JP2011223399A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】連写撮影画像を連続再生する場合に違和感を与えないように連写撮影すること。
【解決手段】複数フレームの静止画像を設定された撮影フレームレートで連写撮影する撮影制御手段を備えるカメラは、被写体の輝度を検出する輝度検出手段と、連写撮影における各撮影を被写体に対し適正露出で行うための露光時間を含む撮影条件を、輝度検出手段で検出された被写体輝度に基づき算出する撮影条件演算手段と、撮影条件演算手段で算出された撮影条件で撮影を継続した場合に撮影フレームレートを維持できるか否かを、各撮影のたびに判別する判別手段と、判別手段により撮影フレームレートが維持できないと判別された場合には、露光時間を撮影フレームレートを維持可能な露光時間に制御するとともに、被写体輝度に応じて露光感度を変更制御する露出制御手段と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】複数フレームの静止画像を設定された撮影フレームレートで連写撮影する撮影制御手段を備えるカメラは、被写体の輝度を検出する輝度検出手段と、連写撮影における各撮影を被写体に対し適正露出で行うための露光時間を含む撮影条件を、輝度検出手段で検出された被写体輝度に基づき算出する撮影条件演算手段と、撮影条件演算手段で算出された撮影条件で撮影を継続した場合に撮影フレームレートを維持できるか否かを、各撮影のたびに判別する判別手段と、判別手段により撮影フレームレートが維持できないと判別された場合には、露光時間を撮影フレームレートを維持可能な露光時間に制御するとともに、被写体輝度に応じて露光感度を変更制御する露出制御手段と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、カメラに関する。
連写撮影するカメラにおいてフレーム間で撮影時間を異ならせ、該連写撮影した複数フレームの静止画像を連続再生する場合に、撮影時間が長くなったフレームの表示周期を長くする技術が知られている(特許文献1参照)。
従来技術では、シャッタースピードを低速にして撮影したフレームの表示周期を、シャッタースピードを高速にして撮影したフレームの表示周期より長くするように表示を制御する。このため、暗い環境で撮影したフレームは明るい環境で撮影したフレームに比べてスロー再生され、等速移動する被写体にもかかわらず表示レートが異なって観察者に違和感を与えるという問題があった。
本発明は、複数フレームの静止画像を設定された撮影フレームレートで連写撮影する撮影制御手段を備えるカメラに適用される。そして、被写体の輝度を検出する輝度検出手段と、連写撮影における各撮影を被写体に対し適正露出で行うための露光時間を含む撮影条件を、輝度検出手段で検出された被写体輝度に基づき算出する撮影条件演算手段と、撮影条件演算手段で算出された撮影条件で撮影を継続した場合に撮影フレームレートを維持できるか否かを、各撮影のたびに判別する判別手段と、判別手段により撮影フレームレートが維持できないと判別された場合には、露光時間を撮影フレームレートを維持可能な露光時間に制御するとともに、被写体輝度に応じて露光感度を変更制御する露出制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、連写撮影画像を連続再生する場合に違和感を与えないように連写撮影を行える。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子カメラ1の要部構成を説明するブロック図である。電子カメラ1は、メインCPU11によって制御される。
撮影レンズ21は、撮像素子22の撮像面上に被写体像を結像させる。撮像素子22はCMOSイメージセンサなどで構成され、被写体像を撮像して撮像信号を撮像回路23へ出力する。撮像素子22の撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。撮像素子22がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、撮像素子22から出力される光電変換信号は、RGB表色系の色情報を有する。
撮像回路23は、撮像素子22から出力される光電変換信号に対するアナログ処理(ゲインコントロールなど)を行う他、内蔵するA/D変換回路でアナログ撮像信号をディジタルデータに変換する。
