JP2013170987A - 部品実装基板生産装置、および、三次元形状測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】位相シフト法を用いた三次元形状の測定と小型化とを両立することのできる部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置を提供すること。
【解決手段】部品実装装置20であって、撮像部200と、輝度変化光を発する投光部130と、測定対象物の表面における輝度変化光の輝度分布を相対的に第二方向に移動させるヘッド100と、第三方向における撮像部と測定対象物との間の位置に配置され、測定対象物の像を撮像部において結像させるレンズ群150と、投光部130から発せられ、レンズ群150が配置されたレンズ群空間151を通過した輝度変化光を反射することで、輝度変化光を、撮像光軸A1に対する所定の角度で測定対象物に照射する反射部180とを備え、投光部130は、投光軸A2と撮像光軸A1とが、レンズ群空間151において交差するように配置されている。
【選択図】図3
【解決手段】部品実装装置20であって、撮像部200と、輝度変化光を発する投光部130と、測定対象物の表面における輝度変化光の輝度分布を相対的に第二方向に移動させるヘッド100と、第三方向における撮像部と測定対象物との間の位置に配置され、測定対象物の像を撮像部において結像させるレンズ群150と、投光部130から発せられ、レンズ群150が配置されたレンズ群空間151を通過した輝度変化光を反射することで、輝度変化光を、撮像光軸A1に対する所定の角度で測定対象物に照射する反射部180とを備え、投光部130は、投光軸A2と撮像光軸A1とが、レンズ群空間151において交差するように配置されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、部品等の物体の形状を三次元的に測定する三次元形状測定装置、およびその測定結果を用いて部品実装基板を生産する部品実装基板生産装置に関する。
部品が実装された実装基板を生産するための実装基板生産システムは、基板に部品を実装する部品実装装置、および、基板に実装された部品を検査する検査装置などの各種の実装基板生産装置を備えている。
例えば、部品実装装置では、部品の実装精度を向上するために、部品を実装する前に、ノズルに吸着された状態における部品の形状を測定する。部品実装装置は、その測定結果を用いて、例えば、当該部品の基板へ装着時の当該ノズルの下降距離の補正を行う。これにより、当該部品は、精度良くかつ確実に当該基板に装着される。
つまり、部品実装装置等の部品実装基板生産装置において、精度良く部品実装基板を生産するためには、これらの部品の形状の測定を精度良く行う必要がある。
そこで、従来技術として、互いに位相が異なる複数の正弦波縞パターン光を物体に投影し、当該物体をカメラで撮像して、当該物体の形状測定を行う位相シフト法が提案されている。
位相シフト法では、輝度変化を正弦波で表すことのできる正弦波縞パターン光を、撮像光軸に対して斜めの方向から物体に投影する。より詳細には、当該正弦波縞パターン光を正弦波の位相をずらしながら複数回物体に投影し、位相をずらした正弦波縞パターン光が投影されるごとに物体を撮像する。
このようにして撮像された複数枚の物体の画像データから、座標ごとに、物体が存在しない場合に観測されるだろう輝度の変化パターンが示す正弦波と、実際に観測された物体の画像データにおける輝度の変化パターンが示す正弦波との位相のずれを算出する。座標ごとに算出された位相のずれ量から、物体の形状が測定される。
このような位相シフト法による三次元形状測定を効率よく行うための技術も公開されている。
例えば、特許文献1記載の技術によれば、互いに異なる波長成分を有し、かつ、それぞれの波長成分の相対位相関係が互いに異なる正弦波縞パターン光を、物体に対し斜め上方か照射する。さらに、このような正弦波縞パターン光が照射されている物体からの反射光を、物体の上方に配置されたCCDカメラによって光成分毎に分離して一度に撮像する。
特許文献1記載の技術は、上記処理を行うことで、位相シフト法を用いた三次元形状測定に要する時間の短縮を図ろうとするものである。
ここで、位相シフト法を用いた三次元形状の測定では、物体を撮像するための光学系を構成するレンズ群と、正弦波縞パターン光を平行光として物体に照射するための光学系を構成するレンズ群とが用いられる。
また、上述のように、正弦波縞パターン光を撮像対象の物体に照射する際に、撮像光軸に対して斜め方向から当該物体に照射しなければならない。
そのため、例えば、上下方向に並べられた複数のレンズで構成される、撮像のためのレンズ群の側方に、上下方向に対して傾いた方向に並べられた複数のレンズで構成される、正弦波縞パターン光の照射のためのレンズ群が配置される。
つまり、位相シフト法を用いて、物体の三次元形状を測定する場合、そのための装置構成は比較的大きくならざるを得ず、これにより、位相シフト法を採用する従来の三次元形状測定装置の小型化が困難であるという課題がある。
三次元形状測定装置の小型化は、当該装置を備える実装基板生産装置の小型化の実現という観点からも重要な事項である。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置であって、位相シフト法を用いた三次元形状の測定と小型化とを両立することのできる部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る部品実装基板生産装置は、部品が実装された部品実装基板を生産するための部品実装基板生産装置であって、撮像のための画素が行列状に配置される撮像部と、前記撮像部の撮像対象領域において第一方向に沿って輝度が揃い、かつ、前記第一方向と交差する第二方向の位置に応じて輝度が周期的に変化する輝度分布を有する光である輝度変化光を発する投光部と、前記輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ、測定対象物の表面における前記輝度変化光の輝度分布を、前記測定対象物に対して相対的に前記第二方向に移動させる移動部と、前記第一方向および前記第二方向の双方に交差する第三方向に並んで配置された複数のレンズで構成されるレンズ群であって、前記第三方向における前記撮像部と前記測定対象物との間の位置に配置され、前記測定対象物の像を前記撮像部において結像させるレンズ群と、前記投光部から発せられ、前記レンズ群が配置されたレンズ群空間を通過した前記輝度変化光を反射することで、前記輝度変化光を、前記撮像部の撮像光軸に対する所定の角度で前記測定対象物に照射する反射部とを備え、前記投光部は、前記投光部から発せられた前記輝度変化光の光軸である投光軸と前記撮像光軸とが、前記レンズ群空間において交差するように配置されている。
