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JP2013152624A - 診断システムおよび診断方法 - Google Patents

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JP2013152624A JP2012013221A JP2012013221A JP2013152624A JP 2013152624 A JP2013152624 A JP 2013152624A JP 2012013221 A JP2012013221 A JP 2012013221A JP 2012013221 A JP2012013221 A JP 2012013221A JP 2013152624 A JP2013152624 A JP 2013152624A
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弘一 森村
Minoru Matsuo
実 松尾
Naoki Kobayashi
小林  直樹
Kenji Ueda
憲治 上田
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Abstract

【課題】診断対象機器の診断を行う診断システムにおいて、ネットワークに接続されていない設備に対しても診断を行えるようにする。
【解決手段】診断システム1は、記録媒体100と、端末装置200と、診断装置300とを具備し、記録媒体100は、診断対象機器である冷凍機800からデータを取得して記憶する。そして、端末装置200は、冷凍機800のデータを記録媒体100から取得して診断装置300に送信する。そして、診断装置300(診断部332)は、端末装置200から取得したデータを用いて冷凍機800の診断を行う。従って、診断システム1は、ネットワークに接続されていない設備(冷凍機800)に対しても診断を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、診断システムおよび診断方法に関する。
特許文献1には、保守事務所と、監視センターと、テクニカルセンターとを具備する遠隔監視診断システムが示されている。この遠隔監視診断システムにおいて、保守事務所には、発電プラントの制御装置からプラントデータを収集する現場監視システムが設置されている。
また、監視センターは、インターネットを介して現場監視システムからプラントデータを受信し、受信した発電所の異常発生をメンテナンスエンジニアに対して通知する。さらに、監視センターは、発電所から異常発生を受信した場合には、発生した異常イベント、及び異常イベントに関連したプラントデータをテクニカルセンターに送信する。
また、テクニカルセンターは、複数の部署によって構成されたものであり、各部署毎にテクニカルスタッフが配置されている。テクニカルセンターの担当する部署では、受信した異常イベントの診断を行い、診断結果等を保守事務所のパソコンに電子メールで回答する。
特許文献1では、この遠隔監視診断システムによって、プラントの稼働率を向上させることができるとされている。
特開2002−6942号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遠隔監視診断システムでは、監視センターとネットワーク接続されていない設備は診断の対象外となってしまう。診断対象の設備をネットワークに常時接続するためには、セキュリティ対策が施され、また、診断対象の設備からデータを取得できるようにカスタマイズされたコンピュータ環境を用意する必要があり、コンピュータ環境の設置コストや運用コストがかかってしまう。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ネットワークに接続されていない設備に対しても診断を行うことのできる診断システムおよび診断方法を提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による診断システムは、診断対象機器の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方が格納された記録媒体と、前記記録媒体を接続可能な端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置と通信可能な診断装置と、を具備し、前記診断装置は、前記診断対象機器の診断に供される機器診断データを記憶する記憶部と、前記記憶部から読み出された前記機器診断データと、前記ネットワークを介して取得した前記運転データまたは前記状態データのうち少なくともいずれか一方とに基づいて、前記診断対象機器の診断を行う診断部と、前記診断部による診断結果を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する送信部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の一態様による診断システムは、上述の診断システムであって、前記診断部は、前記機器診断データ、または、前記運転データもしくは前記状態データのうち、少なくともいずれか一つに基づいて、ある時点における前記診断対象機器の状態を示す指標を求め、当該指標に基づいて前記診断結果を生成することを特徴とする。
