JP2011143531A - Clamp device - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ワーク等の被固定物に設けた穴に係合具を係合させてワークパレット等の支持台に引っ張って固定する形式のクランプ装置に関し、より詳しくいえば、クランプ不良を検出する機構を設けたクランプ装置に関する。 The present invention relates to a clamp device of a type in which an engagement tool is engaged with a hole provided in an object to be fixed such as a work and is pulled and fixed to a support base such as a work pallet. More specifically, a clamp failure is detected. The present invention relates to a clamping device provided with a mechanism.
この種のクランプ不良検出機構を設けたクランプ装置には、従来では、特許文献1(日本国・特開2009−190137号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
ハウジング内にプルロッドとピストンとを上下に配置し、上記プルロッドの上部外周に係合具を配置し、上記の係合具を、環状受圧部材に作用させた油圧力によって下方から支持している。そして、上記ピストンが上記プルロッドを下降駆動することにより、そのプルロッドに設けた傾斜面が、上記の環状受圧部材によって支持された上記の係合具を半径方向の外方へ移動させ、その後、上記の油圧力に抗して上記の係合具及び上記の環状受圧部材を下降させる。
何らかの原因で上記の係合具及び環状受圧部材が所定領域よりも下降したクランプ不良時には、その環状受圧部材の鍔部が、Oリングの弾性力によって閉弁された弁部材を、上記Oリングに抗して強制的に傾動させて開弁させ、その開弁による圧縮空気の圧力低下を検出するように構成してある。Conventionally, there is a clamp apparatus provided with this type of clamp failure detection mechanism described in Patent Document 1 (Japan, JP-A-2009-190137). The prior art is configured as follows.
A pull rod and a piston are arranged vertically in the housing, an engaging tool is arranged on the outer periphery of the upper part of the pull rod, and the engaging tool is supported from below by the oil pressure applied to the annular pressure receiving member. And when the piston drives the pull rod downward, the inclined surface provided on the pull rod moves the engagement tool supported by the annular pressure receiving member outward in the radial direction, and then The engagement tool and the annular pressure receiving member are lowered against the oil pressure.
When the engagement tool and the annular pressure receiving member are lowered from a predetermined region for some reason, the collar member of the annular pressure receiving member is closed to the O ring by the elastic force of the O ring. The valve is forcibly tilted against the valve to open, and the pressure drop of the compressed air due to the valve opening is detected.
上記の従来技術は次の問題がある。
上記の弁部材をOリングの弾性力によって閉弁させるには、そのOリングを予め圧縮しておくことが要求される。このように、Oリングは、常に圧縮されているため、経年劣化によって弾性力がなくなり、閉弁不良を発生させるおそれがある。
そのうえ、クランプ不良時に上記の弁部材が開弁されるときに、既に圧縮された状態の上記Oリングは、傾動された弁部材によって更に押圧されて、部分的に過度に圧縮される。このため、上記Oリングが損傷して弁部材を確実に閉弁できなくなる。
本発明の目的は、クランプ不良検出用の弁部材を確実に閉弁できるようにすることにある。The above prior art has the following problems.
In order to close the valve member by the elastic force of the O-ring, it is necessary to compress the O-ring in advance. As described above, since the O-ring is always compressed, there is a possibility that the elastic force is lost due to deterioration over time and a valve closing failure may occur.
Moreover, when the valve member is opened when the clamp is defective, the already compressed O-ring is further pressed by the tilted valve member and partially compressed excessively. For this reason, the O-ring is damaged and the valve member cannot be closed reliably.
An object of the present invention is to reliably close a valve member for detecting a defective clamp.
