JP2012106399A - 加飾シート、およびそれを用いた加飾成形品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材フィルム11の片面に少なくとも賦形層12とハードコート層形成層14とを順に備え、前記ハードコート層形成層14が、前記賦形層12の凹凸模様に追従するように、前記賦形層上にハードコート層形成用組成物を塗布して形成されており、前記ハードコート層形成用組成物が、ビニル基、(メタ)アクリロイル基およびアリル基から選ばれる少なくとも一種を有する、重量平均分子量が50000未満である多官能性ラジカル重合型プレポリマーからなる電離放射線硬化性官能基Aと、表面に電離放射線硬化性官能基Bを有する反応性無機粒子と、多官能イソシアネート化合物とを含んでなり、前記プレポリマーが、前記プレポリマーと前記反応性無機粒子との合計に対して、15〜75質量%含まれてなる。
【選択図】図1
Description
前記賦形層が、その表面に凹凸模様を有しており、
前記ハードコート層形成層が、前記賦形層の凹凸模様に追従するように、前記賦形層上にハードコート層形成用組成物を塗布して形成されており、
前記ハードコート層形成用組成物が、ビニル基、(メタ)アクリロイル基およびアリル基から選ばれる少なくとも一種を有する、重量平均分子量が50000未満である多官能性ラジカル重合型プレポリマーからなる電離放射線硬化性官能基Aと、表面に電離放射線硬化性官能基Bを有する反応性無機粒子と、多官能イソシアネート化合物と、を含んでなり、
前記プレポリマーが、前記プレポリマーと前記反応性無機粒子との合計に対して、15〜75質量%含まれてなる、ことを特徴とするものである。
前記金型のキャビティ内に溶融樹脂を射出し、冷却・固化して、前記加飾シートが表面に積層されて一体化した樹脂成形体を形成し、
前記樹脂成形体を金型から取り出し、
前記ハードコート層形成層と前記賦型層との間で剥離するように、前記加飾シートが一体化した樹脂成形体から、前記加飾シートの基材フィルム側を剥離し、
前記樹脂成形体に電離放射線を照射して、前記加飾シートのハードコート層形成層を硬化させて、表面に凹凸模様を有するハードコート層を備えた成形品を形成する、
ことを含んでなることを特徴とする。
本発明による加飾シートは、基材フィルムの片面に少なくとも賦形層とハードコート層形成層とを順に有しており、賦形層がその表面に凹凸模様を有しており、ハードコート層形成層が、前記賦形層の凹凸模様に追従するように、前記賦形層上にハードコート層形成用組成物を塗布して形成されたものである。以下、本発明の加飾シートを、図1および図2を参照しながら説明する。
基材フィルム11は、加飾シート1の支持体となるものであり、賦形層12、離型層13およびハードコート層形成層14を支持できるものであれば、特に限定されるものではない。例えば、基材フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体などのビニル系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂;ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチルなどのアクリル系樹脂;ポリスチレン等のスチレン系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、三酢酸セルロース、セロファン、ポリカーボネート、ポリウレタン系などのエラストマー系樹脂などによるものを好適に利用できる。これらのなかでも、成形性および耐熱性の観点から、ポリエステル系樹脂、特にポリエチレンテレフタレート(以下「PET」という。)が好ましい。
本発明による加飾シートを構成する賦形層12は、ハードコート層形成層14が成形体に転写された後に硬化してハードコート層となったときに、その表面に所望の凹凸模様を付与するために設けられるものである。したがって、賦形層12は、その表面に、成形体の表面に付与したい所望の凹凸模様12Aが形成されている。
加飾シートを用いて成形品の表面を加飾する際、ハードコート層形成層14、アンカー層15、絵柄層16および接着層17が順に積層してなる転写層18は、基材シート11から剥離されるが、離型層13は、この剥離を容易にするために必要に応じて設けられる層であり、賦形層12とハードコート層形成層14との間に設けられる。離型層を設けることにより、加飾シート1から転写層18を確実かつ容易に被転写体(成形体)へ転写させ、基材フィルム11、賦形層12、離型層13および必要に応じて設けられる帯電防止層20からなる剥離層19を確実に剥離することができる。
