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JP2009540198A - アウターバネ付け式乳液ポンプ - Google Patents

アウターバネ付け式乳液ポンプ Download PDF

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JP2009540198A
JP2009540198A JP2009514612A JP2009514612A JP2009540198A JP 2009540198 A JP2009540198 A JP 2009540198A JP 2009514612 A JP2009514612 A JP 2009514612A JP 2009514612 A JP2009514612 A JP 2009514612A JP 2009540198 A JP2009540198 A JP 2009540198A
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Abstract

本発明は、押圧ヘッドと、押圧ヘッドと連結され、内部に上チェックバルブが設置された連結導管と、瓶口と噛合連結する第一連結構成及び第二連結構成が設置されたキャップと、上端にキャップの第二連結構成と噛み合う連結構成が設置され、下端に下チェックバルブが設置されたシリンダと、上端が連結導管と連結され、シリンダー内で移動するピストンと、ピストンをリセットさせるバネとを有する乳液ポンプであって、バネの上端が連結導管に当接し、バネの下端がシリンダー内に設置されたバネ座に当接することを特徴とする乳液ポンプを提供する。本発明のアウターバネ付け式乳液ポンプにより、バネは乳液と接触することはなく、且つ非常に簡単な構成と少数の部品により実現するため、生産性を著しく向上し、コストダウンを図れる。

Description

本発明は日用化学と医薬などの分野で使われる乳液ポンプに関するものであり、特にアウターバネ付け式乳液ポンプに関するものである。
乳液ポンプは幅広く日用化学と医薬などの分野で利用されている。従来の乳液ポンプにおいて、例えばにCN99207292.1とCN01221317.9に掲載された乳液ポンプの構成のように、リセットバネはピストンヘッドとシリンダーの間に設置されるので、バネが乳液と接触して乳液により腐食され、腐食されたバネがまた乳液を汚す問題があった。
前記問題を解消するために、本発明の前にも、例えば、US4371097、CN00133410.7など、アウターバネ付け式乳液ポンプが開示された。しかしながら、これらのアウターバネ付け式の乳液ポンプはいずれも構成が複雑で、部品点数が多いという欠点がある。アウターバネは大体押圧ヘッドの下側の「ネック部」に設置されるので、乳液ポンプ及びそのボトルのネック部が太くなり、伝統美学におけるサイズ比例を変えてしまい、製品全体の外観が劣ってしまう。また、「ネック部」に設置されたアウターバネは高い瓶口が必要とすることがあり、通用性に影響がある。
前記欠陥を解決するために、本発明は構成が簡単で、部品点数が少なく、且つ外観に影響のないアウターバネ付け式乳液ポンプを提供する。
前記目的を実現するために、本発明は、押圧ヘッドと、押圧ヘッドと連結され、内部に上チェックバルブが設置された連結導管と、瓶口と噛合連結する第一連結構成及び第二連結構成が設置されたキャップと、上端にキャップの第二連結構成と噛み合う連結構成が設置され、下端に下チェックバルブが設置されたシリンダと、上端が連結導管と連結され、シリンダー内で移動するピストンと、ピストンをリセットさせるバネとを有する乳液ポンプであって、バネの上端が連結導管に当接し、バネの下端がシリンダー内に設置されたバネ座に当接することを特徴とする乳液ポンプを提供する。
好ましくは、シリンダーがその中間部から直径を縮小することにより、シリンダーの内壁にシリンダー内のバネ座を構成する段差を形成し、ピストンが小径部に摺動自在に嵌合する。
