JP2009012199A - Uvオフセット印刷層とuv補強層を有する転写紙およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、PET素材のシート状基材を使用し、転写層は高い伸縮性と屈曲性を有し、かつUVオフセット印刷層の保護が万全となる。
【解決手段】シート状基材にPETを使用し、その転写層は、透明シリコンを素材にする離型層と、この離型層の上面に所定の図案や写真などからなるデザインの輪郭に合わせて、塗布される1液形ポリウレタンを素材にした1次コーティング層と、この1次コーティング層の上面に2液形ポリウレタンを素材にして、塗布される2次コーティング層と、この2次コーティング層の上面にUVオフセットインクをノズル噴射して、塗布されるUVオフセット印刷層と、このUVオフセット印刷層の上面に1液形ポリウレタンを素材にして、塗布される保護層と、この保護層上面に白色ポリウレタンを素材にして、塗布される第1隠蔽層と、この第1隠蔽層の上面に1液形接着剤を素材にして、塗布される接着剤層とからなる。
【選択図】図1
【解決手段】シート状基材にPETを使用し、その転写層は、透明シリコンを素材にする離型層と、この離型層の上面に所定の図案や写真などからなるデザインの輪郭に合わせて、塗布される1液形ポリウレタンを素材にした1次コーティング層と、この1次コーティング層の上面に2液形ポリウレタンを素材にして、塗布される2次コーティング層と、この2次コーティング層の上面にUVオフセットインクをノズル噴射して、塗布されるUVオフセット印刷層と、このUVオフセット印刷層の上面に1液形ポリウレタンを素材にして、塗布される保護層と、この保護層上面に白色ポリウレタンを素材にして、塗布される第1隠蔽層と、この第1隠蔽層の上面に1液形接着剤を素材にして、塗布される接着剤層とからなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、UV(Ultra Violet)オフセット印刷層とそのUVオフセット印刷層を挟み込んで保護するUV補強層を有する転写紙およびその製造方法に関し、この転写紙に用いられたUVインクが持っている性質、すなわちインク硬化後の被接着面での引っ張り強度および耐熱性、耐光性、耐候性により、得られた転写紙の印刷面の強度を向上させることができる点に特徴を有する。
さらに本発明は、シート状基材の材質として、従来の転写紙におけるUVオフセット印刷では使用が困難とされていたPET(Polyethylen terephthalate)を使用することが可能となる転写紙とその製造方法とを提供せんとするものである。
転写紙とは、シート状基材の片面に転写層を転写自在に積層させたもので、この転写層は図案や写真など各種デザインを印刷してなる印刷層を中心として、この印刷層以外に、印刷層を挟むように離型層や複数の保護層を積層させることで全体を形成している。
この転写紙は、繊維、陶磁器、木材および金属版など多様な素材の被転写物(以下、単に「被転写物」と称する)に、上記の転写層を熱、水、圧力またはその他の離型手段によって転写し、その転写後は転写紙のシート状基材が転写層から剥離除去されるようになっている。
この転写紙は、繊維、陶磁器、木材および金属版など多様な素材の被転写物(以下、単に「被転写物」と称する)に、上記の転写層を熱、水、圧力またはその他の離型手段によって転写し、その転写後は転写紙のシート状基材が転写層から剥離除去されるようになっている。
ここで上記の転写層を、シート状基材の片面に形成する方法としては、ノズルを利用して塗布する方法と30〜400メッシュ(メッシュとは、1平方インチあたりのふるいの目の数で、数字が大きいほど精密な印刷になる)程度のシルクスクリーン版を利用した塗布方法が一般的である。すなわち、転写層は複数の素材層を積層させることで形成されるため、各層の素材的粘度特性により、粘度が低い素材の場合は塗布の均一度と精密度に優れるノズル塗布方法によることが望ましく、一方粘度が高い素材の場合はノズルが目詰まりするため、ノズルを利用した噴射が不可能となるので、ノズル塗布方法を採用せずにスクリーン版を利用した塗布方法が実施される。
このような特性を有する転写紙を利用して、被転写物に転写される転写層は、被転写物が過酷な環境下で使用されている間、その転写層が発揮すべき効果を十分に維持していることが期待される。
実際には、被転写物がさまざまな悪条件のなかに晒されるため、転写層も同様の悪条件のなかに晒され、結果として転写層に劣化や剥離などの物理的変化が加えられ、転写層は本来のあるべき状態から変形されて、転写層の役割を十分に発揮できなくなるという問題点が頻繁に発生していた。
実際には、被転写物がさまざまな悪条件のなかに晒されるため、転写層も同様の悪条件のなかに晒され、結果として転写層に劣化や剥離などの物理的変化が加えられ、転写層は本来のあるべき状態から変形されて、転写層の役割を十分に発揮できなくなるという問題点が頻繁に発生していた。
特に、転写紙が最も多く適用される衣類(例えばTシャツ)や履き物(例えば運動靴)等に利用された場合、転写層は繊維生地の上面に転写されることになり、その土台である繊維生地が伸縮したり、あるいは洗濯にともない洗剤と接触したり、または使用者の屋外活動にともない太陽光の被爆を受けるなどの複合的な悪条件下に置かれることがある。このような環境下にあっても、被転写物に転写された転写層は、本来の期待された性質を長時間維持できる方向で、転写紙の開発が行われていることが昨今の実情である。
特開平8−207499
特開2003−231393
本発明は、シート状基材としてPETを使用することができる上、上記のように転写層がさまざまな悪条件下に置かれても、転写層の性質が長期間維持できるようにした転写紙及びその製造方法を得ることをその目的とする。
請求項1記載の発明は、シート状基材にPETを使用し、このシート状基材の表面に転写層を積層形成する転写紙において、上記転写層は、透明シリコンを素材にする離型層と;この離型層の上面に所定の図案や写真などからなるデザインの輪郭に合わせて、塗布される1液形ポリウレタンを素材にした1次コーティング層と;この1次コーティング層の上面に2液形ポリウレタンを素材にして、塗布される2次コーティング層と;この2次コーティング層の上面にUVオフセットインクをノズル噴射して、塗布されるUVオフセット印刷層と;このUVオフセット印刷層の上面に1液形ポリウレタンを素材にして、塗布される保護層と;この保護層上面に白色ポリウレタンを素材にして、塗布される第1隠蔽層と;この第1隠蔽層の上面に1液形接着剤を素材にして、塗布される接着剤層;との各層を順次積層したことを特徴とするUVオフセット印刷層とUV補強層を有する転写紙である。
請求項2記載の発明は、上記の第1隠蔽層の上面に、1液形ポリウレタンとカーボンを素材にして、塗布される第2隠蔽層をさらに形成したことを特徴とする請求項1記載のUVオフセット印刷層とUV補強層を有する転写紙である。
請求項3記載の発明は、PETからなるシート状基材の上面に透明シリコンを素材にする離型層を形成する工程;この離型層の上面に所定の図案や写真などからなるデザインの輪郭に合わせて、塗布される1液形ポリウレタンを素材にした1次コーティング層を形成する工程;この1次コーティング層の上面に2液形ポリウレタンを素材にして、塗布される2次コーティング層を形成する工程;この2次コーティング層の上面にUVオフセットインクをノズル噴射して、塗布されるUVオフセット印刷層を塗布する工程;このUVオフセット印刷層の上面に1液形ポリウレタンを素材にして、塗布される保護層を形成する工程;この保護層の上面に白色ポリウレタンを素材にして、塗布される第1隠蔽層を形成する工程;この第1隠蔽層の上面に1液形接着剤を素材にして、塗布される接着剤層を形成する工程;との各工程を順次行うことを特徴とするUVオフセット印刷層とUV補強層を有する転写紙の製造方法である。
請求項4記載の発明は、上記の第1隠蔽層の上面に、1液形ポリウレタンとカーボンを素材にして、塗布される第2隠蔽層を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項3記載のUVオフセット印刷層とUV補強層を有する転写紙の製造方法である。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)転写紙の基材として、従来の転写紙においては使用することが困難であったPET(Polyethylen terephthalate)を使用することができるようになった。そのためUVオフセットインクを使用して、UVオフセット印刷が可能となり、緻密できれいな印刷が行え、美しい出来映えとなる。(2)UVオフセット層をUV補強層で保護した状態の転写層が完成するため、引っ張り強度に優れ、耐熱性、耐光性、耐候性に優れた転写紙が得られるという効果がある。
(3)上記により転写層が外部刺激を受けても簡単に損傷しなくなる効果が確保されて、半永久的な寿命が保障される転写紙を得ることができることになる。
