JP2009156898A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】モアレの発生を抑制するとともに輝度の拡大と階調数の増大を実現可能な表示装置を提供する。
【解決手段】光源10と、光源10からの光を変調するとともに画像を生成する画像生成手段20と、を有する表示装置1である。画像生成手段20は、画像情報から分離された色情報に基づいて光源10の光についての色変調を行う色変調素子21と、画像情報から分離された輝度情報に基づいて光源10の光についての輝度変調を行う輝度変調素子22と、色変調素子21及び輝度変調素子22間において光源10の光を中継するリレー光学系23とを有する。リレー光学系23は、色変調素子及び輝度変調素子のいずれかの変調素子における光学像を他方の変調素子の光入射面で結像させる焦点調整機構を含む。
【選択図】図1
【解決手段】光源10と、光源10からの光を変調するとともに画像を生成する画像生成手段20と、を有する表示装置1である。画像生成手段20は、画像情報から分離された色情報に基づいて光源10の光についての色変調を行う色変調素子21と、画像情報から分離された輝度情報に基づいて光源10の光についての輝度変調を行う輝度変調素子22と、色変調素子21及び輝度変調素子22間において光源10の光を中継するリレー光学系23とを有する。リレー光学系23は、色変調素子及び輝度変調素子のいずれかの変調素子における光学像を他方の変調素子の光入射面で結像させる焦点調整機構を含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置に関するものである。
近年、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)、プロジェクタ等の表示装置における画質改善は目覚ましく、解像度、色域については人間の視覚特性にほぼ匹敵する性能を有する装置が実現されつつある。しかしながら、輝度ダイナミックレンジについてみると、その再現範囲は1〜102[nit]程度の範囲であり、また階調数は8ビットが一般的である。一方、人間の視覚は、一度に知覚し得る輝度ダイナミックレンジの範囲が10−2〜104[nit]程度あり、また輝度弁別能力は0.2[nit]でこれを階調数に換算すると12ビット相当といわれている。このような視覚特性を経由して現在のディスプレイ装置の表示画像を見ると、輝度ダイナミックレンジの狭さが目立ち、加えてシャドウ部やハイライト部の階調が不足しているため、視聴者は表示画像のリアリティや迫力に対して物足りなさを感じることになる。
また、映画やゲーム等で使用されるCG(Computer Graphics)では、人間の視覚に近い輝度ダイナミックレンジや階調特性を表示データ(以下、HDR(High Dynamic Range)表示データという)に持たせて描写のリアリティを追求する動きが主流になりつつある。ところが、それを表示するディスプレイ装置の性能が不足しているため、CGコンテンツが本来有する表現力を充分に発揮できないという課題がある。
さらに、次期OS(Operating System)においては、16ビット色空間の採用が予定されており、現在の8ビット色空間と比較してダイナミックレンジや階調数が飛躍的に増大する。そのため、16ビット色空間を生かすことができる高ダイナミックレンジ、高階調の電子ディスプレイ装置の実現への要求が高まると予想される。
さらに、次期OS(Operating System)においては、16ビット色空間の採用が予定されており、現在の8ビット色空間と比較してダイナミックレンジや階調数が飛躍的に増大する。そのため、16ビット色空間を生かすことができる高ダイナミックレンジ、高階調の電子ディスプレイ装置の実現への要求が高まると予想される。
表示装置の中でも、液晶プロジェクタ等の投射型表示装置(プロジェクタ)は、大画面表示が可能であり、表示画像のリアリティや迫力を再現する上で効果的な表示装置である。この分野では上記の問題を解決するために、以下に述べる提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の投射型表示装置は、第1光変調素子により第1の方向に反射された光が第2光変調素子を介して光合成手段に入射され、第1光変調素子により第2の方向に反射された光が光合成手段に直接入射されることにより、光の利用効率を向上させ、輝度の拡大及び階調性能の改善の両方を実現している。
特開2005−284058号公報
しかしながら、第1光変調素子による反射光を第2光変調素子に重ね合わせて入射させるのは難しく、場合によってはモアレが発生することで表示画質が著しく低下する可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、モアレの発生を抑制するとともに輝度の拡大と階調数の増大を実現可能な表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、光源と、該光源からの光を変調するとともに画像を生成する画像生成手段と、を有する表示装置であって、前記画像生成手段は、画像情報から分離された色情報に基づいて前記光源の光についての色変調を行う色変調素子と、前記画像情報から分離された輝度情報に基づいて前記光源の光についての輝度変調を行う輝度変調素子と、前記色変調素子及び前記輝度変調素子間において前記光源の光を中継するリレー光学系とを有し、前記リレー光学系は、前記色変調素子及び前記輝度変調素子のいずれかの変調素子における光学像を他方の変調素子の光入射面で結像させる焦点調整機構を含むことを特徴とする。
