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JP2011117200A - 扉ロック用受け座及び扉ロック装置 - Google Patents

扉ロック用受け座及び扉ロック装置 Download PDF

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JP2011117200A
JP2011117200A JP2009275941A JP2009275941A JP2011117200A JP 2011117200 A JP2011117200 A JP 2011117200A JP 2009275941 A JP2009275941 A JP 2009275941A JP 2009275941 A JP2009275941 A JP 2009275941A JP 2011117200 A JP2011117200 A JP 2011117200A
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Takeshi Saito
剛 斉藤
Uzuki Ichikawa
卯月 市川
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Abstract

【課題】防火用扉等に用いて好適な扉ロック用受け座及び扉ロック装置を提供する。
【解決手段】本発明は、扉20に設けられ、該扉20を格納位置に至らせたときに、該格納位置に設置された扉保持機構22の係合ローラ25に係合し、該係合ローラ25と協働して扉20を該格納位置にロックする扉ロック用受け座30であって、扉20を前記格納位置に至らせたときに、係合ローラ25を受ける着座面34を有する受け座本体31と、該受け座本体31の着座面34前端側に設けられ、扉20を格納する方向に移動させたときに、係合ローラ25を乗越えさせ、かつ、該係合ローラ25が着座面34に着座したときに係合ローラ25に係合可能な係合壁70とを備え、該係合壁70は、受け座本体31に対し上下位置可変可能に支持されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、防火扉等に用いて好適な扉ロック用受け座及び扉ロック装置に関する。
一般に、建築物の壁等に一側が回動自在に設けられた防火扉等は、通常時に、壁の近傍に設けられた格納位置に格納され、非常時に、該格納位置から閉方向(扉を格納位置から出す方向)に回動して、通路等を閉塞するようになっている。このような防火扉の設置構造においては、防火扉と建築物とに、係脱自在の保持手段として扉ロック装置が設けられ、通常時に、防火扉を格納位置に係止して保持するようになっている。
従来、この種の扉ロック装置としては、例えば下記特許文献1に記載されたものが提案されている。
すなわち、図6、図7は扉ロック装置の構成を示しており、図6において符号1は扉、2は扉の上部に設置された受け座、3は壁W側に設けられた係合ローラ4を有する扉保持機構である。受け座2と扉保持機構3は、扉ロック装置5を構成している。図6は、ヒンジにドアクローザ機能が備えられたオートヒンジ(不図示)により保持された扉1を壁W側に回動させ、扉1に設けられた受け座2に扉保持機構3の係合ローラ4を係合させた状態を示している。
図7は、扉保持機構3の構成を示しており、この扉保持機構3は、筐体6の一端に支持された係合ローラ4が、下方へ突出するように設けられたものであって、この係合ローラ4は、ソレノイド7を駆動源とし、駆動機構8を介して筐体6の開口部6aから下方へ突出し、その突出下限位置が図7に示す位置に調整できるようになっている。この場合、この係合ローラ4の下方への下限位置は、不図示の調整螺子により駆動機構8を介して調整される。
図6に示すように、受け座2は、扉1の上面に固定された受け座本体10と、この受け座本体10に対して水平方向に接近・離間自在に配設された移動体11と、この移動体11に設けられた孔12内に挿通され、かつ受け座本体10に設けられた雌螺子部13に螺着された雄螺子14と、受け座本体10と移動体11との間に介在されたコイルバネ15とを備えてなるものである。
移動体11は、傾斜面11aと受け面11bとを有する構成となっている。
この構成において、扉1を格納位置に至らせた場合には、係合ローラ4が受け座本体10の傾斜面10aを乗越えて、受け座本体10と移動体11との間に嵌合するようになっている。係合ローラ4は、受け座本体10の側面と移動体11の傾斜面11a及び受け面11b上に保持されて、受け座2及び扉1が係合ローラ4の位置する場所にロックされる構成となっている。
