JP2012240970A - 新規金属タンパク質及びその製造方法 - Google Patents
新規金属タンパク質及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012240970A JP2012240970A JP2011113012A JP2011113012A JP2012240970A JP 2012240970 A JP2012240970 A JP 2012240970A JP 2011113012 A JP2011113012 A JP 2011113012A JP 2011113012 A JP2011113012 A JP 2011113012A JP 2012240970 A JP2012240970 A JP 2012240970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- selenium
- lactoferrin
- apolactoferrin
- solution
- eye
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
【解決手段】 セレン−ラクトフェリンである金属タンパク質を提供する。本発明のセレン−ラクトフェリンは、ラクトフェリン及び/又はアポラクトフェリンを含有する溶液に、セレン塩を添加し、得られた混合溶液を透析又は限外濾過に付すことにより、好適に製造することができる。本発明のセレン−ラクトフェリンは、角結膜疾患に対して優れた治療効果を有し、かつ、工業的大規模生産にも適したものである。
【選択図】 なし
Description
ヒアルロン酸はN−アセチル−D−グルコサミンとD−グルクロン酸を構成糖とする分子量数百万のグルコサミノグリカンで、保水効果を持つことからドライアイ患者に用いられている。ヒアルロン酸は角膜上皮細胞の接着、移動にも働くものの、上皮細胞の増殖効果は弱い。また、高濃度では粘度が高くなってしまう問題もある。
ラクトフェリンは、分子量約80,000の鉄結合性の糖タンパク質であり、その三次元構造中には、1個の鉄と結合することができる、鉄結合ポケットが2つ存在する。ラクトフェリンの静菌(制菌)作用に関して、以下のように考えられている。すなわち、ラクトフェリンに存在する空の鉄結合性ポケットは、鉄に対するキレート作用を有するものであるが、当該作用によって、微生物の生育に必要とする鉄分が奪われ、その増殖が制限される。このため、生育の際に鉄分を強く要求する微生物が、ラクトフェリンの静菌(制菌)作用を受ける。このようなラクトフェリンの静菌(制菌)作用は、特に腸内環境において考察されている。このように、ラクトフェリンの静菌(制菌)作用に関して、同タンパク質中に存在する鉄結合性ポケットのキレート作用が注目されている。
しかしながら、一般的に、ラクトフェリンに存在する鉄結合性ポケットの鉄に対する結合性は、他のカチオンに対して2000倍程度高く、鉄に対して特異的であると考えられていたことから(非特許文献4)、従来、ラクトフェリン中の鉄を他の金属に置換した金属タンパク質は知られていなかった。さらに、本発明で述べるようなセレン−ラクトフェリンの眼部疾患に関わるような作用を類推することは難しく、実際に、そのような作用を見出した報告もない。
(1)セレン−ラクトフェリンである金属タンパク質。
(2)セレンが、アポラクトフェリン中に存在する鉄結合性ポケットに結合している(1)の金属タンパク質。
(3)上記(1)又は(2)に記載の金属タンパク質の製造方法であって、ラクトフェリン及び/又はアポラクトフェリンを含有する溶液に、セレン塩を添加する工程、及び得られた混合溶液を透析又は限外濾過に付する工程を含む前記製造方法。
(4)アポラクトフェリンを含有する溶液を用いる、(3)の方法。
(5)上記(4)の金属タンパク質の製造方法であって、アポラクトフェリンを、ラクトフェリンと酸とを含有する溶液を限外濾過膜に供給し、限外濾過を行う工程、及び前記限外濾過膜を透過しなかった溶液を回収する工程を含む方法により製造する前記製造方法。(6)上記(3)〜(5)のいずれかの方法により製造される、金属タンパク質。
本明細書における「角結膜」とは、角膜及び/又は結膜の意味であり、「角結膜疾患」とは角膜及び/又は結膜における疾患である。本発明におけるドライアイ、乾性角結膜炎、点状表層角膜症、角膜びらん、又は角膜潰瘍等の疾患は、一般的には角結膜疾患に包含される疾患であるが、必ずしも角結膜疾患に起因するものである必要はない。従って、本発明におけるドライアイ、乾性角結膜炎、点状表層角膜症、角膜びらん、又は角膜潰瘍等
は、角結膜疾患によらないものをも包含するものである。
また、本発明における「製剤学的に許容される担体」とは、錠剤、カプセル剤、液剤などの内服用製剤を製造するために許容されている製剤用の担体をいい、「眼科用製剤に許容される眼科用担体」とは、点眼剤や眼軟膏などの眼科用製剤を製造するために許容されている製剤用の担体をいう。
