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JP2010154658A - ステータ、及びコイル籠 - Google Patents

ステータ、及びコイル籠 Download PDF

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JP2010154658A JP2008330056A JP2008330056A JP2010154658A JP 2010154658 A JP2010154658 A JP 2010154658A JP 2008330056 A JP2008330056 A JP 2008330056A JP 2008330056 A JP2008330056 A JP 2008330056A JP 2010154658 A JP2010154658 A JP 2010154658A
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Abstract

【課題】 生産効率が高いコイル籠、及びステータを提供すること。
【解決手段】 つづら折り状に連続して形成された6本の第1導線UA,UB,VA,VB,WA,WBを、順次ずらして重ね合わせた第1組導線Xと、第1組導線Xと1ピッチずらして、つづら折り状に連続して形成され、6本の第2導線UC,UD,VC,VD,WC,WDを、順次ずらして重ね合わせた第2組導線Yとを備え、第1組導線Xと第2組導線Yとを重ね合わせて、重ね合せ導線Zを作成し、重ね合せ導線Zを5周、巻き取ることにより形成されたコイル籠を有するので、第1導線UA,UB,VA,VB,WA,WBと、第2導線UC,UD,VC,VD,WC,WDとを、単純に重ね合わせるだけで、編み上げる必要がない。
【選択図】 図4

Description

この発明は、モータ等に使用されるステータに関し、さらに詳細には、導体を波状に巻いてゆく波巻きコイルを有するステータ、及びコイル籠に関するものである。
特許文献1には、導体を波状に巻装した波巻きコイルを複数個用意し、ピッチをずらして重ね合わせてコイル籠を形成する技術が開示されている。
一方、明細書及び図面には明確に記載されていないが、特許文献1の図3に示す段差223を導体の一方に形成した場合には、導体の他方に、その段差とは逆向きの段差を形成しないと、コイルが順次ずれていくため、コイルを巻いて製作するコイル籠の外周が、円弧を形成することができない。
そして、導体の他方に逆向きの段差を形成した場合には、特許文献1に記載されているように、2本の波巻きコイルを重ね合わせるには、特許文献1には、明確に記載されていないが、単純に重ね合わせることができず、2本の波巻きコイルを順次編み上げていく工程を必ず必要とする。
特許文献4には、段差部に関する具体的な記載がない。
特開2000-069700号公報 特開2002-153001号公報 特開2008-113539号公報 特開2008-253063号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、次のような問題があった。
すなわち、特許文献1には記載されていないが、本出願人が実際に実験したところ、複数本の波巻きコイルを単純に重ね合わせただけでなく、順次編み上げていく工程を必要とするため、生産効率が低下する問題があった。
この発明は上記問題点を解決するためのものであって、生産効率が高いコイル籠、及びステータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のステータは、次の構成を有している。
(1)つづら折り状に連続して形成された複数の第1導線を、順次ずらして重ね合わせた第1組導線と、つづら折り状に連続して形成された複数の第2導線を、順次ずらして重ね合わせ、第1組導線と1ピッチずらした第2組導線とを備え、第1組導線と第2組導線とを重ね合わせて、重ね合せ導線を作成し、重ね合せ導線を複数周、巻き取ることにより形成されたコイル籠を有する。ここで、1ピッチとは、つづら折り状の導線の1周期、例えば、山の頂点から次の山の頂点(谷の頂点ではなく)までの長さの1/2の長さをいう。
(2)(1)に記載するステータにおいて、順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線を迂回する第1導線迂回部を有すること、順次ずらして重ね合わされた前記第2導線の重なり部は、後から重ねられた前記第2導線が、先の前記第2導線を迂回する第2導線迂回部を有すること、を特徴とする。
(3)(2)に記載するステータにおいて、前記第1導線迂回部及び前記第2導線迂回部が、コイル籠の直径方向に形成されており、前記第1導線迂回部及び前記第2導線迂回部の幅が順次大きくなることを特徴とする。
(4)(3)に記載するステータにおいて、順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線と、ステータの軸線方向で密着して重なり合う階段部を備えることを特徴とする。
(5)(1)乃至(4)に記載するステータのいずれか1つにおいて、前記第1組導線部の重なり部と、前記第2組導線の重なり部とが、コイルエンド部において、交互に整列することにより、前記重ね合せ導線の各部が、2本の導線が重ね合わされた状態となることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のコイル籠は、次の構成を有している。
(6)つづら折り状に連続して形成された複数の第1導線を、順次ずらして重ね合わせた第1組導線と、つづら折り状に連続して形成された複数の第2導線を、順次ずらして重ね合わせ、第1組導線と1ピッチずらした第2組導線とを備え、第1組導線と第2組導線とを重ね合わせて、重ね合せ導線を作成し、重ね合せ導線を複数周、巻き取ることにより形成されたことを特徴とする。
(7)(6)に記載するコイル籠において、順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線を迂回する第1導線迂回部を有すること、順次ずらして重ね合わされた前記第2導線の重なり部は、後から重ねられた前記第2導線が、先の前記第2導線を迂回する第2導線迂回部を有すること、
を特徴とする。
(8)(7)に記載するコイル籠において、前記第1導線迂回部及び前記第2導線迂回部が、コイル籠の直径方向に形成されており、前記第1導線迂回部及び前記第2導線迂回部の幅が順次大きくなることを特徴とする。
(9)(8)に記載するコイル籠において、順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線と、ステータの軸線方向で密着して重なり合う階段部を備えることを特徴とする。
(10)(6)乃至(9)に記載するコイル籠のいずれか1つにおいて、前記第1組導線部の重なり部と、前記第2組導線の重なり部とが、コイルエンド部において、交互に整列することにより、前記重ね合せ導線の各部が、2本の導線が重ね合わされた状態となることを特徴とする。
次に、上記構成を有する本発明のステータ、及びコイルの作用・効果について説明する。
本発明のステータ、及びコイルは、つづら折り状に連続して形成された複数の第1導線を、順次ずらして重ね合わせた第1組導線と、つづら折り状に連続して形成された複数の第2導線を、順次ずらして重ね合わせ、第1組導線と1ピッチずらした第2組導線とを備え、第1組導線と第2組導線とを重ね合わせて、重ね合せ導線を作成し、重ね合せ導線を複数周、巻き取ることにより形成されたコイル籠を有するので、第1導線と第2導線とを単純に重ね合わせるだけで、編み上げる必要がないため、生産効率を高くすることができる。
