Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2012098059A - アナログメータ装置 - Google Patents

アナログメータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012098059A
JP2012098059A JP2010243684A JP2010243684A JP2012098059A JP 2012098059 A JP2012098059 A JP 2012098059A JP 2010243684 A JP2010243684 A JP 2010243684A JP 2010243684 A JP2010243684 A JP 2010243684A JP 2012098059 A JP2012098059 A JP 2012098059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pointer
environmental data
analog
movement
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010243684A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5388308B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kabe
浩 加部
Kanichi Tazaki
寛一 田崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP2010243684A priority Critical patent/JP5388308B2/ja
Publication of JP2012098059A publication Critical patent/JP2012098059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5388308B2 publication Critical patent/JP5388308B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Indicating Measured Values (AREA)

Abstract

【課題】 温度や湿度等の環境データを表示する装置として合理的に構成されたアナログメータ装置を提供すること。
【解決手段】 センサ210と、文字板400と、ムーブメント500と、制御手段600とを備え、ムーブメントの駆動系510は、ステッピングモータ511、減速機構512、及び指針パイプ513からなり、ステッピングモータの1ステップあたりの指針310の回転角度に相当する環境データの量をAとするとき、指針は、環境データをAの間隔で離散的に表示するものとし、制御手段は、所定の時間間隔で、センサが検出したアナログ信号の環境データをアナログ・デジタル変換し、その変換した値を表示する位置に指針を回転駆動するようにムーブメントを制御するものとした。更に、指針が表示している環境データの値がアナログ・デジタル変換前の環境データに対してA以上ずれていない場合は、指針を回転駆動しないようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度や湿度等の環境データを検出して表示するアナログメータ装置に関する。
一般に、アナログメータにて温度及び湿度を表示する温湿度計が知られている。特許文献1及び特許文献2に記載されたものは、バイメタル式温度計と伸縮式湿度計とを組合せたものであり、環境の変化に伴う物体の伸縮を利用して各指針をそれぞれ動かす構成となっている。特許文献1の図4にも示されているように、温度計の指針と湿度計の指針について、回転の中心軸を共通とした同軸型のものも知られている。
また、温度や湿度を所定のセンサにて検出し、その検出値に応じて指針をモータ駆動する構成も知られている。特許文献3及び4には、この種の温度計、湿度計が開示されている。センサとしては各種のものがあり、例えば、温度センサとしてはサーミスタ、湿度センサとしては感湿体の水分吸収に伴う導電性の変化を計測するものがよく知られている。このように指針をモータにて駆動するものは、前述したように物体の伸縮を利用して指針を動かすものと比較すると、指示遅れや誤差が小さい、目盛りの間隔が完全に一定となる、指針及び文字板の大型化が可能になる、といった利点がある。
実公昭54−38958号公報 特開2002−22848号公報 特許第3653746号公報 特表2007−537442号公報
さて、指針をモータ駆動する場合は、前述したように利点が多いものの、モータをどのように制御するのかという課題が重要とされる。モータの制御が、表示の正確性、指針の挙動の安定性、及び消費電力に大きく影響するためである。
温湿度計の形態は、その使用目的や高性能化に伴い益々多様化される傾向にあり、指針をモータ駆動するものについても、より実用的な構成を達成するべく更なる工夫が必要であると考えられる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、温度や湿度等の環境データを表示する装置として合理的に構成されたアナログメータ装置を提供することである。
