JP2012034120A - Portable terminal device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、携帯端末装置に関する。 The present invention relates to a mobile terminal device.
近年、携帯電話やラップトップ型コンピュータといった携帯端末装置などの需要が拡大している。特にテレビ電話や動画再生、ハンズフリー電話機能などの音響機能を商品価値とした薄型の携帯端末装置の開発が進められている(例えば、特許文献1〜4)。 In recent years, demand for mobile terminal devices such as mobile phones and laptop computers has been increasing. In particular, development of a thin portable terminal device having a commercial value of a sound function such as a videophone, a moving image reproduction, and a hands-free telephone function is being promoted (for example, Patent Documents 1 to 4).
ところで、携帯端末装置からの音声の放射を停止させるには、音声出力を停止させるための操作を行うことが一般的であるが、この操作に応じた制御によって音声出力を停止させるには、ある程度の時間を要する。このため、より短時間で音声の放射を停止できる携帯端末装置の開発が望まれている。 By the way, in order to stop the sound emission from the mobile terminal device, it is common to perform an operation for stopping the sound output, but in order to stop the sound output by the control according to this operation, to some extent Takes time. For this reason, development of the portable terminal device which can stop radiation | emission of a sound for a shorter time is desired.
本発明の目的は、短時間で音声の放射を停止できる携帯端末装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a portable terminal device that can stop sound emission in a short time.
本発明によれば、相互にスライド可能に連結された第1及び第2の筐体と、
前記第1の筐体内に設けられた第1スピーカと、
前記第1の筐体に形成され、前記第1スピーカから発せられる音波を前記第1の筐体の外部へ放射させる第1放音孔と、
前記第2の筐体内に設けられた第2スピーカと、
前記第2の筐体に形成され、前記第2スピーカから発せられる音波を前記第2の筐体の外部へ放射させる第2放音孔と、
を有し、
前記スライドによる前記第1及び第2の筐体の相対的な位置関係が第1の状態の時には、前記第2の筐体が前記第1放音孔を塞がないとともに、前記第1の筐体が前記第2放音孔を塞がない状態となり、
前記位置関係が第2の状態の時には、前記第2の筐体が前記第1放音孔を塞ぐとともに、前記第1の筐体が前記第2放音孔を塞がない状態となり、
前記位置関係が第3の状態の時には、前記第2の筐体が前記第1放音孔を塞ぐとともに、前記第1の筐体が前記第2放音孔を塞ぐ状態となることを特徴とする携帯端末装置が提供される。
According to the present invention, first and second housings slidably connected to each other;
A first speaker provided in the first housing;
A first sound emitting hole formed in the first casing and radiating a sound wave emitted from the first speaker to the outside of the first casing;
A second speaker provided in the second housing;
A second sound emitting hole formed in the second casing and radiating sound waves emitted from the second speaker to the outside of the second casing;
Have
When the relative positional relationship between the first and second casings by the slide is in the first state, the second casing does not block the first sound emitting hole, and the first casing The body does not block the second sound emitting hole,
When the positional relationship is in the second state, the second housing closes the first sound emitting hole, and the first housing does not close the second sound emitting hole.
When the positional relationship is in the third state, the second housing closes the first sound emitting hole, and the first housing closes the second sound emitting hole. A portable terminal device is provided.
本発明によれば、短時間で音声の放射を停止することができる。 According to the present invention, sound emission can be stopped in a short time.
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In all the drawings, the same components are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted as appropriate.
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る携帯端末装置の模式的な側断面図である。このうち図1(a)は第1の状態を、図1(b)は第2の状態を、図1(c)は第3の状態を、それぞれ示す。
[First Embodiment]
FIG. 1 is a schematic sectional side view of a mobile terminal device according to the first embodiment. 1A shows the first state, FIG. 1B shows the second state, and FIG. 1C shows the third state.
