JP2011146129A - 異形蛍光ランプを直管型蛍光灯灯具に取り付けるためのアダプター灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力が少なくて済み、材料費や輸送コストも節減でき、さらには環境保護にも資するといった異形蛍光ランプの長所を維持した上で、さらに異形蛍光ランプ専用灯具と従来型の直管型蛍光灯灯具とが電気的に接続されていることから生じる安全上の問題や故障の原因となりやすいといった問題を回避することができるアダプター灯具を提供する。
【解決手段】異形蛍光ランプの略上方を覆う位置に設けられるランプカバー部と、直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込んで自身を絶縁支持するための支持ピンを備えた一対のエンドキャップ部と、ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターを接続可能な本体コネクター部とを有するアダプター灯具を提供する。また、直管蛍光ランプに代えて直管蛍光ランプより管長及び管径が短い異形蛍光ランプを備えるための灯具の改造方法を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】異形蛍光ランプの略上方を覆う位置に設けられるランプカバー部と、直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込んで自身を絶縁支持するための支持ピンを備えた一対のエンドキャップ部と、ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターを接続可能な本体コネクター部とを有するアダプター灯具を提供する。また、直管蛍光ランプに代えて直管蛍光ランプより管長及び管径が短い異形蛍光ランプを備えるための灯具の改造方法を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、異形蛍光ランプを直管型蛍光灯灯具に取り付けるためのアダプター灯具に関する。
近年、省エネを図る観点から、従来型の直管蛍光ランプ(例えばG13口金を備え、管長が1198mm、管径が32.5mmである40W型の直管型蛍光灯)に代えてスリム管などと呼ばれる管径が半分程度の蛍光ランプを使用するケースが見られる。このような蛍光ランプの一例として、T−5型蛍光管は、上記の40W型直管蛍光ランプに比べ管径が半分程度(約16mm)のものである(管長も若干短い(約1147mm)ものとなっている)。このような蛍光ランプは従来型の直管蛍光ランプに比べて消費電力が少なくて済む上に寿命も若干長いという特徴がある。上記のT−5型蛍光管の場合、その消費電力は27W程度であり、従来型の40W型の直管蛍光ランプ(51W程度)に比べて半分程度の消費電力である。また、異形蛍光ランプには、材料費が少なくて済み、軽量のため輸送コストも節減でき、さらには廃棄時における廃棄物の量が少なくて済む(特に、従来型の直管蛍光ランプに比べて含有する水銀の量が少ないことから、汚染物質として処理・回収されるべき水銀の量が少なくて済む)ことから環境保護にも資するといった特徴もある。ただし、このような省電力型の蛍光ランプは、従来型の直管蛍光ランプと寸法・形状が異なるため、従来型の直管蛍光ランプの灯具にそのまま取り付けることはできない。従って、従来型の直管蛍光ランプをこのような省電力型の蛍光ランプに取り替えようと思えば、従来型の直管型蛍光灯灯具を取り外して、改めて省電力型の蛍光ランプ専用の灯具を取り付ける必要がある。しかし、これでは取り替え工事に手間がかかり不便なため、最近では、この専用灯具をそのまま従来の従来型の直管型蛍光灯灯具に取り付けることができるようにしたものも見られる。例えば、特許文献1には、従来型の直管蛍光ランプと同じ寸法の両端部に接続ピンを有する省電力型蛍光灯点灯装置であって、当該接続ピンを従来型の蛍光灯点灯装置に接続して固定し、省電力型蛍光灯点灯装置の上部に、長さが少し短い、直径の細い省電力型蛍光灯を取り付けることで、現在まで使用していた直管型蛍光灯点灯装置に省電力型蛍光灯点灯装置を取り付けることを可能にした考案が開示されている(特許文献1参照)。
このように省電力型の蛍光ランプを専用灯具を介して従来の従来型の直管型蛍光灯灯具に取り付けた上で、当該蛍光ランプの電源を天井や壁などの電灯線(電力線)から直に電力を取り入れるようにした場合、当該専用灯具の全体寸法を従来型の直管蛍光灯灯具に取り付け可能な寸法に保った上で、この寸法内で電力の取り入れのためのコネクターのスペースを確保する必要がある。このため、蛍光ランプ自体の寸法(管長)は従来型の直管型蛍光ランプの寸法(管長)より若干短くせざるを得ない。そこで、新たに取り付ける蛍光ランプは、上の特許文献1にも現れているように、単に従来型の直管型の蛍光ランプよりも管径が短いだけでなく、管長も若干短いものとなる。即ち、新たに取り付けられる蛍光ランプは、従来型の直管蛍光ランプよりも管長及び管径が短いものとなる(本発明においては、このようなランプを「異形蛍光ランプ」という)。
