JP2009154696A - 発熱体の冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車室内空気と共に液体がバッテリに飛散するのを防止できる発熱体の冷却装置の提供。
【解決手段】 車室内6とバッテリ3bに連通される管状の吸気ダクト4と、吸気ダクト4を介して車室内空気をバッテリ3bに導くブロアファン2と、吸気ダクト4に下方へ凸となるように形成され、車室内6から吸気ダクト4に侵入した液体が流入するトラップ部14と、トラップ部14の底部14eから所定高さの位置に設けられ、トラップ部14の底部14eへ向かう車室内空気をバッテリ3bへ導く導風リブ15を備えることとした。
【選択図】 図1
【解決手段】 車室内6とバッテリ3bに連通される管状の吸気ダクト4と、吸気ダクト4を介して車室内空気をバッテリ3bに導くブロアファン2と、吸気ダクト4に下方へ凸となるように形成され、車室内6から吸気ダクト4に侵入した液体が流入するトラップ部14と、トラップ部14の底部14eから所定高さの位置に設けられ、トラップ部14の底部14eへ向かう車室内空気をバッテリ3bへ導く導風リブ15を備えることとした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、発熱体の冷却装置に関する。
従来、ハイブリッド自動車等には、電動機(主に走行用モータ)に電気を供給するためのバッテリが搭載されると共に、このバッテリには、繰り返し充放電が可能なニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、またはリチウムイオン電池等の二次電池の採用が検討・実施されている。
ところで、バッテリは、内部の化学反応によって発熱して高温になると充放電効率が低下してしまうため、車室内空気を筐体内に収容されたバッテリに通過させて該バッテリを冷却する技術が公知となっている(特許文献1参照)。
特開2005−205953号公報
ところで、バッテリは、内部の化学反応によって発熱して高温になると充放電効率が低下してしまうため、車室内空気を筐体内に収容されたバッテリに通過させて該バッテリを冷却する技術が公知となっている(特許文献1参照)。
しかしながら、従来の発明にあっては、車室内空気と共に液体(例えば飲料物、車室内清掃用洗剤等)が筐体内に侵入した場合には、液体がバッテリに飛散して電気絶縁不良、腐食、詰まり等の不具合が生じて、バッテリの性能が低下する虞があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、車室内空気に混入した液体が発熱体に飛散するのを防止できる発熱体の冷却装置を提供することである。
請求項1記載の発明では、車室内空気を発熱体に通過させて該発熱体を冷却するようにした発熱体の冷却装置において、車室内と発熱体に連通される管状の接続手段と、上記接続手段を介して車室内空気を発熱体に導く送風手段と、上記接続手段に下方へ凸となるように形成され、車室内から接続手段に侵入した液体が流入するトラップ手段と、トラップ手段の底部から所定高さの位置に設けられ、該トラップ手段の底部へ向かう車室内空気を発熱体側へ導く導風手段を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明にあっては、接続手段に下方へ凸となるように形成され、車室内から接続手段に侵入した液体が流入するトラップ手段が設けられるため、送風手段の作動・停止に関わらずトラップ手段に液体を流入させることができ、液体が接続手段を介して発熱体に飛散するのを防止できる。
また、トラップ手段の底部へ向かう車室内空気を発熱体側へ導く導風手段が設けられるため、大量の液体がトラップ手段に流入して溜まった場合に、トラップ手段の底部へ向かう車室内空気により液体が吹き上げられて発熱体側へ侵入するのを防止できる。
また、トラップ手段の底部へ向かう車室内空気を発熱体側へ導く導風手段が設けられるため、大量の液体がトラップ手段に流入して溜まった場合に、トラップ手段の底部へ向かう車室内空気により液体が吹き上げられて発熱体側へ侵入するのを防止できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
なお、実施例1では発熱体を車両用バッテリに適用した例を説明する。
図1は実施例1のバッテリ冷却装置を説明する全体図、図2は実施例1の要部拡大断面図である。
なお、実施例1では発熱体を車両用バッテリに適用した例を説明する。
図1は実施例1のバッテリ冷却装置を説明する全体図、図2は実施例1の要部拡大断面図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、実施例1の発熱体の冷却装置が採用されたバッテリ冷却装置1は、ブロアファン2(請求項の送風手段に相当)と、バッテリパック3と、吸気ダクト4(請求項の接続手段に相当)と、接続ダクト5等が備えられ、これらは、例えばハイブリッド自動車の電動機(主に走行用モータ)へ電気を供給するためのバッテリとして車両後方のトランクルームの側方から下部に亘って配置される。