賦形層12(必要に応じて離型層13)上に設けられるハードコート層形成層14は、剥離層19が剥離された後、後記するように、硬化させることによりハードコート層となり、成形品の表面に凹凸模様等の加飾を行うとともに、ハードコート層は加飾された成形品の最外層となるため、摩滅や薬品などから成形品(凹凸模様を含む)や絵柄層を保護するための層である。このハードコート層形成層14は、ハードコート層形成用組成物を、表面に凹凸模様12Aを有する賦形層12(必要に応じて凹凸模様13Aを有する離型層13)上に塗布することにより形成されるが、ハードコート層形成用組成物を塗布する際に賦形層12(離型層13)の凹凸模様12A(13A)に追従するようにハードコート層形成層14が形成される。ハードコート層形成層14は、硬化することで、優れた高硬度性と耐スクラッチ性はもちろんのこと、耐薬品性や耐汚染性などの表面物性に優れるという性能を有する層であることを要する。
図2は、本発明による表面に凹凸模様を有する加飾成形品の好ましい一態様についての断面を示す模式図である。図2に示される表面に凹凸模様22Aを有する加飾成形品20は、樹脂成形体21の表面に、接着層16、絵柄層15、アンカー層14およびハードコート層形成層13が硬化してなるハードコート層22が順に積層したものである。このような加飾成形品の製造方法について、以下、説明する。
工程(1)は、本発明の加飾シートを成形金型内に配し、挟み込む工程である。具体的には、加飾シートを、可動型と固定型とからなる成形用金型内に転写層17を内側にして、つまり、基材フィルム11が固定型側となるように加飾シートを送り込む。この際、枚葉の加飾シートを1枚ずつ送り込んでもよいし、長尺の加飾シートの必要部分を間欠的に送り込んでもよい。
工程(2)は、キャビティ内に溶融樹脂を射出し、冷却・固化して、樹脂成形体と加飾シートとを積層一体化させる射出工程である。射出樹脂が熱可塑性樹脂の場合は、加熱溶融によって流動状態にして、また、射出樹脂が熱硬化性樹脂の場合は、未硬化の液状組成物を適宜加熱して流動状態で射出して、冷却して固化させる。これによって、加飾シートが、形成された樹脂成形体と一体化して貼り付き、加飾成形品となる。射出樹脂の加熱温度は、射出樹脂によるが、一般に180〜280℃程度である。
工程(3)は、加飾シートと樹脂成形体とが一体化した成形体を金型から取り出す工程であり、工程(4)は、その一体化した成形体から、加飾シート1のハードコート層形成層14と賦型層12(離型層が設けられている場合は、離型層13)との間で剥離するように、加飾シートの基材フィルム側(即ち、基材フィルム11および賦形層12(ならびに離型層13)を剥離する工程である。加飾シート1が離型層13を備えている場合、離型層13とハードコート層形成層14との境界面で、基材フィルム11、賦形層12、離型層13および必要に応じて設けられる帯電防止層20を含む剥離層19を、加飾成形品2から容易に剥離することができる。剥離工程より成形品の表面に露出したハードコート層形成層14の表面は、離型層13の凹凸模様13Aがトレースされた凹凸模様14Aを有する。このようにして、樹脂成形体21の表面に、接着層17、絵柄層16、アンカー層15およびハードコート層形成層14(凹凸模様14Aを含む)が順に積層した成形品が得られる。
工程(5)は、工程(4)において剥離層19が剥離されて、成形品の最表面に位置するハードコート層形成層14を電離放射線を用いて硬化させて、ハードコート層を形成する工程である。この工程により、ハードコート層形成層14の表面の凹凸模様14Aも硬化し、成形品の表面に所望の加飾を行うことができる。即ち、ハードコート層は、成形品の表面を保護して、成形品の高硬度性および耐スクラッチ性を向上させるとともに、ハードコート層の表面に凹凸模様が形成されているため、成形品を所望の表面形状となるように加飾する機能を有する。そして、成形品の表面に形成された凹凸模様は、上記したようなハードコート層形成層用の特定の樹脂組成物が硬化したものであるため高硬度性および耐スクラッチ性が高く凹凸模様の摩擦等による摩滅を低減できる。工程(5)の硬化は、酸素濃度2%以下の雰囲気下で電離放射線を照射して行うことができる。このように硬化を行うことで、さらに優れた高硬度性および耐スクラッチ性を得ることができる。
<プレポリマーの調製>
冷却器、滴下ロートおよび温度計付きの2L四つ口フラスコに、メチルイソブチルケトン(MIBK)120g、メチルエチルケトン(MEK)210gを仕込み、四つ口フラスコに、グリシジルメタクリレート(GMA)80g、メチルメタクリレート(MMA)20gおよびアゾ系の開始剤(アゾビスイソブチロニトリル,AIBN−1)1.0gからなる混合液を滴下ロートで2時間かけて滴下させながら、100〜110℃の温度下で4時間反応させた後、アゾ系の開始剤(アゾビスイソブチロニトリル,AIBN−2)1.0gをさらに加えて、3時間保温後、室温まで冷却した。これに、アクリル酸(AA)40.6g、トリフェニルホスフィン2g、およびメトキノン0.5gからなる混合液を加えて、付加反応を行った。水酸化カリウム溶液の中和滴定で、反応性生物の酸価の消失を確認し、反応を終了させた。
