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JP2009205276A - ウォッチドッグタイマ制御装置、ウォッチドッグタイマ制御方法およびプログラムならびにcpuシステム - Google Patents

ウォッチドッグタイマ制御装置、ウォッチドッグタイマ制御方法およびプログラムならびにcpuシステム Download PDF

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Abstract

【課題】データ転送の効率を向上させたウォッチドッグタイマ制御回路およびウォッチドッグタイマ制御方法を提供する。
【解決手段】ウォッチドッグタイマ制御装置20は、周期信号が生起するごとに計数して所定のカウンタ値になったときに、CPU1が異常であることを表す信号を出力するウォッチドッグタイマ部3と、CPU1から制御情報を要求する要求信号を入力する入力手段と、前記制御情報を保持する保持手段と、前記入力手段に前記要求信号が入力されたときに、前記保持手段で保持する制御情報をCPU1に出力する出力手段と、前記要求信号が入力されたときに、ウォッチドッグタイマ部3のカウンタ値を所定の値に設定するカウンタ初期設定命令13と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウォッチドッグタイマ制御装置、ウォッチドッグタイマ制御方法およびプログラムならびにCPUシステムに関する。
電子機器等に組み込まれるCPUの暴走対策として、種々の機能がCPUに内蔵されている。また別の方式として、CPUの外部機能として、マイクロコンピュータにその役割を負わせることも多くある。本発明は、後者の技術を背景としている。ウォッチドッグタイマ(watchdog timer)もCPUの暴走対策機能であり、CPUが暴走したことを検出し、CPUに対してリセットをかける機能を有する。
CPUが暴走又は停止した場合の対策として、例えば特許文献1には、CPUが暴走又は停止した原因特定のために有用な情報を効率よく蓄積する方法が記載されている。特許文献1の技術は、CPUの外部から障害監視装置でCPUの処理に支障を来たすであろう所定の状態を検出し、CPUと周辺回路との所定の信号を不揮発性メモリに記録するものである。
ウォッチドッグタイマの設定時間が一定値の場合に、設定値が長いとCPUの暴走時間が長くなりメモリ破壊等の影響が大きくなり、設定値が短いとデータ転送処理が時間内に終わらない可能性がある。この問題の対策として、特許文献2には、設定されたタイマ時間とその間のデータ処理実行時間との差を検出する手段を設けて、この検出結果と所定値との比較結果により警報を発して適切な手段が行える方法について記載している。
負荷駆動回路を制御するCPUシステムにおいて、発振器の異常等によってCPUが暴走した場合に、負荷が連続駆動状態に陥ったり、連続通電状態に陥ったりすることがある。この問題を防止する対策として、例えば特許文献3には、CPUから周期的に出力されるウォッチドッグクリア信号の周期性が崩れる度に、CPUを初期化するとともに負荷を非能動にし、さらに所定の期間に亘って負荷を非能動にする方法が記載されている。
リモート局交換機のリセット処理において、親局からのリセット信号処理と親局からのリセット信号に同期したリモート局内のウォッチドッグタイマのリセット信号処理が重複してリモート局のリセット信号処理に必要以上の時間がかかり、その結果として親局からの指示をローカル局が受け付けられない問題がある。この問題の対策として、例えば特許文献4には、親局からのリセット信号によってウォッチドッグタイマをリセットしてその動作をいったん停止させ、リモート局交換機のリセット処理終了後にウォッチドッグタイマを動作させてローカル局のプロセッサを監視する方法が記載されている。
その他、メモリ内容が破壊されるのを防止する対策として、特許文献5には、CPUがメモリに対して不正アクセスを行ったことを検知してCPUをリセットする方法が記載されている。
ウォッチドッグタイマ制御回路にリセット信号を入力後、タイマをスタートするまでの間に、プログラムの暴走、システムの異常の発生を検出できず、異常に対する処理ルーチンを実行できない問題がある。この問題の対策として、例えば特許文献6には、ウォッチドッグタイマのカウント開始動作の制御を、設定部に設定されたデータにより行い、新たな入出力端子を追加することなく、ウォッチドッグタイマのカウント開始時点を選択できるようにする方法が記載されている。