図1、2に示すように、実施例1の発熱体の冷却装置が採用されたバッテリ冷却装置1は、ブロアファン2(請求項の送風手段に相当)と、バッテリパック3と、吸気ダクト4(請求項の接続手段に相当)と、接続ダクト5等が備えられ、これらは、例えばハイブリッド自動車の電動機(主に走行用モータ)へ電気を供給するためのバッテリとして車両後方のトランクルームの側方から下部に亘って配置される。
ブロアファン2は、車室内6の空気(以下車室内空気と称す)を吸気ダクト4を介して吸入した後、接続ダクト5を介してバッテリパック3へ冷却風として供給するためのファンであって、バッテリパック3の上部に配置されている。
バッテリパック3は、横長で箱状の筐体3aと、この筐体3a内に収容されたバッテリ3b等とから構成されている。
筐体3aの側方上部には、接続ダクト5を介して冷却風を筐体3a内に導入するための導入口3cが設けられる一方、この導入口3cの下方には排気ダクト3dを介して筐体3a内の冷却風を図外のトランクルームまたは車外へ排出するための排出口3eが設けられている。
筐体3aの側方上部には、接続ダクト5を介して冷却風を筐体3a内に導入するための導入口3cが設けられる一方、この導入口3cの下方には排気ダクト3dを介して筐体3a内の冷却風を図外のトランクルームまたは車外へ排出するための排出口3eが設けられている。
バッテリ3bは、筐体3aの長手方向に並設された複数(4個のみ図示)のバッテリモジュール3fで構成されると共に、隣り合うバッテリモジュール3f間には所定の隙間が設けられている。
各バッテリモジュール3fは、公知のものと同様に、繰り返し充放電が可能なニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、またはリチウムイオン電池等の二次電池が採用される他、これらは図示を省略する接続配線で互いに電気的に直列または並列に接続されている。
各バッテリモジュール3fは、公知のものと同様に、繰り返し充放電が可能なニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池、またはリチウムイオン電池等の二次電池が採用される他、これらは図示を省略する接続配線で互いに電気的に直列または並列に接続されている。
また、筐体3a内には、吸気ダクト4、ブロアファン2、及び接続ダクト5を介して導入口3cから導入された冷却風がバッテリモジュール3fの外周面に沿って流れる上部通路3gと、この上部通路の冷却風が隣り合うバッテリモジュール3f間の隙間を通過するバイパス通路3hと、このバイパス通路3hを通過後の冷却風が排出口3eへ向かう下部通路3iとが形成されている。
これにより、筐体3a内を通過する冷却風と各バッテリモジュール3fを熱交換させて各バッテリモジュール3fを冷却できるようになっている。
これにより、筐体3a内を通過する冷却風と各バッテリモジュール3fを熱交換させて各バッテリモジュール3fを冷却できるようになっている。
以下、吸気ダクト4について詳述する。
図1に示すように、吸気ダクト4は樹脂製で管状に形成される他、その一端側開口部7がブロアファン2に連通接続される一方、他端側開口部8が車室内6に連通されている。
具体的には、図2に示すように、車室内後席の後方に設けられたリアパーシェル9には開口部16aが形成され、ここに吸気ダクト4の他端側開口部8が臨んだ状態で配置されている。
また、吸気ダクト4の他端側開口部8の内側にはキャップ10が嵌合した状態で装着されると共に、このキャップ10には複数の連通孔10aが貫通形成されており、これによって、車室内6と吸気ダクト4の他端側開口部8とが連通状態となっている。
なお、連通穴10aの形状、形成数、及び開口面積等は適宜設定できる。
図1に示すように、吸気ダクト4は樹脂製で管状に形成される他、その一端側開口部7がブロアファン2に連通接続される一方、他端側開口部8が車室内6に連通されている。
具体的には、図2に示すように、車室内後席の後方に設けられたリアパーシェル9には開口部16aが形成され、ここに吸気ダクト4の他端側開口部8が臨んだ状態で配置されている。
また、吸気ダクト4の他端側開口部8の内側にはキャップ10が嵌合した状態で装着されると共に、このキャップ10には複数の連通孔10aが貫通形成されており、これによって、車室内6と吸気ダクト4の他端側開口部8とが連通状態となっている。
なお、連通穴10aの形状、形成数、及び開口面積等は適宜設定できる。
吸気ダクト4の全体形状は、前述した他端側開口部8から縮径した縮径部11aを有して下方へ延設された垂直部11から略U字状に屈曲した後、さらに、水平な水平部12を介してブロアファン2の上部に連通接続された形状となっている。