ここで、単純に重ね合わせただけの場合には、コイルが順次ずれていくため、コイルを巻いて製作するコイル籠の外周が、円弧を形成することができないが、例えば、U、V,Wの3相コイルでスロット数を48極でコイル籠を製造した場合、スロット内のコイルの位置が順次ずれながら、一定間隔で戻るため、若干のコギング等を発生するが、モータとしては、十分な駆動を出すことが可能である。
コギングを回避するためには、コイルエンドの長さ方向に、少し余裕を持たせておき、スロット内のコイルをプレス成形により、外周が円弧を形成するように塑性変形させると良い。
さらに、本発明のステータ、及びコイルは、(1)の特徴に加えて、順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線を迂回する第1導線迂回部を有すること、順次ずらして重ね合わされた前記第2導線の重なり部は、後から重ねられた前記第2導線が、先の前記第2導線を迂回する第2導線迂回部を有すること、を特徴とするので、第1導線と第2導線とを単純に重ね合わせるだけで、編み上げる必要がないため、生産効率を高くすることができると共に、後工程でプレス成形しなくても、コイル籠の外周が円弧を形成し、各コイルがスロット内に均等に収納できる。
ここでさらに、前記第1導線迂回部及び前記第2導線迂回部の幅が順次大きくなることを特徴とするので、複数の第1導線が順次、前の導線を跨いで重ね合わされるため、編み上げる必要がないため、生産効率を高くすることができると共に、後工程でプレス成形しなくても、コイル籠の外周が円弧を形成し、各コイルがスロット内に均等に収納できる。
さらに、順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線と、ステータの軸線方向で密着して重なり合う階段部を備えることを特徴とするので、コイルエンドの体積をコンパクトにすることができる。
また、前記第1組導線部の重なり部と、前記第2組導線の重なり部とが、コイルエンド部において、交互に整列することにより、前記重ね合せ導線の各部が、2本の導線が重ね合わされた状態となることを特徴とするので、重ね合わせ導線が、コイルエンド部を含めて、全ての部分で2本の導線が重ね合わされた状態となるため、生産効率を高くすることができると共に、後工程でプレス成形しなくても、コイル籠の外周が円弧を形成し、各コイルがスロット内に均等に収納できる。また、コイルエンドを小型化することができる。
以下、本発明におけるステータ、及びコイルを具体化した一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
始めに、2本の導線を重ね合わせることについて、概念的な説明をする。図44に導線11と導線12とを、1スロットの幅分ずらして重ね合わせる場合の概念図を示す。この場合、交差する点以外の部分で、2本の導線を平面的に1本に配置するためには、次のようなケースが考えられる。
(1)リード位置にある交差点13において、導線11が上で導線12が下、かつ反リード位置にある交差点14において、導線11が下で導線12が上、すなわち、リード位置と反リード位置とで、導線11と導線12との上下関係が逆になるケースである。このケースが、特許文献1のケースであり、編み上げていく工程を必要とする問題がある。
(2)リード位置にある交差点13において、導線11が上で導線12が下、かつ反リード位置にある交差点14において、導線11が上で導線12が下、すなわち、リード位置と反リード位置とで常に、導線11と導線12の上下関係が同じであるケースである。このケースが、本発明の第1実施例のケースである。
(3)リード位置にある交差点13において、導線12が、導線11を迂回して同じ平面に戻り、反リード位置にある交差点14においても、導線12が、導線11を迂回して同じ平面に戻るケースである。このケースが、本発明の第2実施例のケースである。
図1に、つづら折り状に連続して形成された導線UA(U相の第1の導線)の形状を示す。(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図2に、導線UAの斜視図を示す。図1及び図2は、導線UAの全体を示しておらず、一部を示している。
導線UAは、スロット内に装着されるスロット内導線部S1、スロットの外にあって円周を形成する円周導線部E1、スロット内導線部S2、円周導線部E2、・・・、スロット内導線部S5、円周導線部E5・・・と、スロット内導線部S40(本実施例では、1周にスロット内導線部が8箇所あり、5周巻いている。)まで、つづら折り状に連続的に形成されている。
各円周導線部E1、E2、・・・には、(a)に示すように、段差部K1、K2、・・・が形成されている。段差部Kは、(a)に示すように、常に同じ方向に同じ大きさの段差が形成されている。段差部Kの段差の大きさは、導線の板厚と同じとしている。
各円周導線部E1、E2、・・・は、段差部K1、K2、・・・により、円周導線部前部EM1、EM2、・・・と、円周導線部後部EN1、EN2、・・・に分けられている。
図3に、導線UAと、導線UB(U相の第2の導線)とを重ね合わせた図を示す。(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図4に、図3の斜視図を示す。図3及び図4は、導線UAと導線UBの全体を示しておらず、各々切り取った一部を示している。これについては、以下の図面でも同じである。導線UBの形状は、導線UAと同じ形状である。
図3の(a)、及び図4に示すように、導線UAの1番目の段差部UAK1に、2番目の導線UBの1番目の段差部UBK1が、前後方向にずれた状態で、密着して重ね合わされている。これにより、図3の(b)、及び図4に示すように、導線UAの円周導線部UAE1の円周導線部前部UAE1Mの下に、導線UBの円周導線部前部UBE1Mが、前後方向にずれた状態で位置している。また、導線UAの円周導線部後部UAE1Nの上に、導線UBの円周導線部後部UBE1Nが、前後方向にずれた状態で位置している。すなわち、段差部UAK1と段差部UBK1の前後で、導線UAと導線UBの円周導線部の上下関係が入れ替わっている。導線UAと導線UBとは、上下方向では、同じ幅を維持している。
導線UAの2番目の段差部UAK2に、導線UBの2番目の段差部UBK2が、前後方向にずれた状態で、密着して重ね合わされている。円周導線部Eにおいては、導線UAの円周導線部UAE2の円周導線部前部UAE2Mの上に、導線UBの円周導線部前部UBE2Mが、前後方向にずれた状態で位置している。また、導線UAの円周導線部後部UAE2Nの下に、導線UBの円周導線部後部UBE2Nが、前後方向にずれた状態で位置している。すなわち、段差部UAK2と段差部UBK2の前後で、導線UAと導線UBの円周導線部の上下関係が入れ替わっている。
以下、同様に、導線UAの3番目の段差部UAK3に、導線UBの3番目の段差部UBK3が、前後方向にずれた状態で、密着して重ね合わされており、導線UAの4番目の段差部UAK4に、導線UBの4番目の段差部UBK4が、前後方向にずれた状態で、密着して重ね合わされており、導線UAの5番目の段差部UAK5に、導線UBの5番目の段差部UBK5が、前後方向にずれた状態で、密着して重ね合わされている。そして、各重ね合わされた箇所で、導線UAと導線UBの上下関係が入れ替わっている。
導線UAの1番目のスロット内導線部UAS1と、導線UBの1番目のスロット内導線部UBS1とは、スロットの幅の分だけ離れている。
図5に、6本の導線UA(U相の第1の導線)、導線UB(U相の第2の導線)、導線VA(V相の第1の導線)、導線VB(V相の第2の導線)、導線WA(W相の第1の導線)、導線WB(W相の第2の導線)を重ね合わせた第1組導線Xを示す。導線UA,UB,VA,VB,WA,WBは、端部を除いて同一形状である。