この構成によれば、部品などの測定対象物の表面における光の輝度分布を当該測定対象物に対して相対的に移動させながら、位相シフト法による、当該測定対象物の三次元形状(具体的には、測定対象物の表面の各部分の第三方向(Z軸方向)の位置)の測定が実行される。
また、測定対象物に照射される輝度変化光を発する投光部は、投光軸と撮像光軸とがレンズ群空間において交差するように配置される。さらに、レンズ群空間を通過した輝度変化光は反射部によって反射され、これにより、撮像光軸に対する所定の角度で輝度変化光が測定対象物に照射される。
つまり、本態様の部品実装基板生産装置では、簡単にいうと、測定対象物の撮像に用いられる光学系(レンズ群)が、測定対象物に対する斜め方向からの輝度変化光の照射にも用いられる。言い換えると、位相シフト法による三次元形状測定に用いられる撮像側および投光側の光学系(レンズ群)が共用化される。そのため、当該測定を実行するための装置構成の小型化が可能である。
このように、本態様の部品実装基板生産装置によれば、位相シフト法を用いた三次元形状の測定と小型化とを両立することができる。
また、本発明の一態様に係る部品実装基板生産装置において、前記複数のレンズは、前記第三方向において前記撮像部に最も近い位置に配置された第一レンズを含み、前記投光部は、前記第一レンズが有する第一周縁領域であって、前記撮像部において結像する光が通過する第一主領域の周縁の領域である第一周縁領域を、前記投光軸が通過するように配置されているとしてもよい。
この構成によれば、輝度変化光は、レンズ群において撮像部に最も近い第一レンズの第一周縁領域を介して測定対象物に照射される。
つまり、第一レンズにおける、撮像部で結像される光の通過領域の周縁の領域を、輝度変化光の測定対象物への照射に利用することにより、部品実装基板生産装置の小型化が図られる。
また、本発明の一態様に係る部品実装基板生産装置において、前記レンズ群は、前記複数のレンズのうちの、前記第三方向において前記測定対象物に最も近い位置に配置された第二レンズを含み、前記投光部は、前記第二レンズが有する第二周縁領域であって、前記撮像部において結像する光が通過する第二主領域の周縁の領域である第二周縁領域を、前記第一周縁領域を通過した前記投光軸が通過するように配置されているとしてもよい。
この構成によれば、輝度変化光は、第一レンズの第一周縁領域に加え、レンズ群において測定対象物に最も近い第二レンズの第二周縁領域を介して測定対象物に照射される。
つまり、第一レンズおよび第二レンズのそれぞれにおける、撮像部で結像される光の通過領域の周縁の領域を、輝度変化光の測定対象物への照射に利用することにより、部品実装基板生産装置の小型化が図られる。
また、本発明の一態様に係る三次元形状測定装置は、撮像のための画素が行列状に配置される撮像部と、前記撮像部の撮像対象領域において第一方向に沿って輝度が揃い、かつ、前記第一方向と交差する第二方向の位置に応じて輝度が周期的に変化する輝度分布を有する光である輝度変化光を発する投光部と、前記輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ、測定対象物の表面における前記輝度変化光の輝度分布を、前記測定対象物に対して相対的に前記第二方向に移動させる移動部と、前記第一方向および前記第二方向の双方に交差する第三方向に並んで配置された複数のレンズで構成されるレンズ群であって、前記第三方向における前記撮像部と前記測定対象物との間の位置に配置され、前記測定対象物の像を前記撮像部において結像させるレンズ群と、前記投光部から発せられ、前記レンズ群が配置されたレンズ群空間を通過した前記輝度変化光を反射することで、前記輝度変化光を、前記撮像部の撮像光軸に対する所定の角度で前記測定対象物に照射する反射部とを備え、前記投光部は、前記投光部から発せられた前記輝度変化光の光軸である投光軸と前記撮像光軸とが、前記レンズ群空間において交差するように配置されている。
なお、本発明は、上記いずれかの態様に係る部品実装基板生産装置または三次元形状測定装置が実行する特徴的な処理を含む部品実装基板生産方法および三次元形状測定方法として実現することもできる。
また、部品実装基板生産方法または三次元形状測定方法に含まれる特徴的な処理を含む、コンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体およびインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができる。
さらに、上記いずれかの態様に係る部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置の特徴的な処理を制御する集積回路として実現することもできる。
本発明によれば、部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置であって、位相シフト法を用いた三次元形状の測定と小型化とを両立することのできる部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置を提供することが可能となる。
以下に、本発明の実施形態に係る部品実装装置および三次元形状測定装置について、図面を参照しながら説明する。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態では、本発明の好ましい一具体例が示されている。実施の形態およびその補足等で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態およびその補足等における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素は、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成する要素として説明される。
