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JP2010111444A - エレベータかごの乗場呼び登録管理装置 - Google Patents

エレベータかごの乗場呼び登録管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無駄な乗場呼びによるエレベータの運行効率の低下を回避する。
【解決手段】乗場監視部101がカメラ3による撮影画像を解析してエレベータ乗場での乗客の動向を監視し、乗場監視部101が乗客により乗場釦4が操作されたことを検知した場合に、乗場呼び登録部102がエレベータ制御装置7に対して乗場呼び登録を行い、一方、乗場監視部101がエレベータかごの到着前に乗客がエレベータ乗場から離れたことを検知した場合に、乗場呼び登録部102がその階の乗場呼びをキャンセルして、無駄な乗場呼びによるエレベータの運行効率の低下を回避する。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータの乗場呼び登録システムに関するものである。
特に、乗場に設置された乗客検知装置を利用して実現するエレベータの乗場呼び登録システムに関する。
例えば、乗場呼びが発生した時に、乗場呼びが発生した階に到着するまでの到着予測時間、若しくは移動距離を演算して、その階にエレベータが到着するまでの到着予測時間、若しくは移動距離に応じて、各乗場呼び発生階の乗場呼びランプの点灯態様を変化させることによって、乗客にエレベータ到着までの待ち時間を報知する技術が存在する(特許文献1)。
特開平11−35241号公報
しかしながら、特許文献1の技術のように、乗場呼びが発生した時にその階に到着するまでの到着予測時間を報知する方法だけでは、報知された待ち時間が長く、乗客がエレベータの到着を待つ事なく階段等を利用してしまった場合に、既に登録された乗場呼びがキャンセルされることなく残ってしまう。
このため、無駄な乗場呼びにエレベータが応答する事により、エレベータの運行効率が低下してしまうという課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決することを主な目的の一つとしており、無駄な乗場呼びによるエレベータの運行効率の低下を回避することを主な目的とする。
本発明に係るエレベータかごの乗場呼び登録管理装置は、
エレベータ乗場を監視し、前記エレベータ乗場にエレベータ利用者が現れたことを検知し、前記エレベータ乗場に現れたエレベータ利用者の動きを追跡する乗場監視部と、
前記エレベータ乗場に設置されている乗場釦に接続され、前記乗場釦から信号を入力する乗場釦信号入力部と、
前記乗場釦信号入力部により入力された信号に従ってエレベータかごの乗場呼び登録を行い、前記乗場監視部によるエレベータ利用者の追跡に基づき、エレベータかごが前記エレベータ乗場に到着する前にエレベータ利用者が前記エレベータ乗場から離れたことが検出された場合に、エレベータかごの乗場呼び登録を取り消す乗場呼び登録部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、エレベータかごがエレベータ乗場に到着する前にエレベータ利用者がエレベータ乗場から離れたことを検出した場合に、エレベータかごの乗場呼び登録を取り消すため、無駄な乗場呼びにエレベータが応答することがなくなり、エレベータの運行効率を向上させることができる。
実施の形態1.
以下、本実施の形態に係るエレベータかごの乗場呼び登録管理装置を図に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態に係るエレベータかごの乗場呼び登録管理装置が対象とするエレベータ乗場の例を示す正面図である。
図2は、本実施の形態に係るエレベータかごの乗場呼び登録管理装置の全体構成を示すブロック図である。
図3は、実施の形態に係るエレベータかごの乗場呼び登録管理装置の処理手順の概要を示すフローチャートである。
図4は、本実施の形態に係る乗場呼びキャンセル方法の詳細を説明する図である。
図5は、実施の形態に係るエレベータかごの乗場呼び登録管理装置の処理手順の詳細を示すフローチャートである。
図6は、実施の形態に係るエレベータかごの乗場呼び登録管理装置においてエレベータかごの行き先方向ごとに乗客を管理するテーブルの例を示す図である。
図1において、1はエレベータ乗場に設置されているエレベータのドアである。
2は、エレベータ乗場である。
このエレベータ乗場2にはカメラ3、乗場釦4及びアナウンス装置8が設置されている。