図5の(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図6に、図5の斜視図を示す。図5及び図6は、第1組導線Xの全体を示しておらず、一部を示している。
図5の(a)、及び図6に示すように、導線UAの段差部UAK1、導線UBの段差部UBK1、導線VAの段差部VAK1、導線VBの段差部VBK1、導線WAの段差部WAK1、導線WBの段差部WBK1が、順次前後方向にずれた状態で、密着して重ね合わされている。これにより、図5の(b)、及び図6に示すように、導線UAの円周導線部前部UAE1M、導線UBの円周導線部前部UBE1M、導線VAの円周導線部前部VAE1M、導線VBの円周導線部前部VBE1M、導線WAの円周導線部前部WAE1M、導線WBの円周導線部前部WBE1Mが、前後方向にずれた状態で、順次下に位置して配置される。また、各段差部Kの後では、導線UAの円周導線部後部UAE1N、導線UBの円周導線部後部UBE1N、導線VAの円周導線部後部VAE1N、導線VBの円周導線部後部VBE1N、導線WAの円周導線部後部WAE1N、導線WBの円周導線部後部WBE1Nが、順次前後方向にずれた状態で、上に位置して配置される。
すなわち、段差部UAK1、段差部UBK1、段差部VAK1、段差部VBK1、段差部WAK1、段差部WBK1の前後で、導線UA、導線UB、導線VA、導線VB、導線WA、導線WBの円周導線部前部EMと、円周導線部後部ENの上下関係が入れ替わっている。
円周導線部E2においては、円周導線部前部UAE2M、円周導線部前部UBE2M、円周導線部前部VAE2M、円周導線部前部VBE2M、円周導線部前部WAE2M、円周導線部前部WBE2Mが、前後方向にずれた状態で、順次上に位置して配置される。
また、段差部K2の後では、円周導線部後部UAE2N、円周導線部後部UBE2N、円周導線部後部VAE2N、円周導線部後部VBE2N、円周導線部後部WAE2N、円周導線部後部WBE2Nが、順次前後方向にずれた状態で、下に位置して配置される。
以下、円周導線部E3、円周導線部E4、・・・において、各段差部K3、K4、・・・の前後で、導線UA、導線UB、導線VA、導線VB、導線WA、導線WBの円周導線部前部EMと、円周導線部後部ENの上下関係が入れ替わっている。
第1組導線Xは、スロット内導線部Sにおいては、1個の導線であり、重ね合わされていない。そして、図5(a)に示すように、円周導線部Eでは、2個の導線が重ねあわされた状態となっている。
次に、第2組導線Yについて図7及び図8に基づいて説明する。第2組導線Yの基本的構造は、第1組導線Xと同じなので相違する点のみ説明する。
図7に、6本の導線UC(U相の第3の導線)、導線UD(U相の第4の導線)、導線VC(V相の第3の導線)、導線VD(V相の第4の導線)、導線WC(W相の第3の導線)、導線WD(W相の第4の導線)を重ね合わせた第2組導線Yを示す。導線UC,UD,VC,VD,WC,WDは、端部を除いて同一形状である。
図7の(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図8に、図7の斜視図を示す。図7及び図8は、第2組導線Yの全体を示しておらず、一部を示している。
第2組導線Yは、第1組導線Xと1ピッチ分(6本の導線分)ずらしているため、第2組導線Yは、第1導線Xと上下が逆転した状態となっている。
図7の(a)、及び図8に示すように、導線UCの段差部UCK1、導線UDの段差部UDK1、導線VCの段差部VCK1、導線VDの段差部VDK1、導線WCの段差部WCK1、導線WDの段差部WDK1が、順次前後方向にずれた状態で、密着して重ね合わされている。これにより、図7の(b)、及び図8に示すように、導線UCの円周導線部前部UCE1M、導線UDの円周導線部前部UDE1M、導線VCの円周導線部前部VCE1M、導線VDの円周導線部前部VDE1M、導線WCの円周導線部前部WCE1M、導線WDの円周導線部前部WDE1Mが、順次前後方向にずれた状態で、上に位置して配置される。また、各段差部Kの後では、導線UCの円周導線部後部UCE1N、導線UDの円周導線部後部UDE1N、導線VCの円周導線部後部VCE1N、導線VDの円周導線部後部VDE1N、導線WCの円周導線部後部WCE1N、導線WDの円周導線部後部WDE1Nが、順次前後方向にずれた状態で、下に位置して配置される。
すなわち、段差部UCK1、段差部UDK1、段差部VCK1、段差部VDK1、段差部WCK1、段差部WDK1の前後で、導線UC、導線UD、導線VC、導線VD、導線WC、導線WDの円周導線部前部EMと、円周導線部後部ENの上下関係が入れ替わっている。
円周導線部E2においては、円周導線部前部UCE2M、円周導線部前部UDE2M、円周導線部前部VCE2M、円周導線部前部VDE2M、円周導線部前部WCE2M、円周導線部前部WDE2Mが、順次前後方向にずれた状態で、下に位置して配置される。
また、段差部K2の後では、円周導線部後部UCE2N、円周導線部後部UDE2N、円周導線部後部VCE2N、円周導線部後部VDE2N、円周導線部後部WCE2N、円周導線部後部WDE2Nが、順次前後方向にずれた状態で、上に位置して配置される。
以下、円周導線部E3、円周導線部E4、・・・において、各段差部K3、K4、・・・の前後で、導線UC、導線UD、導線VC、導線VD、導線WC、導線WDの円周導線部前部EMと、円周導線部後部ENの上下関係が入れ替わっている。
第2組導線Yは、スロット内導線部Sにおいては、1個の導線であり、重ね合わされていない。そして、図7(a)に示すように、円周導線部Eでは、2個の導線が重ね合わされた状態となっている。
次に、第1組導線Xと第2組導線Yとを重ね合わせた重ね合せ導線Zを、図9及び図10に示す。図9に、第2組導線Yの上に、第1組導線Xをそのまま単純に重ね合わせた状態を示す。(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図10に、図9の斜視図を示す。図9及び図10は、第2組導線Yの全体を示しておらず、一部を示している。
導線UAと導線UCとにより、矩形状のU相第1コイルが構成され、導線UBと導線UDとにより、矩形状のU相第2コイルが構成される。また、導線VAと導線VCとにより、矩形状のV相第1コイルが構成され、導線VBと導線VDとにより、矩形状のV相第2コイルが構成される。また、導線WAと導線WCとにより、矩形状のW相第1コイルが構成され、導線WBと導線WDとにより、矩形状のW相第2コイルが構成される。
図10に示すように、最初のスロット内導線Sは、導線UAの第1スロット内導線部UAS1と、導線UCの第1スロット内導線部UCS1が重ね合わされた状態である。以下同様に、各スロット内導線部は、2個のスロット内導線部Sが重ね合わされた状態である。
一方、第1組導線Xの円周導線部XEと、第2組導線Yの円周導線部YEとは、各々が互いに干渉しない位置にあるため、重ね合わせたときに、図9の(a)に示すように、2個の導線が重ね合わされた状態となる。
すなわち、重ね合せ導線Zの上側においては、段差部Kが、UAK1,UBK1,VAK1,VBK1,WAK1,WBK1,UCK2,UDK2,VCK2,VDK2,WCK2,WDK2と、12個が順次前後方向にずれた状態で重ね合わされている。また、円周導線部前部EMが、UAE1M,UBE1M,VAE1M,VBE1M,WAE1M,WBE1M,UCE2M,UDE2M,VCE2M,VDE2M,WCE2M,WDE2Mと、12個が順次前後方向にずれた状態で下に位置して配置されている。また、円周導線部後部ENが、UAE1N,UBE1N,VAE1N,VBE1N,WAE1N,WBE1N,UCE2N,UDE2N,VCE2N,VDE2N,WCE2N,WDE2Nと、12個が順次前後方向にずれた状態で上に位置して配置されている。
