Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2011086524A - リチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011086524A
JP2011086524A JP2009239160A JP2009239160A JP2011086524A JP 2011086524 A JP2011086524 A JP 2011086524A JP 2009239160 A JP2009239160 A JP 2009239160A JP 2009239160 A JP2009239160 A JP 2009239160A JP 2011086524 A JP2011086524 A JP 2011086524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion secondary
positive electrode
secondary battery
lithium ion
iron phosphate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009239160A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ogiwara
隆 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of Fukui NUC
Original Assignee
University of Fukui NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of Fukui NUC filed Critical University of Fukui NUC
Priority to JP2009239160A priority Critical patent/JP2011086524A/ja
Publication of JP2011086524A publication Critical patent/JP2011086524A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10Process efficiency
    • Y02P20/133Renewable energy sources, e.g. sunlight

Landscapes

  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】エネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池のためのリチウムイオン二次電池正極活物質を、製造時間を短縮して生成可能な、新たなリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】炭素を含有したリン酸鉄リチウムによるリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法であって、リチウム化合物と鉄化合物とリン化合物と炭素化合物と炭化水素とを含むエマルジョンを生成するエマルジョン生成工程と、エマルジョン生成工程で生成されたエマルジョンを噴霧し、噴霧されたエマルジョンのミスト液滴を第1温度で加熱し、熱分解して炭素を含有するリン酸鉄リチウム前駆体を生成する加熱工程と、加熱工程で生成されたリン酸鉄リチウム前駆体を、第2温度で焼成し、炭素を含有したリン酸鉄リチウムを生成する焼成工程とを含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭素を含有したリン酸鉄リチウムによるリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法に関するものである。
近年、電気自動車、ハイブリッド自動車用および太陽光発電、風力発電の夜間蓄電あるいは負荷平準化、電動工具用などの電源として出力密度が高く、かつ、サイクル特性のよい非水二次電池が注目されている。
リチウムイオン二次電池の正極活物質にはコバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、リチウム、ニッケル、コバルト(LiNi0.8Co0.2O2)、マンガン酸リチウム(LiMn2O4)、リチウム、コバルト、ニッケル、マンガンの三元系(LiNi1/3Mn1/3Co1/3O2)などのリチウムと遷移金属の複合酸化物がある。しかしながら、これらの酸化物は、コバルトやニッケルなどの稀少金属資源を含んでいる他に、急速充放電時での酸素放出によるに発熱反応で電池の内部温度が上昇し危険である。また、マンガンイオンを含む正極材料では、高温時にマンガンイオンの溶出により、マンガン価数が3.5以下になるため、充放電の寿命が短くなる欠点がある。
そこで、最近では、このような欠点を補う目的で、豊富な資源で、かつ、安価な金属である鉄を用いたリン酸鉄リチウム(LiFePO4)のようなオリビン型リン酸鉄リチウムの正極活物質が提案されている。リン酸鉄リチウムは導電性が非常に低くいために電子の移動が良好でない。それゆえ、リチウムイオン二次電池の正極活物質として使用するには、導電性を付与する必要があり、表面に炭素を析出、被覆あるいは複合化する方法が公知または提案されている。(例えば、特許文献1〜5参照)。例えば、特許文献1には、炭素含有リン酸鉄リチウムの製造方法として、噴霧熱分解法による製造方法が提案されている。また、出願人においても、電極用リン酸鉄リチウム粉体の製造方法に関する技術を提案している(例えば、特許文献6参照)。
また、噴霧熱分解法について、その他の提案がなされている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、非特許文献1では、白砂糖60重量パーセントを硝酸リチウム、硝酸鉄、オルトリン酸のアスコルビン酸水溶液に添加したものでリン酸鉄リチウムを得ている。リチウムイオン二次電池の放電容量は放電レート0.1Cで150mAh/gを示しているが、放電レート1Cでは80mAh/gを示し、30サイクル後、60mAh/gまで減少していることを示している。
特開2007−35295号公報 特開2004−303496号公報 特開2005−135723号公報 国際公開第2002/027823号パンフレット 米国特許出願公開第2007/0190418号明細書 特開2009−70666号公報
Mu-Rong Yang, Tsung-Hsien Teng, She-Hung Wu,"LiFePO4/carbon cathode materials prepared by ultrasonic spray pyrolysis", J.Power Sources, 159, 307-311 (2006).