そして、吸気ダクト4の前述した略U字状の下部付近は、下方に凸となるように形成され、これにより、吸気ダクト4の途中に空間13を有するトラップ部14(請求項のトラップ手段に相当)が形成されている。
また、空間13内のトラップ部14の底部14eから所定高さ位置には、導風リブ15(請求項の導風手段に相当)が該トラップ部14と一体的に設けられている。
導風リブ15は、水平部12側へ行くにつれて高くなるように傾斜した上面15aを有する平板状に形成されている。
さらに、導風リブ15の上端部は、水平部12の下端よりも低い位置に配置されている。
また、空間13内のトラップ部14の底部14eから所定高さ位置には、導風リブ15(請求項の導風手段に相当)が該トラップ部14と一体的に設けられている。
導風リブ15は、水平部12側へ行くにつれて高くなるように傾斜した上面15aを有する平板状に形成されている。
さらに、導風リブ15の上端部は、水平部12の下端よりも低い位置に配置されている。
トラップ部14の底部14e中央には、下方へ突出した排出パイプ16が空間13と連通した状態で接続されている。
なお、図示を省略するが、排出パイプ16の下端開口部には、車外に連通したホース(図示せず)が接続される。
その他、吸気ダクト4(導風リブ15共)の材質、導風リブ15における長さ、傾斜角度、配置、水平部12との高低差、トラップ部14の対向する側壁14a,14bとの寸法等については適宜設定できる。
なお、図示を省略するが、排出パイプ16の下端開口部には、車外に連通したホース(図示せず)が接続される。
その他、吸気ダクト4(導風リブ15共)の材質、導風リブ15における長さ、傾斜角度、配置、水平部12との高低差、トラップ部14の対向する側壁14a,14bとの寸法等については適宜設定できる。
次に、作用を説明する。
以下、図2を用いてバッテリ冷却装置1の作用を説明する。
以下、図2を用いてバッテリ冷却装置1の作用を説明する。
[バッテリ冷却時における車室内空気の導入について]
このように構成されたバッテリ冷却装置1では、バッテリ冷却時において、即ち、ブロアファン2が作動し、車室内空気(図2中破線矢印で図示)を吸気ダクト4の他端側開口部8から吸入した後、垂直部11、トラップ部14、水平部12を介してブロアファン2に導く。
この際、導風リブ15の上面15aが水平部12側に行くにつれて高くなるように設けられているため、トラップ部14に流入した車室内空気の略全量を導風リブ15の上面15aに沿って水平部12へ導くことができる。
また、車室内空気の一部は、導風リブ15の下方を通過して水平部12へ向かうが、この際、トラップ部14の対向する両側壁14a,14bの下部には大きな曲部14c,14dが形成されているため、車室内空気をスムーズに水平部12へ導くことができる。
このように構成されたバッテリ冷却装置1では、バッテリ冷却時において、即ち、ブロアファン2が作動し、車室内空気(図2中破線矢印で図示)を吸気ダクト4の他端側開口部8から吸入した後、垂直部11、トラップ部14、水平部12を介してブロアファン2に導く。
この際、導風リブ15の上面15aが水平部12側に行くにつれて高くなるように設けられているため、トラップ部14に流入した車室内空気の略全量を導風リブ15の上面15aに沿って水平部12へ導くことができる。
また、車室内空気の一部は、導風リブ15の下方を通過して水平部12へ向かうが、この際、トラップ部14の対向する両側壁14a,14bの下部には大きな曲部14c,14dが形成されているため、車室内空気をスムーズに水平部12へ導くことができる。
[バッテリ冷却時における液体の侵入について]
ここで、従来の発明にあっては、車室内空気と共に液体(例えば飲料物、車室内清掃用洗剤等)が筐体内に侵入した場合には、液体がバッテリに飛散して電気絶縁不良、腐食、詰まり等の不具合が生じて、バッテリの性能が低下する虞があった。
これに対し、実施例1では、車室内空気と共にトラップ部14に流入した液体(図2中一点鎖線矢印で図示)は、トラップ部14の底部に移動して排出パイプ16から排出される一方、車室内空気は導風リブ15の上面15aに沿って水平部12へ誘導されるため、車室内空気と液体を完全に分離でき、液体が水平部12側(バッテリ3b側)に向かうのを防止できる。
また、液体の一部X1は、垂直部11の縮径部11a及び壁面を伝って導風リブ15の上面15aに落下した後、該上面15aを伝ってトラップ部14の底部14eに至り、液体の一部X2は、垂直部11の縮径部11a及び壁面、トラップ部14の曲部を伝ってトラップ部14の底部14eに至るため、液体がトラップ部14の底部14eに勢い良く落下して飛散するのを低減できる。
ここで、従来の発明にあっては、車室内空気と共に液体(例えば飲料物、車室内清掃用洗剤等)が筐体内に侵入した場合には、液体がバッテリに飛散して電気絶縁不良、腐食、詰まり等の不具合が生じて、バッテリの性能が低下する虞があった。
