JP2013118235A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板と、前記基板上に実装されたLEDと、前記LEDが発光した光の少なくとも一部を吸収して長波長の光に変換する蛍光体と、前記蛍光体を含有する樹脂で構成する蛍光体層と、前記蛍光体層より蛍光体の濃度が低い樹脂、または蛍光体が無い樹脂で構成するレンズと、を有する照明装置において、前記蛍光体層と前記レンズにフィラーが含有され、前記蛍光体層に含まれるフィラーの重量濃度よりも、前記レンズに含まれるフィラーの重量濃度の方が大きい。
【選択図】 図1
Description
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る照明装置の構成を説明するための正面図であって、LED3を実装する基板2の法線方向から見た図である。図1(b)は、図1(a)記載のA−A′の断面図である。以下、基板2において、LED3が実装されている面を実装面と呼ぶことにする。
本実施形態では、シリカ(SiO2)をフィラー6A、6Bとして用い、平均粒径が10nmの粒子を用いた場合について説明する。フィラー6A、6Bの平均粒径をナノオーダーとしたのは、散乱断面積を小さくして、散乱による損失を減らすためである。詳細は後述する。
シリカとしたのは、樹脂12Bのシリコーン樹脂の屈折率(おおよそ1.4〜1.5)とシリカの屈折率(略1.46)が近い値であり、散乱が起きにくいためである。また、平均粒径を、汎用的に使われるシリカのミクロンオーダーの粒径ではなく、ナノオーダーと小さくしたのは散乱断面積を小さくして光線の平均自由行程を大きくするためである。平均自由行程の大きさの目安はレンズ8の大きさである。レンズ8の大きさよりも平均自由行程を大きくしてレンズ内のフィラー6Bによる散乱を低減することを目的とする。ディスペンサなどでレンズ樹脂を塗布してレンズ8を作成する場合、レンズ8の高さHLは大きくて数mm程度である。我々の実験で作成したレンズ8の高さHLは1mm未満である。したがって、おおよそ1mmよりも平均自由行程が大きくなるように平均粒径を決定すれば良い。
それゆえ、蛍光体層7とレンズ8のフィラーとして大きさがナノオーダーのフィラーを使うことは、それぞれの部材の中での散乱を抑制するだけではなく、部材間の界面での反射も抑制し、さらなる効率向上の効果を奏する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る照明装置の構成を説明するための正面図であって、LED3を実装する基板2の法線方向から見た図である。第1の実施形態と異なる点は、レンズ8の形状である。第1の実施形態では、レンズ樹脂をディスペンサで線状に4本略平行に描画していた。本実施形態では、レンズ樹脂を、ディスペンサを用いて1筆で書いている点が異なる。発光面である蛍光体層7と重なる部分では、第1の実施形態と同様なレンズ形状であって、線状に4本略平行にレンズが並んでいる。レンズ端部20は蛍光体層7よりも外側にあり、蛍光体層7とレンズ8が重なる領域ではレンズ8の太ささは略一定となるように形成している。本実施形態では、1筆で書いているので、偶数本の線状のレンズを描いたため塗布始点18と塗布終点19が同じ側にある。奇数本の線状のレンズを描く場合は塗布始点18と塗布終点19が異なる側にある。レンズ8を1筆で描くのは、複数回に分けて書く場合よりも工程にかかる時間が短縮するためである。線状のレンズ8を複数本毎に書けば、1本毎に書く場合よりも工程にかかる時間が短縮する。本実施形態においても、レンズ端部20は太くなったり細くなったり不定形である。レンズ端部20は、中央付近の様な綺麗なレンズ8にはならない。それゆえ、何れのレンズ端部20も、少なくとも発光強度が高いLED3が配置されている領域よりは外側に配置され、望ましくは発光面である蛍光体層7より外側に配置される。このように配置することで、レンズ端部20の影響を低減し、性能のばらつきや劣化を低減している。塗布始点18や塗布終点19は、レンズ端部20付近で膨らんでいる個所のおおよそ中心部である。この塗布始点18を、少なくとも発光強度が高いLED3が配置されている領域よりは外側にしている。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る照明装置の構成を説明するための図であって、第1の実施形態で説明したLED基板4を、電球の光源として実装した例を示す。図6は斜視図であって、グローブ13に関しては内部が見えるように外形のみ描いている。照明装置1は大まかには、LED基板4、グローブ13、筐体14、口金15、電源回路16(図示なし。筐体14内に配置されている)から構成されている。
図7(a)および(b)は、本発明の第4の実施形態に係る照明装置の構成を説明するための正面図であって、LED3を実装する基板2の法線方向から見た図である。図7(c)は、図7(a)および(b)に記載のA−A′の断面図である。図7(d)は、図7(c)の変形例である。
