JP2009039777A - 中子造型方法及び中子造型装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】単独でエアーの吹込み等が可能なブローヘッドにより、各ヘッド部への充填不足を解消しつつエアーの干渉等も防止して、品質的に均一な複数個の中子を効率的に造型し得る中子造型方法及び中子造型装置を提供する。
【解決手段】サンドホッパーの各ホッパー部内の砂をブローヘッドの複数に区画された各ヘッド部内に砂供給位置で供給し、このブローヘッドを砂吹込み位置まで移動させ、該位置で各ヘッド部に対応して設けたエアー供給手段のエアーにより、各ヘッド部内の砂を上下の金型で形成される複数個の中子キャビティ内にそれぞれ吹込んで充填し、その後焼成して複数個の中子を造型することを特徴とする。前記エアーの各ヘッド部内への吹込みは、複数のヘッド部が同時とならないように所定の時間差をもって行われ、また、前記焼成は、各ヘッド部に対するエアーの吹込みと排気に対応して行われる。
【選択図】 図2
【解決手段】サンドホッパーの各ホッパー部内の砂をブローヘッドの複数に区画された各ヘッド部内に砂供給位置で供給し、このブローヘッドを砂吹込み位置まで移動させ、該位置で各ヘッド部に対応して設けたエアー供給手段のエアーにより、各ヘッド部内の砂を上下の金型で形成される複数個の中子キャビティ内にそれぞれ吹込んで充填し、その後焼成して複数個の中子を造型することを特徴とする。前記エアーの各ヘッド部内への吹込みは、複数のヘッド部が同時とならないように所定の時間差をもって行われ、また、前記焼成は、各ヘッド部に対するエアーの吹込みと排気に対応して行われる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、鋳造で使用される鋳型としての中子を造型するための中子造型方法及び中子造型装置に関する。
従来、中子を造型する際に使用される中子造型装置としては、例えば特許文献1に開示されている。この中子造型装置は、コラムの上部に配置されたサンドホッパーと、このサンドホッパーの下部に水平方向に移動可能に配置されたブローノズルを有するブローヘッドと、コラムの内部下方に配置されその上面に中子キャビティを画成する上金型と下金型が配置された昇降テーブルと、前記ブローヘッド内の砂を空気導入口から中子キャビティ内に吹込むエアータンク等を有している。
そして、サンドホッパーの底部に設けた砂排出口から該ホッパー内の砂をブローヘッド内に供給した後に、このブローヘッドを昇降テーブルの位置まで移動させ、エアータンク内の所定圧のエアーをエアー導入口からブローヘッド内に吹込んで該ブローヘッド内の砂を前記中子キャビティ内に充填し、その後焼成等することによりキャビティ形状に対応した中子が造型されるようになっている。
特開平9−141389号公報
しかしながら、このような中子造型装置においては、サンドホッパー内に1種類の砂を収容すると共にブローヘッド内の砂を中子キャビティ内に吹込むエアー導入口が1つであるため、例えばブローヘッドを二分割状態とし2つのヘッド部を画成して中子を2個取りする場合に、エアー導入口に対するブローヘッドの容積が大きく空気圧が分散される。その結果、各ヘッド部への砂の充填不足が発生し易く、均一な品質の中子の造型が難しい。そこで、この砂の充填不足を補うために、空気圧を高くする方法も考えられるが、この場合は、金型の摩耗を早めることになって、空気圧の値に自ずと限度がある。また、サンドホッパーに1種類の砂が収容される構造であるため、造型装置で使用される砂が特定されて、異なる砂の同時使用が困難になる等、造型装置の汎用性が劣る。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、単独でエアーの吹込み等が可能なブローヘッドにより、各ヘッド部への充填不足を解消しつつエアーの干渉等も防止して、品質的に均一な複数個の中子を効率的に造型し得る中子造型方法及び中子造型装置を提供することにある。また、他の目的は、前記目的に加え、サンドホッパー内に複数種の砂を収容できて、造型装置の汎用性を向上させ得る中子造型方法及び中子造型装置を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の中子造型方法は、サンドホッパー内の砂をブローヘッドの複数に区画された各ヘッド部内に砂供給位置で供給し、このブローヘッドを砂吹込み位置まで移動させ、該位置で各ヘッド部に対応して設けたエアー供給手段のエアーにより、各ヘッド部内の砂を上下の金型で形成される複数個の中子キャビティ内にそれぞれ吹込んで充填し、その後焼成して複数個の中子を造型することを特徴とする。