ところで、蛍光灯には、一般に、ランプ電流値を制御するとともにランプの点灯に必要な始動電圧と電極に適正な予熱電圧を供給するための安定器が備えられている。例えば、ラピッドスタート型の蛍光灯の場合、始動補助導体を持ったラピッドスタート形ランプと、予熱巻線を備えた電磁安定器の一種であるラピッド安定器との組み合わせによりランプの点灯を行うようにしている。また、インバータ式の蛍光灯の場合、高周波点灯用の電子式安定器を用いたインバータ回路によりランプの点灯を行うようにしている。
この点、特許文献1の考案に見られるような従来の方法の場合、単に異形蛍光ランプ専用灯具を従来型の直管型蛍光灯灯具に取り付けるだけであり、電気を電源コードから直接入力することがうたわれてはいるものの、異形蛍光ランプ専用灯具が従来の蛍光灯灯具に電気的に接続されることが排除されていない。このため、従来型の直管型蛍光灯灯具に備えられた安定器と、異形蛍光ランプ専用灯具に備えられた安定器が重畳的に作用することにより火災事故などを引き起こすおそれがあり、この結果、電気用品安全法(いわゆるPSE法)に基づく技術基準をクリアすることも困難であった。また、かかる火災事故などが発生した場合に、その原因が特定しにくいことから、責任の所在が不明確になるという問題もあった。さらに、かかる安全上の問題のほかにも、従来型の直管型蛍光灯灯具の安定器自体も7−11W程度の電力を消費するため、無駄に電力を消費してしまうという問題やせっかく長寿命の異形蛍光ランプを取り付けても従来型の直管型蛍光灯灯具の安全器自体の寿命により故障の原因となりやすいといった問題があった。
そこで、本発明の解決すべき課題は、異形蛍光ランプが有する特徴であるところの、消費電力が少なくて済み、材料費や輸送コストも節減でき、さらには廃棄時における廃棄物の量が少なくて済む(特に、汚染物質として処理・回収されるべき水銀含有量が少なくて済む)ことから環境保護にも資するといった経済的・社会貢献的な面での長所を維持した上で、さらに異形蛍光ランプ専用灯具と従来型の直管型蛍光灯灯具とが電気的に接続されていることから生じる安全上の問題や故障の原因となりやすいといった問題を回避することができるアダプター灯具(異形蛍光ランプを直管型蛍光灯灯具に取り付けるための灯具)を提供することにある。
以上の課題を解決するため、第一の発明は、直管蛍光ランプより管長及び管径が短い異形蛍光ランプを、直管型蛍光灯灯具に取り付けるためのアダプター灯具であって、前記異形蛍光ランプの略上方を覆う位置に設けられるランプカバー部と、直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込んで自身を絶縁支持するための支持ピンを備えた一対のエンドキャップ部と、前記ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターを接続可能な本体コネクター部とを有することを特徴とするアダプター灯具を提供する。
また、第二の発明は、第一の発明を基礎として、前記本体コネクター部は、前記一対のエンドキャップ部のうちの一方のエンドキャップ部に備えられていることを特徴とするアダプター灯具を提供する。
また、第三の発明は、第一または第二の発明を基礎として、前記ランプカバー部は、前記異形蛍光ランプからの光をランプカバー外に漏れさせるためのスリットを有することを特徴とするアダプター灯具を提供する。
さらに、第四の発明は、直管蛍光ランプに代えて直管蛍光ランプより管長及び管径が短い異形蛍光ランプを備えるための灯具の改造方法であって、前記直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込んで自身を絶縁支持するための支持ピンを備えた一対のエンドキャップ部を、前記異形蛍光ランプの略上方を覆う位置に設けられるランプカバー部の両端部にそれぞれ固定するステップと、前記一対のエンドキャップ部のうちの少なくとも一方に前記ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターを接続可能な本体コネクター部を固定するステップと、前記本体コネクター部を前記ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターに接続するステップと、前記一対のエンドキャップ部に備えられた各支持ピンを直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込むステップとを有する灯具の改造方法を提供する。
本発明により、消費電力が少なくて済み、材料費や輸送コストも節減でき、さらには廃棄時における廃棄物の量が少なくて済む(特に、汚染物質として処理・回収されるべき水銀含有量が少なくて済む)ことから環境保護にも資するといった経済的・社会貢献的な面での長所を維持した上で、さらに異形蛍光ランプ専用灯具と従来型の直管型蛍光灯灯具とが電気的に接続されていることから生じる安全上の問題や故障の原因となりやすいといった問題を回避することができるアダプター灯具を提供することが可能となる。
0100 アダプター灯具
0110 ランプカバー部