また、本発明の一態様による診断システムは、上述の診断システムであって、前記診断部は、前記機器診断データに基づいて、前記診断対象機器の状態の経時的変化を示す指標を求め、当該指標に基づいて前記診断結果を生成することを特徴とする。
また、本発明の一態様による診断システムは、上述の診断システムであって、前記診断部は、前記機器診断データに基づいて、前記診断対象機器の状態を予測し、当該予測に基づいて前記診断結果を生成することを特徴とする。
また、本発明の一態様による診断方法は、ネットワークに接続された端末装置と診断装置とを具備する診断システムの診断方法であって、前記端末装置が、診断対象機器の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を記憶媒体から読み出し、ネットワークを介して前記診断装置に送信するデータ送信ステップと、前記診断装置が、前記診断対象機器の診断に供される機器診断データを記憶部から読み出す機器診断データ取得ステップと、前記診断装置が、前記記憶部から読み出された前記機器診断データと、前記ネットワークを介して取得した前記運転データまたは前記状態データのうち少なくともいずれか一方とに基づいて、前記診断対象機器の診断を行う診断ステップと、前記診断装置が、前記診断ステップにおける診断結果を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する診断結果送信ステップと、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークに接続されていない設備に対しても診断を行うことができる。
本発明の一実施形態における診断システムの機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における診断対象機器の一例である冷凍機の概略構成を示す構成図である。 同実施形態において、診断装置が冷凍機に対する診断を行う際の判定基準の例を示す説明図である。 同実施形態において、診断システムが診断を行う処理手順の例を示すシーケンス図である。 同実施形態において、端末装置が、診断依頼とは別に、あるいは診断依頼に加えて、冷凍機のデータを診断装置に送信する際の処理手順の例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下では、診断対象機器が冷凍機である場合について説明するが、本発明における診断対象機器はこれに限らない。状態の変化する様々な機器を、本発明における診断対象機器とすることができる。
また、診断対象機器が複数あってもよい。さらには、診断対象機器が複数ある場合、これらの診断対象機器が互いに独立していてもよいし、プラントを構成する機器など複数の機器が1つの診断対象となっていてもよい。
図1は、本発明の一実施形態における診断システムの機能構成を示す概略ブロック図である。同図において、診断システム1は、記録媒体100と、端末装置200と、診断装置300とを具備する。診断装置300は、通信部(送信部)310と、記憶部320と、処理部330とを具備する。処理部330は、データ管理部331と、診断部332とを具備する。
また、端末装置200と診断装置300とは、いずれもネットワーク900に接続されている。また、記録媒体100は、端末装置200に接続可能である。
ネットワーク900は、インターネット(Internet)であり、端末装置200と診断装置300との間で通信信号を伝送する。但し、本発明におけるネットワーク900は、インターネットに限らない。例えばLAN(Local Area Network)または公衆電話回線など、様々な通信ネットワークをネットワーク900として用いることができる。
診断システム1は、冷凍機800からデータを取得して、当該冷凍機800に対する診断を行う。
記録媒体100は、USBフラッシュメモリ(Universal Serial Bus Flash Memory)である。但し、本発明における記録媒体100は、USBフラッシュメモリに限らない。例えば、SDメモリカード(Secure Digital Memory Card)、または、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)など、冷凍機800本体または冷凍機800の制御装置等や、端末装置200に着脱可能に接続(挿入を含む)され得る様々な記録媒体を、記録媒体100として用いることができる。
記録媒体100には、冷凍機800の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方が格納されている。すなわち、記録媒体100は、冷凍機800(本体または制御装置等)に接続されて、当該冷凍機800の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を記憶する。
ここで、運転データとは、診断対象機器に対する操作の内容を示すデータである。例えば弁開度操作のデータなどが運転データに該当する。
また、状態データとは、診断対象機器の状態を示すデータである。例えば、弁開度測定値といった実測データなどが状態データに該当する。