特開2004−185318号公報 特開昭60−122436号公報 特開平07−225695号公報 特開平07−250361号公報 特開平11−161548号公報 特開平04−162150号公報
図5は、関連する技術のウォッチドッグタイマ制御装置を使うCPUシステム100の構成を示す図である。図5において、CPUシステム100は、CPU101、マイクロコンピュータ102を備え、内部バス120で接続している。CPU101は、CPUシステム全体を制御する。マイクロコンピュータ102は、ウォッチドッグタイマ部103、温度監視部107、データ記憶部108を備える。
ウォッチドッグタイマ部103は、ハードウェアの時間計測器であり、CPU101からの規則的なカウンタ初期設定命令105を受信しなかった場合に、CPU101をリセットして、暴走又は停止した状態から正常動作に戻す。ウォッチドッグタイマ部103内のカウンタ104は、マイクロコンピュータ102によって初期値を設定され、マイクロコンピュータ102内のクロック信号ごとに減算される。カウンタ104が0まで減算されると、マイクロコンピュータ102がCPU101にCPUリセット信号106を出力し、CPU101をリセットする。
CPU101が正常に動作しているときは、CPU101は一定時間間隔でマイクロコンピュータ102にカウンタ初期設定命令105を送信し、マイクロコンピュータ102がカウンタ初期設定命令105を受信した際にカウンタ104を初期値に再設定する。正常動作しているときには、カウンタ104が0まで減算されることはなく、マイクロコンピュータ102がCPU101にCPUリセット信号106を出力して、CPU101をリセットすることはない。
CPU101の暴走等により、一定時間を超えてもCPU101がマイクロコンピュータ102にカウンタ初期設定命令105を送信しない場合には、カウンタ104が0まで減算される。カウンタ104が0になったときには、マイクロコンピュータ102がCPUリセット信号106を出力して、CPU101をリセットして、CPU101を正常な状態に復帰させる。
温度監視部107は、ハードウェア温度計測器である。CPU101は、システムの温度を監視するために、定期的に温度監視部107に温度読み出し命令109を送信し、その応答として温度情報110を送信する。CPU101は、温度情報110と定められた基準値と比較判断した結果をもとに、CPUシステム100が一定の範囲内の温度となるように制御する。
データ記憶部108は、CPUシステム100のデータやプログラムを記憶する。CPU101は、データ記憶部108に対してデータの読み書きをするために、データ転送命令、および転送データ111を送信し、データ記憶部108から受信データ112を受ける。
図5中の、カウンタ初期設定命令105、温度読み出し命令109、温度情報110、データ転送命令、および転送データ111および受信データ112は全て、内部バス120上で情報の送受信が行われる。
関連する技術のウォッチドッグタイマの構成では、CPU101とデータ記憶部108との間のデータ転送(データ転送命令、および転送データ111、受信データ112)の負荷が増大した場合に、データ転送とは無関係な命令(カウンタ初期設定命令105、温度読み出し命令109、温度情報110)が、データ転送を妨げる現象が発生する。ウォッチドッグタイマ制御装置を使うCPUシステム100において、システムの性能上最優先に処理しなければならないデータ転送が、データ転送とは無関係な命令によって妨げられて、システムの性能を低下させる。
本発明は上述の状況に鑑みてなされたもので、データ転送の効率を向上するウォッチドッグタイマ制御装置およびウォッチドッグタイマ制御方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るウォッチドッグタイマ制御装置は、
周期信号が生起するごとに計数して所定のカウンタ値になったときに、前記所定のカウンタ値になったことを表す信号を出力するウォッチドッグタイマ回路と、
CPUから制御情報を要求する要求信号を入力する入力手段と、
前記制御情報を保持する保持手段と、
前記入力手段に前記要求信号が入力されたときに、前記保持手段で保持する制御情報を前記CPUに出力する出力手段と、