経口用固形製剤を調製する場合は、賦形剤、必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤等を加えた後、常法により錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等を製造することができる。そのような添加剤としては、当該分野で一般的に使用されているものでよく、例えば、賦形剤としては乳糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、デンプン、微結晶セルロース、珪酸等を;結合剤としては水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ゼラチン液、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、シェラック、リン酸カルシウム、ポリビニルピロリドン等を;崩壊剤としてはカンテン末、炭酸水素ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド等を;滑沢剤としては精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ砂、ポリエチレングリコール等を;着色剤としてはβ−カロチン、黄色三二酸化鉄、カルメラ等を;矯味剤としては白糖、橙皮等を例示できる。
尚、眼軟膏剤を調製する場合は、前記各種の成分の他に、軟膏基剤を含むことができる。前記軟膏基剤としては、特に限定されないが、ワセリン、流動パラフィン、ポリエチレン等の油性基剤;油相と水相とを界面活性剤等により乳化させた乳剤性基剤;ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール等からなる水溶性基剤等が好ましく挙げられる。
セレン−ラクトフェリンの調製
5.4mgの塩化セレン(I)(和光純薬(株)製)を含有する水溶液にアポラクトフェリン((株)アップウェル製)1gを添加し、液量を10mLに調整し、水溶液のpHが3以上であることを確認し、25℃で30分間、撹拌子を用いて240回/分の条件で撹拌することにより、アポラクトフェリンにセレンを結合させた。次に、前記の塩化セレン(I)とアポラクトフェリンの混合溶液を透析用セルローズチューブ(分画分子量12,000〜14,000;アズワン(株)製)に移し、6Lの純水(17MΩ以上)を用い、12時間ごとに純水を交換しながら、4℃、48時間透析を行い、アポラクトフェリンに結合しなかった過剰のセレンを除去した。透析後、凍結乾燥をフリーズドライヤーFDU−12AS(アズワン(株)製)を用いて行った。
原料として、ラクトフェリン(タツア・ジャパン(株)製)を使用したこと以外は、実施例1の工程を繰り返した。
実施例1の工程を繰り返したが、本実施例においては、透析に代えて、過剰セレンの除去を以下の手順で行った。すなわち、本実施例においては、UF膜(マイクローザ AP−0013(UF)分画分子量6,000;旭化成(株)製)をペンシル型モジュール卓上濾過装置(マイクローザUF・M FPS−24001;旭化成(株)製)にセットした。そして、前記装置(操作圧力:モジュール出口圧で40kPa)を用い、塩化セレン(I)とアポラクトフェリンの混合溶液10mLを、室温(20℃以上)で3回限外濾過した。
原料として、ラクトフェリン(タツア・ジャパン(株)製)を使用したこと以外は、実施例3の工程を繰り返した。
セレン結合量の測定
(実験方法)
実施例1〜4で製造したセレン−ラクトフェリンの凍結乾燥品1gをケルダールフラスコに入れ、硝酸(和光純薬(株)製)10mLを加え、室温に4時間放置した。次に、直火で15分間ゆるやかに加熱し、更に、やや強火で10分間加熱した。自然冷却後、70%過塩素酸(和光純薬(株)製)5mLを加え、加熱濃縮した。過塩素酸の白煙が発生してから更に15分間加熱を継続した。分解物はわずかに黄色になった。自然冷却後、水1mLを加え、加熱濃縮して白煙が認められてから更に2分間加熱した。自然冷却後、更に同じ操作を繰り返した。次に、10%塩酸(和光純薬(株)製)1mLを加え、沸騰水浴中で30分間加熱した。これを全体で5mLとなるように純水で希釈した。本希釈液を試験溶液とした。
検量線用溶液と試験溶液をそれぞれ2mL採って、これに0.1mol/LのEDTA(和光純薬(株)製)溶液4mL、20%塩酸ヒドロキシルアミン(和光純薬(株)製)溶液2mLを加え、10%塩酸(和光純薬(株)製)及び10%アンモニア水(和光純薬(株)製)を用いてpH1.0〜1.5に調整した。これに0.1%2,3−ジアミノナフタレン(和光純薬(株)製)溶液5mLを加え混和した。蓋をして、暗所で50℃水浴中30分間加温した。自然冷却後、液全体を分液漏斗に移し、シクロヘキサン(和光純薬(株)製)10mLを加え、5分間振盪の後、シクロヘキサン層を分取した。このシクロヘキサン溶液を0.1mol/Lの塩酸(和光純薬(株)製)25mLで2回洗浄した。シクロヘキサンのみを取りだし、分光蛍光光度計(FP6000;日本分光(株)製)を用いて、励起波長378nm、蛍光波長520nmで蛍光強度を測定した。検量線の値から、試験溶液のセレン濃度を測定した。
結果を図1に示す。図1において、(a)は、透析膜を用いて過剰セレンを除去した結果を示し、(b)は、UF膜を用いた限外濾過により過剰セレンを除去した結果を示す。図中、縦軸はアポラクトフェリン100g中に結合したセレン量(mg)を示し、左側のカラムが原料としてアポラクトフェリンを使用した場合のセレン結合量を、右側のカラムが原料としてラクトフェリンを使用した場合のセレン結合量を示す。
原料としてアポラクトフェリンを使用した(a)、(b)の左側カラムにおいて、セレン結合量は、それぞれ、142mg/100g、114mg/100gであるのに対し、原料としてラクトフェリンを使用した(a)、(b)の右側カラムにおいて、セレン結合量は、64mg/100g、28mg/100gであった。この結果から、最終物であるセレン−ラクトフェリンの生産効率は、原料としてラクトフェリンを使用するよりも、アポラクトフェリンを使用した方が高いことが確認された。
