JP2010006383A - 製袋包装機 - Google Patents
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Abstract
【課題】シール部にしわやダーツがなく、見栄えのよい角底を形成することが可能な製袋包装機を提供する。
【解決手段】製袋包装機3は、プルダウンベルト機構14と、横シール機構18と、ガイド機構16と、底面生成機構17とを備えている。プルダウンベルト機構14は、フィルムFを搬送する。横シール機構18は、フィルムFの搬送方向と交差する左右方向にシールする。ガイド機構16は、横シール機構18によってフィルムFをシールした後、フィルムFの内側から搬送方向および左右方向に交差する前後方向にフィルムFを押し広げる。底面生成機構17は、横シール機構18とガイド機構16との間に配置されており、フィルムFの底面部を形成する。
【選択図】図3
【解決手段】製袋包装機3は、プルダウンベルト機構14と、横シール機構18と、ガイド機構16と、底面生成機構17とを備えている。プルダウンベルト機構14は、フィルムFを搬送する。横シール機構18は、フィルムFの搬送方向と交差する左右方向にシールする。ガイド機構16は、横シール機構18によってフィルムFをシールした後、フィルムFの内側から搬送方向および左右方向に交差する前後方向にフィルムFを押し広げる。底面生成機構17は、横シール機構18とガイド機構16との間に配置されており、フィルムFの底面部を形成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、製袋包装機、特に、筒状に形成された包材をシールして製袋を行いつつ、その袋への被包装物の充填を行う製袋包装機に関する。
袋を製造しながら袋に食品などの被包装物を充填して包装する装置として、製袋包装機
が存在する。
が存在する。
例えば、縦型のピロー包装機は、シート状のフィルムである包材をフォーマーおよびチューブによって筒状に形成し、縦シール手段により筒状包材の重ねられた縦の縁をシール(熱封止)する。そして、チューブの中を落ちる被包装物を袋になる筒状包材の中に充填して、チューブ下方の横シール機構によって袋の上部と後続の袋の下部とにまたがってシールした後、横シール部分の中央をカッタで切断する。このような製袋包装機の中で、形成された袋の下部を角底にする製袋包装機が開示されている。
特許文献1においては、角筒状のフィルム筒に横シールを形成すると同時に充填チューブの下端と協働して平坦底を形成する一対の横シールバーと、平坦底の形成に伴い、この平坦底の両側に突出する三角耳を横シールバーとの間にて直接的又は間接的に挟み込む一対の耳シールバーと、横シールの切断により形成されたボトムシールを平坦底および三角耳の下面に折り込んでヒートシールするボトムシール折込みプレートと、ボトムシールの折込み後、三角耳を平坦底の下面に折り込んでヒートシールする一対の耳折込みプレートとを備えている製袋包装機が開示されている。
特開2006−96359号公報
しかしながら、上記従来の製袋包装機では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記従来の製袋包装機では、角底の形状を形成する角筒状のフィルム筒と横シールする横シールバーとの位置が接近しており、最適な状態で重ね合わせて筒状フィルムを横シールすることができない。このため、シール部にしわやダーツが発生する。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、シール部にしわやダーツがなく、見栄えのよい角底を形成することが可能な製袋包装機を提供することを目的とする。
第1の発明に係る製袋包装機は、筒状に形成された包材をシールして製袋を行いつつ、その袋への被包装物の充填を行う製袋包装機であって、包材搬送機構と、シール機構と、ガイド機構と、底面生成機構とを備えている。包材搬送機構は、包材を搬送する。シール機構は、包材の搬送方向と交差する幅方向にシールする。ガイド機構は、シール機構によって包材をシールした後、包材の内側から搬送方向および幅方向に交差する奥行方向に包材を押し広げる。底面生成機構は、シール機構とガイド機構との間に配置されており、包材の底面部を形成する。
ここでは、シール機構が包材をシールした後に、包材の内側から搬送方向および幅方向に交差する奥行方向に包材を押し広げるガイド機構を備えている。
