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JP2011049054A - 車両用灯火器 - Google Patents

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Abstract

【課題】リフレクタを備えた車両用灯火器において、部品点数を削減して組立性及びメンテナンス性を向上する。
【解決手段】バルブ64と、バルブ64が挿通される貫通孔93が形成されたリフレクタ90と、バルブ64を支持するソケット70とを備えた後部ウインカ60において、リフレクタ90の裏側の外側面91Bであって、且つ貫通孔93の周囲に、リフレクタ90と一体に成形されるリフレクタ係合部94を設け、ソケット70にリフレクタ係合部94と係合するソケット係合部81を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、リフレクタを備えた車両用灯火器に関する。
従来、車両用灯火器において、バルブをソケットに先に組付けてユニット化した状態のものをリフレクタに設置し、リテーナクリップによってバルブをリフレクタに固定することで、バルブ及びソケットをリフレクタに取付ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−71723号公報
しかしながら、上記従来の車両用灯火器では、バルブ及びソケットをリフレクタに固定する固定部材としてリテーナクリップが必要になり、部品点数が増えることで組立性及びメンテナンス性に課題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リフレクタを備えた車両用灯火器において、部品点数を削減して組立性及びメンテナンス性を向上することを目的とする。
上述課題を解決するため、本発明は、バルブと、該バルブが挿通される貫通孔が形成されたリフレクタと、前記バルブを支持するソケットとを備えた車両用灯火器において、前記リフレクタの裏側の外側面であって、且つ前記貫通孔の周囲に、前記リフレクタと一体に成形されるリフレクタ係合部を設け、前記ソケットに前記リフレクタ係合部と係合するソケット係合部を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、リフレクタに一体に成形されたリフレクタ係合部を、ソケットのソケット係合部に直接取付けるため、ソケットをリフレクタに固定するための専用の固定部材を不要として部品点数を削減することができ、組立性及びメンテナンス性を向上できる。さらに、リフレクタの裏側の外側面にリフレクタ係合部を形成したため、リフレクタ係合部がリフレクタの反射を妨げることが無く、リフレクタの反射面積の減少を防ぐことができ、リフレクタを大型化することなく発光面積を確保できる。従って、灯火器を小型化しながら、十分なリフレクタの発光面積及び照射面積を確保できる。
また、上記構成において、前記バルブと前記ソケットとを一体に組付けた状態で、前記貫通孔に前記リフレクタの裏側より前記バルブを挿入して前記リフレクタの凹状部内に配置すると共に、前記ソケット係合部を前記リフレクタ係合部に嵌合させ、前記ソケットを回動させることで前記ソケット係合部と前記リフレクタ係合部とが係合されても良い。
この場合、バルブが組み付けられた状態のソケットのソケット係合部をリフレクタ係合部に嵌合させ、この状態でソケットを回動させるだけでバルブ及びソケットをリフレクタに固定することができ、組立性及びメンテナンス性を向上できる。
また、前記リフレクタの裏側の外側面であって前記貫通孔の周囲に筒状のリフレクタ筒状部を形成するとともに、該リフレクタ筒状部の外周壁に前記リフレクタ係合部を設け、前記ソケットは、前記バルブを支持する第1の筒状部と、該第1の筒状部の外周側に第2の筒状部とを備えるとともに、該第2の筒状部の内周壁に前記ソケット係合部を設けても良い。
この場合、リフレクタ筒状部の外周壁にリフレクタ係合部を設け、このリフレクタ係合部を第2の筒状部の内周壁のソケット係合部に係合させるため、リフレクタ筒状部の貫通孔の径を最小限にでき、リフレクタの反射面積の減少を防ぎ、発光面積を確保できる。また、ソケット係合部を第1の筒状部の外周側かつ第2の筒状部の内周壁に設けたため、バルブを支持する第1の筒状部の大きさを確保しつつ、ソケットを小型化できる。
また、第1の筒状部と第2の筒状部とを同軸状に内、外に設けたので、バルブの保持とソケットのリフレクタへの係合とが同軸状ともなり、バルブをリフレクタに対して位置精度良く保持できる。
また、前記ソケットの後端部には、前記第1の筒状部と前記第2の筒状部とによって段部が形成され、該段部にバルブ用端子を配置しても良い。
この場合、ソケットの後端部に形成された段部にバルブ用端子を配置したため、ソケットの前後方向の小型化を図ることができ、灯火器をより小型化できる。
さらに、前記リフレクタ係合部及び前記ソケット係合部は、突起部と、該突起部が係合する切欠き部とを含み、該切欠き部は、前記突起部が通過する通路部と、前記突起部を収容する収容部とを備え、前記リフレクタ筒状部と前記ソケットとの間にシール部材を介在させ、前記突起部は、前記シール部材による反発力によって前記収容部に保持されても良い。
この場合、リフレクタ筒状部とソケットとの間に設けられるシール部材を利用し、突起部を収容部に保持させてソケットとリフレクタとを係合させることができるため、部品点数を削減できる。また、突起部をシール部材の反発力によって収容部に保持させることができるため、ソケットとリフレクタとを強固に固定できる。
さらにまた、リフレクタの反射面を覆うレンズを備え、前記リフレクタと前記レンズとが接着固定されても良い。
