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JP2012063161A - 清掃治具、清掃方法及び検査方法 - Google Patents

清掃治具、清掃方法及び検査方法 Download PDF

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JP2012063161A JP2010205683A JP2010205683A JP2012063161A JP 2012063161 A JP2012063161 A JP 2012063161A JP 2010205683 A JP2010205683 A JP 2010205683A JP 2010205683 A JP2010205683 A JP 2010205683A JP 2012063161 A JP2012063161 A JP 2012063161A
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Takahiro Shonai
隆弘 庄内
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Abstract

【課題】測定端子上のゴミ等の異物を除去する。
【解決手段】清掃治具100は、複数の測定端子を有する電子部品検査装置の複数の測定端子とそれぞれ対応する配置で設けられ、複数の測定端子とそれぞれ接触されて該測定端子を清掃する複数の清掃部14を有している。清掃部14は、電子部品検査装置により検査される電子部品の外部端子と同じ形状に形成されているとともに、粘着剤21がコーティングされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品検査装置の清掃治具、清掃方法及び検査方法に関する。
半導体装置等の電子部品の検査装置は、電子部品が有する複数の外部端子と対応する配置の複数の測定端子を有している。検査時には、電子部品の外部端子を検査装置の測定端子に接触させて、検査装置と電子部品との間で信号の授受を行う。
特許文献1には、ICが接触するコンタクタを含むICハンドラであって、研磨粒子を含む材料でICと同形状に形成されたコンタクタ清掃チップをコンタクタに接触させることにより、コンタクタから転位付着物を除去するICハンドラが記載されている。転位付着物とは、ICのリードのはんだメッキ等が、溶融してコンタクタに付着したものである。
また、特許文献2には、半導体ICのリードにおいて、コンタクトピンと接触する面を凹凸の梨地に加工し、この梨地加工部分でコンタクトピンを研磨することによって、コンタクトピンを清掃することが記載されている。
また、特許文献3には、半導体装置と近似した外形に形成されたクリーニングチップを用いて半導体装置用ソケットのコンタクトピンの清掃を行うことが記載されている。クリーニングチップは、半導体装置のリードの厚みに近似した厚みの薄板状の清掃部を有している。この清掃部は、溶融したはんだを毛細管現象によって吸収する構成となっているか、又は、コンタクトピンに付着したはんだを振動によって擦り落とす構成となっている。
特開2002−168909号公報 特開2005−061978号公報 特開2001−305183号公報
ところで、測定端子にゴミ等の異物が付着していると検査を適切に行うことが困難である。特許文献1乃至3の技術では、測定端子(コンタクタ、コンタクトピン)に付着したはんだ等を研磨等により除去する構成、又は、溶融させ吸着する構成である。このため、これらの技術では、測定端子上のゴミ等の異物を除去することが困難である。
本発明は、複数の測定端子を有する電子部品検査装置の前記複数の測定端子とそれぞれ対応する配置で設けられ、前記複数の測定端子とそれぞれ接触されて該測定端子を清掃する複数の清掃部を有し、
前記清掃部は、前記電子部品検査装置により検査される電子部品の外部端子と同じ形状に形成されているとともに、粘着剤がコーティングされていることを特徴とする清掃治具を提供する。
この清掃治具によれば、清掃部は、電子部品検査装置により検査される電子部品の外部端子と同じ形状に形成されているので、確実に、清掃部を測定端子に接触させることができる。そして、清掃部には粘着剤がコーティングされているので、この粘着剤によって測定端子上のゴミ等の異物を絡め取って、測定端子を清掃することができる。なお、測定端子を研磨する技術と比べて、測定端子に与えるダメージが小さいため、高頻度で測定端子の清掃を行っても、測定端子の寿命に与える影響を抑制できる。