第1の実施形態に係る携帯端末装置は、相互にスライド可能に連結された第1及び第2の筐体1、2と、第1の筐体1内に設けられた第1スピーカ11と、第1の筐体1に形成され、第1スピーカ11から発せられる音波を第1の筐体1の外部へ放射させる第1放音孔21と、第2の筐体2内に設けられた第2スピーカ12と、第2の筐体2に形成され、第2スピーカ12から発せられる音波を第2の筐体2の外部へ放射させる第2放音孔22と、を有している。そして、スライドによる第1及び第2の筐体1、2の相対的な位置関係が第1の状態の時には、第2の筐体2が第1放音孔21を塞がないとともに、第1の筐体1が第2放音孔22を塞がない状態となる。また、スライドによる位置関係が第2の状態の時には、第2の筐体2が第1放音孔21を塞ぐとともに、第1の筐体1が第2放音孔22を塞がない状態となる。また、スライドによる位置関係が第3の状態の時には、第2の筐体2が第1放音孔21を塞ぐとともに、第1の筐体1が第2放音孔22を塞ぐ状態となる。なお、携帯端末装置は、例えば、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、小型ゲーム機器、ラップトップ型パーソナルコンピュータなどである。以下、詳細に説明する。
The mobile terminal device according to the first embodiment includes first and
第1及び第2の筐体1、2は、それぞれ、例えば、扁平な直方体形状に形成されている。第1及び第2の筐体1、2は、図示しないスライド機構により、相互にスライド可能に連結されている。
The first and
第1及び第2の筐体1、2は、スライドにより、第1及び第2の筐体1、2を合わせた携帯端末装置の全長が伸びる方向及び縮む方向(図1の矢印A方向)へ互いに直線移動する。図1(a)は携帯端末装置の全長が最も伸びた状態(第1の状態)、図1(c)は携帯端末装置の全長が最も縮んだ状態(第3の状態)、図1(b)は携帯端末装置の全長が図1(a)のときと図1(c)のときの中間の状態(第2の状態)である。
The first and
第1の状態で、第1及び第2の筐体1、2は、互いに一部分ずつ重なっている。また、第2の状態では、第1及び第2の筐体1、2は、第1の状態と比べて、より広範囲で互いに重なっている。第3の状態では、第1及び第2の筐体1、2は、第2の状態と比べて、より広範囲で互いに重なっている。具体的には、例えば、第3の状態において第1及び第2の筐体1、2はほぼ完全に重なっている。
In the first state, the first and
第1の筐体1内には、第1スピーカ11が設けられている。第1の筐体1には、第1スピーカ11から発せられる音波を第1の筐体1の外部へ放射する第1放音孔21が、第1スピーカ11と対応する位置に形成されている。
A
第2の筐体2内には、第2スピーカ12が設けられている。第2の筐体2には、第2スピーカ12から発せられる音波を第2の筐体2の外部へ放射する第2放音孔22が、第2スピーカ12と対応する位置に形成されている。
A
第1の筐体1において第1放音孔21が形成されている面と、第2の筐体2において第2放音孔22が形成されている面とは、互いに向き合っており、第1及び第2筐体1、2
は、これらの面に沿って互いにスライドする。
The surface of the first housing 1 in which the first
Slide on each other along these planes.
ここで、図1(a)に示すように、第1の状態の時には、第2の筐体2が第1放音孔21を塞がないとともに、第1の筐体1も第2放音孔22を塞がず、これら第1及び第2放音孔21、22がそれぞれ開放された状態となる。従って、第1スピーカ11から発せられる音波は、第1放音孔21を介して矢印B方向に放射される。一方、第2スピーカ12から発せられる音波は、第2放音孔22を介して矢印C方向に放射される。なお、矢印C方向は矢印B方向とは反対方向である。
Here, as shown in FIG. 1A, in the first state, the
また、図1(b)に示すように、第2の状態の時には、第2の筐体2が第1放音孔21を塞ぐとともに、第1の筐体1は第2放音孔22を塞がず、該第2放音孔22は開放された状態となる。従って、第1スピーカ11から発せられる音波は、第2の筐体2により遮蔽されるので、携帯端末装置の外部へ放射されない。一方、第2スピーカ12から発せられる音波は、第2放音孔22を介して矢印C方向に放射される。
In addition, as shown in FIG. 1B, in the second state, the
また、図1(c)に示すように、第3の状態の時には、第2の筐体2が第1放音孔21を塞ぐとともに、第1の筐体1も第2放音孔22を塞ぐ状態となる。従って、第1スピーカ11から発せられる音波は、第2の筐体2により遮蔽されるので、携帯端末装置の外部へ放射されない。一方、第2スピーカ12から発せられる音波も、第1の筐体1により遮蔽されるので、携帯端末装置の外部へ放射されない。
Further, as shown in FIG. 1C, in the third state, the
ここで、図1(b)に示すように、第2の筐体2において第2の状態の時に第1放音孔21と対向する部位には、第1吸音材31が設けられている。これにより、第2の状態における第1スピーカ11からの音声の音漏れを一層確実に抑制することができる。
同様に、図1(c)に示すように、第1の筐体1において第3の状態の時に第2放音孔22と対向する部位には、第2吸音材32が設けられ、第2の筐体2において第3の状態の時に第1放音孔21と対向する部位には、第3吸音材33が設けられている。これにより、第3の状態における第1スピーカ11からの音声の音漏れ並びに第2スピーカ12からの音声の音漏れを一層確実に抑制することができる。