0120a、0120b エンドキャップ部
0201 異形蛍光ランプ
0221a、0221b 支持ピン
0230 本体コネクター部
0110 ランプカバー部
0120a、0120b エンドキャップ部
0201 異形蛍光ランプ
0221a、0221b 支持ピン
0230 本体コネクター部
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は以下のとおりである。実施例1は主に請求項1、請求項2、請求項4などに関し、実施例2は主に請求項3などに関する。なお、本発明はこの実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例のアダプター灯具は、ランプカバー部と、直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込んで自身を絶縁支持するための支持ピンを備えた一対のエンドキャップ部と、前記ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターを接続可能な本体コネクター部とを有することを特徴とするアダプター灯具である。また、かかるアダプター灯具であって、本体コネクター部が一対のエンドキャップ部のうちの一方のエンドキャップ部に備えられているものも本実施例のアダプター灯具に含まれる。
<構成>
(アダプター灯具)
図1は、本実施例に係るアダプター灯具の形状の一例を示す斜視図である。本図に示す例では、アダプター灯具0100は、ランプカバー部0110と、その両端部に固定された一対のエンドキャップ部0120を備えるほか、本図には現れないが、一対のエンドキャップのうちの一方に備えられる本体コネクター部を有し、これらランプカバー部、一対のエンドキャップ部および本体コネクター部によってアダプター灯具が形成される。
本発明において「アダプター灯具」とは、直管蛍光ランプより管長及び管径が短い異形蛍光ランプを直管型蛍光灯灯具に取り付けるための灯具をいう。また、「直管蛍光ランプ」とは、従来型の直管蛍光ランプをいい、より詳細には、JISC7617−2「直管蛍光ランプ−第2部:性能規定」の2.3.1「データシートのリスト」に規定された直管蛍光ランプをいう。また、「異形蛍光ランプ」は、直管蛍光ランプより管長及び管径が短い蛍光ランプであれば、特にその寸法・形状に限定はない。その代表例は、上述のT−5型蛍光ランプである。
図2は、やはり本実施例に係るアダプター灯具の形状の一例を示す図であり、アダプター灯具の形状をさらに詳細に説明するためのものである。このうち図2(a)は図1に示したアダプター灯具を同図に示した矢印A方向に見た図であり、図2(b)は(a)を正面図とする平面図である。なお、本図にはアダプター灯具0200に異形蛍光ランプ0201が取り付けられている状態を示した。
図2(a)に示すように、本実施例に係るアダプター灯具0200は、ランプカバー部0210と、一対のエンドキャップ部0220(0220a、0220b)と、本体コネクター部0230とからなる。なお、本体コネクター部については本図では形状は省略し、位置(概ね破線長円0230で示す位置)のみ示した。本体コネクター部の形状の一例については別図を用いて後述する。
また、図2(b)に現れているように、ランプカバー部にはスリット0211が設けられていてもよい。このスリットを設けた構成の詳細については、別の実施例にて後述する。
(ランプカバー部)
ランプカバー部0210は、異形蛍光ランプ0201の略上方を覆う位置に設けられる。ランプカバー部を設ける目的は、従来型の直管蛍光ランプの場合と同様であり、蛍光ランプを保護するとともに、蛍光ランプの光を下方向に(床面方向に)反射させて照明効率を高めることにある。また、ランプから発せられる熱を放熱させるための放熱板の役割を果たすこともある。
ランプカバー部の形状・寸法に特に限定はなく、異形蛍光ランプの略上方を覆うに足りる形状・寸法を有していれば足りる。また、ランプカバー部の材料にも特に限定はないが、蛍光ランプの光を下方向に反射させて照明効率を高め、またランプから発せられる熱を放熱させるための放熱板の役割を果たすという観点からは、アルミニウムなどの軽金属などが材料として用いられることが望ましい。
(エンドキャップ部)
一対のエンドキャップ部0220a、0220bは、直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込んで自身を絶縁支持するための支持ピン0221a、0221bを備える部材であり、その形状は例えば円筒形状である。エンドキャップ部の第一の目的は、異形蛍光ランプを従来型の蛍光灯灯具にそのまま取り付けることができるようにすることにある。従って、エンドキャップ部の内側は、異形蛍光ランプを取り付けることができる構造になっている。この構造自体は公知の構造であり、例えば前出の特許文献1に開示されている構造を用いればよい。また、一対のエンドキャップ部の位置・間隔は、ランプカバー部の両端付近に取り付けた際に、自身の備える支持ピンが直管型蛍光灯灯具のソケットに差し込むことができるような位置・間隔に規制される。即ち、エンドキャップ部をランプカバー部の両端に固定する際に、一対のエンドキャップ部がこのような直管型蛍光灯灯具のソケットへの差込みが可能な位置・間隔で当該一対のエンドキャップ部が固定される。平たく言えば、ランプカバー部と一対のエンドキャップ部によって形成されるアダプター灯具の形状が従来型の直管蛍光ランプと同一の形状であり、こうすることで当該アダプター灯具をそのまま従来の直管型蛍光灯灯具に取り付けることができるようになっているということである。