この場合、レンズとリフレクタとを、例えば、接着剤や溶着により接着固定でき、ねじ等の固定具を使用しないため、固定具がリフレクタの発光面積を減少させることがなく、リフレクタの発光面積を確保できる。
前記車両は自動二輪車であって、前記灯火器は方向指示器であり、当該方向指示器は、前記自動二輪車のボディカバーに設けられた凹部に配置されても良い。
特に自動二輪車においては、灯火器が車両の外観に与える影響が大きく、小型化することが求められる一方、第3者からの視認性を十分に満足することが望ましいが、上記構成によれば、十分なリフレクタの発光面積及び照射面積を確保しつつ、灯火器の小型化を図ることができるので、自動二輪車のボディカバーに設けた凹部に方向指示器を配置するものにおいて、その視認性が良好となる上に、灯火器が車両の外観に影響することを防止できる。
本発明に係る車両用灯火器では、リフレクタに一体に成形されたリフレクタ係合部を、ソケットのソケット係合部に直接取付けるため、専用の固定部材を不要として部品点数を削減することができ、組立性及びメンテナンス性を向上できる。さらに、リフレクタの裏側の外表面にリフレクタ係合部を形成したため、リフレクタ係合部がリフレクタの反射を妨げることが無く、リフレクタの反射面積の減少を防ぐことができ、リフレクタを大型化することなく発光面積を確保できる。従って、灯火器を小型化しながら、リフレクタの十分な発光面積及び照射面積を確保できる。
また、ソケット係合部をリフレクタ係合部に嵌合させ、ソケットを回動させるだけでバルブ及びソケットをリフレクタに固定することができ、組立性及びメンテナンス性を向上できる。
また、リフレクタ筒状部の外周壁にリフレクタ係合部を設け、このリフレクタ係合部を第2の筒状部の内周壁のソケット係合部に係合させるため、リフレクタ筒状部の貫通孔の径を最小限にでき、リフレクタの反射面積の減少を防ぎ、発光面積を確保できる。また、ソケット係合部を第1の筒状部の外周側かつ第2の筒状部の内周壁に設けたため、バルブを支持する第1の筒状部の大きさを確保しつつ、ソケットを小型化できる。
また、第1の筒状部と第2の筒状部とを同軸状に内、外に設けたので、バルブの保持とソケットのリフレクタへの係合とが同軸状ともなり、バルブをリフレクタに対して位置精度良く保持できる。
さらに、ソケットの後端部の段部にバルブ用端子を配置したため、ソケットの前後方向の小型化を図ることができ、灯火器をより小型化できる。
さらにまた、シール部材を利用して、突起部を収容部に保持させてソケットとリフレクタとを係合させることができるため、部品点数を削減できる。また、突起部をシール部材の反発力によって収容部に保持させることができるため、ソケットとリフレクタとを強固に固定できる。
また、レンズとリフレクタとを接着固定し、ねじ等の固定具を使用しないため、固定具がリフレクタの発光面積を減少させることがなく、リフレクタの発光面積を確保できる。
また、自動二輪車の灯火器において、十分な発光量を確保しつつ小型化を図ることができるので自動二輪車のボディカバーに設けた凹部に方向指示器を配置するものにおいて、その視認性が良好となる上に、灯火器が車両の外観に影響することを防止できる。
以下、本発明の実施の形態に係る自動二輪車について図面を参照して説明する。なお、以下の説明で、上下、前後、左右の方向は、運転者から見た方向をいう。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図である。自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11の前部のヘッドパイプ11aに取付けられたフロントフォーク12と、フロントフォーク12の下端に取付けられた前輪13と、フロントフォーク12に連結されたハンドル14と、車体フレーム11の後部に上下スイング可能に取付けたパワーユニット15と、パワーユニット15の後部に取付けられた後輪16と、パワーユニット15の後端部と車体フレーム11の後部との間に掛け渡されたリヤクッションユニット17と、車体フレーム11の後部上部に取付けられた収納ボックス18と、収納ボックス18の上方に配置され開閉可能に取付けられたシート19とを、主要構成としたスクータ型自動二輪車である。
パワーユニット15は、前部の水冷式エンジン21と後部の動力伝達機構22とからなる。エンジン21は、シリンダヘッドを前方へ向けて略水平に配置したものである。
また、自動二輪車10の車体フレーム11は、ボディカバー30で覆われている。ボディカバー30は、ヘッドパイプ11aの前部を覆うフロントカバー31と、運転者の脚部前方を覆うレッグシールド32と、運転者が足を載せるステップフロア33と、ステップフロア33の外縁から下方へ延びる左右のフロアサイドカバー34と、これらフロアサイドカバー34の下縁間を覆うアンダカバー35と、収納ボックス18の前半部周囲を覆うシート下部カバー36と、収納ボックス18の後半部周囲並びに車体後部を覆うリヤカバー37と、これらシート下部カバー36に連続して後方に延び、リヤカバー37に連結される左右のサイドカバー38とを備えている。左右のサイドカバー38は、左右一対で左右に分割して構成され、シート19の下方周囲を覆っている。
レッグシールド32の内側には、イグニッションキーシリンダ41が配置され、ステップフロア33の下方には、燃料タンク42並びに燃料ポンプ43が配置されている。車体フレーム11の後部上端部には、トレイ(図示略)が設けられており、このトレイにはラジエータ用リザーブタンク44、バッテリ45並びに制御ユニット46が配置されている。
さらに、ハンドル14の中央部はハンドル前カバー56F及びハンドル後カバー56Rで覆われ、ハンドル後カバー56Rには、車幅方向に左右一対で設けられる前部ウインカ55が配置されている。
