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JP2010122819A - タッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】「額縁」が狭いにもかかわらず、解像度が高いタッチパネルを実現する。
【解決手段】タッチパネル30は、発光側光導波路33、受光側光導波路34と電磁誘導方式デジタイザ36とを備える。高い解像度を必要とするときは、電子ペンによる位置座標の認識を電磁誘導方式デジタイザ36で行ない、高い解像度を必要としないときは、指による位置座標の認識を光導波路33、34で行なう。これによって、狭額縁でありながら解像度が高く、さらに消費電力の低いタッチパネル30が実現できる。
【選択図】図2

Description

本発明はタッチパネル、特に光導波路と電磁誘導方式デジタイザを備えたタッチパネルに関する。
従来から、光導波路を備えたタッチパネルが知られている(例えば、特許文献1)。光導波路は軽量で高速信号伝送が可能なため、将来、各種の電子デバイス、特に光学式のタッチパネルに利用されることが期待される。
しかし、従来のタッチパネルは、細い物(例えばペン)でも太い物(例えば指)でも入力できるように、光導波路のコア幅を狭くし、コアの本数を増やして、コアの密度を高くし、解像度を高くする必要があった。このため、光導波路が大型化し、ディスプレイユニットの周囲の「額縁」(フレーム)が広いという問題があった。
特開2008−203431号公報
従来の光導波路を備えたタッチパネルは、解像度を高くすると額縁が広くなるという問題があった。本発明の課題は、額縁が狭いにもかかわらず、解像度が高いタッチパネルを実現することである。
本発明のタッチパネルは、発光側および受光側光導波路と電磁誘導方式デジタイザとを備える。本発明のタッチパネルは、高い解像度を必要とするときは、電子ペンによる位置座標の認識を電磁誘導方式デジタイザで行ない、高い解像度を必要としないときは、指による位置座標の認識を光導波路で行なう。これによって、狭額縁でありながら解像度が高く、さらに消費電力の低いタッチパネルが実現できる。
本発明のタッチパネルは、電子ペンによる位置座標の認識を電磁誘導方式デジタイザで行なう。電磁誘導方式デジタイザの解像度は高い(1mm以下)。従って、光導波路は、ペン入力を検出するほどの高い解像度(1mm程度)は不要であり、指による位置座標の認識ができる程度の解像度(5mm程度)があればよい。そのため、光導波路のコア密度を低くすることができる。
図1(a)は従来の受光側光導波路10、図1(b)は本発明に用いられる受光側光導波路20の模式図である。従来の受光側光導波路10において、受光した光はクラッド11内に埋設されたコア12内を伝わる。高い解像度を得るため、各コア12は、図1(a)のように、分岐路を保持した状態で受光素子(図示しない)に結合される必要がある。
本発明に用いられる受光側光導波路20においても、受光した光はクラッド21内に埋設されたコア22、23内を伝わる。しかし、本発明に用いられる受光側光導波路20は高い解像度を必要としないため、図1(b)に示すように、コア分岐路群22をコア主路23に数本ずつ結合させて、受光した光線を受光素子(図示しない)に送ることができる。これによって、コア主路23の本数が従来の1/5程度になり、受光側光導波路20の幅Wを狭くすることができ、タッチパネルの額縁を狭くすることができる。
更に、本発明のタッチパネルは、コア分岐路群22をコア主路23に結合させることによって、強い光を受光素子(図示しない)に導くことができるので、出力の小さい発光素子(図示しない)を用いることができる。
また、電磁誘導方式デジタイザは、光導波路に比べて消費電力が少ないので、本発明のタッチパネルは消費電力が少ないという特徴がある。
本発明の要旨は次のとおりである。
