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JP2012243144A - 情報処理装置および制御方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置および制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 XPSプリンタドライバにおいて、Document形式のインタフェースを採用したフィルターによってパートに分解された印刷データを、XPSドキュメントを再構成し、プレビューに利用する方法が存在する。その際、ページ数が多いなど、パートの数が多くなる印刷データではプレビュー用のドキュメントの生成に時間がかかるという問題があった。
【解決手段】 印刷データに相当する本表示用ドキュメントと併せて、限られたページで構成された仮表示用ドキュメント生成し、本表示用ドキュメントの生成が完了するまでの間表示を行うことで一部ページが表示されるまでの時間を短縮する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、例えば印刷処理を行う前に、印刷イメージをユーザーが認識可能に表示する、いわゆるプレビュー機能等を有する印刷システムに関する。
オペレーティングシステム(OS)としてMicrosoft社のWindows(登録商標)を搭載した計算機を用いた印刷システムにおいて、アプリケーションプログラム等で生成された印刷データは、OS標準のデータ形式でスプールファイルに格納される。OSは印刷データを印刷するためにプリンタドライバを呼び出す。そしてプリンタドライバが、スプールファイルに格納された印刷データを読み取り、画像生成処理部により印刷イメージを作成し、さらにプリンタが解釈可能な印刷コマンドに変換する。印刷コマンドはプリンタに送信され、プリンタは印刷コマンドを解釈し、記録媒体に像を形成することで印刷処理が実行される。
この印刷システムにおいてプレビュー機能を提供するために、プリンタドライバは印刷処理を開始した時に、印刷イメージを表示するプレビューアを実行する。そして画像生成部はプレビュー用の印刷イメージを作成し、プレビューアは当該プレビュー用の印刷イメージを表示することが一般的であった。このプレビュー機能において、画像生成が完了したページから表示を行うことで、プレビュー表示の速度を向上する技術が存在する。(特許文献1)
また、近年ではスプールファイルに格納されるデータ形式として従来のEMF形式(Enhanced Meta File)ではなくXPS形式(XML Paper Specification)が用いられる印刷システムが登場してきた。この印刷スシステムでは、プリンタドライバもXPSドキュメントを扱うXPSプリンタドライバが用いられる。XPSはMicrosoft社が開発したオープン規格の電子文書フォーマットであり、オペレーティングシステム(OS)による表示手段が提供されている。従来の印刷プレビューは、印刷データをイメージに変換して表示を行っていた。しかし、XPSプリンタドライバのプレビューでは、OSによる表示手段を利用することで、従来の印刷データをイメージに変換してプレビュー表示を行っていたものが、印刷データであるXPSドキュメントをイメージに変換することなく表示することが可能となる。
特開2003−177905号公報
XPSプリンタドライバは、印刷データであるXPSドキュメントをそのままプレビューに用いる場合、印刷用に処理している印刷データをプレビュー用に出力する。しかしながら、XPSプリンタドライバを構成するフィルター(説明は後述する)では、XPSドキュメントをパートに分解して受け取るインタフェースが存在する。そのインタフェースを使用した場合、扱われるデータはXPSドキュメントを構成する個々のパートとなるためXPSとしての形を成していないため、パートからプレビュー用のXPSドキュメントを作成する必要がある。パートから印刷データに相当するプレビュー用XPSドキュメントを作成するには、XPSドキュメントを構成する全てのパートが必要となる。しかし、ページ数の多いドキュメントなどでは、フィルターが全てのパートを取得するのに時間がかかる。そのため、プレビュー用ドキュメント(本願では、本表示用ドキュメントともいう)を作成するまでに時間がかかり、プレビューアでプレビュー表示を行うまでに時間がかかってしまう。そこで、本発明は印刷データを構成するパートを扱うプリンタドライバにおいて、ユーザーがプレビュー表示を確認できるまでの時間を短縮する方法を提供することを目的とする。
上述のような課題を解決するための本発明の情報処理装置は、全パートの印刷データから生成された本表示用ドキュメントを表示する情報処理装置において、前記全パートに満たないパートの印刷データに基づいて前記本表示用ドキュメントより先に表示される仮表示用ドキュメントを生成する仮表示用ドキュメント生成手段と、前記仮表示用ドキュメント生成手段によって生成された仮表示用ドキュメントを表示する表示手段と、前記本表示用ドキュメントを生成するための全パートの印刷データを取得した場合、前記取得された全パートの印刷データに基づいて本表示用ドキュメントを生成する本表示用ドキュメント生成手段と、前記本表示用ドキュメント生成手段によって前記本表示用ドキュメントが生成された場合、表示対象を前記仮表示用ドキュメントから前記本表示用ドキュメントに変更する変更手段を有することを特徴とする。
本発明により、プレビュー機能の高機能化を図ることが可能となる。
XPSの論理構造の概念図 本発明の実施形態に係わるプリンタドライバの一例を示すブロック図 XPSドライバのフィルターで利用可能なインタフェースを示す図 本発明の実施形態に係わるプレビュー用ドキュメント生成手段を示す図 本発明の実施形態に係わるプレビューウィンドウの一例を示す図 本発明の実施形態に係わるプレビューフィルター処理の一例を示す図 本発明の実施形態に係わるプレビュー制御モジュール処理の一例を示す図 本発明の実施形態に関わるホストコンピュータとプリンタのハードウェア構成図