上記従来の技術は、炭素をリン酸鉄リチウムに被覆あるいは大量の混合による正極活物質の形成方法は、導電性が向上し、リチウムイオン二次電池として活用することができる。しかし、正極活物質中の炭素の含有量が高くなるため、体積エネルギー密度、出力密度を高めることができないなどの課題がある。
非特許文献1の技術は、放電容量の低さとサイクル特性が安定しない点から電気自動車、ハイブリッド自動車の電源としては実用上適していない。電気自動車、ハイブリッド自動車では、高い出力密度のリチウムイオン二次電池が要求されるため、正極活物質の10C以上でのハイレート充放電性能を有することが必要である。
本発明は、エネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池のためのリチウムイオン二次電池正極活物質を、製造時間を短縮して生成可能な、新たなリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、炭素を含有したリン酸鉄リチウムによるリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法であって、リチウム化合物と鉄化合物とリン化合物と炭素化合物と炭化水素とを含むエマルジョンを生成するエマルジョン生成工程と、前記エマルジョン生成工程で生成された前記エマルジョンを噴霧し、噴霧された前記エマルジョンのミスト液滴を第1温度で加熱し、熱分解して炭素を含有するリン酸鉄リチウム前駆体を生成する加熱工程と、前記加熱工程で生成された前記リン酸鉄リチウム前駆体を、第2温度で焼成し、炭素を含有したリン酸鉄リチウムを生成する焼成工程とを含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法である。これによれば、好適に炭素を含有した緻密(微細)なリン酸鉄リチウムを生成することができる。
本発明の他の側面は、前記加熱工程で前記エマルジョンの噴霧は、不活性ガスを含むガスをキャリアガスとして行われることを特徴とする。これによれば、好適な加熱を実現することができる。
本発明のさらに他の側面は、前記焼成工程は、不活性ガスと水素とを混合した混合ガスによる雰囲気内で行われることを特徴とする。これによれば、好適な焼成を実現することができる。
本発明のさらに他の側面は、前記第2温度は、前記第1温度以上であることを特徴とする。これによれば、好適に炭素を含有させることができる。
本発明のさらに他の側面は、前記第2温度は、400℃〜900℃の範囲内であることを特徴とする。これによれば、好適に炭素を含有させることができる。なお、400℃未満である場合、炭素の生成が不十分となる一方、900℃を超えると生成された炭素が揮発してしまう。
本発明のさらに他の側面は、前記焼成工程で前記リン酸鉄リチウム前駆体の焼成は、1時間から24時間の範囲内で行われることを特徴とする。これによれば、好適な焼成を実現することができる。
本発明のさらに他の側面は、前記炭素化合物として有機酸を用いることを特徴とする。これによれば、好適に炭素を含有させることができる。
本発明のさらに他の側面は、前記エマルジョン生成工程では、前記焼成工程で生成される前記リン酸鉄リチウムが含有する炭素の量が、10重量%〜50重量%の範囲内となる前記エマルジョンが生成されることを特徴とする。これによれば、リチウムイオン二次電池で所定の特性を得ることができる。なお、リン酸鉄リチウムが含有する炭素の量が、10重量%未満である場合、リン酸鉄リチウムの導電性などが低下する一方、50重量%を超えると、例えば体積エネルギー密度、出力密度を高めることができなくなる。
本発明のさらに他の側面は、前記エマルジョン生成工程では、ミセルまたは逆ミセルの前記エマルジョンが生成されることを特徴とする。これによれば、好適なリン酸鉄リチウム前駆体を生成することができる。
本発明によれば、エネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池のためのリチウムイオン二次電池正極活物質を、製造時間を短縮して生成可能な、新たなリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法を得ることができる。
(a)は噴霧熱分解装置を示し、(b)はリン酸鉄リチウムによるリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法を説明する図である。 炭素を重量比で10重量%,30重量%,50重量%含有したリン酸鉄リチウムの粉末X線回折図である。 炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムの走査型電子顕微鏡写真である。 本実施形態に係る炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池と、比較例としての炭素を含有しないリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池との放電曲線を比較した比較図である。 本実施形態に係る炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池と、比較例としての炭素を含有しないリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池とのサイクル特性を比較した比較図である。 クエン酸を炭素源として、炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムの放電レート特性図である。 クエン酸を炭素源として、炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムの3C〜10Cのサイクル特性図である。 クエン酸を炭素源として、炭素を重量比で50重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池の放電レート特性図である。