段差部UKである、UAK1,UBK2,VAK1,VBK1,WAK1,WBK1,UCK2,UDK2,VCK2,VDK2,WCK2,WDK2の左右で、導線UC、各導線の円周導線部前部EMと、円周導線部後部ENの上下関係が入れ替わっている。
重ね合わせ導線Zの下側においては、段差部Kが、UCK1,UDK1,VCK1,VDK1,WCK1,WDK1,UAK2,UBK2,VAK2,VBK2,WAK2,WBK2と、12個が順次前後方向にずれた状態で重ね合わされている。また、円周導線部前部EMが、UCE1M,UDE1M,VCE1M,VDE1M,WCE1M,WDE1M,UAE2M,UBE2M,VAE2M,VBE2M,WAE2M,WBE2Mと、12個が順次前後方向にずれた状態で上に位置して配置されている。また、円周導線部後部ENが、UCE1N,UDE1N,VCE1N,VDE1N,WCE1N,WDE1N,UAE2N,UBE2N,VAE2N,VBE2N,WAE2N,WBE2Nと、12個が順次前後方向にずれた状態で下に位置して配置されている。
段差部UKである、UCK1,UDK2,VCK1,VDK1,WCK1,WDK1,UAK2,UBK2,VAK2,VBK2,WAK2,WBK2の左右で、導線UC、各導線の円周導線部前部EMと、円周導線部後部ENの上下関係が入れ替わっている。
図11にステータGの断面図により、各スロット内における導線の配置を示す。本実施例のステータGは、48のスロットを有している。重ね合わせ導線Zの1周分は、48のスロット内導線部Sを有している。すなわち、UA+UCの組み合わせのスロットでは、UAS1+UCS1、UAS2+UCS2、UAS3+UCS3、UAS4+UCS4、UAS5+UCS5、UAS6+UCS6、UAS7+UCS7、UAS8+UCS8の8組のスロット内導線部を有している。
ステータGは、各スロットにおいて、スロット内導線部を10本有するため、重ね合わせ導線Zが5周巻き取られる。ここで、1周目に対して、2周目、3周目と、巻かれる位置のコイル直径が増加するのに合わせて、順次円周導線部Eの長さも増加させている。これにより、図11に示すように、重ね合わせ導線Zを5周巻き取り、各スロット内導線部Sを各10本としている。
ここで、重ね合わせ導線Zは、図9の(a)に示すように、前後方向で階段状になっているため、5周分巻き取ったときに、UAS1の最外周の導線の位置J1が、UAS3の最外周の導線の位置J2まで、順次外側に張り出してしまう。
これに対しては、スロット内導線部Sをプレス成形により、外周が円弧を形成するように塑性変形させると良い。これにより、J2の位置をJ1と同じ外径位置に戻すことができる。図11は、プレス成形により、戻した状態を示している。
ここで、導線UA,UB,UC,UD,VA,VB,VC,VD,WA,WB,WC,WDを製造する工程の1例を説明する。
第1工程は、断面が矩形状の被覆銅線をつづら折り状に折り曲げ加工する。このとき、2周目、3周目、4周目、5周目になるに従い、巻かれたときのコイルの直径の拡大に合わせて、スロット内導線Sの間隔を拡げている。
第2工程では、プレス加工により、段差部K、円周銅線部E等を成形する。第1工程及び第2工程は、被覆銅線の断面形状を大きく変化させるものでないので、被覆が損なわれることはない。もし、被覆が損なわれる恐れがある場合には、再度、被覆を行えば良い。
第1工程と第2工程とは、順序を逆にしても良い。
以上詳細に説明したように、本実施例のステータGによれば、つづら折り状に連続して形成された6本の第1導線UA,UB,VA,VB,WA,WBを、順次ずらして重ね合わせた第1組導線Xと、つづら折り状に連続して形成された6本の第2導線UC,UD,VC,VD,WC,WDを、順次ずらして重ね合わせ、第1組導線Xと1ピッチずらした第2組導線Yとを備え、第1組導線Xと第2組導線Yとを重ね合わせて、重ね合せ導線Zを作成し、重ね合せ導線Zを5周、巻き取ることにより形成されたコイル籠を有するので、第1導線UA,UB,VA,VB,WA,WBと、第2導線UC,UD,VC,VD,WC,WDとを、単純に重ね合わせるだけで、編み上げる必要がないため、ステータGの生産効率を高くすることができる。
ここで、単純に重ね合わせただけの場合には、コイルが順次ずれていくため、コイルを巻いて製作したコイル籠の外周が、円弧を形成することができないが、本実施例では、コイルエンドに少し余裕を持たせておき、スロット内のコイルをプレス成形により、外周が円弧を形成するように塑性変形させているので、問題がない。
次に、第2の実施例について説明する。
図12に、つづら折り状に連続して形成された導線UA(U相の第1の導線)の正面図を示す。また、図24に、導線UAの1周目の3面図を示す。図12において、1周目、2周目、3周目、4周目、5周目は、実際は連続しているのであるが、図面では段を分けて記載している。2周目、3周目、・・・は、1周目、2周目、・・・の外周に巻き取られるものである。
図中1−A、1−B、1−C、1−D、1−E、1−F、1−G、1−H、1−I、1−J、1−K、1−L、1−M の符号は、円周導線部の形状の種類を示している。同じ符号のものは同じ形状であることを示している。
1周目の巻き始め部UASSは、図24に示すように、右側面図で右側に張り出している。1周目の円周導線部UAE1〜UAE8は、図12の正面図では、同じ形状である。円周導線部UAE1、UAE2、・・・の中央には、段差部UAK1、UAK2、・・・が形成され、円周導線部前部UAE1Mの高さは、円周導線部後部UAE1Nの高さより高くなっている。また、円周導線部UAE1〜UAE7は、図24に示すように、上から見た平面図では平らである。図24の平面図に示すように、円周導線部後部UAE8N及び円周導線部後部UAE9Mには、1周目から2周目にレーンチェンジするための一対の段差が形成されている。
2周目の円周導線部UAE9〜UAE16は、図12の正面図では、同じ形状である。2周目の円周導線部UAE9〜UAE16の長さは、巻き取られたときのコイルの直径が1周目より大きいので、1周目の円周導線部UAE1〜UAE8の長さより長くされている。また、円周導線部UAE10〜UAE15は、1周目と同様に、平面図では平らである。また、円周導線部後部UAE16N及び円周導線部前部UAE17Mには、2周目から3周目にレーンチェンジするための一対の段差が形成されている。
3周目、4周目、5周目は同様であるので説明を割愛する。
第2実施例も、第1実施例と同様に、図11に示すステータGの断面形状を有している。第2実施例のステータGは、48のスロットを有している。導線は、UA,UB,VA,VB,WA,WBの6個あるので、各1周目のコイルは、8本のスロット内導線Sを有している。
図13に、つづら折り状に連続して形成された導線UB(U相の第2の導線)の正面図を示す。また、図25に、導線UBの1周目の3面図を示す。図13において、1周目、2周目、3周目、4周目、5周目は、実際は連続しているのであるが、図面では段を分けて記載している。2周目、3周目、・・・は、1周目、2周目、・・・の外周に巻き取られるものである。
図中2−A、2−B、2−C、2−D、2−E、2−F、2−G、2−H、2−I、2−J、2−K、2−L、2−M の符号は、円周導線部の形状の種類を示している。同じ符号のものは同じ形状であることを示している。
