JP2010234948A - 車体構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体構造は、左右のフロントサイドフレームに、これらのフロントサイドフレームの下方に配置されたサブフレーム30の前端部及び後端部32を、前の弾性体と後の弾性体50をそれぞれ介して取付ける構成である。左右のフロントサイドフレームの後端は、後下方へ延びるフロントサイド延長部26を介してフロアフレームに接合されている。フロントサイド延長部は、サブフレームの後端部及び後の弾性体を、連結機構60によって取付ける構成である。連結機構は、サブフレームの後端部及び後の弾性体を、フロントサイド延長部から下方への脱落を規制するように囲いつつ、フロントサイド延長部に取付ける構成である。
【選択図】図3
Description
前記左右のフロントサイドフレームの後端は、後下方へ延びるフロントサイド延長部を介してフロアフレームに接合されており、
前記フロントサイド延長部は、前記サブフレームの後端部及び前記後の弾性体を、連結機構によって取付ける構成であり、
この連結機構は、前記サブフレームの後端部及び前記後の弾性体を、前記フロントサイド延長部から下方への脱落を規制するように囲いつつ、前記フロントサイド延長部に取付ける構成であることを特徴とする。
しかも、後の弾性体を、ブラケットの底面と支持部材とによって囲うとともに上下に挟持することによって、いわゆる、フローティング式取付構造を構成している。従って、車両の走行中において、車輪からサスペンションを介してサブフレームに伝わった振動や、エンジンから弾性体を介してサブフレームに伝わった振動を、弾性体によって十分に緩和することができる。
しかも、差し込み口から差し込まれた後の弾性体を、フロントサイド延長部の内部に設けられている上板及び下板によって、囲うとともに上下に挟持することによって、いわゆる、フローティング式取付構造を構成している。従って、車両の走行中において、車輪からサスペンションを介してサブフレームに伝わった振動や、エンジンから弾性体を介してサブフレームに伝わった振動を、弾性体によって十分に緩和することができる。
図1に示すように、車両10における車体11の前部は、車体フレーム20と、この車体フレーム20の前部に取付けたサブフレーム30とからなる。
車体フレーム20の前部は、車体前部の両側で車体前後に延びた左右のフロントサイドフレーム21,21と、これらのフロントサイドフレーム21,21の車幅方向外側で且つ上方で車体前後に延びた左右のアッパフレーム22,22と、フロントサイドフレーム21,21とアッパフレーム22,22との間に掛け渡した左右のダンパハウジング23,23と、左右のフロントサイドフレーム21,21の前部及び左右のアッパフレーム22,22の前部に結合したフロントバルクヘッド24と、左右のフロントサイドフレーム21,21の前端間に掛け渡されたバンパ25(図2参照)とを主要構成としたモノコックボディである。
図3〜図5に示すように、サブフレーム30の後端部32及び弾性ブッシュ50は、フロントサイド延長部26に連結機構60によって取り付けられている。連結機構60は、サブフレーム30の後端部32及び後の弾性ブッシュ50を、フロントサイド延長部26から下方への脱落を規制するように囲いつつ、フロントサイド延長部26に取付ける構成である。この連結機構60は、ブラケット61と支持部材71とボルト81及びナット82とからなる。
隔壁66は、例えば鋼板の折り曲げ成型品であって、底板62の上に一定の間隔D1(第1の間隔D1)を有して位置する横板66aと、この横板66aの後端から底板62まで延びる縦板66bとからなる、側面視略L字状の部材であり、ブラケット61の内面に、溶接によって接合される。
カラー67(ディスタンスピース67)は、ブラケット61の底板62と、隔壁66の横板66aとの、間に介在した円筒状の部材であり、上下方向に延びている。このように、カラー67は、ブラケット61及び隔壁66によって囲まれた、閉断面の中に設けられるものであり、例えば鋼管によって構成される。
なお、図2に示した、サブフレーム30の前端部31に取り付けられている、前の弾性ブッシュ50の構成は、後の弾性ブッシュ50と基本的に同じ構成なので、説明を省略する。
図3に示すように、ボルト81の上端部(ナット82のねじ込む側の端部)だけをブラケット61によって支持したのでは、片持ち梁の支持構成である。これに対して、実施例1では、ボルト81の上下両端部を支持する、いわゆる両端支持の支持構成としたことを特徴とする。
