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JP2009076674A - 電子機器および冷却ユニット - Google Patents

電子機器および冷却ユニット Download PDF

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JP2009076674A
JP2009076674A JP2007244251A JP2007244251A JP2009076674A JP 2009076674 A JP2009076674 A JP 2009076674A JP 2007244251 A JP2007244251 A JP 2007244251A JP 2007244251 A JP2007244251 A JP 2007244251A JP 2009076674 A JP2009076674 A JP 2009076674A
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heat receiving
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silicon die
heat
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JP2007244251A
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Shinya Hayashiyama
晋也 林山
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】シリコンダイの損傷防止を図った電子機器を提供する。
【解決手段】 ポータブルコンピュータ1は、本体2と、本体2に収容されるプリント回路板15と、冷却ユニットから構成されている。プリント回路板15には、サブストレート31と、このサブストレート31に実装された矩形状のシリコンダイ32とを有する半導体パッケージ16が実装されている。冷却ユニットは、シリコンダイ32に熱的に接続され、半導体パッケージ16からの熱を受ける受熱板24を有している。受熱板24、その縁部にサブストレート31に臨む方向に突出する突出部83を有している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子機器および冷却ユニットに係り、特に受熱板が熱的に接続される冷却ユニット、および冷却ユニットを備える電子機器に関する。
ポータブルコンピュータのような電子機器は、CPUやグラフィックチップのような半導体パッケージを搭載している。このような半導体パッケージは使用時に発熱するため、受熱板が取り付けられ放熱の促進が図られることが多い。
特許文献1には、発熱部品に対してヒートシンクを熱接続させた冷却モジュールが開示されている。この冷却モジュールのヒートシンクは、冷却モジュール筐体内に浮動自在に配置されている。ヒートシンクは、コイルばねのような弾性部材により発熱部品に向いて付勢され、発熱部品に圧接されている。これによりヒートシンクは発熱部品に対して確実に熱接続される。
特開2002−280499号公報
半導体パッケージは、サブストレートと、このサブストレートに搭載されたシリコンダイとを有する。シリコンダイは、サブストレートの表面に比べて一段高くなっている。 このようなシリコンダイに対して上記弾性部材を用いて受熱板を圧接すると、持ち運び時や電子機器に外部から衝撃が加わった時などに受熱板が半導体パッケージに対して大きく傾くことがある。
受熱板が大きく傾くと、シリコンダイの角部に不要な力が加わる。シリコンダイに対する受熱板の接触角度が一定以上になると、シリコンダイの一部が損傷するおそれがある。
受熱板は、近年の半導体パッケージの発熱量の増加に伴い大型化する傾向にある。大型化した受熱板では特に上記のようなシリコンダイの損傷が懸念される。
本発明の目的は、シリコンダイの損傷防止を図った電子機器を得ることにある。
本発明の他の目的は、シリコンダイの損傷防止を図った冷却ユニットを得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体と、前記筐体に収容される回路基板と、前記回路基板に実装されるとともに、基台と、この基台に実装された矩形状の素子とを有する電子部品と、前記素子に熱的に接続され、上記電子部品からの熱を受ける受熱板を有する冷却ユニットと、を具備し、前記受熱板は、その縁部に前記回路基板に臨む方向に突出する突出部を有していることを特徴としている。
また、本発明の一つの形態に係る冷却ユニットは、回路基板に実装された電子部品と熱的に接続するための受熱板を備え、前記受熱板は、その縁部に前記回路基板に臨む方向に突出し、かつ、実装された際に前記回路基板及び前記電子部品のいずれにも接触しない突出部を有したことを特徴としている。
これらの構成によれば、シリコンダイの損傷防止が図れる。