また、本発明は、複数の測定端子を有する電子部品検査装置の前記複数の測定端子とそれぞれ対応する配置で設けられ、前記複数の測定端子とそれぞれ接触されて該測定端子を清掃する複数の清掃部を有し、前記清掃部は、前記電子部品検査装置により検査される電子部品の外部端子と同じ形状に形成されているとともに、粘着剤がコーティングされている清掃治具、の前記複数の清掃部を前記複数の測定端子にそれぞれ接触させる工程と、
前記複数の清掃部を前記複数の測定端子からそれぞれ離間させる工程と、
を有することを特徴とする清掃方法を提供する。
また、本発明は、複数の測定端子を有する電子部品検査装置を用いて半導体装置を検査する工程と、
前記電子部品検査装置の前記複数の測定端子を清掃する工程と、
を有し、
前記複数の測定端子を清掃する工程では、前記複数の測定端子とそれぞれ対応する配置で設けられ、前記複数の測定端子とそれぞれ接触されて該測定端子を清掃する複数の清掃部を有し、前記清掃部は、前記電子部品検査装置により検査される電子部品の外部端子と同じ形状に形成されているとともに、粘着剤がコーティングされている清掃治具、の前記複数の清掃部を前記複数の測定端子にそれぞれ接触させる工程と、
前記複数の清掃部を前記複数の測定端子からそれぞれ離間させる工程と、
を行うことを特徴とする検査方法を提供する。
本発明によれば、測定端子上のゴミ等の異物を除去することができる。
第1の実施形態に係る清掃治具を示す図である。 電子部品検査装置のソケットを示す斜視図である。 電子部品検査装置のブロック図である。 検査対象の半導体装置を示す図である。 第1の実施形態に係る清掃治具をソケットに配置した状態での測定端子と清掃部の断面図である。 第1の実施形態に係る清掃方法を示すフローチャートである。 半導体装置の測定時の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る清掃治具を示す図である。 第3の実施形態に係る清掃治具を示す図である。 比較例に係る清掃治具を示す斜視図である。 比較例に係る清掃治具による清掃動作を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1は第1の実施形態に係る清掃治具100を示す図であり、このうち(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。図2は電子部品検査装置60(図3)のソケット150を示す斜視図である。図3は電子部品検査装置60のブロック図である。図4は検査対象の半導体装置80を示す図であり、このうち(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。図5は第1の実施形態に係る清掃治具100をソケット150に配置した状態でのコンタクトピン8と清掃部14の断面図である。
本実施形態に係る清掃治具100は、複数の測定端子(コンタクトピン8)を有する電子部品検査装置60の複数の測定端子とそれぞれ対応する配置で設けられ、複数の測定端子とそれぞれ接触されて該測定端子を清掃する複数の清掃部14を有し、清掃部14は、電子部品検査装置60により検査される電子部品(例えば、半導体装置80)の外部端子(例えば、リード82)と同じ形状に形成されているとともに、粘着剤21がコーティングされている。以下、詳細に説明する。
先ず、電子部品検査装置60による検査対象の半導体装置80を説明する。図4に示すように、半導体装置80は、平面視矩形状の本体部81と、この本体部81に保持され、且つ本体部81より突出している複数のリード(外部端子)82と、を有している。本体部81の四辺のそれぞれから、本体部81の外方に向けて、複数ずつのリード82が突出している。本体部81は、例えば、ダイパッド41と、このダイパッド41上にダイボンディングされた半導体チップ42と、ダイパッド41及び半導体チップ42を封止した封止樹脂43と、を有している。また、リード82の基端部は、封止樹脂43内に埋め込まれている。また、図示は省略するが、例えば、半導体チップ42の上面に設けられた電極と、リード82の基端部とは、ボンディングワイヤを介してワイヤボンディングされている。なお、本実施形態の場合、図4(b)に示すようにリード82がリードフレームの外枠(図4には不図示:図8参照)から切断分離され、且つ、該リード82がガルウイング形状に成形された後の半導体装置80を検査対象とする。
電子部品検査装置60は、半導体装置80の電気的特性の検査を行うものである。図3に示すように、電子部品検査装置60は、検査時に半導体装置80が配置されるソケット150と、制御部70と、移動機構75と、を備えて構成されている。ソケット150は、半導体装置80が有する複数のリード82と対応する配置の複数のコンタクトピン8を有している。