メインCPU11は、各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。画像処理回路12は、たとえばASICとして構成され、撮像回路23から入力されるディジタル画像信号に対して画像処理を行う。画像処理には、たとえば、輪郭強調や色温度調整(ホワイトバランス調整)処理、画像信号に対するフォーマット変換処理が含まれる。
画像圧縮回路13は、画像処理回路12による処理後の画像信号に対して、たとえばJPEG方式で所定の圧縮比率の画像圧縮処理を行う。表示画像作成回路14は、撮像画像などを液晶モニタ19に表示させるための表示用信号を生成する。
液晶モニタ19は液晶パネルによって構成され、表示画像作成回路14から入力される表示用信号に基づいて画像や操作メニュー画面などを表示する。映像出力回路20は、表示画像作成回路14から入力される表示用信号に基づいて、画像や操作メニュー画面などを外部の表示装置に表示させるための映像信号を生成して出力する。
バッファメモリ15は、画像処理前後および画像処理途中のデータを一時的に格納する他、記録媒体30へ記録する前の画像ファイルを格納したり、記録媒体30から読み出した画像ファイルを格納したりするために使用される。
フラッシュメモリ16は、メインCPU11が実行するプログラムや、メインCPU11が行う処理に必要なデータなどを格納する。フラッシュメモリ16が格納するプログラムやデータの内容は、メインCPU11からの指示によって追加、変更が可能に構成されている。
カードインターフェース(I/F)17はコネクタ(不図示)を有し、該コネクタにメモリカードなどの記録媒体30が接続される。カードインターフェース17は、メインCPU11からの指示により、接続された記録媒体30に対するデータの書き込みや、記録媒体30からのデータの読み込みを行う。記録媒体30は、半導体メモリを内蔵したメモリカード、またはハードディスクドライブなどで構成される。
操作部材18は、電子カメラ1の各種ボタンやスイッチ類を含み、モード切替スイッチの切換操作など、各操作部材の操作内容に応じた操作信号をメインCPU11へ出力する。半押しスイッチ18aおよび全押しスイッチ18bは、レリーズボタン(不図示)の押下操作に連動して、それぞれがオン信号をメインCPU11へ出力する。半押しスイッチ18aからのオン信号(半押し操作信号)は、レリーズボタンが通常ストロークの半分程度まで押し下げ操作されると出力され、半ストロークの押し下げ操作解除で出力が解除される。全押しスイッチ18bからのオン信号(全押し操作信号)は、レリーズボタンが通常ストロークまで押し下げ操作されると出力され、通常ストロークの押し下げ操作が解除されると出力が解除される。半押し操作信号は、メインCPU11に対して撮影準備の開始を指示する。全押し操作信号は、メインCPU11に対して記録用画像の取得開始を指示する。
<撮影モード>
電子カメラ1は、レリーズボタンの押下操作に応じて1コマずつ撮影画像を取得して記録媒体30へ記録する通常の静止画撮影モードと、静止画像を所定のフレームレート(30フレーム/毎秒または60フレーム/毎秒)で連写撮影して複数フレームの撮影画像を取得し、記録媒体30へ記録する連写モードとを有する。各撮影モードは、操作部材18からの操作信号に応じて切替え可能に構成される。
電子カメラ1は、レリーズボタンの押下操作に応じて1コマずつ撮影画像を取得して記録媒体30へ記録する通常の静止画撮影モードと、静止画像を所定のフレームレート(30フレーム/毎秒または60フレーム/毎秒)で連写撮影して複数フレームの撮影画像を取得し、記録媒体30へ記録する連写モードとを有する。各撮影モードは、操作部材18からの操作信号に応じて切替え可能に構成される。
<再生モード>
電子カメラ1は、静止画撮影モードにおいて記録された静止画像を各コマごとに液晶モニタ19に再生表示する静止画の再生モードに加えて、上記連写モードにおいて記録した複数フレームの静止画像(連写画像と呼ぶ)を用いて液晶モニタ19に再生表示する連写画像用の2種類の再生モード(第1再生モードおよび第2再生モード)を有する。
電子カメラ1は、静止画撮影モードにおいて記録された静止画像を各コマごとに液晶モニタ19に再生表示する静止画の再生モードに加えて、上記連写モードにおいて記録した複数フレームの静止画像(連写画像と呼ぶ)を用いて液晶モニタ19に再生表示する連写画像用の2種類の再生モード(第1再生モードおよび第2再生モード)を有する。