(1)本発明のタッチパネルは、発光素子と、座標入力領域と、発光素子からの光を導いて座標入力領域を横断する光線を生成する発光側光導波路と、座標入力領域を横断した光線を受光する受光側光導波路と、受光側光導波路で受光した光の強度を検出する受光素子と、座標入力領域の下部に配置された電磁誘導方式デジタイザとを備えたタッチパネルであって、受光側光導波路は、コアと、コアを埋設するクラッドとを含み、コアは、光線を受光するように配置されたコア分岐路群と、コア分岐路群を結合して受光素子に光を導くコア主路とを有することを特徴とする。電磁誘導方式デジタイザは座標入力領域の下部に配置されるが、入力部以外の電源部や信号処理部などは必ずしも座標入力領域の下部に配置されなくてもよい。
(2)本発明のタッチパネルは、高い解像度を必要とするときは、電磁誘導方式デジタイザに電子ペンにより位置座標を入力し、高い解像度を必要としないときは、座標入力領域を横断する光線を指で遮ることにより位置座標を入力することを特徴とする。高い解像度とは、電子ペンの先端の太さ程度の解像度、つまり1mm程度の解像度を意味し、高い解像度を必要としないとは、人間の指の太さ程度の解像度、つまり5mm程度の解像度を意味する。
本発明のタッチパネルは、額縁が狭いにもかかわらず、解像度が高い。また、従来のタッチパネルに比べて消費電力が少ない。
[タッチパネル]
図2に示すように、本発明のタッチパネル30は、発光素子31、座標入力領域32、発光側光導波路33、受光側光導波路34、受光素子35、電磁誘導方式デジタイザ36を備える。発光側光導波路33は、発光素子31から出射された光を導いて、座標入力領域32を横断する光線37を生成する。受光側光導波路34は、座標入力領域32を横断した光線37を受光する。受光素子35は、受光側光導波路34で受光した光の強度を検出する。電磁誘導方式デジタイザ36は座標入力領域32の下部に配置される。
電磁誘導方式デジタイザ36の入力部は、駆動コイル層(図示しない)と検出コイル層(図示しない)を備える。駆動コイル層の発する所定周波数の電波による電磁誘導により、電子ペン(図示しない)内の共振回路が共振する。次にその共振信号が電子ペンから検出コイル層に送信される。このとき最大の受信レベルの得られた検出コイルの位置が、電子ペンの位置として認識される(例えば、特開2008−158891号公報)。
実用的には、本発明のタッチパネルには、発光側光導波路33、受光側光導波路34を覆うように、額縁型筐体38が配置される。
本発明のタッチパネルに用いられる受光側光導波路34は、図1(b)のように、クラッド21に埋設されたコア22、23を含む。コア22、23は、光線を受光するように配置されたコア分岐路群22と、コア分岐路群22を結合して受光素子35に光を導くコア主路23からなる。
本発明のタッチパネル30は、座標入力領域32を通過する光の一部を指(程度の太さの物)が遮断すると、受光素子35に入る光の強度が低下し、これを検知して指の位置座標が認識される。また、座標入力領域32に電子ペン(座標指示器)で触れると、上述のメカニズムにより電子ペンの位置座標が認識される。
[発光素子]
本発明に用いられる発光素子31としては、発光側光導波路33を通って座標入力領域32を横断する光線37を生成するものであれば、任意のものが用いられる。
上記の発光素子31は、好ましくは、発光ダイオードまたは半導体レーザーであり、さらに好ましくはVCSEL(垂直共振器面発光レーザー)である。VCSELは基板面に対して垂直方向に光を共振させ、面と垂直方向に出射させることができる。そのため光伝送効率に優れる。発光素子31から出射される光は、好ましくは近赤外領域(700nm〜2500nm)の光である。
本発明のタッチパネル30は、受光側光導波路34において、コア分岐路群22をコア主路23に結合させた構造をなす(図1(b))。これによって、受光素子35に入る光の強度を強くできるので、従来より出力の小さい(例えば、0.1mW〜3mW)発光素子31を用いることができる。
[座標入力領域]
本発明において「座標入力領域」32とは、発光側光導波路33から出射された光線37が縦横に横断する領域をいう。座標入力領域32の下部に、座標入力領域32とほぼ同じ大きさの電磁誘導方式デジタイザ36が配置される。本発明のタッチパネル30は、座標入力領域32を横断する光線37を指で遮ることにより、指による座標入力を行なう。また、電磁誘導方式デジタイザ36に電子ペン(図示しない)を触れることにより、電子ペンによる座標入力を行なう。座標入力領域32の前面は何もない空間でもよいし、耐擦傷性を増すために、表面に透明なガラス板やアクリル板を設けてもよい。ガラス板やアクリル板の表面には、アンチレフレクション(AR)処理やアンチグレア(AG)処理が施されていてもよい。