なお、第1乃至第3吸音材31〜33は、例えば、ウレタンなどの多孔質材料により構成されている。
Here, as shown in FIG. 1B, a first
Similarly, as shown in FIG. 1C, a second
Note that the first to third
第1及び第2の筐体1、2のうちの少なくとも何れか一方には、液晶表示装置などの表示装置を設けることができる。図1の例では、第1の筐体1において、第2の筐体2とは反対側を向く面に、第1液晶表示装置41を設けているとともに、第2の筐体2において、第1の筐体1とは反対側を向く面に、第2液晶表示装置42を設けている。
At least one of the first and
また、第1及び第2の筐体1、2のうちの少なくとも何れか一方(例えば、第1の筐体1)には、例えば操作キー等を含む操作部(図示略)を設けることができる。この操作部は、例えば、第1液晶表示装置41が設けられている面とは反対側の面に設けることが挙げられる。更に、第1及び第2の筐体1、2のうちの少なくとも何れか一方(例えば、双方の筐体1、2)には、回路基板を設けることができる。なお、第1及び第2スピーカ11、12も、回路基板上に設けることが好ましい一例である。
Further, at least one of the first and second casings 1 and 2 (for example, the first casing 1) can be provided with an operation unit (not shown) including, for example, operation keys and the like. . For example, the operation unit may be provided on a surface opposite to the surface on which the first liquid
また、携帯端末装置は、例えば、音楽再生機能或いはTV視聴機能等を有し、第1の状態(図1(a))並びに第2の状態(図1(b))において音楽再生やTV視聴が可能であることが挙げられる。TV等の画像表示は、第1及び第2の液晶表示装置41、42のそれぞれで並列的に行われ、且つ、TV等の音声は、第1及び第2のスピーカ11、12のそれぞれから出力されるようになっている。
In addition, the mobile terminal device has, for example, a music playback function or a TV viewing function, and the music playback or TV viewing in the first state (FIG. 1A) and the second state (FIG. 1B). Is possible. Image display such as TV is performed in parallel on each of the first and second liquid
この場合、第1の状態において、第1の利用者が第1液晶表示装置41の正面(矢印C方向)に位置し、第2の利用者が第2液晶表示装置42の正面(矢印B方向)に位置していれば、第1の利用者は第1液晶表示装置41の画像を見ながら、第2スピーカ12から矢印C方向に出力される音声を聞くことができるとともに、第2の利用者は第2液晶表示装置42の画像を見ながら、第1スピーカ11から矢印B方向に出力される音声を聞くことができる。
ここで、第2の利用者、或いは、矢印B方向に存在する第3者に音声を聞かせたくない場合には、第1の利用者が携帯端末装置をスライド操作して第2の状態或いは第3の状態とすることにより、瞬時に、第1スピーカ11から出力される音波を第2の筐体2により遮蔽し、矢印B方向への音声の放射を停止させることができる。
なお、第2の状態では、第1の利用者は、第1の状態と同様に、第1液晶表示装置41の画像を見ながら、第2スピーカ12から矢印C方向に出力される音声を聞くことができる。
In this case, in a 1st state, a 1st user is located in the front (arrow C direction) of the 1st liquid
Here, if the second user or a third person existing in the direction of the arrow B does not want to hear the voice, the first user slides the portable terminal device to the second state or the second With the state 3, the sound wave output from the
In the second state, the first user listens to the sound output in the direction of arrow C from the
このように、携帯端末装置をスライド操作するだけで、極めて短時間で携帯端末装置からの音声の放射を停止させることができる。 In this way, the sound emission from the mobile terminal device can be stopped in a very short time by simply sliding the mobile terminal device.