好ましくは、バネは複数の直径を有するスプリングであり、下部の直径が大きい。
好ましくは、バネ座はシリンダ内に設置された別体のバネ座である。
好ましくは、キャップに内輪があり、該内輪には少なくとも一つのガイドグルーブ及び少なくとも一つのガイドブロックのいずれか一方が設置され、連結導管には少なくとも一つのガイドグルーブ及び少なくとも一つのガイドブロックの他方が設置される。ガイドグルーブとガイドブロックは下位ロック手段、または上位下位ともにロック可能な手段を形成できる。
好ましくは、ガイドグルーブとガイドブロックは下位ロック構成を形成し、キャップの
内側の下表面とガイドブロックの上表面に噛み合わせる噛合手段が設置される。
好ましくは、ガイドグルーブの下部の一側は円弧状とし、他側にはガイドブロックの回動を制限するとともに、ガイドブロックがガイドグルーブに滑りかえることを防止するための凸部が設置される。
好ましくは、キャップは相互に連結した端部キャップとキャップ主体からなり、ガイドグルーブとガイドブロックはさらに上位ロック構成を形成し、端部キャップの下表面とガイドブロックの上表面にそれぞれ噛合用の噛合手段が設置される。
好ましくは、ガイドグルーブの上部の一側に、端部キャップと共同作用してガイドブロックの回動を制限し、ガイドブロックがガイドグルーブに滑りかえることを防止するための凸部が設置される。
好ましくは、シリンダーの下部に突起を有する内管が設置され、シリンダーの外壁管と突起の内管との間にリング状の間隙を形成し、リング状の間隙はシリンダー内のバネ座を構成し、ピストンは突起の内管に摺動自在に嵌合する。
好ましくは、シリンダーの下部とピストンの下部のいずれか一方にシールリングと密封栓のいずれか一方が設置され、シリンダーの下部とピストンの下部の他方にシールリングと密封栓の他方が設置され、シールリングと密封栓との噛合により密封を図る。
好ましくは、キャップは相互に連結する端部キャップとキャップ主体からなり、端部キャップの上部には、連結導管に摺動自在に嵌合し、ロック時に密封を形成する防水シールリングが設置される。
本発明のアウターバネ付け式乳液ポンプによれば、バネが乳液と接触しないようにするので、バネが乳液に腐食され、腐食されたバネはまた乳液を汚す問題を回避することができる。特に、このアウターバネ付け式乳液ポンプは構成が非常に簡単で、部品点数が少ない(五つか四つの射出成型品のみ必要)ので、生産性を格段に向上し、大幅のコストダウンが期待できる。また、バネは瓶の「ネック部」ではなく、シリンダーの内部に設置されるので、製品の外観には影響しなく、瓶口を高くする必要もない。
本発明のその他の目的、特徴及び利点は、添付の図面に沿って詳述する説明から明らかになろう。
図1〜図10は本発明の第一実施例によるアウターバネ付け式乳液ポンプを示す。該乳液ポンプは1で表示する。図1〜3に示されるように、該アウターバネ付け式乳液ポンプ1は主に押圧ヘッド2と、キャップ3と、連結導管4と、ピストン5と、シリンダー6と、ガスゲット7と、リセットバネ8と、上玉9と、下玉10と、吸管11とを有する。
該乳液ポンプの基本作用は従来技術に類似している。そのうち、上玉9と連結導管4におけるバルブ座43が上チェックバルブを構成し、下玉10とシリンダー6におけるバルブ座63が下チェックバルブを構成する。押圧ヘッド2が押下されると、上チェックバルブが開き、下チェックバルブが閉じ、ポンプチャンバ内の乳液はポンプされ、流れ出す。押圧ヘッド2が上へ移動すると、上チェックバルブが閉じ、下チェックバルブが開き、瓶内の乳液を吸管11によりポンプチャンバに吸入する。
図1は押圧ヘッド2が押下されてロックされている状態を示す。「ロック」状態とは、押圧ヘッド2がロックされ、乳液をポンプできない状態である。ロック状態では、運輸も