そして、前記エアーの各ヘッド部内への吹込みは、請求項2に記載のように、複数のヘッド部が同時とならないように所定の時間差をもって行われることが好ましく、また、前記焼成は、請求項3に記載の発明のように、各ヘッド部に対するエアーの吹込みと排気に対応して行われることが好ましい。
また、請求項4に記載の中子造型装置は、所定の砂が収容されるサンドホッパーと、該サンドホッパー内の砂が砂供給位置で複数に区画された各ヘッド部内に供給されるブローヘッドと、該ブローヘッドの各ヘッド部内の砂を吹込み位置で、そのエアーにより各ヘッド部に対応して設けた上下の金型で形成される複数個の中子キャビティ内にそれぞれ吹込んで充填するエアー供給手段と、を備えることを特徴とする。
そして、前記サンドホッパーは、請求項5に記載の発明のように、その内部に前記ブローヘッドの各ヘッド部に対応して複数に区画された複数のホッパー部を有することが好ましく、また、前記エアー供給手段は、請求項6に記載の発明のように、ブローヘッドの各ヘッド部に設けたエアー導入口と、該エアー導入口に導入管を介してそれぞれ接続されたエアータンクと、を有することが好ましい。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、サンドホッパー内の砂がブローヘッドの複数に区画された各ヘッド部内に供給されると共に、各ヘッド部に対応して設けたエアー供給手段のエアーにより、各ヘッド部内の砂が複数個の中子キャビティ内にそれぞれ吹込まれて充填されるため、エアーの各ヘッド部内への吹込みや排気を単独で行うことができ、各中子キャビティ内への砂の充填不足を解消しつつ、エアー漏れ等による各ヘッド部や中子キャビティ間の干渉も防止できて、品質的に均一な複数個の中子を効率的に造型することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、エアーの各ヘッド部内への吹込みが互いに同時とならないように所定の時間差をもって行われるため、各ヘッド部間等のエアーの干渉を一層確実に防止することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、焼成が各ヘッド部に対するエアーの吹込みと排気に対応して行われるため、各ヘッド部に対応した各中子キャビティの焼成時間を任意に設定できて、複数個の中子を一層効率的に造型することができる。
また、請求項4に記載の中子造型装置によれば、サンドホッパー内の砂が供給される複数に区画された各ヘッド部を有するブローヘッドと、各ヘッド部内の砂を複数個の中子キャビティ内にそれぞれ吹込んで充填するエアー供給手段を備えるため、エアーの各ヘッド部内への吹込みや排気を単独で行うことができ、各中子キャビティ内への砂の充填不足を解消しつつ、エアー漏れ等による各ヘッド部や中子キャビティ間の干渉も防止できて、品質的に均一な複数個の中子を効率的に造型することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、サンドホッパーがブローヘッドの各ヘッド部に対応して複数に区画された複数のホッパー部を有するため、各ホッパー部に異なる砂を収容して異なる中子を造型できる等、造型装置の汎用性を向上させることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項4または5に記載の発明の効果に加え、エアー供給手段が、ブローヘッドの各ヘッド部に設けたエアー導入口と、この各エアー導入口に導入管を介してそれぞれ接続されたエアータンクを有するため、エアー導入口を介して各ヘッド部内にエアーを単独で良好に供給できて、各ヘッド部内の砂の充填不足等をより確実に解消することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図8は、本発明に係る中子造型装置の一実施形態を示し、図1がその全体形状を示す正面図、図2がその要部の背面図、図3が図2の側面図、図4及び図5がサンドホッパー及びブローヘッドの平面図、図6が該造型装置を使用した中子造型方法の一例を示す工程図、図7及び図8がその説明図である。
図1〜図8は、本発明に係る中子造型装置の一実施形態を示し、図1がその全体形状を示す正面図、図2がその要部の背面図、図3が図2の側面図、図4及び図5がサンドホッパー及びブローヘッドの平面図、図6が該造型装置を使用した中子造型方法の一例を示す工程図、図7及び図8がその説明図である。