上記の目的を達成するため、本発明は、例えば、図1から図3C、又は図4Aから図4C、若しくは図5Aから図5Cに示すように、クランプ装置を次のように構成した。
ハウジング2内に上下に配置されたプルロッド6及びピストン9と、上記プルロッド6の上部外周に配置された係合具17と、上記の係合具17を下方から支持する支持部材14と、その支持部材14を所定の力で押し上げる進出手段29とを設ける。上記ピストン9が上記プルロッド6を下降駆動することにより、そのプルロッド6に設けた出力部21が、上記の支持部材14によって支持された上記の係合具17を半径方向の外方へ移動させ、その後、上記の進出手段29に抗して上記の係合具17及び上記の支持部材14を下降させるように構成する。
上記ハウジング2内に設けた弁室53と、その弁室53に上下移動可能で気密状に挿入された弁部材54と、上記の弁室53の下壁53aと上記の弁部材54との間に形成された加圧室57と、上記の弁室53の上壁53bと上記の弁部材54との間に形成された絞り室58と、上記の弁室53の上壁53bに開口させた圧縮空気の供給路49と、上記の加圧室57に圧縮空気を供給するように上記の弁部材54に上下方向へ形成した貫通孔62と、上記の絞り室58に連通可能な排出路63と、上記の弁室53の上壁53bに設けた弁座68及び上記の弁部材54の上部に設けた弁面69と、上記の弁部材54に所定の隙間をあけて上側から対面するように上記の支持部材14又はピストン9に設けた操作部71と、を設ける。上記の供給路49に圧縮空気を供給することにより、上記の貫通孔62を通って上記の加圧室57に流入した圧縮空気が上記の弁部材54を上昇させて上記の弁面69が上記の弁座68に接当するように構成する。その接当状態では、上記の弁部材54の下面側の受圧面積よりも上面側の受圧面積が小さくなるように上記の弁座68及び上記の弁面69を構成して、上記の弁部材54に作用する上向きの差力によって当該弁部材54を閉じ状態に保持する。上記の支持部材14又は上記ピストン9が所定領域よりも下降したクランプ不良時には、上記の操作部71が上記の閉じ状態の弁部材54を下方へ押して上記の弁面69を上記の弁座68から離間させ、上記の供給路49の圧縮空気を上記の排出路63へ漏らすように構成する。In order to achieve the above object, according to the present invention, for example, as shown in FIG. 1 to FIG. 3C, FIG. 4A to FIG. 4C, or FIG. 5A to FIG.
A pull rod 6 and a
Between the
本発明は次の作用効果を奏する。
正常なクランプ状態では、圧縮空気の供給路へ供給された圧縮空気は、絞り室には流入しにくいのに対して、貫通孔を通って加圧室へ多量に流入する。このため、弁部材の上側と下側に作用する差圧力によって当該弁部材が上昇して弁面が弁座に接当し、その後、上記の弁部材の下面側の受圧面積に作用する力と上面側の受圧面積に作用する力との差力によって当該弁部材が閉じ状態に保持される。従って、上記の供給路の圧力が設定圧力に上昇し、その圧力を検出することにより、正常なクランプ状態であることを確認できる。
これに対して、何らかの原因でクランプ不良になった状態では、前記の支持部材又はピストンが所定領域を越えて過度に下降するので、前記の操作部が上記の閉じ状態の弁部材を下方へ押し、これにより、上記の弁座から弁面が離れる。このため、上記の供給路の圧力が設定圧力に到達せず、その圧力を検出することにより、クランプ不良状態であることを確認できる。
従って、本発明は、前記の従来技術とは異なり、弁部材を閉じ側へ弾性的に付勢するOリングを設ける必要がなくなる。このため、そのOリングの経年劣化や過度に圧縮されることによる前記の問題点を解消でき、クランプ不良検出用の弁部材を確実に閉弁できる。The present invention has the following effects.
In a normal clamping state, the compressed air supplied to the compressed air supply passage hardly flows into the throttle chamber, but flows in a large amount through the through hole into the pressurizing chamber. For this reason, the differential pressure acting on the upper and lower sides of the valve member raises the valve member so that the valve surface comes into contact with the valve seat, and then the force acting on the pressure receiving area on the lower surface side of the valve member, The valve member is held in a closed state by a differential force from the force acting on the pressure receiving area on the upper surface side. Therefore, the pressure in the supply path rises to the set pressure, and the normal clamping state can be confirmed by detecting the pressure.
On the other hand, in the state where the clamping failure is caused for some reason, the support member or the piston is excessively lowered beyond a predetermined region, so that the operation unit pushes the valve member in the closed state downward. As a result, the valve face is separated from the valve seat. For this reason, the pressure in the supply path does not reach the set pressure, and by detecting the pressure, it can be confirmed that the clamp is in a defective state.
Therefore, unlike the above-described prior art, the present invention eliminates the need to provide an O-ring that elastically biases the valve member toward the closing side. For this reason, the above-mentioned problems caused by aging deterioration and excessive compression of the O-ring can be solved, and the valve member for detecting a clamping failure can be reliably closed.
