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JP2011027708A - 角速度センサユニット - Google Patents

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JP2011027708A
JP2011027708A JP2010000383A JP2010000383A JP2011027708A JP 2011027708 A JP2011027708 A JP 2011027708A JP 2010000383 A JP2010000383 A JP 2010000383A JP 2010000383 A JP2010000383 A JP 2010000383A JP 2011027708 A JP2011027708 A JP 2011027708A
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vibration
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sensor unit
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JP2010000383A
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Takashi Uchida
崇 内田
Toshio Yamazaki
稔夫 山崎
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Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
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Abstract

【課題】本発明は、各種電子機器に用いられる角速度センサユニットに関し、角速度の検出精度の向上を目的とする。
【解決手段】本発明はパッケージ1と、パッケージ1の内部に配置される角速度センサ素子2と、角速度センサ素子2を支持し角速度センサ素子2の振動空間を確保する台座9と、台座9をパッケージ1の内部空間に懸架しパッケージ1から角速度センサ素子2に加わる振動を抑制する防振部材8を有し、角速度センサ素子2と台座9の複合体の重心位置を防振部材8の部材平面に略一致させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に用いられる角速度センサユニットに関する。
この種の角速度センサユニットは図8に示すようなパッケージ1の内部に角速度センサ素子2およびこの角速度センサ素子2を制御するIC3を配置する構造が一般的であり、昨今、パッケージ1に加わる外部振動を角速度センサ素子2に伝達することを抑制するため、角速度センサ素子2をパッケージ1の内部空間において防振部材4で懸架する構造が提案されている。
また、角速度センサ素子2は素子を駆動振動させ、検出軸の回りに加わる角速度に伴うコリオリ力による素子の撓み成分を検出する振動型の素子を用いるとともに、角速度センサ素子2は角速度検出するための振動空間を確保するため台座5を介して防振部材4に実装していた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−331449号公報
しかしながら、角速度センサ素子2を防振部材4の表面に載置した台座5の上に実装した場合、図9に示すように防振部材4を介してパッケージ1に取り付けられる角速度センサ素子2の重心位置が防振部材4の部材平面より高くなってしまうことから、パッケージの外部から加わる外乱振動に対して、防振部材4が矢印6で示すような撓み振動が励起され、この撓み振動を検出軸回りの回転として角速度として誤検出してしまうという問題があった。
そこで、本発明はこのような問題を解決し、角速度センサユニットの検出精度を高めることを目的とする。
この目的を達成するために本発明は、角速度センサ素子をパッケージの内部空間に防振部材を介して懸架する角速度センサユニットにおいて、角速度センサ素子の駆動振動により形成される振動平面を防振部材に略一致させたのである。
この構成により本発明は、角速度センサ素子に対する外乱振動の影響を抑制し、角速度センサユニットの検出精度を高めることが出来るのである。
本発明の一実施形態の角速度センサユニットの断面図 同角速度センサユニットを構成する角速度センサ素子の上面図 同角速度センサ素子に設けられる電極の構造を示す模式図 同角速度センサ素子の振動状態を表す模式図 他の角速度センサ素子の上面図 同角速度センサ素子の駆動状態を示す模式図 同角速度センサ素子の検出状態を示す模式図 従来の角速度センサユニットの断面図 同角速度センサ素子の振動状態を表す模式図
以下、本発明の一実施形態について図を用いて説明する。なお、上述した従来の技術と同様の構成については同じ符号を付して説明する。
図1は本発明の一例である角速度センサユニットを示したものであり、その基本構造は積層セラミクスからなるパッケージ1の内部空間に角速度センサ素子2と、この角速度センサ素子2に駆動信号を印加する駆動制御回路および角速度センサ素子2から出力された検出信号を処理する検出回路を包含するIC3を配置し、パッケージ1の開口をリッド7で封口した構造となっている。
また、角速度センサ素子2はパッケージ1を介して外部振動が伝達されないように弾性体からなる防振部材8によりパッケージ1の内部空間に懸架された台座9で支持した構造としている。
また、角速度センサ素子2は図2に示すように、支持部2aから検出軸10に沿って延出された一対の駆動アーム2b上に駆動電極2cおよび検知電極2dを設けた音叉型の振動型素子であり、角速度センサ素子2を実装する台座9の実装面を段差構造として、この段差構造の上段面に角速度センサの支持部2aを実装し駆動アーム2bの振動空間を確保した構造となっている。
