JP2009146020A - 位置検出器の通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用性があり、数値制御装置と接続した状態にて保守作業を行うことができる上に、その保守作業の精度を向上させた位置検出器の通信システムを提供することにある。
【解決手段】テーブル21の移動量を検出する位置検出器11と、位置検出器11と接続されるAD変換器13と、AD変換器13と接続され、このAD変換器13で変換された位置信号が入力される数値制御装置15と、AD変換器13と、双方向で通信可能なUSB17で接続される情報処理装置16とを具備し、情報処理装置16が、データおよびプログラムを保存する記憶部と、プログラムを演算処理する演算処理部と、演算処理部で演算処理された演算結果およびデータを表示する表示部とを有するようにした。
【選択図】図2
【解決手段】テーブル21の移動量を検出する位置検出器11と、位置検出器11と接続されるAD変換器13と、AD変換器13と接続され、このAD変換器13で変換された位置信号が入力される数値制御装置15と、AD変換器13と、双方向で通信可能なUSB17で接続される情報処理装置16とを具備し、情報処理装置16が、データおよびプログラムを保存する記憶部と、プログラムを演算処理する演算処理部と、演算処理部で演算処理された演算結果およびデータを表示する表示部とを有するようにした。
【選択図】図2
Description
本発明は、位置検出器の通信システムに関し、特に工作機械、自動車、ロボットなどで用いられる位置検出器の通信システムに適用すると有効である。
機械の位置を検出する位置検出器は、NC装置(数値制御:Numerical Control Machine tool)を具備するNC工作機械で利用されている。このNC工作機械は、NC制御部からの信号に基づき駆動部を制御して機械を移動している。このときの移動量を位置検出器で検出している。この検出データはAD変換器を介してNC装置に入力されている。すなわち、NC工作機械は、位置検出器を用いてフィードバック制御を行うことで機械の位置を精度良く制御している。上述したAD変換器のNC制御装置への出力としては、A相、B相のデジタルパルス信号からなるインクリメンタル出力やシリアル通信が用いられている。これらの出力(インクリメンタル出力およびシリアル通信)は、位置検出器からNC装置への一方通行のみで行われている。
特許文献1にはNC工作機械の管理システムが開示されている。このNC工作機械の管理システムでは、NC工作機械のコントローラ部にネットワークを介してパソコンが接続されている。このパソコンのディスプレイにはNC工作機械の制御コマンドに対応した機能を持つ複数の操作アイコンが表示されており、これら操作アイコンをマウスで選択可能になっている。さらに、NC工作機械の動作状態を調べて、この動作状態に応じて操作アイコンによるコマンド指示を禁止するようにしている。
上述したインクリメンタル出力はNC装置では汎用的な通信プロトコルであり、機械の位置情報しか含まれていない。また、シリアル通信は位置検出器の通信相手であるNC装置独自の通信プロトコルであり汎用性が無い上に、そのデータが断線の有無など限定された内容であった。よって、シリアル通信を用いても故障箇所を特定することは困難であった。
また、上述したNC工作機械において、取付け、調整、故障、点検などを行う場合には、位置検出器の設定やこの検出器の出力信号を確認する作業が行われている。この作業は、位置検出器と数値制御装置との接続が切り離され、この状態で、位置検出器にこの位置検出器専用の位置表示装置(カウンタ装置)を接続して行われている。すなわち、数値制御装置を一旦停止しこの数値制御装置と位置検出器との接続が切り離された状態にて、位置検出器と位置表示装置とを接続し、位置表示装置で表示された情報を確認している。そのため、保守作業自体が煩雑であった。また、この確認作業が終了した後に、位置検出器と位置表示装置との接続を切り離し、この位置検出器と数値制御装置とを接続しなければならず、この作業自体も煩雑であった。さらに、この作業においては、システムの構成品である数値制御装置を切り離す上に、システムの構成品でない位置表示装置を別途に接続するため、故障箇所を特定できない可能性があった。
特許文献1記載のNC工作機械の管理システムでは、パソコンが接続されるNC工作機械のコントロール部が各種工作機械により異なっており、このコントロール部の仕様に合わせてパソコン側の設定を変更しなければならず、汎用性が無かった。
そこで、本発明は、前述した問題に鑑み提案されたもので、汎用性があり、数値制御装置と接続した状態にて保守作業を行うことができる上に、その保守作業の精度を向上させた位置検出器の通信システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明に係る位置検出器の通信システムは、機械の移動量を検出する位置検出器と、前記位置検出器と接続されるAD変換器と、前記AD変換器と接続され、当該AD変換器で変換された位置信号が入力される数値制御装置と、前記AD変換器と双方向で通信可能な双方向通信手段で接続される情報処理装置とを具備し、前記情報処理装置が、データおよびプログラムを保存する記憶部と、前記プログラムを演算処理する演算処理部と、前記演算処理部で演算処理された演算結果および前記データを表示する表示部とを有する装置であることを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る位置検出器の通信システムは、第1の発明に係る位置検出器の通信システムであって、前記プログラムが、前記位置検出器の位置データ、前記位置検出器の内部状態データ、前記位置検出器の製造番号データ、前記位置検出器の型式データ、前記位置検出器のバージョンデータ、前記位置検出器の内部信号データ、前記位置検出器の異常データの何れのデータも取得出来ない場合、または前記位置検出器の異常データを受信した場合、もしくは前記位置検出器の内部信号のデータが許容値から外れている場合には前記表示部に異常を表示する機能を有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る位置検出器の通信システムは、第1または第2の発明に係る位置検出器の通信システムであって、前記プログラムが、前記位置検出器の調整モードを設定したときに、当該位置検出器の内部信号データが規定値内であるかを判定して前記表示部に表示する機能を有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る位置検出器の通信システムは、第1乃至第3の発明の何れか一つに係る位置検出器の通信システムであって、前記プログラムが、前記位置検出器の位置データ、前記位置検出器の内部状態データ、前記位置検出器の内部信号データ、および前記位置検出器の異常データの各種データを定期的に前記記憶部に保存する機能を有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第5の発明に係る位置検出器の通信システムは、第1乃至第4の発明の何れか一つに係る位置検出器の通信システムであって、前記プログラムが、前記位置検出器の現在のデータとその据え付け時のデータとの差分が規定値内であるかを判定して前記表示部に表示する機能を有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第6の発明に係る位置検出器の通信システムは、第1乃至第5の発明の何れか一つに係る位置検出器の通信システムであって、前記プログラムが、前記位置検出器の調整モードを設定する機能を有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第7の発明に係る位置検出器の通信システムは、第1乃至第6の発明の何れか一つに係る位置検出器の通信システムであって、前記プログラムが、前記位置検出器の内部パラメータを変更する機能を有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第8の発明に係る位置検出器の通信システムは、第1乃至第7の発明の何れか一つに係る位置検出器の通信システムであって、前記プログラムが、前記位置検出器の補正データを書き込む機能を有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第9の発明に係る位置検出器の通信システムは、第1乃至第8の発明の何れか一つに係る位置検出器の通信システムであって、前記プログラムが、前記位置検出器のソフトウェアバージョンを変更する機能を有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第10の発明に係る工作機械は、第1乃至第9の発明の何れか一つに係る位置検出器の通信システムを具備し、前記機械が、工作物を設置するテーブルまたは前記工作物を加工する工具であることを特徴とする。
第1発明に係る位置検出器の通信システムによれば、機械の移動量を検出する位置検出器と、前記位置検出器と接続されるAD変換器と、前記AD変換器と接続され、当該AD変換器で変換された位置信号が入力される数値制御装置と、前記AD変換器と、双方向で通信可能な双方向通信手段で接続される情報処理装置とを具備し、前記情報処理装置が、データおよびプログラムを保存する記憶部と、前記プログラムを演算処理する演算処理部と、前記演算処理部で演算処理された演算結果および前記データを表示する表示部とを有する装置であることにより、AD変換器を通じて入力されたデータに基づき情報処理装置で演算処理して保守で必要となるデータをその情報処理装置の表示部に表示させて確認することができるため、数値制御装置との接続を切り離すことなく、保守作業を行うことができる。さらに、情報処理装置がAD変換器に常時接続され、このAD変換器との双方向のデータ通信が可能であると共に、システム保守時におけるシステム構成がシステム稼動時と同じ構成であるため、システムを構成する機器の情報がAD変換器を通じて情報処理装置に入力することができ、システムの保守作業の精度が向上する。AD変換器および情報処理装置ならびに双方向通信手段自体が汎用品であり、システムに汎用性がある。
第2乃至第9の発明に係る位置検出器の通信システムによれば、演算処理部が所定のプログラムを演算処理する機能を有することにより、数値制御装置を接続した状態にて位置検出器の調整を保守者が容易に行うことができる。また、保守時のシステムの構成が運用時の構成と同じであるため、保守作業の精度が向上する。
第10の発明に係る工作機械によれば、第2乃至第9の発明の何れか一つに係る位置検出器の通信システムを具備し、前記機械が、工作物を設置するテーブルまたは前記工作物を加工する工具であることにより、数値制御装置を接続した状態にて位置検出器の調整を保守者が容易に行うことができる。また、保守時のシステムの構成が運用時の構成と同じであるため、保守作業の精度が向上する。
本発明に係る位置検出器の通信システムの最良の形態について、図面に基づき具体的に説明する。
[第一の実施形態]
本発明に係る位置検出器の通信システムを工作機械のテーブルを数値制御する数値制御装置に適用した場合の第一の実施形態につき図1〜11を用いて説明する。
