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JP2010520667A - 無線システムにおける近隣探索 - Google Patents

無線システムにおける近隣探索 Download PDF

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JP2010520667A JP2009551787A JP2009551787A JP2010520667A JP 2010520667 A JP2010520667 A JP 2010520667A JP 2009551787 A JP2009551787 A JP 2009551787A JP 2009551787 A JP2009551787 A JP 2009551787A JP 2010520667 A JP2010520667 A JP 2010520667A
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Abstract

無線ネットワークにおいて近隣探索を容易にするためにビーコンがグループ化される。例えば、IEEE802.11のアクセスポイントのような近隣アクセスデバイスは協同してグループ内のビーコンを送信する。このようにして、近隣アクセスデバイスを探索しようとする無線デバイスはより短期間でビーコンをスキャンする。無線デバイスがより効率的にビーコンをスキャンできるように指示が提供される。例えば、この指示は送信されることになる次のビーコンを受信するために、無線デバイスがスキャンすべきチャネルを示す。さらに、指示は前記次のビーコンの送信時間に関連する情報を含む。
【選択図】 図1

Description

本出願は一般的には通信に関し、無線システムにおける近隣デバイスを探索することに関する。
IEEE802.11に基づくネットワークのような無線ローカルエリアネットワーク(「WLAN」)は、ネットワークのカバレッジエリア内の無線デバイスが互いに交信することを可能にし、さらに典型的には別のネットワークに接続されている他のデバイスと交信することを可能にする。例えば、802.11に基づくアクセスポイントはそのカバレッジエリア内の移動局と交信するための無線部、および別のネットワーク(例えば、インターネットのような広域ネットワーク)への何らかの接続形式をも含む。
いくつかの用途において、いくつかのWLANが、より広い集合的カバレッジエリアを提供するために近隣ネットワークとして展開される。例えば、企業における展開において、いくつかのアクセスポイントが、施設(例えば、ビルディングまたはキャンパス)中に、隣接アクセスポイントのカバレッジエリアがある程度オーバラップするように配置される。移動局は企業施設内を移動するため、このようにすることによって移動局はローカルエリアネットワークの接続性を保持することができる。すなわち、無線局は1つのWLANのカバレッジエリアから別のWLANのカバレッジエリアへ移動するため、その局は第1のWLANから分離し、第2のWLANと関連する。
ここで、局が近隣WLAN間を効率的に移動することができるように、その局のすぐ隣のWLANに関する情報を提供するための対策がなされる。例えば、局は近接WLANからの受信信号の信号強度を絶えず監視する。このようにして、その局は、どのWLANが所与の地理的位置において最良の接続性を提供するかを決定する。その結果、局は、高いサービス品質を保持しようとして、1つのWLANから別のWLANへ切替えることを決定する。
802.11標準は局が近隣WLANに関する情報を取得するための能動的手法および受動的手法の双方を定めている。例えば、局はプローブ要求を802.11チャネルの各チャネルで連続的に送信し、そのチャネルで動作しているいずれかの近接アクセスポイントからのプローブ応答を待つことによって802.11チャネルを能動的にスキャンする。その結果、その局はプローブ応答で提供される情報を介して近隣WLANに関する情報を得る。しかし、能動的スキャニングを利用する局は、プローブを繰り返し送信することにより電力を消費し、かつ無線チャネル上の負荷を増大させる。さらに、いくつかの地域(例えば、異なる国)において、局は特定のチャンネルでプローブを送信することが認可されていない。したがって、能動的スキャニングに関連して存在する規制上の問題を避けるために付加的な対策がなされる必要がある。
あるいはまた、局は802.11チャネルの各々におけるトラヒックを受動的にスキャンし、近接WLANがあるかどうかを決定する。所与のチャネル内に配置された、任意のアクセスポイントに関するより多くの情報を決定するために、その局は各アクセスポイントによって送信されるビーコンをスキャンする。しかし、いくつかの用途において、アクセスポイントは比較的長いビーコン間隔(例えば、秒のオーダ)を有する。したがって、局は、各チャネルについて比較的長い時間にわたりビーコンをスキャンし、かなりの電力量を消費する。さらに、その局が所与のチャネルでアクセスポイントに関係している場合、局が他のチャネルでスキャンしていると、その局とそのアクセスポイント間のデータ伝送は悪影響を受ける。
能動的または受動的スキャニングの動作の効率を改善するために、802.11は近隣アクセスポイントのリストを、すぐ隣のエリア内の任意の局にも提供するための手法を定めている。例えば、アクセスポイントは、関係する局の各々に近隣レポートを送る。近隣レポートは、近隣アクセスポイントのリスト、各アクセスポイントに採用されるチャネル、各アクセスポイントのビーコン間隔、各アクセスポイントの時間同期機能(「TSF」)オフセット、および他の情報を含む。
そのような情報を用いることにより、局は近隣アクセスポイントの各々からのビーコンをより効率的にスキャンする。具体的には、局が、ビーコンがいつどのチャネルで送信されるかを決定する。従って、その局は、近隣アクセスポイントに関連する情報(例えば関連信号強度)を取得するための長期間にわたる受動的スキャニングをする必要が無く、または能動的スキャニングを採用する必要もない。
実際には、基本サービスセットにおける種々のアクセスポイントの目標ビーコン送信時間(「TBTT」)は、局が種々のチャネル上で近隣アクセスポイントに関する情報をいかに速く取得できるかに影響する。例えば、複数のビーコンが2つ以上の異なるチャネルで実質的に同時に送られる場合、局はさらにいくつかのTBTTを待つ必要があり、その後に近隣アクセスポイントのすべてのビーコンを復号できる。
本開示の例示的態様の概要を以下に述べる。便宜のために、1つ以上のそのような態様は、ここでは単に「いくつかの態様」と呼ばれる。
本開示は、いくつかの態様において、近隣無線ローカルエリアネットワーク(「WLAN」)の間を移動することを容易にするための手法に関する。例えば、無線デバイスが近隣アクセスデバイスからのビーコンを効率的にスキャンできるようにすることに関する種々の手法が開示される。
いくつかの態様において、近隣アクセスデバイス(例えば、802.11に基づくアクセスポイントのようなアクセスポイント)は協同してビーコンを送信する。例えば、異なるアクセスポイントからのビーコンは連続かつ非オーバラップした順で送信される。さらに、連続するビーコン送信の間に既知の間隙が定義される。その結果、所与のビーコンセット内のすべてのビーコンがグループ化された方法で比較的短時間で送信される。一例として、第1のアクセスポイントは、定められた時にビーコンを送信し、第2のアクセスポイントは、第1のアクセスポイントのビーコン後の比較的短い定められた時間にビーコンを送信する。
そのようなビーコン送信方式を用いることによって、システムに同調され、ビーコンの送信時間を知る無線デバイス(例えば802.11に基づく局)はビーコンを効率的にスキャンする。例えば、局は、ビーコングループをスキャンするために節電モードから稼働状態になり、グループ内のすべてのビーコンが受信され終わると電力節約モードに戻る。ビーコンが時間的に互いに近接した間隙を有していると仮定すると、無線デバイスのスキャニング時間は従来のスキャニング手法に較べて縮小される。その結果、局はそれが電力節約モードで経過する時間を増加させ、それによって局の待機時間を増加させる。
いくつかの態様において、次のビーコンを受信するためにどのチャネルがスキャンされるべきかおよびいつチャネルがスキャンされるべきかを、無線デバイス(例えば802.11に基づく局)が決定できるように対策がなされる。例えば、近隣アクセスポイントの配置されたチャネルおよびビーコンタイミングに関する情報を有するアクセスポイントまたは他のデバイスは、この情報を含む(例えばビーコン内の)指示(indication)を関係する局に送る。いくつかの態様において、この指示は、スキャン済みの前のチャネルに基づいてスキャンされるべきチャンネル(および選択肢的に、スキャン時間)を特定する機能を含む。いくつかの態様において、指示は空きチャンネルを特定する。次に、局はそれらのチャンネルのスキャニングを避けるためにこの情報を用いる。
いくつかの態様において、ビーコン関連情報を用いる方法は、少なくとも1つの次のビーコンの各ビーコンが、関係する無線ネットワークの識別子を含み、少なくとも1つの近隣アクセスポイントによる前記少なくとも1つのビーコンの送信に関する指示を無線デバイスによって用いることと、前記無線デバイスによって前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンすることとを含む。
いくつかの態様において、ビーコン関連情報を用いるための装置は、少なくとも1つの次のビーコンの各ビーコンが、関係する無線ネットワークの識別子を含み、少なくとも1つの近隣アクセスポイントによる前記少なくとも1つのビーコンの送信に関する指示を用いるように適合されたスキャン制御器と、前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンするように適合されたスキャナとを含む。
いくつかの態様において、ビーコン関連情報を用いるための装置は、少なくとも1つの次のビーコンの各ビーコンが、関係する無線ネットワークの識別子を含み、少なくとも1つの近隣アクセスポイントによる前記少なくとも1つのビーコンの送信に関する指示を用いるための手段と、前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンするための手段とを含む。
いくつかの態様において、計算機可読媒体を含む計算機プログラム製品は、少なくとも1つの次のビーコンの各ビーコンが、関係する無線ネットワークの識別子を含み、少なくとも1つの計算機に少なくとも1つの近隣アクセスポイントによる前記少なくとも1つのビーコンの送信に関する指示を用いさせるためのコードと、前記少なくとも1つ計算機に前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンさせるためのコードとを含む。
いくつかの態様において、アクセスポイントによってビーコンを提供する方法は、関連した複数の時分割多重無線ネットワークのビーコンであって、各ビーコンが時分割多重無線ネットワークの1つの識別子を含んでいるビーコンをいつ送信するかを決定するように少なくとも1つの他のアクセスポイントと協同することと、少なくとも1つのネットワークの前記ビーコンを送信することとを含む。