サイドカバー38の後部の車幅方向中央には、テールランプ9が設けられ、テールランプ9の下方には、サイドカバー38と連続して後輪16の上方を覆うリヤフェンダ8が取付けられている。リヤフェンダ8にはナンバープレート7が取付けられている。
また、テールランプ9よりも前方側において、左右のサイドカバー38には、車幅方向に左右一対で設けられる方向指示器としての後部ウインカ60(車両用灯火器)がそれぞれ取付けられている。後部ウインカ60は楕円球状に形成され、発光面を車両後方側に向けて配置されている。
図中、23はハンドルグリップ、24はブレーキレバー、25はメータ、26はミラー、27はヘッドランプ、28はホーン、29はフロントフェンダ、21Aはパワーユニット取付用ハンガ、47はエンジン始動用キックペダル、48はエアクリーナ、49はキャブレータ、57はエンジン冷却用ラジエータ、58はエンジン用排気管、59は排気用マフラ、39はメインスタンド、54はキャリア、Heはヘルメットである。
図2は、車両左側の後部ウインカ60を上方から見た平面断面図である。図3は、車両左側の後部ウインカ60を車両左側方から見た側面断面図である。図4は、車両左側の後部ウインカ60を上方から見た分解平面図である。図5は、後部ウインカ60の分解斜視図である。ここで、後部ウインカ60は左右一対で配置され、左右の後部ウインカ60は左右対称に構成されているため、本実施の形態では、車両左側の後部ウインカ60について説明する。
図2〜5に示すように、後部ウインカ60は、中空の半楕円球状に形成されたベース部材61に、ベース部材61の一端の開口を覆う略半球状のレンズ62が取付けられて灯室63が形成されている。灯室63内には、円柱状に形成された光源としてのバルブ64と、バルブ64を支持するソケット70と、ソケット70の後端を覆う防水カバー65と、バルブ64の周囲を囲うように設けられたリフレクタ90とが収容されている。
図2に示すように、後部ウインカ60は、車体左側面に突出するようにサイドカバー38に固定され、後部ウインカ60の前端に設けられた発光面としてのレンズ62が車両後方を向く向きで配置されている。すなわち、後部ウインカ60は、後部ウインカ60の前部のレンズ62が車両後方を向いて取付けられ、車両の後方側から視認されるようになっている。本実施の形態では、レンズ62の側を後部ウインカ60の前側とし、ベース部材61の側を後部ウインカ60の後側として説明する。
バルブ64は、ソケット70に嵌め込まれるようにして支持される胴部64Aと、胴部64Aから後部ウインカ60の前端側へ延びるフィラメントを有する発光部64Bとを備えている。バルブ64の中心を通り後方に延びる光軸線Cは、後部ウインカ60の光軸線に一致している。胴部64Aには、胴部64Aの径方向に突出した凸部64Cが2箇所に形成されている。
ソケット70は、胴部64Aに嵌合してバルブ64を支持する第1の筒状部71と、第1の筒状部71の外周側に円筒状に形成された第2の筒状部72とを有している。第1の筒状部71と第2の筒状部72とは一体に形成され、同軸に設けられている。第1の筒状部71には、胴部64Aが挿通される貫通孔73が形成されている。図3に示すように、貫通孔73の内周面には、バルブ64の凸部64Cが係合する係合溝73Aが形成されている。また、図5に示すように、第2の筒状部72は、ソケット70の前端側において、第1の筒状部71から径方向に突出するようにして形成されている。ここで、ソケット70は、合成樹脂によって構成されている。
図2及び図5に示すように、第2の筒状部72は、その後端側に、第1の筒状部71の外周面に突出した突出部74を有している。突出部74は、第1の筒状部71の外周面において互いに対向する位置に2箇所設けられており、各突出部74と、第1の筒状部71との間には、中空の端子収容部75が形成されている。端子収容部75の後端側には開口75Aが設けられ、この開口75Aからバルブ64に接続される端子が端子収容部75に収容される。
一方の端子収容部75には胴部64Aの外周面に当接するマイナス端子51が収容され、他方の端子収容部75には胴部64Aの後端に当接するプラス端子52が収容されている。ソケット70の後端には、後端部が窪んで形成された端子溝76が形成されており、マイナス端子51及びプラス端子52は、端子溝76を通って各端子収容部75内から貫通孔73に延びて胴部64Aにそれぞれ電気的に接続される。
マイナス端子51は、貫通孔73の内面に形成された溝部73Bを通ってソケット70の前端側に延びている。プラス端子52は、胴部64Aの後端に当接するように屈曲され、プラス端子52の弾性力によってバルブ64を前端側に付勢している。すなわち、バルブ64は、凸部64Cが係合溝73Aに係合した状態で、プラス端子52によって前端側に付勢されることでソケット70に固定されている。組付けの際には、凸部64Cを係合溝73Aに係合させることで、バルブ64をソケット70に組付けしてユニット化しておくことができる。
図2に示すように、各端子収容部75内の後端側には、第1の筒状部71が径方向に一段突出して形成された引掛け部77が設けられている。マイナス端子51及びプラス端子52は、それぞれ爪部51A、52Aを有し、爪部51A、52Aが各引掛け部77に引掛けられることで各端子収容部75内に係止されている。
また、第2の筒状部72の突出部74が第1の筒状部71の外側に突出していることにより、各突出部74の後端側には第2の筒状部72の内周側に窪んだ段部78がそれぞれ形成されている。マイナス端子51及びプラス端子52は、各段部78内に突出して配置された端子部51B、52B(バルブ用端子)をそれぞれ有し、端子部51B、52Bには、マイナス端子51及びプラス端子52を車体フレーム11側に設けられた制御回路(図示略)に接続する配線66がそれぞれ接続されている。このように、ソケット70の後端部に形成された段部78に端子部51B、52Bを配置したため、端子部51B、52Bがソケット70の前後方向に出っ張ることが無く、マイナス端子51及びプラス端子52を備えたソケット70をコンパクトに構成できる。
