JP2012015925A - 建物用メディア再生システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物に設けられたスピーカー11及びディスプレイ12と、メディア再生装置100を載置可能にし、メディア再生装置100が載置されたときに、メディア再生装置100と電気的に接続される接続端子部34を備える載置台13と、接続端子部34とスピーカー11及びディスプレイ12とを電気的に接続し、メディア再生装置100に格納された情報をスピーカー11及びディスプレイ12へ伝達する接続配線14と、メディア再生装置100に電力を供給する充電装置15と、を備え、載置台13は、建物の室内の壁面105に埋込取付され、接続配線14及び充電装置15は、建物の壁面105内部に設けられた。
【選択図】図2
Description
そこで、例えば、メディア再生装置を外付けのスピーカーやディスプレイなどの出力手段に接続し、メディア再生装置に格納された情報を出力手段で再生する技術が公知となっている(例えば、特許文献2参照)。
また、充電手段と接続される載置手段を建物内で使用する場合には、載置手段及び充電手段を配置するための一定のスペースを確保する必要があった。また、露出したコネクタを有する配線などの充電手段は建物内の意匠性を損なっていた。さらに、建物内でメディア再生装置を操作する場合、載置手段にメディア再生装置を載置した状態で操作することが多くなるため、載置手段に置いた状態でのメディア再生装置の操作性を向上させる必要があった。
メディア再生装置で再生される情報を、建物に設けられた出力手段で再生することができる。また、メディア再生装置に接続する接続手段及び充電手段を壁面に納めることができるため、意匠性を向上させることができる。
また、メディア再生装置を載置手段に載置しながら、メディア再生装置の操作面を操作することができる。
また、電気的な配線が従来から敷設されている照明スイッチ付近に載置手段を設けたので、施工性が向上する。
まず、本発明の一実施形態にかかる建物用メディア再生システム1の全体構成について図1及び図2を用いて説明する。建物用メディア再生システム1は、メディア再生装置100が有する再生機能を利用して、メディア再生装置100のメディアに記憶されている映像情報や音楽情報を建物内で再生するためのものである。メディア再生装置100とは、例えば、携帯用のマルチメディアプレーヤーである。メディア再生装置100は、記憶部(メディア)101を備えており、記憶部101には、音楽情報や映像情報などが格納されている。また、メディア再生装置100はそれ自体にスピーカーや小型のディスプレイなどの出力部を有している構造であっても、出力端子やイヤホンジャックの出力部を備える構造であってもよい。
前記音の出力手段としてのスピーカー11は、直方体状に形成されており、建物の室内に分散して配置されている。本実施形態においては、建物の室内の壁面105に沿って二つ、壁面105と隣接する各壁面105・105に沿って一つずつ、合計4つのメインスピーカーと、壁面105に配置された二つのメインスピーカーの間に配置されたセンタースピーカーと、壁面105に配置されたメインスピーカーと隣接する低音域スピーカーと、から構成されている。各スピーカー11は、図2に示すように建物の室内の壁面105に形成された引っ込み部111に設けられている。また、スピーカー11は、図1に示すように音信号を受信する受信部11aを備えており、受信部11aは後述する接続配線14によって載置台13と接続されている。但し、スピーカーの形状や出力等は限定するものではない。
接続配線14は、建物の壁面105内部に配線されており、建物の室内側からは見えないように配線されている。
充電装置15は、本実施形態では載置台13内部に設けられているが、建物の壁面105内部に設ける構成であってもよく、室内側からは見えないように配置されている。
載置台13は、室内の壁面105に埋め込んで取り付ける時に壁面105と平行になる壁面取付部31と、メディア再生装置100を下方から支持するための支持台32と、メディア再生装置100の操作面と反対側の面と当接する支持部材33と、メディア再生装置100が載置されたときに、メディア再生装置100と電気的に接続される接続端子部34と、を備える。載置台13はABSなどの熱可塑性樹脂系の素材で形成されている。
また、接続端子部34の前面には、図示せぬ操作用リモコンからの赤外線を受信するための赤外線受信部34cが設けられている。
また、接続端子部34の後面には、入力側コネクタ14bを差し込むための入力側コネクタ用接続孔34dと、充電コネクタ15aを差し込むための充電コネクタ用接続孔34eと、が設けられている。本実施形態においては、入力側コネクタ用接続孔34dは略矩形状に、充電コネクタ用接続孔34eは略円形状にそれぞれ形成されている。接続端子部34にメディア再生装置100及び接続配線14及び充電装置15を接続することにより、接続端子部34を介して、メディア再生装置100、スピーカー11及びディスプレイ12、並びに充電装置15が電気的に接続される。
壁面取付部31及び支持台32は、上部部材41及び下部部材42を組み合わせることにより形成されている。