本発明の表示装置によれば、例えば色変調素子により変調された色変調光が、リレー光学系により輝度変調素子に中継されるようになる。輝度変調素子に中継された色変調光は重畳して輝度変調が行われることにより画像を生成可能となる。このとき、リレー光学系の焦点調整機構により色変調素子により変調された光学像が結像された状態で輝度変調素子に中継されるので、モアレを低減しつつ、輝度ダイナミックレンジの拡大と階調数の増大を実現できる。
また、上記表示装置においては、前記色変調素子及び前記輝度変調素子がそれぞれ液晶ライトバルブから構成され、前記色変調素子を構成する色変調用液晶ライトバルブは、異なる色の色光をそれぞれ変調する複数のサブ画素からなる画素を複数含む色変調領域を有しており、前記サブ画素毎に異なる色のカラーフィルタが設けられているのが好ましい。
この構成によれば、色変調用液晶ライトバルブの各画素が複数のサブ画素を有しているので、一つの液晶ライトバルブにより色変調素子を構成することが可能とされる。よって、2つの液晶ライトバルブとリレー光学系とから画像生成手段を構成されるので、装置構成を簡略化することができる。
さらに、前記輝度変調素子を構成する輝度変調用液晶ライトバルブは、前記色変調用液晶ライトバルブの前記各画素に対応する輝度変調領域を有するようにしてもよい。
このようによれば、色変調素子の画素構造に比べて画素構造が単純化されるため、コスト低減を図ることができる。
あるいは、前記輝度変調領域は、前記色変調用液晶ライトバルブの前記サブ画素毎に対応するようにしてもよい。
この構成によれば、色変調用液晶ライトバルブにおけるカラーフィルタの形成工程を省略することで輝度変調用液晶ライトバルブを製造することができる。よって、輝度変調素子の製造コストを低減することができる。
この構成によれば、色変調用液晶ライトバルブの各画素が複数のサブ画素を有しているので、一つの液晶ライトバルブにより色変調素子を構成することが可能とされる。よって、2つの液晶ライトバルブとリレー光学系とから画像生成手段を構成されるので、装置構成を簡略化することができる。
さらに、前記輝度変調素子を構成する輝度変調用液晶ライトバルブは、前記色変調用液晶ライトバルブの前記各画素に対応する輝度変調領域を有するようにしてもよい。
このようによれば、色変調素子の画素構造に比べて画素構造が単純化されるため、コスト低減を図ることができる。
あるいは、前記輝度変調領域は、前記色変調用液晶ライトバルブの前記サブ画素毎に対応するようにしてもよい。
この構成によれば、色変調用液晶ライトバルブにおけるカラーフィルタの形成工程を省略することで輝度変調用液晶ライトバルブを製造することができる。よって、輝度変調素子の製造コストを低減することができる。
また、上記表示装置においては、前記輝度変調素子が、前記輝度変調領域における複数の前記画素を含む領域毎に輝度変調を行うのが好ましい。
この構成によれば、画像上の領域(エリア)毎に輝度情報が制御されるので、輝度変調素子の制御を単純化することができる。
この構成によれば、画像上の領域(エリア)毎に輝度情報が制御されるので、輝度変調素子の制御を単純化することができる。
また、上記表示装置においては、前記色変調素子は、前記リレー光学系の前記光源側に配置されるのが好ましい。
この構成によれば、色変調素子により変調した色情報に対し、輝度変調素子により変調した輝度情報が合成されるので、各画像を構成するRGB各色の境界部をぼかすことができ、柔らかい画像を得ることができる。
この構成によれば、色変調素子により変調した色情報に対し、輝度変調素子により変調した輝度情報が合成されるので、各画像を構成するRGB各色の境界部をぼかすことができ、柔らかい画像を得ることができる。
また、上記表示装置においては、前記輝度変調素子は、前記リレー光学系の前記光源側に配置されるのが好ましい。
この構成によれば、輝度変調素子により変調した輝度情報に対し、色変調素子により変調した色情報が合成されるので、各画像を構成するRGBを明確に表示させることができ、はっきりとした画像を得ることができる。
この構成によれば、輝度変調素子により変調した輝度情報に対し、色変調素子により変調した色情報が合成されるので、各画像を構成するRGBを明確に表示させることができ、はっきりとした画像を得ることができる。
また、本発明の表示装置は、光源と、該光源からの光を変調するとともに画像を生成する画像生成手段と、を有する表示装置であって、前記画像生成手段は、画像情報から分離された色情報に基づいて前記光源から射出される異なる色の色光についてそれぞれ色変調を行う複数の色変調素子と、該各色変調素子により変調された光を合成する色合成手段と、前記画像情報から分離された輝度情報に基づいて前記色合成手段から射出される光についての輝度変調を行う輝度変調素子と、前記色合成手段及び前記輝度変調素子間において前記光源の光を中継するリレー光学系とを有し、前記リレー光学系は、前記色合成手段により合成された光学像を前記輝度変調素子の光入射面で結像させる焦点調整機構を含むことを特徴とする。