前記要求信号が入力されたときに、前記ウォッチドッグタイマ回路のカウンタ値を所定の値に設定するリセット手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るウォッチドッグタイマ制御方法は、
周期信号が生起するごとに計数して所定のカウンタ値になったときに、前記所定のカウンタ値になったことを表す信号を出力するCPU監視ステップと、
CPUから制御情報を要求する要求信号を入力する入力ステップと、
前記要求信号が入力されたときに、保持している前記制御情報を前記CPUに出力する出力ステップと、
前記要求信号が入力されたときに、前記周期信号を計数するカウンタの値を所定の値に設定する再設定ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、コンピュータを
周期信号が生起するごとに計数して所定のカウンタ値になったときに、前記所定のカウンタ値になったことを表す信号を出力するウォッチドッグタイマ回路と、
CPUから制御情報を要求する要求信号を入力する入力手段と、
前記制御情報を保持する保持手段と、
前記入力手段に前記要求信号が入力されたときに、前記保持手段で保持する前記制御情報を前記CPUに出力する出力手段と、
前記要求信号が入力されたときに、前記ウォッチドッグタイマ回路のカウンタ値を所定の値に設定するリセット手段
として機能させることを特徴とする。
この発明によれば、 CPUから発行していたウォッチドッグタイマのカウンタ初期設定命令が必要なく、CPUとデータ記憶部間のデータ転送を妨げるようなバスの負荷を軽減できる。その結果として、CPUシステムのデータ転送性能を向上できるという効果がある。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。本実施の形態では、ウォッチドッグタイマ制御装置を使うCPUシステムについて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るウォッチドッグタイマ制御装置を使うCPUシステムの構成の一例を示すブロック図である。図1において、CPUシステム10は、CPU1、マイクロコンピュータ2を備え、内部バス8で接続している。CPU1は、CPUシステム全体を制御する。マイクロコンピュータ2は、ウォッチドッグタイマ部3、温度監視部5、データ記憶部6を備える。マイクロコンピュータ2のウォッチドッグタイマ部3と温度監視部5とで、ウォッチドッグタイマ制御装置20を構成する。
CPU1は、データ記憶部6に対して、データ転送命令、および転送データ15を送信し、受信データ16を受ける。また、CPU1は、データの送受信と並行して、一定時間間隔で温度監視部5に温度読み出し命令11を送信し、温度情報12を受信する。CPU1は、温度情報12と定められた基準値と比較判断した結果をもとに、CPUシステム10が一定の範囲内の温度となるように制御する。例えば、CPUファンの回転数を上げたり、CPUシステム10のクロック周波数を下げたり、温度異常の警告を出したりすることが考えられる。
温度監視部5は、ハードウェア温度計測器を備える。温度監視部5は、CPU1からの一定時間間隔の温度読み出し命令11を受信し、その応答として温度情報12を送信する。また、温度監視部5は、温度読み出し命令11を受信した場合に、ウォッチドッグタイマ部3のカウンタ4へカウンタ初期設定命令13を指令する。
ウォッチドッグタイマ部3は、ハードウェア時間計測器であり、カウンタ4が所定の値、例えば、0になったときに、カウンタ0検出信号14を出力する。例えば、カウンタ0検出信号14はCPU1に入力されてCPU1をリセットし、暴走又は停止した状態から正常動作に戻す。
ウォッチドッグタイマ部3内のカウンタ4は、温度監視部5のカウンタ初期設定命令13により初期値を設定され、マイクロコンピュータ2内のクロック信号ごとに減算される。カウンタ4が0まで減算されると、ウォッチドッグタイマ部3からCPU1の状態が異常である(カウンタ4の計数値が0になった)ことを表すカウンタ0検出信号14を出力する。カウンタ0検出信号14を受けたCPU1はリセットする。