(1)転写紙の基材として、従来の転写紙においては使用することが困難であったPET(Polyethylen terephthalate)を使用することができるようになった。そのためUVオフセットインクを使用して、UVオフセット印刷が可能となり、緻密できれいな印刷が行え、美しい出来映えとなる。(2)UVオフセット層をUV補強層で保護した状態の転写層が完成するため、引っ張り強度に優れ、耐熱性、耐光性、耐候性に優れた転写紙が得られるという効果がある。
(3)上記により転写層が外部刺激を受けても簡単に損傷しなくなる効果が確保されて、半永久的な寿命が保障される転写紙を得ることができることになる。
以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る転写紙の拡大縦断面図であり、詳述した目的を達成するために本発明ではPET(Polyethylen terephthalate)をシート状基材100として使用し、このシート状基材100の上面に転写層200を積層形成するものである。
このシート状基材100はPET材質で形成され、対電防止処理(対電防止処理の方法は電気の高周波を流して加工するのが一般的である)を施した製品が好適で、具体的には韓国のSKC社製のものが好ましい。
本発明の転写層200は多種の材質からなる物質を、多数層に塗布またはコーティングして、積層して形成される。この転写層200は、具体的には離型層210と、1、2次コーティング層220、230と、UVオフセット印刷層240と、保護層250と、第1、2隠蔽層260、270と接着剤層280とで構成される。
この転写層200を構成するために、シート状基材100の上面に形成される離型層210は、シリコンとゴム系素材の混合薬品(具体的には、シリコン:ゴム:WAX=7:2:1で混合したもの)をコンマ コーティング(Comma coating)装置と称される機械を利用して、シート状基材100の上面に、1.5〜2ミクロンの厚さでコーティングして形成され、前記混合薬品をコーティングした後145〜160℃の熱風雰囲気下で3〜5分程度乾燥して、シート状基材100の上面に固着形成する。
ついで1次コーティング層220は、上記離型層210の上面に、後述するUVオフセット印刷層240にて形成される所定の図案や写真などからなるデザインに対応するべく、その輪郭に合わせて塗布するものである。
すなわち、この1次コーティング層220は、1液形ポリウレタン(Soft Segment Polyurethane)であるポリメリック グリコール(Polymeric Glycol)
100重量部と、粉末形態の消光用粉末有機ポリマーエアゾール(Aerosol)230〜250重量部を混合して、上記混合物を300メッシュのシルクスクリーン(Silk Screen)装備を利用してシルクスクリーン印刷により塗布した後、20〜40℃の温度雰囲気下で自然乾燥または送風乾燥させて形成する。
このような1次コーティング層220は、後述するUVオフセット印刷層が形成される過程で、UVオフセット印刷層の表面の柔軟性と発色度を向上させることになる。
100重量部と、粉末形態の消光用粉末有機ポリマーエアゾール(Aerosol)230〜250重量部を混合して、上記混合物を300メッシュのシルクスクリーン(Silk Screen)装備を利用してシルクスクリーン印刷により塗布した後、20〜40℃の温度雰囲気下で自然乾燥または送風乾燥させて形成する。
このような1次コーティング層220は、後述するUVオフセット印刷層が形成される過程で、UVオフセット印刷層の表面の柔軟性と発色度を向上させることになる。
さらに2次コーティング層230は、上記1次コーティング層220の上面に塗布されるもので、2液形ポリウレタンを素材にして、塗布されることになる。
すなわちこの2次コーティング層230は、2液形ポリウレタン(Hard Segment Polyurethane)のカイン イクステンド(Cain
Extender)100重量部に、粉末形態の消光用粉末有機ポリマーエアゾールとシリコン混合物20〜30重量部を混合して、起泡を除去した状態でシルクスクリーン印刷を利用して形成される。
このような2次コーティング層230は、硬化剤タイプの2液形ポリウレタンを使うことによって、UVオフセット印刷層の表面の摩耗強度およびUV印刷性を向上させる作用を果たすことになる。
すなわちこの2次コーティング層230は、2液形ポリウレタン(Hard Segment Polyurethane)のカイン イクステンド(Cain
Extender)100重量部に、粉末形態の消光用粉末有機ポリマーエアゾールとシリコン混合物20〜30重量部を混合して、起泡を除去した状態でシルクスクリーン印刷を利用して形成される。