いくつかの態様において、ビーコンを提供するためのアクセスポイント装置は、関連した複数の時分割多重無線ネットワークのビーコンであって、各ビーコンが時分割多重無線ネットワークの1つの識別子を含んでいるビーコンをいつ送信するかを決定するように、少なくとも1つの他のアクセスポイントと協同するように適合された制御器と、少なくとも1つのネットワークの前記ビーコンを送信するための送信機とを含む。
いくつかの態様において、ビーコンを提供するためのアクセスポイント装置は、関連した複数の時分割多重無線ネットワークのビーコンであって、各ビーコンが時分割多重無線ネットワークの1つの識別子を含んでいるビーコンをいつ送信するかを決定するように少なくとも1つの他のアクセスポイントと協同するための手段と、少なくとも1つのネットワークの前記ビーコンを送信するための手段とを含む。
いくつかの態様において、アクセスポイントのための計算機プログラム製品は、少なくとも1つの計算機に、関連した複数の時分割多重無線ネットワークのビーコンであって、各ビーコンが時分割多重無線ネットワークの1つの識別子を含んでいるビーコンをいつ送信するかを決定するように少なくとも1つの他のアクセスポイントと協同させるためのコードと、前記少なくとも1つの計算機に、少なくとも1つのネットワークの前記ビーコンを送信させるためのコードとを含む計算機可読媒体を含む。
図1はアクセスデバイスおよび無線ユーザデバイスを用いる通信システムのいくつかの例示的態様の簡略化されたブロック図。 図2は近隣アクセスデバイスに関する情報を得るために実行される動作のいくつかの例示的態様のフローチャート。 図3はビーコン送信およびスキャニングを図示するいくつかの例示的タイミング図の簡略化された図。 図4はビーコン送信およびスキャニングを図示するいくつかの例示的タイミング図の簡略化された図。 図5はアクセスポイントのいくつかの例示的態様の簡略化されたブロック図。 図6はアクセスポイントによって実行される動作のいくつかの例示的態様のフローチャート。 図7は無線局のいくつかの例示的態様の簡略化されたブロック図。 図8は無線局で実行される動作のいくつかの例示的態様のフローチャート。 図9は無線デバイスのいくつかの例示的態様の簡略化されたブロック図。 図10はアクセスデバイスのいくつかの例示的態様の簡略化されたブロック図。
発明の詳細な説明
本開示のこれらのおよび他の特徴、態様および利点は、以下の詳細な説明、添付された請求項および添付図面に関連して考察すると、より完全に理解されるだろう。
慣習に従って、図面に示される種々の形状は一定の縮尺で描かれていない。よって、種々の形状の寸法は明確さのために任意に拡大されるか、または縮小されている。さらに、いくつかの図面は明確さのために簡略化されている。したがって、これらの図面は所与の装置または方法の構成部品のすべてを表わしているわけではない。最後に、明細書および図面を通じて、同じ参照番号は同じ形状を指すために用いられている。
以下に本開示の種々の態様を説明する。ここに述べる教示は広範な種々の形態で具体化され、ここに開示されているいかなる特定の構造、機能、または双方も単に代表的であるということは明白であろう。ここに述べる教示に基づいて、当業者は、ここに開示される態様が他の任意の態様から独立して実施されうること、および2つ以上のこれらの態様が種々の方法で組み合わせられうることを理解すべきである。例えば、ここに記載される任意の数の態様を用いて装置が実施されうるし、または方法が実行されうる。さらに、ここに記載する1つ以上の態様に加えて、もしくはそれらと異なる他の構造、機能、または構造および機能を用いて、そのような装置が実施されうるし、またはそのような方法が実行されうる。
図1に、数台の近隣アクセスデバイス(例えば、アクセスポイント)102A、102B、および102Cを介するWLANカバレッジエリアを提供する通信システム100の例示的態様を示す。アクセスデバイス102A−Cは、インターネットなどの広域ネットワーク(「WAN」)106への接続を提供する切替器104に接続される。
各アクセスデバイス102A−Cは、そのアクセスデバイスのカバレッジエリア(図示しない)内の無線デバイス(例えば、ユーザデバイス)に対して時間分割多重ネットワークを介して無線接続を提供する。次にアクセスデバイス102A−Cは全体でシステム100の全WLANカバレッジエリアを提供する。例えば、実線の箱で表される位置にある無線デバイス108はアクセスデバイス102Aおよび102Bのカバレッジエリア内にある。したがって、無線デバイス108は、実線110Aおよび110Bで表されるように、アクセスデバイス102Aおよび102Bの各々からビーコンを受信する。無線デバイス108が実線の箱で表される位置から破線の箱で表される位置へ移動すると、無線デバイス108はアクセスデバイス102Cのカバレッジエリアに入り、アクセスデバイス102Aのカバレッジエリアから出る。したがって、破線112Aおよび112Bで表されるように、無線デバイス108は今度はアクセスデバイス102Bおよび102Cからビーコンを受信する。
無線デバイス108がシステム100によって提供される全WLANカバレッジエリアを移動するため、無線デバイス108は、現在どのアクセスデバイスが無線デバイス108に対して最良の接続を提供するかを決定する。例えば、無線デバイス108は近接アクセスポイントからのビーコンを繰り返しスキャンし、それらのビーコンの各々に関係する信号強度(例えば、電力)を測定する。その結果、無線デバイス108は最大受信ビーコン信号強度によって示される最適接続を現在提供しているアクセスポイントに関係づけることを決定する。無線デバイス108は最適接続に関連する他の評価基準を利用する。例えば、最適接続は、より望ましいサービス(例えば、異なるコンテンツまたはデータレート)に関係づけられる。
無線デバイス108は、いつ1つのアクセスデバイスから分離し、別のアクセスデバイスと関係するかを決定するために、規則的(例えば周期的)にビーコンをスキャンし続ける。例えば、ある時点で、無線デバイス108は全WLANカバレッジエリアを通じて移動し続けるため、別の無線デバイスが無線デバイス108へより良い接続を提供する。さらに、所与のWLANカバレッジエリア内の信号状態または提供されるサービスは時間と共に変化する。
アクセスデバイス102A−Cおよび無線デバイス108は所与のアプリケーションの要求事項に依存して種々の形態を取りうる。例えば、ユーザデバイスは携帯電話、スマートフォン、コードレス電話、ラップトップコンピュータ、PDA、無線モデム、移動デバイス、ハンドセット、ハンドヘルドデバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、または他の通信デバイスを含む。ユーザデバイスは、ユーザ機器、アクセス端末、局、無線通信デバイス、端末、ユーザ端末、移動機器、加入者ユニットとも呼ばれ、または他の用語を用いても記述される。同様に、アクセスデバイスはそのような無線デバイスへのアクセスの提供を容易にする任意の適切な形態を取りうる。
無線デバイスがビーコンをより効率的にスキャンすることを可能とするために用いられるいくつかの手法について、図2と連係して次に検討する。便宜のために、図2の動作は(および、ここに記載する他のいかなるフローチャートも)、特定の構成部品(例えば図1の構成部品)と連係して説明される。しかし、これらの動作は他の構成部品と連係して実行されうることが理解されるべきである。
ブロック202に示すように、所与の地域におけるアクセスデバイス(例えば、近隣アクセスポイント)は、(例えば無線媒体または有線ネットワーク上で)協同してそれぞれのビーコン送信スケジュールを選択する。例えば、ビーコンの送信時間はそれらのビーコンがグループとして送信されるように選択される。
図3に、簡略化した方法で、3つのアクセスデバイスからのビーコン302A−Fの例示的グループ化を示す。ここに、タイミング図304Aは、第1のチャンネル(チャンネルAで示す)を介するアクセスデバイスAからのビーコン送信を表す。タイミング図304Bは、第2のチャンネル(チャンネルB)を介するアクセスデバイスBからのビーコン送信を表す。タイミング図304Cは、第3のチャンネル(チャンネルC)を介するアクセスデバイスCからのビーコン送信を表す。
矢印306Aおよび306BはアクセスデバイスAに対するビーコン目標送信時間(target beacon transmit times)(TBTT)を表す。実際には、ビーコンは、例えばチャネル上の他のトラヒックの存在のために、TBTTにおいて常に送信されているわけではない。図3の複雑さを小さくするために、TBTTの矢印はタイミング図304Bおよび304Cに対しては表示しない。
矢印308は所与のアクセスデバイスの連続するビーコン間の指定された時間を表し、一般的にビーコン間隔と呼ばれる。図3の例において、アクセスデバイスA−Cは同じ長さのビーコン間隔を利用する。しかし、異なるアクセスデバイスは異なる長さのビーコン間隔を採用することが理解されるべきである。便宜のために、各ビーコン302A−Fの長さはビーコン間隔の長さと比べて比較的長いとして示されている。しかし、実際には、ビーコン間隔はビーコン送信時間より著しく長い。
図3において、ビーコン送信時間は、各ビーコン間隔に対して、ビーコンのグループが各アクセスデバイスからの1つのビーコンを含むように定義される。具体的には、ビーコンの1つのグループがビーコン302A、302C、および302Eから成り、ビーコンの別のグループがビーコン302B、302D、および302Fから成る。ここで、アクセスデバイスはビーコンの所与のグループ(例えば、ビーコン302A、302C、および302E)内でビーコンを連続かつ非オーバラップの順で送信する。
図3は、また、所与のグループのすべてのビーコンが比較的短い期間にわたって送信されることを示している。例えば、連続したビーコン送信間の比較的短い間隙が定義されている。図3の例において、間隙310Aおよび310Bは異なるアクセスデバイスのTBTT間の時間として定義される。しかし、この間隙は他の方法でも定義されうることが理解されるべきである。例えば、この間隙は1つのビーコンの終了と別のビーコンの開始の間の期間として定義されうる。
ビーコンの間の定義された(例えば、既知の)間隙の長さは種々の要素に依存する。グループ内の連続するビーコンが異なるチャネルで送信される実施において(例えば図3の例において)、ビーコン間の間隙は、ビーコンを受信するように適合された無線デバイスの無線部のチャネル切替時間(例えば1msecのオーダ)より長い。例えば、この場合、1つのビーコンの終了と次のビーコンの開始の間の時間として定義される間隙は前記切替時間よりより長く設定されるだろう。これに対して、グループ内の連続するビーコンが同じチャネルで送信される実施において、無線デバイスの無縁機器が次のビーコンをスキャンするために別のチャネルへ切替える必要がないため、より短い間隙が採用される。
