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JP2009004371A - 非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物及びその製造方法、並びに二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物及びその製造方法、並びに二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】 充放電容量が大きく、充填性及び保存特性に優れたリチウム鉄複合酸化物を提供する。
【解決手段】 組成がLiFe1−yPO(0.9<x<1.3、0.001<y<0.3、M:Mg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co、Ni)であるオリビン型複合酸化物において、硫酸イオン含有量が1000ppm以下であってナトリウムイオン含有量が1000ppm以下であり、平均一次粒子径が0.5μm以下であって平均二次粒子径が2.0〜50μmである非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物である。
【選択図】 なし

Description

充放電容量が大きく、充填性及び保存特性に優れたリチウム鉄複合酸化物を提供する。
近年、AV機器やパソコン等の電子機器のポータブル化、コードレス化が急速に進んでおり、これらの駆動用電源として小型、軽量で高エネルギー密度を有する二次電池への要求が高くなっている。また、近年地球環境への配慮から、電気自動車、ハイブリッド自動車の開発及び実用化がなされ、大型用途として保存特性の優れたリチウムイオン二次電池への要求が高くなっている。このような状況下において、充放電容量が大きく、安全性が高いという長所を有するリチウムイオン二次電池が注目されている。
最近、3.5V級の電圧をもつ高エネルギー型のリチウムイオン二次電池に有用な正極活物質として、オリビン型LiFePOが高い充放電容量を有する電池として注目されてきている。しかし、この材料は、電気抵抗が本質的に大きく、電極としての充填性が悪い為、特性改善が求められている。
即ち、オリビン型LiFePOは強固なりん酸4面体骨格と酸化還元に寄与する鉄イオンを中心にもつ酸素8面体とリチウムイオンから構成される。この結晶構造ため、充放電反応を繰り返すことによっても結晶構造は安定であり、サイクル特性は劣化しない特長がある。しかしリチウムイオンの移動経路が一次元的であることや自由電子が少ないという欠点が存在する。この課題を解決する為に、オリビン型LiFePOの一部にMn,Mg,Zr,Nb等を添加した材料の研究が行われてきたが、未だにこれらの課題を解決した材料は得られておらず、より電気抵抗の小さなものが求められている。
またLiFePOは、粉末を構成する一次粒子径が小さいほど、高レートでの充放電特性がよい特徴があるので、優れた特性のオリビン型LiFePO複合酸化物正極を得るにはそれらが密に凝集した二次粒子で、かつカーボンのような低電気抵抗物質でネットワークを形成するように集合状態を制御する必要がある。しかし、カーボン等と複合化された正極はかさ高く、単位体積当たりに充填できる実質
的なリチウムイオン密度が低くなるといった欠点がある。そこで、単位体積当たりの充放電容量を確保するためには、不純物の少なく電気抵抗の小さなオリビン型LiFePOを得ると共に、小さな結晶子サイズの一次粒子が電気抵抗の小さな導電性補助剤を介して高い密度を持った二次集合体を形成することが必要とされている。
また、オリビン型LiFePO複合酸化物の製造方法において、充填性が高く非晶質部分が少なく、小さな一次結晶子を得るためには、固相反応性の高い微粒子で、不純物量を制御した鉄系複合水酸化物粒子を用い、低温で短時間での条件で焼成を行う必要がある。
即ち、非水電解質二次電池用の正極活物質として充填性が高く不純物結晶相が少なく、電気抵抗の小さなオリビン型LiFePO複合酸化物を環境負荷が小さな工業的な方法で生産することが要求されている。
従来、オリビン型LiFePO複合酸化物の諸特性改善のために、種々の改良が行われている。例えば、オリビン型LiFePOのFeサイトに他種金属を添加し、電気抵抗を低減する技術(特許文献1)、オリビン型LiFePOの製造時にタップ密度を向上させ、カーボンとの複合体を形成する技術(特許文献2)、酸化鉄原料を使用して優れた正極活物質を得る技術(特許文献3)、価数3の鉄化合物を凝集させたものを原料とする技術(特許文献4)等が知られている。