貯蔵もしやすい。図2は押圧ヘッド2がバネ8によりリセットされたナンロック状態を示す。ナンロック状態では、乳液ポンプを利用して乳液をポンプすることができる。
図1と図2に示されるように、押圧ヘッド2は連結導管4に連結される。さらに図4aと図4bに示されるように、押圧ヘッド2は複雑なネジ構成の代わりに、下向きに同心の内管21と外管22が突設され、内管21と外管22の間にリング状の凹溝が形成されている。内管21が連結導管4と結合し、両者の間に例えば切り欠き/凸部などの相互回動防止手段を設置することができる。内管21と外管22の間のリング状凹溝はロックの時にキャップ3の防水シールリング31を納める。
キャップ3の下部の第一連結構成(本実施例の場合はメスネジであるが、ネジではなく、凹凸模様の構成または連結歯のような連結構成であっても良い)は瓶口と噛合い、キャップのトップ部に設置されたガスゲット7により、瓶口との密封を確保する。キャップ3の上部の第二連結構成(ネジ、凹凸模様またはほかの連結構成)はシリンダー6の上端部の対応の連結構成と噛合う。図5bに示されるように、キャップ3の上部には、水が乳液ポンプに流れ込み瓶に入ることを防止するための防水シールリング31が設置されて、ロックの時に(図1)押圧ヘッド2と合わせて密封効果を遂げる。キャップ3に内輪32が設置され、該内輪にはガイドグルーブ321が設置されている。
図6a〜6cに示されるように、連結導管4の下部にガイドブロック41が設置され、ガイドブロックの数は一つまたは二つ以上であってもよく、また同心で、同中心角で設置することが好ましい。ガイドグルーブ321は連結導管4のガイドブロック41(図6a〜6bを参照)と合わせて、下位ロック手段を構成する。ガイドブロック41がガイドグルーブ321の中で上下移動する時、乳液ポンプは稼動状態である(図2)。押圧ヘッド2が下死点まで押され、且つ時計方向に回転すると、下位ロック状態になる(図1)。図1、図5bと5cに示されるように、ガイドグルーブは切り欠き式である。「切欠き」とは、壁肉全体を貫通、またはパンクして形成したものである。ロックされた時に、ガイドブロック41の上表面は壁肉全体で形成された水平部分の下側でストップする。このように、壁肉全体を貫通する「切欠き」構成を採用することで、原料を節約できるうえ、ガイドブロックと壁肉との接触面積が大きくなるので、噛合い強度を増加できる。
また、ガイドグルーブ321を凹溝形式に形成してもよい。「凹溝」の場合、壁肉全体を貫通する必要はなく、壁肉に一部窪むだけでよい。この場合、ロックすると、ガイドブロック41の上表面は内輪32の下表面322の一部と係合してストップする。
図5cに示されるように、ガイドグルーブ321の下方の一側は、ガイドブロック41が切り欠きから滑り出るように、円弧状に形成されている。また、該円弧状部分には、ガイドブロック41が切り欠きに滑り返るのを防止するため、小さな突起323が設置されている。ガイドグルーブ321の下方の他側には、ガイドブロック41の回転を制限する凸部324が設置されている。これにより、論理上のロック角度が0°〜180°になる。好ましくは、内輪32の下表面322とガイドブロック41の上表面に噛合わせるための噛合手段、例えば二組の凸条、特に相互対応で、中心角相等で、放射状で且つ同心の凸条を設置する。押圧ヘッド2を好適の方向に向かってその位置を調整すると、噛合手段(二組の凸条)は押圧ヘッドを調整された位置に保持し、移動しにくいようにする。なお、噛合手段は他のさまざまの形式、例えばガイドブロック41の上表面における刃口式の噛合い構成などを採用してもよい。
また、図1と図2に示されるように、連結導管4の上部の内孔には上チェックバルブを構成するバルブ座43と上玉9が設置されている。上玉9の上方の内壁には二つ以上のストップ片42が設置されている。ストップ片42により形成された内孔は上玉9の直径よ
りやや小さいので、上玉9は付勢されて下へ押されると、バルブ座43に落ちるが、稼動するときはストップ42に阻止され、ストップ片を超えて上へ行けない。