防水カバー65は、図5に示すように、第1の筒状部71の外周に嵌合する嵌合部65Aと、各突出部74を外側から覆う腕部65Bとを有し、ソケット70の後端部を覆うように取付けられる。また、嵌合部65Aには、配線66を通す配線孔65Cが形成されている。防水カバー65はエラストマーにより構成されている。
リフレクタ90は、略回転放物面状の凹状部90Aを有するリフレクタ本体部91を備え、リフレクタ本体部91の略回転放物面の頂点部には、後部ウインカ60の後端側に向かってバルブ64の軸線方向へ円筒状に延びるリフレクタ筒状部92が立設されている。リフレクタ筒状部92には、バルブ64が挿通される貫通孔93が形成されている。リフレクタ筒状部92は貫通孔93の周囲に形成されている。
リフレクタ筒状部92の後端には、リフレクタ筒状部92の径方向に突出したリフレクタ係合部94が複数形成されており、リフレクタ90は、図2及び図3に示すように、リフレクタ係合部94がソケット70の第2の筒状部72の前端部に係合することで、ソケット70に固定される。ここで、リフレクタ90は合成樹脂により構成され、リフレクタ本体部91、リフレクタ筒状部92及びリフレクタ係合部94は、樹脂成形によって一体成形されている。
また、リフレクタ筒状部92とソケット70との間には、弾性を有するシート状のシール部材79が介装されている。シール部材79によってリフレクタ筒状部92とソケット70との間が密閉され、防水性が確保されている。
リフレクタ本体部91の略回転放物面状の凹状部90Aの内側面には、発光部64Bの発光を反射する反射面91Aが形成され、凹状部90Aの中央に配置された発光部64Bの発光は反射面91Aにより配光されて、後部ウインカ60の前端から車両後方側に投光される。
また、リフレクタ本体部91及びリフレクタ筒状部92の外表面は、反射面91Aの裏側の外側面91Bを構成している。リフレクタ本体部91の前端部には、外側面91Bから径方向に突出したフランジ部95が形成されている。フランジ部95は外側面91Bを一周する円環状に形成され、フランジ部95には、フランジ部95の外径よりも小径に形成された円環状の壁部96が立設されている。
リフレクタ本体部91の後端側には、図3〜図5に示すように、外側面91Bから径方向に突出した係合突起97が形成され、この係合突起97は、後述する係合凸部69(図3参照)に係合する。外側面91Bにおいて係合突起97と対向する位置には、図3に示すように、径方向に突出したボス部98が設けられ、ボス部98には、雌ねじ部98Aが形成されている。雌ねじ部98Aには、リフレクタ90をベース部材61に固定するねじ99が締め込まれる。
略半球状のレンズ62は、凸状の曲面部が後部ウインカ60の前端側を向いて取付けられ、反射面91Aを覆っている。レンズ62の後端には、リフレクタ本体部91の壁部96の外周面に外側から係合する円環状のレンズ側係合部62Aが形成されている。また、レンズ側係合部62Aの外周面には、レンズ62の後端の周縁部よりも一段窪んだ段差部62Bが設けられている。
レンズ62は、レンズ側係合部62Aがリフレクタ本体部91のフランジ部95に突き当てられると共に、壁部96に係合することで位置決めされ、レンズ側係合部62Aをフランジ部95及び壁部96に溶着して固定される。レンズ62とリフレクタ90とは、後部ウインカ60の組み立て前に予め溶着により結合されて一体に構成され、リフレクタユニット100を構成している。
また、組み付けられて後部ウインカ60となった状態では、段差部62Bはベース部材61の前端に係合し、段差部62Bの段差が埋められている。これにより、レンズ62とベース部材61との継ぎ目が目立たないため、外観性を向上できる。ここで、レンズ62は、透光性を有する合成樹脂により構成されている。
ベース部材61は、図2に示すように、バルブ64、ソケット70、防水カバー65及びリフレクタ90を収容するケース部61Bと、ケース部61Bの外周面から径方向に突出した脚部67を含んで構成されている。脚部67は、後部ウインカ60のサイドカバー38への取り付けに用いられ、脚部67には、配線66をサイドカバー38に形成された配線孔38Bに通すための配線孔部67Aと、雌ねじ部67Bとが形成されている。後部ウインカ60は、サイドカバー38側から雌ねじ部67Bに締め込まれる固定ねじ38Aによってサイドカバー38に固定される。また、ベース部材61は、配線孔部67Aの端の位置決め突起67Cを、サイドカバー38の配線孔38Bに係合させることで位置決めされる。
ベース部材61の前端部には、ベース部材61の板厚の内周側を一段薄くするようにして形成された取付用段部68が形成されている。また、図3に示すように、取付用段部68の後方側には、ねじ99が挿通される孔61Aが設けられ、孔61Aに対向するベース部材61の内周面には、リフレクタ90の係合突起97が係合する係合凸部69が形成されている。この係合凸部69は、係合突起97の前面に当接してリフレクタ90の前側への移動を規制する前壁部69Aと、係合突起97の両側面に当接してリフレクタ90の回転方向の移動を規制する側壁部69Bとを有している。
リフレクタ90は、係合突起97が係合凸部69に係合されると共に、フランジ部95が取付用段部68に当接した状態で、ねじ99が孔61Aを介してリフレクタ90の雌ねじ部98Aに締め込まれることでベース部材61に固定される。
また、ねじ99は、図3中の下方、すなわち、後部ウインカ60の下面60Aに設けられている。これにより、自動二輪車10を外側から見た場合にねじ99が視認されにくいため、自動二輪車10の外観性を向上できる。