2 基板
3 LED
4 LED基板
5 蛍光体
6 フィラー
7 蛍光体層
8 レンズ
9 正電極
10 負電極
11 ワイヤ
12 樹脂
13 グローブ
14 筐体
15 口金
16 電源回路
17 ダム材
18 塗布始点
19 塗布終点
20 レンズ端部
21 外部レンズ
22 接着剤
Claims (16)
- 基板と、
前記基板上に実装されたLEDと、
前記LEDが発光した光の少なくとも一部を吸収して長波長の光に変換する蛍光体と、
前記LEDの外側に設けられ、前記蛍光体を含有する樹脂で構成する蛍光体層と、
前記蛍光体層の外側に設けられ、前記蛍光体層より蛍光体の濃度が低い樹脂、または蛍光体が無い樹脂で構成するレンズと、を有する照明装置であって、
前記蛍光体層と前記レンズにフィラーが含有され、
前記蛍光体層に含まれるフィラーの重量濃度よりも、前記レンズに含まれるフィラーの重量濃度の方が大きいことを特徴とする照明装置。 - 請求項1に記載の照明装置であって、
前記レンズに含まれるフィラーの平均粒径が、200nmよりも小さいことを特徴とする照明装置。 - 請求項1に記載の照明装置であって、
前記レンズに含まれるフィラーの平均粒径が、100nmよりも小さいことを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の照明装置であって、
前記レンズに含まれるフィラーと前記蛍光体層に含まれるフィラーが同種であって、
前記レンズを形成する樹脂と前記蛍光体層を形成する樹脂が同種であることを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の照明装置であって、
前記レンズに含まれるフィラーの平均粒径は、前記蛍光体層に含まれるフィラーの平均粒径と概ね等しいことを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の照明装置であって、
前記レンズに含まれるフィラーの平均粒径は、前記蛍光体層に含まれるフィラーの平均粒径以下であることを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の照明装置であって、
前記レンズは線状に長い形状を有し、
前記レンズは略平行に複数配置され、
前記レンズの端部は前記LEDが配置されている領域より外側に配置されることを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の照明装置であって、
前記レンズに含まれるフィラーの重量濃度が、4.8wt%よりも大きいことを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載の照明装置であって、
前記蛍光体層に含まれるフィラーの重量濃度が、0.5wt%から3.0wt%の範囲内にあることを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至9のいずれかに記載の照明装置であって、
前記レンズに含まれるフィラーと前記蛍光体層に含まれるフィラーの屈折率が、前記レンズを形成する樹脂と前記蛍光体層を形成する樹脂の屈折率よりも高いことを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至9のいずれかに記載の照明装置であって、
前記レンズを形成する樹脂の屈折率が、前記蛍光体層を形成する樹脂の屈折率および前記レンズに含まれるフィラーの屈折率よりも大きいことを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至9のいずれかに記載の照明装置であって、
前記レンズを形成する樹脂の屈折率が、前記蛍光体層を形成する樹脂の屈折率および前記レンズに含まれるフィラーの屈折率よりも小さいことを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至12のいずれかに記載の照明装置であって、
前記蛍光体層または前記レンズからの出射光の進行方向を変更する外部レンズを備え、
前記外部レンズは、前記レンズの長手方向とその長手方向に垂直な方向とで、形状が異なることを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至13のいずれかに記載の照明装置であって、
前記レンズが、前記基板の中心を囲むように配置されていることを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至14のいずれかに記載の照明装置であって、
前記蛍光体層の側面から光が出射する構成であることを特徴とする照明装置。 - 請求項1乃至15のいずれかに記載の照明装置であって、
前記基板と前記LEDとを接着する接着剤層を有することを特徴とする照明装置。
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