近隣アクセスデバイスに対するビーコンのグループ化とタイミングを定義するために種々の手法が採用される。いくつかの実施において、切替器または他の適切なデバイス(例えば、図1の切替器104)は1セットの近隣アクセスデバイスに対するビーコンスケジュールを決定する。例えば、切替器104は、ビーコンの所望のグルーピングおよびビーコン間の間隙を提供するために、各アクセスデバイスに対するTBTTを定義する。さらに、TBTTは所望のビーコン送信順序を定義するために近隣アクセスデバイスに割り当てられる。すなわち、TBTTはどのアクセスデバイスが第1のビーコンを送信するか、どのアクセスデバイスが第2のビーコンを送信するかなどを制御するために用いられる。次に、切替器104は、アクセスデバイスに近隣アクセスデバイスの存在および対応するビーコンスケジュールを通知するために、各アクセスデバイスにメッセージを送る。以下に説明するように、同期プロトコルは切替器とアクセスデバイス間の有線ネットワーク上で、それらに共通時間基準を与えるために動作される。
いくつかの態様において、近隣アクセスデバイスは、互いに協同してそれらのビーコンスケジュールを定義する。例えば、1つ以上のアクセスデバイスは、他のアクセスデバイスに近隣アクセスデバイスの存在を通知するために、そのアクセスデバイスへメッセージを送る。次に、それらの近隣アクセスデバイスは、各アクセスデバイスによって用いられる(複数の)チャンネルおよび/または(複数の)ビーコン送信時間を折衝して、選択する。
各アクセスデバイスがそのビーコンを適切な時間に送信し続けることを確実にするための対策もなされる。例えば、アクセスデバイスの相対的タイミングは無線でまたは有線ネットワークを通じて規則的に同期される。これはクロックドリフトまたはアクセスデバイスのクロック周波数の僅かな差のような問題を補償するためであって、そうしなければこれらの問題はビーコン送信の相対的タイミングに時間とともに変化を生じさせる。このように、比較的一定の時間同期機能(「TSF」)オフセットは近隣アクセスデバイス間で保持される。
いくつかの態様において、1つのアクセスデバイスは、他の近隣アクセスデバイスのタイミングが依存する主アクセスデバイスとして指定される。例えば、所与の地域で作動されるべき第1のアクセスデバイスは、主アクセスデバイスとして指定され、およびそのアクセスデバイスに割り当てられた適切なTBTTおよびビーコン間隔を指定される。その地域でそれに続いて作動されるいかなるアクセスデバイスのタイミングも、前記第1のアクセスデバイスに基づく(例えばそれに同期する)。
再度図2を参照して、ブロック204で示すように、ビーコン送信スケジュールに関する指示はどのアクセスデバイスからのビーコンも受信する任意の無線デバイスに提供される。そのような指示は、例えばスキャンされるチャネルに関する情報、スキャニングが始まるべき時間に関する情報、または双方を含む。いくつかの態様において、この指示は現在近隣アクセスポイントのどれよっても用いられていない1つ以上のチャネルを特定する(例えば、指示を生成する調整用アクセスポイントによってこれが知らされるためである)。
図3の例において、指示は、あるアクセスデバイスがチャンネルAで動作し、別のアクセスデバイスがチャネルBで動作し、および別のアクセスデバイスがチャネルCで動作することを示す。この指示はチャネルがスキャンされるべき順序も示す(例えば、チャンネルA、次にB、次にC)。さらに、または代替的に、この指示は、1つ以上のチャネル(例えばチャネルD−G)が現在いかなる近隣アクセスデバイスによっても使用されていないことを示す。
さらに、この指示はいつ所与のチャンネルがスキャンされるかを示す。指示のタイミングの態様は、例えばTBTTの基準値、ビーコン間隔、TSFオフセット、ビーコン間の定義された間隙(例えば時間遅延)、他のいくつかの適切なタイミング情報、またはこれらのパラメータの組合せたセット(例えばそれらの1つ以上)を含む。
いくつかの態様において、指示はビーコン関連情報を提供する機能を含むか、またはその機能に関係する。例えば、無線デバイスは、送信される次のビーコンもしくは複数のビーコンのビーコン送信パラメータ(例えばチャネルおよび/またはタイミング)を、1つ以上の入力パラメータに基づいて決定するような機能を用いる。入力パラメータは、例えば受信した最後のビーコンのビーコン送信パラメータ、現在時間、他の適切なパラメータ、またはこれらのパラメータの組合せを含む。
表1にビーコン送信情報を導出するために用いられる機能の例を示す。この機能は、スキャン済みの前のチャネル(またはスキャン中の現在のチャネル)に基づいてスキャンされるべき次のチャネルを特定する。表1において、次のチャネル情報は第2列にあり、一方、前のチャネル情報は第1列にある。さらに、この機能は次のビーコンをスキャンする時間を特定する。この例において、タイミングは前の(または現在の)ビーコンのタイミングに関係して作成される。具体的には、表1の第3列において、チャンネルBまたはCのビーコンのスキャニングは、現在のビーコン(それぞれチャンネルAまたはBのビーコン)の終了後に1ビーコン間隙(例えば図3のビーコン302Aと302C間の間隙)を開始する。チャネルAのビーコンのスキャニングは現在のビーコン(チャネルCのビーコン)の終了後に、ビーコン間隔(例えば間隔308)から3ビーコン長の時間(例えばビーコン302A、302C、および302Eの長さ)を減算した時間に等しい期間を開始する。
Figure 2010520667
いくつかの態様において、指示はビーコンタイミング関連情報のみを提供する機能を含むか、またはその機能に関係する。例えば、図4および表2を参照して、いくつかの実施において、複数のアクセスデバイスが共通チャネルを利用する。ここに、タイミング図402A、402Bおよび402CはそれぞれアクセスデバイスA、B、およびCからの所与のチャネルでのビーコン送信を表す。具体的には、アクセスデバイスAはビーコン404Aを時間T0のすぐ後で送信し、アクセスデバイスBはビーコン404Bを時間T1のすぐ後で送信し、アクセスデバイスCはビーコン404Cを時間T2のすぐ後で送信する。図4の例において、ビーコン404A、404B、および404Cは単一のビーコン間隔406の間に、送信される。
表2の機能は、現在スキャンされているビーコンまたは最後にスキャンされたビーコンに基づいて次のビーコンをスキャンする時間を特定するために用いられる。例えば、表2において、現在のビーコンがアクセスデバイスAに対するものである場合、次のスキャン(アクセスデバイスBのビーコンのスキャン)の時間は時間T1である。
Figure 2010520667
上記に基づいて、ビーコンの送信に関連する指示が種々の形態を取り、種々の形式の情報を含むことが理解されるべきである。例えば、いくつかの態様において、上述した機能は、次の(複数の)ビーコンの(複数の)チャンネルおよび/またはタイミングを決定するために、前のビーコンの送信に関連するタイミング情報を利用する。また、所与のチャネルのビーコンをグループ化することにはここに説明するタイミング機能を利用しないか、または知らない局に役に立つことになることも理解されるべきである。例えば、ビーコンがより高密度であると、平均してビーコン探索時間が短縮される。
図4は、いくつかの態様において、ビーコンが時間的に互いに接近しないでグループ化されることを示す。それでも、無線デバイスは定義された時間にスキャンするだけでよいため、ビーコンの既知のタイミング(例えばビーコン間の既知の間隙)を単に保持することによって有利さが達成される。しかし、いくつかの態様において、近接してグループ化されたビーコンは2つ以上のアクセスデバイスが同じチャネルを利用するシステムに採用されることが理解されるべきである。
いくつかの態様において、指示はどのチャネルをスキャンするかを特定するが、スキャンの時間を特定しない。この場合、無線デバイスは指定されたチャンネルでビーコンをスキャンする。また一度ビーコンが受信されると、次の指定チャネルへ切り替わる。関連する方法において、指示は単に任意の空きチャンネルを特定する。そのような指示を使用することにより、無線デバイスはスキャンする必要がないチャネルを特定する。上記の方法は、無線デバイスがビーコンに対してすべてのチャネルのブラインド探索をする必要がないため、なお通常のシステムより優れた利点を提供する。
アクセスポイントの所与のセットに対する指示の時間変化を補うための対策がなされる。そのような変化は、トラヒックまたは信号状態、所与のアクセスデバイスによって用いられるチャネルもしくはビーコン送信時間の再割当、通信システム内のアクセスデバイスの追加および切り離し、または他の状況における変化に起因する。その結果、所与のシステムで用いられる指示の形式、および/または指示の内容は動的に更新される。
指示は種々の方法で無線デバイスに提供される。例えば、通常の実施において、アクセスデバイスまたは他のデバイスはビーコンまたは他の適切な信号を介して無線デバイスに指示を送る。後者の場合の例として、無線デバイスがアクセスデバイスと関係している場合、アクセスデバイスはその無線デバイスへの指示を含むメッセージを送る。さらに、局は指示を要求するアクセスポイントにメッセージを送る。いくつかの実施において、指示は無線デバイス中にプログラムされる。例えば、ビーコン送信スケジュールが比較的静的な方法で割り当てられる実施において、ユーザ、システム管理者、製造者、または他のエンティティは、指示を無線デバイスが初めて作動されるときに、無線デバイス中にプログラムする。そのようなプログラミングは、例えば無線デバイス、プログラミングデバイス、または双方の機能を用いることによって達成される。
再度図2を参照して、ブロック206に示すように、近隣アクセスデバイスが一度構成され、動作していると、それらはそれぞれのビーコンスケジュールに従ってそれらのビーコンを送信するだろう。したがって、図3の例において、アクセスデバイスAはそれのビーコンを送信し、次に定められた期間に等しい遅延の後にアクセスデバイスBはそれのビーコンを送信し、以下同様である。
ブロック208に示すように、ブロック206の動作と同時に、無線デバイスは近隣アクセスデバイスからのビーコンを効率的にスキャンするために指示を用いる。例えば、アクセスデバイスからのビーコンに対してチャネルをブラインドスキャンするよりも、無線デバイスは適切な時間に適切なチャネルをスキャンするために指示を用いる。
再度図3を参照して、タイミング図312は無線デバイスに関係するタイミングを表す。指示(例えば表1の機能)に基づいて、無線デバイスは適当な順序でチャネルをスキャンするように構成される。したがって、図3の例において、無線デバイスは最初にチャネルAをスキャンする。アクセスデバイスAからビーコンを受信した後、次に無線デバイスはチャンネルBをスキャンし、以下同様になる。