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<実施形態1>
<ハードウェア構成図>
まず、本願の処理を実行する情報処理装置のハードウェア構成図について図8を用いて説明する。
図8において、3000はホストコンピュータであり、CPU1を備える。CPU1は、ROM3のプログラム用ROM3bあるいは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム(アプリケーションプログラム)等のプログラムに基づいて、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等の構成要素が混在した文書処理を実行する。更に、CPU1は、ホストコンピュータ本体2000内のシステムバス4に接続される各デバイスを総括的に制御する。
また、このROM3のプログラム用ROM3bあるいは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)等のプログラムも記憶している。また、ROM3のフォント用ROM3aあるいは外部メモリ11には、上記文書処理の際に使用するフォントデータ等のデータを記憶している。また、ROM3のデータ用ROM3cあるいは外部メモリ11には、上記文書処理等の各種処理を行う際に使用する各種データを記憶する。
2はRAMであり、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)9やポインティングデバイス(不図示)からのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)であり、CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。尚、CRTコントローラ6及びCRTディスプレイ10の代りに、LCDコントローラ及びLCDを用いても良い。
7はディスクコントローラ(DKC)であり、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。さらに、DKC7は、印刷制御コマンド生成プログラム(以下、プリンタドライバ)等の各種データを記憶する、ハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスも制御する。
8はプリンタコントローラ(PRTC)であり、所定の双方向性インタフェース21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。双方向性インタフェースの例には、USBインタフェース、IEEE1394インタフェース、無線LANインタフェース等がある。
尚、CPU1は、例えば、RAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行してGUIを提供することで、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、CRT10上のマウスカーソル(不図示)等で指示されたコマンドに基づいて、登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザーは、印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷方法の設定を行える。
プリンタ1500において、12はプリンタCPUであり、プリンタCPU12は、プリンタ制御部1000内のシステムバス15に接続される各デバイスを総括的に制御する。また、プリンタCPU12は、ROM13のプログラム用ROM13bあるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等のプログラムに基づいて、システムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。
また、このROM13のプログラム用ROM13bには、プリンタCPU12の制御プログラム等のプログラムを記憶している。また、ROM13のフォント用ROM13aには、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等のデータを記憶している。また、ハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14がないプリンタの場合には、ROM13のデータ用ROM13cには、ホストコンピュータ3000上で利用される情報等を記憶している。
プリンタCPU12は、入力部18を介してホストコンピュータ3000との通信処理が可能となっており、プリンタ1500内のステータス情報等の各種情報をホストコンピュータ3000に通知可能に構成されている。19はCPU12の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMである。このRAM19は、増設ポート(不図示)に接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。
尚、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスが制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等のデータを記憶する。また、1501は操作部であり、プリンタ1500に対する各種操作を実現するための操作パネルやスイッチ、LED表示器等が構成されている。
また、外部メモリ14は1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていても良い。さらに、NVRAM(不図示)を有し、操作部1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。なお、本願におけるプリンタは、印刷コマンドを受けて印刷できる装置であればよく、インクジェットプリンタでもレーザビームプリンタでも良い。
