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JP2010092791A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】水、炭化水素等の不純ガスを十分に除去し、保護層や蛍光体の劣化を抑制したプラズマディスプレイパネルを提供する。
【解決手段】複数の表示電極対と誘電体層25と保護層26とが形成された前面基板21と、複数のデータ電極と隔壁34と蛍光体層35とが形成された背面基板31とを有し、表示電極対とデータ電極とが交差するように前面基板21と背面基板31とを対向配置することにより構成し、かつ内部に白金族を含む結晶性ゼオライト38を配置したプラズマディスプレイパネルである。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示に用いられるプラズマディスプレイパネルに関する。
近年、大画面で薄型軽量を実現できるカラー表示デバイスとしてプラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」と略記する)が注目されている。
PDPとして代表的な交流面放電型PDPは、対向配置された前面基板と背面基板との間に多数の放電セルが形成されている。前面基板は、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対がガラス基板上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極対を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。ここで保護層は、酸化マグネシウム(MgO)等のアルカリ土類酸化物の薄膜であり、誘電体層をイオンスパッタから保護するとともに放電開始電圧等の放電特性を安定させるために設けられている。背面基板は、ガラス基板上に複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上に井桁状の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面基板と背面基板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極とが対向する部分に放電セルが形成される。このような構成のPDPの各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色、緑色および青色の各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。
PDPを駆動する方法としてはサブフィールド法、すなわち、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割した上で、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う方法が一般的である。サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。初期化期間では各放電セルで初期化放電を発生させて、それに続く書込み放電に必要な壁電荷を形成する。書込み期間では、表示を行うべき放電セルで選択的に書込み放電を発生させて、それに続く維持放電に必要な壁電荷を形成する。そして維持期間では、走査電極および維持電極に交互に維持パルスを印加して、書込み放電を起こした放電セルで維持放電を発生させ、対応する放電セルの蛍光体層を発光させることにより画像表示を行う。
PDPは、前面基板作製工程、背面基板作製工程、封着工程、排気工程、放電ガス供給工程の各工程を経て製造される。ここで封着工程は、前面基板作製工程で作製した前面基板と背面基板作製工程で作製した背面基板とを貼り合わせる工程であり、排気工程はPDP内部の空間からガスを排気する工程である。封着工程ではフリットを用いて前面基板と背面基板とを貼り合わせるため、それらを重ね合わせてフリットの軟化点温度以上、例えば440℃〜500℃程度で焼成する。
このときフリット等から水(HO)、炭酸ガス(CO、CO)、炭化水素(CnHm)等の不純ガスが排出され、これらの不純ガスの一部はPDPの内部に吸着される。また、続く排気工程でPDPの内部の空気とともに不純ガスも排気するが、PDPの内部に吸着された不純ガスまで含めて完全に排気することは難しく、PDPの内部にある程度の不純ガスが残留することは避けられなかった。加えて、近年のPDPの大画面化および高精細化に伴い、不純ガスの残留量は増加する傾向にある。
しかし保護層や蛍光体等の材料は不純ガスと反応し、その特性が劣化することが知られている。特に、PDPの内部に多く残留している水は保護層の放電特性に悪影響を及ぼし、放電セルの放電開始電圧を低下させて、表示画面に「にじみ」状の画質劣化を発生させるという問題や、長時間にわたり静止画像を表示するとその画像が残像となる「焼きつき」を発生させるといった問題があった。また炭化水素は、蛍光体の表面を還元し、蛍光体の発光輝度を低下させる等の問題があった。