図1は位置検出器の通信システムの概略構成図であり、図2は位置検出器の通信システムの一例を示す図である。図3〜図11は位置検出器の通信システムが具備する情報処理装置で演算処理するプログラムの一例を示す図である。
本発明に係る位置検出器の通信システムを工作機械のテーブルを数値制御する数値制御装置に適用した場合の第一の実施形態につき図1〜11を用いて説明する。
図1は位置検出器の通信システムの概略構成図であり、図2は位置検出器の通信システムの一例を示す図である。図3〜図11は位置検出器の通信システムが具備する情報処理装置で演算処理するプログラムの一例を示す図である。
本実施形態に係る位置検出器の通信システム30は、図1および図2に示すように、工作物(図示せず)が設置されるテーブル21の位置を検出する位置検出器11を具備する。テーブル21はボールスクリュー22上を走行可能に設けられている。ボールスクリュー22にはモータ23の軸が連結されている。このモータ23を駆動することでボールスクリュー22が回転し、テーブル21がボールスクリュー22に沿って移動する。
位置検出器11は、テーブル21に取付けられた可動部11aと、可動部11aが移動自在に設けられた固定部11bとを具備する。位置検出器11は、可動部11aが固定部11b上を移動することでテーブル21の位置を検出している。位置検出器11は第一のデータ送信ケーブル12を介してAD変換器13と接続されている。よって、位置検出器11で検出されたテーブル21の位置データがAD変換器13に入力される。
AD変換器13は第二のデータ送信ケーブル14を介して数値制御装置15と接続されている。よって、AD変換器13で変換された位置信号であるインクリメンタル(A相、B相)が数値制御装置15に入力される。この数値制御装置15では、A相でのプラス(+)となった回数、およびB相でのマイナス(−)となった回数をカウントすることでテーブル21の移動量を検出している。
数値制御装置15は、第三のデータ送信ケーブル24を介してモータ23と接続される。よって、数値制御装置15は、AD変換器13からの位置信号に基づきモータ23の駆動量を演算し、この演算量と当該数値制御装置15に入力された数値との差分を演算してモータ23を駆動している。
上述したAD変換器13は双方向でデータの通信が可能な双方向通信手段であるユニバーサル・シリアル・バス(USB)17を介して情報処理装置16と接続される。この情報処理装置16としては、例えばパソコンなどが挙げられる。よって、AD変換器13は、数値制御装置16との通信を確保しつつ、情報処理装置16ともデータの通信が可能である。
この情報処理装置16は、AD変換器13からのデータおよび当該情報処理装置16内部のデータなどの各種データおよびプログラムを保存する記憶部(メモリおよびハードディスク)と、このプログラムを演算処理する演算処理部(CPU)と、各種データおよび演算処理部で演算処理した結果等を表示する表示部(ディスプレイ)とを有する装置である。情報処理装置16としては、例えばパーソナルコンピュータ(PC)が挙げられる。
通信データとしては、例えば以下の9種類のデータが挙げられる。
(1)位置検出器11による位置データ
(2)位置検出器11の内部状態データ(例えば、起動中、起動処理終了、スイッチの各種設定などのデータ)
(3)位置検出器11の製造番号データ
(4)位置検出器11の型式データ
(5)位置検出器11のバージョンデータ
(6)位置検出器11の内部信号データ(例えば、フィードバック信号の波形データ(各時間でのデータ))
(7)位置検出器11の異常データ(例えば、断線箇所のデータなど)
(8)情報処理装置16からの位置検出器11への設定(例えば、検出器自体の種々の機能の設定)
(9)情報処理装置16から位置検出器11内ソフトウェアの書き込み(例えば、検出器内にプログラム保存部へのプログラムの書き込みなど)
ただし、上記(1)〜(7)の通信データは、位置検出器11から情報処理装置16へ出力される通信データである。上記(8)、(9)の通信データは、情報処理装置16から位置検出器11へ出力される通信データである。
(1)位置検出器11による位置データ
(2)位置検出器11の内部状態データ(例えば、起動中、起動処理終了、スイッチの各種設定などのデータ)
(3)位置検出器11の製造番号データ
(4)位置検出器11の型式データ
(5)位置検出器11のバージョンデータ
(6)位置検出器11の内部信号データ(例えば、フィードバック信号の波形データ(各時間でのデータ))
(7)位置検出器11の異常データ(例えば、断線箇所のデータなど)
(8)情報処理装置16からの位置検出器11への設定(例えば、検出器自体の種々の機能の設定)
(9)情報処理装置16から位置検出器11内ソフトウェアの書き込み(例えば、検出器内にプログラム保存部へのプログラムの書き込みなど)
ただし、上記(1)〜(7)の通信データは、位置検出器11から情報処理装置16へ出力される通信データである。上記(8)、(9)の通信データは、情報処理装置16から位置検出器11へ出力される通信データである。
ここで、上述した情報処理装置16の記憶部には例えば以下の(I)〜(IX)のプログラムが保存されており、この情報処理装置16はこれらプログラムを演算処理している。
[(I)のプログラム]