特開2005−514304号公報 特開2006−032241号公報 特表2003−520405号公報 特開2006−347805号公報
非水電解質二次電池用の正極活物質として前記諸特性を満たすオリビン型LiFePOの複合酸化物粉末の製造方法について、現在最も要求されているところであるが、未だ確立されていない。
即ち、特許文献1記載の技術は、オリビン型LiFePOの複合酸化物の構造安定化や電気抵抗を提言するために他種金属を添加するという技術であり、電極への充填性や二次集合状態のコントロールについては触れられていない。
また、特許文献2記載の技術は、オリビン型LiFePOの複合酸化物の製造にカーボンとの集合体を形成する技術であるが、一次粒子のサイズコントロールやカーボンとの複合体の集合状態コントロールが難しいという欠点がある。また製造工程が長いために、金属粉末等のコンタミネーションを生じる危険性がある。
更に、特許文献3記載の技術は、原料として使用する酸化鉄の固相反応性が十分でないので、微細な一次粒子を合成することが困難である。
また、特許文献4記載の技術は、汎用で安価な3価の鉄化合物を原料として、粒子形状を保持しながら、合成反応を遂行できる技術であるが、ビーズミルを使用するために無視できないコンタミネーションが発生し、また使用する酸化鉄粒子が大きく固相反応時のイオン拡散効率が低い。
そこで、本発明は、充填性が高く不純物結晶相が少ないオリビン型LiFePOの環境負荷が小さな効率的な工業的手法を確立することを技術的課題とする。
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって達成できる。
即ち、本発明は、組成がLiFe1−yPO(0.9<x<1.3、0.001<y<0.3、M:Mg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co、Ni)であるオリビン型複合酸化物において、硫酸イオン含有量が1000ppm以下であってナトリウムイオン含有量が1000ppm以下であり、平均一次粒子径が0.5μm以下であって平均二次粒子径が2.0〜50μmであることを特徴とする非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物である(本発明1)。
また、本発明は、前記オリビン型複合酸化物において、平均二次粒子径の粒度分布偏差σ/Mが0.3以下である非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物である(本発明2)。
また、本発明は、前記オリビン型複合酸化物において、二次粒子内部及び/又は表面に炭素化合物を0.2〜10%含有する非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物である(本発明3)。
また、本発明は、オリビン型構造を持つLiFe1−yPO(0.9<x<1.3、0.001<y<0.3、M:Mg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co、Ni)である複合酸化物の製造方法であって、鉄原料、リン原料、リチウム原料及び還元性を有する炭素系化合物を70〜160℃の温度範囲で水溶液中反応させた後、乾燥させ、非酸化性雰囲気または還元性雰囲気下で300〜750℃で熱処理することを特徴とする製造方法において、鉄原料としてBET比表面積が30〜400m/gであり、吸油量50ml/100g以上であり、平均二次粒子径2〜50μmである鉄化合物を用いることを特徴とするオリビン型複合酸化物の製造方法である(本発明4)。
また、本発明は、本発明4において、鉄化合物がMg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co及びNiから選ばれる一種以上の元素を含むことを特徴とするオリビン型複合酸化物の製造方法である(本発明5)。
また、本発明は、本発明4において、鉄化合物がリチウム化合物粒子を中心部に存在させ、Mg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co及びNiから選ばれる一種以上の元素を含む鉄化合物粒子であるオリビン型複合酸化物の製造方法である(本発明6)。
