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JP2010218360A - 電源装置 - Google Patents

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JP2010218360A JP2009065794A JP2009065794A JP2010218360A JP 2010218360 A JP2010218360 A JP 2010218360A JP 2009065794 A JP2009065794 A JP 2009065794A JP 2009065794 A JP2009065794 A JP 2009065794A JP 2010218360 A JP2010218360 A JP 2010218360A
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Takayoshi Hirose
孝睦 廣瀬
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Abstract

【課題】必要な実装面積を縮小化でき、低コスト化が図れるようにした、複数の電圧を発生する電源回路の出力電圧の発生/停止のタイミングを制御する電源装置を構成する。
【解決手段】電源装置100は、正電圧を出力する第1の電圧安定化回路P1、及び負電圧を出力する第2の電圧安定化回路P2を備えている。第1の電圧安定化回路P1及び第2の電圧安定化回路P2は、制御端子CNTがハイレベルのとき、それぞれ電源電圧を出力する。第1の制御信号発生回路S1は、第2の電圧安定化回路P2の出力電圧を極性反転して第1の電圧安定化回路P1の制御端子CNTへ印加する。例えばこのような構成で、第1の平滑コンデンサC11の放電時の時定数と第2の平滑コンデンサC21の放電時の時定数に差を設けて、この時定数の差によって電源回路の出力電圧の発生/停止のタイミングを制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の電圧を発生する電源回路を備えるとともに、それらの出力電圧の発生/停止のタイミングを制御する電源装置に関するものである。
近年の電子機器の高度化に伴い、一般的に電源への要求が多様化している。そのため、電子機器内部には複数の直流電圧レギュレータIC等の電源供給回路が設けられているが、電子機器のシステムによっては、複数の電源供給回路の動作タイミングを制御する必要が生じる。
特許文献1には、ある一つの電圧入力から電圧変換を行って複数の電圧を出力する電源回路において、複数の電圧出力の投入順序と切断順序をコンデンサを切り換えることにより、そのコンデンサとリレーの内部抵抗との時定数によって制御する構成が開示されている。
一方、電源供給回路の過渡応答を制御するに、遅延回路、比較器、反転器等を組み合わせて所望の応答性を実現する回路がタイミング制御装置として一般に用いられている。また、これらを集積化したICも存在する。
特開平8−95652号公報
特許文献1の電源回路によれば、一つの連動スイッチのON/OFF操作だけで、電源の投入順序と切断順序の両方の指定順序を予め定めたとおりに行うことができる。しかし、そのようなタイミング制御に関して所望の特性を実現するためには回路が複雑化する傾向にあり、実現に要する実装面積が大きくなる。実装面積低減のためにICを用いる場合でも、廉価に構成できないという問題や、元々汎用的に設計されたものであるため、実際には使用しない回路が組み込まれていることに伴う無駄が生じる問題があった。
そこで、この発明の目的は、必要な実装面積を縮小化でき、低コスト化が図れるようにした、複数の電圧を発生する電源回路の出力電圧の発生/停止のタイミングを制御する電源装置を提供することにある。
この発明の電源装置は、次のように構成する。
入力電源電圧を安定化するとともに、入力される制御信号の状態に応じて第1の負荷回路への第1の電源電圧出力をオン・オフ制御する第1の電圧安定化回路(例えば正電源電圧安定化IC)と、入力電源電圧を安定化するとともに、入力される制御信号の状態に応じて第2の負荷回路への第2の電源電圧出力をオン・オフ制御する第2の電圧安定化回路(例えば負電源電圧安定化IC)と、前記第1の電圧安定化回路の出力電圧を平滑する第1の平滑コンデンサと、前記第2の電圧安定化回路の出力電圧を平滑する第2の平滑コンデンサと、前記第2の電圧安定化回路から出力される出力電圧を前記第1の電圧安定化回路に対する制御信号として与える第1の制御信号発生回路と、を備え、前記第1の電圧安定化回路、前記第1の平滑コンデンサ、及び前記第1の負荷回路で定まる、第1の平滑コンデンサの放電時の時定数より、前記第2の電圧安定化回路、前記第2の平滑コンデンサ、及び前記第2の負荷回路で定まる第2の平滑コンデンサの放電時の時定数を大きくする。