<XPSドキュメントの構成>
本文の理解を容易にするため、まずXPSについて簡単に説明する。XPSドキュメントはFixedDocumentSequence (以下FDS)をルートとするツリー構造になっている。FDSは複数のFixedDocument(以下FD)を持ち、FDは複数のFixedPage(以下FP)を持つ。FDSとFDとFPのそれぞれは、XPSパートと呼ばれることがある。FPはドキュメントのページの内容をXML形式で記述しており、実際に表示または印刷される内容を含んでいる。FPのページ内容で使用されるフォントや画像等の資源は複数のFPで共有することができる。また、FDSとFDとFPはそれぞれ印刷設定情報をPrintTicket(以下PT)で持つことができる。PTはXPSドキュメントを印刷する際の印刷設定情報をXML形式で記述したものである。
図1はXPSドキュメントの論理構造を示したブロック図の一例である。XPSドキュメント101の論理構造はFDS103がルートとなるツリー構造となっている。FDS103は子としてFD111とFD113を有する。FD111は子としてFP121とFP123を有する。FD113は子としてFP125を有する。印刷設定情報を記述したPTについては、FDS103がPT131を、FD111がPT133を、FP121がPT135を、FD113がPT137をそれぞれ保持している。FP123とFP125はPTを保持していない。また、FP121とFP123がフォントや画像等の資源141を共有しており、FP125はフォントや画像等の資源143を利用している。ここで例えばFP121を印刷する際に使用するPTは、PT131とPT133とPT135をマージしたPTとなる。
<プリンタドライバの動作>
図2は、印刷システムをOSの印刷サポート機能とプリンタドライバを中心に概念的に表したブロック図である。XPSプリンタドライバは主にフィルター群219で構成される。ここでフィルターとは、一般的に入力されたデータをもとに、加工、変換、無変換、生成等の手段を介して、何らかのデータを出力する機能を有するプログラムのことを称する。
図2における印刷システムでは、アプリケーション201により作成された文書の各ページの印刷データは、OSの印刷サポート機能213を通じてXPSスプールファイル217に一時的に蓄えられる。プリンタドライバのフィルター群219は、印刷データと、その印刷データに関する印刷設定情報に基づきプリンタが解釈可能な印刷コマンドを生成してプリンタ231に供給することにより、印刷が実行されるように構成されている。
ユーザインタフェースモジュール215は、一般に印刷に使用する用紙サイズや印刷方向、その他の属性を設定する機能を提供する。例えば、ユーザインタフェースモジュール215は、用紙サイズや印刷方法等の印刷設定情報を設定するための設定画面を表示する。同時に本発明におけるユーザインタフェースモジュール215は、プリンタ231による印刷動作を開始する前に印刷イメージを表示するプレビューを使用するか否かを設定する機能を有する。ユーザインタフェースモジュール215は、複数の印刷設定項目の設定値が格納された印刷設定情報をアプリケーション201に返却する。なお、ユーザインタフェースモジュール215は、プリンタドライバの設定画面を表示するためのモジュールである。
アプリケーション201は作成した任意の文書の印刷にあたり、OSの印刷サポート機能213に対して、印刷開始や印刷終了、ユーザインタフェースモジュール215から返却された印刷設定情報を通知したり、文書の各ページの描画開始や描画終了を通知する。OSの印刷サポート機能213は、アプリケーション201が描画した内容や印刷設定情報をXPSスプールファイル217に格納する。フィルター群219はスプールされた印刷データをデスプールする際にOSの印刷サポート機能から呼び出される。
プリンタドライバのフィルター群219は一つ以上のフィルターで構成されており、印刷時にXPSスプールファイルから印刷データを読込み、プリンタが解釈可能な印刷コマンドに変換してプリンタ231に供給し、印刷を行う機能を有する。本実施形態におけるフィルター群219は、レイアウト処理部であるレイアウトフィルター221と、プレビュー文書作成部であるプレビューフィルター223と、印刷コマンド変換部である印刷コマンドフィルター225で構成される。
レイアウトフィルター221はXPSスプールファイル217に格納されたXPSドキュメントの印刷データを入力し、印刷設定情報に基づきページのレイアウト処理を行い、レイアウト済みのXPSドキュメントの印刷データを出力する。本実施例におけるレイアウト処理とは例えば複数のページを一つの用紙面に印刷する割り付け印刷や、一つのページを複数の用紙面に印刷するポスター印刷等を含む。
プレビューフィルター223は、レイアウトフィルター221から出力されたXPSドキュメントの印刷データを入力し、印刷設定情報に基づきユーザーにプレビュー機能を提供する。
印刷コマンドフィルター225はプレビューフィルター223から出力されたXPSドキュメントの印刷データを入力し、印刷設定情報に従い、XPSドキュメントをプリンタが解釈可能な印刷コマンドに変換し出力する。印刷コマンドフィルター225が入力のXPSドキュメントを一度イメージデータに変換する場合、印刷コマンドフィルター225は一般的にレンダーフィルターと呼ばれる。レンダーフィルターはインクジェットプリンタに代表される廉価なラスタープリンタ用のプリンタドライバにおいて多く見られる。印刷コマンドフィルター225がレンダーフィルターとして動作する場合は、入力のXPSドキュメントを一度イメージデータに変換する。その後、印刷コマンドフィルター225は、色空間の変換や二値化等の画像処理の過程を経て、ラスタープリンタが解釈可能な印刷コマンドに変換する。尚、ページプリンタに代表される高機能なプリンタにおいて、プリンタが解釈できる印刷コマンドの種類にXPSが含まれるならば、印刷コマンドフィルター225は入力のXPSドキュメントを編集しXPSドキュメントを出力する。印刷コマンドフィルター225にてXPSドキュメントを処理する必要がなければ、入力のXPSドキュメントをそのまま出力するか、印刷コマンドフィルター225はプリンタドライバの構成に含まれなくても良いことは言うまでもない。