アナウンス装置8は、エレベータ乗場2にエレベータかごが到着するまでのの予測待ち時間を通知する装置であり、例えば、スピーカやディスプレイ装置等である。また、乗場釦4がアナウンス装置8を兼ねていてもよい。
6は乗客5(エレベータ利用者)の出入りを認識するカメラ3の認識範囲である。
なお、カメラ3は、エレベータかごの乗場呼び登録管理装置が画像解析により各乗客を識別できる画像を撮影するようにする。具体的には、カメラ3は、各乗客の顔部や服装を捉えられる位置に配置され、各乗客の顔部や服装を撮影する。
本実施の形態では、乗場釦4は、乗客5の操作に対して応答のための点灯を行わない。つまり、ある乗客5がいずれかの進行方向(上方向又は下方向)の乗場釦4を押しても、乗場釦4は点灯しない。このため、すでに他の乗客によって乗場釦4が押されていても、乗場釦4が点灯しないため、エレベータ乗場2に新たに現れた乗客は必ず乗場釦4を押すことになる。
図2において、エレベータかごの乗場呼び登録管理装置100(以下、乗場呼び登録管理装置100ともいう)は、エレベータかごの運行を制御するエレベータ制御装置7に接続され、エレベータ制御装置7に対して乗場呼びの登録及び乗場呼び登録のキャンセルを行う。
また、乗場呼び登録管理装置100は、エレベータ乗場2に配置されているカメラ3、乗場釦4及びアナウンス装置8に接続されている。
乗場呼び登録管理装置100は、エレベータ乗場2に配置されていてもよいし、エレベータ乗場2以外の場所に配置されていてもよい。
乗場監視部101は、カメラ3に接続され、カメラ3で撮像した画像を入力し、処理する。
乗場監視部101には、乗客5の出入りを検知し、また、その間の乗客の動きを追跡する機能が付加されている。
つまり、乗場監視部101は、カメラ3の撮影画像に基づいて、エレベータ乗場2を監視し、エレベータ乗場2に乗客が現れたことを検知し、エレベータ乗場2に現れた乗客の動きを追跡する。
乗場釦信号入力部103は、乗場釦4に接続され、乗場釦4から信号を入力する。
具体的には、乗場釦信号入力部103は、乗客が乗場釦4を操作する度に、各乗客が要求するエレベータかごの進行方向(上方向、下方向)を通知する信号を入力する。
上述したように、乗場釦信号入力部103が接続されている乗場釦4は、乗客の操作に対して応答のための点灯を行わないため、エレベータ乗場2に新たに現れた乗客は必ず乗場釦4を押すことになり、乗場釦信号入力部103は乗客に乗場釦4が操作される度に、進行方向を通知する信号を入力する。
乗場呼び登録部102は、乗場釦信号入力部103により入力された信号に従ってエレベータ制御装置7に対してエレベータかごの乗場呼び登録を行い、乗場監視部101による乗客の追跡に基づき、エレベータかごがエレベータ乗場2に到着する前に乗客がエレベータ乗場2から離れたことが検出された場合に、エレベータかごの乗場呼び登録を取り消す。
より具体的には、乗場呼び登録部102は、乗場釦信号入力部103により入力された信号に従って、乗客から要求のあった進行方向にてエレベータかごの乗場呼び登録を行い、乗客ごとに、要求のあった進行方向を登録し、乗場監視部101による乗客の追跡に基づき、乗客ごとにエレベータ乗場2に残っているか否かを判断し、同じ進行方向を要求した乗客がすべてエレベータかごがエレベータ乗場2に到着する前にエレベータ乗場2から離れたことが検出された場合に、対応する進行方向でのエレベータかごの乗場呼び登録を取り消す。
待ち時間算出部104は、乗客がいる階に到着するまでの階における乗場呼びの登録状況とかご内の行先釦の登録状況に基づき、エレベータ乗場2にエレベータかごが到着するまでのの予測待ち時間を算出する。
乗客が乗場釦4を操作すると、待ち時間算出部104により待ち時間を予測し、アナウンス装置8により乗客5に予測待ち時間を報知するようにしてもよい。
待ち時間通知部105は、待ち時間算出部104により算出された予測待ち時間を通知する情報をアナウンス装置8に対応させて生成し、生成した情報をアナウンス装置8に出力して、予測待ち時間をエレベータ乗場にいる乗客に通知する。
例えば、アナウンス装置8がスピーカであれば、予測待ち時間を通知する音声情報を生成し、アナウンス装置8がディスプレイ装置であれば、予測待ち時間を通知する文字情報を生成する。
制御部106は、乗場呼び登録管理装置100の全体の制御を行う。
記憶部107は、乗場監視部101で乗客の動作を追跡した画像を記憶する機能と、その乗客が登録した乗場釦の方向を記憶する機能と、乗客の位置と登録した乗場釦の方向とを関連付けて記憶する機能が付加されている。
次に、本実施の形態に係る乗場呼び登録管理装置100の動作の概要について図3のフローチャートを用いて説明する。