図1に示すように、中子造型装置1は、コラム2の上部に配置されたサンドホッパー3と、このサンドホッパー3の下方に水平方向に移動可能に配置されたブローヘッド4と、このブローヘッド4内にエアーを吹込むエアー供給手段5と、このエアー供給手段5の下方に配置された上金型6及び下金型7等を備えている。
前記サンドホッパー3は、平面視円形の上面が開口した略円錐形状に形成され、図2及び図4に示すように、その内部の直径位置に仕切り板8が固定されることにより、2個のホッパー部3a、3bが区画形成され、各ホッパー部3a、3bの底壁には円形の砂排出口9a、9bが設けられている。この砂排出口9a、9bは、シャッター10(図1参照)の水平方向の移動により開閉されるようになっている。そして、このサンドホッパー3の各ホッパー部3a、3b内には、その上面の開口から、RCS(レジンコートサンド)等の砂Sが所定量投入されて収容(貯留)されるようになっている。
前記ブローヘッド4は、図2及び図5に示すように、それぞれ平面視略長方形の筒状に形成された2個のヘッド部4a、4bを有し、各ヘッド部4a、4bの上面壁には前記サンドホッパー3の砂排出口9a、9bに対応して円形の後述するエアー導入口としても機能する開口11a、11bが設けられている。また、このブローヘッド4は、その上部がコラム2の上部に設けたレール12にシリンダー13(図1参照)の作動によって、後述する砂供給位置S1から砂吹込み位置S2まで水平方向に移動可能に配設されている。
前記エアー供給手段5は、図1に示すように、コラム2上もしくはコラム2外に配置された2個のエアータンク15と、一端がエアータンク15に接続され多端が前記ブローヘッド4の各ヘッド部4a、4bの開口11a、11bに接続された2個の導入管16a、16b等を有している。なお、各導入管16a、16bのコラム2の上方には、押出しシリンダー17a、17bが該導入管16a、16bと同軸的に配置されており、この押出しシリンダー17a、17bが作動することにより、前記ヘッド部4a、4bがスプリング14(図3参照)の付勢力に抗して下方に所定量押出されて移動するようになっている。
前記上金型6は、図1〜図3に示すように、その下面に中子形状に対応した2個の凹部6aが形成されると共に、その上面側に各凹部6aに対応した押出しピンを有する押出し板18が上下動可能に配設されている。また、前記下金型7は、昇降テーブル19上に配置され、その上面に中子形状に対応した2個の凹部7aが形成されており、この凹部7aに対応して押出しピン20(図8−m参照)がそれぞれ上下動可能に配設されている。この下金型7の凹部7aと前記上金型6の凹部6aとにより両金型6、7間に2個の中子キャビティが形成されるようになっている。なお、図1に示すように、昇降テーブル19の側方には、造型された中子を排出するための移動式の排出台21が必要に応じて配置されている。
次に、このように構成された中子造型装置1を使用した中子の具体的な造型方法の一例を、図6の工程図等に基づいて説明する。なお、中子として、自動二輪車の部品であるシリンダーヘッドを例にして説明する。図6に示す始動準備完了(K1)とは、図1に示すように、ブローヘッド4が砂供給位置S1に停止して各ヘッド部4a、4b内に砂Sが供給されて、下金型7が下降位置にある状態である。この状態で、昇降テーブル19が上昇すると下金型7が上昇(K2)して、図7(a)に示す状態となり、この状態で下金型7と上金型6がクランプされ、これにより両金型6、7間に前記中子キャビティが形成される。
下金型7と上金型6をクランプしたら、ブローヘッド4がレール12に沿って吹込み位置S2まで移動(K3)して、図7(b)に示す状態となり、上金型6の直上にブローヘッド4が位置した状態となる。このとき、押出し板18はレール12の図において右端部に位置している。次に、2個の押出しシリンダー17a、17bのうち一方の押出しシリンダー17aを作動させて、ブローヘッド4の2個のヘッド部4a、4bのうちの一方のヘッド部4aを下降させて、このヘッド部4aを上金型6に圧着(K4)して、図7(c)に示す状態とする。この圧着により、ヘッド部4aの開口11aとエアータンク15が導入管16aを介して連通状態となる。なお、このとき、他方のヘッド部4bは、上金型6に圧着されない状態となっている。
