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JP2010266269A - ブルドン管式計器用内機 - Google Patents

ブルドン管式計器用内機 Download PDF

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JP2010266269A JP2009116335A JP2009116335A JP2010266269A JP 2010266269 A JP2010266269 A JP 2010266269A JP 2009116335 A JP2009116335 A JP 2009116335A JP 2009116335 A JP2009116335 A JP 2009116335A JP 2010266269 A JP2010266269 A JP 2010266269A
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Tsutomu Kubota
勤 久保田
Katsuji Tsuchiya
克司 土屋
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Abstract

【課題】設定圧力値に達するとシーケンス制御用の無接点信号が得られる、性能劣化のないブルドン管式計器用内機、およびそれを搭載したブルドン管式計器を提供する。
【解決手段】2連の管先25を有するブルドン管24の管先25の一つの動きを、セクターギア8、ピニオン軸3を介して計測値指針27に伝達して、ブルドン管24の管先25の変位量を拡大して示すブルドン管式計器用内機において、設定用歯車21とセンサー機構回転歯車16とが噛み合い、且つ、設定用歯車21と台座用歯車22とが噛み合うように、センサー機構15、遮光板機構17、ボス機構20、および、台座用歯車22をセットし、目盛板26および台座用歯車22に設定指針23を取り付けてなる機構を有する、ことを特徴とするブルドン管式計器用内機を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブルドン管式計器用内機、並びに、これを搭載したブルドン管式圧力計およびブルドン管式温度計に関する。
ブルドン管式計器用内機は、ブルドン管の管先の動きをロッドを経てセクターを動かし、セクターに噛み合っているピニオンを回し、ピニオン軸に打ち込まれた指針に伝達して、ブルドン管の管先の変位量を拡大して示すものである(例えば、特許文献1参照)。
このようなブルドン管式計器用内機を搭載した計器は、圧力測定や温度測定に広く用いられている。
特にブルドン管式圧力計は、圧力測定に広く用いられており、さらに、現場での圧力指示に対処するため、機械的な接点機構を別途設けたマイクロスイッチ接点付圧力計が知られている。
しかしながら、このマイクロスイッチ接点計器は、有接点式であることから、接点が焦げ付くおそれがあり、また、マイクロスイッチなどの接点をブルドン管の力でON,OFFをさせている為、圧力計のタイプとして低圧用圧力計には適用しにくく、結果圧力計の小型化にも限界がある、などの問題があり、改善が望まれていた。
なお、圧力スイッチとなると、別の有接点のマイクロスイッチなどを搭載するので、いわゆるスイッチの内機は、この有接点式のスイッチを押す機構が無くてはならず、例えば圧力計内機と圧力計スイッチの内機とは別の物であった。圧力計は圧力計内機、圧力計スイッチは圧力計スイッチの内機を必要とした。
従って、その結果、圧力計、圧力計スイッチという分類になっており、「計」とだけ付くものは計測機能だけの物、「スイッチ」は計測機能に制御機能を付加した計器という概念が世界共通認識であった。圧力計は流体の圧力位置を示すだけのもので、それに伴う制御機能を求められるものは、内機を変えたり、ブルドン管の力を変えて個々に対応してきた。
圧力計の圧力値を見て管理する目視の管理から、シーケンス制御に大きく変わる生産現場は、計測し、制御出来る機能を求めており、(1)その機能が劣化しない事、(2)有接点式で無い事、(3)適正価格である事(スイッチは一品一様式で高価)、(4)計測機能に負荷がかからない事、(5)当産業界では一様式で対応出来、特別仕様で無い事(空圧業界なら1Mpaを最高圧とする)等が要望されている。
特許第3635233号公報