第1再生モードは、連写モードにおいて記録した連写画像を構成する各フレームの画像を静止画として液晶モニタ19に再生表示する再生モードである。第2再生モードは、連写モードにおいて記録した連写画像を撮影時のフレームレートで、いわゆるパラパラ動画として液晶モニタ19に連続再生表示する再生モードである。各再生モードは、操作部材18からの操作信号に応じて切替え可能に構成される。
本実施形態は、上記連写画像を動画として再生する第2再生モードに適した連写撮影を行う点に特徴を有するので、以下連写撮影を中心に説明する。
<連写撮影>
一般に、連写撮影の対象は高速で移動する被写体が多い。このため、連写撮影時の撮影条件を決定する際は、シャッター速度を高速に設定する。また、連写撮影中に絞り値を変更するとフレーム間で被写界深度が変わってしまう。このような連写画像を連続再生する場合、再生途中で被写界深度が変わり、観察者に違和感を与えるおそれがある。これを避けるため、連写撮影中は絞り値を変えないでフレーム間の被写界深度を揃える。
一般に、連写撮影の対象は高速で移動する被写体が多い。このため、連写撮影時の撮影条件を決定する際は、シャッター速度を高速に設定する。また、連写撮影中に絞り値を変更するとフレーム間で被写界深度が変わってしまう。このような連写画像を連続再生する場合、再生途中で被写界深度が変わり、観察者に違和感を与えるおそれがある。これを避けるため、連写撮影中は絞り値を変えないでフレーム間の被写界深度を揃える。
そこで、本実施形態の電子カメラ1は以下のように連写撮影を行う。電子カメラ1は、レリーズボタンが押下操作されるとフレームレートT(たとえば60フレーム/毎秒)で連写撮影を開始し、1フレーム目、2フレーム目、…の静止画像を複数フレーム取得する。電子カメラ1は、レリーズボタン押下操作が解除されると連写撮影を終了する。
図2は、メインCPU11が行う連写撮影処理の流れを説明するフローチャートである。メインCPU11は、連写撮影モードへの切替えを指示する信号が操作部材18から入力されると、連写撮影モードへ切替えて図2による処理を起動させる。
図2のステップS1において、メインCPU11は、フレームレートTをセットしてステップS2へ進む。ステップS2において、メインCPU11は、半押しスイッチ18aがオンされたか否かを判定する。メインCPU11は、半押しスイッチ18aからオン操作信号が入力された場合にステップS2を肯定判定してステップS3へ進む。メインCPU11は、半押しスイッチ18aからオン操作信号が入力されない場合には、ステップS2を否定判定して当該判定処理を繰り返す。
ステップS3において、メインCPU11は、撮像素子22で撮像されるモニタ用画像の信号レベルに基づいて測光処理を開始するとともに、オートフォーカス(AF)処理を行う。AF処理は、たとえば、公知の位相差検出方式で行う。具体的には、瞳分割された一対の像から得られる位相差情報に基づいてデフォーカス情報を算出し、該デフォーカス情報に応じて撮影レンズ1を構成するフォーカスレンズを光軸方向に動かすことによって、ピント合わせを行う。メインCPU11はさらに、測光処理で得た輝度情報に基づいて、露光時間をフレームレートTに収めつつ最適露出にするように撮影条件を設定する。撮影条件は、絞り値、シャッター秒時(露光時間)、およびISO感度を含む。
メインCPU11は、たとえば、ISO感度を常用感度(たとえばISO200)にし、上記輝度情報に応じて所定の絞り値およびシャッター秒時(露光時間)をセットする。絞り値およびシャッター秒時はあらかじめフラッシュメモリ16に記憶されているプログラム線図に従い、露光時間の上限がフレームレートTより長くならないように制限(本例では約1/60秒)する。約1/60秒としたのは、1/60秒のうちデータ読出しに要する時間を除外するためである。メインCPU11は、シャッター秒時を制限いっぱいに延ばしても露出不足が生じる場合に、不足分を補うようにISO感度を常用感度より高く変更する。
ステップS4において、メインCPU11は、全押しスイッチ18bがオンされたか否かを判定する。メインCPU11は、全押しスイッチ18bからオン操作信号が入力された場合にステップS4を肯定判定してステップS5へ進む。メインCPU11は、全押しスイッチ18bからオン操作信号が入力されない場合には、ステップS4を否定判定してステップS9へ進む。
ステップS5へ進む場合は連写撮影を開始する場合である。ステップS5において、メインCPU11は、ステップS3(2フレーム目以降はステップS6)で設定した撮影条件で静止画像を撮像させる。メインCPU11は、撮像素子22で撮像されたフレーム画像を記録媒体30へ記録するように画像処理回路12およびカードインターフェース17へ指示してステップS6へ進む。