なお、「上流側」、「下流側」とは、包材搬送機構によって搬送されるフィルムの搬送方向を基準とした「上流側」、「下流側」をいう。
従来、包材の角底を形成するために、角底形状を形成する角筒のすぐ下流側で包材を重ね合わせて横シールし、角筒の下端部に沿って包材を折り曲げていた。しかし、角底形状を形成する角筒と横シールの位置とが近接しているため、最適な状態で包材を重ね合わせることができない。このため、横シール部にしわやダーツができる等の不具合が発生し、見栄えのよい角底を形成することができない。
そこで、本発明の製袋包装機においては、底面生成機構の上流側に、シール機構によって横シールされた包材の内側から奥行方向に包材を押し広げるガイド機構を配置している。
これにより、最適な状態で包材を重ね合わせて横シールをした後に、ガイド機構によって包材を奥行方向に押し広げて、底面を形成することができるようになる。また、ガイド機構による包材の押し広げ量を調整することで、角底を所望の奥行寸法に仕上げることが可能となる。
この結果、シール部にしわやダーツがなく、見栄えのよい角底を形成することが可能となる。
第2の発明に係る製袋包装機は、第1の発明に係る製袋包装機であって、ガイド機構は、幅方向に伸びる部材によって形成されている。
ここでは、ガイド機構が、搬送方向および幅方向に伸びる部材によって形成されている。
これにより、底面を形成する幅方向に沿った辺をより見栄えよく形成することが可能となる。
第3の発明に係る製袋包装機は、第1または第2の発明に係る製袋包装機であって、ガイド機構は、底面生成機構が包材の底面部を形成している間、包材を押し広げている。
ここでは、ガイド機構が、底面生成機構が包材の底面部を形成している間、包材を押し広げ続けている。
これにより、例えば、底面生成機構がシール部を折り込み作業等の際に、角底形状が崩れてしまうことを防止することが可能となる。
第4の発明に係る製袋包装機は、第1から第3の発明のいずれか1つに係る製袋包装機であって、前記ガイド機構は、包材を押し広げるガイド部材と、幅方向に沿って配置されており、ガイド部材の下流端側が奥行方向に回動するための回動中心となる回動軸と、回動軸方向に押圧可能な押圧部と、押圧部に作用する押圧力を、包材を押し広げる力としてガイド部材に伝達する伝達機構と、押圧部を押圧する押圧機構とを有している。
ここでは、包材の外側から押圧部を押圧することによって、ガイド部材が包材を押し広げることを可能としている。
これにより、包材の内部に複雑な駆動部等を配置することがなくなるので、包材の内部、すなわち、包材に内包する物品の供給路が狭くなることを回避することができる。
第5の発明に係る製袋包装機は、第1から第4の発明のいずれか1つに係る製袋包装機であって、ガイド機構は、包材に物品を投入する筒状シュートの下端に固定されている、
ここでは、ガイド機構が、筒状シュートにおける下端に取り付けられている。
ここでは、ガイド機構が、筒状シュートにおける下端に取り付けられている。
これにより、従来、ガイド機構を有していない製袋包装機にガイド機構を容易に取り付けることが可能となる。
本発明に係る製袋包装機によれば、シール部にしわやダーツがなく、見栄えのよい角底を形成することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る製袋包装機について、図1〜図8を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、以下の説明において用いる「上流側」、「下流側」とは、フィルム(包材)Fが搬送される方向を基準にした方向を意味するものとする。
[組合せ計量システム1全体の構成]
本実施形態に係る組合せ計量システム1は、図1に示すように、被包装物(物品)C(図2参照)の計量を行い、計量済の被包装物Cをフィルムで覆って、筒状となったフィルムFを縦横にシールし、被包装物Cを袋詰めする装置であって、主として、組合せ計量装置2と、製袋包装機3とを備えている。
本実施形態に係る組合せ計量システム1は、図1に示すように、被包装物(物品)C(図2参照)の計量を行い、計量済の被包装物Cをフィルムで覆って、筒状となったフィルムFを縦横にシールし、被包装物Cを袋詰めする装置であって、主として、組合せ計量装置2と、製袋包装機3とを備えている。
被包装物Cは、製袋包装機3の上方に設けられた組合せ計量装置2において、所定の重量ずつ計量されて各ホッパ内において貯留されており、回数計量によって所定の合計重量になるように排出される。