ここで、1つ以上のビーコンの送信における遅延を補うための対策がなされる。例えば、無線デバイスが、チャンネルをスキャンする時に、予想されるアクセスデバイス以外のデバイスが現在そのチャネルを使用中であると決定すると、その無線デバイスは、アクセスデバイスがそのチャネルでそれのビーコンを送ることができるまで、そのチャンネルをスキャンし続ける。あるいはまた、無線デバイスは他のチャンネルのスキャニングを続行し、次に、後で(例えば、次のビーコン間隔中に)飛ばしたチャンネルを再スキャンする。無線デバイスが、それに関係づけられたアクセスデバイスのビーコンをスキャンし、そのビーコンが無線デバイスが利用可能なダウンリンクトラヒックがあることを示す場合、無線デバイスは近隣ビーコンスキャンの動作を続ける前にダウンリンクトラヒックを受信しようとする。
無線デバイスが近隣アクセスデバイスの有効なカバレッジエリア内にない状況を補うための対策がなされる。すなわち、無線デバイスが次に送られるビーコンを受信できない場合、無線デバイスはその後に送信される次のビーコン(すなわち次の次のビーコン)を決定するためにやはり指示を用いる。このように、表1の例において、アクセスデバイスは表の情報を行を飛ばして用いる。
図2のブロック208において、無線デバイスは、適当な時にチャネルをスキャンするために指示を用いる。例えば、図3を参照して、無線デバイスはチャンネルA、B、およびCを、指示の中のタイミング情報(例えば表1の第3列)に基づいて、期間314A、314B、および314Cにわたってそれぞれスキャンする。図4を参照して、無線デバイスは指示の中のタイミング情報(例えば表2)に基づいてタイミング図410に関係づけられた期間408A、408B、および408Cにわたって、それぞれチャンネルをスキャンする。ここで、スキャニング期間314A−Cおよび408A−Cはシステムタイミング、チャネル切替時間における変動、およびビーコンの正確なタイミングに影響する他の要因を考慮することが理解されるべきである。例えば、期間314A−Cおよび408A−Cは、予想TBTTの少し前に始まり、ビーコン終了の予想時間の後に少しの時間を開始するように定義される。
図3および図4に指示を使用することによって、無線デバイスが近隣アクセスデバイスからのビーコンをスキャンしている時間の長さを減少させることを示す。ここで、どこでいつスキャンするかを知ることによって、無線デバイスはビーコンの累積長よりはるかに長い時間にわたりスキャンする必要がない。従って、このスキャニングに関係する電力消費は従来のスキャニング手法に較べて低下する。さらに、無線デバイスが所与のチャンネルでアクセスデバイスに関係している場合、無線デバイスはより長い期間にわたり、そのチャンネルに留まる。従って、無線デバイスへおよび無線デバイスからのトラヒックへのいかなる負の影響も抑圧されている。この負の影響は他の方法では他のチャネルに関する長いスキャンの結果生ずる。
無線デバイスは、また、ビーコン関連の指示を利用して、無線デバイスが節電モード(例えば非動作状態)で経過する時間を増加させる。例えば、無線デバイスが動作としてデータを送信または受信していない場合、無線デバイスは消費電力を低減するために節電モードに切り替わる。しかし、無線デバイスがいつかデータを送信または受信する必要がある時に最良のアクセスデバイスと容易に関係できるように、無線デバイスが近接アクセスデバイスに関する現在の情報を取得し続けることが望ましい。
従って、無線デバイスは適当な時間に近隣アクセスデバイスからのビーコンをスキャンするために節電モードから稼働状態になるための指示を用いる。再度図3を参照して、タイミング図312の低いレベル316Aおよび316Bは無線デバイスが節電モード(例えば非動作状態)にある時間を表す。逆に、タイミング図312の高いレベル318Aおよび318Bは無線デバイスが稼働モード(例えば動作状態)にある時間を表す。図4は、類似の節電モードを表す低レベル412A、412B、および412C、並びに稼働モードを表す高レベル414A、414B、および414Cを含む。
図3および図4から、他のトラヒック(例えば正規のビーコンスキャニングまたは接続関連のトラヒック)がないとき、無線デバイスは近隣アクセスデバイスからのビーコンをスキャンする必要がある時以外節電モードに留まることが理解されよう。これは、通常の手法、すなわち無線デバイスが比較的長い期間にわたり1つ以上のチャネルをそのチャネルまたはそれらのチャネルでビーコンを探し出す際にスキャンする必要がある手法と対照的である。従って、上記の教示を採用する無線デバイスは電力消費がより少なく、その結果、従来の手法を採用する無線デバイスより長い待ち受け時間を有する。
再度図2を参照して、無線デバイスは、ブロック210で表されるように、どのアクセスデバイスが最良の接続を提供するかを決定するためにビーコンから得た情報を用いる。上で検討したように、これは、最良の信号品質に関係するアクセスデバイスを特定するためにビーコンの信号レベルを解析することを含む。さらに、無線デバイスは所与のアクセスデバイスが、より望ましいサービスまたはサービス品質を提供するかどうかを決定するためにビーコンに含まれる情報を解析する。
上記の例に対して、ここに示す教示に一致する種々の修正が成されることが理解されるべきである。例えば、いくつかの態様において、ここに説明したビーコン関連の機能を提供するためにビーコン以外の信号が用いられる。このように、ネットワーク識別子を含む他の形式の信号が近隣アクセスデバイスに関する情報を得るために利用される。ここに、ネットワーク識別子は、例えばメディアアクセス制御(「MAC」)アドレスのようなアドレスを含む種々の形式を取る。
ビーコンをグループ化し、またはビーコンスケジュール指示を提供することを含む装置または方法は種々の方法で実施される。便宜のために、802.11に基づくシステムの文脈で付加的な詳細を説明する。しかし、ここに述べる教示がこの形式のシステムに、またはここに具体的に記述される構成部品および動作に限定されないことが理解されるべきである。例えば、ビーコンをグループ化し、またはここに教示するような指示を提供するために、他のプロトコルおよび手法が採用される。
802.11に基づくシステムにおいて、デバイスの各グループがデバイスの近隣グループからの大きな干渉を受けずに効果的に通信できるようにしようとする際に、デバイスのグループは協同して基本サービスセットを形成する。例えば、第1の基本サービスセットは、特定の無線チャネル上で確立される。すべての通信(例えば、データフレーム)は、それによって、その基本サービスセットを一意的に定義する基本サービスセット識別子を含む。従って、異なるチャンネルで動作する近隣基本サービスセットは、動作周波数を異ならせているため、第1の基本サービスセットと実質的に干渉しないだろう。逆に、第1の基本サービスセットと同じチャネルで動作する近隣基本サービスセットのデバイスは、これらのデバイスが異なる基本サービスセットの識別子を用いる故、第1の基本サービスセットからの送信信号を処理しないだろう。
基本サービスセットは種々の方法で確立される。典型的な用途において、(例えば、別のネットワークへのアクセスを提供する)アクセスポイントは基本サービスセットを確立し、基本サービスセットでのトラヒックフローをある程度制御する。ここで、無線局が基本サービスセットを見出し、基本サービスセット内のトラヒック制御を容易にすることを可能とするために、アクセスポイントは周期的ビーコンを生成する。例えば、アクセスポイントのカバレッジエリアに入る無線局はビーコンをスキャンし、次に基本サービスセットに加わるためにそのアクセスポイントと関係づける。局がいったん基本サービスセットに加わると、アクセスポイントはネットワークから局へデータを送り、局からネットワークへデータを送る。
他の用途において、1組の局は協同して基本サービスセットを形成する。例えば、独立した基本サービスセットの実施(例えばアドホックネットワーク)において、そうでなければ1つのアクセスポイントによって提供される機能(例えばビーコンの生成)はいくつかの近隣局において実施され、それらの局間で共有される。
802.11の実施において、図1のアクセスデバイス102A−Cはアクセスポイント(「AP」)を含む。また、無線デバイス108は無線局(「STA」)を含む。ここで、各アクセスポイントは一意的な基本サービスセット識別子によって定義される一意的なネットワークを確立する。これらの構成部品の例示的実施の詳細は図5、図6、図7、および図8と連係して検討されるだろう。
図5にアクセスポイント500のいくつかの例示的態様を示す。簡潔に、アクセスポイント500は、例えば近接局との無線通信を確立するように適合された無線部502を含む。ビーコン送信協同制御器504はビーコン送信スケジュールを定義するために切替器、他のアクセスポイント、または他のデバイスと交信するように適合される。クロック506およびクロック同期部品508はビーコン送信および他の動作の正確なタイミングを容易にするように、アクセスポイント500に対してクロック信号を提供するように適合される。ビーコン生成器510はビーコン送信スケジュールに従ってビーコンを生成するように適合される。図5の複雑さを減少させるために、アクセスポイントで一般的に見出される他の構成部品は示さない。
アクセスポイント500の例示的動作は図6のフローチャートと連係してより詳細に検討されるだろう。特に、図6はビーコン送信スケジュールを定義し、ビーコン送信スケジュールに関連する指示を近接局へ提供するように実行される動作に関連する。
ブロック602で表されるように、アクセスポイント500(例えば、制御器504)は、近隣アクセスポイントがあるかどうかを決定する。典型的な実施において、制御器504は近隣アクセスポイントの各々が関係している切替器または他のデバイスから近隣アクセスポイントに関する情報を取得する。例えば、切替器は所与の地域内で相互の関係においてどこにアクセスポイントがあるかを示す情報を保持する。次に、この情報に基づいて、切替器はアクセスポイントの所与のセットを近隣アクセスポイントとして特定する。あるいはまた、いくつかの実施において、アクセスポイントは近隣アクセスポイントを特定するために無線媒体をスキャン、または別のアクセスポイントと交信する。いずれにしても、所与の通信システムが近隣アクセスポイントの1つ以上のセットを採用することが理解されるべきである。
ブロック604で表されるように、アクセスポイント500は自身のタイミングと近隣アクセスポイントのタイミングを同期させる。例えば、上で検討したように、アクセスポイント500(例えば制御器504)は指定された主アクセスポイントのビーコンタイミング情報(例えばTBTTおよびビーコン間隔)のようなタイミング情報を切替器104(図1)または他のデバイスから取得する。クロック同期部品508はクロック506を主アクセスポイントのクロックに同期させるためにこの情報または他の適切な情報を用いる。上で検討したように、このような動作は時間的に同期を保持するために、規則的に繰り返される。