このプログラムにおいては、データ解析による故障および異常診断が行われる。すなわち、図3に示すように、ステップP1にて、上記(1)〜(7)の何れのデータも取得出来ないかを判定する。このステップP1にて、上記(1)〜(7)の何れのデータも取得出来ない場合には異常と判定し、ステップP4に進む。また、ステップP2にて、(7)のデータ(異常データ)を受信したか判定する。このステップP2にて、(7)のデータを受信した場合には異常と判定し、ステップP4に進む。さらに、ステップP3にて、(6)のデータが許容値から外れているか判定する。このステップP3にて、(6)のデータが許容値から外れている場合には異常と判定し、ステップP4に進む。すなわち、ステップP1、ステップP2、またはステップP3にて異常と判定した場合には、ステップP4に進む。ステップP4にて、異常があることを情報処理装置16の表示部に表示する。よって、位置検出器11が故障、異常になった場合には、その状態を保守者が容易に確認することができ、保守精度が向上する。
このプログラムにおいては、データ解析による故障および異常診断が行われる。すなわち、図3に示すように、ステップP1にて、上記(1)〜(7)の何れのデータも取得出来ないかを判定する。このステップP1にて、上記(1)〜(7)の何れのデータも取得出来ない場合には異常と判定し、ステップP4に進む。また、ステップP2にて、(7)のデータ(異常データ)を受信したか判定する。このステップP2にて、(7)のデータを受信した場合には異常と判定し、ステップP4に進む。さらに、ステップP3にて、(6)のデータが許容値から外れているか判定する。このステップP3にて、(6)のデータが許容値から外れている場合には異常と判定し、ステップP4に進む。すなわち、ステップP1、ステップP2、またはステップP3にて異常と判定した場合には、ステップP4に進む。ステップP4にて、異常があることを情報処理装置16の表示部に表示する。よって、位置検出器11が故障、異常になった場合には、その状態を保守者が容易に確認することができ、保守精度が向上する。
[(II)のプログラム]
このプログラムにおいては、位置検出器11の調整が正しいか判定される。すなわち、図4に示すように、ステップP11にて、上記(8)の設定において、調整モードが設定され、ステップP12に進む。このステップP12にて、(6)のデータが規定範囲内であるか判定される。(6)のデータが規定範囲内に無い場合にはステップP13に進み、このステップP13にて、位置検出器11の調整が失敗したこと(調整NG)が情報処理装置16の表示部に表示される。(6)のデータが規定範囲内にある場合にはステップP14に進み、このステップP14にて、位置検出器11の調整が成功したこと(調整OK)が情報処理装置16の表示部に表示される。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の調整を保守者が容易に行うことができる。
このプログラムにおいては、位置検出器11の調整が正しいか判定される。すなわち、図4に示すように、ステップP11にて、上記(8)の設定において、調整モードが設定され、ステップP12に進む。このステップP12にて、(6)のデータが規定範囲内であるか判定される。(6)のデータが規定範囲内に無い場合にはステップP13に進み、このステップP13にて、位置検出器11の調整が失敗したこと(調整NG)が情報処理装置16の表示部に表示される。(6)のデータが規定範囲内にある場合にはステップP14に進み、このステップP14にて、位置検出器11の調整が成功したこと(調整OK)が情報処理装置16の表示部に表示される。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の調整を保守者が容易に行うことができる。
[(III)のプログラム]
このプログラムにおいては、位置検出器11のデータログの保存処理が行われる。すなわち、図5に示すように、ステップP21にて、(1)のデータ、(2)のデータ、(6)のデータ、(7)のデータを所定の時間毎(定周期)で取得し、ステップP22に進む。このステップP22にて、これら各種データ((1)のデータ、(2)のデータ、(6)のデータ、(7)のデータ)が情報処理装置16の記憶部に保存される。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の過去の状態情報を保守者が容易に取得できる。発生頻度の少ない事象に対しても数値制御装置15と位置検出器11を切り離すことなく、当該事象の発生時の状況を記録でき、故障原因追及に役立てることができる。よって、精度の高い故障解析が可能となる。
このプログラムにおいては、位置検出器11のデータログの保存処理が行われる。すなわち、図5に示すように、ステップP21にて、(1)のデータ、(2)のデータ、(6)のデータ、(7)のデータを所定の時間毎(定周期)で取得し、ステップP22に進む。このステップP22にて、これら各種データ((1)のデータ、(2)のデータ、(6)のデータ、(7)のデータ)が情報処理装置16の記憶部に保存される。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の過去の状態情報を保守者が容易に取得できる。発生頻度の少ない事象に対しても数値制御装置15と位置検出器11を切り離すことなく、当該事象の発生時の状況を記録でき、故障原因追及に役立てることができる。よって、精度の高い故障解析が可能となる。
[(IV)のプログラム]