本願第1請求項に記載した発明は、温度や湿度等の環境データを検出するセンサと、指針が配置された文字板と、前記指針を回転駆動するムーブメントと、前記センサが検出した前記環境データに応じて前記ムーブメントを制御する制御手段とを備えたアナログメータ装置において、前記ムーブメントの駆動系は、正逆回転が可能なステッピングモータ、前記ステッピングモータに連結された減速機構、及び前記減速機構に連結された指針パイプからなり、前記指針は、前記指針パイプに支持して設け、前記ステッピングモータの1ステップあたりの前記指針の回転角度に相当する前記環境データの量をAとするとき、前記指針は、前記環境データをAの間隔で離散的に表示するものであり、前記制御手段は、所定の時間間隔で、前記センサが検出したアナログ信号の前記環境データをアナログ・デジタル変換し、その変換した値を表示する位置に前記指針を回転駆動するように前記ムーブメントを制御するものとした構成のアナログメータ装置である。
本願第2請求項に記載した発明は、温度や湿度等の環境データを検出するセンサと、指針が配置された文字板と、前記指針を回転駆動するムーブメントと、前記センサが検出した前記環境データに応じて前記ムーブメントを制御する制御手段とを備えたアナログメータ装置において、前記ムーブメントの駆動系は、正逆回転が可能なステッピングモータ、前記ステッピングモータに連結された減速機構、及び前記減速機構に連結された指針パイプからなり、前記指針は、前記指針パイプに支持して設け、前記ステッピングモータの1ステップあたりの前記指針の回転角度に相当する前記環境データの量をAとするとき、前記指針は、前記環境データをAの間隔で離散的に表示するものであり、前記制御手段は、所定の時間間隔で、前記センサが検出したアナログ信号の前記環境データをアナログ・デジタル変換し、その変換した値を表示する位置に前記指針を回転駆動するように前記ムーブメントを制御するものとし、更に、前記制御手段による前記ムーブメントの制御について、前記環境データを前記アナログ・デジタル変換する際であって、前記指針がその際表示している前記環境データの値が前記アナログ・デジタル変換前の前記環境データに対してA以上ずれていない場合は、前記指針を回転駆動しないようにした構成のアナログメータ装置である。
本発明によれば、温度や湿度等の環境データを表示する装置として合理的に構成されたアナログメータ装置を得ることができる。
本発明の実施例に係り、アナログメータ装置を示す正面図である。 本発明の実施例に係り、アナログメータ装置を示すのブロック図である。 本発明の実施例に係り、筐体を示す外観図(背面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、筐体を示す外観図(側面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントを示す外観図(正面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントを示す外観図(背面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントを示す外観図(側面斜め横から見た図)である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントの内部を示す背面図である。 本発明の実施例に係り、ムーブメントの内部を示す説明図である。 本発明の実施例に係り、アナログメータ装置(電源の電力残存量が残り少なくなった場合)を示す正面図である。 本発明の実施例に係り、第1指針の説明図である。 本発明の実施例に係り、第2指針の説明図である。 本発明の実施例に係り、制御手段による指針の回転駆動の制御を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すアナログメータ装置1は、複数の環境データとして温度と湿度をそれぞれ表示する温湿度計である。このアナログメータ装置1は、環境データを検出するセンサ210,220と、指針310,320が配置された文字板400と、指針310,320を回転駆動するムーブメント500と、センサ210,220が検出した環境データに応じてムーブメント500を制御する制御手段600とを備えている。センサとしては、環境データとして温度を検出する第1センサ210及び湿度を検出する第2センサ220を備えている。指針としては、回転の中心軸が共通の第1指針310及び第2指針320を備えている。
ムーブメント500は、第1指針310を駆動する第1駆動系510と、第2指針320を駆動する第2駆動系520と、第1駆動系510及び第2駆動系520を保持するケース体530とを備えている。
このアナログメータ装置1は、第1センサ210が検出した環境データに応じて第1指針310を回転駆動するとともに、第2センサ220が検出した環境データに応じて第2指針320を回転駆動する構成となっている。
文字板400は、アナログメータ装置1の筐体100の正面に支持された透明カバー110に覆われている。第1センサ210、第2センサ220、ムーブメント500、及び制御手段600は、筐体100の内部に配置されている。
文字板400には、第1指針310及び第2指針320の回転軸を中心に等間隔で温度計の目盛り401を設けた第1指針310の駆動域と、同じく湿度計の目盛り402を設けた第2指針320の駆動域が設けられている。各指針310,320は、それぞれの駆動域において回転駆動する構成となっている。
図例した筐体100は、円形薄型のものであり、その背部には、壁側のフックに係止するための係止部120、及びこれを立て掛けるための収納式脚体130が設けられている。また、図中の140は、アナログメータ装置1の電源10となる電池を収納するための電池ボックスである。