本発明に係る実施形態について、図面を用いて以下に詳細に説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に説明する各構成(工程)において、所定の構成(工程)を省略することもできる。
(リチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法)
本実施形態の製造方法(噴霧熱分解法)は、リチウムイオン二次電池正極活物質としてのリン酸鉄リチウムを生成するものである。この製造方法は、エマルジョン生成工程と加熱工程と焼成工程とを含む。第1番目の工程であるエマルジョン生成工程では、まず、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)の原料となる、リチウム化合物と鉄化合物とリン化合物とが混合される。具体的に、リチウム化合物としての硝酸リチウム(LiNO3)と、鉄化合物としての硝酸鉄(Fe(NO)3)と、リン化合物としてのオルトリン酸(H3PO4)とが、モル比で1:1:1となるように混合される。そして、これらはビーカーなどに入れられ、水またはアルコールが添加され、撹拌されながら溶解される。なお、以下では、硝酸リチウム(LiNO3)、硝酸鉄(Fe(NO)3)、オルトリン酸(H3PO4)を例に説明する。
なお、これらの物質以外に、炭酸リチウム、酢酸リチウムおよびギ酸リチウムのうち少なくとも1種と、塩化第一鉄および塩化第二鉄のうち少なくとも1種と、ピロリン酸およびメタリン酸のうち少なくとも1種とを混合してもよい。リン酸鉄リチウムを生成させる方法として種々の物質(原料試薬)を採用することができる。例えば、金属硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩、炭酸塩、酸化物を採用することが可能である。アルコールを使用する場合、エタノール以上の1級〜3級のアルコールであれば各種のアルコールを使用することができる。例えば、エタノールもしくはまたはメタノール(1級)、イソプロピルアルコール(2級)または第3ブチルアルコール(3級)を使用することができる。
また、硝酸リチウムと硝酸鉄とオルトリン酸とを溶解した溶液1kgに対し、炭素化合物、具体的には、有機酸が重量比で10重量%〜50重量%添加され、撹拌されながら溶解される。より具体的には、スクロース(ショ糖)などの二糖類が、重量比で10重量%〜50重量%添加され、撹拌されながら溶解される。これらの物質以外に、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、マロン酸、酒石酸、マレイン酸のうち少なくとも1種を添加してもよい。炭素材料、炭素化合物、有機酸を含むスラリーを添加するようにしてもよい。
さらに、二糖類を溶解した溶液1kgに対し、炭化水素、具体的には、アセトニトリルなどの非水溶媒が、重量比で10重量%〜80重量%添加され、撹拌されながら乳化される。これらの物質以外に、プロピオニトリル、ブチロニトリル、炭酸プロピレン、アセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルフォキシドのうち少なくとも1種を混合してもよい。さらに、乳化安定剤として、ヒドロキシプロピルセルロースなどのノニオン系界面活性剤が1kg中に重量比で5重量%添加される。このようにして、エマルジョン生成工程では、硝酸リチウム、硝酸鉄、オルトリン酸、有機酸、炭化水素などの上記所定の物質を含む、ミセルまたは逆ミセルのエマルジョンが生成される。なお、エマルジョン生成工程では、有機酸などの炭素化合物を先に添加し、その後、アセトニトリルなどの炭化水素を添加することとした。このような順で添加、撹拌を行うことで、エマルジョン生成工程に要する時間を短縮することができる。
第2番目の加熱工程は、図1(a)に示す噴霧熱分解装置100を使用して行われる。噴霧熱分解装置100は、例えば、貯留タンク110と二流体ノズル120と石英管130と電気炉140と捕集装置150とを備える。貯留タンク110には、上記エマルジョン生成工程で生成されたエマルジョンが投入され、貯留タンク110は、投入されたエマルジョンを貯留する。貯留タンク110は、所定の供給経路160を介して二流体ノズル120に接続される。二流体ノズル120には、図1に図示されていないコンプレッサーなどの装置から、フローメータで計測された空気がキャリアガスとして供給され、貯留タンク110から供給経路160を介して供給されたエマルジョンのミスト液滴が、二流体ノズル120から石英管130内に噴霧される。なお、ミスト液滴は、数μm程度の直径を有する。
石英管130は、噴霧熱分解装置100において例えば垂直な状態で設置されており、二流体ノズル120は、石英管130の上側に、噴霧の方向が下側となるように設置されている。したがって、二流体ノズル120からのミスト液滴は、上から下に強制的に噴霧される。二流体ノズル120のノズル径は、5μm〜10μmの範囲に設定される。キャリアガスとしては、上記した空気の他、例えば、窒素ガス、アルゴンガス、アルゴン−水素の混合ガス、窒素−水素の混合ガスのいずれかとすることもできる。キャリアガスの流量は、毎分2リットル〜毎分30リットルの範囲に設定される。
石英管130の外周には、石英管130内に噴霧されたミスト液滴を加熱するための熱源としての電気炉140が設置されている。石英管130内に噴霧されたミスト液滴の十分な乾燥および熱分解を確保するために、石英管130の長さは、1000mm〜2000mmに設定される。また、ミスト液滴の供給量を確保するために、石英管130の内径は、30mm〜300mmに設定される。なお、石英管130は、例えば、アルミナ管、ステンレス管とすることも可能である。アルミナ管などとした場合についても、その構成は、石英管130と同様の寸法に設定される。電気炉140は、400℃〜900℃、好ましくは、400℃〜600℃の温度に設定される。なお、ミスト液滴の温度が、400℃未満である場合、炭素の生成が不十分となる一方、900℃を超えた高温になると、生成された炭素が揮発し炭素の量が減少する。