また、本発明は、前記いずれかに記載のオリビン型複合酸化物を正極活物質またはその一部として用いた非水電解液二次電池である(本発明7)。
本発明に係るオリビン型LiFePOの複合酸化物は、残存硫酸イオン含有量が1000ppm以下かつ残存ナトリウムイオン含有量が1000ppm以下であるので、電気抵抗が低く、電極反応時のオリビン型LiFePOの構造が安定である。
また、本発明に係るオリビン型LiFePOの複合酸化物は、構成する一次粒子の結晶子サイズが0.5μm以下、二次凝集粒子サイズが2μm以上50μm以下なので、充放電時のレート特性を向上させることが出来る。
更に、本発明に係るオリビン型LiFePOの複合酸化物は、1t/cmで加圧時の密度が2.30g/cc以上であるので充填性が向上し、体積あたりの電池容量を向上させることができる。
従って、本発明に係るオリビン型LiFePOの複合酸化物は、非水電解質二次電池用の正極活物質として好適である。
本発明の構成をより詳しく説明すれば次の通りである。
先ず、本発明に係る非水電解質二次電池用オリビン型(LiFePO)複合酸化物について述べる。
本発明に係るオリビン型複合酸化物の組成は、LiFe1−yPO(0.90<x<1.30、0.001<y<0.3、M:Mg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co、Ni)である。
xが前記範囲外の場合には、高い電池容量のLiFePO複合酸化物を得ることができない。より好ましくは0.98≦x≦1.10である。
yが前記範囲外の場合には、初期充放電容量の低下が著しくなる。置換元素Mは、Mg、Zr、Mn、Ti、Ce、Coがより好ましい。より好ましくは0.001<x≦0.25であり、更により好ましくは0.005≦x≦0.20である。
本発明に係るオリビン型複合酸化物は、残存硫酸イオン量が1000ppm以下で、非水電解質二次電池において良好な保存特性が得られる。前記残存量が1000ppmを超える場合、オリビン型複合酸化物に硫酸リチウムなどの不純物が混在し、充放電中にそれらの不純物が分解反応を起こして、高温保存時の電解液との反応が促進され保存後の抵抗上昇が激しくなる。好ましくは0〜500ppmである。
また、残存ナトリウムイオン量が1000ppm以下で、非水電解質二次電池において良好な保存特性が得られる。前記残存量が1000ppmを超える場合、オリビン型複合酸化物に鉄酸ナトリウムなどの不純物が混在し、充放電中にそれらの不純物が分解反応を起こして、高温保存時の電解液との反応が促進され保存後の抵抗上昇が激しくなる。好ましくは0〜500ppmである。
本発明に係るオリビン型複合酸化物の一次粒子の平均一次粒子径(結晶子サイズ)は0.50μm以下である。一次粒子の平均粒子径が0.50μmを超える場合には、高充放電レートにおける充放電容量が小さくなる。好ましくは0.02〜0.40μmである。
本発明に係るオリビン型複合酸化物の二次粒子の平均粒子径は2.0〜50μmである。平均粒子径が2.0μm未満の場合には、充填密度の低下や電解液との反応性が増加するため好ましくない。50μmを超える場合には、工業的に生産することが困難となる。好ましくは3.0〜20.0μmである。
本発明に係るオリビン型複合酸化物の平均二次粒子径の粒度分布偏差σ/Mが0.3以下であることが好ましい(σは標準偏差、Mは平均二次粒子径)。正極活物質の平均二次粒子径の粒度分布偏差σ/Mが0.3より大きい場合には、導電性に関する特性のバラツキが大きくなる。
本発明に係るオリビン型複合酸化物の二次粒子の粒子形状は、球状または扁平状であり鋭角部が少ないことが好ましい。
本発明に係るオリビン型複合酸化物の炭素含有量は0.2〜10%であり、二次粒子の内部及び/又は表面に存在することが好ましい。炭素含有率が0.2%未満の場合、電気抵抗率が大きくなる。また、10%を超える場合、充填率が小さくなり、体積当たりの初期充放電容量が小さくなる。好ましくは0.5〜8.0%である。
本発明に係るオリビン型複合酸化物のBET比表面積は2〜25m/gが好ましい。BET比表面積値が2m/g未満の場合には、充放電レートが低下する。25m/gを超える場合には充填密度の低下や電解液との反応性が増加するため好ましくない。より好ましくは5〜20m/gである。
本発明に係るオリビン型複合酸化物の1t/cmで加圧したときの圧縮密度は、2.30g/cc以上であることが好ましい。圧縮密度が2.30g/cc未満の場合、体積あたりの電池容量が少なくなる。より好ましくは2.40g/cc以上であり、真密度に近づけば近づくほど良い。本発明に係るオリビン型複合酸化物は一次粒子が密に集合した構造を取っているので、圧縮密度が高いと考えられる。