これに対し、実施例1では、車室内空気と共にトラップ部14に流入した液体(図2中一点鎖線矢印で図示)は、トラップ部14の底部に移動して排出パイプ16から排出される一方、車室内空気は導風リブ15の上面15aに沿って水平部12へ誘導されるため、車室内空気と液体を完全に分離でき、液体が水平部12側(バッテリ3b側)に向かうのを防止できる。
また、液体の一部X1は、垂直部11の縮径部11a及び壁面を伝って導風リブ15の上面15aに落下した後、該上面15aを伝ってトラップ部14の底部14eに至り、液体の一部X2は、垂直部11の縮径部11a及び壁面、トラップ部14の曲部を伝ってトラップ部14の底部14eに至るため、液体がトラップ部14の底部14eに勢い良く落下して飛散するのを低減できる。
また、トラップ部14に大量の流入した液体が流入した場合において、液体がトラップ部14の底部14eに一時的に溜まると、この液体(図2中二点鎖線で図示)が車室内空気で吹き上げられて水平部12へ侵入する虞がある。
これに対し、実施例1では、車室内空気を導風リブ15の上面15aに沿って水平部12へ導くことができるため、トラップ部14の底部14eに溜まった液体が車室内空気で吹き上げられるのを防止でき、車室内空気と液体を良好に分離できる。
また、液体の液面が車室空気や車両振動等の影響により大きく波打った際に、この波を導風リブ15に衝突させて緩衝でき、好適となる。
さらに、導風リブ15の上端部は水平部12の下端よりも低い位置に配置されているため、トラップ部14を通過する車室内風の負圧、あるいはトラップ14の壁面を毛細管現象によって液体が導風リブ15の上端部に達した場合であっても、液体が水平部12側へ飛散して侵入する虞がない。
これに対し、実施例1では、車室内空気を導風リブ15の上面15aに沿って水平部12へ導くことができるため、トラップ部14の底部14eに溜まった液体が車室内空気で吹き上げられるのを防止でき、車室内空気と液体を良好に分離できる。
また、液体の液面が車室空気や車両振動等の影響により大きく波打った際に、この波を導風リブ15に衝突させて緩衝でき、好適となる。
さらに、導風リブ15の上端部は水平部12の下端よりも低い位置に配置されているため、トラップ部14を通過する車室内風の負圧、あるいはトラップ14の壁面を毛細管現象によって液体が導風リブ15の上端部に達した場合であっても、液体が水平部12側へ飛散して侵入する虞がない。
[バッテリ非冷却時における液体の侵入について]
一方、バッテリ非冷却時、即ち、ブロアファン2が停止していて、吸気ダクト4内に車室内空気の流れがない場合に、液体が吸気ダクト4内に侵入した際にも前述した場合と同様にトラップ部14で液体を受け取った後、排出パイプ16を介して車外へ排出できる。
一方、バッテリ非冷却時、即ち、ブロアファン2が停止していて、吸気ダクト4内に車室内空気の流れがない場合に、液体が吸気ダクト4内に侵入した際にも前述した場合と同様にトラップ部14で液体を受け取った後、排出パイプ16を介して車外へ排出できる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、実施例1では、吸気ダクト4に下方へ凸となるように形成され、車室内6から吸気ダクト4に侵入した液体が流入するトラップ部14が設けられるため、ブロアファン2の作動・停止に関わらずトラップ部14に液体を流入させることができ、液体が吸気ダクト4を介してバッテリ3bに飛散するのを防止できる。
以上、説明したように、実施例1では、吸気ダクト4に下方へ凸となるように形成され、車室内6から吸気ダクト4に侵入した液体が流入するトラップ部14が設けられるため、ブロアファン2の作動・停止に関わらずトラップ部14に液体を流入させることができ、液体が吸気ダクト4を介してバッテリ3bに飛散するのを防止できる。
また、トラップ部14の底部14eへ向かう車室内空気をバッテリ3b側へ導く導風リブ15が設けられるため、大量の液体がトラップ部14に流入して溜まった場合に、この液体がトラップ部14の底部14eへ向かう車室内空気により吹き上げられてバッテリ3b側へ侵入するのを防止できる。
以下、実施例2を説明する。
実施例2において、上記実施例と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図3は実施例2のバッテリ冷却装置を説明する全体図である。
実施例2において、上記実施例と同様の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図3は実施例2のバッテリ冷却装置を説明する全体図である。
図3に示すように、実施例2では、実施例1で説明した垂直部11を途中から斜め下方へ屈折させて、ここにトラップ部14側に行くにつれて低くなるように傾斜した傾斜状の傾斜部20を形成したという点が実施例1と異なる。
従って、実施例1の作用・効果を得ることができることに加えて、吸気ダクト4に侵入した液体を自重により傾斜部20に伝わせてトラップ部14にスムーズに流入させることができ、液体がトラップ部14に直接落下して飛散するのを防止できる。