加熱工程において、図1(b)の左側に示すような、石英管130内に噴霧されたミスト液滴は、ミスト液滴に含まれる硝酸リチウム(LiNO3)と硝酸鉄(Fe(NO)3)とオルトリン酸(H3PO4)とが熱分解され、1次粒子としてのリン酸鉄リチウム(リン酸鉄リチウム前駆体)が生成される。ここで、加熱工程でミスト液滴は、図1(b)の中央部に示すように、外周表面が硬化し、未硬化のエマルジョンが封入された中空状の粒子となる。ここで、外周表面が硬化して形成された外殻は、その厚み(図1(b)の中央に示す中空状の粒子の外周部分の両矢の矢印参照)が数百nm程度である。その後、この中空状の粒子が石英管130内を落下しつつさらに加熱されると、中空状の粒子は、内部に封入されたエマルジョン内の非水溶媒の発熱による急激な内圧上昇(図1(b)の中央に示す中空状の粒子の中心部分から外周方向に向かう矢印参照)により破壊される。これによって、加熱工程で生成されるリン酸鉄リチウム前駆体は、粒子径が100nm程度の粒子となる。
また、加熱工程では、エマルジョン生成工程で添加された、炭素化合物(上記ではスクロースなどを例示)と、炭化水素(上記ではアセトニトリルなどを例示)とを源として、これらが熱分解されて、リン酸鉄リチウムの内部に炭素が生成される。そのため、リン酸鉄リチウム前駆体は炭素を含有する。なお、噴霧熱分解装置100は、熱源として電気炉140の他、火炎炉、プラズマ炉、赤外線集中炉、熱風式乾燥炉のいずれかを備えた構成とすることもできる。
加熱工程で生成されたリン酸鉄リチウム前駆体は、石英管130と連続した捕集経路170を介して捕集装置150で捕集される。捕集装置150でリン酸鉄リチウム前駆体を捕集するための吸引量は、毎分15リットル〜毎分30リットルの範囲に設定される。捕集方法としては、この他、例えば、サイクロン、ガラスフィルター、バグフィルター、電気集塵のいずれかとすることもできる。
第3番目の焼成工程では、加熱工程で生成されたリン酸鉄リチウム前駆体が、400℃〜900℃の範囲で、かつ1時間〜24時間の範囲内で焼成される。400℃未満である場合、炭素の生成が不十分となる一方、900℃を超えた高温になると、炭素が揮発し炭素の量が減少する。ここで、焼成工程の温度範囲は、加熱工程の温度範囲と重複した範囲とすることができるが、焼成工程の温度は、加熱工程の温度以上の温度とするとよい。例えば、加熱工程の温度を600℃とし、加熱工程の温度を700℃とするとよい。焼成工程は、不活性ガスと水素との混合ガス、例えばアルゴン−水素の混合ガス雰囲気内で行われる。焼成工程でリン酸鉄リチウム前駆体が焼成されると、図1(b)の右側に示すような、炭素を含有した、粒子径が10nm〜100nm程度のリン酸鉄リチウムが生成される。生成されたリン酸鉄リチウムは、リチウムイオン二次電池正極活物質として利用される。なお、焼成工程は、所定の加熱炉、電気炉、火炎炉、プラズマ炉、赤外線集中炉、熱風式乾燥炉などを用いて行われる。
(実験結果)
上述した本実施形態の製造方法によって生成された、炭素を含有したリン酸鉄リチウムを対象として、所定の実験を行った。以下、この結果について説明する。
炭素を重量比で、10重量%,30重量%,50重量%含有したリン酸鉄リチウムのX線回折結果について、図2を参照して説明する。測定には、株式会社島津製作所製のX線回折装置(XRD−6100)を用いた。X線源にはCuKα線を用い、印加電圧および印加電流はそれぞれ40kVおよび30mAとして、2θが10°〜60°の範囲を0.02°のステップ幅で測定した。図2から明らかなとおり、炭素含有量がいずれの場合であっても、本実施形態の製造方法で生成された粒子(粉体)は、リン酸鉄リチウムへ結晶化している。
走査型電子顕微鏡による、炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムの観察結果について、図3を参照して説明する。観察対象のリン酸鉄リチウムは、エマルジョン生成工程および加熱工程を経て生成されたリン酸鉄リチウム前駆体を、ガス置換炉でアルゴン−水素(5%)の混合ガス雰囲気中700℃で12時間、焼成したものである。観察には株式会社日立製作所製の走査型電子顕微鏡(S−2300)を用いた。観察試料はイオンコーターで金コーティングした後、加速電圧25kVで測定した。図3によれば、微細化された粒子径が10nm〜100nmのリン酸鉄リチウムが生成されていることが認められる。生成されたリン酸鉄リチウムは、リン酸鉄リチウム前駆体が集合した球状、楕円状、多面体状の形状を有する。
また、本実施形態の製造方法のエマルジョン生成工程および加熱工程によって生成された、炭素を含有したリン酸鉄リチウム前駆体を、焼成工程で焼成し生成された、炭素を含有したリン酸鉄リチウムを、リチウムイオン二次電池正極活物質として用いて、正極活物質と導電性バインダー(カーボン/ポリフッ化ビニリデン)とを、正極活物質:導電性バインダー(カーボン/ポリフッ化ビニリデン)=87:13、の比率で混合し、さらに、分散液としてN−メチルピロリドン(株式会社クレハ製)を加えてスラリー化したものを集電体金属箔上に塗布後、乾燥およびプレスし、所定のサイズに切り取って正極を形成した。そして、この正極と、負極としてリチウム(本庄ケミカル株式会社製)と、電解液に1M(モル)のLiPF6 EC/DMC(50/50vol%)溶液(富山薬品工業株式会社製)とを使用してリチウムイオン二次電池を作製した。このリチウムイオン二次電池を使用して充放電試験(宝泉バッテリーテスターBTS2004)を行なった。測定電圧は3.5V〜4.3Vの範囲とした。
本実施形態に係る炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池と、比較例(従来例)としての、炭素を含有しないリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池との放電曲線の比較について、図4を参照して説明する。なお、比較例のリチウムイオン二次電池について、その他の構成については、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池と同一である。