カメラ3は認識範囲6に乗客5が進入してきたことを検知する(S301)。
乗客5が乗場釦4を操作することにより、乗場呼び登録部102が乗場呼びをエレベータ制御装置7に対して登録する(S302)。このとき、乗場釦は点灯させない。
また、S302で乗客が操作した乗場釦の方向を記憶部107が記憶する(S307)。
また、乗場監視部101は乗客の動きを追跡する(S308)。
その間、待ち時間算出部104が待ち時間を予測し、待ち時間通知部105からアナウンス装置8により乗客5に予測待ち時間を報知する(S303)。
報知された予測待ち時間により乗客5がエレベータの利用を諦め、カメラ3の認識範囲6から離れると(S304でYES)、乗場呼び登録部102により乗場呼びが自動的にキャンセルされ(S305)、図3のルーチンが終了する。
また、乗場呼び登録階にエレベータが到着するまで、乗客5が認識範囲6に留まっていると、乗場呼びは維持され、エレベータはその登録階に配車される(S306)。
次に、乗客5による乗場釦4の操作により乗場呼び登録部102が乗場呼びを登録したとき(S302)から、乗客5の動きを追跡し(S308)、乗場呼びを自動的にキャンセルさせる(S305)までの流れを、図4を用いて詳しく説明する。
乗客A〜Dが順次乗場に到着し、移動したい方向の乗場釦4を操作する。
ここでは、乗客A〜Cは乗場UP釦を押下、乗客Dは乗場DN釦を押下した例を用いて説明する(図4(a))。このとき、全ての乗客に乗場釦を操作してもらう為に、乗場釦の点灯は行わない。
カメラ3は乗客A〜Dが乗場釦を押下するときを撮影し、撮影画像を乗場監視部101に送信する。乗場監視部101は画像解析により乗客が乗場釦を押下している画像であることを認識し、乗場呼び登録部102に乗客が乗場釦を押下していることを通知し、撮影画像を記憶部107に送信する。
乗場呼び登録部102は、乗場監視部101からの通知により乗客にID(Identification)を設定するとともに、乗場釦信号入力部103からの乗場釦の信号に基づき、乗客IDとその乗客が登録した乗場釦の方向を関連付けて記憶部107に登録する。この例では、乗場呼び登録管理装置100の乗場呼び登録部102は、図6に示す内容を記憶部107に登録する。
また、記憶部107では、カメラ3からの撮影画像を記憶する。
エレベータが到着するまでの間、乗客A〜Dが動いた場合(図4(b))、カメラ3は画像を乗場監視部101に送信し、乗場監視部101は画像解析により乗客を追跡する。
また、カメラ3からの画像は記憶部107に記憶し直す。
乗場DN釦を押下した乗客Dがカメラの認識範囲6から離れたとき、乗場監視部101は乗場呼び登録部102に乗客Dが乗場を離れたことを通知し、乗場呼び登録部102は乗場DN釦を押下した乗客が他にいないことを確認して、乗場DN釦をキャンセルする。
次に、本実施の形態に係る乗場呼び登録部102の動作例を図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、乗場呼び登録部102は、乗場監視部101からの受信待ち状態であり(S501)、乗場呼び登録部102から受信した場合(S501でYES)に、受信した信号が、いずれかの乗客が乗場釦を押下したことを通知する釦押下信号であるか、いずれかの乗客が乗場から離れたことを通知する退場信号であるかを判断する(S502)。
釦押下信号の場合(S502でYES)は、乗場呼び登録部102からの乗場釦信号の入力があれば(S503でYES)、乗場釦を押下した乗客に対して乗客IDを設定し、設定した乗客IDを乗場監視部101に通知する(S504)。
これにより、乗場監視部101は、カメラ3からの撮影画像に映っている乗客を乗客IDで管理することができ、乗客が乗場から離れた場合には、乗場を離れた乗客の乗客IDを退場信号に含めることができる。
次に、乗場呼び登録部102は、S504で設定した乗客IDとS503で受信した乗場釦信号の方向(エレベータかごの進行方向)とを対応付けて記憶部107に登録する。登録は、前述したように、例えば図6に示す形態で行う。
次に、乗場呼び登録部102は、S503で受信した乗場釦信号の方向のエレベータ制御装置7への乗場呼び登録を既に行っているか否かを判断し(S506)、エレベータ制御装置7への乗場呼び登録をまだ行っていない場合(S506でYES)は、エレベータ制御装置7に乗場呼び登録を行う(S507)。
一方、既に乗場呼び登録を行っている場合(S506でNO)は、乗場呼び登録は行わない。
次に、乗場呼び登録部102は、エレベータかごが乗場に到着したか否かを判断し(S508)、エレベータかごがまだ乗場に到着していない場合(S508でNO)は、S501に処理を戻す。