制御部70は、移動機構75の動作制御を行う駆動制御部71と、半導体装置80の検査を行う検査部72と、を備えて構成されている。検査部72は、検査信号出力部73と、判定部74と、を備えて構成されている。このうち検査信号出力部73は、複数のコンタクトピン8のうちの所定のコンタクトピン8aの各々に対してそれぞれ所定の検査信号(入力データ)を出力する。
判定部74には、ソケット150のコンタクトピン8のうち入力データが入力されるのとは別の所定のコンタクトピン8bの各々から検査結果信号(出力データ)が入力される。判定部74は、これら出力データに基づいて、半導体装置80の検査を行う。
電子部品検査装置60は、更に、ソケット150が固定されるテスト基板(図示略)を有している。このテスト基板上の所定位置にソケット150が固定されることにより、検査信号出力部73が有する複数の端子(図示略)と、判定部74が有する複数の端子(図示略)とが、それぞれ、対応するコンタクトピン8と導通し、上述した入力データ及び出力データの入出力が可能となるようになっている。
移動機構75は、半導体装置80を保持する。移動機構75の保持機構の詳細な説明は省略する。この移動機構75は、保持した半導体装置80を駆動制御部71の制御下でソケット150側に移動(例えば、下降)させることにより、該半導体装置80のリード82の各々を、それぞれ対応するコンタクトピン8に対して接触させる。
図2に示すように、ソケット150は上記のテスト基板に固定される基台3と、この基台3に開閉自在に取り付けられたカバー4と、を備えて構成されている。この基台3とカバー4とによって形成される内部空間に半導体装置80を収容し、カバー4を閉じた状態でカバー4の係止爪5が基台3の突起6に嵌合してカバー4の閉状態を維持し、半導体装置80をソケット150に固定するようになっている。
基台3には、半導体装置80の本体部81を収容する空間が中央に設けられ、この空間の4隅には、本体部81の角部に当接してその移動を規制し、半導体装置80の位置決めを行うポスト7が設けられている。この空間の周囲には、半導体装置80の四辺に沿って配列されたリード82の配列に合わせて、複数のコンタクトピン8が取り付けられている。
図5に示すように、基台3は、各コンタクトピン8の両側に位置するガイド31を有し、コンタクトピン8の上面は、ガイド31の上面よりも下に位置している。検査時には、半導体装置80のリード82は、ガイド31の間隔に入り込んで、コンタクトピン8の上面に接触する。
図1に示すように、本実施形態に係る清掃治具100は、コンタクトピン8上に付着したゴミなどの異物を除去するためのものであり、本体部13と、この本体部13に保持された複数の清掃部14と、を有している。
本体部13は、平面視矩形状に形成され、この本体部13の四辺のそれぞれから、本体部13の外方に向けて、複数ずつの清掃部14が突出している。
各清掃部14は、電子部品検査装置60の複数のコンタクトピン8とそれぞれ接触されて、各コンタクトピン8を清掃するものであり、これら複数のコンタクトピン8とそれぞれ対応する配置で設けられている。
清掃部14は、半導体装置80のリード82と同じ寸法・形状に形成されている。図1(b)に示すように、清掃部14は、半導体装置80のリード82と同じガルウイング形状に形成されている。そして、図1(b)に示すように、清掃部14の外周面には、粘着剤21がコーティングされている。
粘着剤21は、例えば、粘着性樹脂であることが挙げられ、粘着性ウレタンゴムであることが好ましい一例である。更に、粘着剤21は、導電性であることが好ましい一例である。このため、具体的には、粘着剤21は、導電性粘着ウレタンゴムであることが挙げられる。粘着剤の具体的な一例としては、アトム興産社製、型番PE−12の導電性ペタへらの先端部に使用されている導電性ウレタンゴムが挙げられる。
また、本体部13も、半導体装置80の本体部81と同じ寸法・形状に形成されている。
従って、清掃治具100は、例えば、その全体が、半導体装置80と同じ外形に形成されている。このように、清掃治具100は、検査対象の半導体装置80と同じ外形を有しているため、クリーニングチップと称することができる。
清掃治具100は、例えば、半導体装置80のリード82に粘着剤21をコーティングすることにより構成されている。
このため、本体部13は、例えば、ダイパッド41と、このダイパッド41上にダイボンディングされた半導体チップ42と、ダイパッド41及び半導体チップ42を封止した封止樹脂43と、を有している。また、清掃部14の基端部は、封止樹脂43内に埋め込まれている。また、図示は省略するが、例えば、半導体チップ42の上面に設けられた電極と、清掃部14の基端部(つまり半導体装置80のリード82の基端部)とは、ボンディングワイヤを介してワイヤボンディングされている。
