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JP2011107487A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法 Download PDF

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JP2011107487A
JP2011107487A JP2009263551A JP2009263551A JP2011107487A JP 2011107487 A JP2011107487 A JP 2011107487A JP 2009263551 A JP2009263551 A JP 2009263551A JP 2009263551 A JP2009263551 A JP 2009263551A JP 2011107487 A JP2011107487 A JP 2011107487A
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JP2009263551A
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Kenji Terada
憲司 寺田
Kazuya Nakamura
和也 中村
Satoshi Dan
聡 團
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Panasonic Liquid Crystal Display Co Ltd
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Panasonic Liquid Crystal Display Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、プレチルト角が小さくなるようにラビング工程を行うことを目的とする。
【解決手段】回転するローラ10に対して相対的に配向膜12を移動させながら、配向膜12の表面を、ローラ10に巻き付けられたラビング布14で擦る。このラビング工程は、ラビング布14が配向膜12を擦る方向が配向膜12の移動方向とは反対になるように行った後に、ラビング布14が配向膜12を擦る方向が配向膜12の移動方向と同じになるように行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置の製造方法に関する。
液晶表示装置の製造工程で、配向膜を形成した後に液晶分子を一定方向に配列させるためにラビング工程が行われる(特許文献1参照)。ラビング工程は、液晶分子の長軸方向と基板のなす角(プレチルト角)を調整するように行うことが重要である。
特開2000−275643号公報
プレチルト角は、液晶駆動方式によって異なり、プレチルト角を小さくすることが要求される場合がある。しかし、従来のラビング工程では、プレチルト角が高くなり、表示品位の低下を招いていた。
本発明は、プレチルト角が小さくなるようにラビング工程を行うことを目的とする。
(1)本発明に係る液晶表示装置の製造方法は、回転するローラに対して相対的に配向膜を移動させながら、前記配向膜の表面を、前記ローラに巻き付けられたラビング布で擦るラビング工程を含み、前記ラビング工程は、前記ラビング布が前記配向膜を擦る方向が前記配向膜の移動方向とは反対になるように行った後に、前記ラビング布が前記配向膜を擦る方向が前記配向膜の移動方向と同じになるように行うことを特徴とする。本発明によれば、プレチルト角が小さくなることが発明者の実験により明らかになった。
(2)(1)に記載された液晶表示装置の製造方法において、前記ローラは、第1ローラと、前記第1ローラよりも前記配向膜の移動方向の前方に位置する第2ローラと、を含み、前記第1ローラ及び前記第2ローラのそれぞれに前記ラビング布が巻きつけられ、前記第1ローラ及び前記第2ローラが前記配向膜に対向する側において、前記第1ローラの回転方向と前記配向膜の移動方向とが反対であり、前記第2ローラの回転方向と前記配向膜の移動方向とが同じであることを特徴としてもよい。
(3)(2)に記載された液晶表示装置の製造方法において、前記第2ローラに巻き付けられた前記ラビング布の前記配向膜に対する押し込み量は、前記第1ローラに巻き付けられた前記ラビング布の前記配向膜に対する押し込み量よりも大きいことを特徴としてもよい。
(4)(2)又は(3)に記載された液晶表示装置の製造方法において、前記第2ローラの回転数は、前記第1ローラの回転数よりも大きいことを特徴としてもよい。
(5)(1)に記載された液晶表示装置の製造方法において、前記ローラによって、前記ラビング布が前記配向膜を擦る方向が前記配向膜の移動方向とは反対になるように、第1回のラビングを行った後に、前記ローラによって、前記ラビング布が前記配向膜を擦る方向が前記配向膜の移動方向と同じになるように、第2回のラビングを行うことを特徴としてもよい。
(6)(5)に記載された液晶表示装置の製造方法において、前記第2回のラビングでの前記ラビング布の前記配向膜に対する押し込み量は、前記第1のラビングでの前記ラビング布の前記配向膜に対する押し込み量よりも大きいことを特徴としてもよい。
(7)(5)又は(6)に記載された液晶表示装置の製造方法において、前記第2回のラビングでの前記ローラの回転数は、前記第1回のラビングでの前記ローラの回転数よりも大きいことを特徴としてもよい。
本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明する図である。 本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法の変形例を説明する図である。 本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法の変形例を説明する図である。 従来のラビング方法を適用した実験工程を説明する図である。 本実施形態を適用した実験工程を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を説明する図である。本実施形態では、回転するローラ10に対して相対的に配向膜12を移動させながら、配向膜12の表面を、ローラ10に巻き付けられたラビング布14で擦る。配向膜12は、例えばガラス等からなる基板16上に形成されている。基板16は、薄膜トランジスタが形成されたTFT基板であってもよいし、カラーフィルタが形成されたCF基板であってもよい。図1の例では、ローラ10の位置を固定して基板16を載せたステージ18を移動させるが、ステージ18を移動させずにローラ10を移動させてもよい。
ローラ10は、第1ローラ20と、第1ローラ20よりも配向膜12の移動方向の前方に位置する第2ローラ22と、を含む。第1ローラ20及び第2ローラ22のそれぞれにラビング布14が巻きつけられている。第1ローラ20及び第2ローラ22が配向膜12に対向する側において、第1ローラ20の回転方向と配向膜12の移動方向とが反対であり、第2ローラ22の回転方向と配向膜12の移動方向とが同じである。
第2ローラ22に巻き付けられたラビング布14の配向膜12に対する押し込み量Fは、第1ローラ20に巻き付けられたラビング布14の配向膜12に対する押し込み量Fよりも大きい。第2ローラ22の回転数は、第1ローラ20の回転数よりも大きい。
ラビング工程は、ラビング布14が配向膜12を擦る方向が配向膜12の移動方向とは反対になるように行った後に、ラビング布14が配向膜12を擦る方向が配向膜12の移動方向と同じになるように行う。その結果、プレチルト角が小さくなるようにラビングを行うことができることを発明者等は見出した。本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法は、さらに公知のプロセスを含む。
図2及び図3は、本発明の実施形態に係る液晶表示装置の製造方法の変形例を説明する図である。
この変形例では、図2に示すように、ローラ110によって、ラビング布114が配向膜12を擦る方向が配向膜12の移動方向とは反対になるように、第1回のラビングを行う。その後に、図3に示すように、図2に示すローラ110を再度使用し、これによって、ラビング布114が配向膜12を擦る方向が配向膜12の移動方向と同じになるように、第2回のラビングを行う。つまり、この例では、1つのローラ110で2回のラビングを行う。
図3に示す第2回のラビングでのラビング布114の配向膜12に対する押し込み量Fは、図2に示す第1のラビングでのラビング布114の配向膜12に対する押し込み量Fよりも大きい。図3に示す第2回のラビングでのローラ110の回転数は、図2に示す第1回のラビングでのローラ110の回転数よりも大きい。本変形例でも、プレチルト角が小さくなることは、上述した実施形態と同様である。
次に、本実施形態に係る液晶表示装置の製造方法を適用した実験結果を説明する。
図4は、従来のラビング方法を適用した実験工程を説明する図である。この実験では、第1ローラ1及び第2ローラ2を同じ方向に回転させて、ラビング布4と対向する側においてラビング布4の移動と同じ方向に配向膜が塗布された基板3(カラーフィルタ基板及びTFT基板)を移動させた。移動速度は40mm/sとした。なお、第1ローラ1及び第2ローラ2のラビング布4が基板3を押し付ける力の大きさを表す押し込み量は、カラーフィルタ基板とTFT基板で異なるようにした。
図5は、本実施形態を適用した実験工程を説明する図である。この実験では、第1ローラ1及び第2ローラ2を反対方向に回転させて、上記実施形態で説明した内容が該当するように基板3を移動させた。なお、押し込み量を変えて、仕様1,2,3の3パターンの実験を行った。それ以外の条件は、図4に示す実験と同じである。
それぞれの実験結果は下記の通りである。
Figure 2011107487
表の「押し込み量」の欄で、「CF」は、カラーフィルタ基板に形成された配向膜に対する押し込み量を表し、「TFT」は、TFT基板に形成された配向膜に対する押し込み量を表している。また、押し込み量の数値は、「第1ローラ1の押し込み量/第2ローラ2の押し込み量」の順で記してある。
表から明らかなように、従来方法では2.66°であったプレチルト角が、本実施形態を適用すると仕様1,2,3でそれぞれ2.17°、2.16°、2.35°となっており、いずれの仕様でもプレチルト角が小さくなることが分かった。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
10 ローラ、12 配向膜、14 ラビング布、16 基板、18 ステージ、20 第1ローラ、22 第2ローラ、110 ローラ、114 ラビング布、 F 押し込み量、F 押し込み量。