端末装置200は、記録媒体100を接続可能、かつネットワーク900を介して診断装置300と通信可能な装置であり、診断装置300の端末装置として機能する。端末装置200は、例えばPC(Personal Computer)であってもよいが、これに限らない。
また、端末装置200の数は、図1に示す1つに限らず複数であってもよい。例えば、診断システム1が複数の機器を診断対象機器としており、診断対象機器毎に端末装置200が設けられていてもよい。
診断装置300は、ネットワークを介して前記端末装置と通信可能な装置であり、端末装置200に対するサーバ装置として、冷凍機800の診断情報を提供する。診断装置300は、例えばPCまたはメインフレーム(Mainframe、大型汎用機)であってもよいが、これに限らない。
通信部310は、ネットワーク900に接続し、当該ネットワーク900を介して端末装置200と通信を行う。特に、通信部310は、端末装置200から、運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方や、診断依頼を受信する。また、通信部310は、診断部332による診断結果を端末装置200に送信する。
記憶部320は、例えばハードディスクや半導体メモリなどの記憶デバイスを用いて実現され、各種データを記憶する。特に、記憶部320は、冷凍機800の診断に供される機器診断データを記憶する。
ここで、機器診断データは、冷凍機800の診断に供される様々なデータであってよい。例えば、機器診断データは、運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方の履歴を示すデータを含んでいてもよい。また、機器診断データは、後述する判定基準を示すデータを含んでいてもよい。
処理部330は、例えば診断装置300の具備するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、診断装置300の具備する記憶デバイス(例えば記憶部320)からプログラムを読み出して実行することによって実現され、診断装置300の各部を制御して各種サービスを提供する。
データ管理部331は、記憶部320に対するデータの入出力(書き込みおよび読み出し)を行う。
診断部332は、記憶部320から読み出された機器診断データと、ネットワーク900を介して取得した運転データもしくは状態データのうち少なくともいずれか一方とに基づいて、冷凍機800の診断を行う。より具体的には、診断部332は、機器診断データ、または、前記運転データもしくは状態データのうち、少なくともいずれか一つに基づいて、ある時点における冷凍機800の状態を示す指標を求め、当該指標に基づいて診断結果を生成する。
ここで、冷凍機800の状態を示す指標は、例えば弁開度などの測定値であってもよいし、成績係数(Coefficient Of Performance;COP)など複数の測定値から計算される値であってもよい。
また、診断部332は、機器診断データに基づいて、冷凍機800の状態の経時的変化を示す指標を求め、当該指標に基づいて診断結果を生成する。
ここで、冷凍機800の状態の経時的変化を示す指標は、例えば弁開度などの測定値の履歴であってもよいし、成績係数(Coefficient Of Performance;COP)など複数の測定値から計算される値の履歴であってもよい。
また、診断部332は、機器診断データに基づいて、冷凍機800の状態を予測し、当該予測に基づいて診断結果を生成する。例えば、診断部332は、圧縮機の運転時間から余寿命を判定し、メンテナンス時期のアドバイスを含む診断結果を生成するなど、冷凍機800の運転履歴に基づいて冷凍機800の状態を予測して、診断結果を生成する。
図2は、診断対象機器の一例である冷凍機800の概略構成例を示す構成図である。同図において、冷凍機800は、第1段圧縮機810と、第2段圧縮機820と、凝縮器830と、高段膨張弁840と、中間冷却器850と、低段膨張弁860と、蒸発器870と、ホットガスバイパス(Hot Gas Bypass;HGBP)弁880とを具備する。第1段圧縮機810は、第1段ベーン(第1段入口案内翼(Inlet Guide Vane))811を具備する。第2段圧縮機820は、第2段ベーン(第2段入口案内翼)821を具備する。
冷凍機800は、2段圧縮2段膨張の冷凍サイクルにて冷媒を冷却し、冷却された冷媒にて冷水を冷却する。
第1段圧縮機810と第2段圧縮機820とは、いずれも遠心式の圧縮機であり、ガス冷媒(気体状態の冷媒)を圧縮する。第1段圧縮機810は、蒸発器870からのガス冷媒を圧縮して第2段圧縮機820へと送出する。ここで、第1段ベーン811は、第1段圧縮機810へのガス冷媒の入口流量を調節する。
第2段圧縮機820は、第1段圧縮機810からのガス冷媒を、中間冷却器850からのガス冷媒と共に圧縮して凝縮器830へと送出する。ここで、第2段ベーン821は、第2段圧縮機820へのガス冷媒の入口流量を調節する。
第1段ベーン811および第2段ベーン821がガス冷媒流量を調節することで、冷凍機800の容量制御を行うことができる。