1周目の巻き始め部UBSSは、図24に示すように、右側面図で右側に張り出している。1周目の円周導線部UBE1〜UBE8は、図13の正面図では、同じ形状である。円周導線部UBE1、UBE2、・・・の中央には、段差部UBK1、UBK2、・・・が形成され、円周導線部前部UBE1M、UBE2M、・・・は、階段状の前部階段部UBE1MR、UBE21MR、・・・、及び前部階段部UBE1MQ、UBE2MQ、・・・より構成されている。ここで、符号としては、段差部Kに近い位置にある階段部をQで示し、段差部Kから遠い位置にある階段部をRで示している。
また、円周導線部UBE1〜UBE7は、図24の平面図に示すように、段差部UBK1〜UBK7の位置に、凹形状の迂回部UBP1〜UBP7が形成されている。1周目から2周目に移る円周導線部UBE8の迂回部UBP8は、1周目から2周目に移るレーンチェンジがあるため、1段目の段差のみで戻りがないため、凹形状ではない。
2周目の円周導線部UBE9〜UBE16は、図13の正面図では、同じ形状である。2周目の円周導線部UBE9〜UBE16の長さは、巻き取られたときのコイルの直径が1周目より大きいので、1周目の円周導線部UBE1〜UBE8の長さより長くされている。また、円周導線部UBE9〜UBE16は、1周目と同様に、段差部UBK9〜UBK16の位置に、凹形状の迂回部UBP9〜UBP16が形成されている。迂回部UBP9〜UBP16の凹部の幅は、導線UAが収納される幅以上ある。
2周目から3周目に移る円周導線部UBE16の迂回部UBP16は、2周目から3周目に移るレーンチェンジがあるため、1段目の段差のみで戻りがないため、凹形状ではない。
3周目、4周目、5周目も同様であるので説明を割愛する。
図14に、つづら折り状に連続して形成された導線VA(V相の第1の導線)の正面図を示す。また、図26に、導線VAの1周目の3面図を示す。図14において、1周目、2周目、3周目、4周目、5周目は、実際は連続しているのであるが、図面では段を分けて記載している。2周目、3周目、・・・は、1周目、2周目、・・・の外周に巻き取られるものである。
図中3−A、3−B、3−C、3−D、3−E、3−F、3−G、3−H、3−I、3−J、3−K、3−L、3−M の符号は、円周導線部の形状の種類を示している。同じ符号のものは同じ形状であることを示している。
1周目の巻き始め部VASSは、図26に示すように、右側面図で右側に張り出している。1周目の円周導線部VAE1〜VAE8は、図14の正面図では、同じ形状である。1周目の円周導線部UBE1〜UBE8は、図13の正面図では、同じ形状である。円周導線部VAE1、VAE2、・・・の中央には、段差部VAK1、VAK2、・・・が形成されている。
円周導線部前部VAE1M、VAE2M、・・・は、階段状の前部階段部VAE1MR、VAE21MR、・・・、及び前部階段部VAE1MQ、VAE2MQ、・・・より構成されている。また、円周導線部後部VAE1N、VAE21N、・・・は、階段状の前部階段部VAE1NR、VAE21NR、・・・、及び前部階段部VAE1NQ、VAE2NQ、・・・より構成されている。ここで、符号としては、段差部Kに近い位置にある階段部をQで示し、段差部Kから遠い位置にある階段部をRで示している。
また、円周導線部VAE1〜VAE7には、図26の平面図に示すように、段差部VAK1〜VAK7の位置に、凹形状の迂回部VAP1〜VAP7が形成されている。迂回部VAP1〜VAP7の凹部の幅は、導線UA,UBが収納される幅以上ある。
1周目から2周目に移る円周導線部VAE8の迂回部VAP8は、1周目から2周目に移るレーンチェンジがあるため、1段目の段差のみで戻りがないため、凹形状ではない。
2周目以下は、導線UBと同様なので説明を割愛する。
図15に、つづら折り状に連続して形成された導線VB(V相の第2の導線)の正面図を示す。また、図27に、導線VBの1周目の3面図を示す。
図中4−A、4−B、4−C、4−D、4−E、4−F、4−G、4−H、4−I の符号は、円周導線部の形状の種類を示している。同じ符号のものは同じ形状であることを示している。
1周目の巻き始め部VBSSは、図27に示すように、右側面図で右側に張り出している。1周目の円周導線部VBE1〜VBE8は、図15の正面図では、同じ形状である。円周導線部VBE1、VBE2、・・・の中央には、段差部VBK1、VBK2、・・・が形成されている。円周導線部前部VBE1N、VBE2N、・・・は、階段状の前部階段部VBE1NR、VBE21NR、・・・、及び前部階段部VBE1NQ、VBE2NQ、・・・より構成されている。
また、円周導線部VBE1〜VBE7は、図27の平面図に示すように、段差部VBK1〜VBK7の位置に、凹形状の迂回部VBP1〜VBP7が形成されている。迂回部VBP1〜VBP7の凹部の幅は、導線UA,UB,VAが収納される幅以上ある。
2周目以下は、導線UBと同様なので説明を割愛する。
図16に、つづら折り状に連続して形成された導線WA(W相の第1の導線)の正面図を示す。また、図28に、導線WAの1周目の3面図を示す。
図中5−A、5−B、5−C、5−D、5−E、5−F、5−G、5−H、5−I の符号は、円周導線部の形状の種類を示している。同じ符号のものは同じ形状であることを示している。
1周目の巻き始め部WASSは、図28に示すように、右側面図で右側に張り出している。1周目の円周導線部WAE1〜WAE8は、図16の正面図では、同じ形状である。円周導線部WAE1、WAE2、・・・の中央には、段差部WAK1、WAK2、・・・が形成されている。円周導線部前部WAE1N、WAE2N、・・・は、階段状の前部階段部WAE1NR、WAE21NR、・・・、及び前部階段部WAE1NQ、WAE2NQ、・・・より構成されている。
また、図28の平面図に示すように、段差部WAK1〜WAK7の位置に、凹形状の迂回部WAP1〜WAP7が形成されている。迂回部WAP1〜WAP7の凹部の幅は、導線UA,UB,VA,VBが収納される幅以上ある。
2周目以下は、導線UBと同様なので説明を割愛する。
図17に、つづら折り状に連続して形成された導線WB(W相の第2の導線)の正面図を示す。また、図29に、導線WAの1周目の3面図を示す。
図中6−A、6−B、6−C、6−D、6−E、6−F、6−G、6−H、6−I、6−J、6−K、6−L、6−M、6−N の符号は、円周導線部の形状の種類を示している。同じ符号のものは同じ形状であることを示している。
1周目の巻き始め部WBSSは、図29に示すように、右側面図で右側に張り出している。1周目の円周導線部WBE1〜WBE8は、図17の正面図では、同じ形状である。円周導線部WBE1、WBE2、・・・の中央には、段差部WBK1、WBK2、・・・が形成されている。
また、図29の平面図に示すように、段差部WBK1〜WBK7の位置に、凹形状の迂回部WBP1〜WBP7が形成されている。迂回部WBP1〜WBP7の凹部の幅は、導線UA,UB,VA,VB,WAが収納される幅以上ある。
2周目以下は、導線UAと同様なので説明を割愛する。
図18に、導線UC(U相の第3導線)、図19に、導線UD(U相の第4導線)、図20に、導線VC(V相の第3導線)、図21に、導線VD(V相の第4導線)、図22に、導線WA(W相の第3導線)、図23に、導線WB(W相の第4導線)を示す。導線UCは、導線WBと同じ形状をなしている。異なる点は、巻き始め部SSの形状、及び張り出している方向が逆向きになっている点である。同じく、導線UDは、導線WAと同じ形状をなし、導線VCは、導線VBと同じ形状をなし、導線VDは、導線VAと同じ形状をなし、導線WCは、導線UBと同じ形状をなし、導線WDは、導線UAと同じ形状をなしている。それぞれにおいて、異なる点は、巻き始め部SSの形状、及び張り出している方向が逆向きになっている点である。