そのため、PDPの内部に残留する不純ガス、特に水や炭化水素を低減し、放電特性を安定させ、経時変化を抑制することが重要な課題の一つとなっている。これら不純ガスを除去する方法として、例えば特許文献1には、結晶性アルミノケイ酸塩、γ活性アルミナまたは非晶質活性シリカ等の吸着剤をPDPの内部に配置して水を除去する試みが開示されている。また特許文献2には、PDPの内部の画像表示領域以外の領域に酸化マグネシウム膜を設けて、水を除去する試みが記載されている。さらに特許文献3には、アルミナ(Al23)、酸化イットリウム(Y23)、酸化ランタニウム(La23)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ニッケル(NiO)、酸化マンガン(MnO)、酸化クロム(CrO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化鉄(Fe23)、チタン酸バリウム(BaTiO3)、酸化チタン(TiO2)等の酸化物や、上記酸化物に炭化水素分解触媒である白金族元素を添加した吸着剤をPDPの内部の画像表示領域以外の領域に配置して炭化水素ガスを除去する試みが記載されている。また特許文献4には、ジルコン(Zr)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)等の金属ゲッタをPDPの内部の隔壁の上に設けて有機溶媒を吸収する試みが記載されている。
特開2003−303555号公報 特開平5−342991号公報 国際公開第2005/088668号パンフレット 特開2002−531918号公報
しかしながら上述した各種の試みにもかかわらず、水、炭化水素、有機溶媒等の不純ガスを十分に除去することが難しく、保護層や蛍光体の劣化を抑えることが難しかった。
本発明はこのような現状に鑑みなされたもので、水、炭化水素等の不純ガスを十分に除去し、保護層や蛍光体の劣化を抑制したPDPを提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明は、複数の表示電極対と誘電体層と保護層とが形成された前面基板と、複数のデータ電極と隔壁と蛍光体層とが形成された背面基板とを有し、前記表示電極対と前記データ電極とが交差するように前記前面基板と前記背面基板とを対向配置することにより構成し、かつ内部に白金族を含む結晶性ゼオライトを配置したことを特徴とする。この構成により、水、炭化水素等の不純ガスを十分に除去し、保護層や蛍光体の劣化を抑制したPDPを提供することができる。
また本発明のPDPは、白金族を含む結晶性ゼオライトを蛍光体層の上または蛍光体層の内部に配置してもよい。
また本発明のPDPは、白金族を含む結晶性ゼオライトを隔壁の表面または隔壁の内部に配置してもよい。
本発明によれば、水、炭化水素等の不純ガスを十分に除去し、保護層や蛍光体の劣化を抑制したPDPを提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態におけるPDPについて、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるPDPの概略構造を示す分解斜視図である。PDP10は、ガラス製の前面基板21と背面基板31とを貼り合わせて構成されている。前面基板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして表示電極対24を覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。背面基板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色、緑色および青色の各色に発光する蛍光体層35が塗布されている。
そして本実施の形態1においては蛍光体層35の上に、白金族を含む結晶性ゼオライトが配置されている。図2は、本発明の実施の形態1によるPDPの概略構造を示す断面図であり、背面基板31上に塗布された蛍光体層35の上に白金族を含む結晶性ゼオライト38が分散されている様子を模式的に示している。本実施の形態1においては表面に無電解メッキ法によってパラジウムを付着させた粒径が0.1μm〜20μmである結晶性ゼオライト38を使用した。白金族を含む結晶性ゼオライト38は、蛍光体の発光を妨げることがないように、白金族を含む結晶性ゼオライト38が蛍光体層35を覆う被覆率は50%以下である。
なお、図2には、白金族を含む結晶性ゼオライト38が、蛍光体層35の上(表面)に点在するように分散された状態を模式的に示しているが、蛍光体層35の中に白金族を含む結晶性ゼオライト38を分散させても同様の効果を得ることができる。
そして、前面基板21と背面基板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をフリット等の封着材(図示せず)によって貼り合わせて封着されている。そして放電空間には、例えばキセノン(Xe)等を含む放電ガスが封入されている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。なお、PDP10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えば誘電体層33を省略してもよく、また隔壁34の形状がストライプ状であってもよい。