組合せ計量装置2は、図1に示すように、後述する製袋包装機3の上部に配置されており、被包装物Cについて計量ホッパにおいて所定重量ずつ計量した後、これらの計量値を所定の合計重量になるように組み合わせて順次排出して所定の合計重量の被包装物Cとする回数計量を行う。
製袋包装機3は、組合せ計量装置2における回数計量の結果、所定の合計重量分排出された被包装物Cについて、連続的に搬送されるフィルムFを用いて袋詰めする装置である。
[製袋包装機3の全体構成]
本発明の一実施形態に係る製袋包装機3は、組み合わせ計量システム1の一部に含まれている被包装物Cを袋詰めする機械であり、図1および図2に示すように、主として、被包装物Cの袋詰めを行う本体部分である製袋包装ユニット5と、この製袋包装ユニット5に袋となるフィルムを供給するフィルム供給ユニット6とから構成されている。また、製袋包装ユニット5の前面には操作スイッチ類7が配置されており、この操作スイッチ類7を操作する操作者が視認できる位置に操作状態を示す液晶ディスプレイ8が配置されている。
本発明の一実施形態に係る製袋包装機3は、組み合わせ計量システム1の一部に含まれている被包装物Cを袋詰めする機械であり、図1および図2に示すように、主として、被包装物Cの袋詰めを行う本体部分である製袋包装ユニット5と、この製袋包装ユニット5に袋となるフィルムを供給するフィルム供給ユニット6とから構成されている。また、製袋包装ユニット5の前面には操作スイッチ類7が配置されており、この操作スイッチ類7を操作する操作者が視認できる位置に操作状態を示す液晶ディスプレイ8が配置されている。
フィルム供給ユニット6は、後述する製袋包装ユニット5の成形機構13にシート状のフィルムFを供給するユニットであって、ここでは製袋包装ユニット5に隣接して設けられている。このフィルム供給ユニット6にはフィルムFが巻かれたロールがセットされ、このロールからフィルムFが繰り出される。
製袋包装ユニット5は、図1〜図3に示すように、シート状で送られてくるフィルムFを筒状に成形する成形機構13と、筒状となったフィルムF(以下、筒状フィルムFという。)を下方に搬送するプルダウンベルト機構(包材搬送機構)14と、筒状フィルムFの重ね合わせ部分を縦にシール(熱封止)する縦シール機構15と、筒状フィルムFを内側から押し広げるガイド機構16と、横シールされた包材の底面となる部分を折り込む底面生成機構17と、筒状フィルムFを横にシールすることで袋の上下端を閉止する横シール機構(シール機構)18と、形成された袋Bを排出方向に搬送する排出コンベア19と、これらの各機構を支える支持フレーム12と、から構成されている。また、支持フレーム12の周囲には、ケーシング9が取り付けられている。
[製袋包装ユニット5の詳細構成]
成形機構13は、図2および図3に示すように、チューブ(筒状シュート)31と、フォーマー32とを有している。
成形機構13は、図2および図3に示すように、チューブ(筒状シュート)31と、フォーマー32とを有している。
チューブ31は、円筒形状の部材であり、上下端が開口している。チューブ31は、平面的に天板29の中央の開口部分に配置され、図示しないブラケットを介してフォーマー32と一体にされている。このチューブ31の上端の開口部には、組合せ計量装置2から計量された被包装物Cが投入される。
フォーマー32は、チューブ31を取り囲むように配置されている。このフォーマー32の形状は、フィルム供給ユニット6から送られてきたシート状のフィルムFがフォーマー32とチューブ31との間を通るときに筒状に成形されるような形状とされている。このフォーマー32も、図示しない支持部材を介して支持フレーム12に固定されている。
プルダウンベルト機構14と縦シール機構15とは、天板29から吊り下げられているレール40に支持されており、チューブ31を両側から挟むように配置されている。プルダウンベルト機構14と縦シール機構15とは、チューブ31が取り付けられるときに、レール40に沿って移動して位置合わせがされる。
プルダウンベルト機構14は、チューブ31に巻き付いた筒状フィルムFを吸着して下方に搬送する機構であり、主として、駆動ローラ41および従動ローラ42と、吸着機能を有するベルト43とから構成されている。なお、ここでは、駆動ローラ41等を回転させる駆動モータの図示を省略している。
縦シール機構15は、チューブ31に巻き付いている筒状フィルムFの重なり部分を、一定の加圧力でチューブ31に押しつけながら加熱して縦にシールする機構である。この縦シール機構15は、ヒータや、ヒータにより加熱され筒状フィルムFの重なり部分に接触するヒータベルト等を有している。また、縦シール機構15は、図示しないが、ヒータベルトをチューブ31に近づけたり遠ざけたりするための駆動装置も備えている。