以上、第2実施例の導線について詳細に説明したが、以下、第2実施例の第1組導線X、第2組導線Y、重ね合わせ導線Zについて説明する。それらの構成は基本的に、第1実施例と同じであるので、同じ構成部分ついては、第1実施例と同じ符号を付して説明を割愛し、相違する点についてのみ詳細に説明する。
図30に、導線UB(U相の第2導線)の形状を示す。(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図31に、導線UBの斜視図を示す。図30及び図31は、導線UBの全体を示しておらず、同じ周目にある一部を抜き出して示している。符号は、便宜的に、1から連番を用いているが、図13に示した番号とは一致していない。このことは、図32以後においても同じである。
導線UBは、スロット内に装着されるスロット内導線部S1、スロットの外にあって円周を形成する円周導線部E1、スロット内導線部S2、円周導線部E2、・・・、スロット内導線部S5、円周導線部E5・・・と、つづら折り状に連続的に形成されている。
各円周導線部E1、E2、・・・には、(a)に示すように、段差部K1、K2、・・・が形成されている。段差部Kは、(a)に示すように、一度上向きに曲げられ、所定の長さを持って、再び下向きに曲げられており、これにより、迂回部P1が形成されている。すなわち、2箇所折り曲げることにより、迂回部P1を形成している。迂回部Pの深さは、第1導線UAの厚みと同じにしている。また、迂回路Pの幅は、導線UBでは、導線UAが通過する幅以上である。段差部Kに連続して、階段部E1NQ,E1NRが形成されている。階段部E1NQの位置では、円周導線部Eは、(a)の上下方向で元の位置に戻っている。階段部NQ,NRは、円周導線部E同士を密着させるためのものである。ここで、符号としては、段差部Kに近い位置にある階段部をQで示し、段差部Kから遠い位置にある階段部をRで示している。
導線UA(U相の第1導線)の形状は、迂回部Pがなく、導線UBに形成された第1迂回部UBP1に導線UAの段差部UAK1がそのまま嵌め込まれているだけなので、ここでは、導線UBと導線VAの組み合わせについて説明する。
図32に、導線UBと、導線VB(V相の第1の導線)とを重ね合わせた図を示す。(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図33に、図32の斜視図を示す。
図32の(a)、及び図33に示すように、導線VAの1番目の迂回部VAP1(図中ハッチングで示す。)に、導線UBの段差部UBK1が、嵌まり込んでいる。これにより、図32の(b)、及び図33に示すように、導線UBの円周導線部前部UBE1Mの下に、導線VAの円周導線部前部VAE1Mが、前後方向にずれた状態で位置している。
また、導線UBの後部階段部UBE1NQの上に、導線VAの後部階段部VAE1NQが、前後方向にずれた状態で位置している。また、導線UBの後部階段部UBE1NRの上に、導線VAの後部階段部VAE1NRが、前後方向にずれた状態で位置している。すなわち、段差部UBK1と段差部VAK1の前後で、導線UBと導線VAの円周導線部の上下関係が入れ替わっている。導線UBと導線VAとは、上下方向では、同じ幅を維持している。
円周導線部E2においては、導線VAの2番目の段差部VAK2に形成された迂回部VAP2(図中ハッチングで示す。)に、導線UBの2番目の段差部UBK2が、嵌まり込んでいる。
これにより、導線UBの導線部前部UBE2Mの上に、導線VAの導線部前部VAE2Mが、前後方向にずれた状態で位置している。また、導線UBの後部階段部UBE2NQの下に、導線VAの後部階段部VAE2NQが、前後方向にずれた状態で位置している。また、導線UBの後部階段部UBE2NRの下に、導線VAの後部階段部VAE2NRが、前後方向にずれた状態で位置している。すなわち、段差部UBK2と段差部VAK2の前後で、導線UBと導線VAの円周導線部の上下関係が入れ替わっている。
円周導線部E3においては、導線VAの3番目の段差部VAK3に形成された迂回部VAP3(図中ハッチングで示す。)に、導線UBの3番目の段差部UBK3が、嵌まり込んでいる。
これにより、導線UBの円周導線部前部UBE3Mの下に、導線VAの円周導線部前部VAE3Mが、前後方向にずれた状態で位置している。以下同様なので説明を省略する。
各重ね合わされた箇所で、導線UBと導線VAの上下関係が入れ替わっている。導線UBの1番目のスロット内導線部UBS1と、導線VAの1番目のスロット内導線部VAS1とは、少し離れている。
図34に、6本の導線UA(U相の第1の導線)、導線UB(U相の第2の導線)、導線VA(V相の第1の導線)、導線VB(V相の第2の導線)、導線WA(W相の第1の導線)、導線WB(W相の第2の導線)を重ね合わせた第1組導線Xを示す。(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図35に、図34の斜視図を示す。また、図36に、図34の(b)の一部を拡大した説明図を示す。
図34の(a)、図35、及び図36に示すように、導線UBに形成された迂回部UBP1の幅は、導線UAを通過させる幅であり、そこに導線UAが嵌っている。図36においては、迂回部Pをハッチングで示している。
導線VAに形成された迂回部VAP1の幅は、導線UA及び導線UBを通過させる幅であり、そこに導線UAと導線UBが嵌っている。また、導線VBに形成された迂回部VBP1の幅は、導線UA、導線UB及び導線VAを通過させる幅であり、そこに導線UA、導線UB、及び導線VAが嵌っている。また、導線WAに形成された迂回部WAP1の幅は、導線UA、導線UB、導線VA、及び導線VBを通過させる幅であり、そこに導線UA、導線UB、導線VA、及び導線VBが嵌っている。また、導線WBに形成された迂回部WBP1の幅は、導線UA、導線UB、導線VA、導線VB、及び導線WAを通過させる幅であり、そこに導線UA、導線UB、導線VA、導線VB、及び導線WAが嵌っている。すなわち、迂回部UBP1,VAP1,VBP1,WAP1,WBP1の幅は、順次大きく形成されている。
図36に示す迂回部UBP2、迂回部VAP2、迂回部VBP2、迂回部WAP2、迂回部WBP2については、上記と同じであるので、説明を割愛する。
これにより、図34(a)に示すように、第1組導線Xは、全ての部分で2本の導線が重ね合わされた厚みを有している。
ここで、導線UAと導線WBの形状は、図12、図17に示すように、円周導線部Eの中心線に対して左右対称であり、導線UBと導線WAの形状は、図13、図16に示すように、左右対称であり、導線VAと導線VBの形状は、図14、図15に示すように、円周導線部Eの中心線に対して左右対称である。
これにより、導線部前部EMにおいては、円周導線部UAEM,UBEM,VAEM,VBEM,WAEM,WBEMが、階段部Q,Rを含めて、下側に密着して積み重ねられる。同様に、導線部後部ENにおいては、円周導線部UAEM,UBEM,VAEM,VBEM,WAEM,WBEMが、階段部Q,Rを含めて、上側に密着して積み重ねられる。
次に、第2組導線Yについて図37及び図38に基づいて説明する。第2組導線Yの基本的構造は、第1組導線Xと同じなので相違する点のみ説明する。図37においては、一部迂回部Pをハッチングで示している。
導線UCは、導線WBと同じ形状をなし、導線UDは、導線WAと同じ形状をなし、導線VCは、導線VBと同じ形状をなし、導線VDは、導線VAと同じ形状をなし、導線WCは、導線UBと同じ形状をなし、導線WDは、導線UAと同じ形状をなしている。それぞれにおいて、異なる点は、巻き始め部SSの形状、及び張り出している方向が逆向きになっている点である。これにより、第2組導線Yは、第1組導線Xと対称形状をなしている。