図6は、リフレクタ90を車両左側方から見た側面図である。図7は、リフレクタ90を後部ウインカ60の後端側から見た正面図である。
図6及び図7に示すように、リフレクタ係合部94は、リフレクタ筒状部92の外周壁92Aの後端から径方向に突出した柱形状の突起部であり、リフレクタ筒状部92の外周壁92Aを周方向に略4等分する位置に設けられている。すなわち、リフレクタ係合部94は、リフレクタ筒状部92の外周壁92A上の4箇所に設けられ、互いに略90°の間隔をあけて配置されている。
図6に示すように、各リフレクタ係合部94は、その柱形状の軸方向から見た場合、半円状に形成されており、凸状の曲面に形成された曲面部94Aと、平坦な平坦部94Bとを有している。曲面部94Aは凸状部を後部ウインカ60の前端側に向けて設けられ、平坦部94Bはリフレクタ筒状部92の後端と面一に形成されている。
図8は、ソケット70を後部ウインカ60の前端側から見た正面図である。図9は、ソケット70を後部ウインカ60の後端側から見た正面図である。
図8及び図9に示すように、貫通孔73の内周面には、貫通孔73の軸方向に貫通する2つの導入溝73Cが形成されている。各導入溝73Cは、貫通孔73の後部側に形成された2つの係合溝73Aにそれぞれ連続しており、バルブ64の凸部64Cは導入溝73Cを通って係合溝73Aに係合される。すなわち、バルブ64は、凸部64Cが導入溝73Cに通りながら胴部64Aが貫通孔73に挿入された後、図8中の時計回転方向にバルブ64が回転されることで、凸部64Cが係合溝73Aに係合されて固定される。
図5及び図8に示すように、ソケット70の径方向において、第1の筒状部71と第2の筒状部72との間には、第1の筒状部71及び第2の筒状部72の前端部よりも後方側に窪んだ底部80が形成されている。底部80は第1の筒状部71の外周側を一周する円環状に形成されている。この底部80には、円環状のシール部材79が設けられている。
また、第2の筒状部72の内周壁72Aには、内周壁72Aを外周側に掘り込むようにして形成された溝状のソケット係合部81が設けられている。リフレクタ90は、各リフレクタ係合部94がソケット係合部81に係合されることでソケット70に固定される。
ソケット係合部81は、第2の筒状部72の内周壁72Aを周方向に略4等分する位置に設けられている。すなわち、ソケット係合部81は、リフレクタ係合部94の配置に対応して4箇所に設けられ、互いに略90°の間隔をあけて配置されている。
図10は、ソケット係合部81を第2の筒状部72の内周側から見た図である。本実施の形態では、ソケット係合部81は4箇所に設けられているが、各ソケット係合部81は同様に構成されているため、ここでは1箇所のソケット係合部81について説明する。
図8及び図10に示すように、ソケット係合部81は、第2の筒状部72の前端部に形成され、溝状に切り欠かれた切欠き部86を有している。切欠き部86は、第2の筒状部72の前端面72Bに開口して底部80まで延びる縦通路部82(通路部)と、縦通路部82から底部80に沿って第2の筒状部72の周方向に延びる横通路部83(通路部)と、横通路部83の端に形成される突起収容部84(収容部)とを有している。すなわち、ソケット係合部81は、図10中の上下方向に延びる縦通路部82と、縦通路部82の下部から左右方向に延びる横通路部83とを有して、略L字状に形成された溝である。また、この略L字状の溝の径方向の深さは略等しく形成されている。
突起収容部84は、横通路部83の前壁83Aを前端面72Bの側へ切り欠いて形成され、前端面72Bの側に曲面状に窪んだ曲面状係合部84Aを有している。
図10に示すように、リフレクタ係合部94は、縦通路部82の開口から縦通路部82に入り、横通路部83を通過して突起収容部84に達し、曲面状係合部84Aに係合する。詳細には、図2及び図10に示すように、リフレクタ係合部94が縦通路部82に入ると、リフレクタ筒状部92の先端が底部80との間でシール部材79を圧縮し、前壁83Aとシール部材79との間の間隔が広がってリフレクタ係合部94が横通路部83を通れるようになる。そして、リフレクタ係合部94は、曲面部94Aがシール部材79の圧縮の反発力によって前壁83Aに押し付けられながら横通路部83を通り、突起収容部84に係合する。
また、リフレクタ係合部94は、シール部材79の反発力によって突起収容部84に押し付けられた状態で係合されているため、リフレクタ90をソケット70に強固に固定できる。さらに、リフレクタ係合部94がシール部材79によって押し付けられているため、リフレクタ係合部94と突起収容部84との間のガタツキを防止できる。
図8に示したソケット70の下部、すなわち、組み付けられた状態においてソケット70の後部ウインカ60の下面側に相当する部分には、第2の筒状部72の前端面72Bを後端側に一段窪ませて形成された水抜き溝85が設けられている。この水抜き溝85により、ソケット70とリフレクタ90との間に浸入した水を下方に排出できる。
また、図9に示すように、第2の筒状部72の後面72Dには、ソケット係合部81に連通する型抜き孔81Aが形成されている。型抜き孔81Aは、ソケット70の樹脂成形の際に、空洞部としてのソケット係合部81を形成した金型を抜くための孔である。
さらに、マイナス端子51及びプラス端子52は、ソケット70後端部を窪ませて形成した端子溝76を通っているため、ソケット70の前後長を小型化できる。
次に、後部ウインカ60の組み立て手順について説明する。