[発光側光導波路]
本発明に用いられる発光側光導波路33は、発光素子31からの光を導いて座標入力領域32を横断する光線を生成するものであれば、任意のものが用いられる。発光側光導波路33は、好ましくは、コア群と、コア群を埋設するクラッドとを有する。コアの一端は、代表的には、発光素子31からの光を導入するため、発光素子31と光学的に結合される。コアの他端は、座標入力領域32に光線37を出射するため、座標入力領域32の周囲に配置される。
コアは、通常、クラッドよりも屈折率の高い材料からなる。コアを形成する材料は、好ましくは、パターニング性に優れた紫外線硬化樹脂である。紫外線硬化樹脂としては、アクリル系紫外線硬化樹脂、エポキシ系紫外線硬化樹脂、シロキサン系紫外線硬化樹脂、ノルボルネン系紫外線硬化樹脂、ポリイミド系紫外線硬化樹脂などが挙げられる。
発光側光導波路33内のコアの本数は、タッチパネル30の大きさに応じて適宜決定される。コアの断面形状に特に制限はないが、パターニング性に優れた台形または矩形が適している。コア幅(台形の場合は下辺)は、好ましくは、10μm〜500μmである。コア高さ(上辺、下辺の各中点を結ぶ距離)は、好ましくは、10μm〜100μmである。
クラッドは、通常、コアより屈折率の低い材料からなる。クラッドの材料は、ガラス、シリコン、金属、樹脂などであり、特に制限はない。クラッドは単層構造でも多層構造でもよい。多層構造の場合、典型的には、アンダークラッド層とオーバークラッド層からなる。クラッドの厚みは、好ましくは、5μm〜20mmである。
コアとクラッドの屈折率差は、好ましくは、0.01以上であり、さらに好ましくは0.02〜0.2である。コアおよびクラッドを形成する樹脂の屈折率は、樹脂に導入する有機基の種類や含有量によって、適宜、大きく、ないし、小さくすることができる。
例えば、環状芳香族性の基(フェニル基など)を樹脂分子中に導入するか、あるいは、樹脂分子中の含有量を増加させることにより、屈折率を大きくすることができる。
他方、例えば、直鎖または環状脂肪族性の基(メチル基、ノルボルネン基など)を樹脂分子中に導入するか、あるいは、樹脂分子中の含有量を増加させることにより、屈折率を小さくすることができる。
発光側光導波路は、プラズマを用いたドライエッチング法、転写法、露光・現像法、フォトブリーチ法などの任意の方法により作製される。
[受光側光導波路]
本発明に用いられる受光側光導波路34は、座標入力領域32を横断した光37を受光し、受光素子35に導くものである。受光側光導波路34は、コア22、23と、コア22、23を埋設するクラッド21を含む(図1(b))。コア22、23は、光線を受光するように配置されたコア分岐路群22、コア分岐路群22を結合したコア主路23を有する。
座標入力領域32が矩形である場合、受光側光導波路34は、図2に示すように、座標入力領域32の発光側光導波路33の配置された辺に対向する2辺に配置される。
受光側光導波路34のコアおよびクラッドの材料、寸法、形状、屈折率差、作製方法は、上述の発光側光導波路33と同様であることが好ましい。
コア分岐路群22の一端は、代表的には、座標入力領域32から光線37を受光するため、座標入力領域32の縁に配置される。コア主路23の他端は、受光素子35へ光を導くため、受光素子35と光学的に結合される。
受光側光導波路34におけるコア分岐路22の本数は、タッチパネル30の大きさに応じて適宜決定される。コア主路23に結合するコア分岐路22の本数は、タッチパネル30の大きさに応じて適宜決定されるが、好ましくは3本〜20本、より好ましくは5本〜15本である。
受光側光導波路34内の隣り合う2つのコア主路を、第nコア主路および第n+1コア主路とする。第nコア主路には第nコア分岐路群が属し、第n+1コア主路には第n+1コア分岐路群が属する。座標入力領域32の縁において、第nコア分岐路群と第n+1コア分岐路群の、最も近接した分岐路同士の間隔を、例えば、3mm以上とすれば、指(程度の太さのもの)による座標認識はできるが、電子ペン(のような細いもの)では座標認識ができないような光学的解像度にすることができる。
