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JP2010211074A - 光コネクタ及び組立用クサビ - Google Patents

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JP2010211074A
JP2010211074A JP2009058792A JP2009058792A JP2010211074A JP 2010211074 A JP2010211074 A JP 2010211074A JP 2009058792 A JP2009058792 A JP 2009058792A JP 2009058792 A JP2009058792 A JP 2009058792A JP 2010211074 A JP2010211074 A JP 2010211074A
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Koji Seo
浩司 瀬尾
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】光ファイバの接続良否をその場ですぐに判別でき、作業効率を向上させることができる光コネクタ及び組立用クサビを提供する。
【解決手段】コネクタ1の接続基台2及び蓋3が光反射部材で形成され、組立用クサビ5が光透過部材で形成されており、光ファイバの接続部から漏れる試験光が反射によって外部に導出されるので、試験光を外部から確実に視認できる。これによって、光ファイバの接続作業中に光ファイバの接続良否の判別を同時に行うことができるので、光ファイバの接続良否をその場ですぐに判別でき、作業効率を著しく向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メカニカル接続型の光コネクタ及び組立用クサビに関する。
近年、FTTH(Fiber To The Home)等の普及によって光通信網が一般家庭などで多数用いられるに伴い、接続現場で無電源、無研磨によって組み立てられ、光ファイバを接続するメカニカル接続型の光コネクタが用いられるようになってきた(例えば、特許文献1〜7参照)。
図7(A)は従来の光コネクタの一例を示す側面図、(B)は(A)のb7−b7線断面図、(C)は(B)のc7−c7線断面図である。
図7(A)及び(B)に示すように、従来の光コネクタ50は、一方(図7では左側)から他方(図7では右側)に延びた第1の光ファイバF1を内蔵するフェルール51と、フェルール51の他方端から延びた第1の光ファイバF1及び第1の光ファイバF1の他方端と接続される第2の光ファイバF2を載置する光ファイバ載置部52を備えた接続基台53と、接続基台53の光ファイバ載置部52を覆う蓋54と、接続基台53と蓋54とを互いに近づく方向に応力を与えるクランプ部材55とを有する。
フェルール51の他方端は、接続基台53の一方端に形成された鍔部53aに固定して連結されている。
接続基台53の光ファイバ載置部52には、接続しようとする第2の光ファイバF2の他方側(光ファイバ心線)を載置する大径溝52aと、第1の光ファイバF1の他方側及び第2の光ファイバF2の一方側(光ファイバ心線を剥き出した裸光ファイバ)を載置する小径溝52bとが形成されている(図7(C)参照)。
光コネクタ50は、蓋54を接続基台53上に被せて、クランプ部材55の締付力で蓋54と接続基台53とを所定の力で押し付けた状態のコネクタ本体56を完成させた後、スプリング57をコネクタ本体56の後端側の小径部分に配置させ、プラグフレーム(図示せず)をコネクタ本体56上に被せ、さらにストップリング(図示せず)をプラグフレーム内に嵌め込んで構成されている。なお、スライダ(図示せず)をプラグフレーム側からさらに被せる場合もある。
図8(A)及び(B)は光ファイバの組立方法を説明するための説明図である。
上記光コネクタ50を用いて接続現場で第2の光ファイバF2(光ファイバ心線、コード)を接続する場合には、まず、第2の光ファイバF2の一方側の樹脂被覆層を剥ぎ取って裸光ファイバを露出させた後、光ファイバ切断器により、端面を鏡面研磨した一定長の裸光ファイバを露出させる。なお、第1の光ファイバF1の他方側の端面も予め鏡面研磨されている。
次いで、予め組み立てられたストップリングの開口部及びクランプ部材55の開口部を介して組立用クサビ58の挿入部58a(図8(A)参照)を、接続基台53の切欠部及び蓋54の切欠部によって形成されるクサビ挿入穴59に挿入する。