本発明の表示装置によれば、例えば光源のRGB各色の色光毎に色変調手段を3つ備える、所謂三板式の構造であってもリレー光学系の焦点調整機構により色合成手段により合成された光学像が結像された状態で輝度変調素子に中継されるので、モアレを低減しつつ、輝度ダイナミックレンジの拡大と階調数の増大を実現できる。
また、上記表示装置においては、前記光源は複数種の色光を含む光を射出し、該光源から射出された光を前記複数種の色光に分離する色分離手段が設けられており、該色分離手段により分離された各々の色光が前記各色変調素子に入射されるのが好ましい。
この構成によれば、光源として例えば白色光を射出するものを用いることで、一つの光源の光を複数の色変調素子に対して入射させることができる。よって、装置構成を簡略化できる。
この構成によれば、光源として例えば白色光を射出するものを用いることで、一つの光源の光を複数の色変調素子に対して入射させることができる。よって、装置構成を簡略化できる。
また、上記表示装置においては、前記画像生成手段の前記光源と反対側に配置され、該画像生成手段により生成された画像を被投射面に投射する投射手段を備えるのが好ましい。
この構成によれば、画像生成手段により生成した画像を被投射面上に拡大投射することが可能となる。よって、小型の画像生成手段を用いることが可能となり、装置全体の小型化を実現できる。
ここで、上記投射手段は投射レンズであってもよい。
この構成によれば、例えば被投射面としてのスクリーン上に高精細且つ高コントラストの画像を表示可能とする投射型表示装置を提供できる。
あるいは、上記投射手段は接眼レンズであってもよい。
この構成によれば、ユーザに高精細且つ高コントラストの画像を視認させることが可能となり、例えばカメラのファインダーとして用いられるエレクトリックビューファインダーとして好適な表示装置を提供できる。
この構成によれば、画像生成手段により生成した画像を被投射面上に拡大投射することが可能となる。よって、小型の画像生成手段を用いることが可能となり、装置全体の小型化を実現できる。
ここで、上記投射手段は投射レンズであってもよい。
この構成によれば、例えば被投射面としてのスクリーン上に高精細且つ高コントラストの画像を表示可能とする投射型表示装置を提供できる。
あるいは、上記投射手段は接眼レンズであってもよい。
この構成によれば、ユーザに高精細且つ高コントラストの画像を視認させることが可能となり、例えばカメラのファインダーとして用いられるエレクトリックビューファインダーとして好適な表示装置を提供できる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る表示装置の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態の表示装置は、光源の光についての色変調を行う色変調素子と、光源の光についての輝度変調を輝度変調素子との双方に液晶ライトバルブを採用した2変調方式の投射型画像表示装置(プロジェクタ)の例である。
以下、本発明に係る表示装置の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。本実施形態の表示装置は、光源の光についての色変調を行う色変調素子と、光源の光についての輝度変調を輝度変調素子との双方に液晶ライトバルブを採用した2変調方式の投射型画像表示装置(プロジェクタ)の例である。
図1は本実施形態のプロジェクタ(表示装置)の概略構成図(平面図)である。図2はプロジェクタの色変調用液晶ライトバルブ(色変調素子)及び輝度変調用ライトバルブ(輝度変調素子)の概略構成を示す図である。なお、本実施形態に係るプロジェクタは、画像情報に色情報と輝度情報とに分離し、色情報に基づいて色変調用液晶ライトバルブが色変調を行い、輝度情報に基づいて輝度変調用液晶ライトバルブが輝度変調を行うようになっている。
具体的にプロジェクタ1は、図1に示されるように、光源10と、この光源10からの光を変調するとともに画像を生成する画像生成手段20と、投射レンズ(投射手段)30とを備えている。そして、プロジェクタ1は、画像生成手段20により生成された画像を、投射レンズ30を介してスクリーン(被投射面)S上に拡大投射するようになっている。
光源10は、光を射出する高圧水銀ランプ11aと、高圧水銀ランプ11aから射出された光を反射させるリフレクタ11bとを備えている。高圧水銀ランプ11aは、種々の色の色光を含む白色光を射出するランプである。
なお、図示しないものの、光源10と上記画像生成手段20との間に、光源10から入射した光の輝度分布を均一化させる一対のフライアイレンズを設けてもよい。また、これらフライアイレンズに続けて、均一化された不定偏光状態の光を特定の偏光方向の光に変換する偏光変換素子を設けてもよい。偏光変換素子は、例えばPBSアレイと、1/2波長板とで構成され、ランダム偏光を特定の直線偏光に変換することができる。
画像生成手段20は、光源10からの光の色変調を行う色変調用液晶ライトバルブ21と、光源10からの光の輝度変調を行う輝度変調用液晶ライトバルブ22と、これら色変調用液晶ライトバルブ21及び輝度変調用液晶ライトバルブ22間において光源10の光を中継するリレーレンズ(リレー光学系)23と、を含んでいる。すなわち、リレーレンズ23は、詳細について後述するように色変調用液晶ライトバルブ21により変調された光(光学像)を輝度変調用液晶ライトバルブ22上に重畳するようになっている。