従って、実施例1の作用・効果を得ることができることに加えて、吸気ダクト4に侵入した液体を自重により傾斜部20に伝わせてトラップ部14にスムーズに流入させることができ、液体がトラップ部14に直接落下して飛散するのを防止できる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、バッテリパック3内の構成については適宜設定できる。
また、実施例1では、発熱体を車両用バッテリに適用した例を説明したが、走行用モータのインバータ回路やその他の電気機器に適用しても良く、この際、筐体3aを省略して接続手段から直接冷却風を吹き付けるようにしても良い。
例えば、バッテリパック3内の構成については適宜設定できる。
また、実施例1では、発熱体を車両用バッテリに適用した例を説明したが、走行用モータのインバータ回路やその他の電気機器に適用しても良く、この際、筐体3aを省略して接続手段から直接冷却風を吹き付けるようにしても良い。
また、実施例1では、吸気ダクト4の略U字状の下部にトラップ手段を設けたが、図4に示すように、垂直部11と同じ径でトラップ部14を形成すると共に、導風リブ15を水平な状態で配置しても良く、この場合、トラップ部14のコンパクト化を図れる。
なお、この場合も導風リブ15は水平部12の下端よりも低い位置に配置する。
なお、この場合も導風リブ15は水平部12の下端よりも低い位置に配置する。
1 バッテリ冷却装置
2 ブロアファン
3 バッテリパック
3a 筐体
3b バッテリ
3c 導入口
3d 排気ダクト
3e 排出口
3f バッテリモジュール
3g 上部通路
3h バイパス通路
3i 下部通路
4 吸気ダクト
5 接続ダクト
6 車室内
7 一端側開口部
8 他端側開口部
9 リアパーシェル
10 キャップ
10a 連通孔
11 垂直部
11a 縮径部
12 水平部
13 空間
14 トラップ部
14a、14b 側壁
14c、14d 曲部
14e 底部
15 導風リブ
16 排出パイプ
20 傾斜部
2 ブロアファン
3 バッテリパック
3a 筐体
3b バッテリ
3c 導入口
3d 排気ダクト
3e 排出口
3f バッテリモジュール
3g 上部通路
3h バイパス通路
3i 下部通路
4 吸気ダクト
5 接続ダクト
6 車室内
7 一端側開口部
8 他端側開口部
9 リアパーシェル
10 キャップ
10a 連通孔
11 垂直部
11a 縮径部
12 水平部
13 空間
14 トラップ部
14a、14b 側壁
14c、14d 曲部
14e 底部
15 導風リブ
16 排出パイプ
20 傾斜部
Claims (4)
- 車室内空気を発熱体に通過させて該発熱体を冷却するようにした発熱体の冷却装置において、
車室内と発熱体に連通される管状の接続手段と、
前記接続手段を介して車室内空気を発熱体に導く送風手段と、
前記接続手段に下方へ凸となるように形成され、車室内から接続手段に侵入した液体が流入するトラップ手段と、
前記トラップ手段の底部から所定高さの位置に設けられ、該トラップ手段の底部へ向かう車室内空気を発熱体側へ導く導風手段を備えることを特徴とする発熱体の冷却装置。 - 請求項1記載の発熱体の冷却装置において、
前記トラップ手段は、液体を車外へ排出するための排出手段を備えることを特徴とする発熱体の冷却装置。 - 請求項1または2記載の発熱体の冷却装置において、
前記接続手段におけるトラップ手段の上流側を、導風手段側に行くにつれて低くなるように傾斜状にしたことを特徴とする発熱体の冷却装置。 - 請求項1〜3のうちのいずれかに記載の発熱体の冷却装置において、
前記発熱体は、車両用バッテリであることを特徴とする発熱体の冷却装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
JP2007334757A Pending JP2009154696A (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | 発熱体の冷却装置 |
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JP (1) | JP2009154696A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011198575A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Calsonic Kansei Corp | 発熱体冷却装置 |
CN102544621A (zh) * | 2010-12-15 | 2012-07-04 | 三菱自动车工业株式会社 | 车辆用蓄电池的冷却结构 |
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