この場合、この種の扉ロック装置5は、不用意に扉のロックが解除されないようにロック強度を調整する必要がある一方、手動により意図的に扉を開放できるようにしておく必要があるため、係合ローラ4の下方へ突出位置を適切な位置に設定し、係合ローラ4と受け座2との位置関係を調整してロック強度を適切なレベルに設定する必要がある。そのために、扉ロック装置5は、雄螺子14を回動することにより移動体11の水平方向の位置を変更し、これによって係合ローラ4の傾斜面11a上の位置を変化させて、係合ローラ4の上下位置を変更している。
特開2000−87630号公報
ところで、上記従来の扉ロック装置5は、受け座2の構成として、受け座本体10と移動体11とを移動体11の下方に配置された雄螺子14より接近・離間させる構成であるため、受け座2の厚み寸法が大きくなり、薄型の受け座を用いている既設の防火扉への適用が困難であり、当該厚みの受け座に適用可能なように設計された防火扉にしか使えないという問題があった。
また、また、扉ロック装置5は、ロック強度の調整において移動体11の水平方向の移動により傾斜面11aに当接した係合ローラ4を上下させる構成を採用しているため、主として該傾斜面11aにおいて係合ローラ4が保持されている状態となっている。したがって、扉1を格納位置から引っぱり水平方向の力を加えると、この力の分力が傾斜面11aにおいて上方に作用し、係合ローラ4が比較的容易に受け座本体10を乗越えてしまうという問題があった。
また、扉ロック装置5の扉1は、通常大重量となるように形成されているため、扉1を開閉すると受け座2と係合ローラ4との係合の際に、移動体11及び移動体11を位置決めしている雄螺子14に直接大きな荷重が掛かり、該雄螺子14が徐々に変形してロック強度の調整が行えなくなってしまうという問題があった。
また、係合ローラ4の下限位置が定められているので係合ローラ4が下方に追従し難く、係合ローラ4が受け座2から離間しやすいという問題があり、また扉1は通常オートヒンジにより保持されており常に閉方向に付勢しているため、地震等で扉が上下に撓んだ場合には、ロックが緩みやすく、オートヒンジのドアクローズ機能による水平方向の力が傾斜面11a上で上方に作用して、係合ローラ4が受け座本体10の側面を簡単に乗越えて不用意にロックが解除されてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を提供している。
第1の発明は、扉に設けられ、該扉を格納位置に至らせたときに、該格納位置に設置された扉保持機構の係合ローラに係合し、該係合ローラと協働して扉を該格納位置にロックする扉ロック用受け座であって、前記扉を前記格納位置に至らせたときに、前記係合ローラを受ける着座面を有する受け座本体と、該受け座本体の前記着座面前端側に設けられ、前記扉を格納する方向に移動させたときに、前記係合ローラを乗越えさせ、かつ、該係合ローラが前記着座面に着座したときに該係合ローラに係合可能な係合壁とを備え、該係合壁は、前記受け座本体に対し上下位置可変可能に支持されていることを特徴とする。
第2の発明は、前記係合壁の下方に配置され、該係合壁の下端部を支持する傾斜面を有し、水平方向に移動することにより前記係合壁を上下方向に追従させる移動体と、該移動体を水平方向に移動させる操作機構とを備えてなることを特徴とする。
第3の発明は、先端面が前記移動体に当接可能とされるとともに前記受け座本体に螺着されて後端面を回動操作可能な雄螺子と、前記係合壁を下方に付勢する第1の付勢部材とを備えていることを特徴とする。
第4の発明は、開閉可能に支持された扉に設けられる本発明による扉ロック用受け座と、前記扉の格納位置に設けられ、該扉の格納時に前記受け座に係合ローラを係合させて該扉を格納位置に保持する扉保持機構とを備えてなることを特徴とする。
第5の発明は、前記扉保持機構は、前記係合ローラが前記受け座に係合したときに、該係合ローラを前記着座面に押圧する第2の付勢部材を備えてなることを特徴とする。
請求項1に記載の扉ロック用受け座によれば、着座面前端側に設けられた係合壁を上下方向に変位させることによって係合ローラと受け座のロック強度を調整するので、受け座の厚み寸法を大寸法とする必要がなく、受け座の厚みが小寸法に押さえられ、既設の薄型の受け座が適用されている防火扉等に適用することができるという効果を奏する。
また、係合ローラは、扉の格納時に受け座本体の着座面及び係合壁に当接しているため、扉に対し水平方向の力が加わっても係合ローラが係合壁を乗越えようとする上方への力が働き難く、ロックが解除され難いという効果を奏する。
また、扉の格納時において、扉が受け座に嵌合する際の荷重を係合壁が直接に受けないため、ロック強度の調整をする雄螺子及び雌螺子穴が損傷しにくいという効果を奏する。