ガイド機構16は、チューブ31と後述する横シール機構18との間に配置されており、横シール機構18によってフィルムFをシールした後、フィルムFの内側から搬送方向および幅方向に交差する奥行方向にフィルムFを押し広げる。そして、ガイド機構16は、図4(a)、図4(b)に示すように、一対のガイド部材45と、回動軸46と、一対の押圧部47と、伝達機構48と、押圧機構49(図3参照)とを備えている。
ガイド部材45は、搬送されている筒状に形成されたフィルムFの内側に配置されている。すなわち、筒状フィルムFは、ガイド部材45の外側を通過している。そして、ガイド部材45は、チューブ31の下端に後述する回動軸46を軸に回動可能に取り付けられている。これにより、ガイド部材45の下端が後側から前側あるいは前側から後側に回動することができ、伝達機構48により伝えられる力によってフィルムFの内側から外側に向かってフィルムFを押し広げることができる。なお、ガイド部材45は、押圧機構49により力が加えられていない時、図4(b)に示すように、自重によりガイド部材45の下端が真っ直ぐ下を向いている状態となり、押圧機構49により力が加えられた時、図5に示すように、ガイド部材45の下端が開いた状態となる。そして、このガイド部材45の開き量Lによって、袋Bの奥行寸法を調整することができる。回動軸46は、左右方向(幅方向)に沿って配置されており、ガイド部材45の回動軸を構成している。押圧部47は、チューブ31の下端に互いに対向して配置されており、押圧機構49により押圧可能に配置されている。伝達機構48は、押圧部47に作用する押圧力をガイド部材45がフィルムFを押し広げる力に変換し伝達する。押圧機構49は、押圧部47を押圧し、押圧機構49は、例えば、往復動アクチュエータの一種であるエアシリンダ等により構成されている。
底面生成機構17は、ガイド機構16と横シール機構18との間に配置されており、後述する横シール機構18により横シールされたフィルムFの角底を形成する。そして、底面生成機構17は、図3に示すように、底面シール折込プレート51と、一対の底側面折込プレート52と、図示しないが、底面シール折込プレート51と一対の底側面折込プレート52とを筒状フィルムFに近づけたり遠ざけたりするための駆動装置を含むように構成されている。
底面シール折込プレート51は、前後方向(奥行方向)に移動可能に配置されており、横シール機構18によってシールされたシール部を後側から前側に折り曲げる。底側面折込プレート52は、左右方向に移動可能に配置されており、フィルムFの左側方向から右側方向あるいは右側方向から左側方向にフィルムFの底面部を折り曲げる。
横シール機構18は、図3に示すように、ヒータベルト等を内蔵する一対のシールジョー61,61と、図示しないが、シールジョー61,61を筒状フィルムFに近づけたり遠ざけたりするための駆動装置を含むように構成されている。
シールジョー61,61は、図3に示すように、左右側方向に延びて形成された部材であり、内蔵されたヒータベルト等によってシールジョー61のシール面が加熱される。筒状フィルムFは、左右のシールジョー61,61によって挟み込まれることによって熱シールされ、その後、図示しないナイフによって切断される。
排出コンベア19は、上流工程の横シール機構18においてフィルムFから切断された被包装物Cが内包された袋Bを排出するための搬送機構である。そして、排出コンベア19は、図3に示すように、コンベア55と、アタッチメント式ガイド56と、コンベア55を移動させるための駆動装置を含むように構成されている。コンベア55は、袋Bを載置して袋Bを搬送方向に搬送する。また、コンベア55は、袋Bが所定の載置位置に落下されるように、間欠搬送制御されている。アタッチメント式ガイド56は、袋Bの仕切るためのガイドであって、取り付け自在に構成されている。
[製袋包装機3の動作]
次に、製袋包装機3の動作について、図6(a)〜図8(b)用いて説明する。
次に、製袋包装機3の動作について、図6(a)〜図8(b)用いて説明する。
フィルム供給ユニット6から成形機構13に送られたシート状のフィルムFは、図6(a)に示すように、フォーマー32からチューブ31に巻き付けられて筒状に成形され、そのままプルダウンベルト機構14によって下方に搬送される。そして、フィルムFはチューブ31に巻き付けられた状態において両端部が周面上で重ね合わせられた状態となり、その重ね合わせ部分が縦シール機構15によって縦にシールされる。