図2は第1及び第2スピーカ11、12の模式図である。
FIG. 2 is a schematic diagram of the first and
第1及び第2スピーカ11、12は、例えば、シート状の振動部材30と、振動子20と、支持部材40と、信号生成部54と、制御部50と、を備えている。振動子20は例えば圧電振動子であり、振動部材30の一方の面に取り付けられている。支持部材40は、振動部材30の縁を支持している。信号生成部54及び制御部50は、振動子20に発振信号を入力することによって振動子20を振動させて、振動子20及び振動部材30より音波を発振させる発振回路(入力部)を構成している。
The first and
振動部材30は、振動子20から発生した振動によって振動し、例えば周波数が20kHz以上の音波を発振する。なお、振動子20も、自身が振動することによって、例えば周波数が20kHz以上の音波を発振する。また振動部材30は、振動子20の基本共振周波数を調整する。機械振動子の基本共振周波数は、負荷重量と、コンプラインスに依存する。コンプラインスは振動子の機械剛性であるため、振動部材30の剛性を制御することで、振動子20の基本共振周波数を制御できる。なお、振動部材30の厚みは5μm以上500μm以下であることが好ましい。また、振動部材30は、剛性を示す指標である縦弾性係数が1Gpa以上500GPa以下であることが好ましい。振動部材30の剛性が低すぎる場合や、高すぎる場合は、機械振動子として特性や信頼性を損なう可能性が出てくる。なお、振動部材30を構成する材料は、金属や樹脂など、脆性材料である振動子20に対して高い弾性率を持つ材料であれば特に限定されないが、加工性やコストの観点からリン青銅やステンレスなどが好ましい。
The
本実施形態において振動子20の平面形状は円形である。ただし振動子20の平面形状は円形に限定されない。振動子20は、振動部材30に対向する面の全面が接着剤によって振動部材30に固定されている。これにより、振動子20の片面の全面が振動部材30によって拘束される。
In the present embodiment, the planar shape of the
信号生成部54は、振動子20に入力する電気信号、例えばパラメトリックスピーカにおける変調信号を生成する。変調信号の輸送波は、例えば、周波数が20kHz以上の超音波であり、具体的には、例えば100kHzの超音波である。制御部50は、外部から入力される音声信号に応じて、信号生成部54を制御する。
The
図3は、振動子20の厚さ方向の層構造を示す断面図である。振動子20は、圧電体23、上面電極24、及び下面電極26を有している。
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the layer structure of the
圧電体23は厚さ方向に分極している。圧電体23を構成する材料は、圧電効果を有する材料であれば、無機材料及び有機材料のいずれであってもよい。ただし、電気機械変換効率が高い材料、例えばジルコン酸チタン酸塩(PZT)やチタン酸バリウム(BaTiO3)であるのが好ましい。圧電体23の厚さh1は、例えば10μm以上1mm以下である。厚さh1が10μm未満の場合、スピーカの製造時に振動子20が破損する可能性が生じる。また厚さh1が1mm超の場合、電気機械変換効率が低くなりすぎてしまい、十分な大きさの振動を得られない可能性がある。その理由は、振動子20の厚さが厚くなると、圧電振動子内における電界強度は反比例して小さくなるためである。
The
上面電極24及び下面電極26を構成する材料は特に限定されないが、例えば、銀や銀/パラジウムを使用することができる。銀は低抵抗で汎用的な電極材料として使用されているため、製造プロセスやコストなどに利点がある。銀/パラジウムは耐酸化に優れた低抵抗材料であるため、信頼性の観点から利点がある。また、上面電極24及び下面電極26の厚さh2は特に限定されないが、その厚さh2が1μm以上50μm以下であるのが好ましい。厚さh2が1μm未満では、上面電極24及び下面電極26を均一に成形することが難しくなり、その結果、電気機械変換効率が低下する可能性がある。また、上面電極24及び下面電極26の膜厚が100μmを超える場合は、上面電極24及び下面電極26が圧電体23に対して拘束面となり、エネルギー変換効率を低下させてしまう可能性が生じる。
Although the material which comprises the
振動子20は、外径=φ18mm、内径=φ12mm、厚み=100μmとすることができる。また上面電極24及び下面電極26としては、例えば厚み8μmの銀/パラジウム合金(重量比は例えば7:3)を用いることができる。また振動部材30は、外径=φ20mm、厚み=50μm(0.3mm)のリン青銅を用いることができる。支持部材40は第1スピーカ11のケースとして機能するものであり、例えば、外径=φ22mm、内径=φ20mmの筒状(例えば円筒状)に形成されている。
The