請求項2に記載の扉ロック用受け座によれば、ロック強度の調整を行う構成として、係合壁とその上下位置を調整する操作機構とからなるシンプルな構成としたので、装置の構成が簡単で安価に提供できるという効果を奏する。
請求項3に記載の扉ロック用受け座によれば、係合ローラと受け座との係合強度、即ち扉のロック強度を雄螺子の回動操作により行うため、強度の調整を容易に行うことができるという効果を奏する。
また、請求項4に記載の扉ロック装置によれば、受け座の厚みが小寸法に押さえられた既設の防火扉等にも適用することができると共に、耐震強度が高く、ロック強度の調整が簡易であって、安価に提供でき、かつ雄螺子及び雌螺子穴が損傷し難いその費用を抑えることができるという効果が得られる。
また、請求項5に記載の扉ロック装置によれば、地震等により扉が上下に撓んで係合ローラと扉に設けた受け座との間に相対変位が生じた場合にも、付勢部材により係合ローラが常に受け座に追従して離間が生じにくいため、不用意に係合ローラが係合壁を乗越え、ロックが解除されてしまうという問題を回避することが出来るという効果を奏する。
は、本発明の実施形態として示した扉ロック装置の縦断面図である。 は、本発明の実施形態として示した扉ロック装置における受け座の平面図である。 は、本発明の実施形態として示した扉ロック装置における受け座の底面図である。 は、本発明の実施形態として示した扉ロック装置における受け座要部の拡大断面図である。 (a)、(b)は、扉ロック装置における受け座要部の拡大断面図であって、係合壁の動作を説明するための説明図である。 は、従来の扉ロック装置の縦断面図である。 は、従来の扉ロック装置の扉保持機構を示す側断面図である。
以下、図を参照して本発明による扉ロック装置の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態として示した扉ロック装置Pを示す図であり、符号20は扉、21は壁、22はケーシング23を介して壁21に固定された扉保持機構である。
図1は、不図示のオートヒンジにより閉方向(矢印A方向)に付勢している扉20を格納位置に至らせ、ロックした状態を示している。
扉保持機構22は、前述した図7に示すものと略同様の構成を有している。係合ローラ25については、扉保持機構3と異なり、係合ローラ25が受け座30に対する上下位置を調整されることなくスプリング26(第2の付勢部材)により下方向へ付勢されており、常時受け座30を押圧するように構成されている。
扉20の上端部27には、凹所28が形成されており、この凹所28内には受け座30が設けられている。この受け座30は、扉20の凹所28内の取付フレーム20aの上面に図示しない螺着手段により固定されている。受け座30の詳細は図2から図5に示されている。
図2、図5に示すように、符号31で示す受け座本体には、その後端寄り略中央部に立上り壁部32が設けられており、更に、立上り壁部32の前端部側には凹所33が設けられている。凹所33の上面は、前記係合ローラ25を着座させる着座面34とされている。着座面34は、平坦な水平面に形成されている。
図2、図4に示すように、凹所33の前端寄り部分には立上り壁部35が形成されており、更に前端寄り部分には前端壁部37が形成されている。前端壁部37と立上り壁部35との間には幅方向に細長かつ上下方向に貫通する孔38が形成されている。前端壁部37の後端側下面には、図4に示すように凹所40が形成されている。
凹所40は、受け座本体31の幅方向中央部においては、図5(a)、(b)に示すように高さ寸法が同一の空間とされているが、受け座本体31の幅方向の左右両端部側においては、図4に示すように、前端の高さ寸法の小さい空間40aと、空間40aの後端側に形成され、該空間40aよりも高さ寸法を大とした空間部40bと、空間40bの更に後端側に形成され、該空間40bよりも高さ寸法を大とした空間部40cとからなっている。
前端壁部37の上面は、その前端部が前端へ向かうに従い漸次下る傾斜面37aとされている。
また、前端壁部37の中央部には、図2及び図5(a)、(b)に示すように、その先端側から後端側へ向けて雌螺子孔50が形成されている。
また更に、図3に示すように、受け座本体31の底面には、前後方向に向けてリブ51、52が形成されており、更に底部前壁部53が形成されている。リブ51、52間は溝54となっている。
また、この受け座本体31には、取付孔55、56が形成されている。
図3、図5(a)、(b)に示すように、上記の受け座本体31の前記溝54及び凹所40には、移動体60が配置されており、孔38に係合壁70が上下位置可変可能に挿入配置されている。この状態において、係合壁70は、受け座本体31により移動可能に支持されることになる。
移動体60は、外観T字状に形成されたものであり、基部61が溝54内に嵌合され、頭部62が凹所40内に配置されている。