ブロック606で表されるように、アクセスポイント500(例えば、制御器504)は1つ以上の近隣アクセスポイントと協同してビーコン送信スケジュールを決定する。例えば、制御器504は切替器、アクセスポイント、他のデバイス、またはこれらのデバイスの組合せと交信し、アクセスポイント、ビーコン送信時間、または双方のためのチャンネルを選択する。上で検討したように、これは、所与のビーコン間隔にわたり、アクセスポイントからのビーコンが、定義された連続したビーコン間に定められた(例えば既知の)間隙を有するグループで送信されるように、各アクセスポイントに対するTBTTを定義することを含む。この目的のために、制御器504はビーコン送信時間を選択し、ビーコン送信時間を別のデバイスへ送り、別のデバイスからビーコン送信時間を受信し、またはこれらの動作の組合せを実行する。図5に示すように、アクセスポイント500に対するビーコン関連情報512および近隣アクセスポイントに対するビーコン関連情報514はアクセスポイント500(例えばデータメモリー)に格納される。情報512は例えばアクセスポイントのビーコン間隔516およびTBTT518を含む。情報514は例えば近隣アクセスポイントによって用いられる1つ以上のTBTT520および1つ以上のチャネル522を含む。
ブロック608で表されるように、ある時点で、ビーコン送信スケジュールに関連する指示が生成される。いくつかの態様において、アクセスポイント500はその指示を生成する。例えば、指示生成器524は、アクセスポイント500が各ビーコンで送信するビーコン情報528に含まれる次のビーコン指示526を生成するために情報512および514を用いる。ここに検討するように、次のビーコン指示526は1つ以上の次のビーコンのチャネルおよび/またはタイミングを指示する情報または機能を含む。また、図5はビーコン情報528がアクセスデバイス500によって提供される無線ネットワークを一意に特定するネットワーク識別子530を含むことも示す。例えば、いくつかの実施において、ネットワーク識別子530はアドレス(例えば、MACアドレス)または他の適切な情報を含む。
いくつかの実施において、アクセスポイント500は別のデバイスから指示を受信する。この場合、アクセスポイント500はそのビーコンでの後続の送信のために次のビーコン指示526を(例えばデータメモリー内に)単に保持する。
ブロック610に表されるように、ある時点で近隣アクセスポイントのいずれか1つのカバレッジエリアに入る任意の局へ指示が提供される。アクセスポイント500が指示を供給または保持する例を続けると、アクセスポイント500(例えば、無線部502の送信機)は無線ネットワークで次のビーコン指示526を含むビーコンまたは他の適切な信号を送る。このように、アクセスポイント500のカバレッジエリアに入るいかなる局も、ビーコンまたは他の信号を受信し、ビーコンから指示526を抽出する。
図7に無線局700のいくつかの例示的態様を示す。簡潔に、局700は、例えば近接アクセスポイントとの無線交信を確立するように適合された無線部702を含む。ビーコン送信情報取得制御器704は、ビーコン送信に関連する情報を得るためにアクセスポイントまたは他のデバイスと交信するように適合される。クロック706およびクロック同期部品708はビーコンの受信および他の動作の正確なタイミングを容易にするために局700へクロック信号を提供するように適合される。ビーコンスキャン制御器710はビーコンのスキャニングを制御するように適合される。電力モード(例えば、状態)制御器712は局700の1つ以上の構成部品のモードを制御するように適合される。無線ビーコン信号解析器714は受信ビーコンまたは他の信号を解析するように適合される。図7の複雑さを減少させるために、局に一般的に見出される他の部品は示さない。
局700の例示的動作は図8のフローチャートと連係してさらに詳細に検討されるだろう。特に、図8はビーコン送信スケジュールに関連する指示を取得するため、およびビーコンまたは他の信号を1つ以上のアクセスポイント(例えば近隣アクセスポイント)から受信するために実行される動作に関連する。
ブロック802で表されるように、局700(例えば、制御器704)は近隣アクセスポイントのビーコン送信スケジュールに関する指示を取得する。例えば、制御器704は次のビーコン指示を受信するためにプログラミングデバイスまたはアクセスポイントのような別のデバイスと交信する。後者の場合、無線部702のスキャナは関係するアクセスポイントまたは他のアクセスポイントからのビーコンをスキャンし、次のビーコン指示を含むビーコン情報を制御器704へ出力する。次に、制御器704は受信した次のビーコン指示(例えばここで検討したような機能)716を、ビーコンスキャン制御器710が後で用いるために、データメモリーに格納する。
ブロック804で表されるように、局700はデータを能動的に送信または受信していないときは電力を保存するために節電モードに入る。例えば、電力モード制御器712は局700を節電モード(例えば一時停止状態)718、または稼働モード(例えば動作状態)720に設定する。いくつかの用途において、節電モードは局700の1つ以上の構成部品を一時的に動作不能またはオフにするという結果を生じる。しかし、電力は局700の他の構成部品に依然として供給される。例えば、節電モード中の状態情報を保持するために、局700内のデータメモリーの少なくとも一部に電力が供給される。電力モード制御器712がモード718および720の1つ以上に加え、または代わりに、他のモード(状態)を利用する。
種々の構成部品が電力モード制御器712によって制御される。例えば、いくつかの態様において、電力モード制御器712は局(例えば、無線部702)の下層処理に関係する1つ以上の構成部品を制御する。他の態様において、電力モード制御器712は局700の他の構成部品を制御する。
ブロック806で表されるように、(例えば、制御器712の制御下の)局700は稼働期間にビーコンをスキャンするために節電モードから稼働状態になる。図3と連係して上で検討したように、稼働期間は期間318Aおよび318Bに対応する。したがって、稼働期間は局700へ提供されるビーコン送信スケジュール情報(例えば、指示716)に基づいて定義される。
ブロック808で表されるように、局700(例えば、ビーコンスキャン制御器710)は、指示716を用いて所与のビーコングループ(例えばビーコン302A、302C、および302E)内の第1のビーコン(例えばビーコン302A)のスキャニングを開始する。ここで、ビーコンスキャン制御器710(例えば、スキャン情報導出部品722)は、局700に保持されている現在のビーコン情報724に基づいてどのチャンネルが次にスキャンされ、およびいつそのチャンネルに関してスキャニングが始まるべきかを決定する。情報724は、例えばスキャン済みの最後のチャネル726および/またはその最後のスキャンに関係するタイミング(例えば、対応するアクセスポイントのTBTT)728を特定する。表1のビーコン指示機能に関して、現在のチャネル情報726は表の第1列の情報に対応する。
上記に基づいて、導出部品722は、次のスキャンに用いられる情報730を生成する。ここで、情報730はスキャンされる次のチャンネル732およびスキャンタイミング734を特定する。再度表1に関して、チャネル情報732およびタイミング情報734はそれぞれ表の第2列および第3列に対応する。タイミング情報734はスキャンの始まりとスキャンの長さに関連する情報を含む。後者の例として、ビーコンの長さに関連する情報がスキャニングをどれだけ長く実行するかを定義するために用いられる。図3に関して、グループ内の第1のビーコンに対するスキャン期間は、期間314Aを含む。このように、無線部702のスキャナは適当なチャネルに調整され、アクセスポイントからビーコンを受信するために指定された期間にわたり作動される。
ブロック812−818で表わされるように、次に、局700はグループ内の他のアクセスポイントからのビーコンを繰り返しスキャンする。ブロック812において、局は(例えばグループの第1のビーコンに関連する)前のビーコン情報と連係して指示を用いて次のビーコン(例えば、グループの第2のビーコン)をスキャンする。ブロック814において、局は次のビーコンが受信されるまでスキャニングを開始する(ブロック816)。ブロック818で表されるように、これらの動作はグループ内のすべてのビーコンを受信し終わるまで繰り返される。図3に示すように、これらの動作はビーコンが小さなグループで送信される場合、比較的短期間(例えば、スキャン期間314A−C)で実行される。その結果、局はスキャニングの動作にほとんど電力を消費せず、(例えば、関係するアクセスポイントのチャンネルを除いた)他のチャネルをスキャンして長い時間を費やさずまた、より長時間にわたり節電状態に留まる。
ブロック820で表されるように、局がビーコンを受信する(ブロック810および816)と、ビーコン信号解析器714は各ビーコンおよびビーコン中の任意の情報を処理し、どのアクセスポイントが現在の最良接続を提供するかを決定する。例えば、ビーコン信号解析器は各ビーコンに関係する信号強度を測定し、もっとも強い受信信号強度を有するビーコンを提供するアクセスポイントを好ましいアクセスポイントとして選択する。次に、局が近隣アクセスポイントの現在のリストおよびこれらのアクセスポイントによって提供される接続に関する情報を確実に保持しようとするときに、必要に応じて図8の動作が繰り返される。従って、局は、例えば許容できるサービス品質を保持する必要に応じて、近隣アクセスポイントの異なる1つへ簡単にかつ素早く移行する。
上記を考慮すると、ここに述べた教示に従って種々の利点が達成されることが理解されるよう。例えば、無線ローカルエリアネットワーク(「WLAN」)デバイスの待機時間は、ビーコンのグループ化および/またはビーコン送信指示をそのデバイスに提供することにより増加する。そのような手法を使用することによって、WLANデバイスのスキャン時間は減少する。また、節約モードに費やされる時間は増加し、それによりデバイスの待機時間が増加する。
ここに述べる教示は種々のプロトコル、ユーザデバイス、および関係するネットワーク構成部品に適用可能である。従って、ユーザデバイスは(802.11に基づく)Wi−Fi、WiMAX、他の時間分割多重ネットワーク、または他の任意の無線プラットフォームのような種々の無線プラットフォームを介してネットワークへの接続を得るために種々の構成部品を組み込むことができる。さらに、これは具体的に説明してきたものに加え、またはそれ以外の、種々のアーキテクチャ、プロトコル、仕様、または規格の使用によって達成されうる。
ここに説明した構成部品は種々の方法で実施されうる。例えば図9を参照して、構成部品902、904、および906は、例えば前に検討した構成部品710、702、および712にそれぞれ少なくとも一部対応する。いくつかの態様において、これらの構成部品は例えば図7の構成部品700に対応する構成部品900に組み込まれる。図10を参照して、構成部品1002、1004、1006、1008、1010、および1012は、例えば前に検討した構成部品504、502、510、504、504、および524に少なくとも一部対応する。いくつかの態様において、これらの構成部品は例えば図5の構成部品500に対応する構成部品1000に組み込まれる。図9および図10に、いくつかの態様においてこれらの構成部品が適当なプロセッサ構成部品を介して実施されることを示す。これらのプロセッサ構成部品は、いくつかの態様において、ここに教示されるような構造を用いて少なくとも部分的に実施される。いくつかの態様において、プロセッサは1つ以上のこれらの構成部品の機能の一部またはすべてを実施するように適合される。いくつかの態様において、破線の箱で表される1つ以上の構成部品は任意選択的である。