カウンタ0検出信号14によって、メモリ(特に不揮発性メモリ)にウォッチドッグタイマリセットがかかったこをと示すデータをセットしておいて、CPU1の初期化処理で、異常事態の処理を行ってもよい。例えば、CPU1は、異常事態の原因究明に必要な情報を記録したり、CPU1が異常である信号を送信したりする。カウンタ0検出信号14は、CPU1以外の装置、例えば、CPUシステム10の主記憶(図示せず)の記憶内容を待避させるコアダンプ装置や、他の監視装置に入力されてもよい。また、CPUシステム10の異常を表示するランプを点灯するだけの場合もある。
データ記憶部6は、CPUシステム10のデータやプログラムを記憶する。CPU1は、データ記憶部6に対してデータの読み書きをするめに、データ転送命令、および転送データ15を送信し、データ記憶部6から受信データ16を受ける。
CPU1とマイクロコンピュータ2は、内部バス8で接続している。図1中の温度読み出し命令11、温度情報12、データ転送命令、および転送データ15および受信データ16は全て、内部バス8上で情報の送受信が行われる。
図2は、実施の形態1に係るウォッチドッグタイマ制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。ウォッチドッグタイマ部3内のカウンタ4は、マイクロコンピュータ2のクロック信号に同期して(ステップS101)、カウンタ値を減算する(ステップS102)。カウンタ4の値が0まで減算されると(ステップS103;YES)、ウォッチドッグタイマ部3からCPU1が異常であることを表すカウンタ0検出信号14を出力する(ステップS107)。カウンタ0検出信号14を受けたCPU1は、異常事態の処理を行う。
カウンタ4の値が0まで減算されない場合には(ステップS103;NO)、温度読み出し命令11を受信したかを判断する(ステップS104)。温度読み出し命令11を受信しない場合には(ステップS104;NO)、次のクロック信号を待つ。温度読み出し命令11を受信した場合には(ステップS104;YES)、温度監視部5は、温度情報12を送信する(ステップS105)とともに、カウンタ初期設定命令13を送信して、ウォッチドッグタイマ部3のカウンタ4を初期化して(ステップS106)、次のクロック信号を待つ。
カウンタ4の計数値が0になる前にCPU1が温度読み出し命令11を送信しているかぎり、マイクロコンピュータ2は、カウンタ4の値が0まで減算する前にCPU1から温度読み出し命令11を受信して、カウンタ4の値を初期化するので、カウンタ0検出信号14を送信することはない。
カウンタ4の計数値が0になる場合について説明したが、0でなく一定の計数値になった場合に信号を出力するとしてもよい。また、カウンタ初期設定命令13によりカウンタ4の初期値をある値に設定して、クロック信号に同期してカウンタ4を加算し、所定の値になったときに信号を出力してもよい。
本発明の実施の形態1のCPUシステム10は、温度読み出し命令11がカウンタリセット命令を兼ねているので、CPU1から直接ウォッチドッグタイマ部3を制御する命令が必要なく、内部バス8の負荷を軽減することができる。その結果、CPU1とデータ記憶部6との間のデータ転送の効率を向上させる効果がある。
(実施の形態2)
実施の形態2は、CPUシステム10の制御情報としてファン回転数を扱う場合である。図3は、本発明の実施の形態2に係るウォッチドッグタイマ制御装置を使うCPUシステムの構成の一例を示すブロック図である。図3において、CPUシステム10は、実施の形態1と異なり、マイクロコンピュータ2の温度監視部5に換えて、ファン回転数読み出し部7を備える。ウォッチドッグタイマ制御装置20は、マイクロコンピュータ2のウォッチドッグタイマ部3とファン回転数読み出し部7とで構成する。ファン回転数読み出し部7は、CPU1からのファン回転数読み出し命令17を受信し、CPU1へファン回転数情報18を返信するとともに、カウンタ4へカウンタ初期設定命令13を送信する。その他の構成は実施の形態1と同様であるが、ファン回転数読み出し部7を作動させる機能が異なる。
ファン回転数読み出し部7は、CPUシステム10が動作している間に放つ熱を調節するためのCPUファンの回転数を数える。ファン回転数読み出し部7は、CPU1から定期的にファン回転数読み出し命令17を受信し、その応答としてファン回転数情報18を送信する。また、ファン回転数読み出し部7は、ファン回転数読み出し命令17を受信した場合に、ウォッチドッグタイマ部3のカウンタ4へカウンタ初期設定命令13を送信する。