本発明では、例えば図1から図3Cに示すように、前記の操作部71を前記の支持部材14に設けることが好ましい。 In the present invention, for example, as shown in FIGS. 1 to 3C, it is preferable to provide the
また、本発明では、図3Aから図3C又は図4Aから図4Cに示すように前記の弁室53の周壁53cと前記の弁部材54の外周部とを封止する封止具55を上記の弁部材54に装着することが好ましい。 Further, in the present invention, as shown in FIGS. 3A to 3C or FIGS. 4A to 4C, the sealing member 55 for sealing the
以下、本発明の一実施形態を図1から図3Cによって説明する。まず、図1によってクランプ装置の構造を説明する。
工作機械のテーブルに載置されたベースプレート1にハウジング2が複数のボルト(図示せず)によって固定される。このハウジング2は、上ハウジング3と下ハウジング4とを備える。これら上下のハウジング3,4が複数のボルト(図示せず)によって締結される。
上記ハウジング2の上部内にプルロッド6が上下方向へ移動可能かつ半径方向へ移動可能に配置される。上記ハウジング2の下部内に、油圧シリンダ8のピストン9が上下方向へ移動可能で保密状に配置される。Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 3C. First, the structure of the clamping device will be described with reference to FIG.
A
A pull rod 6 is arranged in the upper part of the
上記プルロッド6の外周には、ワーク11の穴12に挿入されるコレット13と上下方向へ移動可能な環状の支持部材14とが、上下に配置される。上記コレット13の外周部で上ハウジング3の上面に、ワーク11の下面11aを受け止める着座面15が環状に形成されている。 On the outer periphery of the pull rod 6, a
上記コレット13は、周方向へ所定の間隔をあけて並べた4つのグリッパー16からなる。各グリッパー16は、上から順に配置した係合具17と上フランジ18と下フランジ19とを備え、これらの部材17,18,19が一体に形成されている。
上記の各係合具17の外周には鋸刃状の突起17aが形成される。また、各係合具17の内周には、下方へ向かうにつれて軸心に近づくように傾斜面17bが形成される。上記の傾斜面17bに対応して、前記プルロッド6の上部に4つの傾斜面(出力部)21が設けられる。この実施形態では、上記の傾斜面17b,21が平面で構成されている。The
A saw blade-like protrusion 17 a is formed on the outer periphery of each
上記4つのグリッパー16は、上下のフランジ18,19の間に装着したOリング23の弾性力によって半径方向の内方へ付勢されると共に、上ハウジング3の上部に装着したダストシール24の弾性力によっても半径方向の内方へ付勢されている。 The four
前記の環状の支持部材14は、上記4つのグリッパー16を下方から支持する大径部26と、その大径部26から下方へ突出させた小径部27とを備える。上記の大径部26が、上ハウジング3の下部に設けた大径孔3aに上下移動可能に支持される。また、上記の小径部27と下ハウジング4の上孔4aとの間に設けたバネ室に複数枚の皿バネ29が積層され、これら皿バネ29が上記の大径部26を上方へ付勢している。即ち、この実施形態では、上記の皿バネ29が、支持部材14を所定の力で押し上げ進出手段を構成している。 The
前記の油圧シリンダ8の前記ピストン9は、下ハウジング4に形成した段付き孔4bに挿入されており、ピストン本体31とピストンロッド32とエンドプレート33とを備える。上記ピストンロッド32の上端部とエンドプレート33との間に、前記プルロッド6の下フランジ35が半径方向へ移動可能に嵌合される。また、上記プルロッド6と前記の支持部材14との間にU字状の弾性体37が装着される。上記プルロッド6は、上記の弾性体37の付勢力によって半径方向の内方へ押されて、ピストン9の軸心と同軸上に復帰されるようになっている。 The
上記ピストン本体31の上側にロック室41が形成されると共に、上記ピストン本体31の下側にリリース室42が形成される。上記ロック室41が、下ハウジング4内の縦路44と上ハウジング3内の横路45とを経てロック用の圧油給排口46へ連通される。また、上記リリース室42がリリース用の圧油給排口(図示せす)へ連通される。 A
また、上ハウジング3の上部に形成した前記の着座面15に、着座用の検出孔48が開口される。その検出孔48は、圧縮空気の供給路49を経て圧縮空気供給口50へ連通される。 A
上記構成のクランプ装置にクランプ不良の検出機構が設けられる。その検出機構は、図1と図3Aに示すように、次のように構成される。
前記の支持部材14の大径部26の近傍で、上ハウジング3と下ハウジング4との間に弁室53が設けられる。その弁室53に弁部材54が上下移動可能で気密状に挿入される。この実施形態では、上記の弁室53の周壁53cと弁部材54の外周部とを封止するOリング(封止具)55が上記の弁部材54の途中高さ部に装着されている。この場合、上記Oリング55は、つぶし代を小さい値に設定したり表面を合成樹脂でコーティングしたりすることにより、上記の弁室53の周壁53cとの間に作用する摩擦力を小さくすることが好ましい。The clamp device having the above-described configuration is provided with a detection mechanism for defective clamping. As shown in FIGS. 1 and 3A, the detection mechanism is configured as follows.
A
上記の弁室53の下壁53aと上記の弁部材54との間に加圧室57が形成され、上記の弁室53の上壁53bと上記の弁部材54との間に絞り室58が形成される。前記の圧縮空気の供給路49からクランプ不良の検出孔60が分岐され、その検出孔60が上記の弁室53の上壁53bに開口される。また、上記の検出孔60に供給された圧縮空気は、上記の弁部材54に形成した大径の貫通孔62を介して上記の加圧室57へ供給される。これに対して、上記の絞り室58は、上記の検出孔60の圧縮空気が弁部材54の上側に流入しにくいように薄く形成されている。上記の絞り室58に排出路63が連通される。この排出路63は、上ハウジング3の前記の大径孔3aに形成した縦溝64と、隣り合うグリッパー16同士の間に形成された周方向の隙間と、着座面15に設けた上面溝65とを備え、上ハウジング3の外側へ連通可能になっている。なお、前記の支持部材14の外周面と上記の大径孔3aとの間の嵌合隙間によって所定の通路面積を確保できる場合には、上記の縦溝64を省略してもよい。 A pressurizing
前記のクランプ不良の検出孔60と上記の排出路63との間を開閉する弁路67が設けられる。より詳しくいえば、上記の検出孔60の下端と上記の縦溝64の下端との間で弁室53の上壁53bに弁座68が形成され、弁部材54の上部に弁面69が形成される。上記の弁座68と弁面69との間に上記の弁路67が形成されている。そして、後述の図3Bに示すように、上記の弁面69が上記の弁座68に接当した状態では、上記の弁部材54の下面側の受圧面積よりも上面側の受圧面積が小さくなるように上記の弁座68及び上記の弁面69を構成している。
また、上記の弁部材54に所定の隙間をあけて上側から対面する操作部71が設けられる。この実施形態では、上記の操作部71は、前記の支持部材14の大径部26の外周部の下部によって構成されている。A
The
上記の検出孔60に圧縮空気を供給してない無負荷状態では、図3Aに示すように、上記の弁部材54が下降して弁座68から弁面69が離れ、上記の弁路67が開いている。上記の検出孔60に圧縮空気を供給すると、その圧縮空気は、上記の絞り室58には流入しにくいのに対して、大径の貫通孔62を通って加圧室57へ多量に流入する。このため、図3Bに示すように、その加圧室57の圧力が急速に高まり、弁部材54の上側と下側に作用する差圧力によって当該弁部材54が上昇し、上記の弁面69が弁座68に接当して上記の弁路67を閉じる。その後、上記の弁部材54の下面側の受圧面積に作用する力と上面側の受圧面積に作用する力との差力によって当該弁部材54が閉じ状態に保持される。
また、何らかの原因によって、前記の支持部材14が過度に下降した場合には、図3Cに示すように、前記の操作部71が上記の閉じ状態の弁部材54を下方へ押し、これにより、弁座68から弁面69が離れて上記の弁路67が開かれる。In a no-load state in which compressed air is not supplied to the
If the
上記構成のクランプ装置は、図1と図2に示すように次のように作動する。
図1(及び図3B)に示すアンクランプ状態では、前記ロック室41の圧油を排出するとともに、リリース室42に圧油を供給している。これにより、前記ピストン9及びプルロッド6が上昇し、前記の支持部材14とコレット13が上昇位置に保持され、そのコレット13の4つのグリッパー16がOリング23の弾性力によって縮径状態に切り換えられている。As shown in FIGS. 1 and 2, the clamping device having the above-described configuration operates as follows.