ステップS6において、メインCPU11は、ステップS5において撮像素子22で撮像されたフレーム画像の信号レベルに基づいて測光処理を開始するとともに、オートフォーカス(AF)処理を行う。メインCPU11はさらに、測光処理で得た輝度情報に基づいて、露光時間をフレームレートTに収めつつ最適露出にするように撮影条件を設定してステップS7へ進む。
メインCPU11は、2フレーム目以降の絞り値およびシャッター秒時は1フレーム目と同じにする。被写体が暗く変化して露出不足が生じる場合に、不足分を補うようにISO感度を高く変更する。一方、被写体が明るく変化して露出過剰の場合は、ISO感度を低く変更する。
ステップS7において、メインCPU11は撮影可能か否かを判定する。メインCPU11は、ISO感度の高感度側の制御限界値(たとえば、ISO6400)より高い値が必要(すなわち、ISO6400では適正露出に満たない)場合には、ステップS7を否定判定してステップS10へ進む。メインCPU11は、ISO感度の上限値(たとえば、ISO6400)以下で適正露出が得られる場合には、ステップS7を肯定判定してステップS8へ進む。
ステップS8において、メインCPU11は、全押しスイッチ18bがオンされたか否かを判定する。メインCPU11は、全押しスイッチ18bからオン操作信号が入力された場合にステップS8を肯定判定してステップS5へ戻る。ステップS5へ戻る場合は連写撮影を継続する場合である。メインCPU11は、全押しスイッチ18bからオン操作信号が入力されていない場合には、ステップS8を否定判定して図2による処理を終了する。ステップS8を否定判定する場合は連写撮影を終了する場合である。
ステップS7を否定判定して進むステップS10において、メインCPU11は、表示画像作成回路14へ指示を送り、たとえば「明るさ不足です」というメッセージを液晶モニタ19に表示させて図2による処理を終了する。
ステップS4を否定判定して進むステップS9において、メインCPU11は、半押しスイッチ18aがオンされているか否かを判定する。メインCPU11は、半押しスイッチ18aから継続してオン操作信号が入力されている場合にステップS9を肯定判定してステップS3へ戻る。メインCPU11は、半押しスイッチ18aからオン操作信号が入力されていない場合には、ステップS9を否定判定して図2による処理を終了する。
<動画再生>
第2再生モードに切り替えられた電子カメラ1は、上述した連写撮影処理で取得した複数フレームの連写画像を、液晶モニタ19に動画として再生表示する。電子カメラ1は、操作部材18を構成する再生ボタンが押下操作されると再生表示を開始する。電子カメラ1は、記録媒体30から読み込んだ1フレーム目の画像データに基づいて1番目のフレーム画像信号を生成し、記録媒体30から読み込んだ2フレーム目の画像データに基づいて2番目のフレーム画像信号を生成する。フレーム表示レートは、連写撮影時のフレームレートTと同じにする。3番目以降のフレームについても同様である。
第2再生モードに切り替えられた電子カメラ1は、上述した連写撮影処理で取得した複数フレームの連写画像を、液晶モニタ19に動画として再生表示する。電子カメラ1は、操作部材18を構成する再生ボタンが押下操作されると再生表示を開始する。電子カメラ1は、記録媒体30から読み込んだ1フレーム目の画像データに基づいて1番目のフレーム画像信号を生成し、記録媒体30から読み込んだ2フレーム目の画像データに基づいて2番目のフレーム画像信号を生成する。フレーム表示レートは、連写撮影時のフレームレートTと同じにする。3番目以降のフレームについても同様である。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)複数フレームの静止画像を設定された撮影フレームレートで連写撮影する撮影制御を行う電子カメラ1のメインCPU11は、被写体の輝度を検出し、連写撮影における各撮影を被写体に対し適正露出で行うための露光時間を含む撮影条件を、検出した被写体輝度に基づき算出し、算出した撮影条件で撮影を継続した場合に撮影フレームレートを維持できるか否かを、各撮影のたびに判別し、撮影フレームレートが維持できないと判別した場合には、露光時間を撮影フレームレートを維持可能な露光時間に制御するとともに、被写体輝度に応じて露光感度を変更制御するようにした。これにより、連写撮影画像を連続再生する場合に違和感を与えないように連写撮影を行うことができる。すなわち、各フレームの画像はフレームレートが維持されるとともに、各フレームで適正露出が得られる。