出力デバイスであるプリンタ231は、印刷コマンドフィルター225で生成された印刷 コマンドを解釈し、可視画像を印刷用紙に対して形成する機能を持つ。図2における印刷結果の例241は、レイアウトフィルター221が2−upの処理を行った場合を示している。
<フィルターと入出力インタフェース>
前述したように、XPSドライバはそれぞれに任意の機能を有したフィルターによって構成される。フィルター間でデータの受け渡しを行うインタフェースには、Stream形式とDocument形式の2種類が存在する。
Stream形式のインタフェースでは、印刷データはそのままバイトストリームとして扱われる。また、XPS以外のデータもバイトストリームとして扱うことも可能である。
Document形式のインタフェースでは、印刷データであるXPSドキュメントがXPSパート単位で扱われる。ここでいうXPSパートとはFDS、FD、FPとそれらに付随するPTや、画像、フォント等のリソースのことを指す。各フィルターは入力と出力それぞれに対して、どちらのインタフェースを利用するかが定められる。Stream形式入力として利用したフィルターに比べ、Document形式のインタフェースを利用したフィルターは、XPSドキュメントを解析してXPSパートを抽出する必要がない。そのため、Document形式のインタフェースを利用したフィルターは、FPの変更が必要なレイアウト処理などの処理を行うことが容易であると言える。
それぞれのインタフェースの動作について図3を用いて説明する。フィルター311は入出力インタフェースとしてDocument形式を、フィルター321は入出力インタフェースとしてStream形式を採用している。スプールファイルとして格納されているXPSドキュメント331はXPSパート333−339で構成されている。まずXPSドキュメント331はフィルター311に送られるが、フィルター311の入力インタフェース313はDocument形式なので、システム303でXPSパートに分解されて送られる。フィルター311は、受け取ったXPSパート333から339に対して必要に応じて編集処理を行い出力する。出力インタフェース315もDocument形式なので、出力されるデータはXPSパート333から339に対して編集処理を行ったXPSパート343から349となる。このXPSパート343から349のデータがフィルター321に送られるが、フィルター321の入力インタフェース323はStream形式なので、システム303でXPSパート343から349に基づくXPSドキュメント341に変換されて送られる。フィルター321ではXPSドキュメント341をバイトストリームとして受け取る。フィルター321はXPSドキュメント341を必要に応じて編集して出力する。出力インタフェース325もStream形式なので、出力されるデータはXPSドキュメント341に対して編集処理を行ったXPSドキュメント351となることが一般的である。また、Stream形式のインタフェースはXPSドキュメント以外のデータも扱えるので、XPSドキュメント341を加工して得られるデータ、例えばプリンタが解釈可能な印刷コマンドなどに変換されて送信されることも考えられる。
<プレビュー用ドキュメント生成>
Document形式の入力インタフェースを用いたプレビューフィルター223は、入力インタフェースで取得したデータがパートに分けられているため、パートからプレビュー表示用XPSドキュメントを生成する必要がある。しかし、印刷データと同様のXPSドキュメントを作成するには全てのパートが揃うのを待つ必要がある。ページ数の多いドキュメントなどではパートの取得に時間がかかるため、プレビュー用XPSドキュメントが生成されるまでに多くの時間を要する。その結果、プレビュー制御モジュール203がプレビュー表示処理を実行するまでに多くの時間がかかってしまうことがあった。
そこで、本実施例では、プレビュー制御モジュール203が、全パートに満たないパートの印刷データに基づいての仮表示用ドキュメントを作成し、表示することで、先頭のページが表示されるまでの時間を短縮する。なお、本願では、全パートに満たないパートの印刷データとは、1枚目の用紙の表面を構成するページの印刷データとして説明する。図4に、プレビュー用ドキュメント生成手段の一例を示す。プレビューフィルター223は、取得したXPSのパートと、パートからXPSドキュメントを生成する際に必要な情報を一時ファイルとして保存する。尚、Documentインタフェースを用いたフィルターにおけるパートの取得は、FDS、FD、FPの順で行われる。例えば図1のXPSドキュメントでは、FDS103、FD111、FP121、FP123、FD113、FP125の順でパートが取得される。また、各パートで使用されている資源141、143は使用しているパートの取得後に取得可能である。
401〜409は一時ファイルとして保存するデータの一例である。ジョブの印刷設定情報401は印刷データ全体に係わる印刷設定情報を記述したものであり、仮表示用ドキュメントのページ数を特定するために用いられる。例えば、本願では仮表示用ドキュメントは、1枚目の用紙の表面に配置されるページで構成されることを想定している。そのため、割り付け印刷設定時の1枚の用紙の面に配置するページ数などによって、仮表示用ドキュメントのページ数は決定する。FD情報403はXPSにおけるFDのURIなどが記述されている。FD自体のデータはフィルターで取得することができないため、プレビュー用XPSドキュメントを生成する際にはFDを自身で生成する必要がある。FP情報405はXPSにおけるFPのURIや使用しているリソース情報、ページに関わる印刷設定情報などが記述されている。FP407はXPSを構成するFP自体のデータである。リソースデータ409はFPで使用されているリソースデータであり、イメージやフォントなどがこれに該当する。終了情報411はプレビューフィルター223からのパートの出力が終了したことを表し、プレビュー制御モジュールはこれをもって追加ページがないことを認識し、XPSドキュメント生成処理を終了する。尚、プレビューフィルター223から出力される一時ファイルの形式はこれに限定されるものではなく、XPSドキュメントの生成方法に応じて変更可能であることは言うまでもない。