図1は、実施の形態における部品実装装置20の構成を示す外観図である。
図2は、実施の形態における部品実装装置20の内部の主要な構成を示す平面図である。
部品実装装置20は、部品実装基板生産装置の一例であり、図1に示すように、基板30に部品40を実装する装置である。
また、部品実装装置20は、図2に示すように、基板30に対して部品40を実装する2つの実装ユニットを備えている。2つの実装ユニットは、お互いが協調し1枚の基板30に対して実装作業を行う。当該実装ユニットは、ヘッド100、撮像部200および部品供給部300等によって構成されている。
部品供給部300は、例えば、部品テープを収納する複数の部品カセット310の配列からなる。なお、部品テープとは、例えば、同一部品種の複数の部品40がテープ(キャリアテープ)上に均等に並べられたものであり、リール等に巻かれた状態で供給される。また、部品テープに並べられる部品40は、例えばBGA(Ball Grid Array)またはチップ部品等である。
ヘッド100は、複数のノズル110を備えており、部品カセット310に収容された部品テープの部品40を当該ノズル110で吸着して、吸着した部品40を基板30上に搬送し、基板30に当該部品40を装着する。
また、部品実装装置20は、ヘッド100のノズル110に保持された部品40の三次元形状を測定する三次元形状測定装置10を有している。
三次元形状測定装置10は、ヘッド100のノズル110に保持されている部品40をその下方側から撮像部200が撮像することで得られたデータに基づいて当該部品40の三次元形状を測定する。
また、この撮像の際には、三次元形状測定装置10が有する投光部130からの輝度変化光が当該部品40に照射される。
図3は、実施の形態における三次元形状測定装置10の構造的外観を模式的に示す図である。なお、三次元形状測定装置10の筐体についての図示は省略している。このことは、図4等の他の図でも同様である。
図4は、実施の形態における三次元形状測定装置10の構成概要を示す側面図である。
ヘッド100は、図3に示すように、部品40を保持する複数のノズル110を備えている。本実施の形態の場合、ノズル110は、真空吸着により部品40を保持する。また、ヘッド100は、ノズル110をそれぞれ独立にZ軸方向に上下動させる機構を備えており、部品40を保持して搬送し、基板30に部品40を装着する機能を備えている。
つまり、ヘッド100は、部品供給部300に配置されている部品40をノズル110に吸着保持させ、ノズル110が撮像部200の上方を通過するように移動する。そして、撮像部200は、ノズル110およびノズル110が保持している部品40を撮像することで、ノズル110および部品40の位置等を認識する。
その後、ヘッド100は、部品40を保持したノズル110を基板30の装着位置に移動させ、撮像部200の撮像結果を用いて、ノズル110に保持されている部品40の位置を補正し、基板30に部品40を装着する。
また、ノズル110に吸着された部品40を撮像部200が撮像する際、投光部130から発せられる輝度変化光は、後述する反射部180により反射されることで、Z軸に対して所定の角度(θ)だけ傾いた方向から部品40に照射される。
具体的には、投光部130は、図4に示すように、撮像部200の撮像対象領域Cにおいて第一方向(Y軸方向)に沿って輝度Bが揃い、かつ、第一方向と交差する第二方向(X軸方向)の位置に応じて輝度Bが周期的に変化する輝度分布を有する光である輝度変化光を発する。
本実施の形態の場合、輝度変化光の輝度Bの変化は正弦波を形成している。なお、同図中に示されている輝度Bの変化を示す正弦波の波長は、説明のため模式的に示されており、撮像対象領域Cに対し異なるスケールで示されている。
ここで、ヘッド100は、輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ、測定対象物(本実施の形態では部品40、以下同じ)の表面における光の輝度分布を、当該測定対象物に対して相対的に第二方向(X軸方向)に移動させる移動部としての機能も有している。
つまり、本実施の形態では、部品実装装置20において静止している三次元形状測定装置10の撮像部200および投光部130に対して、ノズル110で部品40を保持した状態のヘッド100が第二方向(X軸方向)に移動する。
これにより、輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ、測定対象物である部品40の表面における輝度変化光の輝度分布を、部品40に対して相対的に第二方向(X軸方向)に移動させることができる。
なお、ヘッド100の移動を駆動する駆動部(図示せず)はエンコーダを備えており、ヘッド100の移動速度および位置などの情報を出力することができる。
また、撮像部200には、撮像のための画素211が行列状に配置されている。本実施の形態では、撮像部200は、第一方向(Y軸方向)と第一方向に交差する第二方向(X軸方向)とに撮像のための画素211が行列状に並ぶエリアイメージセンサ210を有している。
エリアイメージセンサ210は、例えば第一方向(Y軸方向)に画素211が4000個程度並び、第二方向(X軸方向)に画素211が3000個程度並ぶ画像認識デバイスである。本実施の形態の場合、エリアイメージセンサ210として、CMOS(complementary metal−oxide semiconductor)イメージセンサが採用されている。
またこのCMOSイメージセンサは、画素211に照射された光の全体的強度をデジタルデータとして出力する、白黒あるいはカラーのイメージセンサである。このCMOSイメージセンサは、行列状に配置される画素211の内の任意の領域に含まれる画素211のみのデジタルデータを取得することができる。