凝縮器830は、ターボ圧縮機911によって圧縮された高温高圧のガス冷媒を凝縮して液化させる。より具体的には、凝縮器830には冷却伝熱管が挿通されており、管内を流れる冷却水により冷媒を冷却して液化させる。冷却伝熱管を流れる冷却水は、冷媒を冷却した後、冷却塔において外部へと排熱され、再び冷却伝熱管を流れる。
高段膨張弁840および低段膨張弁860は、凝縮器830からの液冷媒(液体状態の冷媒)を膨張させる。
中間冷却器850は、高段膨張弁840において膨張させられた液冷媒を冷却する。より具体的には、中間冷却器850において液冷媒の一部が気化し、残りの液冷媒は、気化熱を吸熱されることで冷却される。中間冷却器850にて気化した冷媒(ガス冷媒)は、第1段ベーン811からのガス冷媒とともに第2段ベーン821に流入する。一方、中間冷却器850にて冷却された液冷媒は、低段膨張弁860に流入して膨張された後、蒸発器870に流入する。
蒸発器870は、低段膨張弁860からの液冷媒を蒸発させる。ここで、蒸発器870には冷水伝熱管が挿通されており、管内を流れる冷水は、冷媒が蒸発する際に気化熱を吸熱されることにより冷却される。
このようにして、冷凍機800は冷水を冷却する。
また、凝縮器830の気相部と蒸発器870の気相部との間にバイパス管が設けられており、ガス冷媒がバイパスされる。ホットガスバイパス弁880は、このバイパス管に設けられており、バイパス管内を流れるガス冷媒の流量(ホットガスバイパス流量)を調節する。ホットガスバイパス弁880がホットガスバイパス流量を調整することにより、第1段ベーン811および第2段ベーン821による容量制御よりも詳細な容量制御を行える。
次に、図3を参照して、診断装置300が行う診断の例について説明する。
図3は、診断装置300が冷凍機800に対する診断を行う際の判定基準の例を示す説明図である。同図に示すように、記憶部320は、冷凍機800に生じる現象と、当該現象が生じる要因(障害要因)と、判定項目の種別(診断装置300が自動判定を行うか、あるいは、判定基準をアドバイスするかの区別)と、判定基準とを対応付けて予め(診断装置300が診断を行う前に)記憶しておく。
ここで、記憶部320は、「蒸発器圧力低下(トリップ)」のように、警報の対象となる現象と、「定格能力が出ない」といった、必ずしも警報の対象とはならない現象とのいずれについても、判定基準を記憶している。
なお、診断システム1が複数種類の機器を診断対象機器としている場合、記憶部320は、機器の種類毎に判定基準を記憶しておく。例えば、診断システム1が、冷凍機とガスタービンとを診断対象機器としている場合、記憶部320は、冷凍機およびガスタービンそれぞれについて、判定基準を予め記憶しておく。あるいは、診断システム1が、互いに型式の異なる冷凍機を診断対象機器としている場合、記憶部320は、冷凍機の型式毎に、判定基準を予め記憶しておく。
診断部332は、この判定基準に基づいて、冷凍機800に対する診断を行う。
例えば、冷凍機800が蒸発器圧力低下によってトリップし、通信部310が診断依頼を受信した場合、診断部332は、診断依頼から現象を読み出し、読み出した現象に応じて、「蒸発器圧力低下(冷凍機トリップ)」に対応付けられている各判定基準を、要因および種別と共に読み出す。
そして、診断部332は、読み出した判定基準のうち、種別が「判定」となっているものについて順に、良(判定基準を満たす)否(判定基準を満たさない)を判定する。具体的には、診断部332は、まず、行L11に示される判定基準に基づいて、通信部310が受信した診断依頼に含まれる状態データから、あるいは、記憶部320の記憶する機器診断データから、トリップ前のある時点における蒸気飽和温度と冷水出口温度とを読み出し、蒸気飽和温度と冷水出口温度との差が閾値温度差以下か否かを判定する。すなわち、冷媒量が不足すると蒸発器において冷媒と冷水との熱交換が充分に行われず、蒸気飽和温度と冷水出口温度との差が開くことが考えられ、診断部332は、かかる温度差の開きの有無を判定する。
温度差が閾値温度差よりも大きいと判定した場合、診断部332は、冷媒量不足が原因と考えられる旨と、判定基準と、判定に用いた蒸気飽和温度および冷水出口温度とを含むアドバイスを生成し、通信部310およびネットワーク900を介して端末装置200に送信する。
なお、診断部332が、要因を解消するための保守サービス情報を、アドバイスに加えて端末装置200に送信するようにしてもよい。診断部332が保守サービス状況を送信することで、冷凍機800の管理者(例えば、冷凍機800の保守作業員または運転員など)は、より迅速に保守サービスを受けて運転を再開することができる。また、保守サービス提供者にとっても、新たな業務を獲得することができる。
なお、当該保守サービス情報は、例えば、記憶部320が、要因に対応付けて予め記憶しておく。
一方、蒸気飽和温度と冷水出口温度との差が閾値温度差以下であると判定した場合、診断部332は、行L21に示される判定基準に基づいて、通信部310が受信した診断依頼に含まれる状態データから、あるいは、記憶部320の記憶する機器診断データから、トリップ前のある時点における中間冷却器850の液レベルを読み出し、当該液レベルが設定値から閾値範囲内にあるか否かを判定する。すなわち、高段膨張弁840や低段膨張弁860を閉め過ぎると、蒸発器870における圧力が低下することが考えられ、診断部332は、これら膨張弁の制御状況を、中間冷却器850の液レベルにて判定する。