In the unclamped state shown in FIG. 1 (and FIG. 3B), the pressure oil in the
上記アンクランプ状態で、ワーク11を、何らかの昇降手段または自重によって下降させ、そのワーク11の穴12にコレット13を挿入していく。すると、上記ワーク11の下面11aがグリッパー16の上フランジ18に接当し、上記の下面11aと前記の着座面15との間に僅かな隙間Gが形成された状態でワーク11の自重が支持部材14を介して皿バネ29によって受け止められる。従って、この状態で着座用の検出孔48に圧縮空気を供給しても、上記隙間Gからの漏れによって検出圧力が上昇しない。 In the unclamped state, the
クランプ装置を上記アンクランプ状態からクランプ状態へ切り換えるときには、リリース室42の圧油を排出するとともに、ロック室41に圧油を供給する。
すると、皿バネ29の付勢力によって上昇位置に保持された支持部材14及びグリッパー16に対してプルロッド6が下降していくので、上記グリッパー16が拡径されて当該グリッパー16に設けた前記の係合具17がワーク11の穴12に係合する。引き続いて、プルロッド6の下降力により、穴12の内周面に密着した状態の上記係合具17が上記の穴12を介してワーク11を下向きに引っ張り、これと同時に、上記グリッパー16及び支持部材14が皿バネ29の付勢力に抗して下降していく。これにより、上記ワーク11の下面11aを前記ハウジング2の着座面15に接当させて前記の隙間Gを消失させると共に、ワーク11を上記の着座面15に強力に押圧する。When the clamp device is switched from the unclamped state to the clamped state, the pressure oil in the
Then, the pull rod 6 descends with respect to the
上記クランプ状態で前記の着座用の検出孔48に圧縮空気を供給すると、その検出圧力が上昇するので、上記の着座状態を確認できる。
また、上記クランプ状態では、前記の支持部材14は、前記の隙間Gよりも少し大きい寸法を僅かに下降するだけなので、その支持部材14の前記の操作部71と前記の弁部材54との間には接当隙間が残されている。このため、加圧室57に供給された圧縮空気が弁部材54を上昇位置に保持し、前記の弁路67が閉じられている。これにより、クランプ不良の検出孔60の検出圧力が上昇するので、上記クランプ状態を確認できる。When compressed air is supplied to the
Further, in the clamped state, the
なお、上記クランプ状態から前記アンクランプ状態へ切り換えるときには、ロック室41の圧油を排出すると共にリリース室42へ圧油を供給すればよい。 When switching from the clamped state to the unclamped state, the pressure oil in the
ところで、ワーク11の穴12の直径が許容範囲よりも大きい場合のように、何らかの原因により、上記のクランプ駆動時に穴12の内周面と拡径された係合具17との間に滑りが生じることがある。この場合には、図2に示すように、上記プルロッド6とピストン9と支持部材14及びグリッパー16が所定のクランプストローク領域よりもオーバーストロークして過度に下降することになる。 By the way, as in the case where the diameter of the
上記のようなクランプ不良時には、上記の図2に示すように、過度に下降された支持部材14の操作部71が弁部材54を傾動させて下降させる(図3Cを参照)。すると、その弁部材54の弁面69が弁座68から離れて前記の弁路67が開かれ、クランプ不良の検出孔60に供給された圧縮空気が上記の弁路67と前記の排出路63を通って外部へ排出される。このため、上記の検出孔60の圧力が上昇せず、クランプ不良であることを確認できる。 When the clamping failure is as described above, as shown in FIG. 2, the
図4Aから図4Cと図5Aから図5Cとは、それぞれ、第1変形例と第2変形例を示している。これらの変形例においては、上記の実施形態の構成部材と同じ部材(または類似する部材)には原則として同一の参照数字を付けて説明する。 4A to 4C and FIGS. 5A to 5C show a first modification and a second modification, respectively. In these modified examples, the same members (or similar members) as the constituent members of the above-described embodiment are described with the same reference numerals in principle.
図4Aから図4Cの第1変形例では、前記のOリング(封止具)55が前記の弁部材54の下部に装着されている。 4A to 4C, the O-ring (sealing tool) 55 is attached to the lower part of the
図5Aから図5Cの第2変形例は、前記の実施形態とは次の点で異なる。
前記の弁部材54の外周面を上向きに狭まるテーパ面74によって形成し、そのテーパ面74の下部を弁室53の周壁53cに気密状に嵌合させてある。これにより、前記の実施形態や第1変形例のOリング(封止具)55を省略してある。The second modification of FIGS. 5A to 5C is different from the above-described embodiment in the following points.