エンドキャップ部の材質に特に限定はないが、好適には金属製のものが用いられる。エンドキャップ部を金属製とした場合には、ランプから発せられる熱をエンドキャップ部を介して放熱板の役割を果たすランプカバー部に好適に伝達することができる。
一対のエンドキャップ部のそれぞれの外側(従来型の蛍光灯灯具のソケット側)の端部には支持ピン0221a、0221bが備えられる。この支持ピンは直管型蛍光灯灯具のソケットに異形蛍光ランプを取り付けたアダプター灯具のエンドキャップ部をそのまま取り付けることを可能にするためのものである。即ち、この支持ピンは、公知の蛍光灯型アダプター灯具における従来型の蛍光灯灯具のソケットに電気的に接続するために備えられる端子に相当するものである。従って、支持ピンの寸法・形状は、従来型の蛍光灯灯具のソケットに取り付け可能な寸法・形状を有するものであり、具体的にはJISC7601「蛍光ランプ(一般照明用)」に規定されたG13に係る口金に相当する寸法・形状を有する。ただし、公知の蛍光灯型アダプター灯具の端子との違いは、支持ピンは従来型の蛍光灯灯具のソケットに電気的に接続されるのではなく、単に従来型の蛍光灯灯具をアダプター灯具を保持するための支持具として利用するために接続されるにすぎない点にある。
エンドキャップ部の第二の目的は、特に、本体コネクター部から異形蛍光ランプに至る電力線の一部をその内部に収納してこれを保護することにある。この目的は、特に本体コネクター部が一対のエンドキャップ部のうちの一方の近傍に備えられている場合に典型的に現れるものである。かかる目的のため、エンドキャップ部は内部に電力線の一部を収納するためのスペースを有していることが望ましい。この場合、別図を用いて後述するように、本体コネクター部を構成するピンが、例えばエンドキャップ部の壁面に埋め込まれる形で立設され、図示は省略するが、エンドキャップ部の内壁面側に現れる当該ピンの頭頂部(ピン頭)に接続された電力線が、エンドキャップ部内部のスペース内に展張され、さらにエンドキャップ部と異形蛍光ランプとの接続部分の開口部分を介して異形蛍光ランプに接続される。
また、エンドキャップ部が互いに独立して回動可能に取り付けられている二つの部材から構成されていてもよい。かかる場合の具体的な構成及びその目的については、別の実施例にて後述する。
(本体コネクター部)
本体コネクター部0230は、前記ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターを接続可能なものである。電源からの電力の入力は、典型的には一次電源からの電力の入力であり、天井や壁などの電灯線(電力線)から直に電力を取り入れるという意味である。
図3は、本体コネクター部の形状の一例を示す図である。本図の例では、本体コネクター部0330は、一次電源から天井や壁などを介して引き出された電力線0350に接続された電源コネクター0360を接続可能に構成されている。ただし、本体コネクター部は、例えば停電などの際にバッテリーから電力を入力するためのものでもあってよい。
本体コネクター部は、電源コネクターとともに一対のコネクターのそれぞれの一方を構成するものである。本体コネクター部と電源コネクターの接続のしかたは、両者が電気的に接続されるものであれば特に限定はないが、例えば、一方が一対のピンを備えた雌コネクターであり、もう一方がこれに対応するピン受け孔を備えた雄コネクターであるものが考えられる。この場合には、本体コネクター部が雌コネクターであり、電源コネクターが雄コネクターであることが望ましい。なぜなら、このようにすることで、取り付け作業時などにおける感電のおそれ等を防いで安全性を高めることができるとともに、わざわざアダプター灯具側にコネクター用のスペースを設ける必要がないからである。
前述のように、本発明では蛍光灯灯具のソケットからは電力が入力されず、これに代えてこの本体コネクター部を介して電源から直接電力が入力される。このように電源から直接電力を入力するため、蛍光灯灯具に備えられた安定器を介さずに給電が行われることになる。従って、異形蛍光ランプのアダプター灯具に備えられている安定器と蛍光灯灯具の安定器が重畳的に作用することにより火災事故などを引き起こすおそれを回避することができる。また、それゆえにわざわざ蛍光灯灯具の安定器を取り外す必要もなくなる。
電源からの入力は、典型的には、ホット側、コールド側の双方からの電力線に接続された単一の電源コネクターに対して単一のソケットを接続することで行われる。このようにすることで、本体コネクター部の配置位置を一対のエンドキャップ部のうちの一方のエンドキャップ部の近傍に備えるように構成することができ、これにより、例えば本体コネクター部をエンドキャップ部から引き出された電力線の先に取り付ける場合においては、エンドキャップ部から露出する電力線の長さを短くすることができるので、アダプター灯具への換装作業が容易になり、また、見た目もすっきりさせることが可能となる。