以下に本発明の実施の形態を、ポータブルコンピュータに適用した図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。図1に示すように、ポータブルコンピュータ1は、本体2と、表示ユニット3とを備えている。
本体2は、箱状に形成された筐体4を有する。筐体4は、上壁4a、周壁4b、および下壁4cを有する。筐体4は、上壁4aを含む筐体カバー5と、下壁4cを含む筐体ベース6とに分割されている。筐体カバー5は、筐体ベース6に対して上方から組み合わされ、筐体ベース6に着脱自在に支持されている。上壁4aは、キーボード7を支持している。周壁4bには、例えば複数の排気孔4dが開口している。
表示ユニット3は、ディスプレイハウジング9と、このディスプレイハウジング9に収容された液晶表示モジュール10とを備えている。液晶表示モジュール10は、表示画面10aを有する。表示画面10aは、ディスプレイハウジング9の前面の開口部9aを通じてディスプレイハウジング9の外部に露出している。
表示ユニット3は、筐体4の後端部に一対のヒンジ部11a,11bを介して支持されている。そのため、表示ユニット3は、上壁4aを上方から覆うように倒される閉じ位置と、上壁4aを露出させるように起立する開き位置との間で回動可能である。
図2に示すように、筐体4は、プリント回路板15、半導体パッケージ16、および冷却ユニット17を収容している。半導体パッケージ16は、プリント回路板15に実装されている。半導体パッケージ16の一例は、CPUまたはグラフィックスチップである。
ただし本発明でいう半導体パッケージは、上記の例に限られず、放熱が望まれる種々の部品が該当する。
冷却ユニット17は、放熱フィン21、冷却ファン22、伝熱部材23、および受熱板24を有する。放熱フィン21は、排気孔4dに対向している。冷却ファン22は、放熱フィン21を冷却する。伝熱部材23の一例は、ヒートパイプである。伝熱部材23は、受熱板24に熱接続された受熱部と、放熱フィン21に熱接続された放熱部とを有する。
伝熱部材23は、受熱板24から熱を受け取り、受け取った熱を放熱フィン21に伝える。
次に、半導体パッケージ16の回りについて詳しく説明する。
図3に示すように、半導体パッケージ16は、サブストレート31(本発明の「基台」に相当)と、シリコンダイ32(本発明の「素子」に相当)とを有する。シリコンダイ32は、サブストレート31の中央部に搭載されている。シリコンダイ32は、サブストレート31に電気的および機械的に接続されている。半導体パッケージ16は、プリント回路板15に電気的および機械的に接続されている。
シリコンダイ32は、シリコンベースから四角形に切断加工されて形成されている。図4に示すように、シリコンダイ32は、サブストレート31の表面に比べて一段高くなっている。シリコンダイ32の高さHの一例は、約0.8mmである。
本実施の形態における受熱板24は、半導体パッケージ16と同程度の大きさで形成されている。受熱板24の一例は、銅板またはアルミニウム板である。受熱板24は、シリコンダイ32に臨む方から半導体パッケージ16に対向して配置される。図3および図4に示すように、受熱板24は、シリコンダイ32の上に載置されるとともに、シリコンダイ32に熱的に接続される。なおシリコンダイ32と受熱板24との間には、例えば受熱材(図示しない)が介在されている。受熱材の一例は、グリスであるが、これに代えて伝熱シートでもよい。
受熱板24には、突出部83が設けられている。突出部83は、受熱板24の表面からシリコンダイ32を外れたサブストレート31の領域31aを向いて突出している。突出部83は、受熱板24と一体に形成されている。突出部83は、例えば受熱板24と一体に金属で形成される。
突出部83の突出高さTの一例は、シリコンダイ32の高さHより小さい。突出部83の突出高さの一例は、約0.7mmである。突出部83の先端は、サブストレート31との間に隙間S1を空ける。突出部83とサブストレート31との間の隙間S1は、突出部83を外れた受熱板24の領域24cとサブストレート31との間に形成する隙間S2より小さい。即ち、突出部83は、ポータブルコンピュータ1が静止状態の際にプリント回路板15及び半導体パッケージ16のいずれにも接触していない状態となる。
図3に示すように、突出部83は、互いに離間して形成される四つの矩形片62a,62b,62c,62dを有する。矩形片62a,62b,62c,62dは、それぞれサブストレート31の隅部C1,C2,C3,C4に対向し、協働することでサブストレート31の四隅C1,C2,C3,C4に対向している。矩形片62a,62b,62c,62dは、協働してシリコンダイ32を取り囲む。
図5は、本発明の第2の実施形態に係るポータブルコンピュータの半導体パッケージ回りを分解して示した斜視図である。突出部83は、図5に示すように例えば四辺41a,41b,41c,41dを有していても良い。突出部83は、サブストレート31の周縁