このプログラムにおいては、位置検出器11の経年変化の診断処理が行われる。すなわち、図6に示すように、ステップP31にて、据え付け時の位置検出器の内部信号データ((6)のデータ)が入力され、ステップP32に進む。このステップP32にて、ステップP31にて入力されたデータが情報処理装置16の記憶部に保存される。他方、据え付けた後(経年時)の位置検出器の内部信号データ((6)のデータ)が入力され、ステップP34に進む。このステップP34にて、ステップP33にて入力されたデータが情報処理装置16の記憶部に保存される。なお、ステップP33は所定の期間毎に実行されており、情報処理装置16の記憶部に保存される経年時の(6)のデータは、所定の期間毎に更新される。続いて、ステップP35AおよびステップP35Bに進み、データAおよびデータBがそれぞれ情報処理装置16の記憶部から読み出される。続いて、ステップP36に進み、このステップP36にてデータAとデータBとの差分が規定値内であるか判定される。データAとデータBとの差分が規定値内に無い場合にはステップP37に進み、このステップP37にて、位置検出器11が経年劣化したこと(異常表示)が情報処理装置16の表示部に表示される。データAとデータBとの差分が規定値内である場合にはステップP38に進み、このステップP38にて、位置検出器11が経年劣化していないこと(正常表示)が情報処理装置16の表示部に表示される。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の経年劣化による故障や異常を保守者が容易に診断できる。
このプログラムにおいては、位置検出器11の経年変化の診断処理が行われる。すなわち、図6に示すように、ステップP31にて、据え付け時の位置検出器の内部信号データ((6)のデータ)が入力され、ステップP32に進む。このステップP32にて、ステップP31にて入力されたデータが情報処理装置16の記憶部に保存される。他方、据え付けた後(経年時)の位置検出器の内部信号データ((6)のデータ)が入力され、ステップP34に進む。このステップP34にて、ステップP33にて入力されたデータが情報処理装置16の記憶部に保存される。なお、ステップP33は所定の期間毎に実行されており、情報処理装置16の記憶部に保存される経年時の(6)のデータは、所定の期間毎に更新される。続いて、ステップP35AおよびステップP35Bに進み、データAおよびデータBがそれぞれ情報処理装置16の記憶部から読み出される。続いて、ステップP36に進み、このステップP36にてデータAとデータBとの差分が規定値内であるか判定される。データAとデータBとの差分が規定値内に無い場合にはステップP37に進み、このステップP37にて、位置検出器11が経年劣化したこと(異常表示)が情報処理装置16の表示部に表示される。データAとデータBとの差分が規定値内である場合にはステップP38に進み、このステップP38にて、位置検出器11が経年劣化していないこと(正常表示)が情報処理装置16の表示部に表示される。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の経年劣化による故障や異常を保守者が容易に診断できる。
[(V)のプログラム]
このプログラムにおいては、位置検出器11の調整モードの切換え処理が行われる。すなわち、図7に示すように、ステップP41にて、モータ23(サーボ)がOFF状態であるか判定される。モータ23がOFF状態ではない(ON状態である)場合にはステップP41に戻る。モータ23がOFF状態である(ON状態ではない)場合にはステップP42に進み、このステップP42にて位置検出器11の調整モードの選択が許可される。続いて、ステップP43に進み、このステップP43にて、オペレータが調整モードの選択の有無が判定される。オペレータが調整モードを選択していない場合にはステップP43に戻る。オペレータが調整モードを選択した場合にはステップP44に進む。このステップP44にて位置検出器11の調整モードが設定され、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の調整モードの切換えを保守者が容易に行うことができる。
このプログラムにおいては、位置検出器11の調整モードの切換え処理が行われる。すなわち、図7に示すように、ステップP41にて、モータ23(サーボ)がOFF状態であるか判定される。モータ23がOFF状態ではない(ON状態である)場合にはステップP41に戻る。モータ23がOFF状態である(ON状態ではない)場合にはステップP42に進み、このステップP42にて位置検出器11の調整モードの選択が許可される。続いて、ステップP43に進み、このステップP43にて、オペレータが調整モードの選択の有無が判定される。オペレータが調整モードを選択していない場合にはステップP43に戻る。オペレータが調整モードを選択した場合にはステップP44に進む。このステップP44にて位置検出器11の調整モードが設定され、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の調整モードの切換えを保守者が容易に行うことができる。
[(VI)のプログラム]
このプログラムにおいては、位置検出器11の内部パラメータ(例えば時定数、ゲインなど)の変更処理が行われる。すなわち、図8に示すように、ステップP51にて、モータ23(サーボ)がOFF状態であるか判定される。モータ23がOFF状態ではない(ON状態である)場合にはステップP51に戻る。モータ23がOFF状態である(ON状態ではない)場合にはステップP52に進み、このステップP52にて位置検出器11の内部パラメータの変更が許可される。続いて、ステップP53に進み、このステップP53にて、オペレータが内部パラメータを設定(セット)したか判定される。オペレータが内部パラメータを設定していない場合にはステップP53に戻る。オペレータが内部パラメータを設定した場合にはステップP54に進む。このステップP54にて、位置検出器11の内部パラメータは、ステップP53にて設定された内部パラメータに変更され、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の内部パラメータの変更を保守者が容易に行うことができる。