本発明は、上記の如き要望に応え、無接点で、性能の劣化の殆ど生じることのない、ブルドン管式計器用内機、特に任意の位置にセットした設定指針の圧力値に達すると、シーケンス制御用の信号がリード線を通じて得られるブルドン管式計器用内機、およびそれを搭載したブルドン管式計器(特にはブルドン管式圧力計)を提供することを目的とするものである。
本発明者は、上記従来の目的を達成するため鋭意検討を重ねた。その結果、ブルドン管式計器用内機にセンサーを付け、このセンサーをON−OFFさせる機構を付け、任意にセットした設定指針の圧力値に達すると、シーケンス制御用の信号がリード線を通じて得られる機構を組付けることにより、目的を達成することができることを見出した。
本発明は、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、請求項1に係る本発明は、2連の管先を有するブルドン管の管先の一つの動きを、セクター用ロッドおよびセクター用調整子を経てセクター軸を回転軸としてセクターギアを動かし、前記セクターギアに噛み合っている歯車を介してピニオン軸を回し、前記ピニオン軸に打ち込まれた計測値指針に伝達して、ブルドン管の管先の変位量を拡大して示すブルドン管式計器用内機において、;遮光板機構の動きを検出するセンサーを1又は複数個備えた「センサー機構」を有し、前記センサー機構が、センサー機構支柱を回転軸とするセンサー機構回転歯車から延設されたものであり、;前記センサー機構のセンサーの部位を通過する「遮光板機構」を有し、前記遮光板機構が、前記2連の管先を有するブルドン管の管先のもう一つの動きによって、遮光板機構用ロッドおよび遮光板機構用調整子を経て前記センサー機構支柱を回転軸として動くものであり、;
ボス支柱の上に、頭部に設定ボスを有する設定用歯車を落とし込んでなる「ボス機構」を有し、前記設定歯車が、前記ボス支柱を回転軸とするものであり;内機の上板のピニオン軸上に当該ピニオン軸の回転と連動しないように付けられた、設定指針の台座用歯車を有するものであって、;前記設定用歯車と前記センサー機構回転歯車とが噛み合い、且つ、前記設定用歯車と前記台座用歯車とが噛み合うように、前記センサー機構、遮光板機構、ボス機構、および、台座用歯車をセットし、文字板および台座用歯車に設定指針を取り付けてなる機構を有する、;ことを特徴とするブルドン管式計器用内機、を提供するものである。
請求項2に係る本発明は、前記遮光板機構が、前記センサー機構のセンサーの部位を通過する時の振動によるチャタリングが発生しないように、内機上板に連結したスプリングと連結したものである、請求項1に記載のブルドン管式計器用内機、を提供するものである。
請求項3に係る本発明は、請求項1又は2のいずれかに記載のブルドン管計器用内機を組み込んでなる、ブルドン管式圧力計、を提供するものである。
請求項4に係る本発明は、請求項1又は2のいずれかに記載のブルドン管計器用内機を組み込んでなる、ブルドン管式温度計、を提供するものである。
請求項5に係る本発明は、警報装置及び送信装置を備えた、請求項3に記載のブルドン管式圧力計、を提供するものである。
請求項6に係る本発明は、警報装置及び送信装置を備えた、請求項4に記載のブルドン管温度計、を提供するものである。
本発明によるブルドン管式計器用内機をブルドン管式圧力計や温度計に搭載することにより、計測機能に何等の障害を与えず、所謂スイッチの機能が付与することができる。
特に、従来の圧力スイッチに本発明によるブルドン管圧力計内機を搭載すれば、大型で高額で複雑な機構で、有接点で有るが故のトラブルを抱える圧力スイッチから、無接点式センサーから得られる信号により制御の出来る方向に向かう。特にセンサーのON、OFFにブルドン管の力を必要としないので、低圧用圧力計例えば真空計、差圧計などにも応用出来併せて計器自体の小型化ができる。
このことによる効果は、各種計測器業界並びに制御機器業界に於いて根本より製造技術を革命的に一新することとなり、制御信号機能を持たない計測器を駆逐し、制御機器に於いては産業界の求めるシーケンス制御に最も適合する計器を、適正価格で提供できることとなる。大きさを直径25mm程の圧力計に組み込めば圧力センサーとして、大いに活躍することが出来る。
また本発明によれば、安全や危険を伝える信号の開始点の自由な選択を可能にする製造技術である。
すなわち、セットした設定指針の圧力値に於いて、シーケンス制御用の電気信号がリード線を通して得られることを特色に持つ。
特に、従来の圧力スイッチにおいては、スイッチ=高額は一個一個をベースとする受注生産によるところが大きく、少なくともその産業界に対応した機種の提供が要望される。