液レベルが閾値範囲を外れていると判定した場合、診断部332は、膨張弁制御不良が原因と考えられる旨と、判定基準と、判定に用いた液レベルとを含むアドバイスを生成し、通信部310およびネットワーク900を介して端末装置200に送信する。
このように、診断部332は、種別が「判定」となっている判定基準について順に判定を行い、満足されない判定基準を検出すると、当該判定基準に基づいてアドバイスを生成する。
一方、診断依頼の現象に対応する判定基準のうち、種別が「判定」となっているもの全てを満足すると判定した場合、診断部332は、当該現象に対応する判定基準のうち、種別が「アドバイス」となっているものに基づいてアドバイスを生成し、通信部310およびネットワーク900を介して端末装置200に送信する。例えば、診断部332は、定格負荷にて、蒸発器サイドグラスから冷媒液面が見えるか否かを確認して、冷媒量不足か否かを判定するよう推奨するコメントを、行L12に示される判定基準に基づいてアドバイスに含める。また、診断部332は、定格負荷にて、蒸発器サイドグラスから冷媒液面が見えるか否かや、凝縮器液溜めサイトグラスから気泡が多少見えるか否かを確認して、膨張弁制御不良の有無を判定するよう推奨するコメントを、行L22およびL23に示される判定基準に基づいてアドバイスに含める。
診断部332が、このように要因や判定基準を示唆するアドバイスを送信することで、冷凍機800の管理者は、より迅速に要因を検出して運転を再開し得る。
次に、図4および図5を参照して、診断システム1の動作について説明する。
図4は、診断システム1が診断を行う処理手順の例を示すシーケンス図である。同図の処理において、記録媒体100は、冷凍機800の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を、冷凍機800から取得して記憶(格納)する(シーケンスS101)。
例えば、記録媒体100は、冷凍機800の管理者によって冷凍機800の制御装置のUSBポートに接続される。そして、冷凍機800の制御装置は、冷凍機800の管理者の操作に従って、冷凍機800の運転データや状態データを記録媒体100に書き込む。
ここで、冷凍機800の制御装置が冷凍機800に書き込む運転データや状態データは、瞬時データ(例えば、1回のサンプリングで得られるデータ)であってもよいし、ある時間における履歴データ(例えば、複数回のサンプリングで得られる各データ)であってもよい。例えば、冷凍機800の制御装置が、記録装置を具備して、冷凍機800の運転データや状態データを定期的に保管しておき(記録装置に書き込んでおき)、冷凍機800の管理者の操作に従って、定期的に保管しておいたデータを記録媒体100に書き込む。
次に、記録媒体100は、シーケンスS101において記憶したデータ(冷凍機800の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方)を、端末装置200に出力する(シーケンスS102)。
例えば、記録媒体100は、冷凍機800の管理者によって端末装置200のUSBポートに接続される。そして、端末装置200は、冷凍機800の管理者の操作に従って、冷凍機800の運転データや状態データを記録媒体100から読み出し、端末装置200自らの具備する記憶デバイス(例えば内蔵ハードディスク装置)に記憶(格納)することもできる。
また、端末装置200の記憶デバイスとして利用することもできる。
次に、端末装置200は、シーケンスS102において取得した、冷凍機800の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を含む診断依頼を、ネットワーク900を介して診断装置300に送信し、通信部310が当該診断依頼を受信してデータ管理部331と診断部332とに出力する(シーケンスS103)。
例えば、端末装置200は、冷凍機800の管理者の操作に従って、予め記憶する診断依頼のフォーマットを読み出し、シーケンスS102において取得した冷凍機800の運転データや状態データを、当該フォーマットに挿入することで診断依頼を生成する。そして、端末装置200は、冷凍機800の管理者の操作に従って、診断依頼を送信する。
次に、データ管理部331は、シーケンスS103において通信部310から取得した、運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を、機器診断データの一部として記憶部320に記憶させる(シーケンスS104)。
また、データ管理部331は、記憶部320の記憶している機器診断データを読み出し、診断部332に出力する(シーケンスS105)。例えば、データ管理部331は、機器診断データとして、診断依頼を受けている機器の運転データや状態データの履歴や、当該機器に適用可能な判定基準を、機器診断データとして読み出す。
次に、診断部332は、シーケンスS103において通信部310から取得した診断依頼と、シーケンスS105においてデータ管理部331から取得した機器診断データとに基づいて、冷凍機800の診断を実行する。
ここで、診断部332が行う診断は、様々なものとすることができる。