次に、PDP10の材料について説明する。走査電極22は、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化スズ(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)等の導電性金属酸化物からなる幅の広い透明電極22aの上に、導電性を高めるために銀(Ag)等の金属を含む幅の狭いバス電極22bを積層して形成されている。維持電極23も同様に、幅の広い透明電極23aの上に幅の狭いバス電極23bを積層して形成されている。誘電体層25は、酸化ビスマス系低融点ガラスまたは酸化亜鉛系低融点ガラスで形成されている。保護層26は、酸化マグネシウムを主体とするアルカリ土類酸化物からなる薄膜層である。データ電極32は、銀等の金属を含む導電性の高い材料で形成されている。誘電体層33は、誘電体層25と同様の材料であってもよいが、可視光反射層としての働きも兼ねるように酸化チタン粒子を混合した材料であってもよい。隔壁34は、例えば低融点ガラス材料を用いて形成されている。蛍光体層35は、青色蛍光体としてBaMgAl1017:Euを、緑色蛍光体としてZn2SiO4:Mnを、赤色蛍光体として(Y、Gd)BO3:Euをそれぞれ用いることができるが、もちろん上記蛍光体に限定されるものではない。
白金族を含む結晶性ゼオライト38の白金族としては、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、オスミニウム(Os)の内のいずれか一種以上の白金族を用いることができるが、中でもパラジウムが特に望ましい。また白金族を含む結晶性ゼオライト38として、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、オスミニウムの内のいずれか一種以上と遷移金属であるチタン(Ti)、マンガン(Mn)、ジルコニウム(Zr)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、ランタン(La)、鉄(Fe)、バナジウム(V)の内のいずれか一種との化合物を用いることもできるが、この場合もパラジウムを含む合金が望ましい。
結晶性ゼオライトに白金族を含ませる方法としては、スパッタ法やイオン注入法を用いることもできるが、無電解メッキ法を用いることが望ましい。
蛍光体層35の上に白金族を含む結晶性ゼオライト38を分散させる方法としては、例えばスプレー法を用いることができる。また蛍光体層35中に白金族を含む結晶性ゼオライト38を分散させる方法として、蛍光体層35の形成時にあらかじめ白金族を含む結晶性ゼオライト38を混合させておいてもよい。白金族粉体の粒径は、0.1μm〜20μmが望ましく、その混合割合は、蛍光体の粉体に対して、0.01%〜2%程度が望ましい。蛍光体層35は蛍光体の充填率が60%以下と低いため、蛍光体層35の内部に白金族を含む結晶性ゼオライト38を分散させても水分及び水素を吸蔵する効果は保たれる。
なお、上述した本実施の形態におけるPDP10の誘電体層25の膜厚は、例えば40μm、保護層26の膜厚は、例えば0.8μmである。また、隔壁34の高さは、例えば0.12mm、蛍光体層35の膜厚は、例えば15μmである。放電ガスは、例えばネオン(Ne)およびキセノン(Xe)の混合ガスであり、放電ガスのガス圧は、例えば6×104Paであり、キセノンの含有量は、例えば10体積%以上である。
次に、白金族を含む結晶性ゼオライト38の働きについて説明する。従来、水や炭化水素を除去するために金属ゲッタや酸化物ゲッタを使用していたが、これら不純ガスの分子径が大きいためゲッタの内部まで十分に浸透せず、不純ガスの吸着量に限界があった。
本発明者らは、PDPを放電させることにより、保護層、隔壁、蛍光体層等から不純ガスが放出され、その中の水分子や炭化水素分子が水素原子、酸素原子、炭素原子に分解されることに注目した。そして白金族元素が水素を大量に吸蔵する性質があることに着目し、半径の小さい水素原子を白金族元素に吸蔵させることで、結果として、水や炭化水素を除去できるのではないかと考えた。
本発明者らは、白金属元素(白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、オスミニウム)の粉体、あるいは白金属元素と遷移金属(チタン、マンガン、ジルコニウム、ニッケル、コバルト、ランタン、鉄、バナジウム)との合金粉体を、印刷法、スプレー法、フォトリソ法、ディスペンサー法、インキジェット法等を用いて、蛍光体層の上、隔壁の頂部、保護層の上等に塗布したPDPを作製した。白金属元素の粉体は、必要に応じて有機バインダーと混練しペースト状にして用いた。また白金属元素の塗布場所は、PDPの画像表示時に放電の発生する場所やその近傍である。
このようにして作製したPDPを用いて画像を表示させ、およそ1000時間の間、「にじみ」および「焼きつき」の有無を目視で確認した。その結果、「にじみ」や「焼きつき」による画質劣化が軽減できていることを確認した。特にパラジウムを含む粉体を用いた場合には、これらの画質劣化がほとんど発生しないことが確認できた。またパラジウムを含む粉体を用いた場合には蛍光体の発光輝度もほとんど低下しないことが確認できた。これは、水分子や炭化水素分子が、水素原子、酸素原子、炭素原子に分解され、白金族元素、特にパラジウムが水素を大量に吸蔵したことにより、酸素、炭素は残留するものの、水分子や炭化水素分子が大幅に減少したためであると考えられる。