これにより、クランプ部材55の押圧力に逆らって接続基台53と蓋54との間隔が一定長広げられ、接続基台53と蓋54との合わせ面に空間が広げられる(図8(B)参照)。
次いで、この状態を維持しながら、ストップリングの後端側から、一方側が一定長露出された第2の光ファイバF2を大径溝52aに沿って差し込み、一方側(裸光ファイバ側)を小径溝52bに、他方側(樹脂被覆層側)を大径溝52a上に配置させると共に、小径溝52b上で第2の光ファイバF2の一方側の端面と第1の光ファイバF1の他方側の端面とを接触させる。
その後、組立用クサビ58をクサビ挿入穴59から引き抜く。これによって、第1の光ファイバF1と第2の光ファイバF2とを光学的に接続した光コネクタ50が完成する。
特開平10−206688号公報 特開平11−142686号公報 特開平11−142687号公報 特開平11−160563号公報 特開2000−347068号公報 特開2006−323067号公報 特開2007−121794号公報
光ファイバの接続状態を確認する場合には、光線路に接続した光試験装置を用いて接続試験を行っている。
しかし、従来の光コネクタ50における接続基台53及び蓋54は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の結晶性樹脂で作られ、かつカーボンブラックを含有している。そのため、接続試験時に用いられるHeNeレーザ等の試験光は、接続不良時に外部に僅かに漏れてくるだけであるので、すぐに接続良否を判別することは困難であった。ここで、接続不良の原因としては、例えば、光ファイバ間の接続部が何らかの理由で離れてしまっていたり、接続端面に不良(カケ)があったり、あるいは接続端面にゴミが付着している等が挙げられる。
そのため、作業者は、光ファイバが良好に接続するまで光試験装置を何度も確認しなければならず、作業効率が悪いという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、光ファイバの接続良否をその場ですぐに判別でき、作業効率を向上させることができる光コネクタ及び組立用クサビを提供することを目的とする。
本発明の光コネクタは、第1の光ファイバと、前記第1の光ファイバに接続される第2の光ファイバとを載置する光ファイバ載置部を備えた接続基台と、
前記接続基台の光ファイバ載置部を覆う蓋と、
前記接続基台と前記蓋とを互いに近づく方向に応力を与えるクランプ部材と、
前記接続基台と前記蓋との間に引き抜き可能に挿入されて前記接続基台と前記蓋との間隔を広げ、前記第2の光ファイバを前記第1の光ファイバに接続可能な状態に維持する組立用クサビと、
を有する光コネクタにおいて、
前記第1及び第2の光ファイバの接続部から漏れる試験光が反射によって外部に導出されるように構成されていることを特徴とするものである。
対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方の内面が、試験光の大部分を反射する光反射材料で形成されていてもよい。
対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方が、結晶性樹脂からなる光反射材料で形成されていてもよい。
対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方が、フィラーを含む透過性材料からなる光反射材料で形成されていてもよい。
前記光反射材料は、フィラーを30重量%以上含有している非結晶性樹脂であってもよい。
前記光反射材料は、ベースレジンにフィラー及びシランカップリング剤を添加して配合されていてもよい。
対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方が透過性材料からなり、前記対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方の外面、または前記対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方の外面を覆うクランプ部材の内面が光反射材料からなるものでもよい。
前記組立用クサビの少なくとも前記接続基台と前記蓋との間に挿入される挿入部が、前記試験光を透過する光透過材料で形成されていてもよい。
前記組立用クサビの、入射された前記試験光の出射部分は擦りガラス状の表面処理がなされていてもよい。
前記組立用クサビの少なくとも前記接続基台と前記蓋との間に挿入される挿入部に、前記試験光を導光する貫通孔が形成されていてもよい。