プレビュー制御モジュール203は、プレビューフィルター223から出力される一時ファイルを用いてプレビュー用XPSドキュメントを生成する。まず、ジョブの印刷設定情報401に基づき、プレビュー制御モジュール203は仮表示用ドキュメントの構成に必要なページ数を決定する。また、プレビュー制御モジュール203は、仮表示用ドキュメント413と本表示用ドキュメント415を生成する。生成した仮表示用ドキュメント413と本表示用ドキュメント415は、この時点では空のデータである。次に、プレビュー制御モジュール203はFP情報405に基づきFP(ページデータ407)、及びリソースデータ409を仮表示用ドキュメント413と本表示用ドキュメント415に追加する。FP情報405、及びページ関連データ407〜409はプレビューフィルター223によって順次出力されるので、プレビュー制御モジュール203は一時ファイルとして保存されたものから追加を行っていく。仮表示用ドキュメントを生成するために必要なページ数が追加されたら、プレビュー制御モジュール203は、仮表示用ドキュメント413にFDS、及びFDを追加し、XPSドキュメントとしての形式を整える。プレビュー制御モジュール203は、この仮表示用ドキュメント413を本表示用ドキュメント415が完成するまで表示することで、本表示用ドキュメントが生成されるより早い段階でのプレビュー表示が可能となる。
その後、全てのパートの出力が終了し、本表示用ドキュメント415の生成が完了したら、プレビュー制御モジュール203は表示するドキュメントを仮表示用ドキュメント413から本表示用ドキュメント415に切り替える。ただし、ページ数が少なく、仮表示用ドキュメント413と本表示用ドキュメント415の生成されるタイミングに大きな差がない場合は、プレビュー制御モジュール203は、仮表示用ドキュメントの表示段階を設けず、本表示用ドキュメントを表示する。なお、詳細な説明は図7のS211−S215において後述する。
<プレビュー制御モジュールのプレビューウィンドウ>
図5に、本実施形態におけるプレビュー制御モジュールによって提供される表示画面(プレビューウィンドウ)の一例を示す。印刷プレビューウィンドウ501は、プレビュー画像や印刷データの印刷設定情報等を表示するための表示エリアと、ユーザーがプレビュー画像の表示方法等を変更するための入力手段を兼備している。
メニューバー503は、表示切り替え等プレビューアへの命令をユーザーから受け付けることができる。ドキュメントリスト505はプレビュー制御モジュールが処理可能な印刷データの一覧を表示する。ドキュメントリスト505で選択された印刷データが表示や印刷の対象となる。仮表示中のドキュメントは状態欄に「データ処理中」など、本表示用ドキュメント415が生成途中である旨が分かる情報が表示される。また、ページ数欄にはドキュメントのページ数が表示される。仮表示中は並行して本表示用ドキュメントの作成を行っており、作成中の本表示用ドキュメントに追加されたFPの数に従ってページ数欄の表示を更新することで、ユーザーに本表示用ドキュメントの作成状況を通知することができる。プレビュー表示領域507は、プレビュー用XPSドキュメントを利用し、印刷用紙と印刷用紙に形成されるべき可視象を印刷イメージとして表示する。なお、仮表示用ドキュメントのプレビュー画像も本表示用のプレビュー画像も表示領域507に表示される。ツールバー509はユーザー操作部を有し、表示ページの切り替えや表示サイズの変更を行うことが可能である。表示領域511はプレビュー機能を実行している印刷ドキュメントの印刷設定情報に関わる代表的な設定項目の設定値を表示する。図5においては現在プレビュー表示しているページの番号は第1ページであり、印刷設定情報で設定された部数は1部で設定されていた例を示している。ページ情報表示領域513は表示しているページの印刷設定情報に関わる代表的な設定項目の設定値を表示している。プレビュー制御モジュールでは、各設定値を表示するだけでなく、変更機能を提供することも可能である。印刷ボタン515は、ユーザーが押下することで、ドキュメントリスト505で選択されている印刷データの印刷が開始される。
<プレビューフィルター処理>
図6はプレビューフィルターの処理を示すフローチャートの一例である。尚、図6はプレビューを行うことが設定された場合に実行される処理であり、プレビューを行わない設定の場合は印刷データを次のフィルターに出力する処理が必要になる。また、本願のフローチャートの各ステップは、フローチャートに関連するプログラムをメモリから読みだしてCPUが実行することで実現される。