上部部材41は、図6及び図7に示すように、断面視略逆「L」字状に構成されており、立設部分(壁面105と略平行な部分)が壁面取付部31を、横設部分(前方へ突設した部分)が支持台32を形成している。立設部分は、壁面105側(後側)が開放された直方体状に構成されており、幅方向両端部にはフランジ部41aが設けられている。横設部分は下面が開放されている箱状に形成されており、その平面視中央部にはメディア再生装置100を差し込むための第一凹部32aが設けられている。第一凹部32aの底面には、接続端子部34の接続端子34bを上方へ突設させるための長孔41bが設けられている。また、横設部分は、前方に向かうにつれて下方に傾斜している。
そして、挟持部材45(図3参照)によって上部部材41のフランジ部41aと下部部材42の立設部分の両側端とを挟持して固定するものである。
照明スイッチパネル51は、図10に示すように、載置台13と照明スイッチ52とカバー部材53とから構成される。載置台13及び照明スイッチ52は室内の壁面105に埋め込んで取り付けられているスイッチボックス54内に格納されている。照明スイッチ52は、スイッチボックス54内において、図示せぬ電気配線を介して商用電源17と照明器具とに接続されている。カバー部材53は、載置台13及び照明スイッチ52の前面を露出させる開口部を有しており、スイッチボックス54の前面を覆うように取り付けられる。
壁面取付部31の室内側の面(前面)は、カバー部材53の室内側の面(前面)と一致するように構成されている。また、支持台32は、カバー部材53の室内側の面(前面)よりも更に室内側(前側)に突設している。
メディア再生装置100は、載置台13の支持台32上面に嵌合されたアダプタ36の差込孔36aに差し込まれる。メディア再生装置100の下端は、アダプタ36を貫通して、支持台32の第一凹部32aに挿入され、第一凹部32a底面から突設した接続端子34bと接続される。これにより、メディア再生装置100と、載置台13の接続端子部34とが電気的に接続される。
このような状態において、商用電源17からは充電装置15及び接続端子部34を介してメディア再生装置100に電力が供給される。これにより、メディア再生装置100が充電される。また、メディア再生装置100に格納された音響情報及び映像情報は、接続端子部34及び接続配線14を介してスピーカー11及びディスプレイ12の受信部11a・12aに出力される。スピーカー11は音響情報に基づいて音楽などを再生する。ディスプレイ12は映像情報に基づいて動画などを再生する。
また、接続配線14及び充電装置15と接続される載置台13を建物内で使用する場合に、載置台13が建物の室内の側面に設けられることにより、載置台13を配置するためのスペースを省くことができる。従って、メディア再生装置100で再生される情報を、建物に設けられたスピーカー11及びディスプレイ12で再生することができ、かつ、意匠性が高い建物用メディア再生システム1を提供することができる。
このように構成することにより、電気的な配線が従来から敷設されている照明スイッチ52付近に載置台13を設けられるので、施工性が向上する。また、照明スイッチパネル51は部屋の入口付近に設けられることが多いので、使用者は、メディア再生装置100の操作や着脱を入室時や外室時に行うことができる。これにより、使用者がメディア再生装置100を置き忘れることを防止する。また、メディア再生装置100を載置する高さが照明スイッチ52と略同じ高さとなるので、その操作性を向上することができる。
このように構成することにより、メディア再生装置100が支持台32によって下方から、支持部材33によって操作面と反対側の面側(後側)から固定されるので、メディア再生装置100を載置台13に載置しながら、メディア再生装置100の操作面を操作することができる。
11 スピーカー
12 ディスプレイ
13 載置台
14 接続配線
15 充電配線
32 支持台
33 支持部材
34 接続端子部
51 照明スイッチパネル
52 照明スイッチ
100 メディア再生装置
Claims (3)
- メディア再生装置を利用した建物用メディア再生システムであって、
建物に設けられた出力手段と、
前記メディア再生装置を載置可能にし、当該メディア再生装置が載置されたときに、前記メディア再生装置と電気的に接続される接続端子部を備える載置手段と、
前記接続端子部と前記出力手段とを電気的に接続し、前記メディア再生装置に格納された情報を出力手段へ伝達する接続手段と、
前記メディア再生装置に電力を供給する充電手段と、
を備え、
前記載置手段は、建物の室内の壁面に埋込取付され、
前記接続手段及び充電手段は、建物の壁面内部に設けられた、
建物用メディア再生システム。 - 前記載置手段は、建物の照明スイッチが配置された照明スイッチパネルに設けられた、
請求項1に記載の建物用メディア再生システム。 - 前記載置手段は、前記メディア再生装置を下方から支持する支持台と、前記メディア再生装置の操作面と反対側の面に当接する支持部材とを備える、
請求項1または請求項2に記載の建物用メディア再生システム。
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