(1)複数フレームの静止画像を設定された撮影フレームレートで連写撮影する撮影制御を行う電子カメラ1のメインCPU11は、被写体の輝度を検出し、連写撮影における各撮影を被写体に対し適正露出で行うための露光時間を含む撮影条件を、検出した被写体輝度に基づき算出し、算出した撮影条件で撮影を継続した場合に撮影フレームレートを維持できるか否かを、各撮影のたびに判別し、撮影フレームレートが維持できないと判別した場合には、露光時間を撮影フレームレートを維持可能な露光時間に制御するとともに、被写体輝度に応じて露光感度を変更制御するようにした。これにより、連写撮影画像を連続再生する場合に違和感を与えないように連写撮影を行うことができる。すなわち、各フレームの画像はフレームレートが維持されるとともに、各フレームで適正露出が得られる。
(2)メインCPU11は、連写撮影の開始時に決定した露光時間および絞り値を維持しながら、撮影されるフレーム間の明るさの変化を抑えるように露光感度を制御したので、移動する被写体を連写撮影する場合に、撮影画面における移動被写体の位置の変化がフレーム間で連続的になるとともに、フレーム間で被写界深度が維持される。この結果、連続再生時に観察者に与える違和感を低減できる。
(3)メインCPU11は、1フレーム撮影ごとに露光感度を制御するので、連写撮影中に被写体の明るさが変化した場合でも、各フレーム画像でそれぞれ適正露出が得られる。
(4)メインCPU11は、露光感度が制御限界に達した場合に連写撮影を終了するようにしたので、適正露出が得られないおそれのある状況下でのフレーム画像の取得を避けることができる。
(変形例1)
上述したステップS3において、あらかじめ用意されているプログラム線図に従ってシャッター秒時および絞り値を決定する際、常用感度で適正露出を超える場合には、常用感度のままでシャッター秒時(露光時間)を短くすることになる。もし、露光時間を短くした結果、当初のフレームレートTに相当する時間(1/60秒)の間に複数回の撮影が可能になる場合は、該複数回の撮影を行う構成にしてもよい。たとえば、適正露出を得るための露光時間が(1/250秒)である場合は、当初のフレームレートTに相当する時間(1/60秒)の間に、シャッター秒時1/250秒で4回の撮影を行う。この場合も各撮影ごとに撮影条件を設定する。
上述したステップS3において、あらかじめ用意されているプログラム線図に従ってシャッター秒時および絞り値を決定する際、常用感度で適正露出を超える場合には、常用感度のままでシャッター秒時(露光時間)を短くすることになる。もし、露光時間を短くした結果、当初のフレームレートTに相当する時間(1/60秒)の間に複数回の撮影が可能になる場合は、該複数回の撮影を行う構成にしてもよい。たとえば、適正露出を得るための露光時間が(1/250秒)である場合は、当初のフレームレートTに相当する時間(1/60秒)の間に、シャッター秒時1/250秒で4回の撮影を行う。この場合も各撮影ごとに撮影条件を設定する。
変形例1の撮影処理で取得した4回の連写画像を液晶モニタ19に動画として再生表示する場合(第2再生モード)、当初のフレームレートTに相当する時間(1/60秒)の間に撮影された4回の撮影による4フレームの画像のうち、いずれか1フレームの画像を用いて再生表示用のフレーム画像信号を生成する。メインCPU11は、4フレームの画像のうち、たとえばISO感度が最も低いものを選び、ISO感度が4フレームとも同じ場合は該4フレームの画像のうち1番先に撮影したものを選んで再生表示用のフレーム画像信号を生成する。
変形例1では、4フレームの画像のうちいずれか1フレームの画像を用いて再生表示用のフレーム画像信号を生成し得るように構成したので、たとえば、第2再生モードで再生する際にISO感度が最も低い画像を選べば、ノイズが少なく画質のよいフレーム画像を用いて再生表示することができる。
(変形例2)
当初のフレームレートTに相当する時間(1/60秒)の間に、変形例1のように撮影された複数フレーム(上記例では4フレーム)の画像を全て用いてスロー再生表示を行うようにしてもよい。この場合のメインCPU11は、当該4フレームの画像のうち1番目の画像データに基づいて1番目のフレーム画像信号を生成し、2番目の画像データに基づいて2番目のフレーム画像信号を生成する。3番目以降の画像データについても同様である。フレーム表示レートは、当初のフレームレートT(1/60毎秒)に相当する。