The outer peripheral surface of the
上記の実施形態や変形例は、さらに次のように変更可能である。
上記の弁部材54を下降位置から上昇位置へ移動させる構造は、その弁部材54に上向きの差圧力を付与するものであればよく、前記Oリング(封止具)55を装着することに代えて、弁室53の周壁53cと弁部材54の外周部との間にラビリンスシールを設けた構造であってもよい。
進出手段は、例示した皿バネ29に代えて、圧縮コイルバネ等の他の種類のバネやゴム等の弾性体であってもよく、また、圧油等の圧力流体を利用してもよい(前述の従来技術である特開2009−190137号公報等を参照)。
圧縮空気の供給路49は、着座用の検出孔48とクランプ不良の検出孔60との両者に兼用させることに代えて、上記両者に個別に設けても良い。
弁部材54を強制的に開く操作部71は、支持部材14に設けることに代えてピストン9に設けることも可能である。
前記コレット13は、直径方向へ拡大および縮小する構造であればよく、例示した構造に限定されない。また、上記コレット13のグリッパー16を半径方向の外方へ移動させるためのプルロッド6の出力部は、当該プルロッド6と一体に形成した前記の傾斜面21に代えて、そのプルロッド6に連結した別の部材によって構成してもよい。
本発明のクランプ装置は、例示した油圧複動式に代えて、バネ力でロックすると共に油圧でリリースする形式であってもよく、油圧でロックすると共にバネ力でリリースする形式であってもよい。また、クランプ装置の作動流体は、圧油に代えて圧縮空気であってもよい。
本発明が適用される被固定物は、ワーク11に代えてワークパレットや金型などであってもよい。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。The above embodiments and modifications can be further modified as follows.
The structure for moving the
The advance means may be another type of spring such as a compression coil spring or an elastic body such as rubber instead of the illustrated
The compressed
The
The
Instead of the illustrated hydraulic double-acting type, the clamping device of the present invention may be of a type that is locked by a spring force and released by a hydraulic pressure, or a type that is locked by a hydraulic pressure and released by a spring force. . The working fluid of the clamp device may be compressed air instead of pressurized oil.
A fixed object to which the present invention is applied may be a work pallet or a mold instead of the
In addition, it is needless to say that various modifications can be made within a range that can be assumed by those skilled in the art.
2:ハウジング,6:プルロッド,9:ピストン,14:支持部材,17:係合具,21:プルロッド6の出力部(傾斜面),29:進出手段(皿バネ),49:圧縮空気の供給路,53:弁室,53a:下壁,53b:上壁,53c:周壁,54:弁部材,55:封止具(Oリング),57:加圧室,58:絞り室,62:貫通孔,63:排出路,68:弁座,69:弁面,71:操作部.2: housing, 6: pull rod, 9: piston, 14: support member, 17: engagement tool, 21: output portion (inclined surface) of pull rod 6, 29: advance means (disc spring), 49: supply of compressed air Road, 53: valve chamber, 53a: lower wall, 53b: upper wall, 53c: peripheral wall, 54: valve member, 55: sealing tool (O-ring), 57: pressurizing chamber, 58: throttle chamber, 62: penetration Hole, 63: discharge path, 68: valve seat, 69: valve face, 71: operation part.