図6(a)に示すように、バンパ25に正面から衝突エネルギーE1が作用した場合には、図6(b)に示す実線の矢印R1のように、衝突エネルギーE1はフロントサイドフレーム21からサブフレーム30にも分配され、フロントサイドフレーム21及びサブフレーム30の両方からフロントサイド延長部26を介して、フロアフレーム27に伝わる。
しかも、バンパ25よりも後方にサブフレーム30が位置しているにもかかわらず、衝突エネルギーE2を受けることができるので、例えば、相手車両との上下すれ違い衝突が発生した場合であっても対応できる。
実施例1では、図3及び図6に示すように、フロントサイド延長部26に対し、サブフレーム30の後端部32及び後の弾性体50を、連結機構60によって取付ける構成である。この連結機構60は、サブフレーム30の後端部32及び後の弾性体50を、フロントサイド延長部26から下方への脱落を規制するように囲っている。
実施例2では、ボルト181の上下両端部を支持する、いわゆる両端支持の支持構成としたことを特徴とする。具体的には、上述のように、ボルト181の上端部は、ブラケット161の上板162によって直接に支持されている。また、ボルト181の下端部(ボルト181の頭部側の端部)は、ブラケット161の下板163とフロントサイド延長部126の底板126eによって支持される。この結果、ボルト181は両端支持によって支持される。ボルト181は、片持ち梁の支持構成の場合に比べて、曲げ強度が高まる。しかも、ボルト181の両端が、極めて安定して支持される。
このようなことから、車体11の正面に衝突エネルギーが作用したときに、サブフレーム30の後端部32及び後の弾性体50は、フロントサイド延長部126から下方への脱落が十分に規制される。従って、衝突エネルギーをサブフレーム30の後端部32からフロントサイド延長部126を介してフロアフレーム27に効率良く伝達することができる。
また、動力源41は、走行用の動力を発生するものであればよく、エンジンの他に例えば電動モータであってもよい。
Claims (4)
- 車体の前部において前後に延びる左右のフロントサイドフレームに、これらのフロントサイドフレームの下方に配置されたサブフレームの前端部及び後端部を、前の弾性体と後の弾性体をそれぞれ介して、取付けるようにした車体構造において、
前記左右のフロントサイドフレームの後端は、後下方へ延びるフロントサイド延長部を介してフロアフレームに接合されており、
前記フロントサイド延長部は、前記サブフレームの後端部及び前記後の弾性体を、連結機構によって取付ける構成であり、
この連結機構は、前記サブフレームの後端部及び前記後の弾性体を、前記フロントサイド延長部から下方への脱落を規制するように囲いつつ、前記フロントサイド延長部に取付ける構成であることを特徴とした車体構造。 - 前記連結機構は、前記フロントサイド延長部に設けられたブラケットと、このブラケットに上の開放端部が結合された車体正面視略U字状断面の支持部材と、これらのブラケット及び支持部材を上下に貫通し且つブラケット及び支持部材を上下に締め付けるように設けられたボルト・ナットとからなり、
前記サブフレームの後端部及び前記後の弾性体を、前記ブラケットの底面と前記支持部材とによって囲うとともに上下に挟持し、
前記ボルトを前記後の弾性体に上下に貫通させることによって、前記サブフレームの後端部及び前記後の弾性体を、前記ブラケット及び前記支持部材に取付けたことを特徴とする請求項1記載の車体構造。 - 前記連結機構は、前記フロントサイド延長部の前面に開けられた差し込み口と、この差し込み口の上縁から車体後方へ延びて前記フロントサイド延長部の内方に設けられた上板と、前記差し込み口の下縁から車体後方へ延びて前記フロントサイド延長部の内方に設けられた下板と、これらの上板及び下板の少なくとも後端間を繋ぐ縦板と、前記上板及び前記下板を上下に貫通し且つ上板及び下板を上下に締め付けるように設けられたボルト・ナットとからなり、
前記サブフレームの後端部及び前記後の弾性体を前記差し込み口に差し込み、前記上板及び前記下板によって囲うとともに上下に挟持し、
前記ボルトを前記後の弾性体に上下に貫通させることによって、前記サブフレームの後端部及び前記後の弾性体を、前記上板及び前記下板に取付けたことを特徴とする請求項1記載の車体構造。 - 前記ボルトは、外径が大きいワッシャを一体に又は別体に設けたものであり、前記ボルトに締結される前記ナットも、外径が大きいワッシャを一体に又は別体に設けたものであることを特徴とした請求項2又は請求項3記載の車体構造。
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