さらに、CMOSイメージセンサは、前記領域をCMOSイメージセンサ内に複数箇所設けることができ、当該領域以外の画素211からのデータを取得しないことで測定に必要な箇所(例えば図3のL1参照)の像に対応する画素211群からのデータだけを高速で取得することができる。
すなわち、本実施の形態における撮像部200は、予め定められた焦点深度内にエリアイメージセンサ210に対応した矩形の撮像対象領域Cを有し、撮像部200の側から見て撮像対象領域Cに配置される物体の像の必要な部分のデジタルデータだけを出力することができる。
本実施の形態の場合、直線状に形成された前記測定に必要な箇所に対応するライン状の撮像領域をラインと称する。例えば、図3に示すライン1(図では“L1”と表記)は、第一方向(Y軸方向)に並べられた一列の画素211群によって形成される。本実施の形態では、このようなラインが、第二方向(X軸方向)に並んで複数設定されている。なお、1つのラインが複数列の画素211群によって形成されていてもよい。
なお、エリアイメージセンサ210として、CMOSイメージセンサ以外に、必要な箇所の行または列上の像を取得することができるCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いることも可能である。
また、ライン状の撮像領域を形成可能なエリアイメージセンサ210の代わりに、各ラインに対応する、第一方向(Y軸方向)に少なくとも一列上に画素が並ぶラインイメージセンサを第二方向(X軸方向)に並べて配置した構成のラインセンサカメラ(図示せず)を、撮像部200として用いることも可能である。
また、三次元形状測定装置10は、測定対象物の像を撮像部200において結像させるレンズ群150を備える。
レンズ群150は、第一方向(Y軸方向)および第二方向(X軸方向)の双方に交差する第三方向(Z軸方向)に並んで配置された複数のレンズで構成されている。また、レンズ群150は、第三方向(Z軸方向)における撮像部200と測定対象物との間の位置に配置されている。
本実施の形態では、レンズ群150は、図4に示すように、第一レンズ153と、中間レンズ群160と、第二レンズ154とを有する。
第一レンズ153は、レンズ群150が有する複数のレンズのうちの、第三方向(Z軸方向)において撮像部200に最も近い位置に配置されたレンズである。
第一レンズ153は、例えばコンデンサレンズと呼ばれ、本実施の形態では、中間レンズ群160を通過した部品40からの反射光を撮像部200で結像させる機能を有する。
第二レンズ154は、レンズ群150が有する複数のレンズのうちの、第三方向(Z軸方向)において測定対象物に最も近い位置に配置されたレンズである。
第二レンズ154は、例えば対物レンズと呼ばれ、本実施の形態では、部品40からの反射光を中間レンズ群160に導く機能を有する。
中間レンズ群160は、リレーレンズ164a、164b、164cと、絞り部166とを有する。
第二レンズ154を通過し、中間レンズ群160に入射した光は、リレーレンズ164aによって絞り部166に導かれる。
絞り部166は、入射する光の明るさおよびピントを調整する光学部材である。絞り部166としては、例えば、レンズ倍率または絞りの開口量をメカニカルに変更する開口絞り機構(図示せず)で構成されてもよい。なお、絞り部166の構成はこのような構成に限定されるものではなく、どのような構成であってもよい。
絞り部166を通過した光は、リレーレンズ164bおよびリレーレンズ164cによって、第一レンズ153に導かれる。
なお、本実施の形態におけるレンズ群150は、具体的には両側テレセントリック光学系を構成している。
つまり、レンズ群150は、第二レンズ154から入射される測定対象物からの反射光を第一レンズ153から平行光として撮像部200に入射する。レンズ群150はさらに、第一レンズ153から入射される投光部130からの輝度変化光を、第二レンズ154から平行光として反射部180を介して測定対象物に照射する機能を有している。
つまり、第一レンズ153から入射される投光部130からの輝度変化光は、図4に示すように、リレーレンズ164cおよびリレーレンズ164bに導かれて絞り部166を通過する。絞り部166を通過した輝度変化光は、リレーレンズ164aによって第二レンズ154に導かれる。
第二レンズ154に導かれた輝度変化光は、平行光として反射部180の方向に進行し、反射部180で反射される。これにより、平行光である輝度変化光が測定対象物に照射される。
また、図4に示すレンズ群150のレンズ構成は一例である。レンズ群150が採用するレンズの口径、曲率半径および枚数、ならびにレンズ間距離等は、例えば、測定対象物となり得る部品40のサイズ、撮像部200のエリアイメージセンサ210のサイズ、および、三次元形状測定装置10についてのサイズの制限などに応じて決定されればよい。
また、例えば絞り部166における開口絞り位置から撮像部200における撮像面までのレンズ(本実施の形態では、リレーレンズ164b、リレーレンズ164c、および第一レンズ153)の総称として、コンデンサレンズ群(集束レンズ群)と呼ばれる場合もある。
また、当該開口絞り位置から被写体面までのレンズ(本実施の形態では、リレーレンズ164aおよび第二レンズ154)の総称として、オブジェクティブレンズ群(対物レンズ群)と呼ばれる場合もある。
ここで、投光部130は、図4に示すように、レンズ群150が配置された空間であるレンズ群空間151において、撮像部200の撮像光軸A1と、投光部130からの輝度変化光の光軸である投光軸A2とが交差するように配置されている。
また、反射部180は、レンズ群空間151を通過した輝度変化光を反射することで、当該輝度変化光を、撮像部200の撮像光軸A1に対する所定の角度で測定対象物に照射する。反射部180は、例えば、金属板、または、ガラス板にアルミ等の金属が蒸着された鏡によって実現される。
本実施の形態では、例えば、撮像光軸A1に対してθ=30°の角度で輝度変化光が部品40に照射されるように、反射部180が設けられている。
具体的には、本実施の形態では、撮像光軸A1は、第三方向(Z軸方向)に平行に設定されており、反射部180は、反射した輝度変化光の投光軸A2とZ軸とのなす角度が30°となるように設定されている。