ここで、第1及び第2スピーカ11、12がパラメトリックスピーカである場合について説明する。パラメトリックスピーカは、複数の発振源それぞれからAM変調やDSB変調、SSB変調、FM変調をかけた超音波(輸送波)を空気中に放射し、超音波が空気中に伝播する際の非線形特性により、可聴音を出現させるものである。ここでの非線形とは、流れの慣性作用と粘性作用の比で示されるレイノルズ数が大きくなると、層流から乱流に推移することを示す。音波は流体内で微少にじょう乱しているため、音波は非線形で伝播している。特に超音波周波数帯では音波の非線形性が容易に観察できる。そして超音波を空気中に放射した場合、音波の非線形性に伴う高調波が顕著に発生する。また音波は、空気中において分子密度に濃淡が生じる疎密状態である。そして空気分子が圧縮よりも復元するのに時間が生じた場合、圧縮後に復元できない空気が、連続的に伝播する空気分子と衝突し、衝撃波が生じる。この衝撃波により可聴音が発生する、つまり可聴音が再生(復調)される。パラメトリックスピーカは、音の指向性が高いという利点があるとともに、音の直進性が高いという性質がある。
Here, a case where the first and
パラメトリックスピーカから出力される音波は直進性が高いため、第1及び第2放音孔21、22の内周に入射することによる音波の減衰を抑制できる。このため、可聴音を出力する一般的なスピーカを用いる場合と比べて、第1及び第2放音孔21、22の径を大幅に小さくすることができる。なお、図1では、第1及び第2放音孔21、22がそれぞれ1つずつの例を示しているが、第1及び第2放音孔21、22の数は複数ずつであっても良い。
第1放音孔21を複数分割することにより、個々の第1放音孔21の開口面積を縮小でき、防水性を高めることができる。第2放音孔22についても同様である。
Since the sound wave output from the parametric speaker has high straightness, attenuation of the sound wave caused by entering the inner circumferences of the first and second sound emission holes 21 and 22 can be suppressed. For this reason, compared with the case where the general speaker which outputs an audible sound is used, the diameter of the 1st and 2nd sound emission holes 21 and 22 can be made small significantly. FIG. 1 shows an example in which each of the first and second
By dividing the first
ここで、可聴音を出力する一般的なスピーカを用いる場合、筐体に形成する放音孔は合算面積で例えば10mm2程度必要であった。すなわち、1つのスピーカに対応する放音孔の数が10個の場合、各放音孔の面積は平均1mm2程度必要であった。放音孔の面積が大きいほど、また、放音孔の数が多いほど、水が放音孔を介して筐体内に浸入する可能性が高まる(つまり、防水性能が劣る)。
これに対し、パラメトリックスピーカを用いる場合には、第1放音孔21の合算面積は例えば3mm2以下(具体的には1mm2程度)で足りる。第2放音孔22についても同様である。
また、第1放音孔21の数(放音孔22の数)も、例えば5個以下で足りる。このため、一般的なスピーカを用いる場合と比べて、飛躍的に防水性能を高めることが可能となる。
なお、一般的なスピーカの場合、放音孔の合算面積は、スピーカの面積の1/20程度は必要であるのに対し、パラメトリックスピーカの場合、第1放音孔21の合算面積(第2放音孔22の合算面積)は、パラメトリックスピーカの面積の1/50程度で足りる。なぜなら、上述のように、パラメトリックスピーカから出力される音波は直進性が高いためである。
Here, in the case of using a general speaker that outputs audible sound, the sound emitting hole formed in the housing needs a total area of, for example, about 10 mm 2 . That is, when the number of sound emitting holes corresponding to one speaker is 10, the area of each sound emitting hole needs to be about 1 mm 2 on average. The larger the area of the sound emission holes and the greater the number of sound emission holes, the higher the possibility that water will enter the housing through the sound emission holes (that is, the waterproof performance is inferior).