次に、本例のムーブメント500について説明する。図5乃至図9に示すように、本例のムーブメント500は、第1駆動系510及び第2駆動系520を薄型のケース体530に収納してなるものである。制御手段600は、所要の回路を設けた回路基板であり、ケース体530の正面に装着され、第1センサ210及び第2センサ220は、その回路基板に搭載されている。
すなわち、アナログメータ装置1の製造においては、第1駆動系510及び第2駆動系520をケース体530の内部に設けてムーブメント500を作成し、そして第1センサ210、第2センサ220、ムーブメント500、及び制御手段600を組付けて一つのユニットとし、これを筐体100の内部に配置する。このような構成によると、組付け作業の煩雑化を回避することができる。また、このようなユニットを筐体100の内部に配置する構成であれば、筐体100のデザインや大きさを容易に設計変更することが可能となる。すなわち、アナログメータ装置1の設計の自由度が向上し、多様な製品開発を容易に行うことが可能となる。
特に、制御手段600たる回路基板にセンサ210,220を設けることによれば、センサ210,220による検出精度の確保が容易になるという利点がある。一般に、リード線を介してセンサを基板に接続すると、リード線の電気抵抗や配線容量等により、センサの検出には測定誤差が生じる。この点、本例によれば、そのような測定誤差の問題を回避することができる。部品点数が削減されるうえ、検出精度も向上する。更に、筐体の設計時には、センサをどこに配置するかを考慮する必要がないので、設計作業も容易となる。
第1駆動系510は、正逆回転が可能な第1ステッピングモータ511、第1ステッピングモータ511に連結された第1減速機構512、及び第1減速機構512に連結された第1指針パイプ513からなるとともに、第2駆動系520は、正逆回転が可能な第2ステッピングモータ521、第2ステッピングモータ521に連結された第2減速機構522、及び第2減速機構522に連結された第2指針パイプ523からなるものである。各減速機構512,522は、所定のギア比を設定してなる輪列であり、各指針パイプ513,523の基端部には、各減速機構512,522と噛合するギア部がそれぞれ設けられている。
第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523は、それらの一方を他方に挿通し、且つケース体530の正面外部に突出するように設けられている。制御手段600たる回路基板の要所には、第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523を貫通する孔部601が設けられている。第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523は、ケース体530を筐体100の内部に配置するとともに文字板400の中央に突出する。第1指針310及び第2指針320は、第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523にそれぞれ支持して設けられている。
また、本例のムーブメント500は、第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523の位置を検出する位置検出手段540を備えている。図例した位置検出手段540は、発光素子541及び受光素子542からなるものである。発光素子541及び受光素子542は、それらの間に第1駆動系510及び第2駆動系520を挟むように配置されている。具体的には、発光素子541及び受光素子542の一方は、制御手段600たる回路基板に設けるとともに、それらの他方は、ケース体530の背面側の要所に設けられている。発光素子541及び受光素子542の間に位置する第1駆動系510及び第2駆動系520の要所には、発光素子541の光を透過する透光部543が設けられている。発光素子541としてはLED、受光素子542としてはフォトトランジスタを採用している。位置検出時には、発光素子541を点灯しつつ第1駆動系510及び第2駆動系520をそれぞれ駆動する。各指針パイプ513,523の位置は、その際の受光素子542の検出パターンから特定する構成となっている。
位置検出手段540による位置検出は、筐体の背面に設けられたリセットスイッチ710が押された際に実行される。或は、計時手段を備えた制御手段600により、定期的に(例えば1日に一回)行うように構成してもよい。第1指針パイプ513及び第2指針パイプ523の位置を検出した後、制御手段600は、第1ステッピングモータ511及び第2ステッピングモータ521のステップ数をカウントして第1指針310及び第2指針320の指示位置をそれぞれ認識する。
本例の場合、筐体100の正面又は側面には、モニタースイッチ720が設けられている。本例では、制御手段600は、所定の時間帯(例えば24時間前から現在に至るまでの時間帯)における最高気温、最低気温、最高湿度、及び最低湿度を記憶しており、このモニタースイッチ720が押された際には、第1指針310及び第2指針320の指示位置により、それらを表示する構成となっている。つまり、過去の環境データを表示する構成となっている。
例えば、モニタースイッチ720を1回押すと、第1指針310が最高気温を示すとともに第2指針320が最高湿度を示し、2回押すと、第1指針310が最低気温を示すとともに第2指針320が最低湿度を示す。3回押すと、或はモニタースイッチ720が一定時間(例えば30秒)押されないと、再び第1指針310が現在の気温を示すとともに第2指針320が現在の湿度を示す状態に復帰する。筐体100の内部には、スピーカ730が設けられており、モニタースイッチ720が押された際には、メロディーとともに所要のアナウンスが流れる構成となっている。或は、計時手段を備えた制御手段600により、過去の環境データの表示を定期的に行うように構成してもよい。