より詳細には、投光部130から発せられた輝度変化光は、第一レンズ153の周縁領域と、中間レンズ群160と、第二レンズ154の周縁領域とを通過し、平行光として反射部180で反射される。
なお、第一レンズ153および第二レンズ154の周縁領域については、図5A〜図6Bを用いて後述する。
このようにして輝度変化光が斜めから照射されながら第二方向(X軸方向)に移動する部品40からの反射光は、レンズ群150を介して撮像部200に入射する。これにより、位相シフト法による部品40の三次元形状測定のための撮像データが撮像部200によって取得される。
このように、レンズ群150は、測定対象物の撮像のための光学系として用いられるだけでなく、測定対象物に斜めから輝度変化光を照射するための光学系としても利用される。
これにより、従来のように、測定対象物の撮像のためのレンズ群と、測定対象物に対する輝度変化光の斜めからの照射のためのレンズ群とを別々に設ける必要がない。
その結果、例えば、三次元形状測定装置10の横幅(本実施の形態におけるX軸方向の幅)を従来の三次元形状測定装置よりも小さくできる。
また、測定対象物の撮像および輝度変化光の照射に用いるレンズの総数を、従来の三次元形状測定装置より少なくすることが可能となる。そのため、例えば、レンズの総数を減らすことにより相対的に第一レンズ153等のレンズの一枚当たりの生産コストを増やすことも可能であり、この場合、例えば、各レンズをより小型化することが可能となる。その結果、三次元形状測定装置10の更なる小型化が可能となる。
図5Aは、実施の形態の第一レンズ153の第一主領域153aと第一周縁領域153bとを示す側面図であり、図5Bは、第一主領域153aと第一周縁領域153bとを示す上面図である。
図5Aおよび図5Bに示すように、第一レンズ153は、撮像部200において結像する光が通過する第一主領域153aと、第一主領域153aの周縁の領域である第一周縁領域153bとを有している。
なお、図5Bでは、第一主領域153aと第一周縁領域153bとを識別し易いように、第一主領域153aにドットを付し、第一周縁領域153bに斜線を付して記載している。
つまり、第一主領域153aと第一周縁領域153bとは、第一レンズ153に付された線または第一レンズ153の形状等で明確に区別されていなくてもよい。
第一主領域153aは、撮像部200において結像する光が、第一レンズ153において通過する領域として規定される。また、第一周縁領域153bは、第一レンズ153における第一主領域153aの外側の領域として規定される。
なお、第一主領域153aが形成する円の直径は、例えば、「有効光束径」とも呼ばれる。このことは、後述する、第二レンズ154における第二主領域154aについても同じである。
投光部130から発せられる輝度変化光は、このように規定される第一レンズ153の第一周縁領域153bを通過する。言い換えると、投光部130は、第一主領域153aの外側の領域の第一周縁領域153bを投光軸A2が通過するように配置されている。
ここで、第一周縁領域153bは、投光部130から発せられる輝度変化光が通過することを考慮しなければ第一レンズ153に存在しなくてもよい領域である。
つまり、本実施の形態の三次元形状測定装置10では、撮像側および投光側の光学系(レンズ群)を共用化するために、第一レンズ153の口径を、光学系の当該共用化をしない場合よりも大きくしているとも言える。
しかしながら、上述のように、撮像側および投光側の光学系(レンズ群)の共用化は、三次元形状測定装置10の小型化に大きな寄与をもたらす。つまり、当該共用化による第一レンズ153の口径の増加が三次元形状測定装置10のサイズに与える影響は、当該共用化による小型化への寄与に比べて十分に小さい。そのため、第一レンズ153が第一周縁領域153bを有した場合であっても、三次元形状測定装置10の小型化は実現される。
また、輝度変化光が通過することを考慮せずに、第一レンズ153に相当するレンズを作製する場合、実際には、当該レンズの、撮像部200による撮像に用いられる領域(第一レンズ153における第一主領域に相当)の周縁を削り落とす工程を経て作製することが一般に行われる。
つまり、第一レンズ153における第一周縁領域153bは、上記の周縁を削り落とす工程を省略することで第一レンズ153に設けることが可能である。従って、従来のコンデンサレンズよりも少ない工程で、第一レンズ153を作製することも可能である。
また、本実施の形態の三次元形状測定装置10では、第一レンズ153の第一周縁領域153bを通過した輝度変化光はさらに、第二レンズ154の第二周縁領域154bを通過して、反射部180に入射する。
図6Aは、実施の形態の第二レンズ154の第二主領域154aと第二周縁領域154bとを示す側面図であり、図6Bは、第二主領域154aと第二周縁領域154bとを示す上面図である。
図6Aおよび図6Bに示すように、第二レンズ154は、撮像部200において結像する光が通過する第二主領域154aと、第二主領域154aの周縁の領域である第二周縁領域154bとを有している。
なお、図6Bでは、第二主領域154aと第二周縁領域154bとを識別し易いように、第二主領域154aにドットを付し、第二周縁領域154bに斜線を付して記載している。
なお、第二主領域154aと第二周縁領域154bがどのように規定されるか等については上述の第一レンズ153と同じである。
つまり、第二主領域154aは、撮像部200において結像する光が、第二レンズ154において通過する領域として規定され、第二周縁領域154bは、第二主領域154aの外側の領域として規定される。
投光部130から発せられる輝度変化光は、このように規定される第二レンズ154の第二周縁領域154bを通過する。言い換えると、投光部130は、第二主領域154aの外側の領域の第二周縁領域154bを投光軸A2が通過するように配置されている。
このように、本実施の形態の三次元形状測定装置10では、投光部130からの輝度変化光は、レンズ群空間151(図4参照)を通過する際に、第一レンズ153および第二レンズ154それぞれの、撮像部200の撮像に用いられる領域の外側を経由して通過する。