このプログラムにおいては、位置検出器11の内部パラメータ(例えば時定数、ゲインなど)の変更処理が行われる。すなわち、図8に示すように、ステップP51にて、モータ23(サーボ)がOFF状態であるか判定される。モータ23がOFF状態ではない(ON状態である)場合にはステップP51に戻る。モータ23がOFF状態である(ON状態ではない)場合にはステップP52に進み、このステップP52にて位置検出器11の内部パラメータの変更が許可される。続いて、ステップP53に進み、このステップP53にて、オペレータが内部パラメータを設定(セット)したか判定される。オペレータが内部パラメータを設定していない場合にはステップP53に戻る。オペレータが内部パラメータを設定した場合にはステップP54に進む。このステップP54にて、位置検出器11の内部パラメータは、ステップP53にて設定された内部パラメータに変更され、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の内部パラメータの変更を保守者が容易に行うことができる。
[(VII)のプログラム]
このプログラムにおいては、位置検出器11の補正データの書き込み処理が行われる。すなわち、図9に示すように、ステップP61にて、モータ23(サーボ)がOFF状態であるか判定される。モータ23がOFF状態ではない(ON状態である)場合にはステップP61に戻る。モータ23がOFF状態である(ON状態ではない)場合にはステップP62に進み、このステップP62にて補正データの書き込みが許可される。続いて、ステップP63に進み、このステップP63にて、オペレータが補正データを設定(セット)したか判定される。オペレータが補正データを設定していない場合にはステップP63に戻る。オペレータが補正データを設定した場合にはステップP64に進む。このステップP64にて、補正データが書き込まれ、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の補正データの書き込みを保守者が容易に行うことができる。
このプログラムにおいては、位置検出器11の補正データの書き込み処理が行われる。すなわち、図9に示すように、ステップP61にて、モータ23(サーボ)がOFF状態であるか判定される。モータ23がOFF状態ではない(ON状態である)場合にはステップP61に戻る。モータ23がOFF状態である(ON状態ではない)場合にはステップP62に進み、このステップP62にて補正データの書き込みが許可される。続いて、ステップP63に進み、このステップP63にて、オペレータが補正データを設定(セット)したか判定される。オペレータが補正データを設定していない場合にはステップP63に戻る。オペレータが補正データを設定した場合にはステップP64に進む。このステップP64にて、補正データが書き込まれ、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の補正データの書き込みを保守者が容易に行うことができる。
[(VIII)のプログラム]
このプログラムにおいては、位置検出器11の製造時に型式、製造番号、バージョンの書き込み処理が行われる。すなわち、図10に示すように、ステップP71にて、オペレータが各種データ(例えば、型式、製造番号、バージョンなど)を設定(セット)したか判定される。オペレータが各種データを設定していない場合にはステップP71に戻る。オペレータが各種データを設定した場合にはステップP72に進む。このステップP72にて、各種データが書き込まれ、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の製造時のデータを保守者が容易に取得できる。
このプログラムにおいては、位置検出器11の製造時に型式、製造番号、バージョンの書き込み処理が行われる。すなわち、図10に示すように、ステップP71にて、オペレータが各種データ(例えば、型式、製造番号、バージョンなど)を設定(セット)したか判定される。オペレータが各種データを設定していない場合にはステップP71に戻る。オペレータが各種データを設定した場合にはステップP72に進む。このステップP72にて、各種データが書き込まれ、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11の製造時のデータを保守者が容易に取得できる。
[(IX)のプログラム]
このプログラムにおいては、位置検出器11のソフトウェアのバージョンアップ処理が行われる。すなわち、図11に示すように、ステップP81にて、モータ23(サーボ)がOFF状態であるか判定される。モータ23がOFF状態ではない(ON状態である)場合にはステップP81に戻る。モータ23がOFF状態である(ON状態ではない)場合にはステップP82に進み、このステップP82にて位置検出器11のソフトウェアのバージョンアップが許可される。続いて、ステップP83に進み、このステップP83にて、オペレータがソフトウェアのファイルを選択したか判定される。オペレータがソフトウェアのファイルを選択していない場合にはステップP83に戻る。オペレータがソフトウェアのファイルを選択した場合にはステップP84に進む。このステップP84にて、ステップP83にて選択されたソフトウェアが書き込まれ、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11のソフトウェアのバージョンアップ処理を保守者が容易に行うことができる。位置検出器11のソフトウェアは位置検出器11の製造会社から利用者に容易に送ることができるため、利用者による位置検出器11のソフトウェアのバージョンアップが可能となり、従来のように位置検出器自体を取り替える手間が不要となる。
