし、信号レベルが信号蓄積部416に保持される。この動作は、n行につながっている全ての画素に対して同時並列に実行される。信号レベルの信号出力が信号蓄積部416に保持されるT5からT6までの期間を「S読み」(信号成分の読み込み)という。この動作を終了した時点で、信号蓄積部416には、n行につながっている全ての画素のダークレベルと信号レベルが保持されている。そして、各画素での信号レベルとダークレベルの差をとることでソースフォロア410のスレッシュホールド電圧(しきい値電圧)Vthのバラツキによる固定パターンノイズ(FPN)やTRES3がリセット時に発生するKTCノイズをキャンセルする。この結果、S/Nの高い、ノイズ成分が除去された信号が得られる。すなわち、信号蓄積部416は、フォトダイオード401で発生する信号成分からノイズ成分を差し引く差分検出手段として機能する。そして、不図示の水平走査回路によって、信号蓄積部416に蓄積されたダークレベルと信号レベルの差信号が水平走査され、時系列的に、T7のタイミングで出力される。これでn行の出力は終了である。同様に、ΦSEL(n+1),ΦRES(n+1),ΦTX(n+1),ΦTN,ΦTSがn行目と同様に駆動されることで、n+1行目の信号を読み出すことができる。
次に、式(1)で表現される、周波数f(KHz)の正弦波のノイズy(t)が[N読み]、[S読み]動作時に混入した場合の影響を図4を用いて説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態における[N読み]、[S読み]動作時に正弦波ノイズが混入した場合の影響を示す図である。
Figure 2010050636
図4において、1行を読み出す期間をH、[N読み]、[S読み]それぞれの信
号レベルが確定するタイミングの時間差、すなわちΦTNの立下りからΦTSの立下りまでの期間をΔTとする。また、[N読み]、[S読み]動作時に混入した周波数fのノイズ信号のn行目の差分検出時での影響をL(n)とすると、L(n)は次式で表される。
Figure 2010050636
また、式(2)は、三角関数の公式を用いて、式(3)に変形される。
Figure 2010050636
ここで、式(3)より、ノイズ周波数fに対して、[N読み]、[S読み]の時間差ΔTが式(4)を満足する場合を考える。
ΔT=k/f k=整数 式(4)
ΔTが式(4)を満足する場合、式(3)の値はゼロとなり、差分検出後の周波数fのノイズ信号の影響は抑制されている。すなわち、ノイズ周波数fに対して、[N読み](第2のタイミング)、[S読み](第1のタイミング)の時間差ΔTが式(4)を満足するように設定することで差分検出時に周波数fのノイズの影響を抑制することが可能である。
次に、レンズユニット内のピント調整用レンズ駆動用アクチュエータ(超音波モータ)の駆動時に発生する周波数fのノイズの影響を撮像動作時に回避する方法について図5を用いて説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態におけるレンズユニット内のピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生するノイズを回避する方法を示すフローチャートである。
ステップS501にて、電源スイッチ72がオンされ、カメラ本体100が起動されると、ステップS502にて、レンズ着脱検知部44が、レンズが装着されているか否かの判定を行う。レンズが装着されていないと検知した場合は、ステップS505に進み、カメラ本体100は待機状態となる。
一方、レンズが装着されていると検知した場合、ステップS503に進み、コネクタ122を介して、カメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などの通信が行われる。この際、ピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動周波数情報fがカメラ本体100のシステム制御回路50へ送信される。
次に、ステップS504にて、システム制御回路50は、ステップS503で取得した駆動周波数fの情報(ノイズ周波数情報)に基づき、周波数fのノイズを抑制するための撮像素子の[N読み]、[S読み]の時間差ΔT’を算出する。そして、撮像素子駆動用のタイミングとして、ΔT’を設定する。ここで、ΔT’は前述の式(4)を満足する値に設定される。すなわち、ピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動周波数がfであるレンズユニット300が装着された場合、タイミング発生回路18により、[N読み]と[S読み]の時間差ΔT’がアクチュエータの駆動周波数の逆数の整数倍となるように設定される。
次に、ステップS505に進み、カメラ本体100は、レリーズ動作など、カメラ本体100が操作されるまで待機状態となる。レリーズが行われると、[N読み]、[S読み]の時間差ΔT’は駆動周波数の逆数の整数倍の関係を満足するので、装着されたレンズユニットのピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生する周波数fのノイズを抑制することが可能となる。ピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動周波数はレンズの種類により異なるが、レンズユニット装着時に駆動周波数情報を取得し、[N読み]、[S読み]の時間差を設定している。これにより、異なる駆動周波数を有するレンズのピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生する周期的ノイズを抑制することが可能となる。