ピストン5の上端は連結導管4に連結され、押圧ヘッド2と連結導管4の運動により、シリンダー6の中で直線移動をする。
図1と図2に示されるように、シリンダー6の上端はネジによりキャップ3と連結する。好ましくは、シリンダー6の上端の太いネジの中間部分に小さな気槽を形成し、シリンダー6の上端面に一つ以上の切欠き61を設置する。図10cに示されるように、シリンダー6の上端の内側に複数の縦方向の凸条62が設けられ、キャップ3の内輪32の外側にも似ている凸条が設けられている。シリンダー6をキャップ3にねじり込むと、二組の凸条によりシリンダー6がキャップ3に対して位置づけられ、また同軸されることができ、係脱を防止できるとともに、通気間隙を形成することができる。前記ネジにある気槽、シリンダー上縁部にある切り欠き、及び凸条はいずれも好適な通気構成である。
重要なことは、シリンダー6は中間部から直径が縮小して内壁にバネ8を取り付けるための段差64を形成する。段差64はバネ座を形成する。バネ8の下端はシリンダー6の段差64に当接し、上端は連結導管4の下端に当接する。バネ8はシリンダー6の上半部に設置されるので、乳液と接触することはない。本実施例において、複数の直径を有するスプリング、つまり下部の直径が大きいバネを使うのは好ましい。バネ8は全体としてピストン5の外周にかぶせられる。
シリンダー6の小径部分の内壁はピストン5と協動する。シリンダー6下部の下玉の所から上へとシールリング65が延伸し、ピストン5の下部から密封栓51が延伸する。ロックする時、ピストン5の密封栓51はシリンダー6のシールリング65と相互に噛合うことにより、密封する。これにより、スプレーは漏れないことを確保する。ピストン5とその密封栓51の間に一つ以上の貫通孔が形成されて、乳液通路を形成する。勿論、ピストン5の密封栓とシリンダー6のシールリングとは、位置が互換できる。互換の場合でも同じ目的を達成できる。
また、図1と図2に示されるように、シリンダー6の下部の内孔に下チェックバルブのバルブ座63と下玉10が設置されている。吸管11がシリンダー6の下端部に設置され、瓶の底部に連通する。
次に図11〜図20を参照し、本発明の第二実施例によるアウターバネ付け式乳液ポンプを説明する。該乳液ポンプは1aで表示する。下記説明において、該乳液ポンプ1aの第一実施例と同様または類似の部品について同じ参照記号を付記し、その詳細な説明を省略する。第一実施例と区別のある部品について、「a」を接尾として付加する。
図11〜図13に示されるように、該アウターバネ付け式乳液ポンプ1aは主に押圧ヘッド2aと、キャップ3aと、連結導管4aと、ピストン5と、シリンダー6aと、ガスゲット7と、リセットバネ8aと、上玉9と、下玉10と、吸管11とを有する。該乳液ポンプ1aの基本作用は従来技術に類似し、その詳細な説明を省略する。
図11と図12に示されるように、押圧ヘッド2aも連結導管4aに連結される。押圧ヘッド2aが第一実施例の押圧ヘッド2と異なる点は、ネジ構成によりロック機能を実現することにある。図14aと図14bに示されるように、押圧ヘッド2aの下端には、キャップ3aのネック部におけるメスネジ33aと相互に噛合いロックを実現できるオスネジ23aが設けられている。図11は押圧ヘッド2aが押下されロックされる位置にある状態を示す。
一方、キャップ3aが第一実施例のキャップ3と異なる点は、ネック部に押圧ヘッド2aにおけるオスネジ23aと噛合うメスネジ33aが設けられていることにある。勿論、押圧ヘッドとキャップのメスネジ、オスネジを互換してもよい。
図16a、16bに示されるように、連結導管4aが第一実施例の連結導管4と異なる点は、バネカラー41aが設置されていることにある。また、バネカラーにも通気孔44aが設けられている。