例えば、診断部332が、障害要因に加えて障害解消のためのアドバイスを含む診断結果を生成することで、冷凍機800の管理者は、当該アドバイスを参照して、より迅速かつ確実に障害を解消し得る。
また、診断装置300が提供するサービスにレベルを設けるようにしてもよい。例えば、冷凍機800の管理者は、事前契約無しに(スポットで)サービスを受けることもできるが、事前に契約しておくこともできるようにする。そして、診断装置300が、契約内容に応じたサービスを提供するようにする。
そのために、例えば、記録媒体100が、冷凍機800の識別情報(例えば、冷凍機800の製造番号などの機械番号)を予め記憶しておく。そして、記録媒体100が端末装置200のUSBポートに接続された状態において、診断装置300(例えば診断部332)は、当該識別情報を用いて認証を行う。
そして、診断装置300は、認証に成功すると、診断対象機器毎または顧客毎に管理しているサービス契約情報を読み出し、契約に応じたサービスを提供する。
また、診断装置300は、冷凍機800の機械番号を用いて認証を行う際、冷凍機800がサービス提供対象の機器(例えば、診断サービスを提供しているメーカ自らが製造した機器か否か)を判定することができる。
さらに、診断装置300が、現在の契約状況で提供されるサービスの説明または制約情報や、サービス契約のアップグレード情報(例えば、各レベルの契約において提供されるサービスの内容および契約金額の情報)を提供するようにしてもよい。
また、診断装置300が、ユーザIDを発行し、このユーザIDを用いて認証を行うようにしてもよい。さらに、診断装置300が、契約締結に際してユーザ情報(顧客情報)や、機器情報(診断対象機器の情報)を取得し、ユーザIDと対応付けるなどして、診断対象機器毎または顧客毎に、ユーザ情報や、機器情報、さらには、診断対象機器の履歴情報を記憶し管理するようにしてもよい。
診断装置300は、ユーザ情報や、機器情報や、履歴情報を記憶しておくことで、より適切なサービス提供や、より幅広いサービス提供を行うことができる。
例えば、冷凍機800の診断を行う際、機器の構成によって診断の仕方が異なることが考えられる。そこで、診断装置300(記憶部320)が、機器情報として冷凍機800の機器構成情報を記憶しておくことで、より正確な診断を行うことができる。
また、診断部332が、ある時点における冷凍機800の状態を示す指標を求め、当該指標に基づいて診断を行うようにしてもよい。例えば、診断部332は、端末装置200から得られたデータや記憶部320から読み出されたデータに基づいて、冷凍サイクル計算をベースとした冷凍機800の機器計画COP(計算COP)と、冷凍機800における実測値から得られる実機のCOP(実COP)とを求める。そして、診断部332は、計算COPと実COPとの間に所定の閾値以上の差異がある場合は、調整が必要な旨を示す診断結果を生成し、通信部310およびネットワーク900を介して端末装置200に送信する。
また、記憶部320が、冷凍機800の過去の履歴データ(例えば機器診断データの一部)を記憶しておき、診断部332が、当該履歴データを参照して、実COPを計算COPに近づけるための運転アドバイス(ベーン開度変更、膨張弁開度変更など)を診断結果に含めるようにしてもよい。例えば、診断部332は、過去の計算COPおよび実COPと、その時の運転データとを診断結果に含めて、端末装置200に表示させる。
これにより、冷凍機800の管理者は、当該診断結果を参照して、より効率よく冷凍機800を稼動させ得る。
また、診断部332が、得られた計算COPや実COPを端末装置200に送信して表示させるようにしてもよい。これにより、冷凍機800の管理者は、冷凍機800の状況を、より確実に把握し得る。
また、診断部332が、診断に不適切な運転条件のデータを診断対象から除外するようにしてもよい。例えば、冷凍機800が、起動中など過渡的な動きをしている状態のデータは、冷凍機800の運転効率の評価など、ある程度安定した状態で行うべき診断にはそぐわない。そこで、診断部332は、かかる時間帯のデータを除外して診断を行う。
これにより、診断部332は、より正確に診断を行うことができる。
また、診断部332が、冷凍機800の状態の経時的変化を示す指標を求め、当該指標に基づいて診断を行うようにしてもよい。例えば、診断部332は、冷凍機800における実測値ないし算出値と、その目標値との差が徐々に大きくなっていることを検出すると、検出した変化に応じたアドバイス(例えば経年劣化が疑われる箇所の情報)を診断結果に含める。
また、繰り返し同一事象が発生しているにもかかわらず、メンテナンスが行われていない場合、診断部332が、機械に紐付いたサービス店、または地域サービス店のサービスマンへの連絡(例えばメール転送)を行うようにしてもよい。サービスマンは、かかる連絡に従ってメンテナンスを提供することができるほか、顧客満足度(Customer Satisfaction;CS)向上につなげることができる。
また、診断部332が、冷凍機800の状態変化の傾向(例えば、実測値ないし算出値と、その目標値との差の拡大)を検出することで、傾向として現れる継続的な変化と、一時的な変化とを区別することができる。これにより、診断部332は、継続的な変化については警告を発し、一時的な変化については様子を見るなど、より適切な対応を取ることができる。