本実施形態では、光源10側から色変調用液晶ライトバルブ21、リレーレンズ23、及び輝度変調用液晶ライトバルブ22が順番に配置されている。色変調用液晶ライトバルブ21は、入射された光源10の光を画像データから分離された色情報に基づいて色変調した光学像を内包する色変調光を射出する。そして、色変調光は、リレーレンズ23により輝度変調用液晶ライトバルブ22に重畳(入射)される。輝度変調用液晶ライトバルブ22は、画像データから分離された輝度情報に基づき、光源10の光(色変調光)をさらに輝度変調することで画像を生成する。
色変調用液晶ライトバルブ21は、透過型の液晶装置から構成されている。具体的には、色変調用液晶ライトバルブ21は、画素電極およびこれを駆動するための薄膜トランジスタや薄膜ダイオード等のスイッチング素子がマトリクス状に形成されたTFTアレイ基板と、全面にわたって共通電極が形成された対向基板との間に、TN(Twisted Nematic)型の液晶を挟み込むとともに、外面に偏光板を配置したアクティブマトリクス型の液晶表示素子である。
色変調用液晶ライトバルブ21は、電圧無印加状態で白/明(透過)状態となるノーマリーホワイトモード、或いは電圧印加状態で黒/暗(非透過)状態となるノーマリーブラックモードで駆動され、印加電圧値に応じて明暗間の階調がアナログ制御される。
図2に示されるように、色変調用液晶ライトバルブ21は、異なる色の色光をそれぞれ変調する複数のサブ画素からなる画素50を複数含む色変調領域40を有している。また各画素50は、異なる色の色光をそれぞれ変調するサブ画素51を複数含んで構成されている。本実施形態においては、各画素50が三つのサブ画素51により構成される。また、各サブ画素51には異なる色のカラーフィルタが設けられている。ここで、R(赤)光を透過させるカラーフィルタが形成されたサブ画素51をサブ画素51Rと称し、G(緑)光を透過させるカラーフィルタが形成されたサブ画素51をサブ画素51Gと称し、B(青)光を透過させるカラーフィルタが形成されたサブ画素51をサブ画素51Bと称す。
このような構成に基づいて、色変調用液晶ライトバルブ21は、各サブ画素51R,51G,51Bを透過する光を変調するとともに各画素50にて種々の色変調を行うことが可能となり、色変調領域40に種々の色情報を作成できる。このように各画素50が複数のサブ画素51を有することで色変調素子を一つの液晶ライトバルブにより構成することが可能となっている。
一方、輝度変調用液晶ライトバルブ22は、上述した色変調用液晶ライトバルブ21と同様の構成を有する透過型の液晶装置から構成される。輝度変調用液晶ライトバルブ22は輝度変調領域41を有しており、輝度変調領域41は複数の画素60を含む。この画素60は上記色変調用液晶ライトバルブ21における各画素50に対応するもので、それぞれにて輝度変調が可能となっている。
ここで、画素50と画素60とが対応するとは、ある画素50における変調光(色変調)が所定の画素60に重畳されることを意味する。すなわち、光源10の光は、画素50,60を透過することで色変調と輝度変調とが重畳して行われる。
なお、輝度変調用液晶ライトバルブ22における画素60はサブ画素を有しない構成となっている。また、輝度変調用液晶ライトバルブ22は輝度変調のみを行うものであることから上記のカラーフィルタは有しない。このように輝度変調用液晶ライトバルブ22においてサブ画素構造を無くし、輝度変調用液晶ライトバルブ22の画素構造を簡略化することでプロジェクタ1のコスト低減を図っている。
上記リレーレンズ23は、開口絞りに対して略対称に配置された前段レンズ群、後段レンズ群からなる等倍結像レンズである。また、リレーレンズ23は、各ライトバルブ21,22の視野角特性を考慮して両側テレセントリック特性を有するのが好ましい。前段レンズ群、後段レンズ群は、複数の凸レンズ及び凹レンズを含んで構成されているが、レンズの形状、大きさ、配置間隔及び枚数、テレセントリック性、倍率その他のレンズ特性は、要求される特性によって適宜変更され得るものである。
図3は図1から色変調用液晶ライトバルブ21と輝度変調用液晶ライトバルブ22の間の光路を抜き出したものであり、説明を分かり易くするため、各ライトバルブ21,22を厚みの無い平面で図示している。
リレーレンズ23は、図3に示されるように色変調用液晶ライトバルブ21により変調した色変調光を、輝度変調用液晶ライトバルブ22の光入射面(すなわち、画素60の表面)で結像させるように焦点を調整する焦点調整機構を含んでいる。この焦点調整機構は、例えば上記凸レンズ及び凹レンズの形状や曲率を適宜設定することで種々に構成される。このように色変調用液晶ライトバルブ21の各画素50による変調光が輝度変調用液晶ライトバルブ22の各画素60に対し、結像された状態で重畳されるため、ボケのない光学像に対して輝度変調を行うことができ、モアレを低減しつつ、輝度ダイナミックレンジの拡大と階調数の増大が実現されたものとなる。