まず、図2及び図5に示すように、バルブ64を、マイナス端子51、プラス端子52、及び、シール部材79が取付けられた状態のソケット70に組み付け、バルブ64とソケット70とが一体に組まれたバルブユニット体110を組み立てる。この際、バルブ64は、凸部64Cを導入溝73Cに挿入して回転させるだけで係合溝73Aに係合され、プラス端子52によって係合溝73A側に押し付けられた状態になるため、簡単にバルブユニット体110を組み立てできる。
次いで、バルブユニット体110を、リフレクタユニット100に組み付けする。詳細には、バルブ64を、リフレクタ90の裏側から貫通孔93に通して凹状部90Aに配置すると共に、各リフレクタ係合部94をソケット70の各縦通路部82(図10参照)に挿入してソケット係合部81に嵌合させ、リフレクタ筒状部92でシール部材79を圧縮し、この状態で、ソケット70をバルブ64の軸線を中心に図8の反時計回転方向に回動させる。これにより、各リフレクタ係合部94が横通路部83を通って各突起収容部84に係合され、バルブユニット体110とリフレクタユニット100とが一体に組み立てられる。ここでは、リフレクタ係合部94をソケット係合部81に嵌合させた状態で、ソケット70を回動させて組み付けるものとして説明したが、ソケット70と各リフレクタ係合部94とが相対的に回動されれば良く、リフレクタ係合部94を図8の時計回転方向に回動させても良い。
このように、リフレクタ90に一体に成形された各リフレクタ係合部94を、ソケット70のソケット係合部81に直接係合させて取付けるため、ソケット70をリフレクタ90に固定するための専用の固定部材を不要として部品点数を削減することができる。
その後、防水カバー65をソケット70に取付ける。そして、リフレクタ90の係合突起97をベース部材61の係合凸部69に係合させると共に、フランジ部95をベース部材61の取付用段部68に当接させ、ねじ99をベース部材61の孔61Aを介してリフレクタ90の雌ねじ部98Aに締め込むことで後部ウインカ60の組み立てが完了する。
以下、図2、図11及び図12を参照して、後部ウインカ60のサイドカバー38への取り付け状態について説明する。サイドカバー38及び後部ウインカ60は左右一対で対称に設けられているため、本実施の形態では、右側の後部ウインカ60及びサイドカバー38の説明は省略し、左側の後部ウインカ60及びサイドカバー38について説明する。
図11は、車両左側のサイドカバー38の斜視図である。図12は、図2のXII−XII断面図であり、後部ウインカ60を車両後方から見た図である。
図2は、図11に2点鎖線で示した後部ウインカ60を、図11におけるII−II線で切断した図であり、すなわち、後部ウインカ60及びサイドカバー38を光軸線Cを通る平面で切断した平断面図である。
サイドカバー38は、全体的に後方に向かうに従って幅狭になるように形成され、図2に上面視で示すように、後部ウインカ60の近傍では、サイドカバー38は車両後方に向かうに連れて漸次幅狭になる湾曲面150を有している。また、図12に示すように、後方視では、湾曲面150は、車両上方に向かうに従って幅狭に形成されている。
また、図2に示すように、後部ウインカ60よりも前方には、左側のサイドカバー38における車幅方向の最も外側の部分であるカバー最大幅部38Cが位置している。図2には、サイドカバー38の最大幅の位置を示す最大幅線Lを2点鎖線で示している。
湾曲面150には、車両の内側に窪んだ凹部160が形成され、後部ウインカ60は、この凹部160に配置されている。凹部160は、脚部67が取り付けられる第1の凹部161と、第1の凹部161に連続して車両下方に延びる第2の凹部162とを有している。また、サイドカバー38は、凹部160の後方側に、凹部160の前方側の前部湾曲面150Aよりもさらに大きな角度で車両内側へ幅狭になるように屈曲した後部湾曲面150Bを有している。
第1の凹部161の底部には、脚部67の底面67Dを受ける板部161Aが形成されており、この板部161Aは、車両の幅方向の中心線S(図2参照)を通る鉛直面に対して略平行な面である。湾曲面150は後方ほど幅狭、かつ、上方ほど幅狭であるため、第1の凹部161には、湾曲面150と板部161Aの前縁部とを繋ぐ前壁部163、及び、湾曲面150と板部161Aの下縁部とを繋ぐ下壁部164が形成されている。また、第1の凹部161の後部には、板部161Aと湾曲面150とを繋ぐ膨出部165が形成されている。さらに、板部161Aには、配線孔38Bと、固定ねじ38Aが挿通されるねじ孔166とが形成されている。ねじ孔166は、配線孔38Bよりも前方側に形成されている。
図12に示すように、第2の凹部162は、下壁部164に連続して車幅方向の外側下方に延び、第2の凹部162に近接するケース部61Bの外周面の形状に沿うように形成された曲面部162Aを有している。ケース部61Bの下面部において脚部67と連続した部分は、第2の凹部162内に配置されている。すなわち、ケース部61Bの一部は、第2の凹部162内に配置されている。
図2および図12に示すように、後部ウインカ60は、脚部67が第1の凹部161に嵌め込まれて取り付けられ、固定ねじ38Aによって凹部160に固定されている。この状態では、固定ねじ38Aがねじ孔166に係合すると共に、位置決め突起67Cが配線孔38Bに係合しているため、後部ウインカ60を確実に固定できる。
第1の凹部161の前壁部163は、脚部67に沿うように形成され、脚部67と前壁部163との間には、脚部67を簡単に第1の凹部161に取り付け可能な程度の大きさのクリアランスGが設けられている。また、脚部67と下壁部164との間にもクリアランスGが設けられている。
後部ウインカ60は、光軸線Cが中心線Sと略平行になるように配置され、レンズ62の前面が車両後方を真直ぐに向いて取り付けられている。