図37に、6本の導線UC(U相の第3の導線)、導線UD(U相の第4の導線)、導線VC(V相の第3の導線)、導線VD(V相の第4の導線)、導線WC(W相の第3の導線)、導線WD(W相の第4の導線)を重ね合わせた第2組導線Yを示す。(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図38に、図37の斜視図を示す。図19及び図20は、第2組導線Yの全体を示しておらず、一部を示している。また、端部は、実際と異なり単純化して表現している。
第2組導線Yは、第1組導線Xと1ピッチ分(6本の導線分)ずらしているため、第1導線Xと上下が逆転した状態となっている。
図37の(a)及び図38に示すように、導線UDに形成された迂回部UDP1(図中ハッチングで示す。)の幅は、導線UCを通過させる幅であり、そこに導線UCが嵌っている。また、導線VCに形成された迂回部VCP1の幅は、導線UC及び導線UDを通過させる幅であり、そこに導線UCと導線UDが嵌っている。また、導線VDに形成された迂回部VDP1の幅は、導線UC、導線UD及び導線VCを通過させる幅であり、そこに導線UC、導線UD、及び導線VCが嵌っている。また、導線WCに形成された迂回部WCP1の幅は、導線UC、導線UD、導線VC、及び導線VDを通過させる幅であり、そこに導線UC、導線UD、導線VC、及び導線VDが嵌っている。また、導線WDに形成された迂回部WDP1の幅は、導線UC、導線UD、導線VC、導線VD、及び導線WCを通過させる幅であり、そこに導線UC、導線UD、導線VC、導線VD、及び導線WCが嵌っている。すなわち、迂回部UDP1,VCP1,VDP1,WCP1,WDP1の幅は、順次大きく形成されている。
これにより、図37(a)に示すように、第2組導線Yは、全ての部分で2本の導線が重ね合わされた厚みを有している。
ここで、導線UCと導線WDの形状は、図18、図23に示すように、円周導線部Eの中心線に対して左右対称であり、導線UDと導線WCの形状は、図19、図22に示すように、円周導線部Eの中心線に対して左右対称であり、導線VCと導線VDの形状は、図20、図21に示すように、円周導線部Eの中心線に対して左右対称である。
これにより、導線部前部EMにおいては、円周導線部UCEM,UDEM,VCEM,VDEM,WCEM,WDEMが、下側に密着して積み重ねられる。同様に、導線部後部ENにおいては、円周導線部UCEM,UDEM,VCEM,VDEM,WCEM,WDEMが、上側に密着して積み重ねられる。
次に、第1組導線Xと第2組導線Yとを重ね合わせた重ね合せ導線Zを、図39及び図40に示す。図39に、第2組導線Yの上に、第1組導線Xをそのまま単純に重ね合わせた状態を示す。(b)が正面図であり、(a)は(b)を上側から見た平面図である。図40に、図39の斜視図を示す。図39及び図40は、第2組導線Yの全体を示しておらず、一部を示している。
導線UAと導線UCとにより、矩形状のU相第1コイルが構成され、導線UBと導線UDとにより、矩形状のU相第2コイルが構成される。また、導線VAと導線VCとにより、矩形状のV相第1コイルが構成され、導線VBと導線VDとにより、矩形状のV相第2コイルが構成される。また、導線WAと導線WCとにより、矩形状のW相第1コイルが構成され、導線WBと導線WDとにより、矩形状のW相第2コイルが構成される。
図40に示すように、最初のスロット内導線Sは、導線UAの第1スロット内導線部UAS1と、導線UCの第1スロット内導線部UCS1が重ね合わされた状態である。以下同様に、各スロット内導線部は、2個のスロット内導線部Sが重ね合わされた状態である。
一方、第1組導線Xの円周導線部XEと、第2組導線Yの円周導線部YEとは、各々が互いに干渉しない位置にあるため、重ね合わせたときに、図39の(a)に示すように、全ての箇所で、2個の導線が重ね合わされた状態となる。
次に、重ね合わせ導線Zが一周分だけ巻き取られた状態を図41に示す。
本実施例のステータGは、48個のスロットを有しており、これに対応して、重ね合わせ導線Zの1周分は、48のスロット内導線部Sを有している。すなわち、例えば、UA+UCの組み合わせのスロットでは、UAS1+UCS1、UAS2+UCS2、UAS3+UCS3、UAS4+UCS4、UAS5+UCS5、UAS6+UCS6、UAS7+UCS7、UAS8+UCS8の8個のスロット内導線部を有している。また、UB+UDの組み合わせのスロットでは、UBS1+UDS1、UBS2+UDS2、UBS3+UDS3、UBS4+UDS4、UBS5+UDS5、UBS6+UDS6、UBS7+UDS7、UBS8+UDS8の8個のスロット内導線部を有している。V相、W相も同様である。
本実施例のステータGは、スロット内導線部を10本有するため、重ね合わせ導線Zが5周巻き取られる。ここで、1周目に対して、2周目、3周目と、巻かれる位置のコイルの直径が増加するのに合わせて、順次円周導線部Eの長さも増加させている。これにより、図11に示すように、重ね合わせ導線Zを5周巻き取り、各スロット内導線部Sを各10本としている。
また、図42に、本実施例のコイル籠Fの斜視図を示す。このコイル籠Fの外周の外側から分割された分割コアHh(図11に示すものと同様のもの)を順次挿し込むことにより、ステータコアHが装着完成される。ステータGは、U相端子U、V相端子V、W相端子Wを備えている。
完成したステータGの正面図を図43に示す。
以上詳細に説明したように、第2実施例のステータG及びコイル籠Fによれば、順次ずらして重ね合わされた第1導線UA,UB,VA,VB,WA,WBの重なり部である段差部Kは、後から重ねられた第1導線が、先の第1導線を迂回する第1導線迂回部Pを有すること、順次ずらして重ね合わされた第2導線UC,UD,VC,VD,WC,WDの重なり部である段差部Kは、後から重ねられた第2導線が、先の第2導線を迂回する第2導線迂回部Pを有すること、を特徴とするので、第1導線UA,UB,VA,VB,WA,WBと、第2導線UC,UD,VC,VD,WC,WDとを、単純に重ね合わせるだけで、編み上げる必要がないため、生産効率を高くすることができると共に、後工程でプレス成形しなくても、コイル籠の外周が円弧を形成し、各コイルがスロット内に均等に収納できる。
ここでさらに、第1導線迂回部P、及び前記第2導線迂回部Pの幅が順次大きくなることを特徴とするので、6本の第1導線UA,UB,VA,VB,WA,WBが順次、前の導線を跨いで重ね合わされ、また、6本の第2導線UC,UD,VC,VD,WC,WDが順次、前の導線を跨いで重ね合わされるため、編み上げる必要がないため、生産効率を高くすることができると共に、後工程でプレス成形しなくても、コイル籠の外周が円弧を形成し、各コイルがスロット内に均等に収納できる。
さらに、順次ずらして重ね合わされた6本の第1導線UA,UB,VA,VB,WA,WBの重なり部は、後から重ねられた第1導線が、先の第1導線と、ステータの軸線方向で密着して重なり合う階段部MQ,MR,NQ,NRを備えることを特徴とするので、コイルエンドの体積をコンパクトにすることができる。
また、第1組導線部Xの重なり部と、第2組導線Yの重なり部とが、コイルエンド部Eにおいて、交互に整列することにより、重ね合せ導線Zの各部が、2本の導線が重ね合わされた状態となることを特徴とするので、重ね合わせ導線Zが、コイルエンド部Eを含めて、全ての部分で2本の導線が重ね合わされた状態となるため、生産効率を高くすることができると共に、後工程でプレス成形しなくても、コイル籠の外周が円弧を形成し、各コイルがスロット内に均等に収納できる。また、コイルエンドを小型化することができる。