次に、本発明に係るオリビン型複合酸化物の製造法について述べる。
本発明に係るオリビン型複合酸化物は、鉄系複合水酸化物の粒子の集合体内部に還元性を有する炭素系化合物が溶解したリン酸リチウム化合物溶液を含浸し、得られた混合物を非酸化性または還元性条件下で焼成して得ることができる。
本発明においては鉄原料して鉄系複合水酸化物凝集粒子を用いることができる。該鉄系複合水酸化物凝集粒子は、0.1〜1.8mol/lの硫酸第一鉄と、0.1〜18.5mol/lのアルカリ水溶液、必要により、異種金属硫酸塩を所定のmol比となるように混合した溶液を同時に常に攪拌された反応槽へゆっくり供給し、反応槽のpHが9.3以上になるように保持しながら空気酸化反応を行うことで得ることができる。
また、上記の空気酸化反応において、金属塩混合溶液及びアルカリ溶液の添加前の反応槽に炭酸リチウム粒子やリン酸リチウム等の鉄系複合水酸化物凝集粒子の凝集体の核となる物質を含む懸濁液をあらかじめ装填してもよい。
得られる鉄系複合凝集粒子の比表面積を大きくするためには、空気酸化反応温度は50℃以下、反応pH13.0以下が好ましい。
本発明における鉄系複合水酸化物凝集粒子は、平均粒径が2〜15μm、BET比表面積が10〜150m/gであることが好ましい。また鉄系複合水酸化物凝集粒子の0.1μm以下の細孔容積は0.5cc/g以上が好ましい。
反応で生成した副生成物を除去する為、フィルタープレス、若しくはバキュームフィルター、フィルターシックナー等を用いることができる。
洗浄処理をした鉄系複合水酸化物凝集粒子は通風式乾燥機、凍結真空乾燥機、スプレー乾燥機等を用いて余分な水分を除去することができる。
乾燥した鉄系複合水酸化物凝集粒子粉末は、ヘンシェルミキサー、らいかい機、ハイスピードミキサー、万能攪拌機、ボールミル等の乾式および湿式混合機を用いて、還元性を有する炭素系化合物を含有するリン酸およびリチウムを含む水溶液と混合する。
混合後、70〜160℃の温度範囲で液中反応させる。反応時間は0.2〜12時間が好ましい。
反応終了後、通風式乾燥機、凍結真空乾燥機、スプレー乾燥機等を用いて余分な水分を除去することができる。また水分除去時に鉄系複合水酸化物凝集粒子とリン酸塩およびリチウム塩が分離しやすいので、攪拌しながら水分除去することが好ましい。
リン酸塩およびリチウム塩の添加量は、鉄系複合水酸化物凝集粒子に含まれる鉄イオンと異種金属イオンの総和に対して、それぞれモルパーセント換算で95〜105、90〜120の範囲が好ましい。
リン酸塩としては、オルトリン酸、五酸化リン等が使用できる。リチウム塩としては、炭酸リチウム、水酸化リチウム等が使用できる。またリン酸2水素リチウム、リン酸水素アンモニウム等も使用できる。
リン酸およびリチウム塩溶液に共存させることができる還元性を有する炭素系化合物としては、ショ糖、クエン酸、アスコルビン酸、でんぷん、マンナン、トレハロース等が挙げられる。
混合したリン酸塩およびリチウム塩のそれぞれの平均粒子径は2μm以下が好ましい。粒子サイズが2μmを超えると加熱処理時の固相反応が低温で起きにくくなる。また鉄系複合水酸化物凝集粒子とリン酸塩およびリチウム塩混合物において、お互いが分離した状態は好ましくない。
鉄系複合水酸化物凝集粒子とリン酸塩およびリチウム塩混合物の平均粒径は2〜50μm、BET比表面積が0.2〜15.0m/gであることが好ましい。
鉄系複合水酸化物凝集粒子とリン酸塩およびリチウム塩混合物は、ガス流通式箱型マッフル炉、ガス流通式回転炉、流動熱処理炉等で熱処理することができる。
加熱焼成温度は、400℃〜700℃が好ましい。400℃未満の場合には固相反応および鉄イオンの還元反応が十分に進まず、オリビン型(LiFePO)複合酸化物の他の結晶相が残存し、700℃を超える場合には生成粒子の一次結晶子サイズが0.5μm以上となるので好ましくない。焼成時の雰囲気は非酸化性または還元ガス雰囲気が好ましい。焼成時間は2〜20時間が好ましい。
次に、本発明に係るオリビン型(LiFePO)複合酸化物からなる正極活物質を用いた正極について述べる。
本発明に係るオリビン型複合酸化物を用いて正極を製造する場合には、常法に従って、導電剤と結着剤とを添加混合する。導電剤としてはアセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等が好ましく、結着剤としてはポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等が好ましい。