On the other hand, when a parametric speaker is used, the total area of the first sound emission holes 21 is, for example, 3 mm 2 or less (specifically, about 1 mm 2 ). The same applies to the second
Further, the number of the first sound emission holes 21 (the number of the sound emission holes 22) may be five or less, for example. For this reason, compared with the case where a general speaker is used, it becomes possible to improve waterproof performance dramatically.
In the case of a general speaker, the total area of the sound emission holes needs to be about 1/20 of the area of the speaker, whereas in the case of a parametric speaker, the total area of the first sound emission holes 21 (second The total area of the sound emission holes 22) is about 1/50 of the area of the parametric speaker. This is because, as described above, the sound wave output from the parametric speaker has high straightness.
次に、第1の筐体1の内部のより具体的な構成の例について説明する。図4は第1の筐体1の模式的な拡大断面図である。図4に示すように、第1の筐体1の内部には、回路基板6と、回路基板6上に搭載された各種の構成部品7と、が設けられている。第1スピーカ11も回路基板6上に搭載されている。構成部品7は、例えば、ディスクリート部品或いは半導体パッケージ等の電子部品であることが挙げられる。ここで、第1スピーカ11から出力される音波が第1放音孔21へ到達することを妨げないように、回路基板6には通音孔8が形成されている。なお、第2の筐体2の内部構造についても同様である。
Next, an example of a more specific configuration inside the first housing 1 will be described. FIG. 4 is a schematic enlarged cross-sectional view of the first housing 1. As shown in FIG. 4, a
以上のような第1の実施形態によれば、携帯端末装置をスライド操作することによって、短時間で、特定の方向への音声の放射を遮断することができる。 According to the first embodiment as described above, sound emission in a specific direction can be blocked in a short time by sliding the mobile terminal device.
〔第2の実施形態〕
図5は第2の実施形態に係る携帯端末装置の模式的な側断面図である。本実施形態に係る携帯端末装置は、第2液晶表示装置42を有していない点でのみ第1の実施形態に係る携帯端末装置と相違し、その他の点では第1の実施形態に係る携帯端末装置と同様に構成されている。この場合も、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第3の実施形態〕
本実施形態に係る携帯端末装置の第1及び第2スピーカ11、12は、振動子20の代わりに、図6に示したMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)アクチュエータ70を有している。その他の点では、本実施形態に係る携帯端末装置は、第1又は第2の実施形態に係る携帯端末装置と同様に構成されている。
[Second Embodiment]
FIG. 5 is a schematic side sectional view of a mobile terminal device according to the second embodiment. The mobile terminal device according to the present embodiment is different from the mobile terminal device according to the first embodiment only in that the second liquid
[Third Embodiment]
The first and
図6に示す例において、MEMSアクチュエータ70の駆動方式は圧電方式であり、圧電薄膜層72を上部可動電極層74及び下部可動電極層76ではさんだ構造を有している。MEMSアクチュエータ70は、信号生成部54から上部可動電極層74及び下部可動電極層76に信号が入力されることにより動作する。MEMSアクチュエータ70の製造には、例えばエアロゾルデポジション法が用いられるが、この方法に限定されない。ただしエアロゾルデポジション法を用いた場合、圧電薄膜層72、上部可動電極層74及び下部可動電極層76をそれぞれ曲面上にも成膜できるため好ましい。なおMEMSアクチュエータ70の駆動方式は、静電方式、電磁方式、又は熱伝導方式であってもよい。
In the example shown in FIG. 6, the driving method of the
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described with reference to drawings, these are the illustrations of this invention, Various structures other than the above are also employable.