図2に示すように、光軸線Cを通る平断面視においては、後部ウインカ60は、レンズ62の略全体が湾曲面150に対して重ならないように、凹部160から露出した状態で取り付けられている。詳細には、レンズ62の全体は、光軸線Cの断面における湾曲面150の外側面の輪郭線よりも車幅方向外側に位置すると共に、凹部160の後端160Aよりも後方に位置している。このため、レンズ62の後方にはレンズ62を遮る部材が存在しない。
本実施の形態では、後部ウインカ60を凹部160に設けた場合でも、レンズ62の後方に凹部160が存在せず、凹部160がレンズ62を遮らないため、凹部160によってレンズ62の被視認性が低下されることが無い。これにより、凹部160に後部ウインカ60を配置して後部ウインカ60の車両の外観性への影響を低減できると共に、後部ウインカ60の視認性を確保できる。
さらに、車両の幅方向の中心線Sを跨いで図2に矢印Xで示すように車両右後方から左側の後部ウインカ60を見た場合においても、レンズ62が凹部160に遮られることが無いため、車両右後方から左側の後部ウインカ60を視認することができ、後部ウインカ60の被視認性を向上できる。この場合、後部湾曲面150Bが、より中心線Sの側に傾くほど、車両右後方からの後部ウインカ60の被視認性が向上する。
また、図12に示すように、後面視においても、脚部67を除く後部ウインカ60の略全体が露出しており、レンズ62の上方及び下方が凹部160によって遮られないため、凹部160に後部ウインカ60を配置した場合においても、被視認性を確保できる。
さらに、図2に示すように、後部ウインカ60は、その全体が最大幅線Lよりも内側に位置している。このため、カバー最大幅部38Cによって外力等から後部ウインカ60を保護でき、凹部160から後部ウインカ60が露出した構成であっても、サイドカバー38によって後部ウインカ60を保護できる。
図2に示すように、リフレクタ90をベース部材61に固定するねじ99は、下面60A(図3参照)に配置され、ねじ99は凹部160から露出した外側に位置している。このため、凹部160に後部ウインカ60を配置する構成であっても、外側からねじ99を容易に着脱でき、後部ウインカ60のメンテナンス性を向上できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、リフレクタ90に一体に成形されたリフレクタ係合部94を、ソケット70のソケット係合部81に直接取付けるため、ソケット70をリフレクタ90に固定するための専用の固定部材を不要として部品点数を削減することができ、組立性及びメンテナンス性を向上できる。
さらに、リフレクタ90の外側面91Bの外周壁92Aにリフレクタ係合部94を形成したため、リフレクタ係合部94が反射面91Aの反射を妨げることが無く、リフレクタ90の反射面積の減少を防ぐことができ、リフレクタ90を大型化することなく発光面積を確保できる。従って、後部ウインカ60を小型化しながら、十分なリフレクタ90の発光面積及び照射面積を確保できる。
また、バルブ64が組み付けられた状態のソケット70のソケット係合部81をリフレクタ係合部94に嵌合させ、この状態でソケット70を回動させるだけでバルブ64及びソケット70をリフレクタ90に固定することができ、組立性及びメンテナンス性を向上できる。
また、リフレクタ筒状部92の外周壁92Aにリフレクタ係合部94を設け、リフレクタ係合部94を第2の筒状部72の内周壁72Aのソケット係合部81に係合させるため、リフレクタ筒状部92の貫通孔93の径を最小限にでき、リフレクタ90の反射面91Aの反射面積の減少を防ぎ、発光面積を確保できる。また、ソケット係合部81を第1の筒状部71の外周側かつ第2の筒状部72の内周壁72Aに設けたため、バルブ64を支持する第1の筒状部71の大きさを確保しつつ、ソケット70を小型化できる。
また、また、第1の筒状部71と第2の筒状部72とを一体の同軸状に内、外に設けたので、第1の筒状部71の貫通孔73によるバルブ64の保持と、第2の筒状部72のソケット係合部81とリフレクタ係合部94との係合とが同軸状ともなり、バルブ64をリフレクタ90に対して位置精度良く保持できる。
さらに、ソケット70の後端部に形成された段部78に端子部51B、52Bを配置したため、ソケット70の前後方向の小型化を図ることができ、後部ウインカ60をより小型化できる。
さらにまた、リフレクタ係合部94をシール部材79の反発力によって突起収容部84に保持させることができるため、ソケット70とリフレクタ90とを強固に固定できる。また、リフレクタ筒状部92とソケット70との間に設けられるシール部材79を利用し、リフレクタ係合部94を突起収容部84に保持させてソケット70とリフレクタ90とを係合させることができるため、部品点数を削減できる。
また、レンズ62とリフレクタ90とを溶着により接着固定し、ねじ等の固定具を使用しないため、固定具がリフレクタ90の反射面91Aに干渉して発光面積を減少させることがなく、リフレクタ90の発光面積を確保できる。
さらに、後部ウインカ60の発光面積を確保できると共に、後部ウインカ60を小型化できるため、十分な発光量を得て後部ウインカ60の被視認性を確保しつつ、後部ウインカ60が自動二輪車10の外観性に影響することを防止できる。
また、リフレクタ90の発光面積及び照射面積を確保して、十分な発光量を確保しつつ小型化された後部ウインカ60を、サイドカバー38の凹部160に設け、後部ウインカ60が目立たないようにしたため、被視認性を確保しつつ後部ウインカ60が車両の外観性に影響することを防止できる。さらに、このように後部ウインカ60を凹部160に設ける構成であっても、レンズ62が凹部160及びサイドカバー38に遮られないため、後部ウインカ60の被視認性を確保することができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
