JP2012188257A - エレベータシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】長周期地震に対して管制運転を行うエレベータシステムであって、昇降路内に設置されたかご2と、かご2に取り付けられたワイヤーロープ3を駆動する電動機1と、かご2の荷重を検出する荷重検出装置31と、建物の振動を感知しロープ3の振れを検出する長尺物振れ感知器41と、感知器41と荷重検出装置31の各検出信号に基づいてエレベータ異常時の管制運転を行うエレベータ制御装置50とを備えている。制御装置50は、振れ感知器41によりロープ3の振れが検出された場合に、かご2の停止階が非共振階であるにも拘わらず、かご2内に乗客がいない状態での荷重検出装置31の検出信号からロープ3が振れていると判断された場合、停止階の登録を共振階へ変更する。
【選択図】図1
Description
図1は、第1の実施形態に係わるエレベータシステムの概略構成を説明するためのもので、(a)は全体構成を示し、(b)は荷重検出装置の構成を示している。また、本実施形態は、1:1ローピングのエレベータの構成例である。
図4は、本発明の第2の実施形態に係わるエレベータシステムの概略構成を説明するためのもので、(a)は全体構成を示し、(b)は荷重検出装置の構成を示している。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
図5は、第3の実施形態に係わるエレベータシステムおける処理手順を表すフローチャートである。なお、本実施形態の基本構成は、第1の実施形態で説明した図1及び図2と同様であるため、ここでは省略する。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。長尺物振れ感知器は、必ずしも加速度センサと演算部で構成されたものに限らず、長尺物であるワイヤーロープの振れを検出できるものであればよい。さらに、ワイヤーロープがメインロープに限らないのは勿論のことである。また、エレベータの構成は、前記図1又は図2に何ら限定されるものではなく、ワイヤーロープによりかごを昇降可能なものであれば適用することが可能である。
Claims (6)
- 建物の昇降路内に昇降可能に設置されたかごと、
前記かごに取り付けられたワイヤーロープと、
前記ワイヤーロープを駆動することにより前記かごを昇降させる電動機と、
前記ワイヤーロープの端部に設けられ、前記かごに加わる荷重を検出する荷重検出装置と、
前記建物の振動を感知し、前記ワイヤーロープの振れを検出する長尺物振れ感知器と、
前記長尺物振れ感知器と前記荷重検出装置の各検出信号に基づいて、エレベータ異常時の管制運転を行う制御装置と、
を具備し、
前記制御装置は、
前記長尺物振れ感知器によって前記ワイヤーロープの振れが検出された場合に、前記かごの停止階がワイヤロープが建物揺れに共振しない非共振階として登録されていたにも拘わらず、前記かご内に乗客がいない状態での前記荷重検出装置の検出信号から前記ワイヤーロープが振れていると判断された場合、前記停止階の登録を非共振階から建物揺れに共振する共振階へ変更する、
ことを特徴とするエレベータシステム。 - 前記制御装置は、
前記長尺物振れ感知器によって前記ワイヤーロープの振れが検出された場合に、最寄り階で前記かごを停止し、該最寄り階が共振階か非共振階かを判定し、
前記最寄り階が共振階の場合は前記管制運転を行い、
前記最寄り階が非共振階の場合は、前記かご内に乗客がいない状態での前記荷重検出装置の検出信号から前記ワイヤーロープが振れているか否かを判定し、前記ワイヤーロープが振れていない場合は前記管制運転を行い、振れている場合は前記最寄り階を共振階に変更した後に前記管制運転を行う、
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。 - 建物の昇降路内に昇降可能に設置されたかごと、
前記かごに取り付けられたワイヤーロープと、
前記ワイヤーロープを駆動することにより前記かごを昇降させる電動機と、
前記ワイヤーロープの端部に設けられ、前記かごに加わる荷重を検出する荷重検出装置と、
前記建物の振動を感知し、前記ワイヤーロープの振れを検出する長尺物振れ感知器と、
前記長尺物振れ感知器と前記荷重検出装置の各検出信号に基づいて、エレベータ異常時の管制運転を行う制御装置と、
を具備し、
前記制御装置は、