なお、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
例えば、本実施例では、ステータ組立をモールドする工程の説明を省略したが、図25に示すステータ組立を樹脂でモールドして、ステータとしても良い。
また、本実施例では、5周10ターンの場合について説明したが、何周とするかは、トルク等より決定される事項である。
本発明の第1実施例の導線UAの形状を示す図である。 導線UAの斜視図である。 導線UAと導線UBを組み合わせた状態を示す図である。 導線UAと導線UBを組み合わせた状態の斜視図である。 第1組導線Xの形状を示す図である。 第1組導線Xの斜視図である。 第2組導線Yの形状を示す図である。 第2組導線Yの斜視図である。 第1組導線Xと第2組導線Yを重ね合わせた重ね合わせ導線Zの形状を示す図である。 重ね合わせ導線Zの斜視図である。 ステータG内における第1組導線Xの配置を示す図である。 本発明の第2実施例の導線UAの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線UBの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線VAの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線VBの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線WAの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線WBの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線UCの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線UDの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線VCの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線VDの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線WCの全体形状を示す図である。 第2実施例の導線WDの全体形状を示す図である。 導線UAの一部の3面図である。 導線UBの一部の3面図である。 導線VAの一部の3面図である。 導線VBの一部の3面図である。 導線WAの一部の3面図である。 導線WBの一部の3面図である。 本発明の第2実施例の導線UAの形状を示す図である。 第2実施例の導線UAの斜視図である。 第2実施例の導線UAと導線UBを組み合わせた状態を示す図である。 第2実施例の導線UAと導線UBを組み合わせた状態の斜視図である。 第2実施例の第1組導線Xの形状を示す図である。 第2実施例の第1組導線Xの斜視図である。 図16の、各導線の重なり状態を示す説明図である。 第2実施例の第2組導線Yの形状を示す図である。 第2実施例の第2組導線Yの斜視図である。 第2実施例の第1組導線Xと第2組導線Yを重ね合わせた重ね合わせ導線Zの形状を示す図である。 第2実施例の重ね合わせ導線Zの斜視図である。 第2実施例の重ね合わせ導線Zを1周分巻いた状態を示す斜視図である。 第2実施例の重ね合わせ導線Zを5周分巻いた状態を示す斜視図である。 第2実施例のステータGの正面図である。 2本の導線を重ね合わせる場合の概念図である。
符号の説明
UA,UB,UC,UD U相の導線
VA,VB,VC,VD V相の導線
WA,WB,WC,WD W相の導線
X 第1組導線
Y 第2組導線
Z 重ね合わせ導線
G ステータ
H ステータコア
K 段差部
S スロット内導線部
E 円周導線部
EM 円周導線部前部
EMQ,EMR 前部階段部
EN 円周導線部後部
ENQ,ENR 後部階段部
P 迂回部

Claims (10)

  1. つづら折り状に連続して形成された複数の第1導線を、順次ずらして重ね合わせた第1組導線と、
    つづら折り状に連続して形成された複数の第2導線を、順次ずらして重ね合わせ、前記第1組導線と1ピッチずらした第2組導線とを備え、
    前記第1組導線と前記第2組導線とを重ね合わせて、重ね合せ導線を作成し、前記重ね合せ導線を複数周、巻き取ることにより形成されたコイル籠を有することを特徴とするステータ。
  2. 請求項1に記載するステータにおいて、
    順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線を迂回する第1導線迂回部を有すること、
    順次ずらして重ね合わされた前記第2導線の重なり部は、後から重ねられた前記第2導線が、先の前記第2導線を迂回する第2導線迂回部を有すること、
    を特徴とするステータ。
  3. 請求項2に記載するステータにおいて、
    前記第1導線迂回部及び前記第2導線迂回部が、コイル籠の直径方向に形成されており、
    前記第1導線迂回部及び前記第2導線迂回部の幅が順次大きくなることを特徴とするステータ。
  4. 請求項3に記載するステータにおいて、
    順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線と、ステータの軸線方向で密着して重なり合う階段部を備えることを特徴とするステータ。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載するステータのいずれか1つにおいて、
    前記第1組導線部の重なり部と、前記第2組導線の重なり部とが、コイルエンド部において、交互に整列することにより、前記重ね合せ導線の各部が、2本の導線が重ね合わされた状態となることを特徴とするステータ。
  6. つづら折り状に連続して形成された複数の第1導線を、順次ずらして重ね合わせた第1組導線と、
    つづら折り状に連続して形成された複数の第2導線を、順次ずらして重ね合わせ、前記第1組導線と1ピッチずらした第2組導線とを備え、
    前記第1組導線と前記第2組導線とを重ね合わせて、重ね合せ導線を作成し、前記重ね合せ導線を複数周、巻き取ることにより形成されたことを特徴とするコイル籠。
  7. 請求項6に記載するコイル籠において、
    順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線を迂回する第1導線迂回部を有すること、
    順次ずらして重ね合わされた前記第2導線の重なり部は、後から重ねられた前記第2導線が、先の前記第2導線を迂回する第2導線迂回部を有すること、
    を特徴とするコイル籠。
  8. 請求項6に記載するコイル籠において、
    前記第1導線迂回部及び前記第2導線迂回部が、コイル籠の直径方向に形成されており、
    前記第1導線迂回部及び前記第2導線迂回部の幅が順次大きくなることを特徴とするコイル籠。
  9. 請求項8に記載するコイル籠において、
    順次ずらして重ね合わされた前記第1導線の重なり部は、後から重ねられた前記第1導線が、先の前記第1導線と、ステータの軸線方向で密着して重なり合う階段部を備えることを特徴とするコイル籠。
  10. 請求項6乃至請求項9に記載するコイル籠のいずれか1つにおいて、
    前記第1組導線部の重なり部と、前記第2組導線の重なり部とが、コイルエンド部において、交互に整列することにより、前記重ね合せ導線の各部が、2本の導線が重ね合わされた状態となることを特徴とするコイル籠。
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