一方のヘッド部4aが上金型6の一方の中子キャビティ部分に圧着したら、図7(c)の矢印イの如く、エアータンク15から所定圧のエアーを導入管16a及び開口11aを介してヘッド部4a内に吹込む(K5)。このエアーの吹込みにより、ヘッド部4a内の砂Sが一方の中子キャビテイ内に充填され、このヘッド部4aへのエアーの吹込み時に、他方のヘッド部4aが上金型6から離間していることから、上金型6の上面からエアー漏れが発生した場合であっても、このエアー漏れが他方のヘッド部4bに何等影響を与えることはない。そして、所定時間エアーの吹込みが終了したら、図7(d)の矢印ロに示す如く、吹込んだエアーを排気して、一方の中子キャビティの焼成を開始(K6)する。
エアーの排気が終了したら、次に押出しシリンダー17aを作動させて一方のヘッド部4aを上昇させて上金型6との圧着を解除すると共に、押出しシリンダー17bを作動させて他方のヘッド部4bを下降させて、他方のヘッド部4bを上金型6に圧着(K7)して、図7(e)に示す状態とする。この他方のヘッド部4bの上金型6への圧着により、他方のヘッド部4bの開口11bとエアータンク15が導入管16bを介して連通状態となり、この状態で、図7(f)に示すように、他方のヘッド部4b内に矢印イの如くエアーを吹込む(K8)。このエアーの吹込みにより、ヘッド部4b内の砂Sが他方の中子キャビテイ内に充填され、この充填が終了した時点で吹込んだエアーを排気し、その後、中子キャビティを焼成(K9)する。この他方のヘッド部4bへのエアーの吹込みも、一方のヘッド部4aが上金型6から離間していることから、エアー漏れによる悪影響が防止される。
そして、ヘッド部4bの上金型6に対する圧着を解除(K10)して図8(g)に示す状態とし、この状態で、ブローヘッド4を元の位置(図1に示す位置)に復帰(K11)させる。ブローヘッド4が初期位置に復帰したら、図8(h)に示すように、両中子キャビテイを同時に焼成(K12)し、この焼成を所定時間行って完了(K13)したら、図8(i)に示すように、上金型6上に位置している押出し板18を下降させると共に、図8(k)に示すように、昇降テーブル19を下降させて下金型7を下降(K14)させる。
これにより、2個の中子キャビティで造型された中子が上金型6から離れ下金型7の凹部7a内に位置した状態となり、この状態で図8(l:Lの小文字)に示すように、押出しピン20を上昇(K15)させて上金型6から離間させると共に、図8(m)に示すように、押出しピン20を上昇させることにより、造型された中子を下金型7から離型(K16)させ、これにより、2個の中子の造型が完了する。
つまり、この造型方法によれば、ブローヘッド4に完全に独立して作動可能な2個のヘッド部4a、4bを設けると共に、各ヘッド部4a、4bに対応してエアー導入口としての開口11a、11b及び導入管16a、16bやエアータンク15を設けることにより、各ヘッド部4a、4b内の砂Sを上下金型6、7で形成される2個の中子キャビティ内に、エアー供給手段5により独立して吹込んで、2個の中子を略同時に造型できることになる。
このように、上記実施形態の中子造型装置1にあっては、ブローヘッド4が2個のヘッド部4a、4bを有してサンドホッパー3内の砂Sがそれぞれ供給されると共に、各ヘッド部4a、4bに対応してエアー供給手段5がそれぞれ設けられているため、エアーの各ヘッド部4a、4b内への吹込みや排気を単独で行うことができて、各中子キャビティ内への砂Sの充填不足を解消しつつ、エアー漏れ等による各ヘッド部4a、4bや中子キャビティ間の干渉等も防止できて、品質的に均一な2個の中子を効率的に造型することができる。
特に、ブローヘッド4を区画して各ヘッド部4a、4bの容積を小さくしているため、砂吹込み時のエアー圧の分散を減少できて、充填不足を確実に解消できると共に、高いエアーの使用を避けることができて、上下金型6、7の摩耗等も防止することができる。また、エアー供給手段5が、ブローヘッド4の各ヘッド部4a、4bに設けたエアー導入口としての開口11a、11bと、この各開口11a、11bに導入管16a、16bを介して接続されたエアータンク15を有するため、開口11a、11b等を介して各ヘッド部4a、4b内にエアーを単独で良好に供給できて、各ヘッド部4a、4b内の砂Sの各中子キャビティ内への充填不足等を確実に防止することができる。
また、エアーの各ヘッド部4a、4b内への吹込みが互いに同時とならないように所定の時間差をもって行われるため、各ヘッド部4a、4b間等のエアーの干渉を確実に防止することができると共に、焼成が各ヘッド部4a、4bに対するエアーの吹込みと排気に対応して行われるため、各ヘッド部4a、4bに対応した各中子キャビティの焼成時間を任意に設定できて、2個の中子を一層効率的に造型することができる。