さらに、図9および図10によって表される構成部品および機能は、ここに説明された構成部品および機能と同様に、任意の適切な手段を用いて実施されうる。そのような手段は、ここに教示されるような対応する構造を少なくとも一部用いて実施される。例えば、いくつかの態様において、指示を用いるための手段はスキャン制御器を含み、スキャニングのための手段はスキャナを含み、稼働状態にするための手段はモード制御器を含み、協同のための手段はビーコン送信協同制御器を含み、送信のための手段は送信機を含み、保持のための手段はビーコン生成器を含み、ビーコン送信時間を決定するための手段はビーコン送信協同制御器を含み、ビーコン送信時間を用いるための手段はビーコン送信協同制御器を含み、また、指示を生成するための手段は指示生成器を含みうる。1つ以上のそのような手段は図9および図10の1つ以上のプロセッサ構成部品に従って実施されうる。
当業者は情報および信号は種々の異なる技術および手法のいずれかを用いて表されるかもしれないことを理解するだろう。例えば、上の記述中に参照されるかもしれないデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光学場もしくは光粒子、またはそれらの任意の組合せで表される。
当業者は、ここに開示された態様に関連して説明された種々の例示的論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路およびアルゴリズムのステップは、電子的ハードウェア(例えばソースコードまたは他の手法を用いて設計されるかもしれないディジタル実施、アナログ実施、またはその2つの組合せ)、命令を含む種々の形式のプログラムまたは設計コード(ここでは便宜のために「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ばれる)、または双方の組合せとして実施されることをさらに認識するだろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、種々の例示的構成部品、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、ここまでそれらの機能の面から一般的に説明してきた。そのような機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実施されるかどうかは、全体のシステムに課せられた特定の用途および設計制約に依存する。当業者は説明した機能を各特定の用途に対して異なる方法で実施することができるが、そのような実施の決定が本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
ここに開示された態様に関して説明された例示的論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向集積回路(ASIC)、プログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラム可能論理回路、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア部品、またはここに説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで実施または実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありえ、代替的にはこのプロセッサは任意の通常のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器または状態機械でありうる。プロセッサはまた、計算デバイスの組合せ、例えばDSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連係した1つ以上のマイクロプロセッサ、または他のそのような構成として実施されうる。
いずれの開示されたプロセスにおいても、ステップのいかなる特定の順序または階層も例示的方法の一例であることが理解される。設計の選好に基づいて、プロセスのステップの特定の順序または階層が本開示の範囲内にあるままに再編成されることが理解される。付随する方法のクレームは例示的順序で種々のステップの要素を述べており、記述された特定の順序または階層に限定されることを意味しない。
ここに開示された態様に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアで、プロセッサで実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで具体化される。(例えば実行可能な命令および関連データを含む)ソフトウェアモジュールおよび他のデータはRAMメモリー、フラッシュメモリー、ROMメモリー、EPROMメモリー、EEPROMメモリー、レジスタ、ハードディスク、可搬形ディスク、CD−ROM、または当業者に既知の任意の形式の計算機可読記憶媒体中に存在しうる。例示的記憶媒体は、例えば、計算機/プロセッサ(便宜のためにここでは「プロセッサ」と呼ぶ)のような機械に接続されうる。このプロセッサは記憶媒体から情報(例えばコード)を読み、記憶媒体へ情報を書き込むことができる。例示的記憶媒体はプロセッサに組み込まれうる。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在しうる。ASICはユーザ機器内に存在しうる。代替的に、プロセッサおよび記憶媒体は個別部品としてユーザ機器内に設けられてもよい。さらに、いくつかの態様において、いかなる適切な計算機プログラム製品も開示の1つ以上の態様に関連するコードを含む計算機可読媒体を含むことができる。いくつかの態様において、計算機プログラム製品は、パッケージ材料を含む。
開示された態様のこれまでの説明は当業者が本開示を製造しまたは使用することを可能にするように提供されている。これらの態様への種々の変更は当業者に容易に明らかになるだろう。また、ここに定義した一般的原理は本発明の範囲から逸脱することなく他の態様に適用することができる。したがって、本開示はここに示した態様に限定されることを意図されておらず、ここに開示した原理および新規な特徴に矛盾しない最も広い範囲と一致されるべきである。

Claims (93)

  1. ビーコン関連情報を用いる方法であって、
    少なくとも1つの近隣アクセスポイントによる少なくとも1つの次のビーコンの送信に関する指示を無線デバイスによって用いることと、なお、前記少なくとも1つの次のビーコンの各々は、関係する無線ネットワークの識別子を含む;および
    前記無線デバイスによって、前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンすること;
    を備えた方法。
  2. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャンネルを特定する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間をさらに特定する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記指示は、前記少なくとも1つの近隣アクセスポイントによって用いられていない任意のチャンネルを特定する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記指示は機能を備え;および
    前記指示を用いることは、少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間および/または前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャネルを決定するために前記機能を用いることを備える;
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記指示を用いることは、いつどのチャネルで少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンをするかを決定することを備える、請求項1に記載の方法。
  7. 少なくとも1つの近隣アクセスポイントからの少なくとも1つの次のビーコンに対して、稼働期間にスキャンするために節電モードから稼働状態となることをさらに備え;
    前記指示を用いることは、前記稼働期間にスキャンする少なくとも1つのチャネルおよびスキャンする少なくとも1つの時間を決定することを備える、請求項1に記載の方法。
  8. 少なくとも1つの次のビーコンは、時間的におよび無線チャンネルによって共にグループ化されたビーコンセットを備え;および
    前記無線デバイスは、前記ビーコンセットに対してスキャンするために前記指示を用いる;
    請求項1に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの次のビーコンは、定められた時間期間に送信される複数のビーコンを備え;
    前記無線デバイスは、前記定められた時間期間に送信される前記複数のビーコンに対してスキャンするために前記指示を用い;および
    前記複数ビーコンの各々は、異なる無線ネットワークに関係づけられている;
    請求項1に記載の方法。
  10. 連続するビーコンが、定められた間隙セットの1つによって時間的に分離される、請求項9に記載の方法。
  11. 前記無線デバイスは、第1のビーコンに対して第1のチャンネル上でスキャンし;
    前記少なくとも1つの次のビーコンは第2のビーコンを含み;および
    前記無線デバイスは、前記指示および前記第1のチャンネルに基づいて、前記第2のビーコンに対してスキャンするために第2チャネルを特定する;
    請求項1に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つの次のビーコンは第3のビーコンをさらに含み;および
    前記無線デバイスは、前記指示および前記第2のチャンネルに基づいて、前記第3のビーコンに対してスキャンするために第3チャネルを特定する;
    請求項11に記載の方法。
  13. 前記無線デバイスは、アクセスポイントから前記指示を受信し;または
    前記指示は前記無線デバイス内にプログラムされる;
    請求項1に記載の方法。
  14. 前記無線デバイスは、前記無線デバイスがその間を移動するであろう複数近隣アクセスポイントを特定するために前記指示を用いる、請求項1に記載の方法。
  15. 前記無線デバイスは、ビーコンスキャン時間を短縮するために前記指示を用いる、請求項1に記載の方法。
  16. 前記無線デバイスは、節電モードで使用される時間を増加させるために前記指示を用いる、請求項1に記載の方法。
  17. ビーコン関連情報を用いるための装置であって、