清掃部14への粘着剤21のコーティングは、例えば、以下のようにして行うことができる。
先ず、粘着剤21がコーティングされる前の段階の清掃治具100(具体的には、例えば、半導体装置80)を金型(図示略)に配置する。この金型は、本体部13(例えば本体部81)を収容する本体収容部と、各清掃部14(粘着剤21のコーティング前:例えば、リード82)を収容する清掃部収容部と、を有している。
次に、清掃部収容部に液状の粘着剤(例えば導電性粘着ウレタンゴム)を流し込んだ後、そのまま高温乾燥させることにより、清掃部14(例えばリード82)の外周面に粘着剤21の薄膜をコーティングする。
或いは、刷毛(はけ)などの塗布用の部材を用いて粘着剤を清掃部14の外周面に塗布した後に乾燥させても良い。
次に、半導体装置80の検査方法を説明する。この検査方法は、複数の測定端子(コンタクトピン8)を有する電子部品検査装置60を用いて半導体装置80を検査する工程と、電子部品検査装置60の複数の測定端子を清掃する工程と、を有する。このうち、電子部品検査装置60の複数の測定端子を清掃する工程は、本実施形態に係る清掃方法に相当する。本実施形態に係る清掃方法は、上述した構成の清掃治具100の複数の清掃部14を、電子部品検査装置60の複数のコンタクトピン8にそれぞれ接触させる工程(図5参照)と、複数の清掃部14を複数のコンタクトピン8からそれぞれ離間させる工程と、を有する。以下、詳細に説明する。
図6はこの清掃方法を含む検査方法の流れを示すフローチャート、図7は図6のステップS11の詳細な動作の流れを示すフローチャートである。
先ず、予め製造した複数の半導体装置80の検査(電気的特性の測定)を順次に行う(図6のステップS11)。このためには、複数の半導体装置80をトレイ(図示略)に収容し、このトレイから順次に1つずつの半導体装置80を図示しない搬送装置(ハンドラ)によって電子部品検査装置60へ搬送し、搬送装置から移動機構75へ半導体装置80を受け渡す。次に、半導体装置80を移動機構75により下降させてソケット150に装着する。これにより、半導体装置80の各リード82が対応するコンタクトピン8と接触する。更に、開閉機構(図示略)により自動的にカバー4を閉じる。次に、このようにソケット150に配置された半導体装置80の検査を行う。
この検査では、先ず、テストパタンが検査信号出力部73にセットされる。すなわち、半導体装置80に対して入力される信号のデータ(入力データ)と、この信号入力に対する応答として半導体装置80から出力されるべき信号(出力期待値)と、が検査信号出力部73にセットされる(図7のステップS21)。
次に、検査信号出力部73から入力データを出力する(図7のステップS22)。すなわち、検査信号出力部73からソケット150の所定のコンタクトピン8aの各々に対してそれぞれ所定の入力データを出力し、これら所定のコンタクトピン8aから、それぞれ対応するリード82に対して入力データを入力する。すると、ソケット150のコンタクトピン8のうち検査信号が入力されるのとは別の所定のコンタクトピン8bの各々に対しては、それぞれ対応するリード82から出力データが入力される。この出力データは、これらコンタクトピン8bから判定部74に対して入力される。
判定部74は、これら出力データと出力期待値との比較を行う(図7のステップS23)。出力データと出力期待値とが一致していれば(ステップS23のOK)、判定部74は、検査した半導体装置80を良品と判定する(図7のステップS24)。一方、出力データと出力期待値とが不一致の場合(ステップS23のNG)、判定部74は、検査した半導体装置80を不良品と判定する(図7のステップS25)。
1つの半導体装置80に対する検査が終了すると、開閉機構により自動的にカバー4を開け、移動機構75により半導体装置80を上昇させて該半導体装置80をソケット150から取り外す。そして、移動機構75から搬送装置へ半導体装置80を受け渡し、該半導体装置80を検査済みの半導体装置80用のトレイ(図示略)へ搬送する。
以後、検査対象の半導体装置80の数だけ、同様の処理を繰り返し行うことにより、検査対象の半導体装置80に対する検査が終了する(図6のステップS12)。