また、診断装置300(診断部332)が、機器診断データに基づいて、冷凍機800の状態を予測し、当該予測に基づいて診断を行うようにしてもよい。例えば、診断部332は、端末装置200から得られた冷凍機800の状態データと、記憶部320から読み出された履歴データ(例えば機器診断データの一部)とを対比して、今後の運転性能低下傾向を予測し、次回の部品交換タイミングをアナウンスする。さらに、診断部332が、現在のランニングコストや、今後の性能低下を想定した場合のランニングコストや、部品交換した場合のランニングコストを算出して提示(診断結果に含めて端末装置200に表示させる)ようにしてもよい。
このように、診断部332が、部品交換タイミングをアナウンスすることで、冷凍機800の管理者は、適切なタイミングで部品交換を行うことができる。また、顧客(例えば、冷凍機800の管理者)や、冷凍機800のメーカは、部品交換のタイミングを予め想定することができ、工事(メンテナンス)の計画を立て易くなる。
また、診断部332が、部品交換により大幅なコスト改善が図られた(例えば、他の診断対象機器における)事例を提示するようにしてもよい。
また、記憶部320が、履歴データ(機器診断データの一部)として運転時間情報を記憶しておき、診断部332が、当該運転時間情報に基づいて診断を行うようにしてもよい。例えば、診断部332は、ベアリングの運転時間にもとづいて余寿命を算出し、得られた余寿命に基づいてメンテナンスのタイミングをアドバイスする。
また、契約条件によっては(例えば、契約のグレードが高い場合)、記録媒体100が端末装置200のUSBポートに接続されたことを検出すると、診断部332が、省エネ診断を自動で実施するようにしてもよい。一方、契約条件の低いものについては、契約のアップグレードを行うか否かを問い合わせるようにしてもよい。
ステップS106の後、診断部332は、診断結果を通信部310に出力し、通信部310は、当該診断結果を、ネットワーク900を介して端末装置200に送信する(シーケンスS107)。
そして、端末装置200は、当該診断結果を表示する(シーケンスS108)。冷凍機800の管理者は、この診断結果を参照して、より適切に対処することができる。
その後、同図の処理を終了する。
なお、端末装置200が、診断依頼とは別に、あるいは診断依頼に加えて、冷凍機800の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を診断装置300に送信するようにしてもよい。
図5は、端末装置200が、診断依頼とは別に、あるいは診断依頼に加えて、冷凍機800の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を診断装置300に送信する際の処理手順の例を示すシーケンス図である。例えば、冷凍機800の管理者は、診断装置300の運営者と予め診断サービス契約を締結しておき、当該診断サービス契約に従って、冷凍機800のデータを予め(診断依頼を行う前に)診断装置300に送信しておく。
図5において、シーケンスS201およびS202は、図4のシーケンスS101およびS102と同様である。だだし、シーケンスS201およびS202における処理は、診断依頼時以外のタイミングで行われる。
シーケンスS202の後、端末装置200は、シーケンスS202において取得した、冷凍機800の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を含む登録依頼を、ネットワーク900を介して診断装置300に送信し、通信部310が当該登録依頼を受信してデータ管理部331に出力する(シーケンスS203)。
例えば、端末装置200は、冷凍機800の管理者の操作に従って、予め記憶する登録依頼のフォーマットを読み出し、シーケンスS202において取得した冷凍機800の運転データや状態データを、当該フォーマットに挿入することで登録依頼を生成する。そして、端末装置200は、冷凍機800の管理者の操作に従って、登録依頼を送信する。
次に、データ管理部331は、シーケンスS203において通信部310から取得した、運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を、機器診断データの一部として記憶部320に記憶させる(シーケンスS204)。これにより、記憶部320は、当該データを機器診断データの一部として記憶する。
その後、同図の処理を終了する。
以上のように、端末装置200は、診断対象機器(本実施形態では冷凍機800)の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を記録媒体100から取得して診断装置300に送信する。そして、診断装置300(診断部332)は、端末装置200から取得したデータを用いて冷凍機800の診断を行う。
従って、診断システム1は、ネットワーク900に接続されていない設備(本実施形態では冷凍機800)に対しても診断を行うことができる。
また、端末装置200が、ネットワーク900を介して診断装置300にデータを送信することで、診断装置300は、遠隔地に位置する冷凍機800に対してトラブル対応支援を行うことができる。従って、例えば、冷凍機800の管理者は、遠隔地から冷凍機800のメーカによるトラブル対応支援を受けることができる。