    少なくとも1つの近隣アクセスポイントによる少なくとも1つの次のビーコンの送信に関する指示を用いるように適合されたスキャン制御器と、なお、前記少なくとも1つの次のビーコンの各ビーコンは関係する無線ネットワークの識別子を備える;
    前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンするように適合されたスキャナと;
    を備えた装置。
  18. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャンネルを特定する、請求項17に記載の装置。
  19. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間をさらに特定する、請求項18に記載の装置。
  20. 前記指示は機能を備え;および
    前記スキャン制御器は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間および/または前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャネルを決定するために前記機能を用いるようにさらに適合された;
    請求項17に記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つの近隣アクセスポイントからの前記少なくとも1つのビーコンに対して、稼働期間にスキャンするために、前記スキャナに節電モードから稼働状態にさせるように適合されたモード制御器をさらに含み;
    前記スキャン制御器は、前記指示に基づいて、前記稼働期間にスキャンする少なくとも1つのチャネルおよびスキャンする少なくとも1つの時間を決定するようにさらに適合された、請求項17に記載の装置。
  22. 前記少なくとも1つの次のビーコンは、時間的に共にグループ化されたビーコンセットを備え;および
    前記スキャン制御器は、前記スキャナに前記ビーコンセットに対してスキャンさせように前記指示を用いるようさらに適合された、請求項17に記載の装置。
  23. 前記少なくとも1つの次のビーコンは、定められた時間期間に送信される複数のビーコンを備え;
    前記スキャン制御器は、前記スキャナに前記定められた時間期間に送信される前記複数のビーコンに対してスキャンさせるために前記指示を用いるようにさらに適合され;
    前記複数ビーコンの各々は異なる無線ネットワークに関係づけられている;
    請求項17に記載の装置。
  24. 連続するビーコンが、定められた間隙セットの1つによって時間的に分離される、請求項23に記載の装置。
  25. 前記スキャン制御器は、前記装置がその間を移動するであろう複数の近隣アクセスポイントを特定するために前記指示を用いるようにさらに適合された、請求項17に記載の装置。
  26. 前記スキャン制御器は、ビーコンスキャン時間を短縮するために、または節電モードで経過する時間を増加させるために、またはビーコンスキャン時間を短縮しかつ節電モードで経過する時間を増加させるために、前記指示を用いるようにさらに適合された、請求項17に記載の装置。
  27. ビーコン関連情報を用いるための装置であって、
    少なくとも1つの近隣アクセスポイントによる少なくとも1つの次のビーコンの送信に関する指示を用いるための手段と、なお、前記少なくとも1つの次のビーコンの各ビーコンは、関係する無線ネットワークの識別子を備える;および
    前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンするための手段と;
    を備えた装置。
  28. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャンネルを特定する、請求項27に記載の装置。
  29. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間をさらに特定する、請求項28に記載の装置。
  30. 前記指示は機能を備え;および
    前記指示を用いるための手段は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間および/または前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャネルを決定する;
    請求項27に記載の装置。
  31. 前記少なくとも1つの近隣アクセスポイントからの前記少なくとも1つの次のビーコンに対して、稼働期間にスキャンするために、節電モードからスキャニングのための手段を稼働状態にするための手段をさらに備え;
    前記指示を用いるための手段は、前記指示に基づいて、前記稼働期間にスキャンする少なくとも1つのチャネルおよびスキャンする少なくとも1つの時間を決定する、請求項27に記載の装置。
  32. 前記少なくとも1つの次のビーコンは、時間的に共にグループ化されたビーコンセットを備え;および
    前記指示を用いるための手段は、前記スキャニングのための手段に前記ビーコンセットに対するスキャニングをさせるために前記指示を用いる;
    請求項27に記載の装置。
  33. 前記少なくとも1つの次のビーコンは、定められた時間期間に送信される複数のビーコンを備え;
    前記指示を用いるための手段は、前記スキャニングのための手段に前記定められた時間期間に送信される前記複数のビーコンに対するスキャニングをさせるように前記指示を用い;および
    前記複数ビーコンの各々は、異なる無線ネットワークに関係づけられている;
    請求項27に記載の装置。
  34. 連続するビーコンが、定められた間隙セットの1つによって時間的に分離される、請求項33に記載の装置。
  35. 前記指示を用いるための手段は、前記装置がその間を移動するであろう複数近隣アクセスポイントを特定するために前記指示を用いる、請求項27に記載の装置。
  36. 前記指示を用いるための手段は、ビーコンスキャン時間を短縮するために、または節電モードで経過する時間を増加させるために、またはビーコンスキャン時間を短縮しかつ節電モードで経過する時間を増加させるために前記指示を用いる、請求項27に記載の装置。
  37. 計算機可読媒体を備えた計算機プログラム製品であって、
    前記計算機可読媒体は、少なくとも1つの計算機に、
    少なくとも1つの近隣アクセスポイントによる少なくとも1つの次のビーコンの送信に関する指示を用いさせ、なお、前記少なくとも1つの次のビーコンの各ビーコンは、関係する無線ネットワークの識別子を備える;および
    前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンさせる;
    ためのコードを備えた;
    計算機プログラム製品。
  38. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャンネルを特定する、請求項37に記載の計算機プログラム製品。
  39. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間をさらに特定する、請求項38に記載の計算機プログラム製品。
  40. 前記指示は機能を備え;および
    前記少なくとも1つの計算機に指示を用いさせるためのコードは、前記少なくとも1つの計算機に前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間および/または前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャネルを決定させるためのコードを備える;
    請求項37に記載の計算機プログラム製品。
  41. 前記計算機可読媒体は、前記少なくとも1つの計算機に、前記少なくとも1つの近隣アクセスポイントからの前記少なくとも1つの次のビーコンに対して、稼働期間にスキャンするために、節電モードから稼働状態にさせるためのコードをさらに備え;
    前記少なくとも1つの計算機に指示を用いさせるためのコードは、前記少なくとも1つの計算機に、前記稼働期間にスキャンする少なくとも1つのチャネルおよびスキャンする少なくとも1つの時間を決定させるためのコードを備える、請求項37に記載の計算機プログラム製品。
  42. 前記少なくとも1つの次のビーコンは、時間的に共にグループ化されたビーコンセットを備え;および
    前記少なくとも1つの計算機にスキャンさせるためのコードは、前記少なくとも1つの計算機に前記ビーコンセットに対してスキャンさせるコードを備える、
    請求項37に記載の計算機プログラム製品。
  43. 前記少なくとも1つの次のビーコンは、前記定められた時間期間に送信される複数のビーコンを備え;
    前記少なくとも1つの計算機にスキャンさせるためのコードは、前記少なくとも1つの計算機に、前記定められた時間期間に送信される複数のビーコンに対してスキャンさせるコードを備え;および
    前記複数ビーコンの各々は、異なる無線ネットワークに関係づけられている;
    請求項37に記載の計算機プログラム製品。
  44. 連続するビーコンが、定められた間隙セットの1つによって時間的に分離される、請求項43に記載の計算機プログラム製品。
  45. 前記少なくとも1つの計算機に指示を用いさせるためのコードは、前記少なくとも1つの計算機に、前記少なくとも1つの計算機がその間を移動するであろう複数近隣アクセスポイントを特定させるためのコードを備える、請求項37に記載の計算機プログラム製品。
  46. 前記少なくとも1つの計算機に指示を用いさせるためのコードは、ビーコンスキャン時間を短縮するために、または節電モードで経過する時間を増加させるために、またはビーコンスキャン時間を短縮しかつ節電モードで経過する時間を増加させるために、前記少なくとも1つの計算機に前記指示を用いさせるためのコードを備える、請求項37に記載の計算機プログラム製品。
  47. アクセスポイントによってビーコンを提供する方法であって、
    関連した複数の時分割多重無線ネットワークのビーコンをいつ送信するかを決定するために少なくとも1つの他のアクセスポイントと協同することと、なお、前記ビーコンの各々は前記時分割多重無線ネットワークの1つの識別子を備える;および
    前記ネットワークの少なくとも1つの前記ビーコンを送信することと;
    を備えた方法。
  48. 前記アクセスポイントは、前記複数のビーコンが時間的にオーバラップしないように前記複数のビーコンを送信する、請求項47に記載の方法。
  49. 前記アクセスポイントによって所与のチャネルを用いて送られるべきすべてのビーコンは時間的に連続して送られる、請求項47に記載の方法。
  50. 前記複数のビーコンの引き続く送信間に少なくとも1つの定められた間隙を保持することをさらに備えた、請求項47に記載の方法。
  51. 次のビーコンと前のビーコンとが異なるチャネルで送られる場合、前記少なくとも1つの定められた間隙が、前記次のビーコンおよび前記の前ビーコンを受信するように適合された無線デバイスの無線部のチャネル切替時間より大きい、請求項50に記載の方法。