上記で得られたプレポリマーを20.0質量部(固形分6質量部)と、反応性異形シリカ粒子(「ELCOM V−8803(品番)」,日揮触媒化成株式会社製,反応性異形シリカ粒子,平均連結数:規則的に2〜10個,異形無機粒子の平均粒子径;25nm)10質量部(固形分4質量部)と、多官能イソシアネート(「コロネートHX(品番)」,日本ポリウレタン工業株式会社製)1質量部(固形分1質量部)と、光重合開始剤(「IRGACURE 184(品番)」,チバ・ジャパン株式会社製,1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)0.4質量部と、溶媒(メチルエチルケトンとメチルイソブチルケトンの混合溶剤、配合比70:30)6.7質量部とを混合して、ハードコート層形成用組成物を得た。
基材フィルム(「F99(品番)」、厚さ50μm,東レ株式会社製)上に、紫外線硬化性樹脂(UNIDIC、DIC株式会社製)を主成分とする塗工液を、塗布量10g/m2でグラビア印刷して賦形層形成用塗布膜を形成した。この塗布膜上に、メラミン樹脂(メラン265、日立化成工業株式会社製)を主成分とする塗工液を、塗布量1g/m2でグラビア印刷して離型層形成用塗布膜を形成した。次いで、エンボス板を用いて、賦形層/離型層形成用塗布膜の表面に微細エンボス加工を施し、続いて大気雰囲気下において、出力可変型UVランプ(「DRS−10/12QN(型番)」、フュージョンUVシステム・ジャパン株式会社製)を用いて、エンボス加工が施された塗布膜表面に、照射線量300mJで紫外線を照射することにより、凹凸模様を有する賦形層および離型層を形成した。
上記で得られた加飾シートを、70℃に加熱した金型に吸引し、金型内面に密着させた。金型は、80mm角の大きさで、立ち上がり5mm、コーナー部が12Rのトレー状である深絞り度の高い形状のものを用いた。一方、射出樹脂としてABS樹脂(「クラスチックMTH−2(品番)」,日本エイアンドエル株式会社製)を用いて、これを230℃にて溶融状態にしてから、キャビティ内に射出した。冷却して金型から取り出した後、基材フィルムを剥離して、樹脂成形体の表面に接着層、印刷層、アンカー層およびハードコート層形成層を順に備えた成形品を得た。さらに、大気雰囲気下において、出力可変型UVランプシステム(「DRS−10/12QN(型番)」,フュージョンUVシステムズ・ジャパン株式会社製)を用い、照射線量:1000mJで、成形体に紫外線を照射して、ハードコート層形成層を硬化させてハードコート層とすることにより、表面の凹凸模様を有する加飾成形品を得た。
ハードコート層形成用組成物の調製において、多官能イソシアネートに代えて、反応性多官能イソシアネート(「Laromer LR9000(品番)」,BASF社製)を用いた以外は、実施例1と同様にして加飾シートを作製し、実施例1と同様にして加飾成形品を作製した。
ハードコート層形成用組成物の調製において、プレポリマーの固形分量を4質量部とし、反応性無機微粒子の固形分量を6質量部に変更した以外は実施例1と同様にして加飾シートを作製し、実施例1と同様にして加飾成形品を作製した。
<ハードコート層形成用組成物の調製>
下記の表1に示される組成に従い各成分を混合してハードコート層形成用組成物を調製した以外は、実施例1と同様にして加飾シートを作製し、実施例1と同様にして加飾成形品を作製した。表中の「無機粒子」とは、未反応性コロイダルシリカ粒子(「MEK−ST−L(品番)」,日産化学工業株式会社製,平均粒子径d50:40nm)であり、溶媒の配合量は、溶媒を加えた量と、プレポリマーと(反応性)無機粒子中に含まれる溶媒との合計量であり、「プレポリマー含有量」とは、プレポリマー固形分と(反応性)無機粒子との合計に対するプレポリマー固形分の含有量(質量%)であり、「固形分含有量」とは、プレポリマー、(反応性)無機粒子、(反応性)多官能イソシアネート、光重合開始剤および溶剤の合計に対するプレポリマー固形分、(反応性)無機粒子、(反応性)多官能イソシアネートおよび光重合開始剤の合計の含有量(質量%)である。なお、実施例1〜3で使用したハードコート層形成用組成物の組成も表1に併せて記載した。
実施例1〜3および比較例1〜7の加飾シートを作製する際、ハードコート層形成層を形成した後、100℃のオーブン内で60秒間乾燥したものを試験サンプルとした。この試験サンプルのハードコート層形成層上に、PETフィルム(「F99(品番)」、厚さ50μm,東レ株式会社製)を重ね合わせ、インキブロッキングテスター(「DG−BT(型番)」、大和グラビア株式会社製)を用いて、1kg/cm2の荷重を加えながら、40℃のオーブン内で12時間放置した。その後、試験サンプルをオーブンから取り出し、重ね合わせたPETフィルムを試験サンプルから剥離した。剥離したPETフィルムに、ハードコート層形成層の一部が移行(裏移り)したかどうかを、下記の評価基準により評価した。