また、前記第1の電圧安定化回路に対する入力電源の電圧を第2の電圧安定化回路に対する制御信号として与える第2の制御信号発生回路を備える。
例えば、前記第1の制御信号発生回路は、前記第2の電圧安定化回路から出力される出力電圧が第1のしきい値を下回るとき前記第1の電圧安定化回路に対する制御信号を反転し、前記第2の電圧安定化回路から出力される出力電圧が第2のしきい値を超えるとき前記第1の電圧安定化回路に対する制御信号を反転する回路である。
例えば、前記第1の電圧安定化回路は前記電界効果トランジスタの主電源電圧を発生する回路であり、前記第1の負荷は前記電界効果トランジスタの主回路(ドレイン電流が流れる回路)であり、前記第2の負荷は電界効果トランジスタのゲート回路であり、前記第2の電圧安定化回路は前記ゲート回路に対してバイアス電圧を印加するゲートバイアス回路(ゲートバイアス電圧が印加される回路)である。
この発明によれば、第1の制御信号発生回路が、第2の電圧安定化回路から出力される出力電圧を第1の電圧安定化回路に対する制御信号として与えるので、電源オン時に、第2の電力安定化回路の出力が先に安定化してから、第1の電力安定化回路の出力が安定化する。また、第1の電圧安定化回路、第1の平滑コンデンサ、及び第1の負荷回路で定まる放電時定数より、第2の電圧安定化回路、第2の平滑コンデンサ、及び第2の負荷回路で定まる放電時定数が大きいので、電源オフ時に、第1の電力安定化回路の出力が先に停止(電圧の絶対値が低下)されてから、第2の電力安定化回路の出力が停止(電圧の絶対値が低下)される。
このように、負荷に対して電圧・電流を供給する電源回路とその制御回路のみで電源装置を完結させるのではなく、負荷まで含めた回路系全体の動作によって、複数の電圧を発生する電源回路の出力電圧の発生/停止のタイミングを制御することにより、電源装置を簡素化できる。
また、第2の制御信号発生回路によって、第1の電圧安定化回路に対する入力電源の電圧が第2の電圧安定化回路に対する制御信号として与えられるので、第2の電圧安定化回路だけが起動している状態が継続することはない。
第1の負荷が電界効果トランジスタのゲート回路であり、第1の電圧安定化回路がゲート回路に対してバイアス電圧を印加するゲートバイアス回路であり、第2の電圧安定化回路が前記電界効果トランジスタの主電源電圧を発生する回路であり、第2の負荷が前記電界効果トランジスタの主回路であるとすると、ゲートバイアス回路へゲートバイアス電圧が供給されないうちに主回路に電源電圧が印加されることがないので、電界効果トランジスタによる回路が破壊されるのを確実に防止できる。
第1の実施形態に係る電源装置の回路図を2つの様式で表した図である。 図1に示した第1・第2の電圧安定化回路P1,P2の入力電圧及び第1・第2の負荷回路への供給電圧との関係を示す波形図である。 図2中の(1)部分の時間軸を拡大した波形図である。 図2中の(2)部分の時間軸を拡大した波形図である。 図2中の(3)部分の時間軸を拡大した波形図である。 図2中の(4)部分の時間軸を拡大した波形図である。 図2中の(5)部分の時間軸を拡大した波形図である。 第2の実施形態に係る高周波低雑音増幅回路の主要部の回路図である。
《第1の実施形態》
この発明の第1の実施形態に係る電源装置の構成を図1〜図7を参照して説明する。
図1はこの発明の第1の実施形態に係る電源装置の回路図を2つの様式で表した図である。電気回路上の構成は同一である。電源装置100は第1の入力電源E1からの正電圧を入力し、安定化した正電圧を出力する第1の電圧安定化回路P1、及び第2の入力電源E2からの負電圧を入力して、安定した負電圧を出力する第2の電圧安定化回路P2を備えている。
第1の電圧安定化回路P1は、制御端子CNTを備えたシリーズレギュレータICであり、制御端子CNTがハイレベルのとき、入力端子INから入力される正の入力電源電圧を安定化して出力端子OUTへ出力する。