また、電子部品検査装置60のコンタクトピン8の清掃を行う所定時刻(例えば、1日につき3回で定刻)が到来すると、所定数(例えば、1トレイ分)の清掃治具100により順次にコンタクトピン8の清掃を行う(図6のステップS13)。このためには、搬送装置及び移動機構75により順次に半導体装置80をソケット150に搬送し順次に検査を行う動作と同様に、清掃治具100を順次にソケット150に搬送し、清掃治具100の各清掃部14を対応するコンタクトピン8と接触させた後、離間させる。清掃部14には、粘着剤21がコーティングされているので、この動作により、粘着剤21によって、コンタクトピン8上のゴミなどの異物を絡め取ることができる。所定数の清掃治具100について、同様の処理を繰り返し行うことにより、一連の清掃動作が終了する(図6のステップS14)。
その後、清掃動作に供された各清掃治具100の清掃部14の外観検査を行い、付着したゴミや異物の状態を確認する(図6のステップS15)。この外観検査では、粘着効果が得られなくなる限度見本を予め作成しておき、顕微鏡を使用して限度見本と使用後の清掃治具100との外観を比較することにより、廃棄すべきかの判断を行う。この外観検査により、清掃部14の粘着効果が弱くなったと判定された清掃治具00は、廃棄とする(図6のステップS16)。
その後は、再び、ステップS11に戻り、半導体装置80の検査を行う。
図10は比較例に係る清掃治具1000を示す斜視図、図11はこの清掃治具1000による清掃動作を示す断面図である。
図10に示すように、清掃治具1000は、直方体状の本体部1001と、この本体部1001の底面に形成された粘着層1002と、を有している。本体部1001の幅は、基台3のガイド31の間隔よりも大きい。このため、清掃治具1000により電子部品検査装置60のソケット150を清掃する場合には、図11に示すように、粘着層1002が、ガイド31の間に配置されているコンタクトピン8に達することができない。よって、清掃治具100では、コンタクトピン8上のゴミ等の異物30を除去することが困難である。
これに対し、本実施形態では、半導体装置80のリード82と同じ形状の清掃部14の各々に粘着剤21がコーティングされている。このため、確実に、ガイド31の間隔に清掃部14を入り込ませて、清掃部14をコンタクトピン8に接触させ、粘着剤21によってコンタクトピン8上のゴミ等の異物を絡め取って、コンタクトピン8を清掃することができる。
以上のような第1の実施形態によれば、清掃部14は、電子部品検査装置60により検査される半導体装置80のリード82と同じ形状に形成されているので、確実に、清掃部14をコンタクトピン8に接触させることができる。そして、清掃部14には粘着剤21がコーティングされているので、この粘着剤21によってコンタクトピン8上のゴミ等の異物を絡め取って、コンタクトピン8を清掃することができる。なお、測定端子を研磨する技術と比べて、測定端子(コンタクトピン8)に与えるダメージが小さいため、高頻度で測定端子の清掃を行っても、測定端子の寿命に与える影響を抑制できる。
そして、清掃治具100を量産環境の状態と同様にハンドラ等を用いてソケット150に供給し、清掃部14をコンタクトピン8と接触及び離間させることにより、自動的にコンタクトピン8の清掃を行うことができ、人による清掃作業工数の削減が可能である。
また、粘着剤21は導電性であるため、清掃治具100を用いた清掃中に、万が一、粘着剤21がコンタクトピン8上に剥がれ落ちた場合に、その後の測定への影響を小さくすることができる。
〔第2の実施形態〕
図8は第2の実施形態に係る清掃治具200を示す図であり、このうち(a)は平面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
上記の第1の実施形態(図1)では、検査対象の半導体装置80が、リード82の周囲に外枠を有しておらず、清掃治具100も清掃部14の周囲に外枠を有していない例を説明した。
これに対し、第2の実施形態では、検査対象の半導体装置80が、リード82の周囲に外枠201(図8に示す清掃治具200の外枠201と同じ)を有し、清掃治具200も清掃部14の周囲に外枠201を有している。本実施形態の場合の半導体装置80は、リードフレームの外枠201から第1の実施形態の半導体装置80を切断し分離する前の状態のものである。同様に、本実施形態の場合の清掃治具200は、リードフレームの外枠201から第1の実施形態の清掃治具100を切断し分離する前の状態のものである。
半導体装置の製造工程においては、リードフレームの外枠201から半導体装置80を切断し分離する前の状態(つまり、図8の清掃治具200と同様の形状の状態)で、電子部品検査装置60による検査を実施して、その検査結果に基づいて良品と不良品との選別を行い、その後、外枠201から半導体装置80を切断分離する場合もある。このような製造工程に用いられる電子部品検査装置60の清掃用に、第2の実施形態に係る清掃治具200を適用することができる。なお、本実施形態の場合、ソケット150の形状も、外枠201を含む半導体装置80及び清掃治具200を収容できるような形状となっている。
