JP2012030753A - 車両用シートベルト装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用シートベルト装置1の制御装置46は、バックルスイッチ(バックルSW)によりタングプレート8のバックル9への装着の解除が検出された場合に、モータ10の電流を第1電流として、第1の張力でウェビング5を所定の全格納位置まで巻き取る。制御装置46は、車両ドアが閉状態であることがドアスイッチ(ドアSW)により検出され、かつ、第1の張力でウェビング5が所定の全格納位置まで巻き取られた後には、モータ10の電流を変更(つまり第1電流から第2電流まで増大)して第1の張力よりも高い第2の張力でベルトリール14をウェビング5の巻き取り方向に駆動させる。
【選択図】図1
Description
さらに、本発明の第2態様に係る車両用シートベルト装置によれば、電動モータが正転または逆転することによりベルトリールとウェビング間に弛みが生じることを防止あるいは弛みを解消することができ、緊急時に弛み分の巻き取りが不要になるので、巻き取り時間を短縮することができる。
さらに、本発明の第3態様に係る車両用シートベルト装置によれば、ウェビングの張力を第1の張力から第2の張力に徐々に変更するので、ウェビングの弛みを確実に取ることができる。
さらに、本発明の第4態様に係る車両用シートベルト装置によれば、ウェビング側のドアの開閉状態によって乗員の有無を容易に検知することができる。
この実施の形態による車両用シートベルト装置1は、例えば図1に示すように、シート2に着座する乗員3を拘束可能な所謂三点式のシートベルト装置であり、センタピラー(図示略)に取付けられたリトラクタ4からウェビング5が略鉛直方向上方に引き出され、このウェビング5がセンタピラーの上部側に支持されたスルーアンカ6に挿通されるとともに、ウェビング5の先端がシート2の車室外側寄りのアウタアンカ7を介して車体フロアに固定されている。そして、ウェビング5のスルーアンカ6とアウタアンカ7との間にはタングプレート8が挿通されており、このタングプレート8は、シート2の車体内側寄りの車体フロアに固定されたバックル9に対して脱着可能となっている。
この車両用シートベルト装置1では、ベルトリール14をウェビング5の巻き取り方向に付勢する巻き取りばね(図示略)の付勢力と、ベルトリール14に直結されて制御装置46によって制御されるモータ10の正転方向(ウェビング5の巻き取り方向)のトルクおよび逆転方向(ウェビング5の引き出し方向)のトルクとによって、ウェビング5の巻き取り操作と、引き出し操作とが行なわれる。
なお、リトラクタ4は、例えば車両に所定値を超える減速度が作用した場合などに、ウェビング5の送り出しを機械的にロックする緊急ロック機構20を備えている。
なお、この場合には、例えば図3に示す破線のように、モータ10の電流を所定の第1電流まで徐々に増大させてもよい。これにより、例えばモータ10の電流を所定の第1電流までステップ状に増大させる場合に比べて、ウェビング5が急激に巻き取られてしまうことを防止して、例えばタングプレート8が車室内装などに強当りすることを防止することができる。
なお、この場合には、例えば図3に示す破線のように、モータ10の電流を所定の第2電流まで徐々に増大させてもよい。これにより、例えばモータ10の電流を所定の第2電流までステップ状に増大させる場合に比べて、ウェビング5の弛みを緩やかに解消することができる。
この判定結果が「NO」の場合には、リターンに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS02に進む。
そして、ステップS03においては、巻き締め開始から所定時間が経過したか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、ステップS04に進み、このステップS04においては、低電流モードとして、モータ10の電流を所定の第1電流から所定の第2電流まで徐々に増大させ、後述するステップS06に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS05に進み、このステップS05においては、通常電流モードとして、モータ10の電流を所定の第2電流として、後述するステップS06に進む。
この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS03に戻る。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ウェビング5の巻き締めによってウェビング5の弛みが解消された後に、さらにモータ10を正転方向(ウェビング5の巻き取り方向)に回転させるべく電流が所定の第2電流を超えて過大に増大していると判断して、ステップS07に進む。
そして、ステップS07においては、モータ10への通電を停止して、エンドに進む。
さらに、ウェビング5の張力を第1の張力から第2の張力に徐々に変更するので、ウェビング5の弛みを確実に取ることができる。
また、上述した実施の形態においては、モータ10の駆動力によってウェビング5に所定の第1の張力と第2の張力とを付与するとしたが、これに限定されず、モータ10以外の他の手段、例えば付勢力の異なる複数の巻き取りばねなどを用いて第1の張力と第2の張力との異なる張力を付与してもよいし、モータ10と他の手段との組み合わせを変更して第1の張力と第2の張力との異なる張力を付与してもよい。
この場合には、乗員が不在であることが乗員検知装置により検知され、かつ、第1の張力でウェビング5が所定の全格納位置まで巻き取られた後に巻き締めを行なう。
この場合には、図3に示す時刻t0においてウェビング5の引き出しが回転センサ24により検出されると、モータ10を逆転方向(ウェビング5の引き出し方向)に駆動させるようにして電流を徐々に増大させる。
5 ウェビング(シートベルト)
8 タングプレート
9 バックル
10 モータ(第1の駆動手段、第2の駆動手段)
46 処理装置(制御手段)
62 バックルスイッチ(バックルSW)(バックル状態検出手段)
63 ドアスイッチ(ドアSW)(ドア開閉状態検出手段)
Claims (4)
- 車両の座席に着座した乗員を拘束可能なウェビングが巻回されるベルトリールと、
タングプレートのバックルへの装着または非装着を検出して検出結果を出力するバックル状態検出手段と、
前記座席に着座した乗員の有無を検知する乗員検知手段と、
前記バックル状態検出手段により前記装着の解除が検出された場合に、第1の張力で前記ウェビングを格納位置まで巻き取る第1の駆動手段と、
前記乗員検知手段により前記乗員の不在が検知され、かつ、前記第1の駆動手段により前記ウェビングが前記格納位置まで巻き取られた後、前記第1の張力よりも高い第2の張力で前記ベルトリールを巻き取り方向に駆動させる第2の駆動手段とを備えることを特徴とする車両用シートベルト装置。 - 前記第2の駆動手段は、電動モータであって、前記第2の張力で前記ウェビングを巻き取り中に前記電動モータへの供給電流が所定値以上になったとき、前記電動モータの回転を停止することを特徴とする請求項1に記載の車両用シートベルト装置。
- 前記第2の駆動手段は、前記ウェビングの張力を前記第1の張力から前記第2の張力に徐々に変化させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用シートベルト装置。
- 前記乗員検知手段は、前記ウェビング側のドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段を備え、
前記ドア開閉状態検出手段により前記ドアが開状態から閉状態に変化したことが検出された場合に前記乗員が不在であると検知することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかひとつに記載の車両用シートベルト装置。
Priority Applications (1)
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JP2010173925A JP2012030753A (ja) | 2010-08-02 | 2010-08-02 | 車両用シートベルト装置 |
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JP2010173925A JP2012030753A (ja) | 2010-08-02 | 2010-08-02 | 車両用シートベルト装置 |
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Family Applications (1)
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- 2010-08-02 JP JP2010173925A patent/JP2012030753A/ja active Pending
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