上記実施の形態では、レンズ62は、レンズ側係合部62Aがフランジ部95及び壁部96に溶着されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、接着剤によってレンズ62をフランジ部95及び壁部96に接着しても良い。
また、上記実施の形態では、車両用灯火器として自動二輪車10の後部ウインカ60について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、後部ウインカ60の構成を前部ウインカ55に適用しても良い。さらに、本実施の形態の車両用灯火器の構成は、自動二輪車に限らず、三輪または四輪を超える車輪数の車両の灯火器に適用できる。さらに、本実施の形態の車両用灯火器の構成は、後部ウインカ60に限らず、ヘッドライトやフォグランプ等の灯火器に適用できる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車両左側の後部ウインカを上方から見た平面断面図である。 車両左側の後部ウインカを車両左側方から見た側面断面図である。 車両左側の後部ウインカを上方から見た分解平面図である。 後部ウインカの分解斜視図である。 リフレクタを車両左側方から見た側面図である。 リフレクタを後部ウインカの後端側から見た正面図である。 ソケットを後部ウインカの前端側から見た正面図である。 ソケットを後部ウインカの後端側から見た正面図である。 ソケット係合部を第2の筒状部の内周側から見た図である。 車両左側のサイドカバーの斜視図である。 図2のXII−XII断面図である。
10 自動二輪車
30 ボディカバー
51B、52B 端子部(バルブ用端子)
60 後部ウインカ(車両用灯火器)
62 レンズ
64 バルブ
70 ソケット
71 第1の筒状部
72 第2の筒状部
72A 内周壁
78 段部
79 シール部材
81 ソケット係合部
82 縦通路部(通路部)
83 横通路部(通路部)
84 突起収容部(収容部)
86 切欠き部
90 リフレクタ
90A 凹状部
91 リフレクタ係合部
91A 反射面
91B 外側面
92 リフレクタ筒状部
92A 外周壁
93 貫通孔
94 リフレクタ係合部
160 凹部

Claims (7)

  1. バルブ(64)と、該バルブ(64)の貫通孔(73)が形成されたリフレクタ(90)と、前記バルブ(64)を支持するソケット(70)とを備えた車両用灯火器において、
    前記リフレクタ(90)の裏側の外側面(91B)であって、且つ前記貫通孔(73)の周囲に、前記リフレクタ(90)と一体に成形されるリフレクタ係合部(94)を設け、
    前記ソケット(70)に前記リフレクタ係合部(94)と係合するソケット係合部(81)を設けたこと、
    を特徴とする車両用灯火器。
  2. 前記バルブ(64)と前記ソケット(70)とを一体に組付けた状態で、前記貫通孔(73)に前記リフレクタ(90)の裏側より前記バルブ(64)を挿入して前記リフレクタ(90)の凹状部(90A)内に配置すると共に、
    前記ソケット係合部(81)を前記リフレクタ係合部(94)に嵌合させ、前記ソケット(70)を回動させることで前記ソケット係合部(81)と前記リフレクタ係合部(94)とが係合されること、
    を特徴とする請求項1記載の車両用灯火器。
  3. 前記リフレクタ(90)の裏側の外側面であって前記貫通孔(73)の周囲に筒状のリフレクタ筒状部(92)を形成するとともに、該リフレクタ筒状部(92)の外周壁(92A)に前記リフレクタ係合部(94)を設け、
    前記ソケット(70)は、前記バルブ(64)を支持する第1の筒状部(71)と、該第1の筒状部(71)の外周側に第2の筒状部(72)とを備えるとともに、該第2の筒状部(72)の内周壁(72A)に前記ソケット係合部(81)を設けたこと、
    を特徴とする請求項1または2記載の車両用灯火器。
  4. 前記ソケット(70)の後端部には、前記第1の筒状部(71)と前記第2の筒状部(72)とによって段部(78)が形成され、該段部(78)にバルブ用端子(51B、52B)を配置したこと、
    を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用灯火器。
  5. 前記リフレクタ係合部(94)及び前記ソケット係合部(81)は、突起部(94)と、該突起部(94)が係合する切欠き部(84A)とを含み、
    該切欠き部(84A)は、前記突起部(94)が通過する通路部(82、83)と、前記突起部(94)を収容する収容部(84)とを備え、
    前記リフレクタ筒状部(92)と前記ソケット(70)との間にシール部材(79)を介在させ、
    前記突起部(94)は、前記シール部材(79)による反発力によって前記収容部(84)に保持されること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両用灯火器。
  6. 前記リフレクタ(90)の反射面(91A)を覆うレンズ(62)を備え、前記リフレクタ(90)と前記レンズ(62)とが接着固定されること、
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両用灯火器。
  7. 前記車両(10)は自動二輪車であって、前記灯火器(60)は方向指示器であり、当該方向指示器は、前記自動二輪車のボディカバー(30)に設けられた凹部(160)に配置されたこと、を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の車両用灯火器。
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