前記組立用クサビが、前記接続基台と前記蓋との間に挿入される挿入部と、前記試験光を反射する光反射部とを有してもよい。
前記接続基台と前記蓋との間に組立用クサビを挿入するためのクサビ挿入穴が形成されていてもよい。
前記クサビ挿入穴と接続部との間にさらに試験光導出用溝が形成されていてもよい。
前記試験光を50%以上反射することが好ましく、70%以上反射することがより好ましい。
本発明の組立用クサビは、上記光コネクタに用いられることを特徴とするものである。
本発明のコネクタによれば、第1の光ファイバ及び第2の光ファイバの接続部から漏れる試験光が反射によって外部に導出されるので、試験光を外部から確実に視認できる。これによって、光ファイバの接続作業中に光ファイバの接続良否の判別を同時に行うことができるので、光ファイバの接続良否をその場ですぐに判別でき、作業効率を著しく向上させることができる。
本発明の組立用クサビによれば、上記効果を奏する組立用クサビを提供できる。
本発明の第1の実施形態例に係る光コネクタを示す縦断面図であり、(A)は組立用クサビを挿入する前の状態を示し、(B)は組立用クサビを挿入した後の状態を示す。 (A)は組立用クサビの一例を示す平面図、(B)はその正面図、(C)は側面図、(D)は使用状態を示す概略的な側面図、(E)はその正面図である。 本発明の第2の実施形態例に係る光コネクタを示す縦断面図である。 (A)〜(E)は組立用クサビの変形例を示す説明図である。 (A)は組立用クサビの他の変形例を示す平面図、(B)は(A)のb5−b5線断面図である。 (A)は試験光導出用溝を示す側面図、(B)はその平面図である。 (A)は従来の光コネクタの一例を示す側面図、(B)は(A)のb7−b7線断面図、(C)は(B)のc7−c7線断面図である。 (A)及び(B)は光ファイバの組立方法を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態例について図面を参照して説明する。なお、従来と同一の部材は、同一の符号を付して説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態例に係る光コネクタを示す縦断面図であり、(A)は組立用クサビを挿入する前の状態を示し、(B)は組立用クサビを挿入した後の状態を示す。
図1(A)及び(B)に示すように、本発明の第1の実施形態例に係る光コネクタ1は、フェルール51に保持された第1の光ファイバF1(図7参照)と、第1の光ファイバF1に接続される第2の光ファイバF2とを載置する光ファイバ載置部2aを備えた接続基台2と、接続基台2の光ファイバ載置部2aを覆う蓋3と、接続基台2と蓋3とを互いに近づく方向に応力を与えるクランプ部材4と、接続基台2と蓋3との間に引き抜き可能に挿入されて接続基台2と蓋3との間隔を広げ、第2の光ファイバF2を第1の光ファイバF1に接続可能な状態に維持する組立用クサビ5とを有する。ここで、接続基台2、蓋3及びクランプ部材4を総称してコネクタ本体6という。
本発明の第1の実施形態例に係る光コネクタ1は、第1の光ファイバF1及び第2の光ファイバF2の接続部から漏れる試験光(例えばHeNeレーザの試験光)が反射によって外部に導出されるように構成されており、試験光は10%より大きく反射、好ましくは50%以上、さらに好ましくは70%以上反射して外部に導出される。
具体的には、コネクタ本体6の接続基台2及び蓋3は、試験光の大部分を反射する光反射材料でそれぞれ一体成形して形成されている。
光反射材料としては、例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の結晶性樹脂で、カーボンブラックを含有していないものが用いられる。PPSは白に近い淡いベージュ色なので、光を反射する。なお、PPSにフィラー(シリカ、炭酸カルシウム等)を含有したものを用いてもよい。
また、光反射材料としては、フィラー(シリカ、炭酸カルシウム等)を30重量%以上含有している非結晶性樹脂が用いられてもよい。非結晶性樹脂としては、特性(寸法精度、安定性、耐薬品性、耐熱性)を考慮して、例えばPES(ポリエーテルサルフォン)、PEI(ポリエーテルイミド)等のスーパーエンプラが用いられるのが好ましい。フィラーが30重量%以上含有しているので、より多くの光を散乱させることができる。
また、光反射材料としては、ベースレジンの樹脂にフィラー(シリカ、炭酸カルシウム等)及びシランカップリング剤を添加して配合されている材料が用いられてもよい。フィラーは、光を散乱させるために1μm以上の粒子径のものが用いられる。シランカップリング剤は、ベースレジンとフィラーとの密着性を良好にするために用いられる。