なお、第二レンズ154についても、第一レンズ153と同様に、撮像側および投光側の光学系(レンズ群)の共用化のために、口径を大きくしているとも言える。しかしながら、第二レンズ154の口径を大きくすることの、三次元形状測定装置10のサイズへの影響は、光学系の当該共用化による小型化への寄与に比べて十分に小さいため、三次元形状測定装置10の小型化は実現される。
また、第二レンズ154は、第一レンズ153と同様に、第二レンズ154に相当する従来のレンズの作製の工程で行われていた周縁領域の削り落し工程を省略することで作製することも可能である。
三次元形状測定装置10は、以上説明したレンズ群150を用いて、測定対象物である部品40に対する輝度変化光の照射と撮像とを実行し、その撮像データに示される輝度値から、当該部品40の三次元形状を求めることができる。
以下に、本実施の形態における三次元形状測定装置10による、測定対象物である部品40の三次元形状の算出手法の概要を説明する。
三次元形状測定装置10は、X軸方向に移動する部品40の一部を、撮像部200のエリアイメージセンサ210の少なくとも3つのラインのそれぞれで、撮像のタイミングをずらしながら撮像する。
例えば、エリアイメージセンサ210の第二方向(X軸方向)に並ぶ複数の(例えば4つの)ライン(図示せず)のそれぞれに、撮像対象領域Cを第二方向(X軸方向)に相対移動する部品40の一部である測定部位K(図4参照)を順次撮像させる。これにより、互いに撮像のタイミングが異なる、測定部位Kにおける4つの輝度値が得られる。
三次元形状測定装置10は、これら4つの輝度値を用い、位相シフト法による当該測定部位Kの第三方向(Z軸方向)の位置の算出に用いられる波形であって、当該4つの輝度値に対応する波形を作成する。
なお、本実施の形態では、部品40に照射される輝度変化光における輝度の変化は、上述のように正弦波を形成しているため、当該4つの輝度値から求められる波形も正弦波である。つまり、当該該4つの輝度値に対応する波形として、当該4つの輝度値を接続するような正弦波が求められる。
三次元形状測定装置10は、このようにして作成された波形と、基準波形との位相差を求める。
なお、基準波形とは、部品40がノズル110に吸着されていないとした場合のZ軸方向の高さ位置の基準としての仮想平面における、撮像部200のエリアイメージセンサ210の各ラインからの撮像データに示される輝度分布を示す波形(正弦波)である。
また、仮想平面とは、例えば部品40を吸着保持するノズル110の先端面のZ軸方向の位置(高さ位置)を通りX軸方向およびY軸方向の双方に平行な平面である。
このようにして求められた位相差から、部品40の測定部位Kの、仮想平面、つまり、ノズル110の先端面からの距離が求められる。
三次元形状測定装置10は、このようにして、部品40の各部分についての第三方向(Z軸方向)の位置を示す情報を位相シフト法により算出する。三次元形状測定装置10はさらに、これら算出結果をまとめることで、部品40の三次元形状を示す測定結果として出力する。
なお、上記の、基準波形等を用いて部品40の三次元形状を示す情報を算出する処理は、三次元形状測定装置10に接続されたコンピュータ等の情報処理装置が実行してもよい。つまり、三次元形状測定装置10は、位相シフト法に用いられる撮像データを当該情報処理装置に出力する装置として、部品実装装置20等の部品実装基板生産装置に備えられていてもよい。
以上説明したように、本実施の形態の部品実装装置20は、三次元形状測定装置10を備える。三次元形状測定装置10は、位相シフト法による三次元形状測定に用いられる光学系(レンズ群150)を撮像側および投光側とで共用させている。
これにより、位相シフト法を用いた三次元形状の測定と小型化とを両立することのできる部品実装装置20および三次元形状測定装置10が実現される。
なお、本実施の形態において、投光部130が発する輝度変化光は、輝度の変化が正弦波を形成する輝度変化光であるとした。しかしながら、投光部130は、例えば、第二方向(X軸方向)の位置に応じて輝度が周期的に変化する、のこぎり波または三角波を形成する輝度変化光を発してもよい。
また、投光部130による輝度変化光の発生手法に特に限定はない。例えば、投光部130は、第二方向(X軸方向)の位置に応じて光の透過率が周期的に変化しているフィルタと、当該フィルタに光を入射する光源とを備えることで、輝度変化光を発してもよい。
また、例えば、第二方向(X軸方向)の位置に応じて光の反射率が周期的に変化している反射部材と当該反射部材に光を入射する光源とを備えることで、輝度変化光を発してもよい。
図7は、反射部材136と光源135とを有する投光部130の構成概要を示す図である。
例えば、第一レンズ153の第一周縁領域153bの所定の位置を、所定の角度で、投光軸A2が通過するように、反射部材136と光源135とを設ける。反射部材136としては、例えば反射型液晶が採用される。
図7に示す投光部130では、光源135は、反射部材136から見てレンズ群150の側に配置される。そのため、例えば、三次元形状測定装置10の高さ(本実施の形態におけるZ軸方向の長さ)を、投光部130が、上述のフィルタを透過する光によって輝度変化光を発生させる方式を採用する場合の高さよりも、短くすることが可能である。
また、本実施の形態において、三次元形状測定装置10は、測定対象物である部品40に、一方向から輝度変化光を照射するとした。しかしながら、三次元形状測定装置10は、測定対象物である部品40に複数の方向から輝度変化光を照射可能な構成を有していてもよい。
図8は、測定対象物である部品40に2方向から輝度変化光を照射可能な構成を有する三次元形状測定装置10の構成概要を示す図である。
図8に示す三次元形状測定装置10は、部品40に輝度変化光を照射する構成として、上述の投光部130および反射部180に加え、投光部131および反射部181を備えている。
なお、投光部131は、投光部130と同じく、輝度変化光を発する機能を有する。また、反射部181は、反射部180と同じく、入射する輝度変化光を、撮像光軸A1に対する所定の角度で部品40に照射する機能を有する。