本実施の形態では、レンズユニット内のピント制御部342におけるピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生するノイズを抑制する場合について説明したが、ノイズ発生源はこれに限られたものではない。例えば、レンズユニット内の絞り制御部340における絞り駆動用のアクチュエータや手ブレ検知・制御部360における制御回路がノイズ発生源となる場合には、これらの駆動周波数に基づいて[N読み]、[S読み]の時間差を設定するようにしてもよい。また、レンズシステム制御回路350における電源用のDC/DCコンバータ回路、ストロボ充電回路や防振制御部41におけるアクチュエータがノイズ発生源となる場合、これらの駆動周波数に基づいて[N読み]、[S読み]の時間差を設定するようにしてもよい。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置は、その構成(図1及び図2)が上記第1の実施の形態に係る撮像装置と同じであり、第1の実施の形態と同様の部分については、同一の符号を用いてその説明を省略する。以下に、上記第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
上記第1の実施形態では、装着されたレンズのピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動周波数に基づいて [N読み]、[S読み]の時間差を設定するようにしている。
本発明の第2の実施形態は、[N読み]、[S読み]の時間差ΔTの変更を行わず、撮像装置内部のアクチュエータの駆動周波数の変更を行うことで、アクチュエータ駆動時に発生するノイズの影響を抑制する。これにより、複数のアクチュエータ駆動時に発生する周期的ノイズが問題となるような場合でも、[N読み]、[S読み]の時間差に対して、それぞれのアクチュエータ駆動周波数を最適なタイミングに設定することで、ノイズの影響を回避することが可能となる。
レンズユニット内のピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生するノイズを回避する方法を図6を用いて説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態におけるレンズユニット内のピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生するノイズを回避する方法を示すフローチャートである。
ステップS601にて、電源スイッチ72がオンされると、ステップ602にて、レンズ着脱検知部44が、レンズが装着されているか否かの判定を行う。レンズが装着されていないと検知した場合は、ステップS605に進み、カメラ本体100は待機状態となる。
一方、レンズが装着されていると検知した場合、ステップS603に進み、コネクタ122を介して、カメラ本体100とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、データ信号などの通信が行われる。この際、撮像素子の[N読み]、[S読み]の時間差ΔTの情報がレンズユニット300のレンズシステム制御回路350へ伝達される。
次に、ステップS604にて、レンズシステム制御回路350は、ステップ603で取得した[N読み]、[S読み]の時間差ΔTの情報に基づき、ノイズの影響を抑制できる周波数fを算出する。すなわち、周波数f’は次式を満足する値に決定される。
f’=k/ΔT 、k=整数 式(5)
また、周波数f’は式(5)を満足する値の内、レンズにデフォルトで設定されている駆動周波数fに対して最も近い値が選択される。すなわち、ピント調整用レンズ駆動用アクチュエータが駆動される場合には、例えば、測距制御部42(駆動周波数変更手段)を介して、駆動周波数fから駆動周波数f’に変更して駆動される。なお、ピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動周波数の変更により、駆動パルスのデューティーの変更が必要な場合は、駆動周波数の変更と共に、デューティーの変更も実施される。
次に、ステップ605に進み、カメラ本体100は、レリーズ動作など、カメラ本体100が操作されるまで待機状態となる。レリーズが行われると、撮像素子の[N読み]、[S読み]の動作時に、ピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生する周波数f’の周期的なノイズの影響を抑制することが可能となる。撮像素子の[N読み]、[S読み]の時間差はカメラにより異なるが、レンズ装着時に [N読み]、[S読み]の時間差がΔTをレンズユニット側に伝達し、ピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動周波数を設定している。これにより、異なる撮像素子を有するカメラにおいて、アクチュエータ駆動時に発生する周期的なノイズの影響を抑制することが可能となる。
更に、複数のアクチュエータ駆動時に発生する周期的ノイズが問題となるような場合でも、[N読み]、[S読み]の時間差に対して、それぞれのアクチュエータの駆動周波数を最適なタイミングに変更する。これにより、複数のアクチュエータから発生するノイズの影響を回避することが可能となる。