第2の電圧安定化回路P2は、制御端子CNTを備えたシリーズレギュレータICであり、制御端子CNTがハイレベルのとき、入力端子INから入力される負の入力電源電圧を安定化して出力端子OUTへ出力する。
図中、R10は正電圧が印加される第1の負荷回路、R20は負電圧が印加される第2の負荷回路である。第1の電圧安定化回路P1の出力には第1の負荷回路R10とともに第1の平滑コンデンサC11を接続している。第2の電圧安定化回路P2の出力には第2の負荷回路R20とともに第2の平滑コンデンサC21を接続している。
第1の制御信号発生回路S1は、第2の電圧安定化回路P2の出力電圧を極性反転するインバータINVを構成していて、その出力が第1の電圧安定化回路P1の制御端子CNTへ入力されるように接続している。
また、第1の電圧安定化回路P1に対する第1の入力電源E1の電圧を第2の電圧安定化回路P2の制御端子CNTに入力するように回路を構成している。図1に示した例では、第1の入力電源E1のラインを直接第2の電圧安定化回路P2の制御端子CNTへ単に接続する回路を第2の制御信号発生回路S2として構成しているが、第2の電圧安定化回路P2の制御端子CNTに要求される電圧や極性の仕様が異なる場合には、第1の入力電源E1の電圧を変換する回路または極性を反転する回路で第2の制御信号発生回路S2を構成する。
なお、第1の電圧安定化回路P1の入力端子INには第1の入力電源E1の平滑用コンデンサC12を設けている。同様に第2の電圧安定化回路P2の入力端子INには第2の入力電源E2の平滑用コンデンサC22を設けている。
図2は、図1に示した第1・第2の電圧安定化回路P1,P2の入力電圧及び第1・第2の負荷回路への供給電圧との関係を示す波形図である。また、図3〜図7は図2中の(1)〜(5)部分の時間軸を拡大した波形図である。
ここで、図1に示した各部の電流電圧、コンデンサの容量の条件は次のとおりである。
C11=C21=10μF
Ip=200mA
In=15mA
P1out=3V
P2out=−3V
すなわち、|Ip| >> |In|の関係にある。
図2中の(0)部分に表れているように、第2の電圧安定化回路P2の入力電源電圧が0Vである間は、第1の電圧安定化回路P1の入力電圧P1inが+3Vになっても、その出力電圧P1outは0Vのままである。
図2中の(1)及び図3に示すように、P1inが+3Vである時に、P2inが0Vから−3Vに変化すれば、P2outは、第2の電圧安定化回路P2内の抵抗R21、第2の負荷回路R20、及び平滑コンデンサC21により定まる時定数に応じて徐々に低下し、最終的に−3Vで安定化する。
P2outの電圧がしきい値Vth1(第1の制御信号発生回路S1の出力が反転するしきい値)を下回った時、第1の制御信号発生回路S1の出力がハイレベル(+3V)となって、第1の電圧安定化回路P1の出力電圧P1outが立ち上がる。このP1outの立ち上がり時間は、平滑コンデンサC11の充電時定数で定まる。この時定数は、主に第1の電圧安定化回路P1内部の抵抗R11、第1の負荷回路R10の抵抗値、及び平滑コンデンサC11の容量によって定まる。
このようにして、P2inが立ち下がるタイミングt1から一定時間遅れたタイミングt2で正電圧(+3V)が出力されるので、負電圧(−3V)が安定した後に正電圧(+3V)が第1の負荷回路R10に印加されることになる。
前記しきい値Vth1は負電源電圧として充分に安定化した電圧である。
上述したように、第2の電圧安定化回路P2の出力端子に接続される平滑コンデンサC21の充電時定数は、主に第2の電圧安定化回路P2内部の抵抗R21、第2の負荷回路R20の抵抗値、及び平滑コンデンサC21の容量によって定まる。但し、前記等価的な抵抗R21の値は出力電圧P2outの電圧によって変化する。いずれにしても、これらの回路定数で定まる時定数に従ってP2outの電圧が徐々に−3Vまで低下し安定化する。
図2中の(2)及び図4に示すように、P2inが−3Vである時に、タイミングt3でP1inが+3Vから0Vに変化した時、P1outは急激に立ち下がる。この変化は平滑コンデンサC11の容量及び第1の負荷回路R10の抵抗値によって定まる。一方、P1inが0Vとなることにともなって、第2の電圧安定化回路P2の制御端子CNTがローレベルとなるので、P2outは−3Vから徐々に上昇し0Vとなる。この変化は平滑コンデンサC21の容量と第2の負荷回路R20の抵抗値による時定数で定まる。