まず、S101では、プレビューフィルター223は、プレビュー制御モジュールを起動する。S103では、プレビューフィルター223は、ジョブ全体に係わる印刷設定情報を一時ファイルとして出力する。S105では、プレビューフィルター223は、XPSパートを取得する。S107では、プレビューフィルター223は、パートが取得できたかの判定を行い、取得できた場合にはS109に移る。S107で、プレビューフィルター223がパートを取得できなかった場合は全てのパートの処理が終了しているのでプレビューフィルター223の処理を終了する。S109では、プレビューフィルター223は、S105で取得したパートがFDかどうかの判定を行い、FDであればS121に移り、FDでない場合はS111に移る。なお、S109は、プレビューフィルター223がOSに対して取得されたパートの種類を問い合わせることで実現される。S121では、プレビューフィルター223は、プレビュー用XPSドキュメントを生成する上で必要なFDの情報を一時ファイルとして出力し、次のパートを取得するためにS105に移る。FD情報としては、XPS内におけるFDのURIなどが記載される。S111では、プレビューフィルター223は、取得したパートがFPかどうかの判定を行い、FPであればS131に移り、FPでない場合は次のパートを取得するためにS105に移る。なお、S111は、プレビューフィルター223がOSに対して取得されたパートの種類を問い合わせることで実現される。プレビューフィルター223は、取得したFPで使用されているリソースを一時ファイルとして出力し(S131)、取得したFP自身を一時ファイルとして出力する(S133)。S135では、プレビューフィルター223は、プレビュー用XPSドキュメントを生成する上で必要なFPの情報を一時ファイルとして出力する。FPの情報には、一時ファイルとして出力したFPとリソースの関係や、FPに係わる印刷設定情報(用紙サイズ等)が記述される。S105〜S133を繰り返し、全てのパートの処理が終了すると、S107でパートの取得ができなかったと判定され、プレビューフィルターの処理は終了する。
<プレビュー制御モジュール処理>
図7はプレビュー制御モジュールの処理を示すフローチャートの一例である。まず、S201では、プレビュー制御モジュール203は、ジョブの印刷設定情報401が一時ファイルとして存在しているかを判定する。一時ファイルとして存在する場合、プレビュー制御モジュールの処理はS203へ移り、存在しない場合はS201にてプレビューフィルターから印刷設定情報が出力されるまで待機する。S203では、プレビュー制御モジュール203は、ジョブの印刷設定情報に基づいて仮表示用ドキュメントを生成するために必要なページ数を算出し、S205へ移る。なお、本願では仮表示用ドキュメントは1枚目の表面を想定しているため、例えば、割り付け設定時に1枚の用紙の面に配置されるページの数を採用する方法などが考えられるが、それに限ったものではない。例えば、1つのページを複数の用紙に分割して印刷するポスター印刷では、1つのページを表すのに必要なページ数(2分割であれば2ページ)を採用することが考えられる。また、本願では、仮表示用ドキュメントは1枚目の表面を想定しているがそれに限る必要はなく、例えば、仮表示用ドキュメントは1枚目の用紙を想定しても良い。その場合、プレビュー制御モジュール203は、両面印刷の有無も考慮し、1枚目の用紙に配置されるページ数を算出する。それ以外にも、複数の用紙に配置されるページ数や、1枚の用紙の一部に配置されるページ数を採用するなど、自由に設定することが可能である。
S205では、プレビュー制御モジュール203は、仮表示用ドキュメント413と本表示用ドキュメント415の2つのXPSドキュメントのベースを作成し、S207へ移る。このS205において作成されたデータはXPSの形式を成してはおらず、必要なパートを全て追加した時点で表示が可能なXPSドキュメントとなる。
S207において、プレビュー制御モジュール203は、FP情報405が一時ファイルとして存在しているかを判定し、存在する場合にはS209へ移り、存在しない場合はS231へ移る。S231において、プレビュー制御モジュール203は、プレビューフィルターから全てのパートの出力が終了しているかを判定し、終了している場合はS233へ移る。一方、終了していない場合は未処理のページが残っている可能性があるため、プレビュー制御モジュール203の処理はS207へ戻りFP情報を待つ。S209では、プレビュー制御モジュール203は、S205で作成した仮表示用と本表示用のXPSドキュメントの2つのベースに対してFPと、そのページで使用されているリソースを追加し、S211へ移る。ただし、仮表示用ドキュメントの作成が終了している、もしくは中止されている場合は本表示用ドキュメントにのみページの追加を行う。S211では、プレビュー制御モジュール203は、仮表示用ドキュメントが作成中かの判定を行い、作成中の場合はS213に移り、作成が終了している、もしくは中止されている場合はS207に移り、次のページの処理を行う。なお、S211は、具体的にはS215またはS225が既に実行されているか否かによって判定される。例えば、既にS225が実行されているのであれば、プレビュー制御モジュール203は、S211において仮ドキュメントの生成が終わっていると判定しNoへと処理を進める。S213では、プレビュー制御モジュール203は、プレビューフィルターから全パートの出力が終了しているかを判定し、終了している場合はS215に移り、まだ出力途中の場合S221に移る。S213の判定については、プレビューフィルターがパートの出力を終了した後に終了情報411を出力する。そして、プレビュー制御モジュール203は終了情報411が存在していたらパートの出力は終了していると判定する方法など考えられるが、それに限られるものではない。仮表示用ドキュメント生成前にパートが全て揃っている場合、仮表示用ドキュメントと本表示用ドキュメントの完成するタイミングに大きな差がないため、S215では仮表示用ドキュメントの作成を中止し、S207へ移る。つまり、プレビュー制御モジュール203は、プレビューフィルターからのパートの出力状況に応じて仮表示用ドキュメントを表示するか否かを判定する。尚、本実施例では、仮表示用ドキュメントの作成が完了するまでにプレビューフィルターからのパートの出力が終了してないことを、仮表示を行う条件としているが、これに限定されるものではない。S221では、プレビュー制御モジュール203は、S203で決定した仮表示用ドキュメントのページ数だけページの追加が行われたかを判定し、必要なページ数が追加されている場合はS223に、ページ数が足りない場合はS207へ移る。S223では、プレビュー制御モジュール203は、仮表示用ドキュメントにFDSやFD、それぞれのパートの関連を示すファイル等を追加し、S225へ移る。この時点で仮表示用ドキュメントはXPSドキュメントの形式を成すため、表示を行うことが可能となる。S225では、プレビュー制御モジュール203は、作成が完了した仮表示用ドキュメントをプレビューウィンドウ501に表示し、S207へ移る。仮表示用ドキュメントは、本表示用ドキュメントの作成が完了するまで表示が行われる。また、ドキュメントリスト505には仮表示を行った時点でドキュメント情報が追加される。その際、状態欄に「データ処理中」などの仮表示である旨を表示する。
仮表示用ドキュメントがS225において表示された後にS207に戻ると次のページの処理が開始され、全てのページの処理が終了するまでS207、S209、S211が繰り返される。S231でプレビューフィルターから全てのパートの出力が終了したと判定されると、全てのページの処理が終了しているため、S233に移る。S233では、プレビュー制御モジュール203は、本表示用ドキュメントにFDSやFD、それぞれのパートの関連を示すファイル等を追加し、S235へ移る。この時点で本表示用ドキュメントも表示可能となる。S235では、プレビュー制御モジュール203は、仮表示用ドキュメントの表示が行われているかを判定し、表示が行われていない場合はS237に移り、表示が行われている場合はS239に移る。S237では、プレビュー制御モジュール203は、本表示用ドキュメントをプレビューウィンドウ501に表示し、ドキュメントリスト505にドキュメント情報を追加する。S239では、プレビュー制御モジュール203は、表示対象となるドキュメントを仮表示用ドキュメントから本表示用ドキュメントに切り換える。その際、ドキュメントリスト505には既にドキュメント情報が存在するため、新規に追加することはないが、仮表示である旨を通知していた表記は削除する。S237、もしくはS239で本表示用ドキュメントの表示が行われると、プレビュー制御モジュールの起動処理は終了する。
これにより、プレビューフィルターのインタフェースがDocument形式である場合、XPSを構成するための全パートを取得して本表示用ドキュメントの作成が完了するまで行うことができなかったプレビュー表示を、早い段階で行うことが可能となる。尚、本実施例における仮表示用ドキュメントの生成方法は一例であり、本フローチャートのタイミングに限定されるものではない。例えば、S221において仮表示用ドキュメントの作成に必要なページ数が揃った時点で、ドキュメントの生成から完了までをまとめて行う方法なども考えられる。
なお、図5の表示画面では、プレビュー画像を編集することができる。具体的には、ページを削除したり、ページの順番を入れ替えることもできる。例えば、2in1の設定を考慮したプレビュー画像において2ページ目がユーザーの指示により削除された場合、1枚目の表面は1ページ目と3ページ目とのプレビュー画像に変更される。しかしながら、仮表示用ドキュメントを表示している段階では、全ページが揃っていないため編集後の適切なプレビュー画像を表示できない。つまり、仮表示用ドキュメントを表示している段階では3ページ目のプレビュー画像がないため、2in1の設定を考慮したプレビュー画像において2ページ目が削除されたとしても、1枚目の表面は1ページ目のプレビュー画像しか表示できない。よって、仮表示用ドキュメントのプレビュー画像では適切な編集結果を表示できないため、プレビュー制御モジュール203は、仮表示用ドキュメントのプレビュー画像の表示中はユーザーによる編集指示を受け付けないように図5の表示画面の表示を制御する。一方、プレビュー制御モジュール203は、本表示用ドキュメントのプレビュー画像が表示されることにより編集指示を受け付けられるように図5の表示画面の表示を制御する。
本発明の目的は前述した実施例の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 XPSドキュメント
203 プレビュー制御モジュール
223 プレビューフィルター
413 仮表示用ドキュメント
415 本表示用ドキュメント

Claims (18)

  1. 全パートの印刷データから生成された本表示用ドキュメントを表示する情報処理装置において、
    前記全パートに満たないパートの印刷データに基づいて前記本表示用ドキュメントより先に表示される仮表示用ドキュメントを生成する仮表示用ドキュメント生成手段と、
    前記仮表示用ドキュメント生成手段によって生成された仮表示用ドキュメントを表示する表示手段と、
    前記本表示用ドキュメントを生成するための全パートの印刷データを取得した場合、前記取得された全パートの印刷データに基づいて本表示用ドキュメントを生成する本表示用ドキュメント生成手段と、
    前記本表示用ドキュメント生成手段によって前記本表示用ドキュメントが生成された場合、表示対象を前記仮表示用ドキュメントから前記本表示用ドキュメントに変更する変更手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記印刷データに対して設定された印刷設定情報から前記仮表示用ドキュメントを生成するために必要なページ数を決定する決定手段を更に有し、