頭部62は、図5(a)、(b)に示すように、凹所40内において上方へ立ち上がる立上り壁部63を備えており、この立上り壁部63は、前端側から後方側へ向けて下る傾斜面63aを備えている。
また、孔38内に配置された係合壁70は、矩形の板体であり、図4に示すように左右に係合孔71を備えている。また、係合壁70の着座面34側を向く後端面70aは、図5(a)、(b)に示すように、着座面34に対して垂直かつ係合ローラ25の移動方向に対して直交する方向を向いている。
この係合壁70下端部は、前記移動体60の傾斜面63a上に位置している。また前記凹所40内には、受け座本体31の左右両端部側に、図4に示すようにバネ(第1の付勢部材)73が配置されており、このバネ73は、その巻回部73aを前記空間部40bに位置させた状態で、その一端が係合壁70の係合孔71内に係合され、他端が空間部40a内に係合されている。
この構成の下に、係合部70は、常時バネ73により下方へ付勢されており、図5(a)、(b)に示すようにその下端が常時移動体60の傾斜面63aに接している。
また、前端壁部37の雌螺子孔50には、雄螺子80が螺着されており、この雄螺子80の先端面は移動体60の先端面に当接可能となっている。
ここで、図5(a)に示すように、係合壁70が移動体60の傾斜面63aの最下端に位置している状態において、雄螺子80を回動操作して移動体60を後方、即ち矢印A方向に移動させると、係止壁70が移動体60の移動に伴って、傾斜面63aに従って上方へ移動し、最終的に同図(b)に示すように傾斜面63aの最上端に至ることになる。
したがって、このように雄螺子80を操作することによって係合壁70を上方へ移動させることが出来ることになる。
また、図5(b)に示す状態から雄螺子80を操作して、雄螺子80を前端側へ移動させると、移動体60が雄螺子80側へ移動可能な状態となる。ここで、係合壁70はバネ73により下方へ付勢されているので、この係合壁70が移動体60の傾斜面63aを押圧することによって移動体60が雄螺子80の後退する量に応じて前方へ移動することになる。したがって、雄螺子80を更に前端側へ回動操作して図5(a)の状態まで後退させると係合壁70が傾斜面63aを押圧しつつ傾斜面63aの最下端に至ることになる。
かくして、雄螺子80の操作によって、係合壁70を上下に移動させることができ、その上下方向の位置を調整することができる。
上記の構成において、移動体60、バネ73及び雄螺子80は、係合壁70の上下位置を調整する操作機構90を構成している。
次に、上記のように構成された扉ロック装置Pの作用について説明する。
この扉ロック装置はP、図1に示すように扉20を格納位置に置いた状態においては、係合ローラ25が受け座30の着座面34上に位置していることになるが、この際、受け座30に対する係合ローラ25の位置は調整されておらず、スプリング26により最大に突出させた状態とされているので、受け座30に着座させた場合、係合ローラ25は着座面34に常時接し、かつ押圧するように配置されている。
この状態において、例えば、扉20を格納されていない閉位置から図1に示す格納位置に移動させた場合には、まず扉20が移動することによって係合ローラ25が受け座本体31の前端壁部37の傾斜面37aに当接し、扉20が更に移動することによって係合ローラ25が傾斜面37aを乗り上げ、更に前端壁部37の上面を転動し、更に係合壁70を乗越えて凹所33内に嵌合し、その下面が着座面34に当接する。ここで係合ローラ25は、凹所33内に位置すると共に、立上り壁部32、係合壁70によって水平方向の移動が規制されることになる。この状態において、係合ローラ25と受け座30との嵌合が完了し、扉20がその位置にロックされることになる。
次に、このロック状態を解除して扉20を任意に開放するには、扉20を操作して矢印A方向に引き出す。この場合、係合ローラ25が係合壁70を乗越え、更に前端壁部37を乗越えることによって前記ロックが解除され扉を開放することが出来る。
この場合、上記の扉ロック装置Pにおいては、係合壁70の上下方向の高さを適宜設定することによって、ロックを解除する際の係合ローラ25と受け座30との係合強度を適切な状態に設定することが出来る。
すなわち、図5(a)、(b)において、雄螺子80を回動操作することにより、移動体60を水平方向に移動させて係合壁70の高さ位置を適宜調整する。
これによって、係合ローラ25が係合壁70を乗越える高さ位置が変更され、係合ローラ25と受け座30との係合強度を調整できるのである。