このように、過去の環境データを表示する構成によると、アナログメータ装置1の多機能化を達成することができる。
更に本例では、図10に示すように、電源10の電力残存量が残り少なくなった場合、第1指針310及び第2指針320を重ねて停止する構成となっている。制御手段600は、電源10の電圧が予め設定された所定の値を下回ると、電力が完全に断たれる前に第1指針310及び第2指針320を所定の位置へと回転駆動し、その位置でそれらを停止する。温度計の目盛り401と湿度計の目盛り402との間には、それらの目盛り401,402が設けられていないブランク部403が設けられており、第1指針310及び第2指針320は、ブランク部403を指示する位置に重ねて停止される。
このような構成によると、アナログメータ装置1を見る者に対し、速やかに電池切れを告知することができる。仮に、環境データを表示する状態のまま電池切れになると、各指針310,320は電池切れの時点の環境データを表示したままとなり、アナログメータ装置1を見る者が、それを現在の環境データであると誤解をしてしまう場合が考えられる。この点、本例によれば、一目で電池切れであることが認識できるので、そのような不都合を回避することができる。
次に、環境データの表示時における各指針310,320の回転駆動について詳述する。図11に示すように、第1ステッピングモータ511の1ステップあたりの第1指針310の回転角度に相当する環境データ(温度)の量をAとするとき、第1指針310は、環境データをAの間隔で離散的に表示するものとなっている。図例したものは、第1ステッピングモータ511の1ステップあたりの第1指針310の回転角度が0.5°、その回転角度に対応する環境データの量が0.2℃となっている。温度計の目盛り401は、Aの5倍、すなわち1℃間隔となっている。
また、図12に示すように、第2ステッピングモータ521の1ステップあたりの第2指針320の回転角度に相当する環境データ(湿度)の量をBとするとき、第2指針320は、環境データをBの間隔で離散的に表示するものとなっている。図例したものは、第2ステッピングモータ521の1ステップあたりの第2指針320の回転角度が1°、その回転角度に対応する環境データの量が0.5%となっている。湿度計の目盛り402は、Bの2倍、すなわち1%間隔となっている
第1センサ210及び第2センサ220は、それぞれ所定の環境データをアナログ信号として検出するものである。制御手段600は、所定の時間間隔で、第1センサ210及び第2センサ220が検出したアナログ信号の各環境データをそれぞれアナログ・デジタル変換し、その変換した値を表示する位置に第1指針310及び第2指針320をそれぞれ回転駆動するようにムーブメント500を制御する。一般的な生活の場で日常的に使用する温度計、湿度計であれば、その時間間隔は20秒以上且つ180秒以下が実用的な範囲であり、本例では60秒間隔となっている。
このように、20秒以上の時間間隔で指針310,320を回転駆動する構成によれば、環境データの僅かな変化によって指針310,320が小刻みに往復運動するといった指針310,320の不要な挙動を回避することができる。消費電力も低減することができる。
更に、本例では、指針310,320の不要な挙動を回避するという点に着眼し、制御手段600によるムーブメント500の制御について、次のような構成を採用した。すなわち、第1センサ210の環境データをアナログ・デジタル変換する際であって、第1指針310がその際表示している環境データの値がアナログ・デジタル変換前の環境データに対してA以上ずれていない場合は、第1指針310を回転駆動しないようにした。また同様に、第2センサ220の環境データをアナログ・デジタル変換する際であって、第2指針320がその際表示している環境データの値がアナログ・デジタル変換前の環境データに対してB以上ずれていない場合は、第2指針320を回転駆動しないようにした。
各センサ210,220が出力するアナログ信号は、それぞれ予め設定された閾値に基づいてアナログ・デジタル変換される。例えば温度の場合、20.0°と20.2℃との間の閾値を20.1℃とする。アナログ・デジタル変換によると、第1センサ210のアナログ信号による環境データが20.1℃未満であれば20.0℃とされ、20.1℃以上であれば20.2℃とされる。ここで、温度変化が小さい場所において、アナログ信号による環境データが20.1℃の前後0.1℃程度の範囲で長期間安定していると想定すると、温度変化が小さいにもかかわらず第1指針310が所定の時間間隔で20.0℃を示す位置と20.2℃を示す位置とを往復するという現象が考えられる。このアナログメータ装置1の温度表示の分解能はAであることから、このような第1指針310の動きは不要である。そこで、第1指針310が表示している環境データの値が20.0℃の場合、アナログ・デジタル変換前の環境データが0.2℃以上ずれていない場合は、第1指針310を回転駆動しないようにした。