    前記仮表示用ドキュメント生成手段は、前記決定手段によって決定されたページ数のパートの印刷データに基づいて前記決定手段によって決定されたページ数の仮表示用ドキュメントを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定手段によって決定されたページ数のパートの印刷データを取得した場合、前記パートの印刷データの出力状況に応じて前記仮表示用ドキュメントを表示するか否かを判定する判定手段を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記仮表示用ドキュメント生成手段が前記仮表示用ドキュメントを生成する前に前記全パートの印刷データを出力が終了している旨の情報を取得した場合に前記仮表示用ドキュメントを表示しないと判定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示手段は、仮表示用ドキュメントの表示と併せて仮表示中である旨を示す情報を表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示手段は、前記変更手段により表示対象が前記仮表示用ドキュメントから前記本表示用ドキュメントに変更される場合に仮表示中である旨を示す情報を削除することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 全パートの印刷データから生成された本表示用ドキュメントを表示する情報処理装置において実行される制御方法であって、
    前記全パートに満たないパートの印刷データに基づいて前記本表示用ドキュメントより先に表示される仮表示用ドキュメントを生成する仮表示用ドキュメント生成ステップと、
    前記仮表示用ドキュメント生成ステップによって生成された仮表示用ドキュメントを表示する表示ステップと、
    前記本表示用ドキュメントを生成するための全パートの印刷データを取得した場合、前記取得された全パートの印刷データに基づいて本表示用ドキュメントを生成する本表示用ドキュメント生成ステップと、
    前記本表示用ドキュメント生成ステップによって前記本表示用ドキュメントが生成された場合、表示対象を前記仮表示用ドキュメントから前記本表示用ドキュメントに変更する変更ステップを有することを特徴とする制御方法。
  8. 前記印刷データに対して設定された印刷設定情報から前記仮表示用ドキュメントを生成するために必要なページ数を決定する決定ステップを更に有し、
    前記仮表示用ドキュメント生成ステップは、前記決定ステップによって決定されたページ数のパートの印刷データに基づいて前記決定ステップによって決定されたページ数の仮表示用ドキュメントを生成することを特徴とする請求項7に記載の制御方法。
  9. 前記決定ステップによって決定されたページ数のパートの印刷データを取得した場合、前記パートの印刷データの出力状況に応じて前記仮表示用ドキュメントを表示するか否かを判定する判定ステップを更に備えることを特徴とする請求項8に記載の制御方法。
  10. 前記判定ステップは、前記仮表示用ドキュメント生成ステップが前記仮表示用ドキュメントを生成する前に前記全パートの印刷データを出力が終了している旨の情報を取得した場合に前記仮表示用ドキュメントを表示しないと判定することを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
  11. 前記表示ステップは、仮表示用ドキュメントの表示と併せて仮表示中である旨を示す情報を表示することを特徴とする請求項7乃至10いずれか1項に記載の制御方法。
  12. 前記表示ステップは、前記変更ステップにより表示対象が前記仮表示用ドキュメントから前記本表示用ドキュメントに変更される場合に仮表示中である旨を示す情報を削除することを特徴とする請求項11に記載の制御方法。
  13. 全パートの印刷データから生成された本表示用ドキュメントを表示する情報処理装置において実行されるプログラムであって、
    前記全パートに満たないパートの印刷データに基づいて前記本表示用ドキュメントより先に表示される仮表示用ドキュメントを生成する仮表示用ドキュメント生成手段と、
    前記仮表示用ドキュメント生成手段によって生成された仮表示用ドキュメントを表示する表示手段と、
    前記本表示用ドキュメントを生成するための全パートの印刷データを取得した場合、前記取得された全パートの印刷データに基づいて本表示用ドキュメントを生成する本表示用ドキュメント生成手段と、
    前記本表示用ドキュメント生成手段によって前記本表示用ドキュメントが生成された場合、表示対象を前記仮表示用ドキュメントから前記本表示用ドキュメントに変更する変更手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  14. 前記印刷データに対して設定された印刷設定情報から前記仮表示用ドキュメントを生成するために必要なページ数を決定する決定手段を更に有し、
    前記仮表示用ドキュメント生成手段は、前記決定手段によって決定されたページ数のパートの印刷データに基づいて前記決定手段によって決定されたページ数の仮表示用ドキュメントを生成することを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記決定手段によって決定されたページ数のパートの印刷データを取得した場合、前記パートの印刷データの出力状況に応じて前記仮表示用ドキュメントを表示するか否かを判定する判定手段を更に備えることを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記判定手段は、前記仮表示用ドキュメント生成手段が前記仮表示用ドキュメントを生成する前に前記全パートの印刷データを出力が終了している旨の情報を取得した場合に前記仮表示用ドキュメントを表示しないと判定することを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記表示手段は、仮表示用ドキュメントの表示と併せて仮表示中である旨を示す情報を表示することを特徴とする請求項13乃至16いずれか1項に記載のプログラム。
  18. 前記表示手段は、前記変更手段により表示対象が前記仮表示用ドキュメントから前記本表示用ドキュメントに変更される場合に仮表示中である旨を示す情報を削除することを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
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