このような2次コーティング層230は、硬化剤タイプの2液形ポリウレタンを使うことによって、UVオフセット印刷層の表面の摩耗強度およびUV印刷性を向上させる作用を果たすことになる。
続いてUVオフセット印刷層240は、上記の通りに硬化された2次コーティング層230の上面にUVインク利用して印刷するもので、その印刷面は転写層の中心的位置づけにあり、転写層の所定の図案や写真などからなるデザインを形成するものである。
このUVオフセット印刷層240を形成する際、そこで使用されるインクとしては、光や熱による色変形や物性変形が発生しないように、耐光性、耐熱性、耐候性があるものを使用することが望ましい。
このUVオフセット印刷層240を形成する際、そこで使用されるインクとしては、光や熱による色変形や物性変形が発生しないように、耐光性、耐熱性、耐候性があるものを使用することが望ましい。
またUVオフセット印刷層240の上面に形成される保護層250は、前記UVオフセット印刷層240が完全硬化した後、その上面に1液形ポリウレタンのポリメリック グリコール(Polymeric Glycol)をシルクスクリーン印刷を利用して、UVオフセット印刷層240で形成されたデザイン模様をカバーするように印刷して形成する。
このような保護層250は、UVインクの剥離性および伸縮性を補強する役割を果たすため、20〜40℃の温度雰囲気下で自然送風乾燥することにより、形成される。
このような保護層250は、UVインクの剥離性および伸縮性を補強する役割を果たすため、20〜40℃の温度雰囲気下で自然送風乾燥することにより、形成される。
ついで第1隠蔽層260は、前記保護層250上面に1液形白色ポリウレタン(White Polyurethane)インクをシルクスクリーン印刷を利用して塗布形成する。
先の保護層250と同じように、20〜40℃の温度雰囲気下で自然送風乾燥して形成する。
先の保護層250と同じように、20〜40℃の温度雰囲気下で自然送風乾燥して形成する。
ここで、上記第1隠蔽層260の上面に、1液形ポリウレタンのポリメリック グリコールとカーボン(Carbon)を素材にして、塗布される第2隠蔽層270をさらに形成することも可能である。
1液形ポリウレタンのポリメリック グリコールとカーボンを、7:3または6:4の重量割合で混合したものをシルクスクリーン印刷を利用して印刷形成し、被転写物の反物の色により選択的に採択するようにして、転写層200の色が薄くなったり、インクが落ちたりすることを防ぐ。
1液形ポリウレタンのポリメリック グリコールとカーボンを、7:3または6:4の重量割合で混合したものをシルクスクリーン印刷を利用して印刷形成し、被転写物の反物の色により選択的に採択するようにして、転写層200の色が薄くなったり、インクが落ちたりすることを防ぐ。
さらに接着剤層280は、上記第1または選択的に採択される第2隠蔽層270の上面に、1液形接着剤を素材にして、塗布されるもので、上記1液形接着剤は熱可塑性接着剤と熱硬化性接着剤を選択的に採択できる。
熱可塑性接着剤ではビニール系高分子(Polyvinyl acetate)とその共重合体の接着剤で、接着剤100重量部にホットメルト(Hot Malt)10重量部程度を添加配合して、シルクスクリーン印刷を利用して塗布する。
この時、ホットメルトの粉砕レベルをどの程度まで細かくできるかにより、シルクスクリーンのメッシュ数を決めるが、0〜80ミクロン単位のホットメルト使用時には、120メッシュ程度が、最も安定的な状態となる。
熱可塑性接着剤ではビニール系高分子(Polyvinyl acetate)とその共重合体の接着剤で、接着剤100重量部にホットメルト(Hot Malt)10重量部程度を添加配合して、シルクスクリーン印刷を利用して塗布する。
この時、ホットメルトの粉砕レベルをどの程度まで細かくできるかにより、シルクスクリーンのメッシュ数を決めるが、0〜80ミクロン単位のホットメルト使用時には、120メッシュ程度が、最も安定的な状態となる。
接着剤層280の乾燥方式は常温40℃
以下で自然乾燥および送風乾燥する。そして、熱硬化性接着剤はウレア(Urea)とホルマリン(Formalin)をアルカリ触媒存在下で、60〜90℃で加熱して得た初期縮合物水溶液の樹脂を粉末化した後、使用時水溶液と、その水溶液に硬化剤(酸性化合物)を添加して、塗布することで酸性化縮合反応が起きて硬化し、不溶融樹脂になる。
作業方式はシルクスクリーン印刷を利用して、印刷する方式で塗布することになる。150〜200メッシュを使うことが望ましいが、ホットメルトの粒子の大きさが20〜80ミクロンのときは、120メッシュ程度が望ましい。