本発明に係るオリビン型複合酸化物を用いて製造される二次電池は、前記正極、負極及び電解質から構成される。
負極活物質としては、リチウム金属、リチウム/アルミニウム合金、リチウム/スズ合金、グラファイトや黒鉛等を用いることができる。
また、電解液の溶媒としては、炭酸エチレンと炭酸ジエチルの組み合わせ以外に、炭酸プロピレン、炭酸ジメチル等のカーボネート類や、ジメトキシエタン等のエーテル類の少なくとも1種類を含む有機溶媒を用いることができる。
さらに、電解質としては、六フッ化リン酸リチウム以外に、過塩素酸リチウム、四フッ化ホウ酸リチウム等のリチウム塩の少なくとも1種類を上記溶媒に溶解して用いることができる。
本発明に係るオリビン型複合酸化物を用いて製造した二次電池は、C/20の充放電レートで、初期放電容量が140〜160mAh/g、5Cの充放電レートで、初期放電容量が70〜110mAh/g程度である。
<作用>
本発明に係るオリビン型(LiFePO)複合酸化物が前記特性を有するのは、残存硫酸イオン含有量が1000ppm以下かつナトリウムイオン1000ppm以下であり、平均一次粒子サイズが0.5μ以下、平均二次粒子径2〜50μm、形状が球状であることで電気化学的に活性な微細オリビン型複合酸化物の一次粒子が緻密な平均二次粒子径2〜50μmの集合体になったために、高充填性、高充放電特性、および高いレート特性を持つと本発明者は推定している。
本発明の代表的な実施の形態は次の通りである。
平均二次粒子径(M)は日立製S−4800型 走査型電子顕微鏡を用いて測定した1000個の粒子の個数平均粒子径である。σは前記測定データから算出した。
平均一次粒子径は、前記と同様に、日立製S−4800型 走査型電子顕微鏡査型を用いて測定した。
比表面積は試料を窒素ガス下で120℃、45分間乾燥脱気した後、MONOSORB[ユアサアイオニックス(株)製]を用いてBET1点連続法により求めた比表面積である。
加圧時の密度は1t/cmの圧力を掛けたときの密度である。
硫酸イオン量は試料を炭素、硫黄測定装置EMIA−820[(株)ホリバ製作所製]を用いて試料を燃焼炉で酸素気流中にて燃焼させ、測定された硫黄分の量から換算した硫酸イオン量である。
炭素含有量は炭素、硫黄測定装置EMIA−820[(株)ホリバ製作所製]を用いて測定した。
異種金属元素、残存ナトリウムイオン量は、発光プラズマ分析装置ICAP−6500[サーモフィッシャーサイエンティフィク社製]を用いて測定した。
X線回折は、X線回折装置RINT−2500[(株)リガク製]を用いて、Cu−Kα、50kV,200mAにより行った。
オリビン型複合酸化物を用いてコインセルによる初期充放電特性及び高温保存特性評価を行った。
まず、正極活物質としてオリビン型複合酸化物を90重量%、導電材としてアセチレンブラックを3重量%及びグラファイトKS−16を3重量%、バインダーとしてN−メチルピロリドンに溶解したポリフッ化ビニリデン4重量%とを混合した後、Al金属箔に塗布し150℃にて乾燥した。このシートを16cmφに打ち抜いた後、5t/cmで圧着し、電極厚みを50μmとした物を正極に用いた。負極は16cmφに打ち抜いた金属リチウムとし、電解液は1mol/lのLiPFを溶解したECとDMCを体積比1:2で混合した溶液を用いてCR2032型コインセルを作成した。
初期充放電特性は、室温で充電は4.5Vまで0.2mA/cmにて行った後、放電を2.0Vまで0.2mA/cmにて行い、その時の初期充電容量、初期放電容量及び初期効率を測定した。
[実施例1]
あらかじめ100Lの容積になるようにイオン交換水を反応槽に装填した後、1.6mol/lの硫酸第一鉄、硫酸マグネシウムをFe:Mg=99:1になるように混合した水溶液と9.0mol/l水酸化ナトリウム水溶液を、同時にpH=11±0.5となるように反応槽内に8時間かけてゆっくり供給した。
反応槽は羽根型攪拌機で常に攪拌と空気酸化を行い、液温度を40℃に保持した。反応溶液の金属塩濃度が0.6mol/lになった時点で、硫酸第一鉄と硫酸マグネシウムの混合溶液及び水酸化ナトリウム水溶液の供給を停止した。つぎに反応液中の鉄イオンがすべて3価になるまで4時間空気酸化反応を行った。
反応後、取り出したスラリー液を、フィルタープレスを用いて5倍量の水で水洗を行った後、14時間通風式乾燥機で乾燥処理を行った。