本体コネクター部の形状には特に限定はなく、例えば、単にエンドキャップ部に設けた小孔から引き出された二本の電力線の先端にホット側、コールド側それぞれの端子を取り付けただけのものであってもよい。ただし、好適な一例としては、図3に示す例のように、本体コネクター部を一対のエンドキャップ部のうちの一方のエンドキャップ部に備えたものが考えられる。具体的には、図3に示すようにエンドキャップ部の一方0320aの上端付近に切欠き部0322を設け、ここに本体コネクター部を構成する一対のピン0330を立設するようにしたものが考えられる。この場合には、本体コネクター部を電源コネクター0360に接続する際には、電源コネクターがエンドキャップ部の当該切欠き部にぴったりと嵌め込まれる。このため、切欠き部の形状、寸法と電源コネクターの形状、寸法は、互いにぴったりと嵌まり合う形状、寸法に設計される。
図3の例に即して言えば、電源コネクター0360の形状、寸法は、これをエンドキャップ部の一方0320aの上端付近に設けられた切欠き部0322に嵌め込んだときに、これらを合わせた形状がちょうど一個の円筒の形状になるような形状、寸法である。また、切欠き部に立設された本体コネクター部を構成するピン0330と、電源コネクターのピン受け孔0360aは、電源コネクターと切欠き部をぴったりと嵌め込むことができる位置に設けられる。同図において、切欠き部0322の上方に描かれた二点鎖線0323は、電源コネクターを切欠き部に嵌め込んだときの電源コネクターの仮想位置を示しており、電源コネクターとエンドキャップ部(本体コネクター部側)を合わせた形状がちょうど一個の円筒の形状になることが示されている。
なお、図示は省略したが、このピン受け孔には、電源からの電力線(天井等から電源コネクターに至る部分)0350に接続されたピン受け端子が配置され、本体コネクター部のピンをピン受け孔に挿入したときに、ピンがピン受け端子に接触することで、電源コネクターから本体コネクター部に電力供給がなされるようになっている。
このように本体コネクター部を一対のエンドキャップ部のうちの一方のエンドキャップ部に備えるようにし、かつエンドキャップ部、本体コネクター部(ピン)、電源コネクターの配置、形状、寸法をこのようなものにすれば、エンドキャップ部から露出する電力線を全くなくすことができるため、アダプター灯具への換装作業がより一層容易になり、また、見た目もさらにすっきりさせることが可能となる。
図4、図5は、本実施例に係るアダプター灯具の本体コネクター部の形状の一例であって、図3とは別の一例を示す斜視図である(図示の便宜上、図5は、図3とは逆に本体コネクター部を備える方のエンドキャップ部が右側に現れる向きに示した)。例えば、図4に示すように、エンドキャップ部0420aの切欠き部0422に設けた本体コネクター部0430に対して、電源コネクター0460を略左右方向(概ね図に矢印A方向又はA´方向で示す方向)から接続するようにしたものであってもよい。本図の例では、雄コネクターである電源コネクターを雌コネクターである本体コネクター部に対して太矢印aに示すように挿入して接続する。あるいは、図5に示すように、エンドキャップ部0520aの切欠き部0522に設けた本体コネクター部0530に対して、電源コネクター0560を略後方向(概ね図に矢印B方向で示す方向)から接続するようにしたものであってもよい。本図の例では、雄コネクターである電源コネクターを雌コネクターである本体コネクター部に対して太矢印bに示すように挿入して接続する。特に、図4の例のように電源コネクターを略左右方向から本体コネクター部に接続するようにした場合は、アダプター灯具を蛍光灯灯具に取り付けた後に電源コネクターを本体コネクター部に接続させることができるため、アダプター灯具の取付け作業を一層容易に行うことが可能となる。なお、図3〜5に示した本体コネクター部や電源コネクターの形状、寸法や具体的な配置はあくまで一例であり、雄コネクターと雌コネクター(好適には本体コネクター部が雌コネクター)を電気的に接続させることが可能なものであればどのようなものであってもよい。
さらに、これらの例のように本体コネクター部を一対のエンドキャップ部のうちの一方に備えるようにした場合には、例えば本体コネクター部をエンドキャップ部から引き出された電力線の先に取り付ける場合においては、エンドキャップ部から露出する電力線の長さを短くすることができるなど、異形蛍光ランプへの換装作業を容易にすることが可能となる。また、本体コネクター部を備えない側のエンドキャップ部は、例えば単に一枚の円板に支持ピンと異形蛍光ランプを支持するための構造を備えただけのものであってもよく、極めて簡単な構造でアダプター灯具を形成することが可能となる。
(電力の供給経路)