〔第3の実施形態〕
図9は第3の実施形態に係る清掃治具300A、300Bを示す断面図である。
上記の第1及び第2の実施形態では、清掃部14の全周に亘って粘着剤21がコーティングされている例を説明したが、第3の実施形態の場合、粘着剤21は、清掃部14においてコンタクトピン8と接触する部位、すなわち清掃部14の下面にのみコーティングされている。
図9(a)に示す清掃治具300Aは、第1の実施形態に係る清掃治具100と比べて、粘着剤21がコーティングされた範囲のみが相違し、その他の点は、清掃治具100と同様である。一方、図9(b)に示す清掃治具300Bは、第2の実施形態に係る清掃治具200と比べて、粘着剤21がコーティングされた範囲のみが相違し、その他の点は、清掃治具200と同様である。
このように、清掃部14の下面にのみ粘着剤21をコーティングするには、例えば、容器の中に液状の粘着剤を入れ、清掃部14の下面を粘着剤に密着させた状態で、高温乾燥することが挙げられる。或いは、刷毛で粘着剤21を塗布した後に乾燥させても良い。
3 基台
4 カバー
5 係止爪
6 突起
7 ポスト
8 コンタクトピン
8a コンタクトピン
8b コンタクトピン
13 本体部
14 清掃部
21 粘着剤
30 異物
31 ガイド
41 ダイパッド
42 半導体チップ
43 封止樹脂
60 電子部品検査装置
70 制御部
71 駆動制御部
72 検査部
73 検査信号出力部
74 判定部
75 移動機構
80 半導体装置
81 本体部
82 リード
100 清掃治具
150 ソケット
200 清掃治具
201 外枠
300A 清掃治具
300B 清掃治具
1000 清掃治具
1001 本体部
1002 粘着層

Claims (9)

  1. 複数の測定端子を有する電子部品検査装置の前記複数の測定端子とそれぞれ対応する配置で設けられ、前記複数の測定端子とそれぞれ接触されて該測定端子を清掃する複数の清掃部を有し、
    前記清掃部は、前記電子部品検査装置により検査される電子部品の外部端子と同じ形状に形成されているとともに、粘着剤がコーティングされていることを特徴とする清掃治具。
  2. 前記粘着剤は粘着性ウレタンゴムであることを特徴とする請求項1に記載の清掃治具。
  3. 前記粘着剤は導電性であることを特徴とする請求項1又は2に記載の清掃治具。
  4. 当該清掃治具は、前記複数の清掃部を保持する本体部を更に有し、前記本体部から前記複数の清掃部が突出していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の清掃治具。
  5. 当該清掃治具は、前記電子部品と同じ形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の清掃治具。
  6. 当該清掃治具は、前記電子部品の前記外部端子に前記粘着剤をコーティングすることにより構成されていることを特徴とする請求項5に記載の清掃治具。
  7. 前記電子部品は半導体装置であり、前記外部端子はリードであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の清掃治具。
  8. 複数の測定端子を有する電子部品検査装置の前記複数の測定端子とそれぞれ対応する配置で設けられ、前記複数の測定端子とそれぞれ接触されて該測定端子を清掃する複数の清掃部を有し、前記清掃部は、前記電子部品検査装置により検査される電子部品の外部端子と同じ形状に形成されているとともに、粘着剤がコーティングされている清掃治具、の前記複数の清掃部を前記複数の測定端子にそれぞれ接触させる工程と、
    前記複数の清掃部を前記複数の測定端子からそれぞれ離間させる工程と、
    を有することを特徴とする清掃方法。
  9. 複数の測定端子を有する電子部品検査装置を用いて半導体装置を検査する工程と、
    前記電子部品検査装置の前記複数の測定端子を清掃する工程と、
    を有し、
    前記複数の測定端子を清掃する工程では、前記複数の測定端子とそれぞれ対応する配置で設けられ、前記複数の測定端子とそれぞれ接触されて該測定端子を清掃する複数の清掃部を有し、前記清掃部は、前記電子部品検査装置により検査される電子部品の外部端子と同じ形状に形成されているとともに、粘着剤がコーティングされている清掃治具、の前記複数の清掃部を前記複数の測定端子にそれぞれ接触させる工程と、
    前記複数の清掃部を前記複数の測定端子からそれぞれ離間させる工程と、
    を行うことを特徴とする検査方法。
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