図4に示した放電曲線の縦軸は、出力電圧(Voltage)、横軸は1グラム当たりの比放電容量であり、その単位はmAh/gである。図4で、「1」は、炭素を含有しないリン酸鉄リチウムで形成された正極を備える比較例としてのリチウムイオン二次電池の放電曲線を示している。「2」は、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池であって、白糖を添加(エマルジョン生成工程参照)して生成された、炭素を10重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池の放電曲線を示している。「3」はスクロースを、また、「4」はクエン酸を添加(エマルジョン生成工程参照)し、これらそれぞれを炭素源とした、本実施形態に係る炭素を10重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池の放電曲線を示している。これらの放電曲線は放電レートが1Cのときに測定されている。
図4から明らかなとおり、本実施形態に係る炭素を含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池は、炭素を含有しないリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池よりも高容量を有している。本実施形態に係る炭素を含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池の中では、クエン酸によるものが最も比放電容量が高いことがわかる。
本実施形態に係る炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池と、比較例(従来例)としての、炭素を含有しないリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池とのサイクル特性の比較について、図5を参照して説明する。なお、比較例のリチウムイオン二次電池について、その他の構成については、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池と同一である。
図5に示した放電曲線の縦軸は、1グラム当たりの比放電容量であり、その単位はmAh/gである。横軸はサイクル数である。図5で、「●」は、炭素を含有しないリン酸鉄リチウムで形成された正極を備える比較例としてのリチウムイオン二次電池のサイクル特性を示している。「■」および「▲」は、本実施形態に係る炭素を10重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池のサイクル特性を示している。なお、「■」はクエン酸を炭素源とし、「▲」はスクロースを炭素源とするものである(エマルジョン生成工程参照)。これらのサイクル特性は放電レートが1Cのときに測定されている。
図5から明らかなとおり、本実施形態に係る炭素を含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池は、炭素を含有しないリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池よりも高容量で安定したサイクル特性を有している。本実施形態に係る炭素を含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池の中では、スクロールによるものよりクエン酸によるものの方が、比放電容量が高いことがわかる。
本実施形態に係る、クエン酸を炭素源として、炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池の放電レート特性について、図6を参照して説明する。図6に示した放電曲線の縦軸は、1グラム当たりの比放電容量であり、その単位はmAh/gである。横軸は放電レートであり、その単位はCである。0.1Cのとき比放電容量は160mAh/gを示し、30Cのとき、比放電容量は50mAh/gを示した。
本実施形態に係る、クエン酸を炭素源として、炭素を重量比で10重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池の、3C〜10Cのサイクル特性について、図7を参照して説明する。図7に示した放電曲線の縦軸は、1グラム当たりの比放電容量であり、その単位はmAh/gである。横軸はサイクル数である。図7で、「●」は、3Cレートでのリチウムイオン二次電池のサイクル特性を示し、「▲」は5Cでのリチウムイオン二次電池のサイクル特性、「■」は10Cでのサイクル特性を示している。図7によれば、クエン酸を炭素源とするリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池は、急速充電でも安定したサイクル特性を有していることがわかる。
本実施形態に係る、クエン酸を炭素源として、炭素を重量比で50重量%含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池の放電レート特性について、図8を参照して説明する。図8に示した放電曲線の縦軸は、1グラム当たりの比放電容量であり、その単位はmAh/gである。横軸は放電レートであり、その単位はCである。0.1Cのとき比放電容量は160mAh/gを示し、30Cのとき、比放電容量は30mAh/gを示した。
(変形例)
上記の本実施形態の、炭素を含有したリン酸鉄リチウムによるリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法では、加熱工程を図1に示す噴霧熱分解装置100を用いて行った。しかし、噴霧熱分解装置100の他、例えばスプレードライヤー装置を用いた製造方法とすることもできる。この場合も、エマルジョン生成工程では、ミセルまたは逆ミセルのエマルジョンが生成される。また、スプレードライヤー装置では、ミスト液滴の乾燥温度が、100℃〜300℃の範囲に設定される。そして、これによって生成された粒子は、焼成工程において、400℃〜900℃の範囲で焼成される。このような方法によっても、本実施形態の製造方法と同様の微細な、炭素を含有したリン酸鉄リチウムを生成することができる。なお、噴霧乾燥法、凍結乾燥法、アークプラズマ法、溶媒蒸発法を用いることができる。