縦にシールされて円筒形状となった筒状フィルムFは、チューブ31を抜けて横シール機構18側へ搬送される。そして、横シール機構18のシールジョー61,61は、図6(b)に示すように、筒状フィルムFを完全に挟み込んで、シールジョー61,61のシール面によって熱シールし、同時に横シール箇所を図示しないカッタによって切断する。このとき、プルダウンベルト機構14は、フィルムFの搬送を停止している。また、ガイド機構16のガイド部材45は下端が閉じている状態となっており、底面生成機構17の底面シール折込プレート51および一対の底側面折込プレート52は、フィルムFの搬送経路から離れた位置に待避している。そして、被包装物Cの固まりが組合せ計量装置2からチューブ31を通って落下してくる。
次に、図6(b)に示すように、横シール機構18によって横シールされると、ガイド機構16は、ガイド部材45を回動させて、フィルムFの内側から押し広げる。具体的には、押圧機構49によって押圧部47がフィルムFと共にA方向に押圧されると、押圧部47に作用する力をガイド部材45の回動力に変換する伝達機構48が、ガイド部材45をB方向に回動させる。これにより、図7(a)に示すように、2つのガイド部材45は互いに開いた状態となり、フィルムFを内側から外側へ向かって押し広げる。そして、ガイド部材45の開き量(図5参照)は、形成する袋Bの角底寸法に設定されている。
次に、図7(a)に示すように、底面生成機構17に含まれる底面シール折込プレート51をC方向に移動させて、フィルムFの横シール部分をC方向に折り曲げる。
次に、図7(b)に示すように、底面生成機構17に含まれる一対の底側面折込プレート52をD方向に移動させて、フィルムFの底側面部分をD方向に折り曲げる。
なお、底面シール折込プレート51がフィルムFの横シール部分を折り曲げ、一対の底側面折込プレート52がフィルムFの底側面部分を折り曲げている間、押圧機構49は、押圧部48を押圧し続けている。すなわち、ガイド部材45は、底面シール折込プレート51がフィルムFの横シール部分を折り曲げ、一対の底側面折込プレート52がフィルムFの底側面部分を折り曲げている間、フィルムFを押し広げ続けている。
以上、図6(b)、図7(a)、図7(b)の工程、すなわち、ガイド部材45によってフィルムFの底面部を奥行寸法に開き、折込プレート51でフィルムFの横シール部分を折り込み、底側面折込プレート52でフィルムFの底側面部分を折り込むことによって、見栄えのよい角底底面部を形成することが可能となる。
次に、図8に示すように、一時停止していたプルダウンベルト機構14を起動させて、フィルムFを下流側に搬送する。そして、プルダウンベルト機構14が、袋Bを形成できるだけの長さのフィルムFを送り出した後、横シール機構18がフィルムFを横シールしフィルムFをカットすると角底が形成された袋Bが完成する。ここで、本実施形態の製袋包装機3においては、袋Bを排出コンベア19に載置する際、袋Bを所定の距離、自由落下させるように形成されている。これにより、袋Bの底面を扁平にすることができ、より見栄えのよい角底を形成することが可能となる。排出コンベア19は、一つ一つ仕切られた載置位置に袋Bを載置して搬送するため、袋Bが落下してくるタイミングに合わせて間欠搬送制御されている。
[製袋包装機3の特徴]
(1)
本実施形態の製袋包装機3は、底面生成機構17の上流側に、横シール機構18によって横シールされたフィルムFの内側から前後方向(奥行方向)に包材を押し広げるガイド機構16を配置している。これにより、最適な状態でフィルムFを重ね合わせて横シールした後に、ガイド機構16によってフィルムFを前後方向に押し広げて、底面を形成することを可能としている。また、ガイド機構16によるフィルムFの開き量を調整することで、角底を所望の奥行寸法に仕上げることが可能となる。この結果、シール部にしわやダーツがなく、見栄えのよい角底を形成することを可能としている。
(1)
本実施形態の製袋包装機3は、底面生成機構17の上流側に、横シール機構18によって横シールされたフィルムFの内側から前後方向(奥行方向)に包材を押し広げるガイド機構16を配置している。これにより、最適な状態でフィルムFを重ね合わせて横シールした後に、ガイド機構16によってフィルムFを前後方向に押し広げて、底面を形成することを可能としている。また、ガイド機構16によるフィルムFの開き量を調整することで、角底を所望の奥行寸法に仕上げることが可能となる。この結果、シール部にしわやダーツがなく、見栄えのよい角底を形成することを可能としている。