図11と12に示されるように、シリンダー6aが第一実施例のシリンダー6と異なる点は、シリンダー6aの下部に突起の内管65aが設けられ、シリンダー6aの外管と突起の内管65aの間にリング状の間隙が形成されていることにある。該リング状の間隙もバネ座を形成している。ピストン5は突起の内管65aに摺動自在に嵌合する。
本実施例において、バネ8aは普通のバネを利用してもよく、その下端は前記リング状間隙内に設置され、その上端は連結導管4のバネカラー41aに当接する。このように設置すると、バネ8は乳液とは接触することはなく、瓶のネック部のサイズを大きくすることはなく、且つ部品点数を増加することもない。
次に図21〜図33を参照し、本発明の第三実施例によるアウターバネ付け式乳液ポンプを説明する。該乳液ポンプは1bで表示する。下記説明において、該乳液ポンプ1bの第一実施例と同様または類似の部品について同じ参照記号を付記し、その詳細な説明を省略する。第一実施例と区別のある部品について、「b」を接尾として付加する。
図21〜23に示されるように、該乳液ポンプ1bは高粘度材料に用いられる乳液ポンプであり、主に押圧ヘッド2bと、端部キャップ12と、キャップ主体3bと、連結導管4bと、バネ8bと、バネ座13と、ピストン14と、ピストンヘッド15と、下玉10と、シリンダー6bと、ガスゲット7と、吸管11とを有する。
該乳液ポンプ1bの基本作用は従来技術の高粘度材料ポンプに類似している。押圧ヘッド2bが下へ押されると、ピストンヘッド15が下へ移動し、ピストン14はシリンダー6b内壁との摩擦力により、ピストンヘッド15と分離する。これにより、乳液は押圧ヘッドからポンプされる。一方、押圧ヘッド2bを離すと、バネ8bの作用で、ピストン14はピストンヘッド15にと共に上へ行き、ピストン14とシリンダー6bとの摩擦力により、ピストン14はピストンヘッド15に押され、圧迫密封状態を形成し、負圧が生じる。これにより、下玉10をバルブ座から離させる。また、乳液は吸管11により乳液容器から吸い取られ、次回の押圧操作に利用される。
本実施例において、キャップは端部キャップ12とキャップ主体3bからなり、端部キャップ12の内周に凹模様121が設けられ、キャップ3bの外周に凸模様33bが設けられている。凹模様121と凸模様33bとの係合により、端部キャップ12とキャップ主体33bが相互連結されている。端部12には、前記連結導管と摺動自在に嵌合し、ロックの時に密封状態を形成する防水シールリング123が設けられている。
図26a〜26cに示されるように、第三実施例において、下位ロック手段も採用するし、上位ロック手段も採用している。そのうち、下位ロック手段は大体第一実施例で説明された構成に似ているものであるが、図に示されるように、第三実施例においては、壁肉全体の厚さを貫通した「切欠き」の代わりに、第一実施例で言及した「凹溝」を利用している。
次に図21〜22と図25〜27を参考して、上位ロック手段を説明するが、主に連結
導管4bのガイドブロック41bとキャップ主体3bにおけるガイドグルーブ321bに関するものである。図22に示されるように、押圧ヘッド2bはガイドグルーブ321bに沿い上死点まで上昇し且つ回転すると、上位ロック状態になる。この時、ガイドブロック41bがストップし、端部キャップ12と内輪上表面325bの間に挟まれる。好ましくは、内輪の上表面325bにガイドブロック41bの回動を制限するための小さな突起326bを設置する。ガイドグルーブの上方の一側にガイドブロックの回動を制限し、さらにロックの角度を限定するように、凸部327が設置されている。
また、好ましくは、キャップ(本実施例においては別体の端部キャップ12である)の内側の下表面122とガイドブロック41bの上表面の間に噛合わせるための噛合手段、例えば二組の凸条、特に相互対応で、中心角相等で、放射状で且つ同心の凸条を設置する。押圧ヘッド2bを好適の方向に向かってその位置を調整してから、噛合い手段(二組の凸条)は押圧ヘッドを調整された位置に保持し、移動しにくいようにする。噛合い手段は他の形式、例えば内輪32bの上表面とガイドブロック41bの下表面の間に設置された二組の凸条などを採用してもよい。