Claims (7)

  1. 回転するローラに対して相対的に配向膜を移動させながら、前記配向膜の表面を、前記ローラに巻き付けられたラビング布で擦るラビング工程を含み、
    前記ラビング工程は、前記ラビング布が前記配向膜を擦る方向が前記配向膜の移動方向とは反対になるように行った後に、前記ラビング布が前記配向膜を擦る方向が前記配向膜の移動方向と同じになるように行うことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載された液晶表示装置の製造方法において、
    前記ローラは、第1ローラと、前記第1ローラよりも前記配向膜の移動方向の前方に位置する第2ローラと、を含み、
    前記第1ローラ及び前記第2ローラのそれぞれに前記ラビング布が巻きつけられ、
    前記第1ローラ及び前記第2ローラが前記配向膜に対向する側において、前記第1ローラの回転方向と前記配向膜の移動方向とが反対であり、前記第2ローラの回転方向と前記配向膜の移動方向とが同じであることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載された液晶表示装置の製造方法において、
    前記第2ローラに巻き付けられた前記ラビング布の前記配向膜に対する押し込み量は、前記第1ローラに巻き付けられた前記ラビング布の前記配向膜に対する押し込み量よりも大きいことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  4. 請求項2又は3に記載された液晶表示装置の製造方法において、
    前記第2ローラの回転数は、前記第1ローラの回転数よりも大きいことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 請求項1に記載された液晶表示装置の製造方法において、
    前記ローラによって、前記ラビング布が前記配向膜を擦る方向が前記配向膜の移動方向とは反対になるように、第1回のラビングを行った後に、
    前記ローラによって、前記ラビング布が前記配向膜を擦る方向が前記配向膜の移動方向と同じになるように、第2回のラビングを行うことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載された液晶表示装置の製造方法において、
    前記第2回のラビングでの前記ラビング布の前記配向膜に対する押し込み量は、前記第1のラビングでの前記ラビング布の前記配向膜に対する押し込み量よりも大きいことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  7. 請求項5又は6に記載された液晶表示装置の製造方法において、
    前記第2回のラビングでの前記ローラの回転数は、前記第1回のラビングでの前記ローラの回転数よりも大きいことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
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