(2)
本実施形態の製袋包装機3では、ガイド機構16に含まれるガイド部材45が、上下方向(搬送方向)および左右方向(幅方向)に伸びる部材によって形成されている。これにより、底面を形成する左右方向に沿った辺をより見栄えよく形成することを可能としている。
本実施形態の製袋包装機3では、ガイド機構16に含まれるガイド部材45が、上下方向(搬送方向)および左右方向(幅方向)に伸びる部材によって形成されている。これにより、底面を形成する左右方向に沿った辺をより見栄えよく形成することを可能としている。
(3)
本実施形態の製袋包装機3では、フィルムFの外側からフィルムFごと押圧部47を押圧することによって、ガイド部材45がフィルムFを押し広げることを可能としている。これにより、フィルムFの内部に複雑な駆動部等を配置することを回避し、フィルムFの内部、すなわち、フィルムFに被包装物Cを供給する供給路が狭くなることを回避している。
本実施形態の製袋包装機3では、フィルムFの外側からフィルムFごと押圧部47を押圧することによって、ガイド部材45がフィルムFを押し広げることを可能としている。これにより、フィルムFの内部に複雑な駆動部等を配置することを回避し、フィルムFの内部、すなわち、フィルムFに被包装物Cを供給する供給路が狭くなることを回避している。
(4)
本実施形態の製袋包装機3では、底面生成機構17がフィルムFの底面部を形成している間、ガイド機構16が、フィルムFを押し広げ続けている。これにより、底面生成機構17が底面部を折り込む際に、角底形状が崩れてしまうことを防止している。
本実施形態の製袋包装機3では、底面生成機構17がフィルムFの底面部を形成している間、ガイド機構16が、フィルムFを押し広げ続けている。これにより、底面生成機構17が底面部を折り込む際に、角底形状が崩れてしまうことを防止している。
(5)
本実施形態の製袋包装機3では、ガイド機構16は、チューブ31における下端に固定されている、これにより、ガイド機構16を備えていない製袋包装機に対しても、ガイド機構16を容易に取り付けることを可能としている。
本実施形態の製袋包装機3では、ガイド機構16は、チューブ31における下端に固定されている、これにより、ガイド機構16を備えていない製袋包装機に対しても、ガイド機構16を容易に取り付けることを可能としている。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態の製袋包装機3では、ガイド機構16が、フィルムFの外部に配置された押圧機構49の作用によってガイド部材45がフィルムFを押し広げる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態の製袋包装機3では、ガイド機構16が、フィルムFの外部に配置された押圧機構49の作用によってガイド部材45がフィルムFを押し広げる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ガイド部材は、チューブ内を通るロッドやワイヤーによる作用によってフィルムを押し広げてもよい。また、モータ等の駆動部を設けて、ガイド部材を直接制御するようにしてもよい。この場合も、シール部にしわやダーツがなく、見栄えのよい角底を形成することが可能となるという、上記の実施形態に係る製袋包装機3と同様の効果を得ることができる。
(B)
上記実施形態の製袋包装機3では、ガイド部材45が、左右方向に伸びる部材によって形成されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態の製袋包装機3では、ガイド部材45が、左右方向に伸びる部材によって形成されている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ガイド部材として前後方向にフィルムを押し広げることが可能な棒状の部材を適用してもよい。また、製造する袋の左右方向の寸法に合わせて、左右の両端に棒状の部材を配置することで、袋底面の幅方向および奥行方向の寸法を所望の寸法に仕上げることが可能となる。
(C)