また、本実施形態においては、色変調用液晶ライトバルブ21が光源10側に配置されているので、色変調後の光学像に対し、輝度変調用液晶ライトバルブ22により輝度変調を重畳して行うことで画像が生成されるため、画像を構成する各画素のRGB各色の境界部をぼかすことで柔らかい画質をスクリーンS上に表示することができる。
画像生成手段20により生成された画像は、投射レンズ30を介してスクリーンS上に拡大投射される。このようにプロジェクタ1は、投射レンズ30により画像をスクリーンS上に拡大投射が可能となっているので、各液晶ライトバルブ21,22を小型化できる。したがって、画像生成手段20が小さくなり、結果的にプロジェクタ1自体の小型化が図られたものとなる。
以上述べたように、本実施形態に係るプロジェクタ1は、光源10の光についての色変調を行う色変調用液晶ライトバルブ21と、光源10の光についての輝度変調を行う輝度変調用液晶ライトバルブ22と、これらの間を中継するリレーレンズ23とを備えている。これにより、色変調用液晶ライトバルブ21の各画素50で変調された色変調光が、リレーレンズ23により輝度変調用液晶ライトバルブ22の各画素60上に中継される。このとき、色変調用液晶ライトバルブ21による変調光が輝度変調用液晶ライトバルブ22に対し結像された状態で重畳されるので、モアレを低減しつつ、輝度ダイナミックレンジが拡大された多階調の画像を生成することができる。また、本実施形態では、二つの液晶ライトバルブ21,22とリレーレンズ23とから画像生成手段20が構成されるため、装置構成が簡便により小型なプロジェクタ1を提供できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図4を参照にして説明する。なお、以下に説明する各実施形態の図面において、上述した第1実施形態に係るプロジェクタ1と共通の構成については同一符号を付し、その説明については省略若しくは簡略化することにする。
次に、本発明の第2実施形態について、図4を参照にして説明する。なお、以下に説明する各実施形態の図面において、上述した第1実施形態に係るプロジェクタ1と共通の構成については同一符号を付し、その説明については省略若しくは簡略化することにする。
上記第1実施形態では、光源10側から色変調用液晶ライトバルブ21、リレーレンズ23、及び輝度変調用液晶ライトバルブ22が順番に配置されたプロジェクタ1であった。これに対し、本実施形態に係るプロジェクタ100は、光源10側から輝度変調用液晶ライトバルブ22、リレーレンズ23、及び色変調用液晶ライトバルブ21が順番に配置されている。輝度変調用液晶ライトバルブ22は、入射された光源10の光を画像データから分離された輝度情報に基づいて輝度変調した光学像を内包する輝度変調光を射出する。そして、輝度変調光は、リレーレンズ23により色変調用液晶ライトバルブ21に入射される。色変調用液晶ライトバルブ21は、画像データから分離された色情報に基づき、光源10の光(輝度変調光)をさらに色変調することで画像を生成する。
したがって、本実施形態に係るプロジェクタ100によれば、輝度変調用液晶ライトバルブ22により変調した輝度変調光が、色変調用液晶ライトバルブ21の光入射面(すなわち、画素50の表面)にて結像される。このように輝度変調用液晶ライトバルブ22の各画60による変調光が色変調用液晶ライトバルブ21の各画素50に対し、結像された状態で重畳されるため、上記第1実施形態と同様に、モアレを低減しつつ、輝度ダイナミックレンジの拡大と階調数の増大が実現されたものとなる。また、本実施形態においては、輝度変調用液晶ライトバルブ22が光源10側に配置されるので、輝度変調光に対し、色変調用液晶ライトバルブ21により色変調を重畳して行うことで画像が生成されるので、画像を構成する各画素のRGB各色を明確に表示させることが可能となり、メリハリのある画質を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図5を参照にして説明する。なお、以下に説明する各実施形態の図面において、上述した第1、第2実施形態と共通の構成については同一符号を付し、その説明については省略若しくは簡略化することにする。
次に、本発明の第3実施形態について、図5を参照にして説明する。なお、以下に説明する各実施形態の図面において、上述した第1、第2実施形態と共通の構成については同一符号を付し、その説明については省略若しくは簡略化することにする。
上記第1、第2実施形態では、輝度変調用液晶ライトバルブ22における画素60はサブ画素を有しない構成となっていた。
これに対し、本実施形態では、輝度変調用液晶ライトバルブ22における画素60が色変調用液晶ライトバルブ21の画素50と同一構成となっている。すなわち、輝度変調用液晶ライトバルブ22における画素60は三つのサブ画素61を備えている。したがって、輝度変調用液晶ライトバルブ22は、カラーフィルタ以外の構成が色変調用液晶ライトバルブ21と同一となっている。
これに対し、本実施形態では、輝度変調用液晶ライトバルブ22における画素60が色変調用液晶ライトバルブ21の画素50と同一構成となっている。すなわち、輝度変調用液晶ライトバルブ22における画素60は三つのサブ画素61を備えている。したがって、輝度変調用液晶ライトバルブ22は、カラーフィルタ以外の構成が色変調用液晶ライトバルブ21と同一となっている。