○:裏移りは全くなかった
△:裏移りは若干あるものの、実用上の問題はなかった
×:裏移りが著しかった
評価結果は下記の表2に示される通りであった。
得られた加飾成型品の表面の耐摩耗性について、摩耗輪CS−10F、荷重500gf×2のおもりを装着したテーバー摩耗試験機で500回転後および1000回転後の、凹凸模様の摩耗度合いを目視により評価した。評価基準は以下の通りとした。
◎:凹凸模様がはっきりと確認できる
○:僅かな白化が見られるものの、凹凸模様が確認できる
△:白化が目立つが、僅かに凹凸模様が確認できる
×:凹凸模様が確認できないか、あるいは下地(成形樹脂)の露出がある
評価結果は、下記の表2に示される通りであった。
得られた加飾成型品のゲート部(樹脂射出部)周囲の外観(耐熱性)を下記の基準で評価した。
◎:ハードコート層(およびその形成層)に流動による変形や白化が全く確認されなかった
○:ハードコート層(およびその形成層)に僅かな流動による変形や軽微な白化が確認された
△:ハードコート層(およびその形成層)に若干の流動による変形や軽微な白化が確認されたが、実用上問題ない
×:ハードコート層(およびその形成層)に著しい流動による変形や白化が確認された
評価結果は、下記の表2に示される通りであった。 評価結果は、下記の表2に示される通りであった。
2 加飾成形品
11 基材フィルム
12 賦形層
13 離型層
14 ハードコート層形成層
15 アンカー層
16 絵柄層
17 接着層
18 転写層
19 剥離層
20 帯電防止層
21 樹脂成形体
22 ハードコート層
12A,13A,14A 凹凸模様
Claims (9)
- 基材フィルムの片面に、少なくとも賦形層とハードコート層形成層とを順に備えた加飾シートであって、
前記賦形層が、その表面に凹凸模様を有しており、
前記ハードコート層形成層が、前記賦形層の凹凸模様に追従するように、前記賦形層上にハードコート層形成用組成物を塗布して形成されており、
前記ハードコート層形成用組成物が、ビニル基、(メタ)アクリロイル基およびアリル基から選ばれる少なくとも一種を有する、重量平均分子量が50000未満である多官能性ラジカル重合型プレポリマーからなる電離放射線硬化性官能基Aと、表面に電離放射線硬化性官能基Bを有する反応性無機粒子と、多官能イソシアネート化合物と、を含んでなり、
前記プレポリマーが、前記プレポリマーと前記反応性無機粒子との合計に対して、15〜75質量%含まれてなる、ことを特徴とする、加飾シート。 - 前記反応性無機粒子が、反応性シリカ粒子および/または反応性異形シリカ粒子である、請求項1に記載の加飾シート。
- 前記多官能性ラジカル重合型プレポリマーが、アクリル(メタ)アクリレート系プレポリマーである、請求項1または2に記載の加飾シート。
- 前記多官能イソシアネート化合物が、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、アリル基およびエポキシ基から選ばれる少なくとも一種を有する電離放射線硬化性官能基Cを有する、請求項1〜3のいずれかに記載の加飾シート。
- 前記賦形層が、電離放射線硬化性樹脂からなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の加飾シート。
- 前記賦形層と前記ハードコート層形成層との間に、離型層がさらに設けられてなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の加飾シート。
- 前記基材フィルムの、賦形層を設けた面とは反対側の面に、帯電防止層が設けられてなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の加飾シート。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の加飾シートを用いた成形品の製造方法であって、
射出成形金型の内側に前記加飾シートを配置し、
前記金型のキャビティ内に溶融樹脂を射出し、冷却・固化して、前記加飾シートが表面に積層されて一体化した樹脂成形体を形成し、
前記樹脂成形体を金型から取り出し、
前記ハードコート層形成層と前記賦型層との間で剥離するように、前記加飾シートが一体化した樹脂成形体から、前記加飾シートの基材フィルム側を剥離し、
前記樹脂成形体に電離放射線を照射して、前記加飾シートのハードコート層形成層を硬化させて、表面に凹凸模様を有するハードコート層を備えた成形品を形成する、
ことを含んでなることを特徴とする、方法。 - 請求項7に記載の方法により得られる、表面に凹凸模様を有する加飾成形品。
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