また、図4において、タイミングt4でP1inが0Vから+3Vに立ち上がった時、第2の電圧安定化回路P2の制御端子CNTが+3V(有効)となる。すなわち、第2の制御信号発生回路S2は、第1の電圧安定化回路P1に対する入力電源の電圧を第2の電圧安定化回路P2に対する制御信号として与える。そのため、P2outが0Vから−3Vへ徐々に変化する。P2outが、第1の制御信号発生回路S1の出力が反転するしきい値Vth1を下回った時(t5)、第1の電圧安定化回路P1の制御端子CNTがハイレベルとなるので、P1outが0Vから+3Vへ立ち上がる。
図2中の(3)及び図5に示すように、P1inが+3Vである時に、タイミングt6でP2inが−3Vから0Vへ変化した時、P2outは−3Vから徐々に上昇し0Vとなる。この変化は平滑コンデンサC21及び第2の負荷回路R20の抵抗値による放電時定数で定まる。P2outがしきい値Vth2を超えた時(t7)、第1の制御信号発生回路S1の出力電圧が反転し、第1の電圧安定化回路P1の制御端子CNTがローレベルになることによって、P1outは+3Vから0Vに立ち下がる。
第1の負荷回路R10に流れる電流Ipと第2の負荷回路R20に流れる電流Inとを比較すると、|Ip| >> |In|の関係にある。すなわち、第2の負荷回路R20の抵抗値は第1の負荷回路R10より相対的に高く、平滑コンデンサC21及び第2の負荷回路R20の抵抗値による放電時定数は、平滑コンデンサC11及び第1の負荷回路R10の抵抗値による放電時定数より非常に大きい、そのため、P2outがしきい値Vth2を超えた時(t7)に、P1outは+3Vから0Vに直ちに立ち下がり、その後緩やかにP2outが上昇することになる。
前記しきい値Vth2はVth1より高い電圧(絶対値は小さな値)であり、第1の制御信号発生回路S1のインバータINVにヒステリシスをもたせている。このことにより、第1の電圧安定化回路P1に対する制御信号を安定化している。
また、前記第1のしきい値Vth1によって、第2の電圧安定化回路P2から出力される出力電圧P2outの立ち下がりが開始されてから第1の電圧安定化回路P1に対する制御信号がローレベルからハイレベルに反転するタイミングまでの時間が変化する。さらに、前記第2のしきい値Vth2によって、第2の電圧安定化回路P2から出力される出力電圧P2outの立ち上がりが開始されてから第1の電圧安定化回路P1に対する制御信号がハイレベルからローレベルに反転するタイミングまでの時間が変化する。
したがって、第1のしきい値Vth1と第2のしきい値Vth2の値を定めることによって、第1の電源電圧の出力タイミング及び第2の電源電圧の出力タイミングを自由に制御することができる。
図2中の(4)及び図6に示すように、タイミングt8で、P1inが0Vから+3Vへ変化し、同時にP2inが0Vから−3Vへ変化した時、すなわち正電源及び負電源が同時に起動された時、P2outは、第2の電圧安定化回路P2内の抵抗R21、第2の負荷回路R20、及び平滑コンデンサC21により定まる時定数に応じて0Vから徐々に低下し、最終的に−3Vで安定化する。
P2outの電圧がしきい値Vth1(第1の制御信号発生回路S1の出力が反転するしきい値)を下回った時、第1の制御信号発生回路S1の出力がハイレベル(+3V)となって、第1の電圧安定化回路P1の出力電圧P1outが立ち上がる。
図2中の(5)及び図7に示すように、P1inが+3Vから0Vへ変化し、同時にP2inが−3Vから0Vへそれぞれ変化した時(t10)、すなわち正電源及び負電源が同時に遮断された時、P1outは直ちに立ち下がり、P2outは−3Vから0Vへ徐々に変化する。
以上に述べたようにP1in及びP2inの入力電圧の全ての変化の組み合わせについて、第2の負荷回路R20に負電圧が印加されない状態で第1の負荷回路R10に正電圧が印加される、という状態は存在しない。すなわち必ず第2の負荷回路R20に対して負電源電圧が印加された状態で第1の負荷回路R10に対して正電源電圧が印加されることになる。
《第2の実施形態》
図8は第2の実施形態に係る高周波低雑音増幅回路の主要部の回路図である。電界効果トランジスタQ1はデプレッション型のFETであり、そのドレインに抵抗Rdが接続され、Q1のソースは接地されている。Q1のドレインには抵抗Rdを介して正の電源電圧(主電源電圧)Vdが印加され、ゲートには負のゲートバイアス電圧Vgが印加される。Q1のソース電位Vsは0Vである。ここで、電界効果トランジスタQ1のゲート回路が第1の実施形態で示した第1の負荷回路であり、電界効果トランジスタQ1の主回路(ドレイン電流Idが流れる回路)が第2の負荷回路である。