例えば産業界の製造ライン、自動組立機等々はコンプレッサーを動力源としてコンプレッサーの空気圧発生能力を制御の限界に置き、関連する諸機器の適正空気圧を設定することが主流である。また、例えば、空気圧業界に於ける制御信号は最高を1.0Mpaとして、開始点を自由選定する機構を提供する以外に巾を設定出来る技術である。
また本発明によれば、現在の概念でいう圧力計が圧力計スイッチの機能を持つ圧力計に変わり、また、温度計が温度計スイッチの機能を持つ温度計に変わる。
例えば、現況の作業現場では、圧力計スイッチが高額故に圧力計であれば圧力計の目盛板に青色や赤色の色塗りや、指針セーフティマーク付きが一般化するくらい作業者の目による品質管理維持の為のガードをしてきている。
しかしながら、作業者レベルの多様化、海外への産業拠点の展開により抜本的に品質管理の手法は、目から制御機器導入による管理へと、変える必要性が高くなってきており、当然にシーケンス制御がその主流となってきた。よって制御機能を持つ計器を適正価格で提供することができる。
また本発明によれば、空気圧機器が主動力となっている産業界に於いて、シーケンス制御が主流となっている作業ラインや諸機器の最も簡便な管理が完全に出来る。併せて管理器からの受信装置を作っておき、作業者の名札に装着して、作業者にブルブル体感させて見落としを無くし品質管理に支障をきたすトラブルを完全に除去することができる。
本発明のブルドン管式計器用内機の一例を分解した状態を示す斜視図である。 本発明のブルドン管式計器用内機を搭載した圧力計の内部の一例を示す図である。 本発明のブルドン管式計器用内機の主要部品を組み立てた後の状態の一例を示す斜視図である。 本発明のブルドン管式計器用内機を搭載した圧力計に取り付ける表示板の一例を示す図である。 本発明のブルドン管式計器用内機を搭載した圧力計の実施形態の一例を示す図である。 本発明のブルドン管式計器用内機を搭載した圧力計の実施形態の一例を示す図である。 本発明における遮光板機構の別態様を示す図である。 本発明における遮光板機構の別態様を示す図である。 本発明における遮光板機構の別態様を示す図である。
本発明は2連の管先を有するブルドン管の管先の一つの動きを、セクター用ロッドおよびセクター用調整子を経てセクター軸を回転軸としてセクターギアを動かし、前記セクターギアに噛み合っている歯車を介してピニオン軸を回し、前記ピニオン軸に打ち込まれた計測値指針に伝達して、ブルドン管の管先の変位量を拡大して示すブルドン管式計器用内機に関するものである。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
まず本発明のブルドン管式計器用内機の一例として、‘ブルドン管式圧力計用の内機’について、主に図1〜3により説明する。図1は、圧力計に搭載する本発明のブルドン管式計器用内機の一例を分解した状態を示す斜視図である。また、図2は、本発明のブルドン管式計器用内機を搭載した圧力計の内部の一例を示す図である。図3は、本発明のブルドン管式計器用内機の主要部品を組み立てた後の状態の一例を示す斜視図である。
本発明のブルドン管式計器用内機は、内機上板1、設定指針台座2、ピニオン軸3、ボス支柱4、センサー機構支柱5、内機下板6、支柱7、セクターギア8、セクター軸10、セクター用ロッド11a、遮光板機構用ロッド11b、セクター用調整子12a、遮光板機構用調整子12b、センサー機構15、遮光板機構17、ボス機構20、台座用歯車22から主としてなるものである。
まず、図1に示すように、内機上板1の上に、設定指針台座2を、ピニオン軸3の取り付ける位置にピニオン軸の回転の妨げにならない様に取り付ける。
また、ボス支柱4、センサー機構支柱5を内機上板1の上に取り付ける。
次いで、ヒゲゼンマイ9が付いているピニオン軸3を、内機下板6に穿ってある軸穴に入れ、セクター軸穴にセクター軸10を入れる。
次いで、内機下板6の2カ所の支柱穴に、内機上板1と内機下板6を組付ける支柱7を二本入れて仮組みしてみる。
そしてヒゲゼンマイが付いているピニオン軸3の歯車と、セクターギア8に設けられている歯車との噛み合いをみて上下をカシメル。なお、ピニオン軸3にヒゲゼンマイ9を付け、ヒゲゼンマイ9の一端を支柱7に固定することによって、バックラッシュ(遊び)を無くすことができる。
なお、ピニオン軸3の測定指針を取り付ける側の反対の端に、振動防止円盤を取り付ける態様とすることで、振動防止することができる。また、ピニオン軸3の測定指針を取り付ける側の反対の端に油を掻き回す抵抗装置を取り付けて、油を注入したボックス内を取り付けることでも、振動防止することができる。