角結膜上皮障害の治癒効力試験
藤原らの方法(Invest. Ophthalmol. Vis. Sci. 42, 96-100, 2001)を参考に、以下に示す方法でドライアイによる角結膜上皮障害モデルを作製し、実施例3で製造したセレン−ラクトフェリンを用いて、角結膜上皮障害に対する治癒効果を評価した。この実験は、各個体の両眼を用いて、片眼をコントロールとし、他方の眼に薬液を投与することにより、同一個体での比較ができるようにした。
雄性SDラット(7週齢)にペントバルビタールを腹腔内に投与(35mg/kg)して、全身麻酔後、両側の眼窩外涙腺を摘出しドライアイモデルを作製した。
涙腺摘出翌日より、いずれの群にも左眼にはPBSを、右眼にはPBS(Control群)、1%セレン−ラクトフェリン(PBS溶液)、又は5%セレン−ラクトフェリン(PBS溶液)を、それぞれ1回5μLで1日4回、2週間連日点眼した。また、正常群として、涙腺摘出を施さない動物を用意し、同一の条件にて両眼に共にPBSを点眼した(正常群)。なお、動物は各群とも9〜10匹使用した。
3週間の点眼終了後、角膜上皮の障害部を蛍光色素フルオレセインにて染色した。
角膜上皮の障害の程度は、角膜全体を上中下及び左中右の合わせて9つの部分に分割して、各部分ごとに下記の基準で障害をスコア化し、その合計値を求めた。その後、各群において、左眼の合計スコア値と右眼の合計スコア値との比較をステューデントのt検定にて行った。なお、公平な評価を行うため、点眼開始から角膜上皮障害のスコア化まで、各群に投与した薬液の内容にブラインドをかけ、スコア化後に照合した。
0:染色されない(点状蛍光なし)
1:わずかに点状蛍光がみられる
2:比較的多く点状蛍光がみられる
3:密に点状蛍光がみられる
結果を図2に示す。図2において、(a)は1%セレン−ラクトフェリン(PBS溶液)投与群(以下S1群)、(b)は5%セレン−ラクトフェリン(PBS溶液)投与群(以下S5群)、(c)は正常群(以下N群)である。図中、縦軸は蛍光スコア値を示し、左側のカラムが左眼、即ちコントロールのPBS点眼側を、右側のカラムが右眼、すなわち、セレン−ラクトフェリン(図中、Se−ApoLと表記;(a)、(b))、又はPBS(c)を点眼した側を示す。また、各蛍光スコア値は、平均値で示してある。
(a)、(b)の左側カラムにおいて、蛍光スコアの平均値は6.1〜6.3を示しており、涙腺摘出後、2週間のPBS点眼により、角膜上皮の障害が進行していることが明らかとなった。なお、涙腺摘出を施さない(c)のN群において、2週間のPBS点眼により、蛍光スコアの平均値は3.3(左眼)、及び3.3(右眼)となった。
一方、(a)、(b)の右側カラムに見られるように、蛍光スコアの平均値は、(a)のS1群では蛍光スコアの平均値は4.7、(b)のS5群では同じく3.7となり、左眼と比較して角膜上皮障害の進行を抑制することが確認された。
実験例1の薬理試験を繰り返したが、正常群の他に、薬剤投与群として、4群を設け、右眼に、それぞれ、0.01%、0.1%、1%、5%の濃度のセレン−ラクトフェリンを投与し、左眼にこれと同濃度のアポラクトフェリンを投与した。
結果を図3に示す。図3において、(a)は0.01%セレン−ラクトフェリン(PBS溶液)投与群(以下S0.01群)、(b)は0.1%セレン−ラクトフェリン(PBS溶液)投与群(以下S0.1群)、(c)は1%セレン−ラクトフェリン(PBS溶液)投与群(以下S1群)、(d)は5%セレン−ラクトフェリン(PBS溶液)投与群(以下S5群)、(e)は正常群(以下N群)である。図中、縦軸は蛍光スコア値を示し、左側のカラムが左眼、すなわち、アポラクトフェリン(図中、ApoLと表記;(a)〜(d))又はPBS(e)を点眼した側を、右側のカラムが右眼、すなわち、セレン−ラクトフェリン(図中、Se−ApoLと表記;(a)〜(d))、又はPBS(e)を点眼した側を示す。また、各蛍光スコア値は、平均値で示してある。
(a)の左側カラムにおいて、蛍光スコアの平均値は4.6を示しており、角膜上皮の障害が進行していることが明らかとなった。一方、(a)の右側カラムに見られるように、蛍光スコアの平均値は、3.2となり、左眼と比較して角膜上皮障害の進行を抑制することが確認された。また、同様の傾向が(b)〜(d)にも認められた。
Claims (6)
- セレン−ラクトフェリンである金属タンパク質。
- セレンが、アポラクトフェリン中に存在する鉄結合性ポケットに結合している、請求項1記載の金属タンパク質。
- 請求項1又は2に記載の金属タンパク質の製造方法であって、
ラクトフェリン及び/又はアポラクトフェリンを含有する溶液に、セレン塩を添加する工程、及び
得られた混合溶液を透析又は限外濾過に付する工程、
を含む、前記製造方法。 - アポラクトフェリンを含有する溶液を用いる、請求項3記載の方法。
- 請求項4記載の金属タンパク質の製造方法であって、アポラクトフェリンを
ラクトフェリンと酸とを含有する溶液を限外濾過膜に供給し、限外濾過を行う工程、及び
前記限外濾過膜を透過しなかった溶液を回収する工程
を含む方法により製造する、前記製造方法。 - 請求項3〜5のいずれか1項に記載の方法により製造される、金属タンパク質。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011113012A JP5982095B2 (ja) | 2011-05-20 | 2011-05-20 | 新規金属タンパク質及びその製造方法 |