本発明に係る、炭素を含有したリン酸鉄リチウムによるリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法によって生成された、炭素を含有したリン酸鉄リチウムで形成された正極を備えるリチウムイオン二次電池は、従来のリン酸鉄リチウムを使用したリチウムイオン二次電池に比べ、放電容量および出力特性が改善される。そして、本発明に係る炭素を含有したリン酸鉄リチウムによるリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法によれば、各工程が簡素化されてコストダウンが図れる。
このため、本発明は、リチウムイオン二次電池の品質の改善ができ、しかも大量生産によりコストダウンが図れる非常に有益なものであり、電気自動車・ハイブリッド自動車に使えば環境に優しい駆動電源ができる。また、太陽光発電・風力発電などの自然エネルギーの負荷不可平準化用、電動工具、ロボット駆動用電源として利用することができる。
100 噴霧熱分解装置
110 貯留タンク
120 二流体ノズル
130 石英管
140 電気炉

Claims (9)

  1. 炭素を含有したリン酸鉄リチウムによるリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法であって、
    リチウム化合物と鉄化合物とリン化合物と炭素化合物と炭化水素とを含むエマルジョンを生成するエマルジョン生成工程と、
    前記エマルジョン生成工程で生成された前記エマルジョンを噴霧し、噴霧された前記エマルジョンのミスト液滴を第1温度で加熱し、熱分解して炭素を含有するリン酸鉄リチウム前駆体を生成する加熱工程と、
    前記加熱工程で生成された前記リン酸鉄リチウム前駆体を、第2温度で焼成し、炭素を含有したリン酸鉄リチウムを生成する焼成工程とを含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法。
  2. 前記加熱工程で前記エマルジョンの噴霧は、不活性ガスを含むガスをキャリアガスとして行われることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法。
  3. 前記焼成工程は、不活性ガスと水素とを混合した混合ガスによる雰囲気内で行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法。
  4. 前記第2温度は、前記第1温度以上であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法。
  5. 前記第2温度は、400℃〜900℃の範囲内であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法。
  6. 前記焼成工程で前記リン酸鉄リチウム前駆体の焼成は、1時間から24時間の範囲内で行われることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法。
  7. 前記炭素化合物として有機酸を用いることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法。
  8. 前記エマルジョン生成工程では、前記焼成工程で生成される前記リン酸鉄リチウムが含有する炭素の量が、10重量%〜50重量%の範囲内となる前記エマルジョンが生成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法。
  9. 前記エマルジョン生成工程では、ミセルまたは逆ミセルの前記エマルジョンが生成されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法。
JP2009239160A 2009-10-16 2009-10-16 リチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法 Pending JP2011086524A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009239160A JP2011086524A (ja) 2009-10-16 2009-10-16 リチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009239160A JP2011086524A (ja) 2009-10-16 2009-10-16 リチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011086524A true JP2011086524A (ja) 2011-04-28

Family

ID=44079319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009239160A Pending JP2011086524A (ja) 2009-10-16 2009-10-16 リチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011086524A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140072496A1 (en) * 2012-09-13 2014-03-13 Hong Fu Jin Precision Industry (Shenzhen) Co., Ltd Method for making lithium iron phosphate cathode material
JP2014507050A (ja) * 2011-02-14 2014-03-20 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 電極材料及びそれらの製造方法