部31bに対向するとともに、サブストレート31の四隅C1,C2,C3,C4に対向する。突出部83は、受熱板24の縁部を連続して取り囲むことにより、シリコンダイ32の周囲を取り囲む。突出部83がサブストレート31の周縁部31bに対向していると、受熱板24の傾きをより小さく抑えることができる。突出部83がサブストレート31の四隅C1,C2,C3,C4に対向していると、シリコンダイ32の隅部を向いて受熱板24が傾くことをより防止することができる。突出部83がシリコンダイ32の周囲を囲んでいると、あらゆる方向に沿う受熱板24の傾きを制止することができる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係るポータブルコンピュータの半導体パッケージ回りを分解して示す斜視図である。突出部83は、図6に示すように、二つの長方形片52a,52bを有していても良い。長方形片52a,52bは、それぞれ対応するサブストレート31の稜辺と略同じ長さを有する。長方形片52a,52bは、サブストレート31の周縁部31bに取り付けられ、サブストレート31の2辺を一端から他端まで覆う。
二つの長方形片52a,52bは、協働してサブストレート31の四隅C1,C2,C3,C4に対向する。長方形片52a,52bは、協働してシリコンダイ32を二方向から囲む。長方形片52a,52bの厚さTは、シリコンダイ32の高さHに比べて小さい。
図3および図4に示すように、ポータブルコンピュータ1には受熱板24を取り付ける押圧部材45が設けられている。押圧部材45は、本体部45aと脚部45bとを有する。本体部45aおよび脚部45bは、協働して板ばねを形成している。押圧部材45は、受熱板24を半導体パッケージ16に向けて押圧する。これにより受熱板24は、シリコンダイ32により強固に熱的に接続される。
次に、ポータブルコンピュータ1の機能について説明する。
ポータブルコンピュータ1を持ち運ぶ時、或いは外部から衝撃が加わった時などには、半導体パッケージ16に対して受熱板24が傾こうとする。しかしながら本実施形態に係るポータブルコンピュータ1によれば、受熱板24がわずかに傾いた段階で受熱板24がサブストレート31に当接し、受熱板24がそれ以上傾くことが制止される。すなわち受熱板24は半導体パッケージ16に対して大きく傾かない。
このような構成のポータブルコンピュータ1によれば、シリコンダイ32の損傷防止が図れる。すなわち、受熱板24に突出部83が設けられると、突出部83が受熱板24の大きな傾きを制止する。受熱板24が大きく傾かない、すなわちシリコンダイ32に対する受熱板24の接触角度が一定角度以下に抑えられると、シリコンダイ32に対して損傷を招く大きな力が作用しない。これによりシリコンダイ32の損傷が避けられる。
ポータブルコンピュータ1の製造時の受熱板24の取り付け工程においても、突出部83を設けない場合は半導体パッケージ16に対して受熱板24が大きく傾き、シリコンダイ32が損傷するおそれがある。しかしながら本実施形態のように突出部83が設けられていると、シリコンダイ32に対する受熱板24の接触角度が一定以下に抑えることができる。これにより受熱板24の取付工程においてもシリコンダイ32の損傷が避けられる。
シリコンダイ32の高さHに比べて突出部83の厚さTが小さいと、受熱板24をシリコンダイ32に熱接続するときに突出部83が邪魔にならない。すなわち突出部83を設けても、受熱板24をシリコンダイ32に対して確実に熱接続することができる。
シリコンダイ32の四隅は、シリコンダイ32のなかで最も損傷しやすい部分の一つである。突出部83がサブストレート31の四隅C1,C2,C3,C4に対向して設けられていると、シリコンダイ32の隅部を向いて受熱板24が傾くことをより防止しやすく、シリコンダイ32の損傷をより確実に避けることができる。
突出部83がシリコンダイ32の周囲を取り囲んでいると、あらゆる方向に沿う受熱板24の傾きを制止することができる。これによりさらにシリコンダイ32の損傷防止が図れる。
突出部83がサブストレート31の周縁部31bに対向して設けられていると、受熱板24がわずかに傾いた段階でも受熱板24が突出部83に当接する。すなわち受熱板24の傾きをより小さくすることができる。
図7は、本発明の実施の形態の応用例に係るポータブルコンピュータの断面図を示している。上述の図3〜図6は、突出部83が、サブストレート31の表面に向けて臨んでいたが、図7に示すように、受熱板24はサブストレート31よりも大きな面積を有し、突出部83はプリント回路板15の表面に向けて臨んでいてもよい。
即ち、本応用例における受熱板24は、半導体パッケージ16に比べて一回り大きく形成されている。また、突出部83は、受熱板24の表面から半導体パッケージ16を外れたプリント回路板15の領域を向いて突出している。突出部83の突出高さT’の一例は、半導体パッケージ16の高さH’より小さい。突出部83の突出高さの一例は、約1.3mmである。突出部83の先端は、プリント回路板15との間に隙間S’1を空ける。
突出部83とプリント回路板15との間の隙間S’1は、突出部83を外れた受熱板24の領域24cとサブストレート31との間に形成する隙間S2より小さい。尚、本応用例における突出部83は、図3に示したような互いに離間して形成される四つの矩形片62a,62b,62c,62dを有していても良い。また、突出部83は、図5に示すように例えば四辺41a,41b,41c,41dを有していても良い。更に突出部83は、
、図6に示すように、二つの長方形片52a,52bを有していても良い。このような応用例においても、シリコンダイの損傷防止が図れる。
本発明の実施形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。 本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの内部の斜視図。 本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの半導体パッケージ回りを分解して示す斜視図。 本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの断面図。 本発明の第2の実施形態に係るポータブルコンピュータの半導体パッケージ回りを分解して示す斜視図。 本発明の第3の実施形態に係るポータブルコンピュータの半導体パッケージ回りを分解して示す斜視図。 本発明の実施の形態の応用例に係るポータブルコンピュータの断面図。
符号の説明
1 ポータブルコンピュータ
10a 表示画面
11a,11 ヒンジ部
15 プリント回路板
16 半導体パッケージ
17 冷却ユニット
2 本体
21 放熱フィン
22 冷却ファン
23 伝熱部材
24 受熱板
24a 受熱板本体部
24b 接触部
3 表示ユニット
31 サブストレート
32 シリコンダイ
4 筐体
4a 上壁
4b 周壁
4c 下壁
4d 排気孔
5 筐体カバー
6 筐体ベース
7 キーボード
83 突出部83
9 ディスプレイハウジング

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収容される回路基板と、
    前記回路基板に実装されるとともに、基台と、この基台に実装された矩形状の素子とを有する電子部品と、
    前記素子に熱的に接続され、上記電子部品からの熱を受ける受熱板を有する冷却ユニットと、を具備し、
    前記受熱板は、その縁部に前記回路基板に臨む方向に突出する突出部を有していることを特徴とする電子機器。
  2. 前記突出部は、前記電子機器が静止状態の際に前記回路基板及び前記電子部品のいずれにも接触していないことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記受熱板は、前記基台と略同一の面積を有し、前記突出部は、前記基台の縁部に向けて突出していることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記突出部は、前記受熱板における矩形の面の角部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記突出部は、複数設けられ、それらが互いに対角位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記突出部は、前記受熱板の縁部を連続して取り囲むように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  7. 前記受熱板は、前記基台よりも大きな面積を有し、前記突出部は、前記回路基板に臨む方向に向けて突出していることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  8. 回路基板に実装された電子部品と熱的に接続するための受熱板を備え、
    前記受熱板は、その縁部に前記回路基板に臨む方向に突出し、かつ、実装された際に前記回路基板及び前記電子部品のいずれにも接触しない突出部を有したことを特徴とする冷却ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8493737B2 (en) 2009-09-30 2013-07-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Pressing member, pressing structure for heat receiving block of substrate, and electronic device
JP2014011468A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Kojun Seimitsu Kogyo Kofun Yugenkoshi 電子デバイス
JP2017059623A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 富士通株式会社 放熱装置及び電子機器

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