得られた粉末の組成を発光プラズマ分析装置で測定した結果、Fe:Mg=99.1:0.9、硫酸イオン(SO)含有量150ppm、ナトリウムイオン含有量75ppmであることがわかった。BET比表面積が83m/g、吸油量が68ml/100gであることがわかった。そして走査型顕微鏡で観察した結果、凝集粒子の平均径は3.3μmであることがわかった。またX線回折測定の結果、凝集粉末の結晶構造は、αFeOOH型であることがわかった。
得られた凝集含水酸化鉄粒子のSEM写真を図1に示す。いがぐり状の凝集構造をしていることがわかる。
鉄系複合水酸化物凝集粒子1000gを内容積20Lの加熱式混合攪拌機に入れ、攪拌しながら95℃に加熱した。その後攪拌しながら3wt%のショ糖と32wt%リン酸二水素リチウム含有溶液3645gを30分かけて添加した。添加終了後、混合攪拌機内の温度を95℃に保持させ状態で、360分反応させた。その後、混合攪拌機内の温度を120℃に昇温させ、反応乾燥粉末1775gを得た。そして走査型顕微鏡で観察した結果、混合複合粉末の平均径は4.2μmであることがわかった。またX線回折測定の結果、凝集粉末の結晶構造は、Tavorite型であることがわかった。
得られたリンイオン、りん酸イオン、鉄イオンを含む複合凝集粉末のSEM写真を図2に示す。
この混合物を窒素ガス雰囲気下、550℃にて4時間焼成し、解砕した。
得られた焼成物の化学組成はLi1.02Fe0.99Mg0.01POであり、炭素含有量0.56wt%,硫酸イオン(SO)含有量180ppm、ナトリウム含有量170ppm、平均一次粒子径は0.3μmであり、集合体の形状は球形で、平均二次粒子径は4.0μm、圧縮密度は2.35g/ccであった。またX線回折測定の結果、結晶構造はオリビン型であることがわかった。得られたオリビン型複合酸化物の電子顕微鏡写真を図3に示す。
[実施例2]
金属塩の溶液組成を硫酸第一鉄と硫酸マグネシウムおよび硫酸第二セリウムをFe:Mg:Ce=98.5:1:0.5になるように混合した水溶液に連続供給した以外は実施例1と同様に行って、化学組成がFe0.99Mg0.01OOH,0.05Ce(OH)である鉄系複合水酸化物凝集粒子を得た。以降は、実施例1と同様に行って化学組成がLi1.02Fe0.985Mg0.01Ce0.005POであるオリビン型(LiFePO)複合酸化物を得た。
[実施例3]
あらかじめ100Lの容積になるように炭酸リチウム1110g添加イオン交換水を反応槽に装填した後、1.5mol/lの硫酸第一鉄と硫酸マンガンをFe:Mn=95:5になるように混合した水溶液と9.0mol/l水酸化ナトリウム水溶液を、同時にpH=12±0.2となるように反応槽内に12時間かけてゆっくり供給した。
反応槽は羽根型攪拌機で常に攪拌と空気酸化を行い、液温度を30℃に保持した。反応溶液の金属塩濃度が0.6mol/lになった時点で、硫酸第一鉄と硫酸マンガンの混合溶液及び水酸化ナトリウム水溶液の供給を停止した。つぎに反応液中の鉄イオンがすべて3価になるまで4時間空気酸化反応を行った。
反応後、取り出したスラリー液を、フィルタープレスを用いて20倍量の水で水洗を行った後、14時間通風式乾燥機で乾燥処理を行った。
得られた粉末の組成を発光プラズマ分析装置で測定した結果、Fe:Mn=95.1:4.9、硫酸イオン(SO)含有量130ppm、ナトリウムイオン含有量85ppm、リチウムイオン含有量890ppmであることがわかった。BET比表面積は103m/g、吸油量は64ml/100gであることがわかった。そして走査型顕微鏡で観察した結果、凝集粒子の平均径は10.2μmであることがわかった。またX線回折測定の結果、凝集粉末の結晶構造は、αFeOOH型であることがわかった。
得られた鉄系複合水酸化物凝集粒子1000gと、3wt%のアスコルビン酸と32wt%リン酸二水素リチウムを含む溶液3640gとを内容積20Lのオートクレーブに入れ、攪拌しながら120℃まで昇温して、1時間保持した。つぎにオートクレーブの温度を60℃まで冷却して内容物を取り出した。その後、この内容物を混合攪拌機内に移し変えて、攪拌しながら温度を120℃に上昇させて、60分攪拌乾燥を行い、反応混合粉末1760gを得た。そして走査型顕微鏡で観察した結果、反応混合複合粉末の平均径は10.9μmであることがわかった。またX線回折測定の結果、凝集粉末の結晶構造は、Tavorite型であることがわかった。
つぎに、この混合物を水素ガス雰囲気下、550℃にて4時間焼成し、解砕した。