上記実施形態の製袋包装機3では、ガイド部材45の一端が回動することによってフィルムFを外側に押し広げる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態の製袋包装機3では、ガイド部材45の一端が回動することによってフィルムFを外側に押し広げる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ガイド部材を前後方向に水平移動させることによってフィルムを押し広げてもよい。
(D)
上記実施形態の製袋包装機3では、ガイド機構17がチューブ31の下端に取り付けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施形態の製袋包装機3では、ガイド機構17がチューブ31の下端に取り付けられている例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、フレームに独立して取り付けられていてもよい。
1 組み合わせ計量システム
2 組合せ計量装置
3 製袋包装機
5 製袋包装ユニット
6 フィルム供給ユニット
7 操作スイッチ類
8 液晶ディスプレイ
9 ケーシング
12 支持フレーム
13 成形機構
14 プルダウンベルト機構(包材搬送機構)
15 縦シール機構
16 ガイド機構
17 底面生成機構
18 横シール機構(シール機構)
19 排出コンベア
29 天板
31 チューブ(筒状シュート)
32 フォーマー
40 レール
41 駆動ローラ
42 従動ローラ
43 ベルト
45 ガイド部材
46 回動軸
47 押圧部
48 伝達機構
49 押圧機構
51 折込プレート
52 底側面折込プレート
55 コンベア
56 アタッチメント式ガイド
61 シールジョー
B 袋
C 被包装物(物品)
F フィルム(包材)
2 組合せ計量装置
3 製袋包装機
5 製袋包装ユニット
6 フィルム供給ユニット
7 操作スイッチ類
8 液晶ディスプレイ
9 ケーシング
12 支持フレーム
13 成形機構
14 プルダウンベルト機構(包材搬送機構)
15 縦シール機構
16 ガイド機構
17 底面生成機構
18 横シール機構(シール機構)
19 排出コンベア
29 天板
31 チューブ(筒状シュート)
32 フォーマー
40 レール
41 駆動ローラ
42 従動ローラ
43 ベルト
45 ガイド部材
46 回動軸
47 押圧部
48 伝達機構
49 押圧機構
51 折込プレート
52 底側面折込プレート
55 コンベア
56 アタッチメント式ガイド
61 シールジョー
B 袋
C 被包装物(物品)
F フィルム(包材)
Claims (5)
- 筒状に形成された包材をシールして製袋を行いつつ、その袋への被包装物の充填を行う製袋包装機であって、
前記包材を搬送する包材搬送機構と、
前記包材の搬送方向と交差する幅方向にシールするシール機構と、
前記シール機構によって前記包材をシールした後、前記包材の内側から前記搬送方向および前記幅方向に交差する奥行方向に前記包材を押し広げるガイド機構と、
前記シール機構と前記ガイド機構との間に配置されており、前記包材の底面部を形成する底面生成機構と、
を備えている、製袋包装機。 - 前記ガイド機構は、前記幅方向に伸びる部材によって形成されている、
請求項1に記載の製袋包装機。 - 前記ガイド機構は、前記底面生成機構が前記包材の底面部を形成している間、前記包材を押し広げている、
請求項1または2に記載の製袋包装機。 - 前記ガイド機構は、
前記包材を押し広げるガイド部材と、
前記幅方向に沿って配置されており、前記ガイド部材の下流端側が前記奥行方向に回動するための回動中心となる回動軸と、
前記回動軸方向に押圧可能な押圧部と、
前記押圧部に作用する押圧力を、前記包材を押し広げる力として前記ガイド部材に伝達する伝達機構と、
前記フィルムと共に前記押圧部を押圧する押圧機構と、
を有している、請求項1から3のいずれか1項に記載の製袋包装機。 - 前記ガイド機構は、前記包材に前記物品を投入する筒状シュートの下端に固定されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の製袋包装機。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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- 2008-06-24 JP JP2008164783A patent/JP2010006383A/ja active Pending
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