セクターギア8とセクター用ロッド11aを、セクター用調整子12aを介して連結する。具体的にはロッドピン13を用いて連結する。
なお、セクター用ロッド11aは、計器に搭載する際に、ブルドン管24の端面に取り付けられている2連の管先25の一つに連結される。
従って、前記管先の一つの動きは、セクター用ロッド11aおよびセクター用調整子12aを経てセクター軸10を回転軸としてセクターギア8を動かし、セクターギア8に噛み合っている歯車を介してピニオン軸3を回す。従って最終的に、ピニオン軸3に打ち込まれた計測値指針27に伝達して、ブルドン管の管先の変位量を拡大して示す。
次いで、センサー14を取り付けたセンサー機構15を、センサー機構支柱5に落とし込む。
センサー機構15は、前記遮光板機構17の動きを検出するセンサー14を備え、センサー機構支柱5を回転軸とするセンサー機構回転歯車16から延設された形状のものである。なお、図1〜3ではセンサーを1個備える態様であるが、複数個備えることもできる。
遮光板機構17と遮光板機構用ロッド11bを、遮光板機構用調整子12bを介して連結する。具体的にはロッドピン13を用いて連結する。
なお、遮光板機構用ロッド11bは、計器に搭載する際に、ブルドン管24の端面に取り付けられている2連の管先25のもう一方に連結される。
従って、遮光板機構17は、前記もう一方の管先の動きによって、遮光板機構用ロッド11bおよび遮光板機構用調整子12bを経てセンサー機構支柱5(具体的にはセンサー機構支柱5に落とし込む遮光板軸28)を回転軸として、動くものである。そしてその際に、センサー機構15のセンサー14の部位を通過して、センサー14が検知する光を遮光するように、動くものである。
なお、前記セクターギヤ8(ヒゲゼンマイ9が付いたピニオン軸3と噛み合っている)とは異なり、遮光板機構17にはバックラッシュ(遊び)が出てしまいふらふらする。そこで、弱いスプリング等(例えばスプリング29)を遮光板機構17と内機上板1に引っかけて(連結して)、遊びをどちらか片方に寄せて押さえることで、前記センサー機構のセンサーの部位を通過する時の振動によるチャタリングの発生を抑えることができる。
ここで遮光板機構17は、下部にセンサー機構支柱5に挿入するための穴を有し、上部にセンサー通過遮光板を有している。遮光板機構17の形状は、センサー通過遮光板の部分がセンサー機構15のセンサー14の部位を通過しうるものであればよい。なお、図1〜3では、横長状のものが示されている。この遮光板機構17の別態様が、図7〜9に示されている。
なお、図1〜3では、まずセンサー機構15をセンサー機構支柱5に落とし込み、その上に遮光板機構17を落とし込んだ態様であるが、センサー機構15と遮光板機構17の位置を逆の態様とすることも可能である。
ボス支柱4には、ボス支柱4を回転軸とするボス機構20を落とし込む。このボス機構20には、頭部に設定ボス19を有し、且つその台座部分に設定用歯車21がある。なお、図1〜3においては、設定ボス19は、頭部にマイナス形状の溝を穿った形状のものであるが、ボス機構20を回転出来る形状であればよい。
例えば、頭部にマイナス状の溝を穿ったもの他に、プラス状の溝を穿ったもの、レンチ等で回転可能な多角形(六角形、五角形など)の形状のもの、などを挙げることができる。
設定用歯車21は、前記センサー機構回転歯車16と噛み合うように設置される。
なお、設定用歯車21としては、図1〜3では、上下に外周の異なる歯車を重ねた形状の歯車を用いて、下側(奥側)の外周の小さい歯車をセンサー機構回転歯車16と噛み合わせ、上側(手前側)の外周の大きい歯車を台座用歯車22と噛み合わせたものである。
設定ボス19をドライバー等で左廻りに(例えば54°)回転させると、噛み合っているセンサー機構回転歯車16は、右廻り(図2の歯車の比率の態様では27°)に移動する。また噛み合っている台座用歯車22も、右廻り(図2の歯車の比率の態様では27°)に移動する。
そして、図3,4に示すような目盛板26を組付けた後、台座用歯車22に設定指針23を組付ける。設定指針23は、台座用歯車22の動きと連動して回動するものとなる。
なお、図1〜3の形態では、設定ボス19の回転方向と設定指針23の回転方向は、逆方向であるが、これを同一順方向にしたい場合には、設定用歯車21と台座用歯車22の間にもう一つ別の歯車を設置して噛ませることで、順逆を同一に変更することも可能である。