得られた焼成物の化学組成はLi1.01Fe0.95Mn0.05POであり、炭素含有量0.59wt%,硫酸イオン(SO)含有量250ppm、ナトリウム含有量205ppmであり、平均一次粒子径0.09μmであり、集合体の形状は球形で、平均二次粒子径は11.3μm、圧縮密度は2.50g/ccであった。またX線回折測定の結果、結晶構造はオリビン型であることがわかった。
[実施例4]
金属塩の溶液組成を硫酸第一鉄と四塩化チタニウムをFe:Ti=98.0:2になるように混合した水溶液に連続供給した以外は実施例1と同様に行って、鉄系複合水酸化物凝集粒子を得た。得られた鉄系複合水酸化物凝集粒子、りん、およびリチウムを含む混合物を水素ガス雰囲気下、450℃にて5時間焼成し、解砕した。
得られた焼成物の化学組成はLi1.02Fe0.98Ti0.02POであり、炭素含有量0.89wt%,硫酸イオン(SO)含有量240ppm、ナトリウム含有量160ppm、平均一次粒子径0.08μmであり、集合体の形状は球形で、平均二次粒子径は5.9μm,圧縮密度は2.45g/ccであった。またX線回折測定の結果、結晶構造はオリビン型であることがわかった。
[実施例5]
金属塩の溶液組成を硫酸第一鉄とオキシ塩化ジルコニウムをFe:Ti=99.0:1になるように混合した水溶液に連続供給した以外は実施例1と同様にして鉄系複合水酸化物凝集粒子を得た。得られた鉄系複合水酸化物凝集粒子1000gとイオン交換水2Lを内容積10Lのステンレス製容器に入れ、攪拌しながら90℃に加熱した。その後攪拌しながら60gのマンナン粉末と60gのショ糖を10分かけて添加した。その後32wt%リン酸二水素リチウム含有溶液3645gを10分かけて添加した。添加終了後、60分攪拌を行い、ペースト状混合物を得た。そして得られたペースト状混合物をステンレス製バットに入れ、通風式乾燥機で24時間乾燥した。
得られた乾燥粉末を走査型顕微鏡で観察した結果、混合複合粉末の平均径は7.3μmであることがわかった。
この混合物を水素ガス雰囲気下、500℃にて4時間焼成し、解砕した。
得られた焼成物の化学組成はLi1.02Fe0.99Zr0.01POであり、炭素含有量1.23wt%,硫酸イオン(SO)含有量260ppm、ナトリウム含有量120ppmであり、平均一次粒子径0.07μmで、集合体の形状は球形で、平均二次粒子径は7.2μm,圧縮密度は2.60であった。またX線回折測定の結果、結晶構造はオリビン型であることがわかった。
[比較例1]
あらかじめ50Lの容積になるように3.0mol/l水酸化ナトリウム水溶液を反応槽に装填した後、1.0mol/lの硫酸第一鉄と硫酸マグネシウムをFe:Mg=99:1になるように混合した水溶液20lを、5分で反応槽に供給した。反応槽は羽根型攪拌機で常に攪拌と空気酸化を行い、液温度を55℃に保持した。つぎに反応液中の鉄イオンがすべて3価になるまで12時間空気酸化反応を行った。反応後、取り出したスラリー液を、フィルタープレスを用いて5倍量の水で水洗を行った後、14時間通風式乾燥機で乾燥処理を行った。得られた粉末の組成を発光プラズマ分析装置で測定した結果、Fe:Mg=99.1:0.9、硫酸イオン(SO)含有量180ppm、ナトリウムイオン含有量92ppmであることがわかった。BET比表面積は17m/g、吸油量は42ml/100gであることがわかった。そして走査型顕微鏡で観察した結果、一次粒子は平均長軸径0.8μm、平均短軸径0.05μmの針状であって、凝集粒子を形成していないことがわかった。またX線回折測定の結果、粉末の結晶構造は、αFeOOH型であることがわかった。
以降は、実施例1と同様に行って化学組成がLi1.02Fe0.99Mg0.01POであるオリビン型複合酸化物を得た。
[比較例2]
あらかじめ50Lの容積になるように1.36mol/l水酸化ナトリウム水溶液を反応槽に装填した後、1.7mol/lの硫酸第一鉄と硫酸マグネシウムをFe:Mg=99:1になるように混合した水溶液20lを、5分で反応槽に供給した。反応槽は羽根型攪拌機で常に攪拌と空気酸化を行い、液温度を90℃に保持した。つぎに反応液中の溶存2価鉄イオンがすべてなくなるまで6時間空気酸化反応を行った。反応後、取り出したスラリー液を、フィルタープレスを用いて5倍量の水で水洗を行った後、14時間通風式乾燥機で乾燥処理を行った。