  52. 前記アクセスポイントは、前記無線ネットワークの少なくとも一部分に関係するビーコングループを繰り返し送信し;
    前記ビーコングループ内の各ビーコンは、前記無線ネットワークの異なる1つに関係づけられ;および
    前記アクセスポイントは、定められた時間期間内に各グループの前記ビーコンを送信する;
    請求項47に記載の方法。
  53. 前記定められた時間期間はビーコン間隔より小さい、請求項52に記載の方法。
  54. 前記アクセスポイントは、前記無線ネットワークの各々に関係づけられた複数ビーコンの1つを、順に引き続いて送信するように協同する、請求項47に記載の方法。
  55. 前記協同することは、
    1セットの時間的に非オーバラップのビーコンを送信するために用いられる総時間を短縮するように、および
    短縮されたビーコンスキャン時間および総探索時間を、前記ビーコンを受信するように適合された無線デバイスに提供するように、
    ビーコン送信時間を確立することを備える、請求項47に記載の方法。
  56. 前記アクセスポイントの1つのビーコン送信時間を決定することと;
    所与の地域における1セットのアクセスポイントに対する目標ビーコン送信時間を確立するために前記ビーコン送信時間を用いること;
    をさらに備える、請求項47に記載の方法。
  57. 前記少なくとも1つの他のアクセスポイントによって少なくとも1つの次のビーコンの送信に関する指示を生成することをさらに備える、請求項47に記載の方法。
  58. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャンネルを特定する、請求項57に記載の方法。
  59. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間を特定する、請求項58に記載の方法。
  60. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間および/または前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャネルを決定するための機能を備える、請求項57に記載の方法。
  61. 前記指示は、第1のチャネルに基づいて、前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンする第2のチャネルを特定する、請求項57に記載の方法。
  62. 前記指示は、前記第2のチャネルに基づいて、前記少なくとも1つの次のビーコンに対してスキャンする第3のチャネルを特定する、請求項61に記載の方法。
  63. 前記指示は、前記アクセスポイントによって用いられていない任意のチャンネルを特定する指示を送信することをさらに備える、請求項47に記載の方法。
  64. ビーコンを提供するためのアクセスポイント装置であって、
    関連した複数の時分割多重無線ネットワークのビーコンをいつ送信するかを決定するために少なくとも1つの他のアクセスポイントと協同するように適合された制御器と、なお、前記ビーコンの各々は、前記時分割多重無線ネットワークの1つの識別子を備える;および
    前記ネットワークの少なくとも1つの前記ビーコンを送信するための送信機と;
    を備えた装置。
  65. 前記アクセスポイントは、前記複数のビーコンが時間的にオーバラップしないように前記複数のビーコンを送信する、請求項64に記載の装置。
  66. 前記アクセスポイントによって所与のチャネルを用いて送られるべきすべてのビーコンは時間的に連続して送られる、請求項64に記載の装置。
  67. 前記アクセスポイントは、前記ビーコンの引き続く送信間に、少なくとも1つの定められた間隙を保持する、請求項64に記載の装置。
  68. 前記制御器は、
    1セットの時間的に非オーバラップのビーコンを送信するために用いられる総時間を短縮するように;および
    短縮されたビーコンスキャン時間および総探索時間を、前記ビーコンを受信するように適合された無線デバイスに提供するように;
    前記ビーコンに対して協同して送信時間を確立するようにさらに適合された、請求項64に記載の装置。
  69. 前記制御器は、
    前記アクセスポイントの1つのビーコン送信時間を決定するように;および
    所与の地域における1セットのアクセスポイントに対する目標ビーコン送信時間を確立するために前記ビーコン送信時間を用いるように;
    さらに適合された、請求項64に記載の装置。
  70. 前記少なくとも1つの他のアクセスポイントによって少なくとも1つの次のビーコンの送信に関する指示を生成するように適合された指示生成器をさらに備える、請求項64に記載の装置。
  71. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャンネルを特定する、請求項70に記載の装置。
  72. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間を特定する、請求項71に記載の装置。
  73. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間および/または前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャネルを決定するための機能を備える、請求項70に記載の装置。
  74. ビーコンを提供するためのアクセスポイント装置であって、
    関連した複数の時分割多重無線ネットワークのビーコンをいつ送信するかを決定するように少なくとも1つの他のアクセスポイントと協同するための手段と、なお、前記ビーコンの各々は前記複数の時分割多重無線ネットワークのうちの1つの識別子を備える;
    前記少なくとも1つのネットワークの前記ビーコンを送信するための手段と;
    を備えた装置。
  75. 前記アクセスポイントは、前記複数のビーコンが時間的にオーバラップしないように前記複数のビーコンを送信する、請求項74に記載の装置。
  76. 前記アクセスポイントによって所与のチャネルを用いて送られるべきすべてのビーコンは連続して送られる、請求項74に記載の装置。
  77. 前記ビーコンの引き続く送信間に、少なくとも1つの定められた間隙を保持するための手段をさらに備える、請求項74に記載の装置。
  78. 前記協同のための手段は、
    1セットの時間的に非オーバラップのビーコンを送信するために用いられる総時間を短縮するように;および
    短縮されたビーコンスキャン時間および総探索時間を、前記ビーコンを受信するように適合された無線デバイスに提供するように;
    ビーコン送信時間をさらに確立する、請求項74に記載の装置。
  79. 前記アクセスポイントの1つのビーコン送信時間を決定するための手段と;
    所与の地域における1セットのアクセスポイントに対する目標ビーコン送信時間を確立するために前記ビーコン送信時間を用いるための手段と;
    をさらに備える、請求項74に記載の装置。
  80. 前記少なくとも1つの他のアクセスポイントによって少なくとも1つの次のビーコンの送信に関する指示を生成するための手段をさらに備える、請求項74に記載の装置。
  81. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャンネルを特定する、請求項80に記載の装置。
  82. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間を特定する、請求項81に記載の装置。
  83. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間および/または前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャネルを決定するための機能を備える、請求項80に記載の装置。
  84. 計算機可読媒体を備えた、アクセスポイントのための計算機プログラム製品であって、
    前記計算機可読媒体は、少なくとも1つの計算機に、
    関連した複数の時分割多重無線ネットワークのビーコンをいつ送信するかを決定するように少なくとも1つの他のアクセスポイントと協同させ、なお、各ビーコンは前記時分割多重無線ネットワークの1つの識別子を備える;および
    前記ネットワークの少なくとも1つの前記ビーコンを送信させる;
    ためのコードを備えた計算機プログラム製品。
  85. 前記アクセスポイントは、前記複数のビーコンが時間的にオーバラップしないように前記複数のビーコンを送信する、請求項84に記載の計算機プログラム製品。
  86. 前記アクセスポイントによって所与のチャネルを用いて送信されるべきすべてのビーコンは連続して送られる、請求項84に記載の計算機プログラム製品。
  87. 前記アクセスポイントは、前記ビーコンの引き続く送信間に、少なくとも1つの定められた間隙を保持する、請求項84に記載の計算機プログラム製品。
  88. 前記計算機可読媒体は、前記少なくとも1つの計算機に、
    1セットの時間的に非オーバラップのビーコンを送信するために用いられる総時間を短縮するように;および
    短縮されたビーコンスキャン時間および総探索時間を、前記ビーコンを受信するように適合された無線デバイスに提供するように;
    ビーコン送信時間を確立させるためのコードをさらに備える、請求項84に記載の計算機プログラム製品。
  89. 前記計算機可読媒体は、前記少なくとも1つの計算機に、
    前記アクセスポイントの1つのビーコン送信時間を決定させ;および
    所与の地域における1セットのアクセスポイントに対する目標ビーコン送信時間を確立するために前記ビーコン送信時間を用いさせる;
    ためのコードをさらに備える、請求項84に記載の計算機プログラム製品。
  90. 前記計算機可読媒体は、前記少なくとも1つの計算機に、前記少なくとも1つの他のアクセスポイントによって少なくとも1つの次のビーコンの送信に関する指示を生成させるためのコードをさらに備える、請求項84に記載の計算機プログラム製品。
  91. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャンネルを特定する、請求項90に記載の計算機プログラム製品。
  92. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間を特定する、請求項91に記載の計算機プログラム製品。
  93. 前記指示は、前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つの時間および/または前記少なくとも1つの次のビーコンが送信される少なくとも1つのチャネルを決定するための機能を備える、請求項90に記載の計算機プログラム製品。
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