その乾燥は塗布後60〜70℃の雰囲気下で約3分間熱風乾燥を利用して、表面偽硬化をさせる。転写する被転写物によりホットメルトの配合率を調整しながら使うが、熱硬化性接着剤は熱可塑性接着剤とは違って7重量部以上を越えないように使う。
以下で自然乾燥および送風乾燥する。そして、熱硬化性接着剤はウレア(Urea)とホルマリン(Formalin)をアルカリ触媒存在下で、60〜90℃で加熱して得た初期縮合物水溶液の樹脂を粉末化した後、使用時水溶液と、その水溶液に硬化剤(酸性化合物)を添加して、塗布することで酸性化縮合反応が起きて硬化し、不溶融樹脂になる。
作業方式はシルクスクリーン印刷を利用して、印刷する方式で塗布することになる。150〜200メッシュを使うことが望ましいが、ホットメルトの粒子の大きさが20〜80ミクロンのときは、120メッシュ程度が望ましい。
その乾燥は塗布後60〜70℃の雰囲気下で約3分間熱風乾燥を利用して、表面偽硬化をさせる。転写する被転写物によりホットメルトの配合率を調整しながら使うが、熱硬化性接着剤は熱可塑性接着剤とは違って7重量部以上を越えないように使う。
上記により転写紙の形成が完了する。この転写紙を衣類や履き物などに転写する場合、高い伸縮性および屈曲性を有するようになる。そのためUVオフセット印刷層240を保護する他の層が、大部分ウレタン素材で形成されているため、頻繁な洗濯やそれと同程度の外部刺激を効果的に防いで、UVオフセット印刷層240が簡単に損傷することがなく、転写層200の寿命が半永久的に増えることになる。
本発明によれば、転写紙を利用するあらゆる産業界で使用することが可能である。
100:
シート状基材 200:転写層
210:
離型層 220:1次コーティング層
230:2次コーティング層 240:UVオフセット印刷層
250:保護層 260:第1隠蔽層
270:第2隠蔽層 280:接着層
シート状基材 200:転写層
210:
離型層 220:1次コーティング層
230:2次コーティング層 240:UVオフセット印刷層
250:保護層 260:第1隠蔽層
270:第2隠蔽層 280:接着層
Claims (4)
- シート状基材にPETを使用し、このシート状基材の表面に転写層を積層形成する転写紙において、上記転写層は、
透明シリコンを素材にする離型層と;
この離型層の上面に所定の図案や写真などからなるデザインの輪郭に合わせて、塗布される1液形ポリウレタンを素材にした1次コーティング層と;
この1次コーティング層の上面に2液形ポリウレタンを素材にして、塗布される2次コーティング層と;
この2次コーティング層の上面にUVオフセットインクをノズル噴射して、塗布されるUVオフセット印刷層と;
このUVオフセット印刷層の上面に1液形ポリウレタンを素材にして、塗布される保護層と;
この保護層上面に白色ポリウレタンを素材にして、塗布される第1隠蔽層と;
この第1隠蔽層の上面に1液形接着剤を素材にして、塗布される接着剤層;
との各層を順次積層したことを特徴とするUVオフセット印刷層とUV補強層を有する転写紙。 - 上記の第1隠蔽層の上面に、1液形ポリウレタンとカーボンを素材にして、塗布される第2隠蔽層をさらに形成したことを特徴とする請求項1記載のUVオフセット印刷層とUV補強層を有する転写紙。
- PETからなるシート状基材の上面に透明シリコンを素材にする離型層を形成する工程;
この離型層の上面に所定の図案や写真などからなるデザインの輪郭に合わせて、塗布される1液形ポリウレタンを素材にした1次コーティング層を形成する工程;
この1次コーティング層の上面に2液形ポリウレタンを素材にして、塗布される2次コーティング層を形成する工程;
この2次コーティング層の上面にUVオフセットインクをノズル噴射して、塗布されるUVオフセット印刷層を塗布する工程;
このUVオフセット印刷層の上面に1液形ポリウレタンを素材にして、塗布される保護層を形成する工程;
この保護層の上面に白色ポリウレタンを素材にして、塗布される第1隠蔽層を形成する工程;
この第1隠蔽層の上面に1液形接着剤を素材にして、塗布される接着剤層を形成する工程;
との各工程を順次行うことを特徴とするUVオフセット印刷層とUV補強層を有する転写紙の製造方法。 - 上記の第1隠蔽層の上面に、1液形ポリウレタンとカーボンを素材にして、塗布される第2隠蔽層を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項3記載のUVオフセット印刷層とUV補強層を有する転写紙の製造方法。
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