このようにして、一体化物を組み立てることで、本発明のブルドン管式計器用内機を完成させることができる。
本発明のブルドン管式計器用内機は、設定ボス19を回転する事により、目盛板26上の設定指針23が任意の位置に移動してセンサー14を遮光板機構17が遮光し、その時電気信号ON、OFFが発信される。
また、本発明の内機は、外形の大小、ブルドン管の大きさ及び移動量の違い、内機の拡大比率の違い等は、全て歯車比を変更する事で対処できる技術である。また、ブルドン管には、それぞれ移動量に多少のバラツキがある為に内機拡大機構であるセクター用調整子12aをペンチ等で伸縮させて表示部(測定値指針27)が一定の角度になる様調整することができる。
具体的には、圧力計の場合、ブルドン管に1.0Mpaの圧力を加えた時、セクター用調整子12aをペンチ等で伸縮させて、セクターギヤ8の移動角度が27°になる様に調整することができる。なお、上記内機を用いた圧力計を組み立てた場合、圧力1.0Mpaをブルドン管に加えた時、管先が2.4mm移動して目盛板26上にある、測定値指針27が270°回転する事とし、内機拡大比率をピニオンギヤとセクターギヤを1:10と想定する。
また、遮光板機構用調整子12bをペンチ等で伸縮させて、遮光板機構17の角度についての調整することができる。
本発明のブルドン管式計器用内機は、圧力計にも温度計にも適用可能な技術であるが、圧力計の場合の実施形態の一態様を、圧力計の場合の例として図5に示す。
なお、圧力計の設定指針23をある値にセットしておくと、計測値を示す測定値指針27がその値に至ると、センサー基板によりコントロールされた信号がリード線31により送信される。
なお、本発明のブルドン管式計器用内機には、ピニオン軸3が通常必ず設けられているが、必要に応じて、内機をピニオン軸3がないものとすることもできる。この場合、測定値指針を設置できないので、計測値自体は表示されないが、例えば圧力や温度が一定値になったら使う(或いは使わない)という、圧力センサーや温度センサーとして使用することが可能である。
図5に、本発明のブルドン管式計器用内機を搭載したブルドン管式圧力計の一例の斜視図を示す。
工場に於いて、エアーコンプレッサーを動力源に、例えば1Mpaを最高圧として稼働している生産ラインにおいて、本発明の圧力計内機を搭載したブルドン管式圧力計を圧力センサーとして各種機器別に取り付け、設定値未満の場合あるいは設定値を超えた場合の信号を、LED等の発光によって警告させることができる。例えば作業基準別に、ISO認証規格別に、マイナス形状の溝のある設定ボス19を廻し、適正に設定指針23をセットし、表面ガラスにボス廻し窓口隠しキャップ32をかけて用いる。
しかし、空気圧というものは漏れる事があり、又、外気によっても変化をきたす。
そこで、さらに警報装置(警告装置)及び送信装置を備えたものが、図6に示すブルドン管式圧力計である。図中、符号33は装置ボックス、符号34は警報装置、符号35は送信装置をそれぞれ示す。
警報装置34としては、警告を音、光で発信したり、或いは直接作業者に振動を伝えたりするものが挙げられる。作業者には、振動を与える振動具36(例えば、ブルブル体感名札)を所持させる。併せてリード線31で発信もする。頻繁なトラブルが発生しない現状はかえって品質保証上のトラブルは残るので、確実な品質維持のお手伝いが出来る。
従来の圧力計、真空計、差圧計、温度計、高度計、湿度計等の計器は、制御機能を求められると、マイクロスイッチ等を使い、内機を変えてスイッチとしてきた。
本発明によれば、センサーを組み込んだ一様式の内機により、従来の圧力スイッチや温度スイッチではない信号が得られるセンサータイプの圧力計や温度計が提供出来ることとなった。
まずスイッチは高額という点から使用されにくかった分野での価格設定がしやすい構造になった。特に、圧力計の分野では、「赤」とか「青」とか目盛に色塗りをして、目に訴える管理をして来ている。また、防爆型とか種種の特殊仕様の圧力スイッチにも活用できる。
また、本発明によれば、センサーが無接点式でありため、耐久性能が向上した。
さらに、計測するだけでなく〔設定圧に異常あり〕などと「オシャベリ」する計器の提供は産業界に貢献できる。
また、「スイッチ」という計器は、一品一様仕様であったが、本発明によれば、複雑な信号を取り出す等実に簡便である。産業界でも油圧圧力計なら・・・空圧ならば・・・と、ある一様の常識の中で対応出来る技術である。
