JP2011041644A - ドラム式洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サスペンション7内に磁路を構成する部材であるシリンダ25、上ヨーク35、下ヨーク36、及びロッド23の飽和磁束密度は略同一であり、上ヨーク35、下ヨーク36のそれぞれの貫通孔の内周面積、及びシリンダ25の径方向断面積は、両貫通孔内に位置するロッド23の径方向断面積以上に設定している。
【選択図】図1
Description
以下、本発明の第1実施例について、図1から図7を参照して説明する。
図2はドラム式洗濯機全体の一部を破断して示す縦断側面図であり、図3はドラム式洗濯機の内部構造の正面図である。
ドラム10の周側部(胴部)には、図2に示すように、小孔11を全域にわたって多数(一部のみ図示)形成している。又、ドラム10及び水槽6は、ともに前面部に開口部12、13を有しており、そのうちの水槽6の開口部13に環状のベローズ14を介して前記洗濯物出入口2を連ねている。この結果、洗濯物出入口2は、ベローズ14、水槽6の開口部13、及びドラム10の開口部12を介して、ドラム10の内部に連なっている。
サスペンション7はダンパ21を有しており、このダンパ21は前記外箱1の底板1aが有する取付板22に取り付けたロッド23と前記水槽6が有する取付板24に取り付けたシリンダ25とを備えている。
操作パネル4の操作に基づき、制御装置5が運転を開始されると、洗濯物を収容したドラム10が回転駆動されることに伴い、水槽6が上下方向を主体に振動する。この水槽6の上下振動に応動してサスペンション7は伸縮し、水槽6に一体的に連結したシリンダ25が、上軸受32、上ヨーク35、磁束発生装置34、下ヨーク36、シール部材37、及び下軸受38を伴って、スプリング41を伸縮させながらロッド23の周囲を上下方向に振動する。
以下、本発明の第2実施例について図8を参照して説明する。図8は本実施例に係る図4相当図である。本実施例では、磁気回路発生部51を構成するシリンダ52、上ヨーク53、下ヨーク54、及びロッド55の磁気飽和密度が相互に略同一の磁性材で構成されていない点で上述した第1実施例と異なる。なお、上記第1実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。磁気回路発生部51、シリンダ52、上ヨーク53、下ヨーク54、ロッド55、サスペンション56及びダンパ57は、それぞれ第1実施例に係る磁気回路発生部33、シリンダ25、上ヨーク35、下ヨーク36、ロッド23、サスペンション7及びダンパ21に相当し同様の構成、機能をなす。以下、説明の便宜上、図2及び図3をも参照する。
磁束発生装置34のコイル34bに通電したことで、ロッド55−磁気粘性流体39(隙間g1)−上ヨーク53−シリンダ52−下ヨーク54−磁気粘性流体39(隙間g3)−ロッド55の閉ループ磁気回路M’(図8の中に示す2点鎖線)が形成され、磁束が通過する箇所、特に磁束密度の高い隙間g1、g3に充填された各磁気粘性流体39の粘度が大幅に高まり、粘性抵抗が大きく増加する。かくして、磁束発生装置34のコイル34bに通電することにより、隙間g1、g3に充填された各磁気粘性流体39の粘性抵抗(剪断力)が増加することにより、サスペンション7の減衰力が大きくなる。
このため、磁束発生装置34により発生されロッド55を通過する磁束は、シリンダ52、上ヨーク53、及び下ヨーク54により妨げられることがなく減少することがないため、磁束発生装置34は効率のよい磁気回路M’を形成することができ、サスペンション56に必要な減衰力を確保することができるとともに、サスペンション56内の磁路を構成する上ヨーク53、下ヨーク54及びシリンダ52に無駄な材料を使用することがなく最適な材料の使用が可能となり、軽量化、及び材料の節減を可能にする。
以下、本発明の第3実施例について図9を参照して説明する。図9は本実施例に係る上ヨーク61及び下ヨーク62を拡大して示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。本実施例では、上述した第1実施例とは上ヨーク61及び下ヨーク62の構成が異なる。以下、説明の便宜上、図4をも参照する。
上ヨーク61、下ヨーク62内を通る磁束は、その貫通孔61aの内周面から上ヨーク61の外周面に向かって流れ、及び下ヨーク62の外周面からその貫通孔62aの内周面に向かって流れる。隣り合う貫通小孔61b、62bを最短で結ぶ直線に沿って切断した断面の断面積の総和は、それぞれ貫通孔61a、62aの内周面積に対して同等以上になるように、複数の貫通小孔61b、62bを形成している。このため、上ヨーク61、下ヨーク62内を通る磁束は、それぞれ上ヨーク61、下ヨーク62に形成された複数の貫通小孔61b、62bにより妨げられることがなく減少することはない。
以下、本発明の第4実施例について図10を参照して説明する。図10は本実施例に係る図9相当図である。