以上に説明したように、本発明のアダプター灯具では、電源から本体コネクター部を介して入力された電力は、蛍光灯灯具の安定器を介することなく、異形蛍光ランプに供給され、当該ランプを発光させるように構成されている。ここで、改めて、本発明における電力の供給経路を従来の蛍光灯型アダプター灯具における電力の供給経路と比較して説明する。
図6は、アダプター灯具における電力供給経路の一例を示す概念図である。このうち図6(a)は本発明のアダプター灯具を直管型蛍光灯灯具に取り付ける場合における電力供給経路を示し、図6(b)は従来の異形蛍光ランプ専用灯具を直管型蛍光灯灯具に取り付けるだけの場合における電力供給経路を示す。図6(b)に示すように、従来の装置では、異形蛍光ランプ0601が蛍光灯灯具のソケット0670に電気的に接続される。このため、一次電源0600から導入された電力は、蛍光灯灯具に備えられた安定器(図中に蛍光灯灯具安定器0680として表示)を介するとともに、異形蛍光ランプ専用灯具自身が備える安定器(図中に異形蛍光ランプ専用灯具安定器0690として表示)も介して異形蛍光ランプ0601に供給される(なお、本図では典型例である一次電源から電力を供給する例で示したが、バッテリー等から供給する場合も同様である)。このため、既述のように異形蛍光ランプ専用灯具自体に備えられている安定器と蛍光灯灯具の安定器が重畳的に作用することにより火災事故などを引き起こすおそれがあったわけである。
これに対し、図6(a)に示す本発明の装置では、アダプター灯具0610は蛍光灯灯具のソケット0670に電気的に接続されることはない。なお、本図では電気的な接続だけを線で結んでいるため図には現れないが、本発明の装置でもアダプター灯具は蛍光灯灯具に取り付けられる。ただし、これは単にアダプター灯具およびこれに取り付けられた異形蛍光ランプが落下しないようにするための支持具として蛍光灯灯具のソケットを利用するにすぎない。このため、一次電源0600からコネクター0630(本図では、電源コネクターと本体側コネクターを合わせた概念として表示した)を介して導入された電力は、蛍光灯灯具に備えられた安定器0680を介することなく、直接アダプター灯具自身が備える安定器0690を経由して異形蛍光ランプ0601に供給される。このため、アダプター灯具自体に備えられている安定器と蛍光灯灯具の安定器が重畳的に作用することにより火災事故などを引き起こすおそれが回避できることになる。
<アダプター灯具を利用した灯具の改造方法>
次に、本実施例のアダプター灯具を利用して直管蛍光ランプに代えて直管蛍光ランプより管長及び管径が短い異形蛍光ランプを備えるための灯具の改造方法について説明する。図7は、灯具の改造方法における処理の流れの一例を示す図である。本図に示すように、当該改造方法は以下のステップを有する。
まず、エンドキャップ部をランプカバー部の両端部にそれぞれ固定する(ステップS0701)。
次に、一対のエンドキャップ部のうちの少なくとも一方に本体コネクター部を固定する(ステップS0702)。好適には、本体コネクター部は一対のエンドキャップ部のうちの一方に固定される。
なお、以上のステップS0701、S0702における処理は、それぞれ別部材として成形されたランプカバー部、エンドキャップ部、本体コネクター部を後から互いに固定する形でなされてもよいが、アダプター灯具を製造する過程で、これらを一体的に成形するようにしてもよい。また、ランプカバー部、エンドキャップ部、本体コネクター部をそれぞれ別部材として成形し、後から互いに固定する方法の場合に、ステップS0701とS0702の処理の順序は逆でもよい。
次に、本体コネクター部を電源コネクターに接続する(ステップS0703)。
さらに、一対のエンドキャップ部に備えられた各支持ピンを直管型蛍光灯灯具のソケットに差し込む(ステップS0704)。
以上の処理の流れにおいて、ランプカバー部は、異形蛍光ランプの略上方を覆う位置に設けられるものであり、一対のエンドキャップ部は異形蛍光ランプを電気的に接続して固定するとともに、自身が備える支持ピンを直管型蛍光灯灯具のソケットにそのまま差し込むことができる位置に取り付けられるものである。また、支持ピンは、直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込まれたときに、自身を絶縁支持するためのものであって、直管型蛍光灯灯具に電気的には接続されないものである。そこで、以上の処理の流れを通じて形成されたアダプター灯具に異形蛍光ランプを取り付けるだけで、異形蛍光ランプをアダプター灯具を利用して直管型蛍光灯灯具にそのまま取り付けることができる。その際、アダプター灯具の電気的接続は一次電源等から直接確保するとともに、蛍光灯灯具には電気的に接続されず、単にこれを支持具として利用するだけとすることで安全性を確保した灯具の提供が可能となる。そして、本実施例の方法によれば、このような改造を簡単な処理だけで行うことができる。
<効果>
本実施例の発明により、消費電力が少なくて済み、材料費や輸送コストも節減でき、さらには廃棄時における廃棄物の量が少なくて済む(特に、汚染物質として処理・回収されるべき水銀含有量が少なくて済む)ことから環境保護にも資するといった経済的・社会貢献的な面での長所を維持した上で、さらに異形蛍光ランプ専用灯具と従来型の直管型蛍光灯灯具とが電気的に接続されていることから生じる安全上の問題や故障の原因となりやすいといった問題を回避することができるアダプター灯具を提供することが可能となる。