図2(A)は組立用クサビの一例を示す平面図、(B)はその正面図、(C)は側面図、(D)は使用状態を示す概略的な側面図、(E)はその正面図である。
組立用クサビ5は、試験光の大部分を透過する透明な合成樹脂等の光透過材料で一体成形して形成されており、図2(A)〜(C)に示すように、挿入部5aと、保持部5bと、操作部5cと、一対の挟持部5dとを有する。
挿入部5aは、刃状に形成されており、接続基台2の切欠部及び蓋3の切欠部の間に形成されたクサビ挿入穴7(図1参照)に挿入されて、接続基台2と蓋3との間隔を押し広げる役割を有する。
保持部5bは、板状に形成されており、その裏面に2つの挿入部5aが長手方向に間隔を隔てて一体に配置されている。
操作部5cは、保持部5bの基端側に連結され、その表面が指に適合できるような窪んだ状態に形成されている。操作部5cの裏面の他方側(図2(C)では右側)は、裏側に向かって下り勾配に傾斜して形成されている。
一対の挟持部5dは、操作部5cの両側面に一体に形成されている。挟持部5d間の間隔は、コネクタ本体6を収容するハウジング8(スライダやプラグフレーム等 図2(D)及び(E)参照)の幅の寸法よりもやや狭めとなるように形成されている。
次に、本発明の第1の実施形態に係る光コネクタ1の組立方法を説明する。
本発明の第1の実施形態に係る光コネクタ1を用いて、接続現場で第2の光ファイバF2(光ファイバ心線、コード)を接続する場合には、まず、第2の光ファイバF2の一方側の樹脂被覆層を剥ぎ取って裸光ファイバを露出させた後、光ファイバ切断器により、端面を鏡面研磨した一定長の裸光ファイバを露出させる。なお、第1の光ファイバF1の他方側の端面も予め鏡面研磨されている。
次いで、組立用クサビ5の挿入部5a(図1(A)参照)を、ハウジング8の開口部を介して、接続基台2の切欠部及び蓋3の切欠部によって形成されるクサビ挿入穴7にクランプ部材4の押圧力に逆らって挿入する。なお、この時、組立用クサビ5の保持部5bの裏面及び操作部5cの裏面の一部はハウジング8の外壁と接触し、一対の挟持部5dは、ハウジング8の外壁を所定の圧力で挟んだ状態となっている(図2(D)及び(E)参照)。
これにより、接続基台2と蓋3との間隔が一定長広げられ、接続基台2と蓋3との合わせ面に空間が広げられる(図1(B)参照)。
次いで、この状態でストップリングの後端側から、一方側が一定長露出された第2の光ファイバF2を大径溝52a(図7参照)に沿って差し込み、一方側(裸光ファイバ側)を小径溝2bに、他方側(樹脂被覆層側)を大径溝52a上に配置させると共に、小径溝2b上で第2の光ファイバF2の一方側の端面と第1の光ファイバF1の他方側の端面とを接触させる。
光ファイバの接続状態を確認する場合、光線路に接続した光試験装置を用いて接続試験を行う。その際、第1の光ファイバF1と第2の光ファイバF2との接続部が不良の場合、接続部から漏れる試験光は、接続基台2及び蓋3の対向面によってほとんど反射され、組立用クサビ5の挿入部5aをほとんど透過して、外部から漏れて光ることになる。そのため、外部から試験光を確実に視認できるので、光ファイバの接続作業中に光ファイバの接続良否の判別を同時に行うことができる。
接続試験が終了すると、操作部5cを押圧することにより、支点S(図2(D)参照)を中心に保持部5bが矢印方向に持ち上がり、接続基台2と蓋3との間に差し込まれた状態の挿入部5aを接続基台2と蓋3との間から引き抜かれる。
これによって、第1の光ファイバF1と第2の光ファイバF2とを光学的に接続した光コネクタ1が完成する。
本発明の第1の実施形態例に係るコネクタ1によれば、第1の光ファイバF1及び第2の光ファイバF2の接続部から漏れる試験光が反射によって外部に導出されるので、試験光を外部から確実に視認できる。これによって、光ファイバの接続作業中に光ファイバの接続良否の判別を同時に行うことができるので、光ファイバの接続良否をその場ですぐに判別でき、作業効率を著しく向上させることができる。
なお、第1の実施形態例では、接続基台2及び蓋3の両方が光反射材料で形成されているが、接続基台2又は蓋3のいずれか一方が光反射材料で形成されていてもよい。
また、接続基台2及び蓋3は、光反射材料で一体成形して形成されているが、接続基台2及び蓋3の両方又はいずれか一方の少なくとも対向している面が光反射材料で形成されていてもよい。
さらに、組立用クサビ5の挿入部5a、保持部5b、操作部5c及び挟持部5dの全てが光透過材料で一体成形されているが、例えば挿入部5aだけを光透過材料で形成してもよい。