なお、重要なことは、本実施例には別体のバネ座13が追加されている。該バネ座はシリンダー6bの内壁の凸段差に当接する。バネ8bの下端は該バネ座13に当接し、またその上端は連結導管4bのフランジ41bに当接する。従い、バネ8bもシリンダー6の上半部に設置されるようになって、乳液と接触することはない。本実施例において、上部が小径で、下部が大径であるスプリングを使用する必要はない。
二つの好ましい実施例を利用して本発明の詳細説明を行ったが、本発明は上記実施例に限定されることなく、種々の同等な変形か修正を行える。例えば、第一と第二実施例におけるロック構成の位置は互換でき、つまり、ガイドブロックを連結導管に設置し、ガイドグルーブをキャップに設置してもいいし、ガイドブロックをキャップに設置し、ガイドグルーブをピストンロッドに設置してもいい。また、連結導管をピストンと一体的に成形してもいい。各種類の螺合構成と凸凹模様の連結構成とを互換してもいい。つまり、本発明の保護範囲は添付の請求範囲で限定されるものとする。
図1は本発明第一実施例によるアウターバネ付け式乳液ポンプの断面図であり、押圧ヘッドは押下されてロック状態になっている。 図2は本発明第一実施例によるバネ外付け式乳液ポンプの断面図であり、押圧ヘッドはバネによりリセットされて、ナンロック状態になっている。 図3は前記アウターバネ付け式乳液ポンプの分解断面図である。 図4aと4bはそれぞれ押圧ヘッドの下面図と断面図である。 図5aと5bはそれぞれキャップの下面図と断面図であり、図5cは図5bのφAに沿って展開された図面である。 図6a、6bと6cはそれぞれ連結導管の下面図、断面図と上面図である。 図7a、7bと7cはそれぞれピストンの断面図、正面図と上面図である。 図8はリセットバネの正面図である。 図9aと9bはそれぞれガスゲットの断面図と上面図である。 図10a、10b、10cと10dはそれぞれシリンダーの下面図、正面図、断面図と上面図である。 図11は本発明第二実施例によるアウターバネ付け式乳液ポンプの断面図であり、押圧ヘッドは押下されてロック状態になっている。 図12は本発明第二実施例によるアウターバネ付け式乳液ポンプの断面図であり、押圧ヘッドはバネによりリセットされて、ナンロック状態になっている。 図13は前記アウターバネ外付け式乳液ポンプの分解断面図である。 図14aと14bはそれぞれ押圧ヘッドの下面図と断面図である。 図15aと15bはそれぞれキャップの下面図と断面図である。 図16aと16bはそれぞれ連結導管の断面図と上面図である。 図17a、17bと17cはそれぞれピストンの断面図、正面図と上面図である。 図18はリセットバネの正面図である。 図19aと19bはそれぞれガスゲットの断面図と下面図である。 図20a、20b、20cと20dはそれぞれシリンダーの下面図、正面図、断面図と上面図である。 図21は本発明第三実施例によるアウターバネ付け式乳液ポンプの断面図であり、押圧ヘッドは押下されて、ロック状態になっている。 図22は本発明第三実施例によるアウターバネ外付け式乳液ポンプの断面図であり、押圧ヘッドはバネによりリセットされて、ナンロック状態になっている。 図23は前記アウターバネ付け式乳液ポンプの分解断面図である。 図24aと24bはそれぞれ押圧ヘッドの下面図と断面図である。 図25aと25bはそれぞれ端部キャップの下面図と断面図である。 図26aと26bはそれぞれキャップの下面図と断面図であり、図26cは図26bのφAに沿って展開された図面である。 図27aと27bはそれぞれ連結導管の断面図と上面図である。 図28aと28bはそれぞれバネ座の下面図と断面図である。 図29a、29bと29cはそれぞれピストンの正面図、断面図と上面図である。 図30a、30bと30cはそれぞれピストンヘッドの断面図、正面図と上面図である。 図31aと31bはそれぞれガスゲットの断面図と下面図である。 図32はリセットバネの正面図である。 図33a、33b、33cと33dはそれぞれシリンダーの下面図、正面図、断面図と上面図である。