上ヨーク71、下ヨーク72内を通る磁束は、その貫通孔71aの内周面から上ヨーク71の外周面に向かって流れ、及び下ヨーク72の外周面からその貫通孔72aの内周面に向かって流れる。上ヨーク71、下ヨーク72の外周面積は、それぞれ上ヨーク71、下ヨーク72の貫通孔71a、72aの内周面積と同等以上になるように形成している。このため、上ヨーク71、下ヨーク72の外周面、及び貫通孔71a、72aの内周面により上ヨーク71、下ヨーク72内を流れる磁束が遮られ減少することがないため、上ヨーク71、下ヨーク72内を通過する磁束が減少することはない。
以下、本発明の第5実施例について図11を参照して説明する。図11は本実施例に係る図9相当図である。
上ヨーク81、下ヨーク82内を通る磁束は、その貫通孔81aの内周面から上ヨーク81の外周をなす円弧面に向かって流れ、及び下ヨーク82の外周をなす円弧面からその貫通孔82aの内周面に向かって流れる。上ヨーク81、下ヨーク82の長手方向に対して直角に切断した断面の断面積(図11(b)に示す長方形の面積)が、貫通孔81a、82aの内周面積の2分の1と同等以上であるように、平行する2本の辺81b、82bの間の寸法を設定している。
以下、本発明の第6実施例について図12を参照して説明する。図12は本実施例に係る図9相当図である。
上ヨーク91、下ヨーク92内を通る磁束は、その貫通孔91aの内周面から上ヨーク91の外周面に向かって流れ、及び下ヨーク92の外周面からその貫通孔92aの内周面に向かって流れる。上ヨーク91、下ヨーク92の外周面積は、それぞれ上ヨーク91、下ヨーク92の貫通孔91a、92aの内周面積と同等以上になるように形成している。このため、上ヨーク91、下ヨーク92の外周面、及び貫通孔91a、92aの内周面により磁束の通りが遮られ減少することがないため、上ヨーク91、下ヨーク92内を通過する磁束が減少することはない。
以下、本発明の第7実施例について図13を参照して説明する。図13は本実施例に係る図9相当図である。
上ヨーク101、下ヨーク102内を通る磁束は、その貫通孔101aの内周面から上ヨーク101の外周面に向かって流れ、及び下ヨーク102の外周面からその貫通孔102aの内周面に向かって流れる。隣り合う略矩形切欠部101b、102bを最短で結ぶ直線に沿って切断した断面の断面積の総和は、それぞれ貫通孔101a、102aの内周面積に対して同等以上になるように略矩形切欠部101b、102bを形成している。このため、上ヨーク101、下ヨーク102内を通る磁束は、それぞれ上ヨーク101、下ヨーク102に形成された略矩形切欠部101b、102bにより妨げられることがなく減少することはない。
Claims (3)
- モータにより回転されるドラムを収容する水槽と、
この水槽を弾性支持するサスペンションとを具備し、
前記サスペンションは、
シリンダと、
このシリンダの内部に固定された軸受と、
この軸受に対し相対的に軸方向往復動可能に軸支されたロッドと、
このロッドを囲繞して前記シリンダの内部に設けられ磁束を発生する磁束発生装置と、
前記シリンダに前記磁束発生装置の軸方向両側に位置して固着され前記ロッドが嵌挿される貫通孔が中央部に形成されたヨークと、
前記貫通孔内の前記ロッドと前記ヨークとの間に充填された磁気粘性流体とを備え、
前記シリンダ、前記ヨーク、及び前記ロッドは、略同一の飽和磁束密度となる磁性材からなり、前記ヨークの前記貫通孔の内周面積、及び前記シリンダの径方向断面積は、前記貫通孔内に位置する前記ロッドの径方向断面積以上としたことを特徴とするドラム式洗濯機。 - モータにより回転されるドラムを収容する水槽と、
この水槽を弾性支持するサスペンションとを具備し、
前記サスペンションは、
シリンダと、
このシリンダの内部に固定された軸受と、
この軸受に対し相対的に軸方向往復動可能に軸支されたロッドと、
このロッドを囲繞して前記シリンダの内部に設けられ磁束を発生する磁束発生装置と、
前記シリンダに前記磁束発生装置の軸方向両側に位置して固着され前記ロッドが嵌挿される貫通孔が中央部に形成されたヨークと、
前記貫通孔内の前記ロッドと前記ヨークとの間に充填された磁気粘性流体とを備え、
前記シリンダ、及び前記ヨークを通過するそれぞれの最大許容磁束数は、前記ロッドを通過する最大許容磁束数と同等以上であることを特徴とするドラム式洗濯機。 - 前記ヨークには前記貫通孔の内周面積と同等以上の断面積を確保しうる肉盗みを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のドラム式洗濯機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101285186B1 (ko) * | 2011-12-23 | 2013-07-10 | 주식회사 썬 프레인 코 | 엠알유체댐퍼용 요크 |
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