[受光素子]
本発明に用いられる受光素子35は、光信号を電気信号に変換し、受光側光導波路34で受光した光の強度を検出するものである。受光素子35により検出される光37の波長は、好ましくは、近赤外領域(700nm〜2500nm)にある。受光素子35の構造は、フォトダイオードを一列に並べた一次元イメージセンサーが好ましい。このような受光素子35として、CMOSイメージセンサーやCCDイメージセンサーなどが挙げられる。
[電磁誘導方式デジタイザ]
本発明に用いられる電磁誘導方式デジタイザ36は、通常、電子ペン(座標指示器)と共に使用される。図3に示すように、電磁誘導方式デジタイザ40の入力部は、視認側から、ディスプレイユニット41、センサー板42、シールド板43を、この順に備える。電子ペンとセンサー板42との間で生じた誘導信号を検出することによって、電子ペンの位置座標を認識する。原理的に、電子ペン以外のものの位置座標は認識しない。
ディスプレイユニット41は、文字または画像を表示できる装置であれば、任意のものが用いられ、例えば、液晶ディスプレイパネルやプラズマディスプレイパネルが適切である。本発明においては、ディスプレイユニット41の表示画面が、座標入力領域32を兼ねることが好ましい。
センサー板42は、通常、X軸方向、Y軸方向に複数のアンテナコイルが組み込まれている。シールド板43は、背面からの電磁ノイズを防ぐためのものである。電磁誘導方式デジタイザ40は市販のものが利用でき、例えば、ワコム社から入手できる。
[用途]
本発明のタッチパネルの用途に特に制限はなく、パソコンモニター、ATM、ゲーム機、タブレットPCなどに用いられる。
[実施例]
<クラッド形成用ワニスの調製>
下記成分を混合してクラッド形成用ワニスを調製した。
・(成分A)脂環骨格を有するエポキシ系紫外線硬化樹脂(アデカ社製EP4080E) 100重量部
・(成分B)光酸発生剤(サンアプロ社製CPI−200K) 2重量部。
<コア形成用ワニスの調製>
下記成分を混合してコア形成用ワニスを調製した。
・(成分C)フルオレン骨格を含むエポキシ系紫外線硬化樹脂(大阪ガスケミカル社製オグソールEG) 40重量部
・(成分D)フルオレン骨格を含むエポキシ系紫外線硬化樹脂(ナガセケムテックス社製EX−1040) 30重量部
・(成分E)1,3,3−トリス(4−(2−(3−オキセタニル)ブトキシフェニル)ブタン 30重量部(特開2007−70320号公報、実施例2に準じて合成)
・上記成分B 1重量部
・乳酸エチル 41重量部。
<光導波路の作製>
厚み188μmのポリエチレンナフタレートフィルムの表面に、クラッド形成用ワニスを塗布し、紫外線を1000mJ/cm照射した。その後、80℃で5分間加熱処理して、厚み20μmのアンダークラッド層を形成した。アンダークラッド層の、波長830nmにおける屈折率は1.510であった。
アンダークラッド層の表面にコア形成用ワニスを塗布し、100℃で5分間加熱処理して、コア層を形成した。次に、コア層にフォトマスクを被せ(ギャップ100μm)、紫外線を2500mJ/cm照射した。次に100℃で10分間加熱処理した。次に紫外線の未照射部分をY−ブチロラクトン水溶液で溶解除去した。次に120℃で5分間加熱処理をして、幅20μm、高さ50μmのコア主路と、コア主路に結合した10本のコア分岐路群を複数本形成した。コアの、波長830nmにおける屈折率は1.592であった。
次に、上記の複数のコアの全体を覆うように、クラッド形成用ワニスを塗布して、ウェット厚み60μmの樹脂層を形成した。次に、樹脂層を80℃で5分間加熱処理して、コア周辺に存在する気泡を除去した。次に、樹脂層に石英製の凹型モールドを押圧し、凹型モールドの内部にクラッド形成用ワニスを充填した。
次に、凹型モールドの外側から紫外線を2000mJ/cm照射して、80℃で5分間加熱処理した。次に、凹型モールドを剥離し、先端部の側断面形状が略1/4円弧状の凸レンズを備えたオーバークラッド層を成形した。オーバークラッド層の厚みは1mm、波長830nmにおける屈折率は1.510、凸レンズの曲率半径は1.5mmであった。