KR1020137032428A KR20140039217A (ko) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | 신규 금속 단백질 및 그 제조 방법, 그리고 상기 금속 단백질을 함유하는 각결막 질환의 예방 또는 치료제 |
MX2013013480A MX2013013480A (es) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | Metaloproteina innovadora y proceso para producir la misma y agente profilactico o terapeutico para enfermedades corneales y conjuntivales que comprende dicha metaloproteina. |
EA201391595A EA201391595A1 (ru) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | Новый металлопротеин, способ его получения и профилактический или терапевтический агент при заболеваниях роговицы или конъюнктивы, содержащий указанный металлопротеин |
BR112013029592A BR112013029592A2 (pt) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | "metaloproteína e processo para produção desta, e a gente profilático ou terapêutico para doenças corneanas e conjuntivais compreendendo a dita metaloproteína" |
CA2835816A CA2835816A1 (en) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | Novel metalloprotein and process for producing same, and prophylactic or therapeutic agent for corneal and conjunctival diseases comprising said metalloprotein |
US14/118,879 US20140080765A1 (en) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | Novel metalloprotein and process for producing same, and prophylactic or therapeutic agent for corneal and conjunctival diseases comprising said metalloprotein |
PCT/JP2012/062752 WO2012161112A1 (ja) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | 新規金属タンパク質及びその製造方法、並びに前記金属タンパク質を含有する角結膜疾患の予防又は治療剤 |
EP12789433.5A EP2711374A4 (en) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | NOVEL METALLOPROTEIN AND PROCESS FOR PRODUCTION THEREOF, AND PROPHYLACTIC OR THERAPEUTIC AGENT FOR CORNEAL AND CONJUNCTIVE DISEASES COMPRISING SAID METALLOPROTEIN |
AU2012259925A AU2012259925A1 (en) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | Novel metalloprotein and process for producing same, and prophylactic or therapeutic agent for corneal and conjunctival diseases comprising said metalloprotein |
CN201280024177.4A CN103998464A (zh) | 2011-05-20 | 2012-05-18 | 新型金属蛋白质及其制造方法以及含有所述金属蛋白质的角结膜疾病的预防或治疗剂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011113012A JP5982095B2 (ja) | 2011-05-20 | 2011-05-20 | 新規金属タンパク質及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012240970A true JP2012240970A (ja) | 2012-12-10 |
JP5982095B2 JP5982095B2 (ja) | 2016-08-31 |
Family