この実験から明らかなように、白金属元素、特にパラジウムを白金族として含む結晶性ゼオライトとして用いると、結晶性ゼオライトにより保護層、隔壁、蛍光体層等から放出された不純ガス、特に水分や炭化水素ガスの大半を吸収し、残存した水分や炭化水素分子が放電にともなって分解し発生した水素をパラジウムなどの白金族により吸蔵することで水分子や炭化水素分子を大幅に減少させることができ、放電特性を安定させ、経時変化を抑制し、加えて蛍光体の輝度低下を抑えることができる。
なお本実施の形態1においては、白金族を含む結晶性ゼオライトを蛍光体層35の表面または内部に分散させたが、本発明はこれに限定されるものではない。
そこで以下に、白金族を含む結晶性ゼオライトを他の場所に配置した実施の形態について説明する。
(実施の形態2)
実施の形態2によるPDPが実施の形態1と異なるところは、白金族を含む結晶性ゼオライト38を隔壁34の表面、特に隔壁34の頂部に配置した点である。図3は、本発明の実施の形態2によるPDP10の概略構造を断面図で示す図であり、白金族を含む結晶性ゼオライト38を隔壁34の頂部に配置した状態を模式的に示す図である。
実施の形態2で使用される白金族粉体の粒径は、隔壁34と保護層26との間に大きな隙間を生じない程度でなければならず、0.1μm〜5μmが望ましい。また白金族粉体層の厚みも5μm以下が望ましく、隔壁34の頂部に白金族粉体が点在する程度であってもよい。
なお、本実施の形態2においては白金族を含む結晶性ゼオライト38を隔壁34の頂部に配置したが、隔壁34の頂部以外の隔壁34の表面に白金族を含む結晶性ゼオライト38を配置してもよい。また隔壁34が多孔質の構造をもつ場合には、白金族を含む結晶性ゼオライト38が隔壁34の内部に存在する状態としても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3におけるPDPが実施の形態1と異なるところは、白金族を含む結晶性ゼオライト38を前面基板21の保護層26の上に配置した点である。図4は、本発明の実施の形態3によるPDP10の概略構造を示す断面図であり、白金族を含む結晶性ゼオライト38を保護層26の上に分散させた状態を模式的に示す図である。
本実施の形態3においても実施の形態2と同様に、白金族粉体の粒径は、隔壁34と保護層26との間に大きな隙間を生じない程度でなければならず、0.1μm〜5μmが望ましい。また白金族粉体が可視光の透過を妨げないように、白金族粉体が保護層26を覆う被覆率は50%以下であることが望ましい。
以上、実施の形態1〜3で説明したように、実施の形態1〜3においてはPDPの内部にパラジウムを含む白金族を含む結晶性ゼオライトを配置している。そして実施の形態1〜3においては、水分子や炭化水素分子のような分子径の大きい不純ガスをそのまま吸着させるのでなく、結晶性ゼオライトにより水分や炭化水素ガスの大半を吸収し、吸収しきれない残存水分や炭化水素分子が放電にともなって分解し、生成した水素を多量に吸蔵するパラジウム等の白金族を含む結晶性ゼオライトをPDPの内部に配置することで水や炭化水素を大幅に減少させている。その結果、放電特性を安定させ、経時変化を抑制し、加えて蛍光体の輝度低下を抑えることができる。
なお、実施の形態1〜3において用いた具体的な数値等は、単に一例を挙げたに過ぎず、PDPの仕様やPDP材料の仕様等に合わせて、適宜最適な値に設定することが望ましい。
以上のように本発明は、大画面、高精細のPDPを提供する上で有用な発明である。
本発明の実施の形態1によるPDPの概略構造を示す分解斜視図 本発明の実施の形態1によるPDPの概略構造を示す断面図 本発明の実施の形態2によるPDPの概略構造を示す断面図 本発明の実施の形態3によるPDPの概略構造を示す断面図
符号の説明
10 プラズマディスプレイパネル(PDP)
21 前面基板
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
25 誘電体層
26 保護層
31 背面基板
32 データ電極
33 誘電体層
34 隔壁
35 蛍光体層
38 白金族を含む結晶性ゼオライト

Claims (3)

  1. 複数の表示電極対と誘電体層と保護層とが形成された前面基板と、複数のデータ電極と隔壁と蛍光体層とが形成された背面基板とを有し、前記表示電極対と前記データ電極とが交差するように前記前面基板と前記背面基板とを対向配置することにより構成し、かつ内部に白金族を含む結晶性ゼオライトを配置したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記白金族を含む結晶性ゼオライトを、前記蛍光体層の上または前記蛍光体層の内部に配置したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記白金族を含む結晶性ゼオライトを、前記隔壁の表面または前記隔壁の内部に配置したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
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