前記長尺物振れ感知器によって前記ワイヤーロープの振れが検出されていないにも拘わらず、前記かご内に乗客がいない状態での前記荷重検出装置の検出出力信号から前記ワイヤーロープが振れていると判断された場合、前記長尺物振れ感知器の振れ検出機能が異常をきたしているとして、前記長尺物振れ感知器が異常であることを表す異常信号を外部に出力すると共に、前記管制運転を行う、
ことを特徴とするエレベータシステム。 - 建物の昇降路内に昇降可能に設置されたかごと、
前記かごに取り付けられたワイヤーロープと、
前記ワイヤーロープを駆動することにより前記かごを昇降させる電動機と、
前記ワイヤーロープの端部に設けられ、前記かごに加わる荷重を検出する荷重検出装置と、
前記建物の振動を感知し、前記ワイヤーロープの振れを検出する長尺物振れ感知器と、
前記長尺物振れ感知器と前記荷重検出装置の各検出信号に基づいて、エレベータ異常時の管制運転を行う制御装置と、
を具備し、
前記制御装置は、
前記長尺物振れ感知器によって前記ワイヤーロープの振れが検出され、管制運転が行われている場合に、
前記長尺物振れ感知器が振れを検出している状態から振れを検出していない状態となったにも拘わらず、前記荷重検出装置の検出信号から前記ワイヤーロープの振れが継続していると判断された場合、前記ワイヤーロープの振れが収束した際のエレベータ制御は実行せず、
前記荷重検出装置の検出信号から前記ワイヤーロープの振れが収束したと判断された後に、前記ワイヤーロープの振れが収束した際のエレベータ制御を実行する、
ことを特徴とするエレベータシステム。 - 前記制御装置は、前記荷重検出装置の出力信号から前記ワイヤーロープの振れが収束したと判断されてから一定時間経過後に前記ワイヤーロープの振れが収束した際のエレベータ制御を実行することを特徴とする請求項4記載のエレベータシステム。
- 建物の昇降路内に昇降可能に設置されたかごと、
前記かごに取り付けられたワイヤーロープと、
前記ワイヤーロープを駆動することにより前記かごを昇降させる電動機と、
前記ワイヤーロープの端部に設けられ、前記かごに加わる荷重を検出する荷重検出装置と、
前記建物の振動を感知し、前記ワイヤーロープの振れを検出する長尺物振れ感知器と、
前記長尺物振れ感知器と前記荷重検出装置の各検出信号に基づいて、エレベータ異常時の管制運転を行う制御装置と、
を具備し、
前記制御装置は、
前記長尺物振れ感知器によって前記ワイヤーロープの振れが検出された場合に、前記かごの停止階が建物揺れに共振しない非共振階として登録されていたにも拘わらず、前記かご内に乗客がいない状態での前記荷重検出装置の検出信号から前記ワイヤーロープが振れていると判断された場合、前記停止階の登録を非共振階から建物揺れに共振する共振階へ変更する第1のモードと、
前記長尺物振れ感知器によって前記ワイヤーロープの振れが検出されていないにも拘わらず、前記かご内に乗客がいない状態での前記荷重検出装置の検出出力信号から前記ワイヤーロープが振れていると判断された場合、前記長尺物振れ感知器の振れ検出機能が異常をきたしているとして、前記長尺物振れ感知器が異常であることを表す異常信号を外部に出力すると共に、前記管制運転を行う第2のモードと、
前記長尺物振れ感知器によって前記ワイヤーロープの振れが検出され、管制運転が行われている場合に、前記長尺物振れ感知器が振れを検出している状態から振れを検出していない状態となったにも拘わらず、前記荷重検出装置の検出信号から前記ワイヤーロープの振れが継続していると判断された場合、前記ワイヤーロープの振れが収束した際のエレベータ制御は実行せず、前記荷重検出装置の検出信号から前記ワイヤーロープの振れが収束したと判断された後に、前記ワイヤーロープの振れが収束した際のエレベータ制御を実行する第3のモードと、
を有することを特徴とするエレベータシステム。
Priority Applications (1)
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JP2011054321A JP5721261B2 (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | エレベータシステム |
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- 2011-03-11 JP JP2011054321A patent/JP5721261B2/ja active Active
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