また、上記においては、第1及び第2の筐体1、2のスライド移動が直線移動である例を説明したが、曲線状にスライド移動するように構成されていても良い。
In the above description, the example in which the sliding movement of the first and
1 第1の筐体
2 第2の筐体
6 回路基板
7 構成部品
8 通音孔
11 第1スピーカ
12 第2スピーカ
20 振動子
21 第1放音孔
22 第2放音孔
23 圧電体
24 上面電極
26 下面電極
30 振動部材
31 第1吸音材
32 第2吸音材
33 第3吸音材
40 支持部材
41 第1液晶表示装置
42 第2液晶表示装置
50 制御部
54 信号生成部
70 アクチュエータ
72 圧電薄膜層
74 上部可動電極層
76 下部可動電極層
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 1st housing | casing 2 2nd housing | casing 6 Circuit board 7
Claims (8)
前記第1の筐体内に設けられた第1スピーカと、
前記第1の筐体に形成され、前記第1スピーカから発せられる音波を前記第1の筐体の外部へ放射させる第1放音孔と、
前記第2の筐体内に設けられた第2スピーカと、
前記第2の筐体に形成され、前記第2スピーカから発せられる音波を前記第2の筐体の外部へ放射させる第2放音孔と、
を有し、
前記スライドによる前記第1及び第2の筐体の相対的な位置関係が第1の状態の時には、前記第2の筐体が前記第1放音孔を塞がないとともに、前記第1の筐体が前記第2放音孔を塞がない状態となり、
前記位置関係が第2の状態の時には、前記第2の筐体が前記第1放音孔を塞ぐとともに、前記第1の筐体が前記第2放音孔を塞がない状態となり、
前記位置関係が第3の状態の時には、前記第2の筐体が前記第1放音孔を塞ぐとともに、前記第1の筐体が前記第2放音孔を塞ぐ状態となることを特徴とする携帯端末装置。 First and second housings slidably connected to each other;
A first speaker provided in the first housing;
A first sound emitting hole formed in the first casing and radiating a sound wave emitted from the first speaker to the outside of the first casing;
A second speaker provided in the second housing;
A second sound emitting hole formed in the second casing and radiating sound waves emitted from the second speaker to the outside of the second casing;
Have
When the relative positional relationship between the first and second casings by the slide is in the first state, the second casing does not block the first sound emitting hole, and the first casing The body does not block the second sound emitting hole,
When the positional relationship is in the second state, the second housing closes the first sound emitting hole, and the first housing does not close the second sound emitting hole.
When the positional relationship is in the third state, the second housing closes the first sound emitting hole, and the first housing closes the second sound emitting hole. Mobile terminal device.
前記第1の筐体において前記第3の状態の時に前記第2放音孔と対向する部位と、
前記第2の筐体において前記第3の状態の時に前記第1放音孔と対向する部位と、
のうちの少なくとも何れかに吸音材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。 A portion of the second housing that faces the first sound emitting hole when in the second state;
A portion of the first casing that faces the second sound emitting hole when in the third state;
A portion of the second casing that faces the first sound emitting hole when in the third state;
The mobile terminal device according to claim 1, wherein a sound absorbing material is provided in at least one of the devices.
シート状の振動部材と、
前記振動部材の一方の面に取り付けられた振動子と、
前記振動部材の縁を支持する支持部と、
前記振動子に発振信号を入力することによって前記振動子を振動させて、前記振動子及び前記振動部材より音波を発振させる入力部と、
を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の携帯端末装置。 The speaker is
A sheet-like vibrating member;
A vibrator attached to one surface of the vibrating member;
A support portion for supporting an edge of the vibration member;
An input unit that vibrates the vibrator by inputting an oscillation signal to the vibrator and oscillates a sound wave from the vibrator and the vibrating member;
5. The mobile terminal device according to claim 1, comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010171005A JP2012034120A (en) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | Portable terminal device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010171005A JP2012034120A (en) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | Portable terminal device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012034120A true JP2012034120A (en) | 2012-02-16 |
Family
ID=45847016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010171005A Pending JP2012034120A (en) | 2010-07-29 | 2010-07-29 | Portable terminal device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012034120A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112261180A (en) * | 2020-10-12 | 2021-01-22 | 维沃移动通信有限公司 | Electronic device, control method of electronic device, and computer-readable storage medium |
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WO2022108213A1 (en) * | 2020-11-17 | 2022-05-27 | 삼성전자 주식회사 | Electronic device comprising speaker and operation method of same |
WO2022154468A1 (en) * | 2021-01-13 | 2022-07-21 | 삼성전자 주식회사 | Speaker module structure and electronic device comprising same |
-
2010
- 2010-07-29 JP JP2010171005A patent/JP2012034120A/en active Pending
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