ID=47463044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011113012A Expired - Fee Related JP5982095B2 (ja) | 2011-05-20 | 2011-05-20 | 新規金属タンパク質及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5982095B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1192375A (ja) * | 1997-09-25 | 1999-04-06 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | ニューキノロン系抗菌剤の抗菌性を増強させる抗菌剤 |
JP2001181160A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | 嚥下可能な口腔清浄組成物 |
JP2004123628A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | 繋皹治療剤 |
JP2004352669A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | ラクトフェリン組成物 |
-
2011
- 2011-05-20 JP JP2011113012A patent/JP5982095B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1192375A (ja) * | 1997-09-25 | 1999-04-06 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | ニューキノロン系抗菌剤の抗菌性を増強させる抗菌剤 |
JP2001181160A (ja) * | 1999-12-27 | 2001-07-03 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | 嚥下可能な口腔清浄組成物 |
JP2004123628A (ja) * | 2002-10-03 | 2004-04-22 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | 繋皹治療剤 |
JP2004352669A (ja) * | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | ラクトフェリン組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5982095B2 (ja) | 2016-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2006137426A1 (ja) | 角結膜疾患の予防又は治療剤 | |
JP5627642B2 (ja) | ドライアイおよび/または角結膜障害処置のための医薬組成物 | |
US20190169243A1 (en) | Silk-derived protein for treating inflammation | |
WO2012161112A1 (ja) | 新規金属タンパク質及びその製造方法、並びに前記金属タンパク質を含有する角結膜疾患の予防又は治療剤 | |
JP4249025B2 (ja) | ドライアイおよびドライアイを伴う疾病の治療剤 | |
US20220017602A1 (en) | Ocular compositions and methods | |
JP5982095B2 (ja) | 新規金属タンパク質及びその製造方法 | |
JP2013006829A (ja) | 角結膜疾患の予防又は治療剤 | |
JP6779599B2 (ja) | 角結膜障害治療剤 | |
JPH02193931A (ja) | 角膜疾患治療用点眼剤 | |
JP4778262B2 (ja) | 角膜疾患治療剤 | |
JP4778515B2 (ja) | 角膜疾患治療剤 | |
WO2023071896A1 (zh) | 羟脯氨酰基-丝氨酸化合物及其制备和应用 | |
KR20240102944A (ko) | 신규 폴리펩티드 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150623 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150819 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160408 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160408 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20160511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160712 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160801 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5982095 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |