JP2012029105A - Oscillation device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、発振装置に関する。 The present invention relates to an oscillation device.
近年、携帯電話やラップトップ型コンピュータの携帯端末などの需要が拡大している。特にテレビ電話や動画再生、ハンズフリー電話機能などの音響機能を商品価値とした薄型の携帯端末の開発が進められている。これらの開発の中で、小型でかつ出力が大きい電気音響変換器の要求が高まっている。従来、携帯電話等の電子機器には、電気音響変換器として動電型電気音響変換器が利用されている。この動電型電気音響変換器は、永久磁石とボイスコイルと振動膜を有する。しかしながら動電型電気音響変換器は、その動作原理及び構造から、薄型化には限界がある。そこで、例えば特許文献1、2に記載されているように、圧電振動子を有するパラメトリックスピーカが新たな電気音響変換器として期待されている。
In recent years, the demand for mobile terminals such as mobile phones and laptop computers has been increasing. In particular, the development of thin mobile terminals with commercial functions such as videophones, video playback, and hands-free phone functions is underway. In these developments, there is an increasing demand for electroacoustic transducers that are small in size and large in output. Conventionally, an electrodynamic electroacoustic transducer is used as an electroacoustic transducer in an electronic device such as a mobile phone. This electrodynamic electroacoustic transducer has a permanent magnet, a voice coil, and a diaphragm. However, the electrodynamic electroacoustic transducer is limited in thickness because of its operation principle and structure. Therefore, for example, as described in
なお、特許文献3には、貫通孔を有する第1及び第2の電極と、第1及び第2の電極により挟まれるとともに導電層を有し、導電層に電圧が印加される振動膜と、を有する静電型超音波トランスデューサーが記載されている。
In
パラメトリックスピーカは、変調された音声信号を発振後に復調することにより、可聴域の音を再生するものである。ここで、新たな復調方式を創出すれば、パラメトリックスピーカの特性をさらに向上させる糸口となる可能性がある。 A parametric speaker reproduces sound in the audible range by demodulating a modulated audio signal after oscillation. Here, if a new demodulation method is created, it may become a clue to further improve the characteristics of the parametric speaker.
本発明の目的は、パラメトリックスピーカにおいて新たな復調方式を実現することができる発振装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide an oscillation device that can realize a new demodulation method in a parametric speaker.
本発明によれば、シート状の振動部材と、
前記振動部材の一方の面に取り付けられた振動子と、
前記振動部材の縁を支持する支持部材と、
前記振動部材に対向し、少なくとも1つの貫通孔が形成された復調膜と、
前記振動子に発振信号を入力することによって前記振動子を振動させて、前記振動子及び前記振動部材より音波を発振させる入力部と、
を備え、
前記復調膜の膜厚が、前記音波の波長の1/4以下であることを特徴とする発振装置が提供される。
According to the present invention, a sheet-like vibration member;
A vibrator attached to one surface of the vibrating member;
A support member for supporting an edge of the vibration member;
A demodulating film facing the vibrating member and having at least one through hole formed thereon;
An input unit that vibrates the vibrator by inputting an oscillation signal to the vibrator and oscillates a sound wave from the vibrator and the vibrating member;
With
An oscillation device is provided in which the thickness of the demodulation film is ¼ or less of the wavelength of the sound wave.
本発明によれば、パラメトリックスピーカにおいて新たな復調方式を実現することができる。 According to the present invention, a new demodulation method can be realized in a parametric speaker.
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In all the drawings, the same components are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted as appropriate.
〔第1の実施形態〕
図1は、第1の実施形態に係る発振装置の構成を示す断面図である。図2は図1の発振装置の復調膜30の平面図である。この発振装置は、シート状の振動部材10、振動子20、復調膜30、支持部材40、信号生成部54及び制御部50を備えている。振動子20は例えば圧電振動子であり、振動部材10の一方の面に取り付けられている。支持部材40は、振動部材10の縁を支持している。復調膜30は、振動部材10に対向している。復調膜30には、少なくとも1つの貫通孔32が形成されている。信号生成部54及び制御部50は、振動子20に発振信号を入力することによって振動子20を振動させて、振動子20及び振動部材10より音波を発振させる発振回路(入力部)を構成している。そして、復調膜30の膜厚は、発振する音波の波長の1/4以下である。この発振装置は、例えばパラメトリックスピーカの発振源として使用される。このパラメトリックスピーカは、例えば電子機器(例えば、携帯電話機、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、小型ゲーム機器など)の音源として使用される。以下、詳細に説明する。
[First Embodiment]
FIG. 1 is a cross-sectional view illustrating the configuration of the oscillation device according to the first embodiment. FIG. 2 is a plan view of the
振動部材10は、振動子20から発生した振動によって振動し、例えば周波数が20kHz以上の音波を発振する。なお、振動子20も、自身が振動することによって、例えば周波数が20kHz以上の音波を発振する。また振動部材10は、振動子20の基本共振周波数を調整する。機械振動子の基本共振周波数は、負荷重量と、コンプラインスに依存する。コンプラインスは振動子の機械剛性であるため、振動部材10の剛性を制御することで、振動子20の基本共振周波数を制御できる。なお、振動部材10の厚みは5μm以上500μm以下であることが好ましい。また、振動部材10は、剛性を示す指標である縦弾性係数が1Gpa以上500GPa以下であることが好ましい。振動部材10の剛性が低すぎる場合や、高すぎる場合は、機械振動子として特性や信頼性を損なう可能性が出てくる。なお、振動部材10を構成する材料は、金属や樹脂など、脆性材料である振動子20に対して高い弾性率を持つ材料であれば特に限定されないが、加工性やコストの観点からリン青銅やステンレスなどが好ましい。
The
本実施形態において振動子20の平面形状は円形である。ただし振動子20の平面形状は円形に限定されない。振動子20は、振動部材10に対向する面の全面が接着剤によって振動部材10に固定されている。これにより、振動子20の片面の全面が振動部材10によって拘束される。
In the present embodiment, the planar shape of the
信号生成部54は、振動子20に入力する電気信号、例えばパラメトリックスピーカにおける変調信号を生成する。変調信号の輸送波は、例えば、周波数が20kHz以上の超音波であり、具体的には、例えば100kHzの超音波である。制御部50は、外部から入力された情報に応じて、信号生成部54を制御する。発振装置をスピーカとして使用する場合、制御部50に入力される情報は音声信号である。
The
復調膜30の膜厚は、上記のように、振動子20及び振動部材10により発振される音波の波長の1/4以下である。
ここで、信号生成部54は、所定範囲内の周波数の音波が振動子20及び振動部材10から発振されるように、所定の変調信号を振動子20に入力することが好ましい。振動子20及び振動部材10により発振される音波が経時的に変動したとしても、復調膜30の膜厚が、振動子20及び振動部材10により発振される音波の波長の1/4以下であるという条件を満たせばよい。
As described above, the thickness of the
Here, the
復調膜30は、例えば樹脂により構成されている。復調膜30の厚みは、電気音響変換器の形状を損なわせいため、0.5mm以下が好ましい。復調膜30を構成する樹脂材料は特に限定されないが、汎用性や加工性を考慮すると、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ウレタン、又はポリエチレンなどが好ましい。
The
本実施形態において、復調膜30は、複数の貫通孔32を全面に亘って分散した配置で有している。また復調膜30は、縁が支持部材40に固定されている。復調膜30は、例えば、振動子20を介して振動部材10とは反対側に位置している。ただし復調膜30は、振動部材10を介して振動子20とは反対側に位置していてもよい。
In the present embodiment, the
図3は、振動子20の厚さ方向の層構造を示す断面図である。振動子20は、圧電体22、上面電極24、及び下面電極26を有している。
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the layer structure of the
圧電体22は厚さ方向に分極している。圧電体22を構成する材料は、圧電効果を有する材料であれば、無機材料及び有機材料のいずれであってもよい。ただし、電気機械変換効率が高い材料、例えばジルコン酸チタン酸塩(PZT)やチタン酸バリウム(BaTiO3)であるのが好ましい。圧電体22の厚さh1は、例えば10μm以上1mm以下である。厚さh1が10μm未満の場合、発振装置の製造時に振動子20が破損する可能性が生じる。また厚さh1が1mm超の場合、電気機械変換効率が低くなりすぎてしまい、十分な大きさの振動を得られない可能性がある。その理由は、振動子20の厚さが厚くなると、圧電振動子内における電界強度は反比例して小さくなるためである。
The
上面電極24及び下面電極26を構成する材料は特に限定されないが、例えば、銀や銀/パラジウムを使用することができる。銀は低抵抗で汎用的な電極材料として使用されているため、製造プロセスやコストなどに利点がある。銀/パラジウムは耐酸化に優れた低抵抗材料であるため、信頼性の観点から利点がある。また、上面電極24及び下面電極26の厚さh2は特に限定されないが、その厚さh2が1μm以上50μm以下であるのが好ましい。厚さh2が1μm未満では、上面電極24及び下面電極26を均一に成形することが難しくなり、その結果、電気機械変換効率が低下する可能性がある。また、上面電極24及び下面電極26の膜厚が100μmを超える場合は、上面電極24及び下面電極26が圧電体22に対して拘束面となり、エネルギー変換効率を低下させてしまう可能性が生じる。
Although the material which comprises the
次に、発振装置の製造方法を説明する。まず、振動子20を所定の平面形状に加工する。また振動部材10を所定の形状に加工する。この段階で、振動子20の圧電体22には既に分極処理がなされている。次いで、エポキシ樹脂等の接着剤を用いて、振動子20を振動部材10に固定する。なお振動部材10を支持部材40に固定するタイミングは、振動子20を振動部材10に固定した後であってもよいし、固定する前であってもよい。支持部材40は、例えばステンレスなどの金属により形成される。そして振動部材10に振動子20を固定し、且つ、振動部材10を支持部材40に固定した後、復調膜30を支持部材40に取り付ける。
Next, a method for manufacturing the oscillation device will be described. First, the
ここで、振動子20は、外径=φ18mm、内径=φ12mm、厚み=100μmとすることができる。また上面電極24及び下面電極26としては、例えば厚み8μmの銀/パラジウム合金(重量比は例えば7:3)を用いることができる。また振動部材10は、外径=φ20mm、厚み=50μm(0.3mm)のリン青銅を用いることができる。支持部材40は発振装置のケースとして機能するものであり、例えば、外径=φ22mm、内径=φ20mmの筒状(例えば円筒状)に形成されている。
Here, the
次に、本実施形態に係る発振装置をパラメトリックスピーカとして用いる場合について説明する。 Next, a case where the oscillation device according to the present embodiment is used as a parametric speaker will be described.
まず、一般的なパラメトリックスピーカの原理を説明する。パラメトリックスピーカは、複数の発振源それぞれからAM変調やDSB変調、SSB変調、FM変調をかけた超音波(輸送波)を空気中に放射し、超音波が空気中に伝播する際の非線形特性により、可聴音を出現させるものである。ここでの非線形とは、流れの慣性作用と粘性作用の比で示されるレイノルズ数が大きくなると、層流から乱流に推移することを示す。音波は流体内で微少にじょう乱しているため、音波は非線形で伝播している。特に超音波周波数帯では音波の非線形性が容易に観察できる。そして超音波を空気中に放射した場合、音波の非線形性に伴う高調波が顕著に発生する。また音波は、空気中において分子密度に濃淡が生じる疎密状態である。そして空気分子が圧縮よりも復元するのに時間が生じた場合、圧縮後に復元できない空気が、連続的に伝播する空気分子と衝突し、衝撃波が生じる。この衝撃波により可聴音が発生する。 First, the principle of a general parametric speaker will be described. A parametric speaker emits ultrasonic waves (transport waves) subjected to AM modulation, DSB modulation, SSB modulation, and FM modulation from each of a plurality of oscillation sources into the air, and due to nonlinear characteristics when the ultrasonic waves propagate into the air , To make an audible sound appear. Non-linear here means that the flow changes from laminar flow to turbulent flow when the Reynolds number indicated by the ratio between the inertial action and the viscous action of the flow increases. Since the sound wave is slightly disturbed in the fluid, the sound wave propagates nonlinearly. In particular, in the ultrasonic frequency band, the nonlinearity of sound waves can be easily observed. And when an ultrasonic wave is radiated in the air, harmonics accompanying the nonlinearity of the sound wave are remarkably generated. The sound wave is a dense state where the density of the molecular density is generated in the air. When it takes time for air molecules to recover from compression, air that cannot be recovered after compression collides with air molecules that continuously propagate, and a shock wave is generated. An audible sound is generated by this shock wave.
次に、本実施形態の発振装置をパラメトリックスピーカとして用いた場合の原理を説明する。本実施形態において振動子20に変調信号が入力されると、振動子20及び振動部材10から、変調信号に従った超音波が放射される。
Next, the principle when the oscillation device of this embodiment is used as a parametric speaker will be described. In this embodiment, when a modulation signal is input to the
図4はこの放射される超音波の復調のメカニズムの一例を示す模式図であり、図1の断面図と対応している。図4に示すように、放射された超音波の一部1は、例えば振動子20から貫通孔32へ向けて直進する。また、放射された超音波の他の一部2は、例えば、振動子20から復調膜30の裏面(振動子20と対向する面)へ向けて直進した後、この裏面に沿って貫通孔32側へ進む。こうして、超音波の一部1と一部2とは、貫通孔32の近傍の干渉領域3にて互いに干渉する。ここで、超音波の一部1は干渉領域3へ向けて直進するのに対し、一部2は屈曲した経路で干渉領域3へ到達する。つまり、超音波の他の一部2は一部1よりも長い距離を経由して干渉領域3へ到達する。このため、干渉領域3へ到達するまでに、超音波の一部1と一部2とで位相差が生じている。そして互いに位相がずれた超音波の一部1と一部2とが重なり合うことにより、可聴音が生成(復調)される。
FIG. 4 is a schematic diagram showing an example of a mechanism for demodulating the emitted ultrasonic wave, and corresponds to the cross-sectional view of FIG. As shown in FIG. 4, a
ここで、復調膜30の膜厚が発振される音波の波長の1/4を超える場合の動作を説明する。復調膜30は、空気とは音波の伝播速度が異なると考えられる。このため、貫通孔32を通過する超音波と、復調膜30の中を進んだ後に復調膜30から放射された超音波との間には、位相差が生じる。そして、これらの超音波が互いに重なり合うことによる復調が生じる。復調膜30の膜厚が波長の1/4を超える場合の方が、このメカニズムでの復調が生じやすくなると同時に、図4を用いて上述したようなメカニズムでの復調が生じにくくなる。
これに対し、本実施形態では、復調膜30の膜厚が、発振される音波の波長の1/4以下であるため、図4を用いて上述したようなメカニズムでの復調が優先的に生じる。
また、復調膜30は内部損失が大きい材料により構成され、その値は振動部材10の内部損失よりも大きい。本実施形態では、復調膜30の中を進んだ超音波が復調された可聴音よりも、例えば上述したような経路の超音波の一部1と一部2とが復調された可聴音が支配的となるため、音質の劣化を抑制することができる。
Here, the operation when the film thickness of the
On the other hand, in the present embodiment, since the thickness of the
The
なお、超音波の一部1と一部2との位相差は、発振される音波の波長の1/4以下であることが好ましい。仮に、超音波の一部1と一部2との位相差が波長の1/2であれば、一部1と一部2とが互いに相殺されてしまう。また、超音波の一部1と一部2との位相差が波長の1/2に近づくほど、相殺される割合が高まるため、可聴音の出力が低下する。
これに対し、超音波の一部1と一部2との位相差を1/4以下とすることにより、確実に可聴音の復調を実現しつつ、可聴音の出力効率を高めることができる。
そして、貫通孔32の半径を発振される音波の波長の1/4以下とすることにより、超音波の一部1と一部2との位相差を発振される音波の波長の1/4以下にし易くなる。
The phase difference between the
On the other hand, by setting the phase difference between the
Then, by setting the radius of the through
また、復調膜30が金属膜等の硬質材料により構成されている場合、超音波の他の一部2は復調膜30にて反射し易いため、上述したような理想的な経路では進みにくくなる。
これに対し、本実施形態では、復調膜30は、樹脂等の軟質材料により構成されているため、超音波の他の一部2は復調膜30にて反射しにくくなるとともに、上述したような理想的な経路で進みやすくなる。その結果、図4を用いて説明したメカニズムでの復調が生じやすくなる。
In addition, when the
On the other hand, in the present embodiment, the
このように、本実施形態によれば、パラメトリックスピーカにおいて新たな復調方式を実現することができる。 Thus, according to the present embodiment, a new demodulation method can be realized in the parametric speaker.
〔第2の実施形態〕
図5は第2の実施形態に係る発振装置の振動子20の構成を示す分解斜視図である。本実施形態に係る発振装置は、振動子20が圧電体22と電極24とを交互に複数積層させた構造を有している点を除いて、第1の実施形態に係る発振装置と同様の構成である。図5では、圧電体22及び電極24がそれぞれ4層ずつで、合計8層の例を示している。圧電体22の分極方向は、一層ごとに入れ替わっており、互い違いになっている。
[Second Embodiment]
FIG. 5 is an exploded perspective view showing the configuration of the
本実施形態においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また振動子20を、複数の圧電体22と電極24とを交互に複数積層させた構造にしているため、振動子20の伸縮量が大きくなる。従って、発振装置の出力を大きくすることができる。
In this embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained. Further, since the
〔第3の実施形態〕
図6は第3の実施形態に係る発振装置の断面図である。本実施形態に係る発振装置においては、第1又は第2の実施形態に係る発振装置が、復調膜30及び振動部材10の面方向に複数並んで設けられている。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また複数の発振装置を有しているため、出力を大きくすることができる。
[Third Embodiment]
FIG. 6 is a cross-sectional view of the oscillation device according to the third embodiment. In the oscillation device according to the present embodiment, a plurality of the oscillation devices according to the first or second embodiment are provided side by side in the surface direction of the
Also according to this embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained. In addition, since a plurality of oscillation devices are provided, the output can be increased.
〔第4の実施形態〕
図7は、第4の実施形態に係る発振装置の断面図である。この発振装置は、振動部材10の両面にそれぞれ振動子20を有している点を除いて、第1又は第2の実施形態に係る発振装置と同様の構成である。すなわち本実施形態において、発振装置は、振動部材10の両面を振動子20で拘束したバイモルフ構造を有している。各振動子20には、信号生成部54から発振信号が入力されるようになっている。2つの振動子20は、互いに同一形状であってもよいし、異なる形状であってもよい。
[Fourth Embodiment]
FIG. 7 is a cross-sectional view of the oscillation device according to the fourth embodiment. This oscillation device has the same configuration as that of the oscillation device according to the first or second embodiment, except that the
本実施形態によっても第1又は第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。また振動子20がバイモルフ構造を有しているため、より大きな振動を得ることができる。
According to this embodiment, the same effect as that of the first or second embodiment can be obtained. Further, since the
〔第5の実施形態〕
図8は、第5の実施形態に係る発振装置の断面図である。この発振装置は、振動部材10が第2振動部材60を介して支持部材40に取り付けられている点を除いて、第1〜第4の実施形態のいずれかと同様の構成である。なお図8は、この点を除いて第1の実施形態と同様の場合を図示している。
[Fifth Embodiment]
FIG. 8 is a cross-sectional view of the oscillation device according to the fifth embodiment. This oscillation device has the same configuration as that of any of the first to fourth embodiments, except that the
第2振動部材60は、振動部材10よりも剛性が低くなるように形成されている。第2振動部材60は、例えばウレタン、PET、及びポリエチレンなどの樹脂材料により形成されている。第2振動部材60の厚さは、特に限定されないが、振動部材10の端部の動きやすさが確保でき、かつ耐久性が基準を満たすように、その値が決定される。
The
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また振動部材10が第2振動部材60を介して支持部材40に取り付けられているため、振動部材10の端部を自由端に近づけることができる。従って、振動部材10の振動における体積排除量が大きくなり、発振装置の出力を大きくすることができる。また振動部材10及び振動子20の耐衝撃性を高くすることができる。
Also according to this embodiment, the same effect as that of the first embodiment can be obtained. Further, since the
〔第6の実施形態〕
本実施形態に係る発振装置は、振動子20の代わりに、図9に示したMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)アクチュエータ70を有している点を除いて、第1〜第5の実施形態に係る発振装置のいずれかと同様の構成である。
[Sixth Embodiment]
The oscillating device according to the present embodiment relates to the first to fifth embodiments except that it has a MEMS (Micro Electro Mechanical Systems)
図9に示す例において、MEMSアクチュエータ70の駆動方式は圧電方式であり、圧電薄膜層72を上部可動電極層74及び下部可動電極層76ではさんだ構造を有している。MEMSアクチュエータ70は、信号生成部54から上部可動電極層74及び下部可動電極層76に信号が入力されることにより動作する。MEMSアクチュエータ70の製造には、例えばエアロゾルデポジション法が用いられるが、この方法に限定されない。ただしエアロゾルデポジション法を用いた場合、圧電薄膜層72、上部可動電極層74及び下部可動電極層76をそれぞれ曲面上にも成膜できるため好ましい。なおMEMSアクチュエータ70の駆動方式は、静電方式、電磁方式、又は熱伝導方式であってもよい。
In the example shown in FIG. 9, the driving method of the
本実施形態によっても、第1〜第5の実施形態のいずれかと同様の効果を得ることができる。 Also according to the present embodiment, the same effects as in any of the first to fifth embodiments can be obtained.
なお、上記の各実施形態に係る発振装置は、例えば図10に示すように、携帯通信端末100のスピーカ102として用いることができる。
Note that the oscillation device according to each of the above embodiments can be used as the
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described with reference to drawings, these are the illustrations of this invention, Various structures other than the above are also employable.
1 超音波の一部
2 超音波の他の一部
3 干渉領域
10 振動部材
20 振動子
22 圧電体
24 上面電極
26 下面電極
30 復調膜
32 貫通孔
40 支持部材
50 制御部
54 信号生成部
60 第2振動部材
70 MEMSアクチュエータ
72 圧電薄膜層
74 上部可動電極層
76 下部可動電極層
100 携帯通信端末
102 スピーカ
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記振動部材の一方の面に取り付けられた振動子と、
前記振動部材の縁を支持する支持部材と、
前記振動部材に対向し、少なくとも1つの貫通孔が形成された復調膜と、
前記振動子に発振信号を入力することによって前記振動子を振動させて、前記振動子及び前記振動部材より音波を発振させる入力部と、
を備え、
前記復調膜の膜厚が、前記音波の波長の1/4以下であることを特徴とする発振装置。 A sheet-like vibrating member;
A vibrator attached to one surface of the vibrating member;
A support member for supporting an edge of the vibration member;
A demodulating film facing the vibrating member and having at least one through hole formed thereon;
An input unit that vibrates the vibrator by inputting an oscillation signal to the vibrator and oscillates a sound wave from the vibrator and the vibrating member;
With
An oscillation device, wherein the thickness of the demodulating film is ¼ or less of the wavelength of the sound wave.
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2010
- 2010-07-23 JP JP2010166541A patent/JP2012029105A/en active Pending
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