また同様に、例えば湿度の場合、50.0%と50.5%との間の閾値を50.25%とする。アナログ・デジタル変換によると、第2センサ220のアナログ信号による環境データが50.25%未満であれば50.0%とされ、50.25%以上であれば50.5%とされる。ここで、湿度変化が小さい場所において、アナログ信号による環境データが50.25%の前後0.25%程度の範囲で長期間安定していると想定すると、湿度変化が小さいにもかかわらず第2指針320が所定の時間間隔で50.0%を示す位置と50.5%を示す位置とを往復するという現象が考えられる。このアナログメータ装置1の湿度表示の分解能はBであることから、このような第2指針320の動きは不要であると。そこで、第2指針320が表示している環境データの値が50.0%の場合、アナログ・デジタル変換前の環境データが0.25%以上ずれていない場合は、第2指針320を回転駆動しないようにした。
図13に示すように、各センサ210,220は、60秒毎に(Step1)、温度及び湿度をアナログ信号としてそれぞれ検出する(Step2)。そして、制御手段600は、第1指針310がその際表示している温度の値がアナログ・デジタル変換前の温度に対して0.2℃以上ずれていれば、検出した温度をアナログ・デジタル変換して第1指針310を回転駆動する(Step3,4)。0.2℃以上ずれていなければ回転駆動しない。また、第2指針320がその際表示している湿度の値がアナログ・デジタル変換前の湿度に対して0.5%以上ずれていれば、検出した湿度をアナログ・デジタル変換して第2指針320を回転駆動する(Step5,6)。0.5%以上ずれていなければ回転駆動しない。このような構成によると、指針310,320の不要な挙動を回避するという点で一層効果的であり、消費電力もより確実に低減することができる。
以上説明したように、本例のアナログメータ装置は、モータにて指針を駆動する温湿度計として極めて合理的に構成されたものである。尚、本例における各部の構成は、特許請求の範囲に記載した技術的範囲において適宜に設計変更が可能であり、図例説明したものに限定されないことは勿論である。例えば、本例では環境データとして温度及び湿度を検出して表示するものとしたが、或は、気圧等の他の環境データを検出して表示するように構成することも可能である。
本発明のアナログメータ装置は、アナログ式の温湿度計として好適に利用することが可能である。
1 アナログメータ装置
10 電源
100 筐体
110 透明カバー
120 係止部
130 収納式脚体
140 電池ボックス
210 第1センサ
220 第2センサ
310 第1指針
320 第2指針
400 文字板
401 温度計の目盛り
402 湿度計の目盛り
403 ブランク部
500 ムーブメント
510 第1駆動系
511 第1ステッピングモータ
512 第1減速機構
513 第1指針パイプ
520 第2駆動系
521 第2ステッピングモータ
522 第2減速機構
523 第2指針パイプ
530 ケース体
540 位置検出手段
541 発光素子
542 受光素子
543 透光部
600 制御手段
601 孔部
710 リセットスイッチ
720 モニタースイッチ
730 スピーカ

Claims (2)

  1. 温度や湿度等の環境データを検出するセンサと、指針が配置された文字板と、前記指針を回転駆動するムーブメントと、前記センサが検出した前記環境データに応じて前記ムーブメントを制御する制御手段とを備えたアナログメータ装置において、
    前記ムーブメントの駆動系は、正逆回転が可能なステッピングモータ、前記ステッピングモータに連結された減速機構、及び前記減速機構に連結された指針パイプからなり、
    前記指針は、前記指針パイプに支持して設け、
    前記ステッピングモータの1ステップあたりの前記指針の回転角度に相当する前記環境データの量をAとするとき、
    前記指針は、前記環境データをAの間隔で離散的に表示するものであり、
    前記制御手段は、所定の時間間隔で、前記センサが検出したアナログ信号の前記環境データをアナログ・デジタル変換し、その変換した値を表示する位置に前記指針を回転駆動するように前記ムーブメントを制御するものとしたことを特徴とするアナログメータ装置。
  2. 温度や湿度等の環境データを検出するセンサと、指針が配置された文字板と、前記指針を回転駆動するムーブメントと、前記センサが検出した前記環境データに応じて前記ムーブメントを制御する制御手段とを備えたアナログメータ装置において、
    前記ムーブメントの駆動系は、正逆回転が可能なステッピングモータ、前記ステッピングモータに連結された減速機構、及び前記減速機構に連結された指針パイプからなり、
    前記指針は、前記指針パイプに支持して設け、
    前記ステッピングモータの1ステップあたりの前記指針の回転角度に相当する前記環境データの量をAとするとき、
    前記指針は、前記環境データをAの間隔で離散的に表示するものであり、
    前記制御手段は、所定の時間間隔で、前記センサが検出したアナログ信号の前記環境データをアナログ・デジタル変換し、その変換した値を表示する位置に前記指針を回転駆動するように前記ムーブメントを制御するものとし、
    更に、前記制御手段による前記ムーブメントの制御について、前記環境データを前記アナログ・デジタル変換する際であって、前記指針がその際表示している前記環境データの値が前記アナログ・デジタル変換前の前記環境データに対してA以上ずれていない場合は、前記指針を回転駆動しないようにしたことを特徴とするアナログメータ装置。