また、エレベータかごが乗場に到着している場合(S508でYES)は、記憶部107に登録している、該当する方向の乗客IDを消去する(S509)。
また、S502において、乗場監視部101から入力した信号が退場信号であれば(S502でNO)、乗場呼び登録部102は、記憶部107に登録されている乗客IDのうち、該当する乗客IDを消去する(S510)。
乗場監視部101からの退場信号には、乗場を離れた乗客の乗客IDが含まれるので、乗場呼び登録部102は、退場信号に含まれている乗客IDと一致する乗客IDを消去する。
次に、乗場呼び登録部102は、記憶部107の登録内容に乗客IDが1つでも残っているかどうかを判断し(S511)、乗客IDが1つでも残っていれば、処理をS508に移す。
一方、乗客IDが残っていない場合(S511でNO)は、エレベータ制御装置7に対して、該当する方向の乗場呼び登録をキャンセルする(S512)。
そして、乗場呼び登録部102は、処理をS501に戻す。
以上のように、待ち時間が長くなると予想された場合に、乗客がエレベータの利用を諦めて、カメラの認識範囲から離れると、その階の乗場呼びが自動的にキャンセルされ、無駄な乗場呼びの登録を排除することができ、エレベータの運行効率を向上できる。
なお、以上では、乗場監視部101がカメラの撮影映像を利用して乗客の検知及び乗客の追跡を行う例を説明したが、乗場監視部101は、カメラ以外に、熱感知器、振動感知器、光感知器を利用して乗客の検知、乗客の追跡を行うようにしてもよい。
また、カメラととともに、こられの手段を組み合わせて乗客の検知、乗客の追跡を行うようにしてもよい。
また、以上では、乗場呼び登録管理装置100内に待ち時間算出部104が配置されている例を示したが、待ち時間算出部104は乗場呼び登録管理装置100ではなく、エレベータ制御装置7にあってもよい。
また、予測待ち時間を算出しないようにしてもよい。この場合は、待ち時間算出部104及び待ち時間通知部105は省略することができる。
また、本実施の形態に示した乗場呼び登録管理装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスク装置、通信ボード等をバスにて接続したハードウェア構成を有する。
この場合、乗場呼び登録管理装置100の内部要素として示している機能(「〜部」)を実現するプログラムを例えば磁気ディスク装置に格納し、CPUがこれらプログラムを適宜読み出すことで、各機能を実行する。
また、RAMには、CPUに実行させるプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。
また、RAMには、CPUによる処理に必要な各種データが格納される。
ファイル群には、本実施の形態の説明において、「〜の判断」、「〜の判定」、「〜の比較」、「〜の検出」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
また、本実施の形態で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAMのメモリ、FDDのフレキシブルディスク、CDDのコンパクトディスク、磁気ディスク装置の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バスや信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、本実施の形態の説明において「〜部」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明しているものは、バスに記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPUにより読み出され、CPUにより実行される。すなわち、プログラムは、本実施の形態の「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、本実施の形態の「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
以上、本実施の形態では、乗場に設置された乗場釦と、乗場に乗客が現れ、かつ前記乗場釦が操作されると乗場に乗客が現れたことを検知する手段と、その乗客がエレベータを待つのを諦め、乗場から離れたことを検知する手段と、その手段が検知した出力結果に基づき、その乗客がいた階の乗場呼びをキャンセルする手段とを備えたエレベータの乗場呼び登録システムを説明した。
また、本実施の形態では、前記検知手段は、乗客が上方向又は下方向の前記乗場釦を登録したことを記憶する手段と、その乗客の動きを追跡する手段を利用することを説明した。