WO2014162806A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 古河電気工業株式会社 微粒子製造方法、リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法、正極活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池並びに微粒子製造用原料エマルション
WO2014162807A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 古河電気工業株式会社 微粒子製造方法、リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法、正極活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池並びに微粒子製造用原料エマルション
JP2016149297A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 三井造船株式会社 リチウム二次電池の正極活物質の製造方法
CN110581323A (zh) * 2019-09-25 2019-12-17 深圳清华大学研究院 一种废旧磷酸铁锂电池正极材料的原位再生方法
CN114031062A (zh) * 2021-11-18 2022-02-11 海南大学 一种高温喷雾螺旋管制备纯磷酸铁锂的方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0781905A (ja) * 1993-09-09 1995-03-28 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 酸化物粉末の製造方法
JP2003336045A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Konica Minolta Holdings Inc 蛍光体及び蛍光体の製造方法
JP2004189558A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Nagoya Industrial Science Research Inst 金属含有微粒子の製造方法及び製造装置
JP2009070666A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Univ Of Fukui 電極用リン酸鉄リチウム粉体の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0781905A (ja) * 1993-09-09 1995-03-28 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 酸化物粉末の製造方法
JP2003336045A (ja) * 2002-05-20 2003-11-28 Konica Minolta Holdings Inc 蛍光体及び蛍光体の製造方法
JP2004189558A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Nagoya Industrial Science Research Inst 金属含有微粒子の製造方法及び製造装置
JP2009070666A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Univ Of Fukui 電極用リン酸鉄リチウム粉体の製造方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014507050A (ja) * 2011-02-14 2014-03-20 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 電極材料及びそれらの製造方法
US20140072496A1 (en) * 2012-09-13 2014-03-13 Hong Fu Jin Precision Industry (Shenzhen) Co., Ltd Method for making lithium iron phosphate cathode material
US9133029B2 (en) * 2012-09-13 2015-09-15 Tsinghua University Method for making lithium iron phosphate cathode material
KR20150023848A (ko) * 2013-04-04 2015-03-05 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 미립자 제조 방법, 리튬 이온 이차전지용 정극 활물질의 제조 방법, 정극 활물질 및 이것을 이용한 리튬 이온 이차전지, 그리고 미립자 제조용 원료 에멀전
JP2014203643A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 古河電気工業株式会社 微粒子製造方法、リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法、正極活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池並びに微粒子製造用原料エマルション
JP2014203644A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 古河電気工業株式会社 微粒子製造方法、リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法、正極活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池並びに微粒子製造用原料エマルション
WO2014162807A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 古河電気工業株式会社 微粒子製造方法、リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法、正極活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池並びに微粒子製造用原料エマルション