したがって、本実施形態によれば、色変調用液晶ライトバルブ21におけるカラーフィルタの形成工程を無くした液晶装置を輝度変調用液晶ライトバルブ22として利用している。よって、輝度変調用液晶ライトバルブ22の製造コストを低減することができ、結果的にプロジェクタ1自体の低コスト化を実現できる。
ところで、上述した第1、第2、第3実施形態においては、輝度変調用液晶ライトバルブ22を画素構造によらず、画素60毎に輝度変調を行うようにした。しかしながら、表示する画像によっては、必ずしも画素60毎に輝度変調を行う必要がない場合もある。このような場合、本発明は、図6に示されるように、輝度変調用液晶ライトバルブ22が輝度変調領域における複数の画素を含む領域毎に輝度変調を行うことができる。すなわち、画像における所望のエリア毎に輝度変調を行うことが可能となる。
したがって、このような構成によれば、画像上の領域(エリア)毎に輝度変調が生後可能となるので、輝度変調用液晶ライトバルブ22における制御を単純化することができる。
したがって、このような構成によれば、画像上の領域(エリア)毎に輝度変調が生後可能となるので、輝度変調用液晶ライトバルブ22における制御を単純化することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について、図7を参照にして説明する。なお、以下に説明する各実施形態の図面において、上述した第1〜第3実施形態と共通の構成については同一符号を付し、その説明については省略若しくは簡略化することにする。
次に、本発明の第4実施形態について、図7を参照にして説明する。なお、以下に説明する各実施形態の図面において、上述した第1〜第3実施形態と共通の構成については同一符号を付し、その説明については省略若しくは簡略化することにする。
本実施形態に係るプロジェクタ200は、光源10と、この光源10からの光を変調するとともに画像を生成する画像生成手段120と、投射レンズ(投射手段)30とを備えている。
本実施形態における画像生成手段120は、光源10から射出される異なる色の色光についてそれぞれ色変調を行う複数の色変調用液晶ライトバルブ121R,121G,121Bと、各色変調用液晶ライトバルブ121R,121G,121Bにより変調された光を合成するダイクロイックプリズム(色合成手段)137と、このダイクロイックプリズム137から射出される光についての輝度変調を行う輝度変調用液晶ライトバルブ122と、これらダイクロイックプリズム137及び輝度変調用液晶ライトバルブ122間において光源10の光を中継する上記リレーレンズ23と、を含む。
また、光源10は、赤色光(以下、「R光」と称す)と緑色光(以下、「G光」と称す)と青色光(以下、「B光」と称す)とを含む白色光を射出するものである。本実施形態に係るプリンタ200は、光源10から射出された光を複数種の色光に分離する色分離手段170を備えている。そして、色分離手段170により分離された各々の色光(R光、G光、B光)は、上記各色変調用液晶ライトバルブ121R,121G,121Bに入射されるようになっている。すなわち、本実施形態に係るプロジェクタ200は、所謂三板方式のプロジェクタとされている。
ここで、各色変調用液晶ライトバルブ121R,121G,121Bは、上記実施形態と同様、液晶装置から構成される。各色変調用液晶ライトバルブ121R,121G,121Bは、それぞれ複数の画素50を複数含む色変調領域40を有している。本実施形態では各画素50にR光、G光、B光のいずれかが入射されるので、カラーフィルタが不要とされる。
また、輝度変調用液晶ライトバルブ122は、複数の画素60を複数含む輝度変調領域41を有している。この輝度変調領域41における各画素160は、上記色変調領域40における各画素150の各々に対応するものである。すなわち、輝度変調領域41における各画素60には、後述するようにダイクロイックプリズム137により合成された上記各画素50の光が入射される。
色分離手段170は、図7に示されるように、高圧水銀ランプ11aから射出された光のうち、R光を反射させ、G光及びB光を透過させるR光反射ダイクロイックミラー171と、G光を反射させ、B光を透過させるG光反射ダイクロイックミラー172とを備えている。
高圧水銀ランプ11aから射出された光のうちR光は、R光反射ダイクロイックミラー171において光路が90度折り曲げられ、反射ミラー175に入射する。そして、R光は、反射ミラー175により光路が90度折り曲げられ、R光用の上記色変調用液晶ライトバルブ121Rに入射される。色変調用液晶ライトバルブ121Rにおいて変調されたR光は、上記ダイクロイックプリズム137に入射される。
また、高圧水銀ランプ11aから射出された光のうちG光は、R光反射ダイクロイックミラー171を透過し、G光反射ダイクロイックミラー172においてG光の光路が90度曲げられる。そして、G光はG光用の上記色変調用液晶ライトバルブ121Gに入射される。色変調用液晶ライトバルブ121Gにおいて変調されたG光は、上記ダイクロイックプリズム137に入射される。