<概要>
本実施例のアダプター灯具は、実施例1のアダプター灯具と基本的に共通するが、ランプカバー部が異形蛍光ランプからの光をランプカバー外に漏れさせるためのスリットを有することを特徴とするものである。
<構成>
(ランプカバー部:スリット)
本実施例のランプカバー部の一例を示す斜視図は、前出の図1に示したとおりである。本図の例では、ランプカバー部に二つのスリット0111が備えられている。このスリットは、異形蛍光ランプからの光をランプカバー外に漏れさせるためのものである。ランプカバー部のその余の部分の構成およびランプカバー部以外の各部の構成は実施例1で説明したところと同様であるから、ここでは説明を省略する。
ランプカバー部にスリットを備えることの目的は、異形蛍光ランプからの光をランプカバー外に漏れさせ、ランプカバー部の上方に配置されている直管型蛍光灯灯具の天井部分に光が当たるようにして、照明の明るさを増すことにある。即ち、異形蛍光ランプ自体は、従来型の直管型蛍光ランプと同様に管の周囲360度の方向に光を照射するものであるが、直管型蛍光灯灯具の天井部分は、当該天井部分と異形蛍光ランプの間に位置するアダプター灯具に遮られて異形蛍光ランプの光が届かず、真っ暗な状態となる。そこで、ランプカバー部にスリットを設けることで、異形蛍光ランプの光が当該スリットを介して直管型蛍光灯灯具の天井部分に漏れ、その分天井部分が明るく照らされることとなり、その結果その分だけ部屋全体も明るくなる。
スリットの形状・大きさや数は問わないが、スリットを大きくし、あるいはスリットの数を増やせば、その分部屋を明るくすることが可能となる。
なお、実施例1で言及したように、エンドキャップ部が互いに独立して回動可能に取り付けられている二つの部材から構成されていてもよいが、これとスリットの構成を組み合わせることで本実施例のアダプター灯具の効果をさらに高めることが可能となる。以下、具体的に説明する。
図8は、本実施例のアダプター灯具のエンドキャップ部の形状の一例を示す図であって、当該エンドキャップ部が、互いに独立して回動可能に取り付けられている二つの部材から構成されていることを示したものである。このうち、図8(a)は、かかるエンドキャップ部の斜視図であって、一対のエンドキャップ部のうちの一方のエンドキャップ部0820aを示したものである。この図の例では、当該エンドキャップ部0820aは、従来型の直管蛍光ランプとほぼ同一の管径を有する円筒形状の部材(便宜上「円筒形状部材」と呼ぶ)0825と、当該円筒形状部材の外側(蛍光灯灯具のソケット側)に配置されるエンドキャップ部とほぼ同径の円盤形状の部材(便宜上「円盤形状部材」と呼ぶ)0826とからなる。円盤状部材の外側の面(蛍光灯灯具のソケット側の面)には本発明のアダプター灯具を直管型蛍光灯灯具に取り付けるための支持ピン0821が備えられる。円筒形状部材と円盤形状部材は互いに独立して回動可能に取り付けられる。本図の例では、両部材が、それぞれの中央部分に穿たれた小孔(本図には現れない)を貫通するリベット0891(本図ではリベットの頭頂部が現れている)によって互いに独立して回動可能なように半固定されている。
図8(b)は、図8(a)のA−A線断面図であり、円筒形状部材0825と円盤形状部材0826(ともに右上がり斜線で示す)が、それぞれの中央部分に穿たれた小孔0825a、0826aを貫通するリベット0891(左上がり斜線で示す)によって互いに独立して回動可能なように半固定されている状態を示したものである。
なお、リベットはハトメ形状のものであってもよい。また、リベットの頭頂部と円筒形状部材の間に例えば円筒形状部材側に取り付けられたコイルばねが配置され、当該コイルばねの付勢力によって円筒形状部材と円盤形状部材がリベットを介して半固定されるようにしてもよい。また、円筒形状部材に穿たれた小孔を雌ねじとし、ここにリベットに設けられた雄ねじを螺合させる(その際、雌ねじ・雄ねじの寸法は、人が手で簡単に回転させることができる程度に噛み合うように設計される)ことで円筒形状部材と円盤形状部材がリベットを介して半固定されるようにしてもよい。また、円筒形状部材と円盤形状部材のそれぞれの対向面のうち一方に雄ねじが形成され、他方に雌ねじが形成されて、これらが人の手で容易に回動させることができる程度に緩やかに嵌合させられているものであってもよい。さらに、円筒形状部材と円盤形状部材の取り付け部分の構造はこれらに限られることなく、要するに、両部材が互いに脱落することなく、互いに容易に回動可能に取り付けられる構造であれば、どのようなものであってもよい。
さらに、図8(b)の例にも示されているように、円筒形状部材と円盤形状部材のそれぞれの対向する面に、互いにぴったりと噛み合う面を有する二つの略円盤状の回転用部材0827を固定的に取り付けてもよい。当該部材が互いにぴったりと噛み合う面の具体的な形状としては、例えば、一方の回転用部材の面の形状を、円周上に配置されたディンプルを有する形状や、放射状に配置された波形形状としたものなどが考えられる(図8(b)に示したものは前者の例である)。また、それぞれの部材を円筒形状部材と円盤形状部材に固定するための接着などがしやすいように、回転用部材の固定面(当該部材の互いに噛み合う面とは反対側の面)は平らにしてもよい。