また、あらゆる産業分野、あらゆる生産現場、医療現場の機器類へのセンサーとして、農業の温室管理での温度計、プロパンガスの熱効率の良い残圧のチェッカーとして、生ビールのおいしい残量チェッカーとして、ガス類の残圧チェッカーとして等業界毎に仕様の異なる中、自由にセット出来る機能は、その産業毎に一般化する上で不可失な技術である。
また、テコの原理による内機という拡大機構を介在させて計測器としている計器類は、この発明の原理により、簡便に制御機能を付与することが出来る。併せて回転軸のある水量計等の量を計るもの、中空容器形状のチャンバーによる計器類にも搭載可能な技術である。
また、我が国に於いて、労働市場を海外に求め、又、国内において外国人との同居の中の現場において、その品質保持の為の作業管理は、目視による管理は過去のシステムになりつつある。あらゆる現場でISO規格が一般化する中、生産ラインの異常を個人に直接伝達する管理システムとして構築することが可能である。適正な価格の圧力センサーでトータルコストを下げ、ISO規格のこの時代、登録規格を逸脱したら、作業者に直接ブルブルと体感させる管理を実現することが可能である。
1 :内機上板
2 :設定指針台座
3 :ピニオン軸
4 :ボス支柱
5 :センサー機構支柱
6 :内機下板
7 :支柱
8 :セクターギア
9 :ヒゲゼンマイ
10 :セクター軸
11a:セクター用ロッド
11b:遮光板機構用ロッド
12a:セクター用調整子
12b:遮光板機構用調整子
13 :ロッドピン
14 :センサー
15 :センサー機構
16 :センサー機構回転歯車
17 :遮光板機構
19 :設定ボス
20 :ボス機構
21 :設定用歯車
22 :台座用歯車
23 :設定指針
24 :ブルドン管
25 :管先
26 :目盛板
27 :測定値指針
28 :遮光板軸
29 :スプリング
31 :リード線
32 :表面ガラスに穿ってあるボス廻し窓口隠しキャップ
33 :装置ボックス
34 :警報装置
35 :送信装置
36 :振動具

Claims (6)

  1. 2連の管先を有するブルドン管の管先の一つの動きを、セクター用ロッドおよびセクター用調整子を経てセクター軸を回転軸としてセクターギアを動かし、前記セクターギアに噛み合っている歯車を介してピニオン軸を回し、前記ピニオン軸に打ち込まれた計測値指針に伝達して、ブルドン管の管先の変位量を拡大して示すブルドン管式計器用内機において、;遮光板機構の動きを検出するセンサーを1又は複数個備えた「センサー機構」を有し、前記センサー機構が、センサー機構支柱を回転軸とするセンサー機構回転歯車から延設されたものであり、;前記センサー機構のセンサーの部位を通過する「遮光板機構」を有し、前記遮光板機構が、前記2連の管先を有するブルドン管の管先のもう一つの動きによって、遮光板機構用ロッドおよび遮光板機構用調整子を経て前記センサー機構支柱を回転軸として動くものであり、;ボス支柱の上に、頭部に設定ボスを有する設定用歯車を落とし込んでなる「ボス機構」を有し、前記設定歯車が、前記ボス支柱を回転軸とするものであり;内機の上板のピニオン軸上に当該ピニオン軸の回転と連動しないように付けられた、設定指針の台座用歯車を有するものであって、;前記設定用歯車と前記センサー機構回転歯車とが噛み合い、且つ、前記設定用歯車と前記台座用歯車とが噛み合うように、前記センサー機構、遮光板機構、ボス機構、および、台座用歯車をセットし、文字板および台座用歯車に設定指針を取り付けてなる機構を有する、;ことを特徴とするブルドン管式計器用内機。
  2. 前記遮光板機構が、前記センサー機構のセンサーの部位を通過する時の振動によるチャタリングが発生しないように、内機上板に連結したスプリングと連結したものである、請求項1に記載のブルドン管式計器用内機。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載のブルドン管計器用内機を組み込んでなる、ブルドン管式圧力計。
  4. 請求項1又は2のいずれかに記載のブルドン管計器用内機を組み込んでなる、ブルドン管式温度計。
  5. 警報装置及び送信装置を備えた、請求項3に記載のブルドン管式圧力計。
  6. 警報装置及び送信装置を備えた、請求項4に記載のブルドン管温度計。
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KR101900007B1 (ko) 2016-10-27 2018-09-18 (주)와이즈산전 영점 조절이 가능한 압력계

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