図4は、実施の形態2に係るウォッチドッグタイマ制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。ウォッチドッグタイマ部3内のカウンタ4は、マイクロコンピュータ2のクロック信号に同期して(ステップS101)、カウンタ値を減算する(ステップS102)。カウンタ4の値が0まで減算されると(ステップS103;YES)、ウォッチドッグタイマ部3からCPU1が異常であることを表すカウンタ0検出信号14を出力する(ステップS107)。カウンタ0検出信号14を受けたCPU1は、実施の形態1と同様に、異常事態の処理を行う。
カウンタ4の値が0まで減算されない場合には(ステップS103;NO)、ファン回転数読み出し命令17を受信したかを判断する(ステップS108)。ファン回転数読み出し命令17を受信しない場合には(ステップS108;NO)、次のクロック信号を待つ。ファン回転数読み出し命令17を受信した場合には(ステップS108;YES)、ファン回転数読み出し部7は、ファン回転数情報18を送信する(ステップS109)とともに、カウンタ初期設定命令13を送信して、ウォッチドッグタイマ部3のカウンタ4を初期化して(ステップS106)、次のクロック信号を待つ。
CPU1が正常な場合には、マイクロコンピュータ2は、カウンタ4の値が0まで減算する前に、CPU1からファン回転数読み出し命令17を受信して、カウンタの値を初期化するので、カウンタ0検出信号14を送信することはない。
本発明の実施の形態2のCPUシステム10は、ファン回転数読み出し命令17がカウンタリセット命令を兼ねているので、CPU1から直接ウォッチドッグタイマ部3を制御する命令が必要なく、内部バス8の負荷を軽減することができる。その結果、CPU1とデータ記憶部6との間のデータ転送の効率を向上させる効果がある。
実施の形態1では、温度読み出し命令11とカウンタ初期設定命令13を兼用し、実施の形態2では、ファン回転数読み出し命令17とカウンタ初期設定命令13を兼用して、内部バス8の負荷を軽減した。温度監視部5とファン回転数読み出し部7の両方を備えるCPUシステム10では、1つの制御信号読み出し命令で、温度読み出し命令11とファン回転数読み出し命令17とカウンタ初期設定命令13の3信号を兼ねてもよい。その場合には、1つの情報読み出し命令で、温度情報12とファン回転数情報18の両方をCPU1に出力すると同時に、カウンタ4をリセットする。このようにして、内部バス8の負荷を軽減することができる。
以上のように、CPUシステム10に本発明のウォッチドッグタイマ制御装置20を使うことにより、内部バス8の負荷を軽減して、CPU1とデータ記憶部6との間にデータ転送を効率よく行える。
その他、本発明の好適な変形として、以下の構成が含まれる。
本発明の第1の観点に係るウォッチドッグタイマ制御装置について、好ましくは、前記保持手段は、温度情報を保持することを特徴とする。
または、あるいはさらに、前記保持手段は、冷却装置のファン回転数を保持してもよい。
本発明の第2の観点に係るウォッチドッグタイマ制御方法について、好ましくは、
温度計測手段から温度情報を入力するステップを備え、
前記出力ステップは、前記要求信号が入力されたときに、前記温度情報を前記制御情報として前記CPUに出力することを特徴とする。
または、あるいはさらに、ファン装置からファン回転数情報を入力するステップを備え、
前記出力ステップは、前記要求信号が入力されたときに、前記ファン回転数情報を含む制御情報を前記CPUに出力してもよい。
以上説明したとおり、本発明によれば、CPUからウォッチドッグタイマのカウンタ初期設定命令を発行するが必要なく、内部バスの負荷を軽減できる。その結果、CPUとデータ記憶ブロック間のデータ転送の性能を向上できる。
その他、前記のハードウェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
ウォッチドッグタイマ制御の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行するウォッチドッグタイマ制御装置20を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでウォッチドッグタイマ制御装置20を構成してもよい。