このプログラムにおいては、位置検出器11のソフトウェアのバージョンアップ処理が行われる。すなわち、図11に示すように、ステップP81にて、モータ23(サーボ)がOFF状態であるか判定される。モータ23がOFF状態ではない(ON状態である)場合にはステップP81に戻る。モータ23がOFF状態である(ON状態ではない)場合にはステップP82に進み、このステップP82にて位置検出器11のソフトウェアのバージョンアップが許可される。続いて、ステップP83に進み、このステップP83にて、オペレータがソフトウェアのファイルを選択したか判定される。オペレータがソフトウェアのファイルを選択していない場合にはステップP83に戻る。オペレータがソフトウェアのファイルを選択した場合にはステップP84に進む。このステップP84にて、ステップP83にて選択されたソフトウェアが書き込まれ、終了となる。よって、数値制御装置15を接続した状態にて位置検出器11のソフトウェアのバージョンアップ処理を保守者が容易に行うことができる。位置検出器11のソフトウェアは位置検出器11の製造会社から利用者に容易に送ることができるため、利用者による位置検出器11のソフトウェアのバージョンアップが可能となり、従来のように位置検出器自体を取り替える手間が不要となる。
上述した処理((I)〜(IX)プログラム)において、情報処理装置16側のソフトウェアは専用DLL(ソフトウェアの部品)で構築し、利用者がそのDLLを用いて情報処理装置16による位置制御ソフトや計測ソフトを独自に作成することも可能な形態とすることができる。
よって、上述した位置検出器の通信システム30によれば、テーブル21の移動量を検出する位置検出器11と、位置検出器11と接続されるAD変換器13と、AD変換器13と接続され、このAD変換器13で変換された位置信号が入力される数値制御装置15と、AD変換器13と、双方向で通信可能なUSB17で接続される情報処理装置16とを具備し、情報処理装置16が、AD変換器13からのデータを演算処理する演算処理部を有するものであることにより、AD変換器を通じて入力されたデータに基づき情報処理装置で演算処理して保守で必要となるデータがその情報処理装置16の表示部に表示させて確認することができるため、数値制御装置15との接続を切り離すことなく、保守作業を行うことができる。さらに、情報処理装置16がAD変換器13に常時接続され、このAD変換器13との双方向のデータ通信が可能であると共に、システム保守時におけるシステム構成がシステム稼動時と同じ構成であるため、システムを構成する機器の情報がAD変換器13を通じて情報処理装置16に入力することができ、システムの保守作業の精度が向上する。従来のソフトウェア設定だけでは不可能な高度な設定が可能となる。AD変換器13および情報処理装置16ならびにUSB17自体が汎用品であり、位置検出器のシステム30に汎用性がある。
さらに、情報処理装置16は、(1)位置検出器11の位置データ、(2)内部状態データ、(3)製造番号データ、(4)型式データ、(5)バージョンデータ、(6)検出器の内部信号データ、(7)検出器の異常データの何れのデータも取得出来ない場合、または(7)のデータを受信した場合、もしくは(6)のデータが許容値から外れている場合には表示部に異常を表示することにより、オペレータが容易に位置検出器11の異常を判定できる。その結果、保守作業が容易になる。
情報処理装置16は、位置検出器11の内部信号データが規定値内である場合に位置検出器11の調整モードの設定を可能にした装置であることで、位置検出器11をシステムから切り離すことなく調整モードの設定を行うことができ、作業効率が向上する。
情報処理装置16は、(1)位置検出器11の位置データ、(2)内部状態データ、(6)位置検出器11の内部信号データ、(7)位置検出器11の異常データの各種データを定周期で記憶部に保存するようにした装置であることで、記憶部に保存された各種データを用いて位置検出器11における過去の状態を確認できる。その結果、位置検出器11の過去の状態に基づきそれを解析でき、保守作業の精度を向上させることができる。
情報処理装置16は、位置検出器11の現在のデータAとその据え付け時のデータBとの差分が規定値を越える場合には異常であると判定するようにした装置であることで、位置検出器11自体が経年劣化することによるその故障を特定できる。その結果、保守精度を向上させることができる。
情報処理装置16は、位置検出器11の調整モードを設定可能な装置であることで、位置検出器11をシステムから切り離すことなく調整モードを設定でき、作業効率が向上する。
情報処理装置16は、位置検出器11の内部パラメータを変更可能な装置であることで、位置検出器11をシステムから切り離すことなく内部パラメータを変更でき、作業効率が向上する。
情報処理装置16は、位置検出器11の補正データの書き込みが可能な装置であることで、位置検出器11をシステムから切り離すことなく補正データを書き込みでき、作業効率が向上する。
情報処理装置16は、位置検出器11の型式、製造番号、およびバージョンの書き込みが可能な装置であることで、位置検出器11をシステムから切り離すことなく型式、製造番号、およびバージョンを書き込みでき、作業効率が向上する。
情報処理装置16は、ソフトウェアの書き込みが可能な装置であることで、位置検出器11をシステムから切り離すことなくソフトウェアを書き込みでき、作業効率が向上する。