投光部131は、投光軸A3と撮像光軸A1とが、レンズ群空間151において交差するように配置されている。具体的には、投光部131は、投光部131から発せられた輝度変化光の光軸である投光軸A3が、投光部130からの投光軸A2と、撮像光軸A1を中心とした線対称の関係となるように配置されている。
また、投光軸A3は、第一レンズ153の第一周縁領域153b(図5Aおよび図5B参照)と、中間レンズ群160と、第二レンズ154の第二周縁領域154b(図6Aおよび図6B参照)とを通過し、反射部181に到達する。
つまり、投光部131からの輝度変化光は、レンズ群150を通過することで、平行光としてレンズ群150から出力され、反射部181で反射されることで、測定対象物である部品40に照射される。
また、投光軸A2の撮像光軸A1に対する角度θと同じ角度θ(例えば30°)で、投光部131からの輝度変化光が部品40に照射されるように、反射部181が設けられている。
このように、三次元形状測定装置10は、撮像光軸A1を中心として、第二方向(X軸方向)における双方から、輝度変化光を測定対象物に照射可能な構成を有することで、投光部130による輝度変化光の照射の下での撮像データと、投光部130による輝度変化光の照射の下での撮像データとを得ることができる。
これにより、例えば、測定対象物に対して斜めから輝度変化光を照射することにより測定対象物の表面に生じる影の影響を排除しつつ、位相シフト法による当該測定対象物の三次元形状の高速かつ高精度な測定が可能となる。
以上、本発明の部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置について、実施の形態およびその補足に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、当該実施の形態およびその補足に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態およびその補足に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、ヘッド100を停止させることで位置が固定された測定対象物(部品40)に対し、撮像部200、投光部130、レンズ群150および反射部180を移動させてもよい。こうすることでも、第二方向(X軸方向)に輝度が変化している輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ、測定対象物の表面における光の輝度分布を、当該測定対象物に対して相対的に第二方向(X軸方向)に移動させることができる。
また、投光部130の物理的な位置は固定しておき、輝度変化光を発生させるフィルタまたは反射部材等の動作を制御することで、輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ測定対象物の表面における光の輝度分布を、当該測定対象物に対して走査するように相対的に第二方向(X軸方向)に移動させてもよい。
つまり、測定対象物の表面に現れる輝度変化光による光の縞模様が、第二方向(X軸方向)に移動されるのであれば、測定対象物、および、撮像部200等のその他の構成要素のいずれを移動または動作させてもよい。
なお、上述のように、測定対象物である部品40の撮像時に、位置が固定された部品40に対して、撮像部200、投光部130、レンズ群150および反射部180を移動させる場合、これら撮像部200等を移動させる機構またはソフトウェア等が、本発明の部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置における移動部として機能する。
また、上述のように、測定対象物である部品40の撮像時に、位置が固定された部品40に対して、投光部130が有する輝度変化光を発生させるフィルタまたは反射部材等の動作を制御する場合は、当該制御を行う機構またはソフトウェア等が、本発明の部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置における移動部として機能する。
また、本実施の形態では、投光部130から発せられた輝度変化光は、レンズ群150に含まれるレンズの全てを通過している(図4参照)。しかし、投光部130から発せられた輝度変化光は、レンズ群150に含まれるレンズの全てを通過しなくてもよい。
例えば、投光部130から発せられた輝度変化光は、第二レンズ154を通過せず、反射部180で反射され、測定対象物である部品40に照射されてもよい。この場合、例えば、反射部180の反射面を、撮像光軸A1に対して外側にへこませた曲面とすることで、当該輝度変化光を平行光として部品40に照射することができる。
また、本実施の形態では、部品実装基板生産装置として部品実装装置20を例示した。しかしながら、部品実装基板生産装置は、基板に部品を実装する部品実装装置20に限定されるわけではなく、半田印刷装置および検査装置など部品実装基板の生産に寄与する装置であれば全て部品実装基板生産装置に含まれる。
例えば、検査装置が、三次元形状測定装置10と同様の機能を有する装置を備えることで、半田が印刷された基板あるいは部品が実装された基板をコンベア、プレートあるいはテーブル等の移動部で移動させながら当該基板を検査する際に、その移動に起因する振動による影響を排除しつつ、半田が正しい位置に印刷されているか、または、部品が正しい位置に正しい姿勢で実装されているか等を検査することができる。
この場合、測定対象物は、基板、印刷された半田、または、基板に実装された部品である。
本発明は、位相シフト法を用いた三次元形状の測定と小型化とを両立することのできる部品実装基板生産装置および三次元形状測定装置等として有用である。
10 三次元形状測定装置
20 部品実装装置
30 基板
40 部品
100 ヘッド
110 ノズル
130、131 投光部
135 光源
136 反射部材
150 レンズ群
151 レンズ群空間
153 第一レンズ
153a 第一主領域
153b 第一周縁領域
154 第二レンズ
154a 第二主領域
154b 第二周縁領域
160 中間レンズ群
164a、164b、164c リレーレンズ
166 絞り部
180、181 反射部
200 撮像部