また、ウォッチドッグタイマ制御装置20の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明の実施の形態1に係るウォッチドッグタイマ制御装置を使うCPUシステムの構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係るウォッチドッグタイマ制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るウォッチドッグタイマ制御装置を使うCPUシステムの構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態2に係るウォッチドッグタイマ制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 関連する技術のウォッチドッグタイマ制御装置を使うCPUシステムの構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 CPU
2 マイクロコンピュータ
3 ウォッチドッグタイマ部
4 カウンタ
5 温度監視部
6 データ記憶部
7 ファン回転数読み出し部
8 内部バス
10 CPUシステム
11 温度読み出し命令
12 温度情報
13 カウンタ初期設定命令
14 カウンタ0検出信号
15 データ転送命令、および転送データ
16 受信データ
17 ファン回転数読み出し命令
18 ファン回転数情報
20 ウォッチドッグタイマ制御装置

Claims (8)

  1. 周期信号が生起するごとに計数して所定のカウンタ値になったときに、前記所定のカウンタ値になったことを表す信号を出力するウォッチドッグタイマ回路と、
    CPUから制御情報を要求する要求信号を入力する入力手段と、
    前記制御情報を保持する保持手段と、
    前記入力手段に前記要求信号が入力されたときに、前記保持手段で保持する制御情報を前記CPUに出力する出力手段と、
    前記要求信号が入力されたときに、前記ウォッチドッグタイマ回路のカウンタ値を所定の値に設定するリセット手段と、
    を備えることを特徴とするウォッチドッグタイマ制御装置。
  2. 前記保持手段は、温度情報を保持することを特徴とする請求項1に記載のウォッチドッグタイマ制御装置。
  3. 前記保持手段は、冷却装置のファン回転数を保持することを特徴とする請求項1または2に記載のウォッチドッグタイマ制御装置。
  4. 周期信号が生起するごとに計数して所定のカウンタ値になったときに、前記所定のカウンタ値になったことを表す信号を出力するCPU監視ステップと、
    CPUから制御情報を要求する要求信号を入力する入力ステップと、
    前記要求信号が入力されたときに、保持している前記制御情報を前記CPUに出力する出力ステップと、
    前記要求信号が入力されたときに、前記周期信号を計数するカウンタの値を所定の値に設定する再設定ステップと、
    を備えることを特徴とするウォッチドッグタイマ制御方法。
  5. 温度計測手段から温度情報を入力するステップを備え、
    前記出力ステップは、前記要求信号が入力されたときに、前記温度情報を前記制御情報として前記CPUに出力する
    ことを特徴とする請求項4に記載のウォッチドッグタイマ制御方法。
  6. ファン装置からファン回転数情報を入力するステップを備え、
    前記出力ステップは、前記要求信号が入力されたときに、前記ファン回転数情報を含む制御情報を前記CPUに出力することを特徴とする請求項4または5に記載のウォッチドッグタイマ制御方法。
  7. コンピュータを、
    周期信号が生起するごとに計数して所定のカウンタ値になったときに、前記所定のカウンタ値になったことを表す信号を出力するウォッチドッグタイマ回路と、
    CPUから制御情報を要求する要求信号を入力する入力手段と、
    前記制御情報を保持する保持手段と、
    前記入力手段に前記要求信号が入力されたときに、前記保持手段で保持する前記制御情報を前記CPUに出力する出力手段と、
    前記要求信号が入力されたときに、前記ウォッチドッグタイマ回路のカウンタ値を所定の値に設定するリセット手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項1ないし3のいずれかに記載のウォッチドッグタイマ制御装置を備えることを特徴とするCPUシステム。
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