また、高圧水銀ランプ11aから射出された光のうちB光は、R光反射ダイクロイックミラー171及びG光反射ダイクロイックミラー172を透過し、レンズ176を経由して反射ミラー177に入射する。反射ミラー177に入射したB光は、光路が90度曲げられ、レンズ178を経由して反射ミラー179に入射する。反射ミラー179に入射した光は、光路が90度曲げられ、B光用の上記色変調用液晶ライトバルブ121Bに入射される。色変調用液晶ライトバルブ121Bにおいて変調されたB光は、上記ダイクロイックプリズム137に入射される。
ダイクロイックプリズム137は、2つのダイクロイック膜137a,137bがX字型に直交して配置された構成となっている。ダイクロイック膜137aは、B光を反射させ、R光,G光を透過させる。また、ダイクロイック膜137bは、R光を反射させ、G光,B光を透過させる。このように、ダイクロイックプリズム137は、上記各色変調用液晶ライトバルブ121R,121G,121Bのそれぞれにおいて変調されたR光,G光及びB光を合成する。このとき、上記各色変調用液晶ライトバルブ121R,121G,121Bにおける各画素50で変調された光は、それぞれダイクロイックプリズム137により合成されることで光学像が形成される。
ダイクロイックプリズム137により合成された光学像は、上記リレーレンズ23により輝度変調用液晶ライトバルブ22の各画素60に対し、結像された状態で重畳されるようになる。よって、ボケのない光学像に対して輝度変調を行うことができ、モアレを低減しつつ、輝度ダイナミックレンジの拡大と階調数の増大が実現されたものとなる。
画像生成手段120により生成された画像は、投射レンズ30を介してスクリーンS上に拡大投射される。
画像生成手段120により生成された画像は、投射レンズ30を介してスクリーンS上に拡大投射される。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態においては、リレーレンズ23と、色変調用液晶ライトバルブ21及び輝度変調用液晶ライトバルブ22とを離間した状態に配置しているが、これらを接触した状態に構成することもできる。また、色変調用液晶ライトバルブ21及び輝度変調用液晶ライトバルブ22のうち、いずれか一方のみを接触させた状態としてもよい。このようにすれば、画像生成手段20を小型化でき、プロジェクタ自体をより小型なものとすることができる。
例えば、上記第1実施形態においては、リレーレンズ23と、色変調用液晶ライトバルブ21及び輝度変調用液晶ライトバルブ22とを離間した状態に配置しているが、これらを接触した状態に構成することもできる。また、色変調用液晶ライトバルブ21及び輝度変調用液晶ライトバルブ22のうち、いずれか一方のみを接触させた状態としてもよい。このようにすれば、画像生成手段20を小型化でき、プロジェクタ自体をより小型なものとすることができる。
また、上記第1〜第4実施形態においては、光源10として、高圧水銀ランプ11aとリフレクタ11bとを備えたものを例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、光源10として、液晶装置に用いられるバックライトや、有機EL素子等の従来から照明装置として用いられるものであれば種々のものに置き換え可能である。
また、上記実施形態においては、画像生成手段20により生成された画像を被投射面(スクリーンS)上に投射手段(投射レンズ30)により投射することで、投射型表示装置(プロジェクタ)に本発明を適用した場合について説明した。
また、上記実施形態においては、輝度変調素子及び色変調素子のいずれもが透過型の液晶装置からなる場合について例示したが、本発明はこれに限定されることはなく、輝度変調素子及び色変調素子が反射型の液晶装置から構成されてもよく、或いは輝度変調素子及び色変調素子のいずれか一方が透過型の液晶装置であり、他方が反射型の液晶装置であるような構成であってもよい。
また、本発明は、投射型表示装置ではなく、直視型の表示装置にも適用可能である。すなわち、上記投射レンズ30を設けず、画像生成手段20により生成された画像を直接視認する表示装置としても適用可能である。この表示装置によれば、簡便な構成により、輝度ダイナミックレンジが拡大された多階調の画像を得ることができる。
また、上記画像生成手段20により生成された画像を被投射面上に投射する投射手段として接眼レンズを用いることができる。この構成によれば、接眼レンズを覗くことにより、ユーザに高精細且つ高コントラストの画像を視認させることが可能となる。したがって、デジタルカメラのファインダーに用いられるエレクトリックビューファインダー(EVF)への応用も可能である。その他、小型且つ高精細であるという特徴を活かして、自動車のヘッドアップディスプレイ(HUD)、携帯機器用のマイクロプロジェクタ、AV機器のインパネ表示、大型の情報表示板(電光掲示板等)等の情報表示装置への応用も可能である。例えばヘッドアップディスプレイ(HUD)は、自動車のフロントウィンドウシールド(部分反射手段)上に画像を投射するものであり、主に速度メータやガソリン残量、警告等の情報を表示可能なものである。そのため、ヘッドアップディスプレイは、自動車の狭いダッシュボードに設置されるため、小型高精細のパネルが望ましく、本発明の表示装置は好適である。