図3は、本発明の第2の実施形態例に係る光コネクタを示す縦断面図である。
図3に示すように、本発明の第2の実施形態例に係る光コネクタ9は、接続基台2及び蓋3が、試験光の大部分を透過する光透過材料で形成され、クランプ部材4の少なくとも内面は、試験光の大部分を反射するように形成されている点を特徴としている。組立用クサビ5は、第1の実施形態例と同様である。
本発明の第2の実施形態例に係る光コネクタ9によれば、接続基台2及び蓋3が光透過部材で形成され、クランプ部材4の少なくとも内面は、試験光の大部分を反射するように形成されているので、光ファイバの接続不良のために接続部から漏れる試験光は、接続基台2及び蓋3を透過して、直接組立用クサビ5の挿入部5aを透過するか、あるいはクランプ部材4の内面を反射して、組立用クサビ5の挿入部5aを透過して、外部に出て光るので、外部から試験光を確実に視認できる。これによって、光ファイバの接続作業中に光ファイバの接続良否の判別を同時に行うことができるので、光ファイバの接続良否をその場ですぐに判別でき、作業効率を著しく向上させることができる。
なお、接続基台2及び蓋3の両方が光透過材料で形成されているが、接続基台2又は蓋3のいずれか一方が光透過材料で形成されていてもよい。
また、対向配置された接続基台2及び蓋3の両方又はいずれか一方の外面が光反射材料で形成されていてもよい。
図4(A)〜(E)は組立用クサビ5の変形例を示す説明図である。
図4(A)に示すように、組立用クサビ5の挿入部5aの先端に、挿入部5aから入射された光を外部に導くためのレンズ10が設けられていてもよい。これによって、挿入部5aを透過した試験光を確実かつ効率よく外部に導くことができる。
また、挿入部5aを保持する保持部5bの表面が凸状に湾曲して長手方向に延びて形成されていてもよい。これによって、試験光が幅広く光るので、外部から試験光をより視認しやすくなる。
また、組立用クサビ5の挿入部5aの側面には、アルミ蒸着等を施して光を閉じ込める光反射部11が形成されていてもよい。これによって、挿入部5aを透過した試験光を側面10で閉じ込めて確実に外部に導くことができる。
また、挿入部5aと保持部5bとの間の付け根部分を基端側に向かって広がるように形成してもよい。これによって、試験光の光束が拡大して、試験光が幅広く光るので、外部から試験光をより視認しやすくなる。
図4(B)に示すように、側面から見て、挿入部5aを基端側に向かって狭くなるように形成してもよい。これによって、操作部5c側に光が導かれないようにすることができる。
図4(C)に示すように、保持部5bの表面に半球状のレンズ12が設けられていてもよい。これによって、試験光が幅広く光るので、外部から試験光をより視認しやすくなる。
図4(D)に示すように、挿入部5aの先端をさらに細く形成してもよい。これによって、接続基台2と蓋3との間に入って、試験光を効率よく集光することができる。
図4(E)に示すように、一対の挟持部5dの外側には、光コネクタを取り出すための突起部5eが形成されていてもよい。
また、組立用クサビ5に入射された試験光の出射部分には、擦りガラス状の表面処理がなされているのが好ましい。これによって、視野角を広げることができる。
図5(A)は組立用クサビの他の変形例を示す平面図、(B)は(A)のb5−b5線断面図である。
図5(A)及び(B)に示すように、組立用クサビ5の少なくとも接続基台2と蓋3との間に挿入される挿入部5a内に、試験光を外部に導光する貫通孔13が形成されていてもよい。この場合、貫通孔13を介して外部から試験光を視認できるので、組立用クサビ5を光透過材料で形成する必要がなく、材質の選択性が広がる。
図6(A)は試験光導出用溝を示す側面図、(B)はその平面図である。
図6(A)及び(B)に示すように、クサビ挿入穴7と光ファイバF1,F2の接続部Nとの間に試験光導出用溝14が形成されていてもよい。これによって、接続部Nから漏れた試験光を、試験光導出用溝14を介して効率よく組立用クサビ5側に導くことができる。
上記実施の形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。
本発明は、接続現場で無電源、無研磨によって組み立て、光ファイバを接続するメカニカル接続型の光コネクタに利用される。
F1:第1の光ファイバ
F2:第2の光ファイバ
1:光コネクタ
2:接続基台
2a:光ファイバ載置部
3:蓋
4:クランプ部材
5:組立用クサビ
6:コネクタ本体
7:クサビ挿入穴
8:ハウジング
9:光コネクタ
10:レンズ
11:光反射部
12:レンズ
13:貫通孔
14:試験光導出用溝

Claims (16)