図8に示した負のゲートバイアス電圧を印加する電界効果トランジスタ回路に対して第1の実施形態で示した電源装置を適用する。これにより、負のゲートバイアス電圧が印加されない状態で電源電圧Vdが印加されることはなく、過大なドレイン電流によって電界効果トランジスタQ1が破壊されるのを確実に防止できる。
以上に示した例では2つの電源電圧を発生する電源装置及びその電源電圧を基に回路動作する2つの負荷回路を備えた電子回路について示したが、3つ以上の値の異なる電源電圧を発生する電源装置及び3つ以上の値の異なる電源電圧を用いる電子回路についても同様に適用できる。すなわち3つ以上の電源電圧を発生する回路についても、少なくともその内の2つの電源電圧を発生する回路部分について本発明を適用すればよい。
なお、例えば正の電源電圧から負の電源電圧を生成して、正電圧と負電圧を必要とする負荷へ両極性の電源電圧を供給する構成をとることもできるが、逆極性の電源電圧を発生する回路は矩形波を発生する発振回路と整流ダイオード及びコンデンサを用いた回路であるため、電流容量の大きな回路を構成するためには非常に大容量のコンデンサが必要であり、実装面積が大きくなるだけでなく応答性が悪くなるという問題が生じる。本発明によれば、そのような問題も生じない。
C11…第1の平滑コンデンサ
C12…平滑用コンデンサ
C21…第2の平滑コンデンサ
C22…平滑用コンデンサ
CNT…制御端子
E1…第1の入力電源
E2…第2の入力電源
Id…ドレイン電流
IN…入力端子
INV…インバータ
OUT…出力端子
P1…第1の電圧安定化回路
P2…第2の電圧安定化回路
P1in,P2in…入力電圧
P1out,P2out…出力電圧
Q1…電界効果トランジスタ
R10…第1の負荷回路
R20…第2の負荷回路
R21…抵抗
Rd…抵抗
S1…第1の制御信号発生回路
S2…第2の制御信号発生回路
Vd…電源電圧
Vg…ゲートバイアス電圧
Vs…ソース電位
Vth1,Vth2…しきい値
100…電源装置

Claims (4)

  1. 入力電源電圧を安定化するとともに、入力される制御信号の状態に応じて第1の負荷回路への第1の電源電圧出力をオン・オフ制御する第1の電圧安定化回路と、
    入力電源電圧を安定化するとともに、入力される制御信号の状態に応じて第2の負荷回路への第2の電源電圧出力をオン・オフ制御する第2の電圧安定化回路と、
    前記第1の電圧安定化回路の出力電圧を平滑する第1の平滑コンデンサと、前記第2の電圧安定化回路の出力電圧を平滑する第2の平滑コンデンサと、
    前記第2の電圧安定化回路から出力される出力電圧を前記第1の電圧安定化回路に対する制御信号として与える第1の制御信号発生回路と、
    を備え、
    前記第1の電圧安定化回路、前記第1の平滑コンデンサ、及び前記第1の負荷回路で定まる、第1の平滑コンデンサの放電時の時定数より、前記第2の電圧安定化回路、前記第2の平滑コンデンサ、及び前記第2の負荷回路で定まる第2の平滑コンデンサの放電時の時定数を大きくした電源装置。
  2. 前記第1の電圧安定化回路に対する入力電源の電圧を第2の電圧安定化回路に対する制御信号として与える第2の制御信号発生回路を備えた、請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第1の制御信号発生回路は、前記第2の電圧安定化回路から出力される出力電圧が第1のしきい値を下回るとき前記第1の電圧安定化回路に対する制御信号を反転し、前記第2の電圧安定化回路から出力される出力電圧が第2のしきい値を超えるとき前記第1の電圧安定化回路に対する制御信号を反転する回路である、請求項1または2に記載の電源装置。
  4. 前記第1の電圧安定化回路は前記電界効果トランジスタの主電源電圧を発生する回路であり、前記第1の負荷は前記電界効果トランジスタの主回路であり、前記第2の負荷は電界効果トランジスタのゲート回路であり、前記第2の電圧安定化回路は前記ゲート回路に対してバイアス電圧を印加するゲートバイアス回路である、請求項1、2または3に記載の電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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