このように、冷凍機800をネットワーク900に接続するためのコンピュータ環境を用意する必要が無く、当該コンピュータ環境の設置コストや運用コストを削減することができる。
また、診断装置300(診断部332)は、冷凍機800のデータを用いて自動診断を行うので、診断に際して人的負荷が生じない。
また、診断部332は、機器診断データ、または、運転データもしくは状態データのうち、少なくともいずれか一つに基づいて、ある時点における冷凍機800の状態を示す指標を求め、当該指標に基づいて診断結果を生成する。
診断部332は、障害発生時、あるいは、障害発生前の冷凍機800動作時における、冷凍機800の状態を示す指標に基づいて診断結果を生成することで、障害要因や対応策を適切に反映した診断結果を生成することができる。従って、冷凍機800の管理者は、当該診断結果を参照して、より迅速に障害を解消し得る。
また、診断部332は、機器診断データに基づいて、冷凍機800の状態の経時的変化を示す指標を求め、当該指標に基づいて診断結果を生成する。
診断部332は、冷凍機800の状態の経時的変化を示す指標に基づいて診断結果を生成することで、例えば冷凍機800における実際値(例えば実機COPなど)が目標値(例えばCOP計画値)から乖離しつつあるといった、冷凍機800の状態変化の傾向を検出し、当該傾向に応じた診断結果を生成することができる。従って、冷凍機800の管理者は、当該診断結果を参照して、検出された状態変化の傾向が障害の程度に達する前に対策を講じることができる。
また、診断部332は、機器診断データに基づいて、冷凍機800の状態を予測し、当該予測に基づいて診断結果を生成する。従って、冷凍機800の管理者は、当該診断結果を参照して、予測される障害を未然に回避し得る。
なお、端末装置200や診断装置300の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 診断システム
100 記録媒体
200 端末装置
300 診断装置
310 通信部
320 記憶部
330 処理部
331 データ管理部
332 診断部
800 冷凍機
900 ネットワーク

Claims (5)

  1. 診断対象機器の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方が格納された記録媒体と、
    前記記録媒体を接続可能な端末装置と、
    ネットワークを介して前記端末装置と通信可能な診断装置と、
    を具備し、
    前記診断装置は、
    前記診断対象機器の診断に供される機器診断データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部から読み出された前記機器診断データと、前記ネットワークを介して取得した前記運転データまたは前記状態データのうち少なくともいずれか一方とに基づいて、前記診断対象機器の診断を行う診断部と、
    前記診断部による診断結果を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する送信部と、
    を具備することを特徴とする診断システム。
  2. 前記診断部は、前記機器診断データ、または、前記運転データもしくは前記状態データのうち、少なくともいずれか一つに基づいて、ある時点における前記診断対象機器の状態を示す指標を求め、当該指標に基づいて前記診断結果を生成することを特徴とする請求項1に記載の診断システム。
  3. 前記診断部は、前記機器診断データに基づいて、前記診断対象機器の状態の経時的変化を示す指標を求め、当該指標に基づいて前記診断結果を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の診断システム。
  4. 前記診断部は、前記機器診断データに基づいて、前記診断対象機器の状態を予測し、当該予測に基づいて前記診断結果を生成することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の診断システム。
  5. ネットワークに接続された端末装置と診断装置とを具備する診断システムの診断方法であって、
    前記端末装置が、診断対象機器の運転データまたは状態データのうち少なくともいずれか一方を記憶媒体から読み出し、ネットワークを介して前記診断装置に送信するデータ送信ステップと、
    前記診断装置が、前記診断対象機器の診断に供される機器診断データを記憶部から読み出す機器診断データ取得ステップと、
    前記診断装置が、前記記憶部から読み出された前記機器診断データと、前記ネットワークを介して取得した前記運転データまたは前記状態データのうち少なくともいずれか一方とに基づいて、前記診断対象機器の診断を行う診断ステップと、
    前記診断装置が、前記診断ステップにおける診断結果を、前記ネットワークを介して前記端末装置に送信する診断結果送信ステップと、
    を具備することを特徴とする診断方法。
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