本実施の形態では、レンズユニット内のピント制御部342におけるピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生するノイズを抑制する場合について説明したが、ノイズ発生源はこれに限られたものではない。例えば、レンズユニット内の絞り制御部340における絞り駆動用のアクチュエータや手ブレ検知・制御部360における制御回路がノイズ発生源となる場合には、これらの駆動周波数を、[N読み]、[S読み]の時間差に基づいて変更するようにしてもよい。レンズシステム制御回路350における電源用のDC/DCコンバータ回路、ストロボ充電回路や防振制御部41におけるアクチュエータがノイズ発生源となる場合には、これらの駆動周波数を、[N読み]、[S読み]の時間差に基づいて変更するようにしてもよい。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の回路構成を示すブロック図である。 図1における撮像素子14の画素部の等価回路図である。 撮像素子14の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態における[N読み]、[S読み]動作時に正弦波ノイズが混入した場合の影響を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるレンズユニット内のピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生するノイズを回避する方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるレンズユニット内のピント調整用レンズ駆動用アクチュエータの駆動時に発生するノイズを回避する方法を示すフローチャートである。
符号の説明
14 撮像素子
18 タイミング発生回路
100 カメラ本体
300 レンズユニット
401 フォトダイオード(PD)
416 信号蓄積部

Claims (8)

  1. 入射した光を電気信号に変換して蓄積する光電変換手段と、
    前記光電変換手段で発生する信号成分から、前記光電変換手段で発生するノイズ成分を差し引く差分検出手段と、
    前記光電変換手段で発生する信号成分を前記差分検出手段が読み込む第1のタイミングと前記光電変換手段で発生するノイズ成分を前記差分検出手段が読み込む第2のタイミングを変更するタイミング変更手段と備え、
    前記差分検出手段の動作時に発生するノイズ周波数情報に基づき、前記タイミング変更手段により前記第1および前記第2のタイミングを変更することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記タイミング変更手段は、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの時間差を、前記ノイズ周波数情報の逆数の整数倍となるように変更することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記ノイズ周波数情報には、ノイズ発生源として、撮影レンズのフォーカシングを制御するピント制御部、絞りを制御する絞り制御部、手ブレ制御動作のための手ブレ検知・制御部、レンズユニット内の各回路部へ電源を供給するレンズシステム制御回路、前記撮像装置に装着されるストロボのストロボ充電回路、および前記撮像装置に内蔵される防振制御部の駆動周波数の情報が含まれることを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 入射した光を電気信号に変換して蓄積する光電変換手段と、
    前記光電変換手段で発生する信号成分から、前記光電変換手段で発生するノイズ成分を差し引く差分検出手段と、
    撮像装置内部で周期的に駆動されるアクチュエータの駆動周波数を変更する駆動周波数変更手段とを備え、
    前記光電変換手段で発生する信号成分を前記差分検出手段が読み込む第1のタイミングと前記光電変換手段で発生するノイズ成分を前記差分検出手段が読み込む第2のタイミングの時間差に基づき、前記駆動周波数変更手段により前記駆動周波数を変更することを特徴とする撮像装置。
  5. 前記駆動周波数変更手段は、前記駆動周波数を、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの時間差の逆数の整数倍となるように変更することを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記アクチュエータには、撮影レンズのフォーカシングを制御するピント制御部、絞りを制御する絞り制御部、手ブレ制御動作のための手ブレ検知・制御部、レンズユニット内の各回路部へ電源を供給するレンズシステム制御回路、前記撮像装置に装着されるストロボのストロボ充電回路、および前記撮像装置に内蔵される防振制御部が含まれることを特徴とする請求項4または5記載の撮像装置。
  7. 入射した光を電気信号に変換して蓄積する光電変換手段を備える撮像装置の制御方法において、
    前記光電変換手段で発生する信号成分から、前記光電変換手段で発生するノイズ成分を差し引く差分検出工程と、
    前記光電変換手段で発生する信号成分が前記差分検出工程にて読み込まれる第1のタイミングと前記光電変換手段で発生するノイズ成分が前記差分検出工程にて読み込まれる第2のタイミングを変更するタイミング変更工程と備え、
    前記差分検出工程で発生するノイズ周波数情報に基づき、前記タイミング変更工程にて前記第1および前記第2のタイミングを変更することを特徴とする制御方法。
  8. 入射した光を電気信号に変換して蓄積する光電変換手段を備える撮像装置の制御方法において、
    前記光電変換手段で発生する信号成分から、前記光電変換手段で発生するノイズ成分を差し引く差分検出工程と、
    撮像装置内部で周期的に駆動されるアクチュエータの駆動周波数を変更する駆動周波数変更工程とを備え、
    前記光電変換手段で発生する信号成分が前記差分検出工程にて読み込まれる第1のタイミングと前記光電変換手段で発生するノイズ成分が前記差分検出工程にて読み込まれる第2のタイミングの時間差に基づき、前記駆動周波数変更工程にて前記駆動周波数を変更することを特徴とする制御方法。
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