当初のフレームレートTに相当する時間(1/60秒)の間に、変形例1のように撮影された複数フレーム(上記例では4フレーム)の画像を全て用いてスロー再生表示を行うようにしてもよい。この場合のメインCPU11は、当該4フレームの画像のうち1番目の画像データに基づいて1番目のフレーム画像信号を生成し、2番目の画像データに基づいて2番目のフレーム画像信号を生成する。3番目以降の画像データについても同様である。フレーム表示レートは、当初のフレームレートT(1/60毎秒)に相当する。
変形例2の再生表示では、フレーム表示レート(1/60毎秒)より高速のシャッター秒時1/250秒で撮影したフレーム画像を、撮影時より低速の1/60毎秒のフレーム表示レートで再生表示したので、スローモーション再生を行うことができる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…電子カメラ
11…メインCPU
14…表示画像作成回路
16…フラッシュメモリ
18…操作部材
19…液晶モニタ
11…メインCPU
14…表示画像作成回路
16…フラッシュメモリ
18…操作部材
19…液晶モニタ
Claims (5)
- 複数フレームの静止画像を設定された撮影フレームレートで連写撮影する撮影制御手段を備えるカメラにおいて、
被写体の輝度を検出する輝度検出手段と、
前記連写撮影における各撮影を前記被写体に対し適正露出で行うための露光時間を含む撮影条件を、前記輝度検出手段で検出された被写体輝度に基づき算出する撮影条件演算手段と、
前記撮影条件演算手段で算出された前記撮影条件で撮影を継続した場合に前記撮影フレームレートを維持できるか否かを、前記各撮影のたびに判別する判別手段と、
前記判別手段により前記撮影フレームレートが維持できないと判別された場合には、前記露光時間を前記撮影フレームレートを維持可能な露光時間に制御するとともに、前記被写体輝度に応じて露光感度を変更制御する露出制御手段と、
を備えることを特徴とするカメラ。 - 請求項1に記載のカメラにおいて、
前記露出制御手段は、前記連写撮影の開始時に決定した露光時間および絞り値を維持しながら撮影されるフレーム間の明るさの変化を抑えるように前記露光感度を制御することを特徴とするカメラ。 - 請求項1または2に記載のカメラにおいて、
前記連写撮影された静止画像群を所定のフレーム間隔で再生表示する再生制御手段を更に備え、
前記再生制御手段は、前記撮影されるフレーム間隔が前記再生表示のフレーム間隔より短いことにより前記撮影フレームレート当たり2フレーム以上に相当する画像が前記静止画像群に含まれている場合、最も低い感度で撮影されたフレーム画像を各フレームの表示対象とすることを特徴とするカメラ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記露出制御手段は、1フレーム撮影ごとに前記露光感度を制御することを特徴とするカメラ。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
前記撮影制御手段は、前記露光感度が前記露出制御手段による制御限界に達した場合に前記連写撮影を終了することを特徴とするカメラ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014235183A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-15 | 株式会社ニコン | 撮像装置 |
US9489979B2 (en) | 2013-08-06 | 2016-11-08 | Casio Computer Co., Ltd. | Image processing apparatus for time-lapse moving image, image processing method, and storage medium |
CN113906729A (zh) * | 2019-06-13 | 2022-01-07 | 索尼集团公司 | 成像设备、成像控制方法和程序 |
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2010
- 2010-04-12 JP JP2010091584A patent/JP2011223399A/ja active Pending
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