さらに、サンドホッパー3が各ヘッド部4a、4bに対応して区画された2個のホッパー部3a、3bを有するため、一つの大きなホッパーに比較して砂Sの砂排出口9a、9bからの排出をスムーズに行うことができて、同一の砂Sによる2個の中子の造型作業をより一層効率的に行うことができると共に、例えば各ホッパー部3a、3bに異なる砂Sを収容できるため、異なる形態の中子も同時に造型できる等、中子造型装置1の汎用性を向上させることができる。
なお、上記実施形態においては、中子を2個取りする場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されず、例えば4個取り等の複数個取りにも適用することができる。このうち、4個取りの場合のサンドホッパー3やブローヘッド4の形状は、例えば図9及び図10に示すように、4個のホッパー部3a〜3dやヘッド部4a〜4dを有するように形成される。また、上記実施形態においては、中子キャビティが2個の同一形態のシリンダーヘッドである場合について説明したが、本発明は、各ヘッド部4a、4bに対してサンドホッパー3及びエアー供給手段5がそれぞれ独立して設けられていることから、前述したように、例えば特性の異なる砂で同一形状のシリンダーヘッドの中子を造型したり、あるいは同一の砂で異なる形状のシリンダーヘッドを造型する場合に使用することも可能である。
さらに、上記実施形態においては、エアー供給手段5に2個のエアータンク15を使用したが、例えば1個のエアータンク15のエアーを電磁弁や切換弁によって切り換えながら、ブローヘッド4の各ヘッド部4a、4bに吹込む構成を採用することもできる。また、上記実施形態における、装置全体の部品配置等の形態、サンドホッパー3やブローヘッド4自体の形状等は一例であって、例えばサンドホッパー3として平面視方形状を使用する等、本発明に係る各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、シリンダーヘッド等の自動車部品用の中子に限らず、他の全ての製品の各種部品用の中子にも利用できる。
1・・・中子造型装置、2・・・コラム、3・・・サンドホッパー、3a〜3d・・・ホッパー部、4・・・ブローヘッド、4a〜4d・・・ヘッド部、5・・・エアー供給手段、6・・・上金型、6a・・・凹部、7・・・下金型、7a・・・凹部、9a、9b・・・砂排出口、11a、11b・・・開口(エアー導入口)、12・・・レール、17a、17b・・・押出しシリンダー、18・・・押出し板、19・・・昇降テーブル、20・・・押出しピン、S・・・砂、S1・・・砂供給位置、S2・・・砂吹込み位置。
Claims (6)
- サンドホッパー内の砂をブローヘッドの複数に区画された各ヘッド部内に砂供給位置で供給し、このブローヘッドを砂吹込み位置まで移動させ、該位置で各ヘッド部に対応して設けたエアー供給手段のエアーにより、各ヘッド部内の砂を上下の金型で形成される複数個の中子キャビティ内にそれぞれ吹込んで充填し、その後焼成して複数個の中子を造型することを特徴とする中子造型方法。
- 前記エアーの各ヘッド部内への吹込みは、複数のヘッド部が同時とならないように所定の時間差をもって行われることを特徴とする請求項1に記載の中子造型方法。
- 前記焼成は、各ヘッド部に対するエアーの吹込みと排気に対応して行われることを特徴とする請求項1または2に記載の中子造型方法。
- 所定の砂が収容されるサンドホッパーと、該サンドホッパー内の砂が砂供給位置で複数に区画された各ヘッド部内に供給されるブローヘッドと、該ブローヘッドの各ヘッド部内の砂を、吹込み位置でそのエアーにより各ヘッド部に対応して設けた上下の金型で形成される複数個の中子キャビティ内にそれぞれ吹込んで充填するエアー供給手段と、を備えることを特徴とする中子造型装置。
- 前記サンドホッパーは、その内部に前記ブローヘッドの各ヘッド部に対応して複数に区画された複数のホッパー部を有することを特徴とする請求項4に記載の中子造型装置。
- 前記エアー供給手段は、ブローヘッドの各ヘッド部に設けたエアー導入口と、該各エアー導入口に導入管を介してそれぞれ接続されたエアータンクと、を有することを特徴とする請求項4または5に記載の中子造型装置。
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