210 エリアイメージセンサ
211 画素
300 部品供給部
310 部品カセット
20 部品実装装置
30 基板
40 部品
100 ヘッド
110 ノズル
130、131 投光部
135 光源
136 反射部材
150 レンズ群
151 レンズ群空間
153 第一レンズ
153a 第一主領域
153b 第一周縁領域
154 第二レンズ
154a 第二主領域
154b 第二周縁領域
160 中間レンズ群
164a、164b、164c リレーレンズ
166 絞り部
180、181 反射部
200 撮像部
210 エリアイメージセンサ
211 画素
300 部品供給部
310 部品カセット
Claims (5)
- 部品が実装された部品実装基板を生産するための部品実装基板生産装置であって、
撮像のための画素が行列状に配置される撮像部と、
前記撮像部の撮像対象領域において第一方向に沿って輝度が揃い、かつ、前記第一方向と交差する第二方向の位置に応じて輝度が周期的に変化する輝度分布を有する光である輝度変化光を発する投光部と、
前記輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ、測定対象物の表面における前記輝度変化光の輝度分布を、前記測定対象物に対して相対的に前記第二方向に移動させる移動部と、
前記第一方向および前記第二方向の双方に交差する第三方向に並んで配置された複数のレンズで構成されるレンズ群であって、前記第三方向における前記撮像部と前記測定対象物との間の位置に配置され、前記測定対象物の像を前記撮像部において結像させるレンズ群と、
前記投光部から発せられ、前記レンズ群が配置されたレンズ群空間を通過した前記輝度変化光を反射することで、前記輝度変化光を、前記撮像部の撮像光軸に対する所定の角度で前記測定対象物に照射する反射部とを備え、
前記投光部は、前記投光部から発せられた前記輝度変化光の光軸である投光軸と前記撮像光軸とが、前記レンズ群空間において交差するように配置されている
部品実装基板生産装置。 - 前記複数のレンズは、前記第三方向において前記撮像部に最も近い位置に配置された第一レンズを含み、
前記投光部は、前記第一レンズが有する第一周縁領域であって、前記撮像部において結像する光が通過する第一主領域の周縁の領域である第一周縁領域を、前記投光軸が通過するように配置されている
請求項1記載の部品実装基板生産装置。 - 前記レンズ群は、前記複数のレンズのうちの、前記第三方向において前記測定対象物に最も近い位置に配置された第二レンズを含み、
前記投光部は、前記第二レンズが有する第二周縁領域であって、前記撮像部において結像する光が通過する第二主領域の周縁の領域である第二周縁領域を、前記第一周縁領域を通過した前記投光軸が通過するように配置されている
請求項2記載の部品実装基板生産装置。 - 撮像のための画素が行列状に配置される撮像部と、
前記撮像部の撮像対象領域において第一方向に沿って輝度が揃い、かつ、前記第一方向と交差する第二方向の位置に応じて輝度が周期的に変化する輝度分布を有する光である輝度変化光を発する投光部と、
前記輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ、測定対象物の表面における前記輝度変化光の輝度分布を、前記測定対象物に対して相対的に前記第二方向に移動させる移動部と、
前記第一方向および前記第二方向の双方に交差する第三方向に並んで配置された複数のレンズで構成されるレンズ群であって、前記第三方向における前記撮像部と前記測定対象物との間の位置に配置され、前記測定対象物の像を前記撮像部において結像させるレンズ群と、
前記投光部から発せられ、前記レンズ群が配置されたレンズ群空間を通過した前記輝度変化光を反射することで、前記輝度変化光を、前記撮像部の撮像光軸に対する所定の角度で前記測定対象物に照射する反射部とを備え、
前記投光部は、前記投光部から発せられた前記輝度変化光の光軸である投光軸と前記撮像光軸とが、前記レンズ群空間において交差するように配置されている
三次元形状測定装置。 - 撮像のための画素が行列状に配置される撮像部の撮像対象領域において、第一方向に沿って輝度が揃い、かつ、前記第一方向と交差する第二方向の位置に応じて輝度が周期的に変化する輝度分布を有する光である輝度変化光を投光部が発する投光ステップと、
前記輝度変化光における輝度の周期を維持しつつ、測定対象物の表面における前記輝度変化光の輝度分布を、前記測定対象物に対して相対的に前記第二方向に移動させる移動ステップと、
前記第一方向および前記第二方向の双方に交差する第三方向に並んで配置された複数のレンズで構成されるレンズ群であって、前記第三方向における前記撮像部と前記測定対象物との間の位置に配置され、前記測定対象物の像を前記撮像部において結像させるレンズ群を介して、前記撮像部が前記測定対象物を撮像する撮像ステップと、
前記投光部から発せられ、前記レンズ群が配置されたレンズ群空間を通過した前記輝度変化光を反射部が反射することで、前記輝度変化光を、前記撮像部の撮像光軸に対する所定の角度で前記測定対象物に照射する照射ステップとを含み、
前記撮像ステップでは、前記照射ステップにおいて前記輝度変化光が前記測定対象物に照射されている期間に、前記撮像部が前記測定対象物を撮像し、
前記投光部は、前記投光部から発せられた前記輝度変化光の光軸である投光軸と前記撮像光軸とが、前記レンズ群空間において交差するように配置されている
三次元形状測定方法。
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Cited By (1)
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CN109557450A (zh) * | 2018-11-28 | 2019-04-02 | 江门市利诺达电路科技有限公司 | 一种电路板的检测方法 |
-
2012
- 2012-02-22 JP JP2012036369A patent/JP2013170987A/ja active Pending
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