得られた光導波路は、アンダークラッド層、コア、コアを覆うようにアンダークラッド層上に形成されたオーバークラッド層を備えるものであった。アンダークラッド層の厚みは20μm、コアの幅は20μm、高さは50μm、オーバークラッド層の厚みは1mmであった。
<タッチパネルの作製>
上記の光導波路を2つ用意し、一方を発光側光導波路33、他方を受光側光導波路34とした。発光側光導波路33のコア主路の末端に、波長850nmの光を出射する発光素子31(オプトウェル社製VCSEL)を、紫外線硬化接着剤を介して、光学的に結合した。受光側光導波路34のコア主路の末端には、受光素子35(TAOS社製CMOSリニアセンサーアレイ)を、紫外線硬化接着剤を介して、光学的に結合した。これらの光導波路33、34を、図2に示すように、対角5インチの座標入力領域32を囲むように配置した。
次に、座標入力領域32の下部に電磁誘導方式デジタイザ36(市販のタブレットPC(ヒューレットパッカード社製compaq2710P)に使用されるもの)を配置し、タッチパネル30を作製した。
このタッチパネル30は、指でも電子ペンでも座標認識が可能であり、発光素子31の出力を1mWと低くしても、十分に座標認識が可能であった。
表1には、本発明の実施例のコア本数、コア全幅、光源出力と、比較例として電磁誘導方式デジタイザを備えていないタッチパネルを用い、実施例と同じ感度で座標認識が行なえるようにした場合の、コア本数、コア全幅、光源出力を示す。
表1における「コア本数、コア全幅」は、実施例の場合は受光素子に結合したコア主路23(図1(b))の本数と全幅、比較例の場合は受光素子に結合したコア12(図1(a))の本数と全幅を示す。表1は縦軸(Y軸)方向のコア本数、コア全幅であるが、横軸(X軸)方向もほぼ同様である。「光源出力」はVCSELの出力である。
Figure 2010122819
[測定方法]
<屈折率>
クラッド形成用ワニス、コア形成用ワニスを、それぞれシリコンウエハ上にスピンコートにより成膜して屈折率測定用サンプルを作製し、プリズムカプラー(サイロン社製)を用いて、屈折率を測定した。
<コア幅、コア高さ>
作製した光導波路をダイサー式切断機(DISCO社製DAD522)を用いて断面切断し、切断面をレーザー顕微鏡(キーエンス社製)を用いて観察し、コア幅、コア高さを測定した。
従来の受光側光導波路、本発明に用いられる受光側光導波路の模式図 本発明のタッチパネルの断面図、平面図 電磁誘導方式デジタイザの模式図
符号の説明
10 受光側光導波路
11 クラッド
12 コア
20 受光側光導波路
21 クラッド
22 コア分岐路群
23 コア主路
30 タッチパネル
31 発光素子
32 座標入力領域
33 発光側光導波路
34 受光側光導波路
35 受光素子
36 電磁誘導方式デジタイザ
37 光線
38 額縁型筐体
40 電磁誘導方式デジタイザ
41 ディスプレイユニット
42 センサー板
43 シールド板

Claims (2)

  1. 発光素子と、座標入力領域と、前記発光素子からの光を導いて前記座標入力領域を横断する光線を生成する発光側光導波路と、前記座標入力領域を横断した光線を受光する受光側光導波路と、前記受光側光導波路で受光した光の強度を検出する受光素子と、座標入力領域の下部に配置された電磁誘導方式デジタイザとを備えたタッチパネルであって、
    前記受光側光導波路は、コアと、前記コアを埋設するクラッドとを含み、前記コアは、光線を受光するように配置されたコア分岐路群と、前記コア分岐路群を結合して前記受光素子に光を導くコア主路とを有することを特徴とするタッチパネル。
  2. 高い解像度を必要とするときは、前記電磁誘導方式デジタイザに電子ペンにより位置座標を入力し、高い解像度を必要としないときは、前記座標入力領域を横断する光線を指で遮ることにより位置座標を入力することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
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