また、上記画像生成手段20により生成された画像を被投射面上に投射する投射手段として接眼レンズを用いることができる。この構成によれば、接眼レンズを覗くことにより、ユーザに高精細且つ高コントラストの画像を視認させることが可能となる。したがって、デジタルカメラのファインダーに用いられるエレクトリックビューファインダー(EVF)への応用も可能である。その他、小型且つ高精細であるという特徴を活かして、自動車のヘッドアップディスプレイ(HUD)、携帯機器用のマイクロプロジェクタ、AV機器のインパネ表示、大型の情報表示板(電光掲示板等)等の情報表示装置への応用も可能である。例えばヘッドアップディスプレイ(HUD)は、自動車のフロントウィンドウシールド(部分反射手段)上に画像を投射するものであり、主に速度メータやガソリン残量、警告等の情報を表示可能なものである。そのため、ヘッドアップディスプレイは、自動車の狭いダッシュボードに設置されるため、小型高精細のパネルが望ましく、本発明の表示装置は好適である。
1…プロジェクタ、10…光源、20…画像生成手段、21…色変調用液晶ライトバルブ(色変調素子)、22…輝度変調用液晶ライトバルブ(輝度変調素子)、23…リレーレンズ(リレー光学系)、30…投射レンズ(投射手段)、40…輝度変調領域、41…光変調領域、50…画素、51…サブ画素、52…カラーフィルタ、52R,52G,52B…カラーフィルタ、60…画素、100…プロジェクタ、200…プロジェクタ
Claims (12)
- 光源と、該光源からの光を変調するとともに画像を生成する画像生成手段と、を有する表示装置であって、
前記画像生成手段は、画像情報から分離された色情報に基づいて前記光源の光についての色変調を行う色変調素子と、前記画像情報から分離された輝度情報に基づいて前記光源の光についての輝度変調を行う輝度変調素子と、前記色変調素子及び前記輝度変調素子間において前記光源の光を中継するリレー光学系とを有し、
前記リレー光学系は、前記色変調素子及び前記輝度変調素子のいずれかの変調素子における光学像を他方の変調素子の光入射面で結像させる焦点調整機構を含むことを特徴とする表示装置。 - 前記色変調素子及び前記輝度変調素子がそれぞれ液晶ライトバルブから構成され、前記色変調素子を構成する色変調用液晶ライトバルブは、異なる色の色光をそれぞれ変調する複数のサブ画素からなる画素を複数含む色変調領域を有しており、前記サブ画素毎に異なる色のカラーフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記輝度変調素子を構成する輝度変調用液晶ライトバルブは、前記色変調用液晶ライトバルブの前記各画素に対応する輝度変調領域を有することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 前記輝度変調領域は、前記色変調用液晶ライトバルブの前記サブ画素毎に対応することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 前記輝度変調素子が、前記輝度変調領域における複数の前記画素を含む領域毎に輝度変調を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の表示装置。
- 前記色変調素子は、前記リレー光学系の前記光源側に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
- 前記輝度変調素子は、前記リレー光学系の前記光源側に配置されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
- 光源と、該光源からの光を変調するとともに画像を生成する画像生成手段と、を有する表示装置であって、
前記画像生成手段は、画像情報から分離された色情報に基づいて前記光源から射出される異なる色の色光についてそれぞれ色変調を行う複数の色変調素子と、該各色変調素子により変調された光を合成する色合成手段と、前記画像情報から分離された輝度情報に基づいて前記色合成手段から射出される光についての輝度変調を行う輝度変調素子と、前記色合成手段及び前記輝度変調素子間において前記光源の光を中継するリレー光学系とを有し、
前記リレー光学系は、前記色合成手段により合成された光学像を前記輝度変調素子の光入射面で結像させる焦点調整機構を含むことを特徴とする表示装置。 - 前記光源は複数種の色光を含む光を射出し、該光源から射出された光を前記複数種の色光に分離する色分離手段が設けられており、該色分離手段により分離された各々の色光が前記各色変調素子に入射されることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
- 前記画像生成手段の前記光源と反対側に配置され、該画像生成手段により生成された画像を被投射面に投射する投射手段を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の表示装置。
- 前記投射手段が投射レンズであることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
- 前記投射手段が接眼レンズであることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
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