得られた粉末の組成を発光プラズマ分析装置で測定した結果、Fe:Mg=99.1:0.9、硫酸イオン(SO)含有量4580ppm、ナトリウムイオン含有量392ppmであることがわかった。BET比表面積は4.3m/g、吸油量は28ml/100gであることがわかった。そして走査型顕微鏡で観察した結果、一次粒子の平均粒子径は0.3μmの多面体状で、凝集粒子を形成していないことがわかった。またX線回折測定の結果、粉末の結晶構造は、Fe型であることがわかった。以降は、実施例1と同様に行って化学組成がLi1.02Fe0.99Mg0.01POであるオリビン型複合酸化物を得た。
実施例1〜5および比較例1,2で得られた鉄系化合物の組成、結晶相、平均粒径、BET比表面積、吸油量、凝集粒子サイズを表1に示す。
実施例1〜5および比較例1、2で得られた反応混合物平均粒子サイズ、熱処理条件、組成、熱処理後の平均粒径、圧縮密度を表2に示す。
なお、比較例のものは、一次粒子の状態から粗大な凝集粒子(2次粒子)まで存在し、分布が広いものであった。
次に、実施例1〜5と比較例1,2で得られたオリビン型(LiFePO)複合酸化物を用いてコインセルによる初期充放電特性評価を行った結果を表3に示す。
以上の結果から、本発明に係るオリビン型(LiFePO)複合酸化物は充放電容量が大きく、充填性及び充放電時のレート特性に優れ、非水電解液電池用活物質として有効であることが確認された。
本発明に係る残存硫酸イオン含有量が1000ppm以下かつ残存ナトリウムイオン含有量が1000ppm以下であるオリビン型複合酸化物正極活物質を用いることで、充放電容量が大きく、充填性及び保存特性に優れ、非水電解液電池を得ることができる。
実施例1で得られた鉄系複合水酸化物凝集粒子SEM写真である。 実施例1で得られたリチウム、リン、鉄系複合水酸化物凝集粒子のSEM写真である。 実施例1で得られたオリビン型複合酸化物である。

Claims (7)

  1. 組成がLiFe1−yPO(0.9<x<1.3、0.001<y<0.3、M:Mg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co、Ni)であるオリビン型複合酸化物において、硫酸イオン含有量が1000ppm以下であってナトリウムイオン含有量が1000ppm以下であり、平均一次粒子径が0.5μm以下であって平均二次粒子径が2.0〜50μmであることを特徴とする非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物。
  2. 請求項1記載のオリビン型複合酸化物において、平均二次粒子径の粒度分布偏差σ/Mが0.3以下である非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物。
  3. 請求項1又は2記載のオリビン型複合酸化物において、二次粒子内部及び/又は表面に炭素化合物を0.2〜10%含有する非水電解質二次電池用オリビン型複合酸化物。
  4. オリビン型構造を持つLiFe1−yPO(0.9<x<1.3、0.001<y<0.3、M:Mg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co、Ni)である複合酸化物の製造方法であって、鉄原料、リン原料、リチウム原料及び還元性を有する炭素系化合物を70〜160℃の温度範囲で水溶液中反応させた後、乾燥させ、非酸化性雰囲気または還元性雰囲気下で300〜750℃で熱処理することを特徴とする製造方法において、鉄原料としてBET比表面積が30〜400m/gであり、吸油量50ml/100g以上であり、平均二次粒子径2〜50μmである鉄化合物を用いることを特徴とするオリビン型複合酸化物の製造方法。
  5. 請求項4において、鉄化合物がMg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co及びNiから選ばれる一種以上の元素を含むことを特徴とするオリビン型複合酸化物の製造方法。
  6. 請求項4において、鉄化合物がリチウム化合物粒子を中心部に存在させ、Mg、Zr、Mn、Ti、Ce、Cr、Co及びNiから選ばれる一種以上の元素を含む鉄化合物粒子であるオリビン型複合酸化物の製造方法。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載のオリビン型複合酸化物を正極活物質またはその一部として用いた非水電解液二次電池。
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