Claims (12)

  1. 押圧ヘッドと、
    前記押圧ヘッドと連結され、内部に上チェックバルブが設置された連結導管と、
    瓶口と噛合連結する第一連結構成及び第二連結構成が設置されたキャップと、
    上端に前記キャップの第二連結構成と噛み合う連結構成が設置され、下端に下チェックバルブが設置されたシリンダと、
    上端が前記連結導管と連結され、前記シリンダー内で移動するピストンと、
    前記ピストンをリセットさせるバネとを有する乳液ポンプであって、
    前記バネの上端が前記連結導管に当接し、前記バネの下端が前記シリンダー内に設置されたバネ座に当接することを特徴とする乳液ポンプ。
  2. 前記シリンダーが中間部から直径を縮小することにより、シリンダーの内壁に前記シリンダー内のバネ座を構成する段差を形成し、前記ピストンが小径部分に摺動自在に嵌合することを特徴とする、請求項1記載の乳液ポンプ。
  3. 前記バネは複数の直径を有するスプリングであり、下部の直径が大きいことを特徴とする、請求項2記載の乳液ポンプ。
  4. 前記バネ座は前記シリンダー内に設置された別体のバネ座であることを特徴とする、請求項1記載の乳液ポンプ。
  5. 前記キャップに内輪があり、該内輪には少なくとも一つのガイドグルーブ及び少なくとも一つのガイドブロックの何れか一方が設置され、前記連結導管には前記少なくとも一つのガイドグルーブまたは前記少なくとも一つのガイドブロックの他方が設置されることを特徴とする、請求項1記載の乳液ポンプ。
  6. 前記ガイドグルーブと前記ガイドブロックは下位トップロック構成を形成し、前記キャップの内側の下表面と前記ガイドの上表面に噛合わせる噛合い手段が設置されることを特徴とする、請求項5記載の乳液ポンプ。
  7. 前記ガイドグルーブ下部の一側は円弧状とし、他側に前記ガイドブロックの回動を制限するとともに、ガイドブロックがガイドグルーブに滑りかえることを防止するための凸部が設置されることを特徴とする、請求項6記載の乳液ポンプ。
  8. 前記キャップは相互に連結した端部キャップとキャップ主体からなり、前記ガイドグルーブと前記ガイドブロックはさらに上位ロック構成を形成し、前記端部キャップの下表面と前記ガイドブロックの上表面にそれぞれ噛合用の噛合手段が設置されることを特徴とする、請求項5乃至7のいずれか一項記載の乳液ポンプ。
  9. 前記ガイドグルーブの上部の一側に、端部キャップと共同作用して前記ガイドブロックの回動を制限し、ガイドブロックがガイドグルーブに滑りかえることを防止するための凸部が設置されることを特徴とする、請求項8記載の乳液ポンプ。
  10. 前記シリンダーの下部に突起を有する内管が設置され、前記シリンダーの外管と突起の内管との間にリング状の間隙を形成し、前記リング状の間隙は前記シリンダー内のバネ座を構成し、前記ピストンは突起の内管に摺動自在に嵌合することを特徴とする、請求項1記載の乳液ポンプ。
  11. 前記シリンダーの下部と前記ピストンの下部のいずれか一方にシールリングと密封栓の
    いずれか一方が設置され、前記シリンダーの下部と前記ピストンの下部の他方に前記シールリングと前記密封栓の他方が設置され、前記シールリングと前記密封栓との噛合により密封を図ることを特徴とする、請求項1記載の乳液ポンプ。
  12. 前記キャップは相互に連結した端部キャップとキャップ主体からなり、前記端部キャップの上部に前記連結導管に摺動自在に嵌合し、ロックの時に密封を形成する防水シールリングが設置されることを特徴とする、請求項1記載の乳液ポンプ。
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