  1. 第1の光ファイバと、前記第1の光ファイバに接続される第2の光ファイバとを載置する光ファイバ載置部を備えた接続基台と、
    前記接続基台の光ファイバ載置部を覆う蓋と、
    前記接続基台と前記蓋とを互いに近づく方向に応力を与えるクランプ部材と、
    前記接続基台と前記蓋との間に引き抜き可能に挿入されて前記接続基台と前記蓋との間隔を広げ、前記第2の光ファイバを前記第1の光ファイバに接続可能な状態に維持する組立用クサビと、
    を有する光コネクタにおいて、
    前記第1及び第2の光ファイバの接続部から漏れる試験光が反射によって外部に導出されるように構成されていることを特徴とする光コネクタ。
  2. 対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方の内面が、試験光の大部分を反射する光反射材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方が、結晶性樹脂からなる光反射材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  4. 対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方が、フィラーを含む透過性材料からなる光反射材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  5. 前記光反射材料は、フィラーを30重量%以上含有している非結晶性樹脂であることを特徴とする請求項4に記載の光コネクタ。
  6. 前記光反射材料は、ベースレジンにフィラー及びシランカップリング剤を添加して配合されている材料であることを特徴とする請求項4又は5に記載の光コネクタ。
  7. 対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方が透過性材料からなり、前記対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方の外面、または前記対向配置された前記接続基台及び前記蓋の両方又はいずれか一方の外面を覆うクランプ部材の内面が光反射材料からなることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  8. 前記組立用クサビの少なくとも前記接続基台と前記蓋との間に挿入される挿入部が、前記試験光を透過する光透過材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つの項に記載の光コネクタ。
  9. 前記組立用クサビの、入射された前記試験光の出射部分は擦りガラス状の表面処理がなされていることを特徴とする請求項8に記載の光コネクタ。
  10. 前記組立用クサビの少なくとも前記接続基台と前記蓋との間に挿入される挿入部に、前記試験光を導光する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つの項に記載の光コネクタ。
  11. 前記組立用クサビが、前記接続基台と前記蓋との間に挿入される挿入部と、前記試験光を反射する光反射部とを有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つの項に記載の光コネクタ。
  12. 前記接続基台と前記蓋との間に組立用クサビを挿入するためのクサビ挿入穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つの項に記載の光コネクタ。
  13. 前記クサビ挿入穴と接続部との間にさらに試験光導出用溝が形成されていることを特徴とする請求項12に記載の光コネクタ。
  14. 前記試験光を50%以上反射することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1つの項に記載の光コネクタ。
  15. 前記試験光を70%以上反射することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1つの項に記載の光コネクタ。
  16. 前記請求項1乃至15のいずれか1つの項に記載の光コネクタに用いられる組立用クサビ。
JP2009058792A 2009-03-11 2009-03-11 光コネクタ及び組立用クサビ Pending JP2010211074A (ja)

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