なお、上記では、(I)〜(IX)のプログラムを演算処理できる情報処理装置16を具備する位置検出器の通信システム30を用いて説明したが、これら(I)〜(IX)のプログラムのうちの少なくとも1種類以上の演算処理できる情報処理装置を具備する位置検出器の通信システムとすることも可能である。このような位置検出器の通信システムであっても、上述した位置検出器の通信システム30と同様な作用効果を奏する。
[他の実施形態]
上述した本発明に係る位置検出器の通信システムの第一の実施形態では、工作機械のテーブル21の位置検出器11に適用した位置検出器の通信システム30を用いて説明したが、上述した位置検出器の通信システム30を、テーブルに設置される工作物を加工する工具や、回転移動可能なテーブルなどの機械の位置を検出する位置検出器に適用した位置検出器の通信システムに適用することも可能である。このような位置検出器の通信システムであっても、上述した位置検出器の通信システム30と同様な作用効果を奏する。
上述した本発明に係る位置検出器の通信システムの第一の実施形態では、工作機械のテーブル21の位置検出器11に適用した位置検出器の通信システム30を用いて説明したが、上述した位置検出器の通信システム30を、テーブルに設置される工作物を加工する工具や、回転移動可能なテーブルなどの機械の位置を検出する位置検出器に適用した位置検出器の通信システムに適用することも可能である。このような位置検出器の通信システムであっても、上述した位置検出器の通信システム30と同様な作用効果を奏する。
11 位置検出器
11a 可動部
11b 固定部
13 AD変換器
15 数値制御装置
16 情報処理装置
30 位置検出器の通信システム
11a 可動部
11b 固定部
13 AD変換器
15 数値制御装置
16 情報処理装置
30 位置検出器の通信システム
Claims (10)
- 機械の移動量を検出する位置検出器と、
前記位置検出器と接続されるAD変換器と、
前記AD変換器と接続され、当該AD変換器で変換された位置信号が入力される数値制御装置と、
前記AD変換器と双方向で通信可能な双方向通信手段で接続される情報処理装置とを具備し、
前記情報処理装置は、データおよびプログラムを保存する記憶部と、前記プログラムを演算処理する演算処理部と、前記演算処理部で演算処理された演算結果および前記データを表示する表示部とを有する装置である
ことを特徴とする位置検出器の通信システム。 - 請求項1に記載された位置検出器の通信システムであって、
前記プログラムは、前記位置検出器の位置データ、前記位置検出器の内部状態データ、前記位置検出器の製造番号データ、前記位置検出器の型式データ、前記位置検出器のバージョンデータ、前記位置検出器の内部信号データ、前記位置検出器の異常データの何れのデータも取得出来ない場合、または前記位置検出器の異常データを受信した場合、もしくは前記位置検出器の内部信号のデータが許容値から外れている場合には前記表示部に異常を表示する機能を有する
ことを特徴とする位置検出器の通信システム。 - 請求項1または請求項2に記載された位置検出器の通信システムであって、
前記プログラムは、前記位置検出器の調整モードを設定したときに、当該位置検出器の内部信号データが規定値内であるかを判定して前記表示部に表示する機能を有する
ことを特徴とする位置検出器の通信システム。 - 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載された位置検出器の通信システムであって、
前記プログラムは、前記位置検出器の位置データ、前記位置検出器の内部状態データ、前記位置検出器の内部信号データ、および前記位置検出器の異常データの各種データを定期的に前記記憶部に保存する機能を有する
ことを特徴とする位置検出器の通信システム。 - 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載された位置検出器の通信システムであって、
前記プログラムは、前記位置検出器の現在のデータとその据え付け時のデータとの差分が規定値内であるかを判定して前記表示部に表示する機能を有する
ことを特徴とする位置検出器の通信システム。 - 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載された位置検出器の通信システムであって、
前記プログラムは、前記位置検出器の調整モードを設定する機能を有する
ことを特徴とする位置検出器の通信システム。 - 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載された位置検出器の通信システムであって、
前記プログラムは、前記位置検出器の内部パラメータを変更する機能を有する
ことを特徴とする位置検出器の通信システム。 - 請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載された位置検出器の通信システムであって、
前記プログラムは、前記位置検出器の補正データを書き込む機能を有する
ことを特徴とする位置検出器の通信システム。 - 請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載された位置検出器の通信システムであって、
前記プログラムは、前記位置検出器のソフトウェアバージョンを変更する機能を有する
ことを特徴とする位置検出器の通信システム。 - 請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載された位置検出器の通信システムを具備し、
前記機械は、工作物を設置するテーブルまたは前記工作物を加工する工具である
ことを特徴とする工作機械。
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