この場合、二つの回転用部材の面の形状はほぼ同一の形状に形成される。即ち、一方の回転用部材の面の形状を円周上に配置されたディンプルを有する形状とした場合は、他方の回転用部材の面の形状は、前記のディンプルに対応する位置に突起を有する形状となり、一方の回転用部材の面の形状を放射状に配置された波形形状とした場合は、他方の回転用部材の面の形状もほぼ同形の波型形状となる。このような部材を円筒形状部材と円盤形状部材のそれぞれに固定的に取り付けることにより、円筒形状部材と円盤形状部材が、単に互いに独立して回動可能となるだけでなく、蛍光灯灯具に取り付けた状態でエンドキャップ部の円筒形状部材およびこれに固定された異形蛍光ランプを回動させて任意の位置(角度)に保つことが可能となる。
図8(c)は、回転用部材0827の一方の面の形状の一例であって、図8(b)の例と同様に円周上に配置されたディンプルを有する形状の一例を示したものである。本図に示す部材も、固定面(本図には現れない)は平らに形成されている例である。本図の例では、面上に24個の小径のディンプル(窪み)が同心円状に等角度(15度)間隔で形成されている。この場合、図示は省略するが、他方の回転用部材の面にはこのディンプルに対応する位置にこれとぴったり嵌り合う形状・寸法の24個の小突起が形成される。そこで、円筒形状部材側に固定された当該部材を回動させながら15度ごとの任意の角度で、円盤形状部材側の部材にぴったりと噛み合わせつつ固定することが可能となっている。
エンドキャップ部をこのように互いに回動可能でかつ任意の角度で固定することが可能となるように構成した場合、エンドキャップ部に固定されているランプカバー部も回動可能でかつ任意の角度で固定することが可能となる。そこで、ランプカバーに複数のスリットを設け、かつ、ランプカバー部がどのような角度に向いていても必ず直管型蛍光灯灯具の天井部分に面する部分にスリットが存在するように、予め様々な角度に複数のスリットを設けておくことで、ランプカバー部の向きを様々に変えても常に直管型蛍光灯灯具の天井部分に異形蛍光ランプの光を漏れさせて、その分天井部分を明るく照らし、もってその分部屋全体を明るく照らすことが可能となる。
<効果>
本実施例の発明により、異形蛍光ランプの光が当該スリットを介して直管型蛍光灯灯具の天井部分に漏れ、その分天井部分が明るく照らされることとなり、その結果その分だけ部屋全体も明るくなる。
Claims (4)
- 直管蛍光ランプより管長及び管径が短い異形蛍光ランプを、直管型蛍光灯灯具に取り付けるためのアダプター灯具であって、
前記異形蛍光ランプの略上方を覆う位置に設けられるランプカバー部と、
直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込んで自身を絶縁支持するための支持ピンを備えた一対のエンドキャップ部と、
前記ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターを接続可能な本体コネクター部と、
を有することを特徴とするアダプター灯具。 - 前記本体コネクター部は、前記一対のエンドキャップ部のうちの一方のエンドキャップ部に備えられていることを特徴とする請求項1に記載のアダプター灯具。
- 前記ランプカバー部は、前記異形蛍光ランプからの光をランプカバー外に漏れさせるためのスリットを有することを特徴とする請求項1または2に記載のアダプター灯具。
- 直管蛍光ランプに代えて直管蛍光ランプより管長及び管径が短い異形蛍光ランプを備えるための灯具の改造方法であって、
前記直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込んで自身を絶縁支持するための支持ピンを備えた一対のエンドキャップ部を、前記異形蛍光ランプの略上方を覆う位置に設けられるランプカバー部の両端部にそれぞれ固定するステップと、
前記一対のエンドキャップ部のうちの少なくとも一方に前記ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターを接続可能な本体コネクター部を固定するステップと、
前記本体コネクター部を前記ソケットから切離された電源ラインからの電源コネクターに接続するステップと、
前記一対のエンドキャップ部に備えられた各支持ピンを直管型蛍光灯灯具の電源ラインから切離されたソケットに差し込むステップと、
を有する灯具の改造方法。
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- 2010-01-12 JP JP2010003516A patent/JP2011146129A/ja active Pending
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