なお、角速度センサ素子2はSiからなる基板で構成され、その表面に設けられる各電極の構造は図3に示すようにAuからなる上部電極11aとPtからなる下部電極11bと、これらの間に配置されたPZTからなる圧電体層11cにより形成され、下部電極11bをグランド接続した状態で上部電極11aに正電圧を印加すると電極の積層方向に対して圧縮力が働き、この圧縮力により電極パターンが延びる方向に応力が発生し、これとは逆に負電圧を印加すると電極に引張力が働き、この引張力により電極パターンが縮む方向に応力が発生するものである。また、これとは逆に駆動アーム2bの撓みにより電極が縮むことで負電圧を発生し、電極が延びることで正電圧を発生させるものである。
また、角速度の検出については、駆動電極2cにIC3から駆動電圧を印加することにより駆動アーム2bが図2に矢印で示すようX軸方向つまり駆動アーム2bの並設方向に振動し、この振動状態において検出軸回りに角速度が加わることでコリオリ力により駆動アーム2bがZ軸方向(駆動振動により形成される振動平面(XY平面)に直交する方向)に撓み振動が生じ、この撓み振動を検知電極2dにより電気信号に変換しIC3に出力するのである。
そして、角速度センサユニットにおいては図1に示したように、防振部材8に対する台座9の取り付け構造を、防振部材8に台座9をモールド成形した構成とするとともに、角速度センサ素子2の取り付け位置の高さを調節し台座9と角速度センサ素子2の複合体における重心位置を防振部材8の部材平面に一致するように上段面9aの高さを調節した構成とし、角速度センサユニットの検出精度を向上させている。
すなわち、台座9に支持された角速度センサ素子2の重心位置を防振部材8の部材平面
内に配置させることで、図9を用いて説明した従来の角速度センサ素子2の重心位置が防振部材4の部材平面より上に位置する構成での矢印6で示す撓み振動の発生が防止でき、結果として外乱に対する不要な検出信号の出力が低減できることから、角速度センサユニットにおける特性の検出精度を高めることが出来るのである。
また、上述した角速度センサ素子2は図2に示すよう駆動アーム2bが振動する振動平面(XY平面)に対して検出軸(Y軸)が平行となった角速度センサ素子2を挙げて説明したが、振動平面(XY平面)に対して検出軸が直交(Z軸)する角速度センサ素子を用いることで検出軸方向が異なる角速度センサユニットを略同等の形状にて構成することも出来る。
なお、振動平面(XY平面)に対して検出軸が直交(Z軸)する角速度センサ素子12としては、図5に示すように、中央部分に位置する固定部12aの両側に錘部12bを対称配置し、それぞれの錘部12bを一対の駆動アーム12cで接続した形状となっており、駆動アーム12c上には後述する駆動電極12d、検出電極12e及びモニタ電極12fが配置されている。
そして、駆動アーム12cに設けられた駆動電極12dにIC3から駆動信号を印加することで、駆動アーム12cが図6に示すよう錘部12bを固定部12aと錘部12bを結ぶ方向(X軸方向)に対して対称に伸縮するように駆動振動し、この駆動振動の状態において角速度センサ素子12の振動平面(XY平面)に垂直な方向(Z軸方向)を検出軸としてこの検出軸回りに角速度を受けることでコリオリ力が生じ、このコリオリ力により駆動アーム12cが図7に示すように駆動振動と直交する方向(Y軸方向)に振動するようになり、この検出振動による駆動アーム12cの変形を検出電極で検知し電気信号としてIC3に出力する振動型素子構造となっている。
そして、この角速度センサ素子も図に示す音叉型の角速度センサ素子2と同様に駆動振動方向が素子平面内にあるので、図4に示すように角速度センサ素子2の素子平面の高さと防振部材8の部材平面とが一致するように形成することで、角速度センサユニットの検出精度を向上出来るのである。
また、台座9は、角速度センサ素子2の振動空間を形成する台座9の機能を防振部材8自体に形成しても構わず、例えば特に図示していないが液晶ポリマーなどのシート状の弾性素材を成形して角速度センサ素子2を振動可能に支持する段差構造をシート内に一体成形することで、この段差構造が台座9の役割を果たし周囲のシート部分が防振部材8の役割を果たすため、角速度センサユニットとしての部品点数の削減ができ、生産性の向上に寄与できるのである。なお、このように防振部材8と台座9の複合体を一体成形する構成においては、防振部材8における厚みを確保しやすく、この場合、厚み方向(Z軸方向)に対する防振効果を得ることができ、より角速度センサユニットの検出精度を向上出来るのである。
また、防振部材8を構成する弾性素材として用いた液晶ポリマーは、振動吸収性能を有するだけでなく、溶融粘度は低く流動性が良好であることから、防振部材8の成形あるいは防振部材8と台座9の複合体の一体成形においても好適な材料である。
また、他の防振部材8を構成する弾性素材としてはシリコンが挙げられ、液晶ポリマーと同様に振動吸収性能を有するとともに、ヤング率の温度特性が非常に小さいという特徴があり、角速度センサユニットとしての温度特性の改善ができる。
本発明は、角速度センサ素子の検出精度を向上できるという効果を有し、特に車載用途の角速度センサユニットにおいて有用である。
1 パッケージ
2 角速度センサ素子
8 防振部材
9 台座

Claims (4)

  1. パッケージと、前記パッケージの内部に配置される角速度センサ素子と、前記角速度センサ素子を支持し前記角速度センサ素子の振動空間を確保する台座と、前記台座を前記パッケージの内部空間に懸架し前記パッケージから前記角速度センサ素子に加わる振動を抑制する防振部材を有し、
    前記角速度センサ素子と前記台座の複合体の重心位置を前記防振部材の部材平面に略一致させたことを特徴とする角速度センサユニット。
  2. 防振部材と台座を弾性素材で一体成形したことを特徴とする請求項1に記載の角速度センサユニット。
  3. 防振部材を液晶ポリマーで構成したことを特徴とする請求項1に記載の角速度センサユニット。
  4. 防振部材をシリコンで構成したことを特徴とする請求項1に記載の角速度センサユニット。
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