また、本実施の形態では、前記検知手段は、画像カメラ、又は、熱や振動、光などを感知するセンサーを利用し、乗客が乗場から離れたことを検知することを説明した。
また、本実施の形態では、乗場釦を操作した乗客が、エレベータを待つのを諦める判断を行う手段として、他の階における同方向の乗場釦の登録状況とかご内での行先釦の登録状況に基づき、エレベータが到着するまでの時間または距離を予測演算する算出手段と、その算出手段により算出された時間または距離を報知する手段とを備えたエレベータの乗場呼び登録システムを説明した。
実施の形態1に係るエレベー乗場の例を示す図。 実施の形態1に係る乗場呼び登録管理装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る乗場呼び登録管理装置の処理手順の概略を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る乗場呼びキャンセル方法の詳細を説明する図。 実施の形態1に係る乗場呼び登録管理装置の処理手順の詳細を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る乗客を管理するテーブルの例を示す図。
符号の説明
1 エレベータのドア、2 エレベータ乗場、3 カメラ、4 乗場釦、5 乗客、6 カメラの認識範囲、7 エレベータ制御装置、8 アナウンス装置、100 乗場呼び登録管理装置、101 乗場監視部、102 乗場呼び登録部、103 乗場釦信号入力部、104 待ち時間算出部、105 待ち時間通知部、106 制御部、107 記憶部。

Claims (5)

  1. エレベータ乗場を監視し、前記エレベータ乗場にエレベータ利用者が現れたことを検知し、前記エレベータ乗場に現れたエレベータ利用者の動きを追跡する乗場監視部と、
    前記エレベータ乗場に設置されている乗場釦に接続され、前記乗場釦から信号を入力する乗場釦信号入力部と、
    前記乗場釦信号入力部により入力された信号に従ってエレベータかごの乗場呼び登録を行い、前記乗場監視部によるエレベータ利用者の追跡に基づき、エレベータかごが前記エレベータ乗場に到着する前にエレベータ利用者が前記エレベータ乗場から離れたことが検出された場合に、エレベータかごの乗場呼び登録を取り消す乗場呼び登録部とを有することを特徴とするエレベータかごの乗場呼び登録管理装置。
  2. 前記乗場釦信号入力部は、
    エレベータ利用者が乗場釦を操作する度に、各々のエレベータ利用者が要求するエレベータかごの進行方向を通知する信号を入力し、
    前記乗場呼び登録部は、
    前記乗場釦信号入力部により入力された信号に従って、要求のあった進行方向にてエレベータかごの乗場呼び登録を行い、エレベータ利用者ごとに、要求のあった進行方向を登録し、前記乗場監視部によるエレベータ利用者の追跡に基づき、エレベータ利用者ごとに前記エレベータ乗場に残っているか否かを判断し、同じ進行方向を要求したエレベータ利用者がすべて前記エレベータかごが前記エレベータ乗場に到着する前に前記エレベータ乗場から離れたことが検出された場合に、対応する進行方向でのエレベータかごの乗場呼び登録を取り消すことを特徴とする請求項1に記載のエレベータかごの乗場呼び登録管理装置。
  3. 前記乗場釦信号入力部は、
    エレベータ利用者の操作に対して応答のための点灯を行わない乗場釦に接続されていることを特徴とする請求項2に記載のエレベータかごの乗場呼び登録管理装置。
  4. 前記乗場監視部は、
    前記エレベータ乗場に設置されている画像カメラ及び、熱、振動及び光の少なくともいずれかを感知するセンサーの少なくともいずれかに接続されており、画像カメラ及びセンサーの少なくともいずれかからの信号を入力して、前記エレベータ乗場を監視することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータかごの乗場呼び登録管理装置。
  5. 前記エレベータかごの乗場呼び登録装置は、更に、
    前記エレベータ乗場にエレベータかごが到着するまでの予測待ち時間を算出する待ち時間算出部と、
    前記待ち時間算出部により算出された予測待ち時間を前記エレベータ乗場にいるエレベータ利用者に通知する待ち時間通知部とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータかごの乗場呼び登録管理装置。
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