Claims (3)
上記ピストン(9)が上記プルロッド(6)を下降駆動することにより、そのプルロッド(6)に設けた出力部(21)が、上記の支持部材(14)によって支持された上記の係合具(17)を半径方向の外方へ移動させ、その後、上記の進出手段(29)に抗して上記の係合具(17)及び上記の支持部材(14)を下降させるように構成した、クランプ装置であって、
上記ハウジング(2)内に設けた弁室(53)と、その弁室(53)に上下移動可能で気密状に挿入された弁部材(54)と、上記の弁室(53)の下壁(53a)と上記の弁部材(54)との間に形成された加圧室(57)と、上記の弁室(53)の上壁(53b)と上記の弁部材(54)との間に形成された絞り室(58)と、上記の弁室(53)の上壁(53b)に開口させた圧縮空気の供給路(49)と、上記の加圧室(57)に圧縮空気を供給するように上記の弁部材(54)に上下方向へ形成した貫通孔(62)と、上記の絞り室(58)に連通可能な排出路(63)と、上記の弁室(53)の上壁(53b)に設けた弁座(68)及び上記の弁部材(54)の上部に設けた弁面(69)と、上記の弁部材(54)に所定の隙間をあけて上側から対面するように上記の支持部材(14)又はピストン(9)に設けた操作部(71)と、を備え、
上記の供給路(49)に圧縮空気を供給することにより、上記の貫通孔(62)を通って上記の加圧室(57)に流入した圧縮空気が上記の弁部材(54)を上昇させて上記の弁面(69)が上記の弁座(68)に接当するように構成し、その接当状態では、上記の弁部材(54)の下面側の受圧面積よりも上面側の受圧面積が小さくなるように上記の弁座(68)及び上記の弁面(69)を構成して、上記の弁部材(54)に作用する上向きの差力によって当該弁部材(54)を閉じ状態に保持し、
上記の支持部材(14)又は上記ピストン(9)が所定領域よりも下降したクランプ不良時には、上記の操作部(71)が上記の閉じ状態の弁部材(54)を下方へ押して上記の弁面(69)を上記の弁座(68)から離間させ、上記の供給路(49)の圧縮空気を上記の排出路(63)へ漏らすように構成した、ことを特徴とするクランプ装置。A pull rod (6) and a piston (9) arranged vertically in the housing (2), an engagement tool (17) arranged on the upper outer periphery of the pull rod (6), and the engagement tool (17) A support member (14) for supporting the support member (14) from below, and an advancing means (29) for pushing up the support member (14) with a predetermined force,
When the piston (9) drives the pull rod (6) downward, the output part (21) provided on the pull rod (6) is supported by the engagement member (14) supported by the support member (14). 17) a clamp configured to move radially outward and then lower the engagement tool (17) and the support member (14) against the advancement means (29). A device,
A valve chamber (53) provided in the housing (2); a valve member (54) which is vertically movable in the valve chamber (53) and inserted in an airtight manner; and a lower wall of the valve chamber (53) (53a) between the pressurizing chamber (57) formed between the valve member (54) and the upper wall (53b) of the valve chamber (53) and the valve member (54). The compressed chamber is formed in the throttle chamber (58), the compressed air supply passage (49) is opened in the upper wall (53b) of the valve chamber (53), and the pressurized chamber (57) is supplied with compressed air. A through hole (62) formed in the valve member (54) in the vertical direction so as to supply, a discharge passage (63) communicated with the throttle chamber (58), and the valve chamber (53) A predetermined gap is provided between the valve seat (68) provided on the upper wall (53b) and the valve surface (69) provided above the valve member (54) and the valve member (54). Opened with the operation unit provided on said support member so as to face the upper side (14) or piston (9) and (71), the, the
By supplying compressed air to the supply passage (49), the compressed air flowing into the pressurizing chamber (57) through the through hole (62) raises the valve member (54). The valve surface (69) is in contact with the valve seat (68), and in this contact state, the pressure receiving surface on the upper surface side is larger than the pressure receiving area on the lower surface side of the valve member (54). The valve seat (68) and the valve surface (69) are configured to reduce the area, and the valve member (54) is closed by an upward differential force acting on the valve member (54). Hold on
When the support member (14) or the piston (9) is lower than a predetermined region and the clamp is defective, the operation unit (71) pushes the closed valve member (54) downward to thereby provide the valve surface. A clamp apparatus characterized in that (69) is separated from the valve seat (68) and the compressed air in the supply passage (49) is leaked to the discharge passage (63).
前記の操作部(71)を前記の支持部材(14)に設けた、ことを特徴とするクランプ装置。The clamping device according to claim 1, wherein
The clamp device according to claim 1, wherein the operation portion (71) is provided on the support member (14).
前記の弁室(53)の周壁(53c)と前記の弁部材(54)の外周部とを封止する封止具(55)を上記の弁部材(54)に装着した、ことを特徴とするクランプ装置。The clamping device according to claim 1 or 2,
A sealing tool (55) for sealing the peripheral wall (53c) of the valve chamber (53) and the outer peripheral portion of the valve member (54) is mounted on the valve member (54). Clamping device.
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