また、係合ローラ25が常時着座面34に付勢されているので、例えば地震等が発生した場合に、係合ローラ25と着座面34とが常に接した状態で扉20の動きに係合ローラ25が追従することになり、係合ローラ25と着座面34とが離れることなく、また、オートヒンジのドアクローズ機能によって扉20に水平方向の力が働いても係合ローラ25の移動方向に対し直交する面70aを有した係合壁70によって水平方向の力を抑えて、不用意に係合ローラ25が係合壁70及び前端壁部37を乗越えることがなく、ロックが解除されにくい。
以上、説明したように、扉ロック装置Pによれば、受け座30の構成について、着座面34の前端側に設けられた係合壁25を移動体60の傾斜面63a上で上下方向に変位させることによって係合ローラ25と受け座30とのロック強度を調整するので、受け座30の厚み寸法を大寸法とすることなく、所期の作用を得ることができ、厚みを小寸法に抑えながら、既設の薄型の受け座が適用されている防火扉20等に適用することができるという効果が得られる。
また、係合ローラ25は、扉20の格納時に受け座本体31の水平な着座面34及び鉛直方向かつ係合ローラ25の移動方向に直交する壁面を有する係合壁70に当接しているため、扉20に対し水平方向の力が加わっても係合ローラ25が係合壁70を乗越えようとする上方への力が働き難く、ロックが不用意に解除され難いという効果が得られる。
また、係合ローラ25と受け座30との係合強度、即ち扉20のロック強度を雄螺子80の回動操作により行うため、強度の調整を容易に行うことができるという効果が得られる。
また、扉20の格納時において、係合壁70が扉20の荷重を直接に受けないため、ロック強度の調整をする雄螺子80及び雌螺子穴50が損傷しにくいという効果を奏する。
また、ロック強度の調整を行う構成として、係合壁70とその上下位置を調整する操作機構90とからなるシンプルな構成としたので、装置の構成が簡単で安価に提供できるという効果が得られる。
また、操作機構90も、バネ73と雄螺子80と移動体60とからなる構成であり、簡単な構成で係合壁70を確実に上下動操作ができるという効果が得られる。
また、地震等により扉が上下に撓んで係合ローラ25と扉20に設けた受け座30との間に相対変位が生じた場合にも、スプリング26により係合ローラ25が常に受け座30に追従して離間が生じないため、不用意に係合ローラ25が係合壁70を乗越え、ロックが解除されてしまうという問題を回避することが出来るという効果が得られる。
また更に、係合壁70の高さ調整によるロック強度の調整と、係合ローラ25を付勢させる機能が互いに連関していないため、それぞれ各個に容易に調整することが出来るという効果が得られる。
20 扉
22 扉保持機構
25 係合ローラ
26 スプリング(第2の付勢部材)
30 受け座
31 受け座本体
34 着座面
60 移動体
63a 傾斜面
70 係合壁
73 バネ(第1の付勢部材)
80 雄螺子
90 操作機構

Claims (5)

  1. 扉に設けられ、該扉を格納位置に至らせたときに、該格納位置に設置された扉保持機構の係合ローラに係合し、該係合ローラと協働して扉を該格納位置にロックする扉ロック用受け座であって、
    前記扉を前記格納位置に至らせたときに、前記係合ローラを受ける着座面を有する受け座本体と、
    該受け座本体の前記着座面前端側に設けられ、前記扉を格納する方向に移動させたときに、前記係合ローラを乗越えさせ、かつ、該係合ローラが前記着座面に着座したときに該係合ローラに係合可能な係合壁とを備え、
    該係合壁は、前記受け座本体に対し上下位置可変可能に支持されていることを特徴とする扉ロック用受け座。
  2. 請求項1に記載の扉ロック用受け座において、
    前記係合壁の下方に配置され、該係合壁の下端部を支持する傾斜面を有し、水平方向に移動することにより前記係合壁を上下方向に追従させる移動体と、該移動体を水平方向に移動させる操作機構とを備えてなることを特徴とする扉ロック用受け座。
  3. 請求項1又は2に記載の扉ロック用受け座において、
    先端面が前記移動体に当接可能とされるとともに前記受け座本体に螺着されて後端面を回動操作可能な雄螺子と、前記係合壁を下方に付勢する第1の付勢部材とを備えていることを特徴とする扉ロック用受け座。
  4. 開閉可能に支持された扉に設けられる請求項1から3のいずれかに記載の扉ロック用受け座と、
    前記扉の格納位置に設けられ、該扉の格納時に前記受け座に係合ローラを係合させて該扉を格納位置に保持する扉保持機構とを備えてなることを特徴とする扉ロック装置。
  5. 請求項4に記載の扉ロック装置において、
    前記扉保持機構は、前記係合ローラが前記受け座に係合したときに、該係合ローラを前記着座面に押圧する第2の付勢部材を備えてなることを特徴とする扉ロック装置。
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