CN104487384A (zh) * 2013-04-04 2015-04-01 古河电气工业株式会社 微粒制造方法、锂离子二次电池用正极活性物质的制造方法、正极活性物质及使用了它的锂离子二次电池以及微粒制造用原料乳液
WO2014162806A1 (ja) * 2013-04-04 2014-10-09 古河電気工業株式会社 微粒子製造方法、リチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法、正極活物質及びこれを用いたリチウムイオン二次電池並びに微粒子製造用原料エマルション
TWI552959B (zh) * 2013-04-04 2016-10-11 Furukawa Electric Co Ltd A method for producing a microparticle, a method for producing a positive electrode active material for a lithium ion secondary battery, a positive electrode active material, a lithium ion secondary battery using the same, and a raw material emulsion for producing fine particles
KR101699185B1 (ko) 2013-04-04 2017-01-23 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 미립자 제조 방법, 리튬 이온 이차전지용 정극 활물질의 제조 방법, 정극 활물질 및 이것을 이용한 리튬 이온 이차전지, 그리고 미립자 제조용 원료 에멀전
JP2016149297A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 三井造船株式会社 リチウム二次電池の正極活物質の製造方法
CN110581323A (zh) * 2019-09-25 2019-12-17 深圳清华大学研究院 一种废旧磷酸铁锂电池正极材料的原位再生方法
CN110581323B (zh) * 2019-09-25 2021-10-22 深圳清华大学研究院 一种废旧磷酸铁锂电池正极材料的原位再生方法
CN114031062A (zh) * 2021-11-18 2022-02-11 海南大学 一种高温喷雾螺旋管制备纯磷酸铁锂的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5995726B2 (ja) 微粒子混合物、正極活物質材料、正極、2次電池及びこれらの製造方法
JP5263807B2 (ja) 電極用リン酸鉄リチウム粉体の製造方法
JP5268134B2 (ja) 正極活物質の製造方法およびそれを用いた非水電解質電池
JP5509918B2 (ja) リチウムイオン電池用正極活物質の製造方法とリチウムイオン電池用正極活物質及びリチウムイオン電池用電極並びにリチウムイオン電池
JP5314258B2 (ja) オリビン型リン酸鉄リチウム化合物及びその製造方法、並びにオリビン型リン酸鉄リチウム化合物を使用する正極活物質及び非水電解質電池
KR101649082B1 (ko) 정극활물질 및 그 제조방법, 그리고, 비수전해질 이차전지용 정극, 비수전해질 이차전지
JP5942855B2 (ja) リチウムイオン二次電池用の正極材料及びその製造方法
JP5853850B2 (ja) リチウムイオン電池用正極材粒子の製造方法
JP5155498B2 (ja) リチウム二次電池用正極活物質の製造方法
JP2011181452A (ja) リチウムイオン電池用正極活物質の製造方法及びリチウムイオン電池用電極並びにリチウムイオン電池
JP2013201120A (ja) 炭素ナノチューブ−オリビン型リチウムマンガン系リン酸化物複合体の製造方法およびこれを利用したリチウム2次電池
JP5716269B2 (ja) 非水電解質二次電池用正極材料
JP2011086524A (ja) リチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法
JP4252331B2 (ja) リチウムイオン電池用正極活物質の製造方法
Yang et al. Formic acid as additive for the preparation of high-performance FePO4 materials by spray drying method
JP5909131B2 (ja) リチウム二次電池用活物質、それを用いたリチウム二次電池用電極及びリチウム二次電池
JP5807730B1 (ja) 蓄電デバイスの電極用チタン酸リチウム粉末および活物質材料、並びにそれを用いた電極シートおよび蓄電デバイス
JP5900926B2 (ja) ナトリウムイオン二次電池用正極活物質、正極及びナトリウムイオン二次電池
TW201803803A (zh) 磷酸釩鋰的製造方法
JP2012054077A (ja) 二次電池用活物質及び二次電池用活物質の製造方法、並びに、それを用いた二次電池
JP5862172B2 (ja) 二次電池用活物質及び二次電池用活物質用電極、並びに、それを用いた二次電池
JP4553095B2 (ja) コバルト酸化物粒子粉末及びその製造法、非水電解質二次電池用正極活物質及びその製造法並びに非水電解質二次電池
JP2011096394A (ja) リチウムイオン二次電池正極活物質の製造方法
JP5967101B2 (ja) リチウムイオン二次電池用正極材料、リチウムイオン二次電池用正極部材、及びリチウムイオン二次電池
JP2016186877A (ja) オリビン型正極活物質とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130430