JP2010243684A 2010-10-29 2010-10-29 アナログメータ装置 Expired - Fee Related JP5388308B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010243684A JP5388308B2 (ja) 2010-10-29 2010-10-29 アナログメータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010243684A JP5388308B2 (ja) 2010-10-29 2010-10-29 アナログメータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012098059A true JP2012098059A (ja) 2012-05-24
JP5388308B2 JP5388308B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=46390155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010243684A Expired - Fee Related JP5388308B2 (ja) 2010-10-29 2010-10-29 アナログメータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5388308B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160377498A1 (en) * 2015-06-26 2016-12-29 Rosemount Inc. Process variable measurement and local display with multiple ranges

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0743479A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Seikosha Co Ltd 時 計
JP2002331856A (ja) * 2001-05-08 2002-11-19 Blitz:Kk レーシングブーストメータ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0743479A (ja) * 1993-07-29 1995-02-14 Seikosha Co Ltd 時 計
JP2002331856A (ja) * 2001-05-08 2002-11-19 Blitz:Kk レーシングブーストメータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160377498A1 (en) * 2015-06-26 2016-12-29 Rosemount Inc. Process variable measurement and local display with multiple ranges
US9897505B2 (en) * 2015-06-26 2018-02-20 Rosemount Inc. Process variable measurement and local display with multiple ranges

Also Published As

Publication number Publication date
JP5388308B2 (ja) 2014-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006103965A1 (ja) 電子機器および表示制御方法
US10222760B2 (en) Electronic timepiece
JP6054926B2 (ja) 圧力センサー
JP2016508611A (ja) 機械式計器用の自己動力型光学式検出装置
JP5409492B2 (ja) アナログメータ装置
JP5388308B2 (ja) アナログメータ装置
JP2012163471A (ja) アナログメータ装置
JP5341048B2 (ja) アナログメータ装置
CN104422431A (zh) 移动标记系统
JP2008237453A (ja) 腕装着型の脈拍測定装置
JP5392923B2 (ja) アナログメータ装置
JP5389718B2 (ja) アナログメータ装置
JP5409496B2 (ja) アナログメータ装置
JP5382816B2 (ja) アナログメータ装置
JP2011214900A (ja) アナログメータ装置
JP2018109594A (ja) 電子時計
JP6094293B2 (ja) アナログ電子時計
JP2011214854A (ja) アナログメータ装置
JP5774378B2 (ja) 時計装置
JP5448178B2 (ja) 目覚し時計
CN210719427U (zh) 一种机械结构的电子温度计
US7284455B2 (en) Electronic environment sensing instrument having an analog indicator
CN201107122Y (zh) 双输出测温装置
CN202533510U (zh) 兆欧表
CN201374614Y (zh) 用于交流异步电机超速保护的控制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130912

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5388308

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees